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Jul 16, 2010
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カテゴリ: 土佐の高知
薩摩のシラス台地は水はけが良いため一方では水害をもたらすが、土佐では作れない良質の味の「芋けんぴ」の原料ができる。土佐では、作物としては、「米」は「芋」の遥か上に位置づけられている。酒飲みの国であるが、「米で作った酒」しか飲まない人が多い。

県内では、やはり、各地に封建時代の名残が残っているように感じる。龍馬が「民のための政治体制を模索して」果たせず、その後の板垣退助で代表される自由民権運動の、先端県・土佐でもそうだから他の県も同様かも知れないが。酒でも、「武士が芋から作った酒なぞ飲めるか!」という。
しかし、シラス台地でとれる芋はまったく味が違う、べつものだ。素材を野菜に分類するのでなく、「最高級の果物」に分類すべき味である。
随分昔のことである。本社で「趣味の会員」になると、薩摩のおいしい名産を四半期毎に家に送り届けてくれるサービスがあった。一升瓶で数本買ったがとてもおいしかったのが、森伊蔵である。「伊蔵」というと、小生などは地元の「岡田伊蔵」のイメージ(人切り伊蔵)がつよい。
また、父が胃ガンに罹り危ないというので、地元に転勤した。支店長が「伊蔵」という珍しい名前で、「伊蔵、伊蔵」と社長達に可愛がられていたころ、薩摩の芋けんぴ分工場の近くに、森伊蔵の醸造所があり、工場見学のついでに幸い立ち寄ることができた。
しかし、この果実のような素材を使った焼酎は、またたくまに、市場では手に入りにくい、「幻の酒」となってしまった。一升瓶で楽しく飲めた時代が懐かしい。といっても、脳梗塞で禁酒の命がでているので、お酒自体が幻なのだが。
余談だが、土佐では、龍馬伝の乙女ねえさんのような「男勝りの元気の良い、歯切れの良い若い女性」を「はちきん」という、べつに、「きん」がついているわけではない。また、「皿鉢料理」といって、大皿に食べ物を綺麗に盛りつけるが、土佐は女性上位のところがあり、女性が最初から参加できる酒盛りである。男どもが美人の女性を侍らせ宴会をしているとき、料理を造り、運ぶのは女性だが、それは料亭だけのこと。どっこい、家ではそうはいかないのである。また、土佐では、お酒をうける杯が「天狗、ひょっとこ、おかめ」の形で、いずれも鼻の部分に穴が空いているものを罰?に使う。「はしけん」と言ってまず3本の箸を背中に隠して、利き手の裏側に選んだ本数の箸を隠して「何本」といい、利き手を出す。相手が「・・・・本」と言って、違ったら、罰?として杯を干させる、野球拳に似ている。また、「返杯」といって自分の飲んだ杯を、相手に差し出す風習がある。衛生的にはどうかとおもうが、悪気はない。そのときは、「いや、(当方、下戸でして)どうぞどうぞ」と、自分の手に持ったとっくりの先を、ちょいと、かるく、2度ほど上に上げて、相手に杯を干してもらうように仕草で示し、相手の杯にお酒を注いだ方が無難。手酌では意地汚く、しかし自分が飲みたいものだから、杯を出していると理解してあげればその場はきわめて友好的になる。よくでる、鰹のたたきは、火で軽くあぶることで、おいしさと、病気予防を兼ねている。いずれにしても、おいしいお酒を飲もうという魂胆がみえるのだ。土佐では、一人ぐびぐびやっていると、お客が廻ってきて次々注がれて大変なので、さっとご馳走を食べて、胃の中に油分を塗って、自分からお客回りをして、返杯をさせないように、「どうぞどうぞ」と更に注ぐ姿勢で、移動することに越したことはない。廻っている間は酒は飲まずに済むし、酔っぱらった相手からは、特段の情報が入る絶好の機会を大事にしよう。一升、二升は当たり前の豪傑なら、まさに楽園であるが、下戸には下戸なりの工夫がいるのである。先述の「伊蔵」支店長のすばらしい、社交術から学ばせてもらった。
土佐は、土佐鶴、司牡丹など名酒がある。






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Last updated  Oct 18, 2013 05:42:37 PM
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