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田舎者の小生は、上京した頃、鼻毛が非常に伸びて困ったが、
田舎では、邪魔者でしかなかった鼻毛も、東京では本来必要な空気清浄器の
役割を担っていたらしい。
また、昔メキシコに行ったとき、というと1980年の初めであるが、
盆地のような高原(高度1500m級)はスモッグに覆われており、空気の薄い
なかでの環境悪化であるので、深刻な人口の集中問題を感じた。
車社会の米国から不要になった、大型中古車が流入し、また、この国特有の
原油が硫黄を多く含んでいたことから一層の自動車排気ガス公害を生み出した
のであった。
日本では、春先ともなると、杉花粉が車の上に黄色い縞模様を描く。
小生の車は磨いていないから埃だらけである。
大陸の砂漠から黄砂が遙々と飛んでくる時期となる。
しかし、今年から、黄砂という砂粒よりも、スモッグが加わった
黒い化学物質が飛来するかも知れないと戦々恐々である。
中国自体が、車社会の進行が早すぎて、というよりも、車のなかでも、
二輪車の排気ガスが多いと思われるが、スモッグで昼間も夜のような
雰囲気にあるようだ。
(You Tubeで天安門が煙っている)。
素晴らしい成長を遂げている経済の背景には、公害防止よりも
産業育成に力点がある、昔の高度成長期の日本の如き産業政策が
あるだろう。
経済成長は日本で所得倍増計画などにより国民所得が増える、
恩恵をもたらしたが、
他方で、多方面での公害を発生させた。
昔は、東京の空は黒ずみ、隅田川は墨のように濁っていた。
政・官・民が長い間の軋轢の中で取り組んできた、
「大気汚染、水質汚濁などの公害防止規制・公害除去の触媒開発努力などの結果」が、
やっとのこと、
首都・東京の 空の綺麗さ、
水の清らかさを実現
墨 田川は 澄 田川に変身している。
東京都の水は売れるようになったという。
中国も、経済規模が世界トップレベルになった時点で、公害防止にも目を向けないと
いけないだろう。
高度成長のなかで、その牽引力である、巨大な丸くふっくらした煙突が見える
火力発電所?、多くの工場群、輸送のための自動車網、通勤のための
バイクを主とする交通手段などがスモッグの源であろう。
なんせ、人口が多いので日本の比ではない。
毎春には、鼻炎にやられる小生であるから、中国のスモッグには抵抗力が
ないかもしれない。
今年は間に合わないかも知れないが、来年には公害防止条例?の効果を
期待したいものである。
日本も、東日本大震災での津波により大量のゴミを海に放出したことで、
東側の国の米国、カナダ・太平洋沿岸諸国に多大なご迷惑をお掛けしている。
これは、自然災害であり意図したものではない。
中国のスモッグも意図したものではないが、自然災害ではなく、人工的災害で
あるので、すこし時間が掛かっても、対処をお願いしたいものである。
日本が影響を受ける前に、自国民の衛生環境の悪化、健康被害が懸念される。
10数年前小生が、北京、西安を旅行したときは、埃っぽいこと以外は、
それほど感じなかったが、上海に行ったときは少し空が黒ずんでいた
ことを思い出す。
東京が昼間だというのに、稲妻が閃く暗黒のなか大地震をむかえる映画が
あったが、自然現象は仕方がないにしても、人工的に環境悪化させては
「 自然でも元に戻せなくなる限界がある 」ことを知らねばならない。
日本が思想的に受け継いでいる立派な中国なので、また、人口もたくさんいる国
であり、その中から立派な人が登用されれば、自然環境は改善されてくるであろう。
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