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Dec 26, 2013

「BAIDU社」の「パソコン・キー操作をサーバーに送信して漢字変換する方式」はウイルスよりも危険度極大＜補追＞

カテゴリ： PC・家電

★

今日の新聞で驚いた。

小生は、文字の識字率は大卒だと言いながらも低い。

理工学部志望であり、文学には興味があまりなかったと弁解する。

しかし、文字が解らなくては、学部の話以前の問題なのだろう。

その文字の変換機能に優れた「日本語入力ソフト」で変換するために

入力した文字がすべて外部に筒抜けになっていたらしい。

★

もちろん、パソコンとのやり取りすべてが外部に送られて、

米国政府で、他人の電話を盗聴したことで、個人情報の

無断収集という人権を無視した行為が世界的に問題に

なっている状況とまるで同じである。

音声は秘密でないものもあり、許される範囲もあるであろうが、

パソコンの入力は他人に対しての重要な連絡として

送信するものが多く、かつ、記録として残るものである。

とくに、個人や組織が、パスワードという最重要の

秘密をパソコン入力で行っているので、他人になりすまされては

たまらない。

スキミングといってカードの暗証番号を盗み取る犯罪があるが

悪意を持つ人間に暗証番号、パスワードなどの極秘情報が

★

小生も、漢字が苦手なので、ATOKやマイクロソフトIMEを

使用してきた。

特に、ATOKは日本人が製作するから、漢字変換が日本人好みであり

重宝する。

今回問題となったのは、中国のBAIDU（「百度」）というもので、

「おまけ」のように他の有力ソフト会社とタイアップして

有力ソフトを導入するときに、一緒にインストールされるものだ。

インストール前に許可を取っている場合や、許可を取らない

場合があり、自動的にインストールされる場合は、文字変換する際に

BAIDUを使用するように奨励する格好でATOKなどを押しのけて

使用を迫るようだ。

★

小生も暫く使用したこともあった。日本語では通常使用しない

古い漢字も利用できて便利ではあったが、使い慣れたATOKに

比べると変換効率が良くないので、BAIDUを削除してしまった。

★

削除したからBAIDUは関係ないものと思っている。

しかし、削除したからと言っても、もし、BAIDUがキーを打つ痕跡を

探る機能を小生のパソコンに残していて、監視している可能性は

ゼロではない。

万一、BAIDUがウイルス紛いのキー操作を認識して全てのキータッチを

そのサーバーに送る機能を残していたらどうなるのだろう。

そして、その盗み取り機能を悪意のある人物に譲渡しているとしたら

簡単に、小生になりすましできて、さらに、小生のパスワードを

使用して各種の小生の手続きを行うことが可能となる。

BAIDU自体はそのようなことを考えるような犯罪団体では

ないであろうが、万一、そのような不心得者が組織に潜んでいたなら

物凄い犯罪組織となるだろう。

★

米国政府の問題は言論、結社の自由であるが、中国のBAIDUは

マフィアのような「犯罪の可能性」を有している。

パソコンで、銀行預金の電子送信、商品代金決済、電子入札、

電子投票、などなどと便宜さは無限に広がってきたのである。

パソコン・キー操作の監視機能は善意であっても、

悪意ある人物にその機能が転売されると、とんでもない

犯罪となり、世界でパソコンが使用できなくなる危険を

孕んでいることを申し上げたい。

★

漢字変換は自分のパソコンの中だけで行うことが大事であり、

変換機能を自分のパソコンからサーバー経由で行う便宜さは

他人が悪意を持って入力者の意志を盗聴する危険があることを

再認識しよう。

★

BAIDUを一時導入して削除したのであるが、小生のパソコンの

具合はあまり良くない。

BAIDUが起こす問題ではないだろうが、漢字変換が無効になったり、

変換に時間がかかりすぎたり、ネットで長い文章を書き続けていると

接続不能になったりする。

★

しかし、今日のように、BAIDUがウイルスのように

パソコンに無断で侵入し、漢字変換の名目でキー操作を無断で

BAIDUのサーバーに送信している事実は、悪意があれば

ウイルスソフト以上の脅威を世界に与えかねないことを

自ら証明している。

メールアドレスが消去されたりしたのもBAIDUなのかと

疑われても仕方がないような事態にもなっている。

★

インターネットの安全な世界を構築するためには、

せめて自分のパソコンの内部がウイルスソフトを導入すれば

安全であると信ずるにたる機器であらねばならない。

BAIDU社がキー操作をトレースして外部サーバーに送り

そこで変換するという作業は即座に中止し、安全なインターネット

環境を守る姿勢を貫いて貰いたい。

★　★　★　＜補追＞

新聞では、「日本語入力ソフト　無断送信」と書いている。

無知な小生は、新聞では、ATOKなどと同様にBAIDUが辞書を

パソコンにインストールしているように扱っていることが

引っかかる。

「辞書」は大量の文書を必要とするものであり、

本来、無料でユーザーに提供できるものではないだろう。

サーバーに保存していて、そこに入力データをキータッチで

照会しながら変換するのではあるまいか、つまり、外部サーバーの

辞書と首っ引きで変換しているように小生は錯覚しているかも知れない。

外部サーバーに辞書を保管しているシステムだから、

キータッチを外部に送っているのであり、変換の習慣を勉強させて

いるのではないか、と思う次第。

★

そう考えれば、高いお金を出して自分のパソコンに辞書をインストール

することよりも、外部の大量辞書で変換する方法が工夫されそうだ。

しかし、その操作がインターネットで外部に露出することに

秘密保持の観点から問題が起こる様に思う。

★

例えば、会社で共通のアプリを１サーバーに保存して置いて、

各パソコンはアプリを持たずに、全てサーバー経由でアプリを

使用するスタイルがある。

その様なところでは、DAIDUのような辞書をサーバーが保持して、

各パソコンはその辞書にキータッチ情報をサーバーに送ることで

変換が容易くできることなら、イントラネットで外部接続は

ないのであり秘密は守られるだろう。

BAIDUはそのようなイントラネット型日本語辞書変換機能の開発を

狙っているのかも知れない。

★

結論的に言うと、BAIDUに対しては、インターネットではなく、

イントラネット型辞書変換を構築するようにサジェストしたら

如何かと思う。

★

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