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美味しく値段の高い甲州ブドウは少し洗ってゴミを落とすだけで
安心して食べられる。
小生でも、物置の日当たりの良いところに葡萄棚をつくり、
早い内から袋がけして、品質を保持し、蜂などの害虫から守っている。
農薬はほとんど使わないから、ゴミを取る程度の水洗いで済む。
付いた白い粉は自然のものであり食べても問題はないようです。
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おいしい、日本の葡萄が実らない季節は、輸入ブドウの時期となる。
10-12月が米国カリフォルニア産、1-6月はチリ産の独壇場である。
主な品種はレッドグローブなどである。
チリから輸入した安い生ブドウが、傷んでいない、腐っていないのは
品種・輸送の技術進歩であり、防腐剤によるものではないそうだ。
白く粉を吹いているのは「ブルーム」と呼ばれる果糖が浮き出た物
で危険な物ではないという。
船便で冷蔵して輸送され、冷蔵に耐えられる品種選定、
熟す前に出荷されるなど輸送面でも
工夫が進んでいる。
葡萄の生育のための農薬などを含めて、残留農薬のチェックはもちろん
なされている。
輸入果物は食べる前に、流水で良く洗っておく必要があるのは言うまでもない。
水につけ置くだけでは「水溶性農薬」は除去できない。
子供に農薬を心配する方は、房との接合部分を切り取り、
水洗いし、更に、皮むきすればよい。
しかし、チリ産葡萄は、日本の葡萄のように「ツルリと皮むきはできない」。
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小生の経験では、
軽く水に漬けて、洗ってから1日くらい放置すると、
葡萄の腐った部分が光りを発し、慌てたことがある。
その後は、水につけるのはやめて、
大粒の葡萄を粒単位に取り分け、
腐った部分のある粒は捨てて、
ギシギシと洗ってから食べるか、
洗った後、水気を切って冷蔵庫に入れることにした。
食べ方はいろいろだが、老人の小生はともかく、
若者・妊婦は水溶性農薬を極度に薄める「洗い流し」が
輸入果物には必要かも知れない。
水につけ置くと、残留農薬が果肉の中に浸透するかも知れない?
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残留農薬の根本となる、原産地での農薬の使用を見る。
「輸出国における農薬等の使用状況等に関する調査」
(平成17-18年)www.nihs.go.jp/を見ると、
チリから輸入する 葡萄の原産地生産で使用される農薬 は
硫黄(殺虫剤、殺菌剤) が半分以上、
マシン油(殺虫剤) が20%である。
上記の他に、塩基性塩化銅(殺菌剤)
も指摘されている。 塩基性硫化銅 のこと?かも。
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「輸入農産物中の残留農薬実態調査(果実類)」平成24年度
www.tokyo-eiken.go.jp/でみると、
都内に流通している輸入果実について農薬残留を調査している。
ひとつの作物から複数の農薬が検出 される傾向が強い。
耐性菌の発現を回避するため、多剤を組み合わせる傾向にある。
一度に複数の農薬を摂取することになるために、「食の安全性確保」
の観点から注視する必要がありそう。
果肉の厚薄、果皮の亀裂、果肉の水分含量の多寡などで
残留農薬が全果と果肉で、残留農薬濃度の検出値が異なる。
葡萄は、皮ごと、軽く洗浄して生の儘、喫食する事が多いため、
残留農薬をそのまま摂取する可能性がある。
果実は健康志向や、個人の嗜好性により平均的な摂取量以上に
食することもある。
農薬の複数種類の残留が、果実で57%も検出率された。
51種類の農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤、共力剤)が痕跡検出された。
メキシコ産ブルーベリーでは食品衛生法違反値が出た。
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原産地国では葡萄の生育には多種の農薬を使用している。
残留農薬などには注意すべきであり、
水洗いをきっちりと行う必要がある。
小生のように、水につけておくだけでは、
果肉に農薬(殺虫剤など)が浸透する可能性がある。
果肉が破れた部分は取り去り、水洗いを良くして食べるなどの
工夫が必要かも知れない。
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小生は花粉アレルギー体質である。
以下は、高齢者・老人の小生だけの問題かも知れない。
輸入果実を良く洗わないで食べてから、
咳き込んだりするような気がする。
最近、咳で食事が中断されることが多い。
安くて美味しく、栄養価もある果物であるが、
食べ方を誤ると危ないかも知れない。
果皮が崩れた物は取り去り、良く水洗いして食べるとしよう。
個人的な体質の性かもしれないが、
自分なりの注意事項である。
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以上は残留農薬についてだけ述べたのであるが、
輸入農産物に外来生物が混入しては検疫を通らないから、
検疫所ではどのように外来生物をシャットアウトしている
だろうか。
各々の海空港には、消毒・殺虫のための倉庫、
サイロをもつ民間業者が 整備され、
青果物・切り花などの梱包の内部まで
ガスを浸透させており、
また、浸透したガスを、消毒・殺虫後に
素早く排出させる装置も抱えている。
・・・
ガスなので 残留は無視できるのであろうか。
やはり、水洗いは欠かせないかも知れない。
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過敏な神経質には、ならなくても良いのだろうが、
原産地の残留農薬問題、
海空港際でのガス消毒などを考えると
さっと水洗いをしておくことぐらいは
輸入果物への「 礼儀 」としたい ものである。
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アレルギー体質を少しだけ持った、
呆けの戯れ言である。
ご放念を願いたい。
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・・・ 日本のチリ産葡萄の位置づけ ・・・
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時点は異なるが、
仮にチリのブドウ生産量が2010年並とすると、
276万トンの生産の内、
78万トンが輸出されている。
輸出比率は28%である。
そのうち、日本に来るのは2トン程度
(3%未満)に過ぎない。
まだまだ、日本のオフシーズンを
楽しませてくれるだろう。
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参考資料:農林中金総合研究所、 果物ナビ
1. 日本のブドウの輸入 :2013年(果物ナビ)
2.28万トン(チリ1.25万トン、米国0.97、メキシコ0.06)
2. チリのブドウ輸出量 :2010年(農林中金総合研究所、以下同じ)

3. チリの農産物輸出 :2009年

4. チリの農産物の生産:2010年

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