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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Sep 2, 2018
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カテゴリ: 北米地区
​​ ​​​​​​​☆

下記は読売新聞の今日の朝刊から

拾い集めた数字である。

自動車部品を完成品まで海外生産する場合は、

部品点数が2万~3万点にも及ぶ総合産業であるだけに

現地での工業力に大いに左右されるのである。

特に、

1.工業力がなく、強度上の重要性のある保安部品が

当該国の現地では得られない場合

2.歩留まり率などが大幅に劣り、

不良品が多く採算が取れない保安部品があり、

自国の重点工場から輸入しなければならない場合

3.製品品質管理の面であまりにも努力が不足し、

一般部品でも不良品が続出して採算が取れない

4.部品点数が多いだけに、

生産ラインをスムーズに流すだけの

部品の供給市場が国内に未発達である場合

5.その他

などで、現地での生産には単なる労働力の安さだけでは

自動車産業は進出できない。

米国の大企業がメキシコに進出する形式は、

大きな一貫生産工場を自社内に抱えている場合が多かった。

日系企業は、重要部品を自国から輸入し、

組み立てを現地で行い、


次第に現地の工業のすそ野を広げて、

中小企業を育成しつつ、


重要保安部品まで現地生産ができる方向に

歩んでいったのではないか。

メキシコの工業のすそ野

(工業だけでなくサプライチェーン)を


広げる努力、

これらの血のにじむような現地生産の手助けがあってこそ

メキシコ経済は発展したのである。

トランプ大統領は、

メキシコとの間に国境の壁を建設しようとしているが、

米国のほうからメキシコの格安の労働力を狙って、

メキシコ国境の先にマキラドーラという無関税の

加工地帯を設けているではないだろうか。

米国こそ、メキシコに巨大一貫工場を建設して、

非合理な生産工程を自社内に抱えて

メキシコの工業化に尽力をしてこなかったのではないか?

ただ、安価な労働力をメキシコに求めて、

自国の使わなくなった

大型の中古車をメキシコに輸出してきた


のが現在の姿に繋がったのに過ぎない。

メキシコ国民は、

当初は労働力として工場内の雑草の除去作業に

甘んじていたが、


次第に単純作業工から、複業作業・多機能作業工員へと

意欲を募らせて行ったのは、

日系工場側の努力だけでなく

メキシコ側の努力によるものである。


工場側も中小企業が次々と林立して

すそ野が広がったのである。


呆け頭にはそのように映るのである。





NAFTA=North American Free Trade Agreement
(U.S.A,Canada,Mexico)




以上は、完成車ベースである。

NEFTA域内の生産工程がその域内の付加価値で

「なん%以上かが域内生産」と規定している。

例えば、安い中国などで部品の大半を製造し、

域内では組み立てる場合は、「域内生産」とはならない。

フォードは「中国生産」を狙っていたが、

この制限のために中国進出を断念した。



メキシコで生産しているホンダのHR-Vや、

マツダ3の機種では

米国関税が乗用車2.5%、トラック25%も発生する。

さらに、看過できないのは、

時給16ドル以上の労働者が造る自動車部品を

40~45%使うという

賃金条項での生産体制の変更である。

メキシコの時給は7ドル程度だから、

生産性の低い米国の水準に合わせた労働力が標準となり、

米国民は自国民の低生産性に合わせた価格での

自動車の購入を余儀なくされるわけである。



浮かび上がるが、

それほど米国民はこのような異常なる政府による

価格操作を認めるほどに愚かなではあるまい。

日本企業が幾ら利益を出しても、

毎年の合理化基準を新たに設けて、



の努力を不断に続けていることを見逃してはならない。

現状に甘んじたり、過去の栄光にばかり目が行く

トランプ大統領の「アメリカファースト」は

自滅の回路を自ら設計していることにならないだろうか。

自ら設計し、実装すべき回路が見えていない

のではないだろうか?

そのために、昔の西部劇のように

「ピストルをちらつかせる世界戦略」を歩んでいるように

世界から顰蹙を買っているのであろう。

脅しが支配し、相互理解が欠如した、

混沌とした政治に逆戻りである。

自由の国・米国が再び蘇ってもらいたいものである。



呆けの独り言である。



付録:世界および北米自動車生産・販売などDATA
   「JETRO」のWEB DATAから


1.世界の自動車の国別生産台数ランキング




2.米国の自動車のメーカー別 生産 台数




3.米国の自動車
市場 の原産地国別シェア




4.カナダのメーカー別自動車生産台数





5.メキシコの自動車のメーカー別生産・販売台数





6.メキシコから自動車のメーカー別仕向け地別
輸出台数





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Last updated  Apr 30, 2020 04:11:46 PM
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