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Dec 27, 2018

Mr.Tsunamiの特別寄稿：中国の「無人自動化埠頭」等について（閑話休題）

カテゴリ： Tsunami氏寄稿、SCRAP記事、写経・感想など

☆

賢明なる諸兄へ

前略　

「トランプ政権のピーター・ナバロ通商担当補佐官が、

国家主導でハイテク技術を育成する中国の産業政策に

苦言を呈している」、と報じていましたが、

そんな米側の苛立ちをよそに、

世界最大規模の無人自動化埠頭が

上海の「洋山深水港」で開港した、

とのニュースがありましたので、

ご承知とは思いますが、

　　念の為、ここもと添付送信します。

　中国が進める「一帯一路」構想では

途中の荷役が重要になると思われますので、

このような無人自動化設備は

その威力をおおいに発揮するようになるでしょう。

　ついでながら、

山東省済南市では

電気自動車に電力を供給できる

太陽光発電用「ソーラーパネル内蔵」の道路が

試作されているようで、

日本にとってはリニア中央新幹線よりも、

高速道路に太陽光パネルを埋め込んだ、

ＥＶカー専用の「第３名神高速道路」建設の方が

将来性があるように思われ、

リニア新幹線は国土の広い中国に推奨してみては…、

と夢想してしまいたくなります。

　以上、閑話休題まで。　　草々

☆

・

☆

<めいてい君の追加>

１．中国のような制約のない新技術の採用は

　突拍子もないほどの発展を見せるでしょう。

　　ただで他国の技術・特許を使うのですから。

　　しかし、それでは長続きはしないでしょう。

　　また、太陽光パネルの敷き詰め道路は良いようですが、

　路面が雨で滑ったりは危険です。

　　道路が混雑し、数珠繋ぎでは太陽光吸収率は悪く、

　雨天・曇天などの場合や黒点が多い時の対処は

　旨くいっているでしょうか？

　　少なくてもハイブリッド構造でないと

　太陽光だけでは渋滞や異常気象時の大量衝突事故などが

　起きそうではありませんか？

２．埠頭の自動化は素晴らしいですが、

　ヒアリなどの防疫体制は大丈夫でしょうか？

　　まだまだ細かい点をクリアしないと

　自動化だけでは、費用が嵩み

「巨額な負債を外国に押し付ける」

　ことで助けにはならないかも・・・

負債で相手を締め付けるのは、

一種の「 ベニスの商人？＝シャイロック 」を回想します。

３．その他

　途上国では自動化などよりも、頑丈であって

自分でも修理できるものが良いのではないでしょうか。

　TOYOTA車が砂漠でも売れるのは頑丈だからです。

　オートマティックでもなく自分でも治せる

「マニュアル車」です。

　電子部品を組み込んだ装置では

都会では素人には交換部品を購入すればいいのですが、

取り替える部品さえ「砂漠や山岳地帯」にはありません。

　夢のような高架の高速道路も地震で 蜃気楼 のように

崩れ去ってはお金が勿体ないだけでしょう！

　外国国民の気持ちを汲んで、気を付けて

「支援してください！」

（この追加は、めいてい君の詰まらぬ意見であり、

　寄稿者の卓見ではありませんのでご理解ください。）

☆

日経新聞の見辛い部分の追補：

米中協議「合意は険しい」ナバロ米大統領補佐官

中国の産業政策、全面転換迫る（電子版から）

【ワシントン=菅野幹雄】
トランプ米政権のピーター・ナバロ大統領補佐官
（通商担当）は日本経済新聞の取材に対し、
中国との貿易や構造改革を巡る協議で設けた
90日の期限内の合意は「険しい」と述べ、
安易な妥協をしない決意を強調した。
国家主導でハイテクを育成する中国の産業政策には
「構造的な変化が不可欠だ」と、
全面的な転換を迫る姿勢を示した。

20日、ホワイトハウス内でインタビューに応じた。
ナバロ氏は政権きっての対中強硬派。
米中協議の設置で合意した1日のアルゼンチンでの
米中首脳会談にも同席した。

米国は中国製品に対する制裁関税の引き上げを
2019年3月1日まで猶予した。
米中が中国の改革策で合意できなければ米国は
2千億ドル（約22兆円）分の関税を
10%から25%に上げる。

ナバロ氏は協議の状況について
「ライトハイザー米通商代表部（USTR）代表と
（中国副首相の）劉鶴氏による水面下の交渉を
忍耐強く見てほしい」と指摘。
その上で米中合意が
「いかに険しいかを政権の大勢が認識している」
と明言した。

理由として「中国は約束を破ってきた長い歴史がある」
と語った。
01年に加盟した世界貿易機関（WTO）のルールや、
15年に中国が表明した南シナ海の軍事化や知的財産の
侵害を否定する約束が破られた点を挙げた。

ナバロ氏は技術移転の強要や知的財産の侵害、
サイバー攻撃やスパイ活動、補助金による産業保護、
為替操作など中国の53項目の不公正慣行を挙げ
「ほぼ全てがWTO違反だ」と明言した。

米中協議の成功には「これら全てについて、
中途半端でない明確で検証可能な対応が必要だ」と述べた。
「中国経済の構造的な転換と（知財侵害を許容する）文化の
転換が不可欠だ」とも表明、全面的な改革を求めた。

習近平国家主席のもとで中国が策定した「中国製造2025」は
「将来に産業を独占するための戦略だ」と酷評した。
中国は最近、この呼称を使わなくなったが
「中国が目標をあきらめたと考える人は皆無だ」と、
強い不信感をにじませた。

トランプ大統領や対中穏健派の政権幹部は、
中国の対応次第では米中協議での合意が可能との
考えを示している。
ナバロ氏の発言は、中国側が抜本的な転換を確約しない限り
協議で妥協すべきでないという、
強硬派の厳しい姿勢を映している。

ナバロ氏は対日貿易赤字について「著しく多い」と批判、
とくに自動車分野での日本の非関税障壁の高さを指摘した。
さらに、日本の自動車メーカーに「エンジンや変速機、
電子システムの生産を含めた対米投資」を
期待する考えを示した。

☆

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Last updated Apr 29, 2020 02:26:25 PM
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