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Aug 13, 2021

英国の２０２１年第２四半期の実質GDPは伸びても僅か→米、中、独、仏の２０１９年Q4からの回復力の比較（試論）

カテゴリ：ヨーロッパ州

★

PC画像

米国ウエストヴァージニア州、ニュー川渓谷

「新しい川」という意味の名を持つにもかかわらず、この川は、
世界で最も古い川のひとつであり、3億6千万年から1千万年前
に形成されたと考える地質学者もいる。
土地の伝承によれば、この川はナイル川に次いで2番目に古く、
北米では最古の川と考えられている。
　しかしながら、川の成立年代を正確に同定することは非常に
困難であり、ニュー川の推定成立年代に大きな幅があることから
分かるように、主要な川の古さのランキングも確定したものではない。
　ニュー川は、おおむね南から北へと流れるが、これは南西から
北東に向かうアパラチア山脈の地形や、大半が西から東に流れる
バージニア州やノースカロライナ州の周囲の主要河川と整合しない。
　この特異性は、ニュー川が周囲の地形に遥かに先行して形成された
ことを示すとも考えられるが、この仮説もまた実証されていない。
　・・・WIKIPEDIA

★

英国の２０２１年Q2の実質GDPが

英国国家統計局（ONS）から公表された。

　四半期の伸び率は「＋4.8%」である。

https://www.ons.gov.uk/economy/grossdomesticproductgdp/
　　　　　　 bulletins/gdpfirstquarterlyestimateuk/latest

ただこの伸び率は下表で見てもお判りの通り～

２０２０年Q2に▲19.5%の落ち込みがあり、

２０２０年Q3には＋17.0%の回復を見たものの～

２０２０年Q3から２０２１年Q1までほぼ横ばいが続いた後の

上昇であって～

２０２１年Q2の実質GDP水準 は～２０１６年Q3の水準でしかない。

★

＊＊＊＊＊＊
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★

　 「２０２１年Q2」 だけ見れば、 他国と比較しても ( 最後尾 )～

見劣りがしない成長率に見えるが

実体はまだまだ水面下なのである。

　四半期毎の騰落で比較すると～ V字カーブでは ～

カルロス・ゴーン被告が操る魔術に引っ掛かります～ﾖ。

（宣伝効果を狙うだけで～事実ではないです！

　　　　　→ 水準が大事です。）

　２０２０年の実質GDPは家計消費、粗資本形成などが

大きく落ち込み、▲9.8%減となったが、物価の上昇が＋5.6%と

激しく、名目では▲4.8%であった。

　２０２１年Q2で特記すべきは、

コロナ禍での規制が緩和されたため、

レストラン、ホテル、輸送などの回復で

対面販売などのサービス活動が増加したことである。

　食料、飲料、タバコなどの製造の増加、機械や設備の

増加があった。

　世界的な半導体の不足から新車のサプライチェーンが

崩壊し、自動車生産が▲16.7%も落ちた

（２０１９年Q4に比べて▲24.6%）。

政府の消費も学校の再開で教育や健康面で増加した。

　粗民間資本形成は２０２１年Q2は2.4%と伸びたが～

水準は２０１９年Q4の▲15.3%と水面下にある。

★

＜参考＞・・・追記

米国の実質GDPの回復との比較

　下記は　Jul 30,2021

　＜２０１９Q4対比＞

2019Q4は 4兆9,009億ドルだから、

正確には２０２１年Q2は４兆8,392億ドルで、

前者を １００ とすれば　 98.7　である。

英国 １００ 　と　 95.6

なので～英国の方が回復は遅いということになろう。

ドイツ は同様に　 100 と　 96.6

フランス は同様に　 100 と 96.7　　

(ブログの Aug 1,2021をご覧ください。)

　であり、米国よりも回復は遅い。

★

Volume（量）を２０２０年の GDPランキング で見てみよう。

米国＝20.9兆ドル

中国　＝14.7兆ドル

日本＝ 5.0兆ドル

　ドイツ＝ 3.8兆ドル、

　英国＝ 2.7兆ドル

インド＝ 2.7兆ドル

　仏＝ 2.6兆ドル

　である。

（ 「世界経済のネタ帳」 から
・・・https://ecodb.net/ranking/imf_ngdpd.html）

★

「めいてい君のブログ」 Aug　９，２０２１も参考

「２０２１年の中国経済展望
　ー１１年ぶりの二桁成長になるか」

　　独立行政法人経済産業研究所
　　　　　　関志雄氏
https://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/ssqs/210208ssqs.html

の資料を使って中国のGDPの動きを見る。

　　 上記＊前年同期比
　　　　　　　　　　　　　　（小生のブログ）

　２０２１年Q1→90.3＊1.183=106.8

２０２１年Q2→100.8*1.079=108.8

　中国の統計では２０２０年Q1には▲9.7%落ち込んだが

　次のQ2には＋11.6%増加し、２０１９年Q4の水準を

　回復し、２０２１年Q2には２０１９年Q4の水準から

　＋8.8%高い処にいるのであろう。

　２０２０年の実質GDPは　91.3兆元であり、

（90.3+100.8+103.8+106.5=401.4で四半期に　分ければ）

Q1 Q2 Q3 Q4
20.5兆元、22.9兆元、23.6兆元、24.2兆元となる。

2019Q4= 22.7 兆元（基準値）で

　２０２１Q1から 24.3 兆元、

　２０２１Q2は 24.7 兆元ではないだろうか？

　飽く迄も～呆けの目安である・・・

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