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2014年06月10日
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カテゴリ: キネシオロジー


身体は、その日できる最大限の臓器や器官の調整を少しずつ行うように指示してきます。
例えば、今日は、腎臓、膀胱、肝臓、大腸、脳神経、神経伝達物質の調整
次の日は、脾臓、リンパ、腎臓、肝臓、脳血管の調整
その次の日は、大腸、胃、十二指腸、小腸、小脳、脳幹の調整
などという感じです。
でも、父の場合、例えばその日、腎臓の機能をマイナス50%からマイナス3%ぐらいにまで
高めたとしても、次の日には、またマイナス30%ぐらいまで落ちている
といった感じで、まるでいたちごっこでした。
これは、腎臓、膀胱、大腸、胃腸などの身体の内蔵や器官に関しては
感情や精神の影響を大きく受けてしまうからです。

特にキネシオロジーではセッションの後の統合期間が大切で
統合期間中に大きなストレスを感じると
元の状態に戻る力が働いたり、好転反応として起こったりすることがありますが
父は常に大きなストレスを抱えている状態でした。
毎回、薬の排毒のための調整を行ったのですが
薬の毒がデトックスとして皮膚に湿疹ができはじめ
父はかゆくて眠れない状態が続きました。
そのかゆみに対するイライラの感情が
さらに好転反応を大きくしていました。
また昔から父は超ネガティブ思考の人なのですが
さらに恐れや不安が強くなっていて
父の身体は毎回のように様々な不安や恐れの感情を
伝えてきました。
特に「情けない」という言葉に父の身体は反応しました。
何も父は言いませんでしたが、プライドが高い父にとっては
身体が上手く動かない状態や、膀胱の機能が衰えて
おむつをしなければならない状態は堪え難いものなのだなあと。

通常のクライアントさんのケースでは、身体の調整とともに
ネガティブな思考パターンを変えたり、ストレスに強くするための調整を
行ってゆくわけですが、そのためには、必ずインナーチャイルドの調整が必要なのです。
インナーチャイルが大きく傷ついている状態には、
いくら他の調整を行っても、感情的にもけして癒されないし
思考パターンも変えることができないのですが
私は父のインナーチャイルドにはアクセスはできませんでした。
私が娘であることもありますが
セッションがスタートすれば、必ず意識がなくなってしまう今の父の状態では
いずれにしてもインナーチャイルドへのアクセスは無理でした。
他の調整は、すべて寝ている間に行うことはできますが
インナーチャイルドだけは、その人が意識的にその時の感情や思いと
つながっていなければならないので、寝ている間に行うことはできないのです。

ですから、父のネガティブ思考を変えることなく
毎回セッションの度に、身体の不調につながっている
感情をピックアップしてそれを浄化しながら
身体の調整を行う、というプロセスになりました。
精神的なものを調整しない限り、効果は上手く出てこないわけですが
例え少しずつでも回復すればと思っていました。
でも、ある時、セッション中にふっと
私がNYに戻ってしばらく時間が経てば、結局すべて元に戻ってしまうのだろうなあ
あと何回かしかできないのに
一体、これをやって何の意味があるのか?という思考が働いた時
私の中に急にむなしさや悲しみの感情が湧いてきて
涙が出てきました。

すると、その瞬間、眠っていた父の息づかいが
はあはあと荒くなってきました。
今の父はグラウンディングが弱いこともありますが
もともと感受性が強く、周りの人の感情やエネルギーの影響を
すぐに受けるのだということが、今回の一連のセッションでよりはっきりしました。
(このあたりも、人のエネルギーに鈍感な母とは対照的なのですが)
その父の様子はまるで、私が一瞬抱いた悲しみに
父の魂が、異議を唱えているかのようでした。
あ〜例え、調整したことが元に戻ることになったとしても
今、父の身体がこの調整を必要だと伝えてくる以上
私はただそれをやるだけなのだ、ということに、あらためて気づき
意識を変えて、セッションを続けました。

数回のセッションをやって、父の症状はほとんど変わらなかったものの
石像のようだった足が少しやわらなくなって
足首が若干曲がるようになっていました。
最初は、この足が戻るのは、たぶん果てしなくセッションを重ねないとだめだろう
と思っていたので、数回のセッションで改善が見られたことで
こんな状態であっても、セッションをやれば必ず回復してゆくことを確信しました。

ところが私が屋久島から戻ってきてすぐの
ある日の朝、父は突然、全く立てなくなりました。
父は
「足が動かない、動かない」と恐れで一杯になっていました。
でも父の意識はしっかりしていたので、これは脳から来ているのではなく
腰ではないか?と思い、父に尋ねたのですが
父は腰は痛くない、足が立てないのだ、と言います。
それで、母と二人で父をマッサージベッドまで抱えてゆき
筋反射で見てみたら、やはり筋肉がかなり衰えていたため
トイレで立った瞬間に、腰が抜けた感じになっていたことがわかりました。
もう父は痛みを感じる力もなくなっていたので
(これは脳の問題なのですが)
いわゆるぎっくり腰のようになっても、痛みは全く感じないのです。
父はもう何ヶ月も歩くことなく、ほとんど家で座りっぱなしで
テレビを見ている状態だったので、背中や腰の筋肉がすっかり
衰えていました。
その上に、夜眠れないので、あれこれと考えて不安になり
トイレに何度も行って、そこで腰を抜かしたのです。
腎臓は恐れの感情と密接に関連しており
東洋医学では腎経として大腰筋とつながっています。
つまり、もともと筋肉が衰えていた上に、さらに恐れや不安を感じたので
一気に腰が抜けてしまったのでした。

こうなってしまうと、少しでも腰の筋肉やじん帯の調整をする必要がありました。
それから1、2回のセッションで、少し歩けるようにはなってきましたが
根本的に衰えている父の筋肉は、少々の調整では回復は難しく
とりあえずは、座らないで
1日中、できるだけ腰に負担がかからないように腰を丸めて
横になってもらいました。

母は私に対して
「(腰を抜かしたのが)あなたがいる時でよかったわ」
と言っていましたが、
もしこれが私がいない時だったら、たぶん救急車か何かで
病院に行くことになっていたでしょうし
病院では父の腰は治らないので、入院して検査するうちに
さらに歩けなくなったかもしれません。
でも、このぎっくり腰で父の中に歩けなくなることへの恐れが
さらに強くなり、それが膀胱や腎臓の機能をさらに損なわせ
頻繁にトイレに行きたいと言い出して
ある夜は、母は15回以上、父のトイレのために起こされました。
これでは母が持ちませんから、できるだけ膀胱とそれに関する
脳神経の調整を集中的に行いました。

今回、本当に母はすごいと思ったのが
介護は、かなり体力を使うしストレスになるものであって
介護している人が調子を悪くすることも多いですが
母はいつでもバイタリティにあふれていることでした。
父の世話の合間に水泳に行き、毎日1000メートルを泳ぎ(しかも得意はバタフライ)
1日中、動き回っていても元気なのです。
母は77歳ですが、これまで一度も病気したことがないだけでなく
腰を悪くしたことも一度もないのですから
半端な精神力、体力ではないなあと。
今回、はじめて母の記憶力のためにとセッションを行ったのですが
これまで一度も調整したことはないのに
すごいグラウンディング力でした。
一方で母は共鳴力があまりないこともあり
父の感情と共鳴しないので
それが父のストレスを受けないでいられることにもなっていました。
人と共鳴しなければ深い心のつながりはなくなりますが
一方で共鳴力がない方がいいこともあると
今回の母へのセッションで実感しました。

ポジティブ思考である母は
「もう80歳まで生きて充分長生きしなのだから幸せだった〜と思えばいいのにね」
などと言っていましたが
今の父は、もともと持っていた心配性の部分が
大きく出ていて
とてもそんな風には思えないのでした。
もちろん母は父が少しでも元気になるよう
食事や薬草などできる限りのことをあれこれやっていましたが
一方でその時の覚悟はとっくにできていました。

今回、母は
「あなたの肝が座っている性質は、私から受けついだのね〜」
としみじみ語っていました。
確かに先のことを考えない
何が起こっても「まあ、なんとかなる」という意識でいる母の性質を
私は受け継いでいますが
一方で、私は父の感受性の強さや共鳴力も受け継いでいるんだなあと
今回つくづく感じました。

さて、こういったヒーリングによって、インナーチャイルドが癒されれば
親に対して、子供としてではなく、一人の人間として
接することができるようになります。
一方で、もし親のインナーチャイルドが残ったままであれば
親子の関係は逆転します。
つまり親が子供に対して甘えたりわがままを言うようになり
子供がそれを受け止めてあげる立場になる、ということです。
よく年を取ると「子供返りをする」と言われていますが
父も脳の機能が衰え、思考がこれまでのように働かなくなった今
子供の頃に癒されていない意識、つまりインナーチャイルドが強く出てきました。
父は子供時代、全く甘えたりできなかった人で
私が子供の頃は、父が人に頼るなどは絶対になく頑固で厳しい父だったのですが
今は、私のインナーチャイルドが癒されているので
父は私に対して甘えてくるし
私も父に対して子供のように接するようになりました。

今回も父は
「おまえがNYに戻ってしまったら、俺は一体どうすればいいんだ?』
と私に何度も伝えてきて
さすがにそれにはグ〜っと辛くなりました。
実際このまま何もしないでいると、下半身の筋肉は衰え
じきに立てなくなることは見えていたし
自然治癒力がない今の父では、内臓や器官も
ますます衰えてゆくこともわかっていました。
それを聞くと、助けが必要な子供を置いて出てゆく親のような気持ちになって
このまま日本に滞在して父のセッションを続けたいという
気持ちが大きくなったのですが
一方でそれは私自身の魂は望んでいないことであるのも、よくわかっていました。
すべては天の思し召しであり
すべては父が選んできた人生であることを思い出し
NYに戻ってきたわけです。

いつも母が
「(子供が)そばにいれば、仕事は大丈夫かしら?とか
あれこれ気になるものだけど、遠く離れて目の前にいないと
全く気にならないのよね~」と
とよく言っていたのですが
私も同じように、今、目の前にあることにしか意識が向かないので
NYに戻ってくれば、もっと父にセッションをしたかったという思いもなくなり
父の状態も気にならなくなりました。
次回、私が日本に戻るまで父の生命力が持つのかどうかわかりませんが
私は自分がやるべきことをやり、後はすべてゆだねてゆこうと。

これから父がどうなるにしても
セッションを通じて、父が誰にも言えないでいる思いに触れることが
できただけでも、私にとって大きな意味があったなあと感じるのです。
今回、父とセッションで共有できた時間
そして母と過ごした時間は私にとっての宝物なのだなあと。

私のプライベートな記録を
読んでくださった方、ありがとうございます。
(といってもすべてプライベートな記録だけどね





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最終更新日  2014年06月11日 02時24分02秒
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