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2021.04.05
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第34話「憎悪の生まれた場所」

徳(トク)妃は辺境での戦に国力を集中させるため、後宮が手本になろうと炭の支給を減らした。
後宮で権勢を振るう徳妃、有名無実の納蘭(ノーラン)貴妃はこのまま大人しく凋落を待つしかない。
そんなある夜、茗蕙(メイケイ)がやって来た。

茗蕙は後宮で最高位である貴妃に後ろ盾になって欲しいと懇願した。
今や世継ぎの座は四皇子か十四皇子と噂されていたが、徳妃は四皇子の母でもある。
茗蕙は後宮で信頼できるのは貴妃だけだと訴えた。
「私も娘娘(ニャンニャン)のお力に…私をお助けくださるなら、十四爺が皇位を継いだ時、娘娘に特権を…

茗蕙の申し出は息子のいない貴妃にとって渡りに船だった。

茗薇(メイビ)は十三皇子たちと一緒に実家へ戻った。
しかし中庭に入ってみると実家はすっかり寂れ、ここへ来た時の面影はない。
実はちょうどその時、茗蕙が病の床にある嫡母に薬を飲ませようとしていた。
文(ブン)氏は茗蕙の薬など怖くて飲めず、憤慨して器をひっくり返してしまう。
(  ̄꒳ ̄)<…ふっ、こうなると思って予備を用意しています(はい次♪)
茗蕙は平然と小薇の死を見届けさせるため、まだ死なれては困ると言い放った。
すると茗蕙が来ていると知った茗薇たちが急いで駆けつける。
茗蕙は嫡母の見舞いに来ただけだと親孝行な娘を装ったが、十三皇子は身内の前で芝居は無用だと追い払った。



文氏は茗蕙が茗薇の腹違いの姉とは言え、生まれは卑しいと蔑んだ。
一度は妾と茗蕙を郊外の村へ追い払ったが、母親が亡くなって不本意ながら茗蕙を引き取ることになったという。

その時、茗蕙は打たれても罪を認めず、激怒した文氏が薪部屋に監禁したという。
嫡母から理不尽に虐げられても我慢して来た茗蕙、実はこの薪部屋での恐怖の体験が復讐への引き金となっていた。
結局、茗蕙は無実の罪を認め、深く反省したという。
父の英禄(エイロク)は改心したと喜んでいたが、文氏はどこか不自然に見えたと語った。

茗薇と十三皇子は茗蕙が閉じ込められたという薪部屋を見に行った。

すると部屋の中はまだ当時のまま残っていた。
「とても薄気味悪いところだわ…ここに閉じ込められたらさぞ怖かっでしょうね」
壁には茗蕙が残したと思われる小さな手形があり、裏側から見た扉の窓紗には血の跡が残っている。
十三皇子は茗蕙の凄まじい怨念を感じ、茗薇を連れて早々に引き揚げることにした。

七香(シチキョウ)と順児(ジュンジ)は茗蕙が差し入れた薬を調べたが、滋養の薬湯で毒ではなかった。
十三皇子もさすがに親を殺すほど茗蕙も愚かではないと安心したが、茗薇が標的なのは明らかだと警戒する。
しかし嫡母に不当に扱われて妹を恨んだのだとしたら、茗薇は一方的に茗蕙を責められない気がした。
その時、ふとこの屋敷へ来た時、茗蕙が自分を見るなり必死に謝罪して来たことを思い出す。
「確か自分が駆け落ちを勧め、危険な目に遭わせたと言って許しを求めてた
 茗薇が崖下で倒れていたなら相手の元青(ゲンセイ)はどこ?…彼の失踪には何か裏があるのかも」
すると七香は兄の仇討ちの代わりに自分が調べたいと申し出た。

七香は失踪した元青を探すため、まず質店で情報を集めることにした。
「この家の品に見覚えがない?」
裕祥(ユウショウ)質店の店主はかんざしに″英″と刻まれていることに気づき、以前にある木こりが同じ字を刻んだ品を持って来たと思い出した。
「これは英禄府の品だ、きっと訳ありのお宝を手に入れたんだよ」
そこで七香は木こりの家に押し入り、短剣を突きつけた。

木こりは七香に脅され、山で拾ったお宝を見せた。
袋の中には衣や銀子、装飾品が入っていたが、七香はその中から″蕙″と掘られた玉牌を発見する。
木こりは谷を歩いている時、崖の突端の真下で偶然、この包みを見つけていた。
しかも玉牌はすぐ近くで死んでいた男が握っていたという。

七香は動かぬ証拠を持って帥府園(スイフエン)へ戻った。
崖の下にはすでに白骨化した遺体も残っていたという。
しかし茗薇は玉牌だけでは茗蕙ならいくらでも言い逃れできると言った。
「死人に口なしよ…茗蕙は自分とつながる証拠を残さない」
「哥哥を死に追いやり、福晋の表哥(従兄)まで…一体、何人の犠牲者がいるんでしょうか」
すると薔薇(ショウビ)はふと茗薇の最期の言葉を思い出した。
『誰がこんなことを!?』
『私の一番…身近な人が…信じていたのに…
 でも責めないで…あの人を恨んでいない…血を分けた人だもの…
 あなたは私に似ている…どうかあなたの身に同じ悲劇が起こりませんように…』
恐らく茗薇は茗蕙に殺されたのだ。
「茗蕙の本性を暴いて罰を受けさせなきゃ!これ以上の悪事は許さないわ!」

その夜、茗蕙が庭園を歩いていると、突然、茗薇が現れた。
「姐姐、ずっと待っていたのよ?」
すると茗薇が茗蕙が失くした玉牌を見せる。
「姐姐、これを覚えている?」
「なぜあなたがこれを?!」
驚いた茗蕙は玉牌を取り戻そうとしたが、茗薇は渡さなかった。
「これが欲しい?確かに特別な品だものね?」
「それをどこで?」
「忘れた?郊外の崖の下よ?」
「それで脅しているつもり?」
茗蕙は平静を装って居所に戻ったが、その夜、悪夢を見てうなされることになった。

あの時、茗蕙は入宮を嫌がる茗薇をそそのかし、従兄の元青と駆け落ちさせた。
しかしいざ茗薇が待ち合わせ場所へ行ってみると、元青は茗薇の荷物だけ奪って逃げようとする。
実は元青の夢は科挙に合格して官僚になることだった。
茗薇と駆け落ちして父親の怒りを買えば一生を棒に振ってしまうという。
「この銀子は借りておく、将来、出世したら返すよ、君は家に帰った方がいい」
衝撃のあまり呆然と立ちすくむ茗薇、すると物陰から2人の様子を見ていた茗蕙が現れた。
「待って!」

茗蕙は元青を引き止め、何が何でも妹を連れて行けと食い下がった。
苦労して2人の仲を取り持ち、やっとこの日が来たと言うのに、妹を置き去りにされては困る。
『…私が入宮できない』
『じぇじぇ?』
『お前が邪魔なの!』
元青は茗蕙が妹を追い出すために自分を利用したと気づき、呆れて断った。
すると激情に駆られた茗蕙は怒りに任せて元青を崖から突き落としてしまう。
実はこの時、元青は咄嗟に茗蕙の腰牌をつかみ、落下していた。

茗薇は恐怖に怯えながら、元青が自分で飛び降りたことにして帰ろうと言った。
しかし茗蕙はここで引き返すわけにいかない。
『まだ分からないの?私が消したかったのはお前よ…子供の頃から私の邪魔ばかりして…
 私はいつだってお前の影なのよ!…今すぐ消えてちょうだい、邪魔よっ!』
茗蕙はじりじり茗薇に迫り、ついに崖から突き落としてしまう。
…じぇじぇ、なぜ私を殺したの?どうして?どうして私を殺したの?…
「うわあーっ!」

茗蕙はあまりの恐怖で飛び起きた。
どうやら悪夢だったと気づいたが、急に後悔の念が湧いて涙があふれ出す。
「ごめんなさい、殺すなんて考えてなかったのに…」
しかしこれも全て自分を追い詰めた茗薇のせいだと責任転嫁した。
…私じゃない、あなたたちのせい、あなたたちの自業自得よ…

薔薇(ショウビ)は全ての始まりが茗蕙だと分かった。
茗蕙が2人を殺害していなければ自分が皇宮に来ることもなかっただろう。
薔薇は十三皇子に茗蕙との恩讐が最近のことではなかったと伝え、茗薇の死の真相を徹底的に調べるべきだと訴えた。
「君が来たのが誰のためであろうと、君に出会えて幸せだ」
「胤祥(インショウ)、何が起こってもずっと一緒にいましょう、2人で乗り越えるの」
すると順児が宮中からの使いが来たと知らせた。
何でも2人で参内して欲しいという。
「(はっ)もしや今日は11日?胤祥、心の準備を…皇阿瑪が…」

康熙(コウキ)帝は城楼で十三皇子を待っていた。
実は大清を任せることができるのは、やはり私欲のない十三皇子だという考えに至ったという。
「帝王たるには度胸も度量も必要不可欠だ、だがそちは清らかな心を持っている
 帝王として最も得難い資質だ、そちが即位すれば民にとって幸いであろう」
皇帝は最後にもう一度だけ、十三皇子の気持ちを確認したいという。
「そちに大清の民を託すことはできぬだろうか?」
すると十三皇子はひざまずき、改めて辞退した。
「皇阿瑪、大清の安泰のため全力を尽くす所存ですが、ご期待には沿えません
 私は無才ゆえ、せめて明君の補佐をしたいと…」
「…ばーら、ちーらいば」
皇帝は十三皇子の望みを尊重し、その代わり十三皇子が信頼する者に天下を託すと決めた。

康熙帝はそのまま病床にふせた。
四皇子は皇帝の指示通り乾清(ケンセイ)宮を封鎖、例え皇子でも中に入れないよう命じる。
すると皇帝は人払し、十三福晋を呼ぶよう頼んだ。

皇帝は茗薇の勇気には目を見張るものがあると称賛した。
しかしそれゆえ排除しようと考えたこともあったと笑う。
すると胤祥だけでなく胤禛(インシン)のことも茗薇に任せたいと言った。
2人が茗薇を巡り衝突したことは知っているが、一方で2人をつなぐ絆であることも事実だという。
「そちを殺さなかったのは2人を見守らせるためだ」
「お言葉を胸に刻み、2人の信頼が深まるよう尽力いたします」

康熙帝は8歳で即位し、14歳から親政を行った。
大清の天下を強固にするため心を砕いて来たが、いよいよこの座を手放す時が来たと悟る。
すると皇帝は急に激しく咳き込んだ。
そこで水を所望し、手元にあった薬を飲んで横になることにする。
「…朕の願いはひとつ、目の黒いうちに世を太平にし、繁栄した国を子孫に残してやることだ
 まだやり残したことがたくさんある…やり残したことが…」
「もう十分です、皇上は希代の明君で、慈愛に満ちた父亲(フーチン)です」
「それがまことなら努力の甲斐はあった…」

康熙帝は静かに目を閉じた。
史実を知る茗薇は皇帝の治世が間もなく終わりを迎えるのだと実感する。
康熙帝は幼くして即位、数十年の在位中に鰲拝(オボイ)を排除し三藩を平定した。
清のために働かぬ日はなかったのだろう。
しかし死期を目前とした今、皇帝が本当に心配なのは皇子たちのことに違いない、茗薇はそう思った。

つづく


( ๑≧ꇴ≦)気がつけばもう佳境に…ってえーっ?!
てっきり茗薇が幽霊のコスプレで茗蕙を怖がらせるのかと思ったら違ったw





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最終更新日  2021.04.05 21:53:57
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