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スタッド溶接機のお蔭で、タンクの凹みを大まかに引き出すことができた。大きな凹みの場合、パテ盛り修理には限界があるので、なるべくパテの量は少ないのに越した事はない。ピンをねじ切った跡はグラインダーで軽く均しておいた。これから塗装をするのだが、塗装の上にデカールが貼ってあるとどうしても段差ができるので、潔く塗装の全剝離を行う事にした。リムーバーを使うと早いのだが、今回はタンクが小さいので、不織布ディスクを付けたグラインダーで地金が見えるまで少しずつ剥離して行った。これで丸裸になったのだが、この所、木こり作業の方が忙しく何日もほったらかしにしていたのだが、地金が出たままでも以外と錆が来ないものである。このまま磨いてV7ドンキーのメッキタンクと並べてみようかと思うほどである。塗装を剥離したタンクの右側塗装を剥離したタンクの左側真上から見たタンク
2018.06.27
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黄色のタンクは凹み少々で中はコーティング済み。白いタンクは左右に大きな凹みがあり、中はサビサビ。さて、どちらを選ぶとするか。普通なら当然黄色のタンクなのだが、TY50で同じカラーのタンクを塗り替えて曲線のライン引きに苦労して、上手く出来なかった経験から、黄色はやりたくない。しかも、黄色は色乗りも悪い、かなり重ね塗りをしないと下地が透けて見えてしまうのだ。と、言う事で白いタンクを修理する事にした。左右が大きく凹んでいるが、幸い鋭角の物が当たって付いたような凹みではないので、ある程度は引っ張り出せると踏んだのだ。ここで登場するのが、スタッド溶接機だ。タンクの凹み部分の塗装を不織布ディスクを付けたグラインダーで磨いて、地金を出す。スタッド溶接機にピンをセットして凹みに押し付けトリガーを引くと1秒でピンが溶接できる。これは何度使っても便利だ。ピンをスライドハンマーで咥えて引き出す。適当な所まで引き出したら、ピンをニッパーで挟んで捻るとタンクから取れる。調子に乗ってあまり引き出し過ぎると、タンクが負けて穴が空いてしまう。2箇所ほどやってしまったので、ハンダで塞いでおいた。タンク右側の凹みタンク左側の凹みタンクに溶接機されたピン大きな凹みの場合はピンを複数溶接してからスライディングハンマーで引き出す大まかに凹みを引き出したタンク右側施工後の左タンク
2018.06.24
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フレームにホイールを装着する前にフェンダーを取り付けるのがセオリーなのだが、折角タイヤを組んだので無性にホイールを取り付けたくなった。フロントホイールだけ取り付けてみる事にした。ハブにブレーキパネルを嵌め込み、アクスルシャフトとワッシャ、ナットに少し錆があったので、不織布ディスクで磨いてグリスをタップリ塗ってシャフトを通そうとしたら、ハブの右側のシャフトを通す穴の回りが凹んでいるのに気が付いた。ここに何かカラーのような物が嵌まらないと、隙間が出来てしまうのだ。どんなカラーだろうかと思いながら、パーツリストを見てみると、ハブダストカバーという名称らしい。中古で買ったホイールには付いていなかったのであろう。それなら外したホイールには付いている筈だと思い、倉庫に行って見てみたら付いていた。早速外してグリスを塗って組み込む。ブレーキシューは、まだ十分使える厚みがあったので、グリスアップのみ行い再使用とする。リアホイールをスイングアームの下に寝かせて、フロントフォークがホイールを嵌める丁度良い位置になるように紐でフレームを結ぶ。こうしておけば、力がいらず、アクスルシャフトは直ぐに通るのだ。フロントだけだが、タイヤが付くとバイクらしくなって来た。125から外して来たハブダストカバーフロントブレーキシュー錆落としを終えてグリスを塗ったアクスルシャフト取り敢えず装着したフロントホイール
2018.06.19
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古タイヤを外したリムの内側は前後共、酷く汚れており、ニップルの頭は錆びている物もあったので、グラインダーに真鍮カップを付けて磨いた。3ヶのビードストッパーの泥汚れはボンスターで磨いて、締め付けボルトの錆はワイヤブラシで磨いて、黒サビ転換剤を塗っておいた。綺麗になったところで、ビードストッパーを軽く取り付け、その上からリムバンドを掛ける。ヘビーチューブの口金をリム穴に通して薄ナットで軽く締めて口金が抜けないようにしておき、チューブをタイヤに入れるのだが、ヘビーチューブと言うだけあって、重く嵩張る。タイヤにホイールを入れ込む時にはみ出してしまい、手間取ってしまった。タイヤの中へホイールを完全に押し込んだら第一段階終了だ。ここまではタイヤレバーが無くても腕力だけでも出来るが、レバーか太めのドライバーでサポートすればなお簡単だ。次は、タイヤのミミをタイヤレバーを使ってホイールに入れて行くのだが、レバーは2本あった方がやりやすい。新品タイヤなので作業は楽だが、最後の20㎝程になってからは流石に入れにくい。そこで、はみ出たタイヤのミミにシリコンスプレーを吹いて、ピタリとくっついたタイヤとホイールの隙間にマイナスドライバーなど薄刃の物を突っ込んでコジれば最後のミミはスッと入って行く。片側が終わったら反対側だ。同じようにホイールにミミを入れて行く。前後輪とも同じ作業で完成である。ホイールにタイヤを嵌める時に、チューブに少し空気を入れてレバーがチューブに噛みにくくする方法もあるようだが、ヘビーチューブの場合、嵩張るので空気は入れなかった。レバーが少々嚙んでも穴が開きそうにないくらいこのチューブは頼もしい。リムバンドを外したホイールの内側真鍮カップで磨いたホイールの内側ボンスターで磨いて黒サビ転換剤を塗ったビードストッパーリムバンドを掛けたビードストッパーリア用リムバンドフロント用リムバンドホイールに装着したリアタイヤ
2018.06.17
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ヤフオクで買ったタイヤ付きホイールのタイヤに前後共大きなヒビがあったので使用する事が出来ず、やむなく新品タイヤを購入する事にして、タイヤを外してみる事にした。エアバルブを抜いて空気を出して、タイヤレバーでビードを落として行く。中のチューブを傷付けないようにタイヤレバーの先でミミを引っ掛け、テコの要領でホイールから外して行くのだが、2箇所ほど外してそこから進まない。タイヤが古くカチカチで弾力がないので、ミミが上がらないのだ。力ずくでやっていたら、メリメリと音がして、とうとうホイールの縁がレバーで潰れてしまった。アルミなので力任せだと、ホイールの方が弱いのだ。これ以上やってもホイールに傷を付けるだけなので、潔く諦めて、サンダーでぶった切る荒技に出た。何が何でも使えないヒビ割れタイヤを外したいのだ。ミミの付近にあるワイヤを切断すると、あれほどホイールに強くしがみついていたタイヤがヘナヘナと剥がれて行く。結局前後共サンダーでぶった切る嵌めになった。前輪はビードストッパーが1ヶでチューブもリムバンドも破れはないが、かなりくたびれており、再使用は?である。後輪はビードストッパーが2ヶでこちらもチューブもリムバンドも破れはないが再使用は止めた方がよさそうだ。しかもチューブは普通の薄いチューブなのでパンクするのも時間の問題のような気がする。パンク修理は面倒なので、ここは思い切ってチューブとリムバンドも新品にする事とした。現在、トライアルタイヤで競技用でないものはIRCのTRO11ツーリストしかない。TLR125にも取り付けたが問題はないのでTYも同じIRCとする。購入した関係商品は下記の通り。フロントリムバンド 21インチ IRC 275/300-21 税込価格 170(円) x 1(個)ヘビーチューブ 21インチIRC 2.75/3.00 80/100-21 TR-4 税込価格 1,840(円) x 1(個)タイヤ IRC TR011TOURLIST 2.75-21 税込価格 6,030(円) x 1(個)リアリムバンド 18インチIRC 325/510-18 税込価格 180(円) x 1(個)ヘビーチューブ18インチ IRC 4.00/5.10 110/100-18 TR-4 税込価格 1,840(円) x 1(個)タイヤ IRC TR011TOURLIST 4.00-18 税込価格 8,400(円) x 1(個)IRCのトライアルタイヤIRCのヘビーチューブ
2018.06.15
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ヤフオクで買ったリアホイールにはスプロケットも付いていた。恐らく純正だと思われるスプロケットはアルミ製の51丁だ。少し腐食していた箇所もあったが、不織布ディスクで磨いたら目立たなくなる程度のものだった。125に付いていた物より、ギアの摩耗もあまりないのでこちらを再使用する事にする。TYはアルミやマグネシュウムなどを多用しており、当時からコンペでの使用を考慮した作りの良さが窺える。TLのドリブンスプロケットは鉄製なのだ。意外と綺麗だったスプロケット/ボルトの回り止めの座金が付くネジロック剤と思われる青い色が付いたハブのスプロケット取り付け穴付近51丁のアルミ製ドリブンスプロケット
2018.06.13
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信州ツーリングで発覚したV7ドンキーのカルダンギアのオイル漏れ。お岩の顔は治ったが、皆生温泉に伊勢に出雲にとクルマを使っての所要が多かったので、気にはなっていたがほったらかしになっていた。ホイールにオイルが飛び散っているが今はもう乾いている。ドレンボルト付近も触ると指先にオイルが付く程度になっている。梅雨の合間を縫って、久し振りに購入店に状況報告に向かうと、客は誰もおらず、何時ものようににこやかな奥さんと、店主が迎えてくれた。オイル漏れの事を切り出す前にツーリングの話題になったので、信州ツーリングの話しをしたら奥さんがビックリ。同じ頃夫婦で信州ツーリングを楽しんだらしい。我々は5月24、25日、店主夫婦は5月21~23日の1泊3日?だ。何でも21日の夜仕事を終えてハイエースにGuzzi2台を積み込んで、夜走りで信州に向かい、朝方到着。そのまま一睡もせずにGuzziで美ヶ原などを走り回り、ビーナスラインの奥にある宿で1泊。翌日は雨模様だったので、軽く50キロほど走ってお仕舞いにしたそうである。我々の1泊2日往復1200キロ弱はかなり過激だと思っていたのだが、こっちの方が過激である。誘われても絶対行きません。やっとオイル漏れの話しができる状況になったので、「これこれ、しかじか」とカルダンギアを見せながら説明すると、Guzziにはよくある事で、高速道路などを回転を上げて走っていると、ギア内の内圧が高まってオイル漏れを起こす事があるそうである。そのため。昔のGuzziはオイル注入ボルトにパイプを繋いで内圧を逃がすようにしていたそうである。現在のV7はオイル注入ボルトに穴が開いていて、そこから内圧を逃がすようになっているのだが、オイルやゴミなどで穴が詰まる事があるので、漏れがあった場合は分解前にこの穴の掃除をするようにマニアルに書いてあるそうである。しかし、このボルトはどう見てもエアー抜きの穴が開いているようには思えないので、店主に聞いてみたら、ボルトの穴の上から雨水対策でカバーが被せてあるので普通のボルトのように見えるのだが、実はカバーの隙間からエアーが抜けるようになっているとの事。なるほど。早速、ボルトを外して高圧エアーを吹いて貫通を確かめる。ボルトを締めて、飛び散ったオイルを綺麗に拭いて、様子をみる事にした。帰ってバイクを駐めたら、新聞紙を敷いて確かめる。オイルがもれるようならギア内の2枚のガスケットと2枚のパッキンを交換との事である。ギアオイルの注ぎ足しについては、カルダンギアからの漏れはホイールへ派手に飛び散るので、ビックリするが、実際に漏れている量は僅かなので、あまり気にする必要はないようである。ついでに、もう一つ右側エンジンからの僅かなオイル漏れについて尋ねてみる。既にオイルは乾いていて漏れてはないようだが、怪しそうな箇所を辿って行くと、どうやらオルタネーターカバーから出ている電気コードを通すゴムパッキンの隙間からのようである。V7は平成26年のマイナーチェンジからアイドリング時の電気量アップのために発電機が大型化され、それに伴い乾式だったオルタネーターがオイルを回す湿式となったので、シールが甘いとオイルが滲むようになったようである。今後、オイルが滲むようであれば、ゴムパッキンの交換になるだろう。これも様子見である。何ともシャキッとしない。曖昧な。奥歯に物が挟まったような。釈然としない。もやもやした。ええ加減なところが伊太利亜車である。気になっていたリアタイヤもそろそろ交換時期に来ているとの指摘を受けたが、まだ山が残っているフロントも一緒に替えた方が良いとの事。どうしたものか。悩むところである。走行1万キロでのタイヤ交換は平均レベルだそうである。カルダンギアのオイル注入ボルトボルトに開いた圧力調整穴ボルトにとりつけられたカバー
2018.06.11
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125のフロント&リアホイールのスポークは酷い赤サビの上に、折れや曲がりまであるので、再利用は出来ない。タイヤもチューブも使い物にならないが、ハブとリムはアルミなので磨けば何とかなるかも….。という状態なので、どうしようかと色々考えた。TYのスポークは幸い販売している所があるので、スポーク、チューブ、タイヤは新品を手に入れる事は出来るのだが、結構な金額になってしまう。新品ではなくても、もう少し程度の良い中古はないかと、ヤフオクで網を張っていたら、やっと出て来た。同じ車体の前後のホイールがタイヤ付きで別々に出品されたのだ。写真で見る限り、リムは綺麗だし、スポークにもサビはない。タイヤの山もまだ大丈夫のようだ。1本3,000円、前後で6,000円なら妥当な値段だろう。しかも、地元岡山の業者で送料が安かったので、だぼハゼの如く飛びついた。幸い競合者もなく無事落札。届いた現物をみると、リムは磨いた跡があったが、まだまだ甘い。あの光っていたスポークは銀色の塗料で塗ってあった。写真が遠目だったので分からなかったのだ。良く考えたら、この時代のバイクでサビの無いスポークなんてあり得ない。幸い折れも曲がりも無く、フロントも銀色で塗ってあったがサビは少量であったので、無理矢理納得した。スポークとリムは手を入れてあるのだが、ハブは手つかずで泥まみれのままなのが残念である。ハブの汚れを落とすだけでバラすのは面倒なので、組んだ状態でブラストしてみると、泥汚れが綺麗に落ちて、アルミ面が梨地肌になったので、このままにする事にした。リムはスポークが付いているので面倒だが、不織布ディスクで大まか磨いた後、青棒を使ってバフ掛けして、可能な限りテカリを出して完了とする。タイヤは汚れを落とし良く磨いており、ブロックも減りも少なかったが、チューブの状態をみようと、空気を入れてみたら、前後共サイドウォールに写真では見えなかった大きなヒビが出て来た。これは使えない。ガッカリである。ヤフオクで買ったフロントホイールヤフオクで買ったリアホイールフロントブレーキパネルの状態泥で汚れたリアハブ少し磨いた跡があるホイール青棒でバフ掛け中のホイール
2018.06.09
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バイクが古いので新しい部品を組み付けるとバランスが崩れ正常な電子部品が壊れることがある。被害を最小限にするにはコンデンサの交換も必要だ。前回試した汎用コイルの売り文句は「高い電圧で強い火花が飛ぶ」であるが、これがバランスを崩す原因である。非常時には仕方ないが、ずっと使うとどこかにしわ寄せがくる、とフジイが言っていたのである。組む前に新品のコイルの抵抗値を計っておいた。1次側1.2オーム、2次側6.76キロオームで2本ともほぼ同じであった。(写真1・2)この年式の純正のプラグキャップやコードは雑音防止の抵抗が入っていない。(写真3)ちょっとイグニッションノイズをまき散らすかもしれないが、これにコネクタをねじ込み(写真4)コイル、コード、プラグキャップを組み付け、ついでにコンデンサも新しいものを組み付ける。(写真5)買ったゴム部品の中にフレームとガソリンタンク前方下部が接触するところに入れるゴム部品があった。(前記事写真6の中段左の細長いゴム)これは通称”ちくわ”というらしい。ちくわを縦に割ったような形をしており、うまいこと言うな、と感心。新品はさすがにきっちりとタンクが止まる。さて、試乗である。エンジンかけ、まだ暖まっていない状態でもなんか調子良さそうである。暖機の後、はやる心で走り出す…やったー直った!10キロほど走る中で高いギヤで低速、低いギヤで高回転、上り坂の高負荷など色々試し自分の顔がほころんでいるのがわかる。コードとキャップを純正に戻したためクラッシックが際立つ。青い高圧コードはちょいといただけないよね。ご心配をかけました、44年選手復活です。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2018.06.04
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症状が改善しないので原因はコードではない、かもしれない。こうなると1つづつ部品を替えて確かめてみなくてはならない。NGKのコードは以前エンジンをオーバーホールした時にフジイが付けたもの。その時替える前のコード(ノロジー)を返してもらっていたのでこれに付け替えてみて試乗してみるけれど…だめだ。(写真1)ということはコイルか!ここにきて最悪の事態になってきた。電気系統の不安に怯えながら整流器やレギュレターを純正品ではないが同等以上の性能を有する新品に替えていたのだが、純正コイルはいささか値がはるため汎用のコイルを買って持ち歩いていた。(写真2)遂にこいつの出番が来たようだ、と交換して試乗…症状が出ない。ありゃーやっぱりコイルか、これは観念せねばなるまい。最近のBMW純正部品調達は仙台にあるビーマーというところである。コイル2つにポイントやコンデンサ、(写真3)純正のプラグキャップ、高圧コード、(写真4)ついでに手持ちがなくなっていたエアフィルタ、オイルフィルタ、(写真5)朽ちかけていたゴム部品も注文する。(写真6)全て在庫があり、注文のメールから4日で全て届いたが、サイフが軽くなったのは言うまでもない。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5写真6
2018.06.02
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