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Francesco MeliI due Foscari in LA operahis LA opera debutReviewVideoLA Opera 2012-2013 Season | Verdi's The Two Foscari***なんかやっぱりそうらしいです!多分…間違いないでしょう。やはりテノーレは…いろいろ気をもませるわね!
2012年10月31日
きょうから蝶々夫人を予習というか、聴き始めたのですけど、音源はMETので、シャープレスがVerdi baritoneのルーカ・サールシ、ピンカートンがRDスミスなんです。RDスミスが気持ちよさそ~~に歌いきっているのを聴いていたら、やっぱり望月哲也さんのピンカートンが聴きたい~と思いました。いやそれだけなんですけど。ごめんなさい。Twitter からの情報です。マダム・バタフライ@kaat_ButterflyX世界が愛した“幻想の日本”“永遠のヒロイン”から未知の“バタフライX”へ宮本亜門が導き出す“X”の値を体験するネオ・オペラ!@ KAAT神奈川芸術劇場http://www.kaat.jp/ 11月10~18日構成・演出 宮本亜門/出演 嘉目真木子 与儀巧 大沼徹ほかお問い合わせ045-662-8866チケットかながわKAAT神奈川芸術劇場 · http://www.kaat.jp/pf/madame-butterflyx.html11月7日と14日には、23時~23時30分、BSフジ「レシピ・アン」にて稽古場取材が放送されます。二期会オペラ歌手の皆さんがホスト役で、亜門さんのスタジオ登場もあります!とのことです。楽しみですね!***BSフジ「レシピ・アン」オフィシャルサイト更新!***フランチェスコ・メーリ情報…って気が早すぎですが。彼がローマにいるので気になって。シモンではなかった。そのサールシさんと共演です。帝王ムーティ、、また聴くチャンスはあるのだろうか?ローマに行かないとないのかな。I due FoscariTeatro dell'Opera di roma Musica di Giuseppe Verdi Wednesday, 6 March, at 20.00Friday, 8 MarchThursday, 14 MarchSunday, 10 MarchSaturday, 16 MarchTuesday, 12 MarchDirettore Riccardo Muti Regia Werner Herzog Maestro del Coro Roberto Gabbiani Scene e Costumi Maurizio Balò Luca Salsi /Dario Solari Francesco Meli Tatiana Serjan /Csilla Boross Luca Dall’Amico /Antonello Ceron Saverio Fiore ORCHESTRA E CORO DEL TEATRO DELL’OPERA Nuovo allestimento ムーティがウィーン国立歌劇場日本公演で指揮した「コジ・ファン・トゥッテ」これはほんとうにものすごかったんですよね!あれフェルランドがシャーデだったけどウィーンではメーリも歌ったんですよ。それはそれはメーリ節だった!(笑)ちなみにローマ歌劇場11月公演のシモン、やっぱすごいメンバー。帝王ムーティさま以下、George Petean / Dario Solari Maria Agresta /Eleonora Buratto Dmitry Beloselskiy/Riccardo Zanellato Dario Solari /Mario Caria Riccardo Zanellato /Luca Dall’Amico Saverio Fioreダリオ・ソラーリ聴いてみたい。出てないけどニコラ・アライモも生で聴いてみたい~彼もムーティ弟子系ですよね。来年の夏休みはローマ歌劇場のナブッコ、ミランのバッロのはしごってできないかしら~ナブッコすごい。Luca Salsi / Dario Solari Francesco Meli Riccardo Zanellato Tatiana Serjan Sonia Ganassi /Anna Malavasi Luca Dall’Amico Saverio Fiore こりゃ~まじすげ~ まじ行きたいすティーレマンのワーグナーやRシュトラウスを聴いたらそれでないとだめになっちゃうように、ムーティのヴェルディを聴いたら、もうそれでないとだめな体になっちゃうのよ。ナブッコはMuti以外ではできれば聴きたくない~~いやごめん。やっぱメーリがローマでプロ-ヴェしてるんで、シモンに出るんじゃないの?それと大ニュース。ザルツブルク音楽祭「ナブッコ」、ムーティご降臨です!さああどうしますか?どうせバイロイトは当たらないからそっちかなあ
2012年10月31日
Twitter で知ったのですが、先日もお伝えしたすばらしい Actor-singer-baritone の大沼徹さんが出演する KAAT「マダムバタフライX」、28日のTVKの特番(カナフルTV)がネットで見られます。すばらし!カナフルTVToshiki MIYAZAKI さん、ありがとうございます。***≪心配なこと≫ROH 今夜の「ものすごいガラ」に出るはずだったエヴァマリア・ヴェストブレークが降板したとのこと。日本公演までに回復してほしいものです!!!***
2012年10月30日
東京・春・音楽祭2013 詳細が本日公式サイトに出ました。 2013年3月15日(金)〜4月14日(日)の1ヶ月今回の目玉はもちろんマイスタージンガー(コンサート形式)です。私にとって初めて生鑑賞が実現するマイスタージンガー、こんなにすばらしい歌手と指揮者とオケで聴けるなんて今から期待で胸がいっぱいです。先日の東京二期会・パルジファルで大活躍した歌手たちを含む、若々しいメンバーの二期会を中心とした(?)歌手たちが出演するのもすごく楽しみです。しかもおまけがあって、ベックメッサーで来日する美声のバリトン、アドリアン・エレートがリサイタルをしてくれるのもうれしい!!それにピアノ伴奏ですがヴェルディの名作「ファルスタッフ」の上演もあります。タイトルロールで先日のピーター・グライムズで曲者ネッド・キーンを演じた吉川健一さんが出演します。これは昨日ご本人のブログで知ってたいへん驚き、うれしかったです。メルニコフのリサイタルも楽しみですね。***東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.4《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(演奏会形式・字幕映像付) 4.4 [木] 4.7 [日] 東京文化会館 大ホール 指揮:セバスティアン・ヴァイグレ ハンス・ザックス:アラン・ヘルド ポークナー:ギュンター・グロイスベック フォーゲルゲザング:木下紀章 ナハティガル:山下浩司 ベックメッサー:アドリアン・エレート コートナー:甲斐栄次郎 ツォルン:大槻孝志 アイスリンガー:土崎 譲 モーザー:片寄純也 オルテル:大井哲也 シュヴァルツ:畠山 茂 フォルツ:狩野賢一 ヴァルター:クラウス・フロリアン・フォークト ダフィト:イェルク・シュナイダー エファ:ガル・ジェイムズ マグダレーネ:ミヒャエラ・ゼーリンガー 夜警:ギュンター・グロイスベック 管弦楽:NHK交響楽団 合唱:東京オペラシンガーズ 合唱指揮:トーマス・ラング、宮松重紀 音楽コーチ:イェンドリック・シュプリンガー (全3幕/ドイツ語上演・字幕付) [上演時間:約5時間30分(休憩2回含む)]
2012年10月29日
ウィーン国立歌劇場「フィガロの結婚」最終日 Part 3第4幕あずまやのある庭園このセットが美しい大木がセットしてあり、実に美しい、夜の庭園。感動~バジーリオのシーンもなし。フィガロが歌うアリア。すばらしかった~拍手。今度はスザンナのアリア。シュナイダーは歌手に合わせてとびきりゆっくりにテンポを落して歌わせた。すばらしい。拍手ケルビーノがスザンナに化けたコンテッサに勘違いしてすりよるコンテが見ているコンテがケルビーノをぶん殴ろうとした時、ちょうど近くにいたフィガロが叩かれる。ここもパチン!と音をシュロット自身が出していた。笑コンテはコンテッサをスザンナと勘違いしダイヤを与える地団太踏むコンテッサ、可愛いコンテッサがしもてのあずま屋に消える。フィガロがコンテッサに化けたスザンナを見つけ、スザンナと見破る。しかし騙されたふりをしてコンテッサにすりよる。スザンナが怒ってぽかすかフィガロを叩く一方コンテが見ていて勘違いし皆を呼び集めるコンテが糾弾するが、かみてから本物のコンテッサが登場し、一同茫然。ここからがすばらしかった。Contessa, perdono!許してくれ、懇願する伯爵の顔はいつになくまじめ。徹底的に彼女の心を傷つけていたことに気がついたのだ。受けるコンテッサは、あらゆる悲しみを耐え忍ぶ表情で歌う私はあなたよりも素直ですから…絶望の表情のコンテ「はい(=Si)と言いますわ」一転して安堵するコンテ。このシーンで今まで大笑いしていたのに涙が浮かんできました。やはりこの2人の歌手は最高ですわ!大団円!すばらしかった。世界最高のオペラ、モーツァルトの「フィガロの結婚」の真骨頂を見た!これだからオペラはやめられない!数珠つなぎになって出てくる出演者たち。延々と続くカーテンコール!すばらしかった!!もう大満足。これ以上のものはこの世にないかも?というまさにオペラの究極の醍醐味を堪能した一夜だった。皆さんもそういう気持ちだったと思う。来日してくれて皆さんありがとうございました。★こぼれ話☆・なんとカルロス・アルヴァレスの入りは本番25分前!さすがにアシスタントディレクターとおぼしき人物があせって彼を誘導しようとしていたが、群がるファン!彼は「あとで対応しますから…」とサインをせがむ人々に優しく言いながら笑みを浮かべて入り口に向かう。「日本に来てくれてありがとうございます!」と声をかけたら「Thank you very much! Big pleasure.」とあの渋い声で優しく返してくれた。本当に素敵でダンディな紳士です!・終わったら大雨!4時間の夢の時間が終わって外に出ようとしたが人々がロビーにたむろっている。何事かと見たら外は大雨。それも豪雨に近いもの。誰が雨男?・幕間幕間に愛知県からいらっしゃった素敵なご婦人とお話ができた。彼女は78歳ということだが、とてもそんなお歳には見えず、若々しい。以前にもフィガロは見た。今回昨日のアンナ・ボレーナと合わせての鑑賞で3泊4日での上京とのことでした。 もう(もろもろあって)夫婦2人になったので、主人が許してくれて出てこれたのよ!とうれしそうに話してくれました。 オペラ鑑賞者にもさまざまなドラマがあるんですよね!METで出会った80代のすてきな女性のことをまた思い出してしまった。私を号泣させた優しい人。
2012年10月29日
ウィーン国立歌劇場「フィガロの結婚」最終日 Part 2スザンナはしもての部屋に隠れる。コンテが戻ってくる。ここの芝居がほんと面白い。中にいるのはいったい誰なんだ!?Parlate!話すんだ!これをアルヴァレスは泣きそうな顔で切羽詰まって言う。笑。コンテッサは中にいるのがケルビーノだと告白する。コンテは右手にサーベルを構え、フェンシングのように部屋に向かって進む(笑)。出てきたのはスザンナフリットリの演技が爆笑ものスザンナ!?コンテは情けない顔でコンテッサの手にキスする。そこにフィガロ。間が悪いと不機嫌になるコンテ。コンテは手紙についてフィガロに聞く。アントニオがやってきてベランダから男が飛び降りるのを見たと言う。in giardino!in giardino.フィガロはとっさにそれは自分だと嘘をつく。そして足をくじいたと。アントニオはその男が落して行った手紙を出す。絶体絶命の大ピンチ。しかしフィガロはスザンナとコンテッサの手助けで切り抜ける(ここのフリットリの芝居も絶妙のおもしろさ)マルチェエリーナ、バジーリオ、バルトロがやってくる。またまた結婚に暗雲!ここで第2幕、了。休憩第3幕伯爵の部屋。ここのセットも豪華。執務机でうなりながら何か書いているコンテ。どうにも解せない!コンテッサとスザンナのたくらみ。スザンナは気つけ薬をもらいにコンテのもとへ。持って行きなさい!スザンナはコンテの誘いを受けると言う。とたんに大喜びするコンテ。スザンナの芝居とも知らず、せつない恋心を吐露する。ここ大好きなシーン!コンテはスザンナに迫る。若い女性に狂う中年男の機微がにじみ出ている。Mi sento dal contentoPieno di gioia il cor.美しいメロディ。Keenlysideのも良かったけど、C.アルヴァレスもやはりすばらしい!コンテの見せ場が続くこの幕スザンナが退場すると、裏切りに気付いたコンテが烈火のごとく怒るアリア。Hai gia vinta la causa!すばらしい!大拍手!そしてコンテッサの見せ場Dove sono i bei momentiここはやはり彼女の本調子ではないが、歌いきった。Dove sono i bei momenti の2回目に入る時に、弱音から入りヴォリュームアップしていく。大拍手ここで爆笑キャラクタードン・クルツィオが登場する。借金を返さないとマルチェリーナと結婚することになるフィガロ。つっかかってしゃべるクルツィオの口真似をしてしゃべる私は貴族の出なので親の同意がいります一同笑う。しかしマルチェッリーナは自分の子だと気づく。バルトロ「お前の母さんだよ!」Sua madre!(客笑う)ここの六重唱で、かみて側でコンテとクルツィオのアドリブ芝居が繰り広げられている。つっかかってしゃべるくせがあるあので「Sua Madre!]と言えないクルツィオにコンテがしゃべり方を教えている。するとクルツィオが言えるようになり、2人は喜ぶ。こういう小芝居がいたるところで繰り広げられていてすごい。スザンナとコンテッサも小芝居がすごかった。スザンナがやってきて勘違いしてフィガロを平手打ちする。ここ、パチン!大きな音がするが実がフィガロが自分で手を叩いて音を出しているのがわかった。うまいよね~!伯爵が出ていく喜びの4人もらえるものは何でももらう!とほくほくのフィガロ(客笑う)バルバリーナとケルビーノ。バルバリーナは美人で背が高く歌も美しい!帽子を投げ捨てるケルビーノ。アントニオとコンテ。アントニオは帽子を拾ってケルビーノが舞い戻っていると注進する。かみてのドアから出て行こうとするコンテ。威厳を保って先に出ていく。こういう芝居がすごいカルロス。うまいんだよねえ~スザンナとコンテッサが殿様を騙す手紙を書く。美しいすばらしいシーン。最高でした~農婦たちがやってくる。一番最後が女性に化けたケルビーノ。コンテッサへの花を受け取るスザンナ。ケルビーノだけが花を渡さない。スザンナはコンテッサに耳打ちする。ケルビーノがどかどか歩いてきてひざまずき花をコンテッサに捧げる。アントニオがやってきてケルビーノの首根っこを捕まえる殿様の怒りが爆発しそうになった時、バルバリーナが割って入るコンテは勝てない。フィガロに皮肉を言うコンテ。くじいた足で踊るのか?皮肉で返すフィガロ若いから治りが早いんですよ!苦笑コンテ「鉢は粘土でできてたんだな」幕が下りて幕前にコンテとコンテッサ。コンテは座ろうと先に腰掛けるがコンテッサがにらんでいるので立ち上がるお先に。コンテッサはコンテをにらみつけながら座る(客笑う)バルバリーナともう一人の女性が歌う。コンテにバルバリーナがスザンナのヴェールを渡す。コンテはバルバリーナに取り繕ったような愛想笑いをしながら受け取るさっきの応酬を引きずっているのだ。コンテはスザンナにヴェールをかぶせる。スザンナはコンテに手紙を渡す。コンテはピンで指を刺すイタッ!フィガロはまだ気づいていない。コンテは手紙を読みだすがピンを落したので探している。フィガロがスザンナに耳打ちするAndate, amici幕が下りて場面転換幕前にバルバリーナ。この歌唱が飛びきり素晴らしい。シュナイダーも歌わせている。ゆっくり。フィガロがマルッチェリーナとやってくる。フィガロはスザンナの裏切りを母に相談していたのだ。マルチェッリーナはフィガロに自分のピンを渡す。フィガロは拾ったふりをしてそれをバルバリーナに渡す。怒ってるの?関係ないものね。ないともさ、ないともniente nienteここザルツブルクでは意味ありげに歌っていたが、きょうはあっさり。マルチェッリーナはスザンナを信じている。マルチェリーナのアリアはなし。Part 3 に続く。
2012年10月28日
Wiener Staatsoper Tournee Japan 2012Wolfgang Amadeus Mozart Le nozze di FigaroDay 3 and the lastDirigent Peter SchneiderRegie und Ausstattung Jean Pierre PonnelleChorleitung Thomas LangConte d'Almaviva Carlos ÁlvarezContessa d'Almaviva Barbara FrittoliSusanna Anita HartigFigaro Erwin SchrottCherubino Margarita GritskovaMarcellina Donna EllenBasilio Michael RoiderDon Curzio Peter JelositsBartolo Il HongAntonio Hans Peter KammererBarbarina Valentina NaforniţăEin Bauernmädchen Karin WieserOrchester der Wiener Staatsoper, Chor der Wiener Staatsoper ウィーン国立歌劇場日本ツアー「フィガロの結婚」最終日2012年10月28日神奈川県民ホール指揮:ペーター・シュナイダー演出・美術:ジャン=ピエール・ポネル合唱監督:トーマス・ラング アルマヴィーヴァ伯爵:カルロス・アルバレス 伯爵夫人:バルバラ・フリットリ スザンナ :アニタ・ハルティッヒ フィガロ :アーウィン・シュロット ケルビーノ:マルガリータ・グリシュコヴァ マルチェリーナ:ドンナ・エレン バジリオ:ミヒャエル・ロイダー ドン・クルツィオ:ペーター・イェロシッツ バルトロ:イル・ホン アントニオ:ハンス・ペーター・カンメラー バルバリーナ:ヴァレンティーナ・ナフォルニータ 村娘:カリン・ヴィーザー ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団***アーウィンの髪の色はきょうはノーマルカラーでした。いい男だった~ウィーンのフィガロ、最高のプロダクションでした。これ以上の贅沢がこの世にあるんでしょうか??っていうぐらいすばらしかった。もうこれは歌手の力量とか音とかそんなのかんけーねー一つの総体としてものすごくすばらしかった!終演後すべての人が立ちあがってスタンディングオーヴェーションがいつまでもいつまでも続いた!まるで自分が総天然色のDVDの中に入り込んだよう!DVDで見たカルロス・アルヴァレスさまの尊大なコンテ、そのままのお姿でお衣装で、そこにいた!アーウィンのフィガロは映像も含めていろいろ見ましたが、その中で一番すばらしいプロダクションだった!この歌劇が喜劇であることが初めて分かった!ものすごく笑える~そして最後ほろっとさせる歌手たちが歌もさることながら芝居がものすごく細かくて面白かった。多分変に演出されていない分、自由にできるのであろう。歌手たちがアドリブかましまくりで実に見事だった~!きょう一番のできは、ケルビーノのグリシュコヴァ。すばらしい声、歌唱力、音量。バルバリーナのナフォルニタが美少女な上に背が高くて歌唱力抜群!きょうの女性陣は皆ソリストはほとんど美女ぞろい!スザンナはものすごいオーラや派手さはないが堅実な美しい歌唱!フリットリさまはきょうは不調だったと思うが、それを補って余りある芝居のすばらしさ!男性の脇役はめっちゃ演技うまい!先日のヘロデだったロイダー、芝居うま過ぎる。ドン・クルツィオのイェロシッツも爆笑ものでした~今回注目していたイル・ホンさんは巨体に似合わず繊細なバスバリトン風のバスでした。私的に今回やはりカルロス・アルヴァレスさまが最大のお目当てだったので、大満足!パワフルな美しいバリトンのお声を堪能。ぜんぜん衰えていない。小芝居も絶妙!もともとアーウィンもすごく芝居がうまいのでほんと飽きないし爆笑の連続でした!セットも豪華で美しく実写的で過去にタイムスリップしたかのような夢の世界でした。音楽はピーター・シュナイダーきょうも鳴らしとった!前半およよと思うぐらい鳴らしていた。しかし後半のいちばん最後では歌手に合わせまくりでテンポを自在に変えていてさすがだと思った。コンマスはやはりシュトイデ!ほか後述***第1幕階段の下にあるフィガロの部屋。スザンナとのこのシーン。フィガロが階段の上にいるときに咳払いをしていたので大丈夫かな?と不安がよぎったが杞憂だった。きょうのアーウィンはやはり低い重いバスバリなのだが非常によく歌っていた。彼の芝居が自然でほんとレチタティーボはしゃべっているよう。フィガロはスザンナを抱きしめたり、最後にはキス。スザンナが奥方に呼ばれて出ていき、フィガロはアリアを歌う。♪もしも踊りをなさりたければ拍手バルトロとマルチェリーナ。バルトロのアリア。意外に繊細な声のイル・ホンきょうのマルチェッリーナはクシュプナーでなくて残念。彼女は客席にいた。最終公演はベテランに歌わすという慣習でもあるんだろうか?こないだのヘロデの件といい。スザンナとケルビーノ。ケルビーノのアリア。すばらしい声。完全にアニタを食っている。いよいよカルロス・アルヴァレスの登場。感動~コンテはガウン姿。バジーリオがやってくる。ロイダーは高い声でこの役にぴったり。芝居も超かましている。スザンナが気絶するとコンテはベッドに抱きかかえてつれていってキスしようとする。その瞬間スザンナが目をさまし、コンテは顔からベッドに突っ込む(笑)。コンテがシーツをはがすとそこにケルビーノが!コンテは激怒。人々がやってくる。コンテは鷹揚な顔を繕うが実はうんざりしている。フィガロが指揮棒で指揮して歌わせている。その役のバジーリオは怒って指揮棒を奪おうとするが、アクシデントで失敗し、指揮棒がオケのすぐ近くまで飛んで行ってしまう。ロイダーはあっ!という驚いた顔をして拾いに行く。一顧だにしないフィガロの受けの演技さすが!アクシデントもまったく動じず。バジーリオは指揮しながら歌う村人たちを退出させる。コンテはフィガロに椅子の位置を回転させる。ぼろぼろの椅子。わざと?フィガロはコンテに挑戦的に椅子をどかっと落す。コンテは椅子に座り、ケルビーノを士官に任命すると言う。コンテはフィガロに意地悪するためにスザンナを抱きしめていいとケルビーノに言う。フィガロは割って入り、あの有名な歌を歌い出す♪もう飛ぶまいぞこの蝶々。今までなんどこの歌をシュロットで聴いたことか!それがここで生で歌っているなんて私の目が信じられない(実は昨年夏ザルツブルクでアーウィンのフィガロを見ているがこれはグート演出だったのでまったくの別の作品と言っても過言でないぐらい違う。だからまともな演出のフィガロのアーウィン生はお初ということで感動的だ)アーウィンはケルビーノのリボンやら帽子やらをはぎ取り投げる。1回目はスザンナが受け取り、その2回目はバジーリオが受け取る。バジーリオは憤慨して投げ捨てるのだが。伯爵が怒ったように出て行き、フィガロはケルビーノに目くばせする。フィガロは歌の内容ほどケルビーノをいじめていない。可愛がっているのだということがわかる。フィガロには考えがあるのだ。第2幕コンテッサの部屋。朝陽?夕陽?窓の外を見ているコンテッサ。コンテッサのカヴァティーナ。フリットリがずっとしもて方向を向いて歌っていたためか、かみての一番端にいる私にはあんまり聴こえてこない。フリットリさん不調?しかし歌終わりで盛大なブラヴァ!をかけた御仁がいた。こういうファンは歌手を元気にしてくれるのでいいね。すぐ前のケルビーノのアリアが大喝采だったから。コンテッサは座って刺繍を始める。スザンナ。そしてフィガロ。フィガロは冗談めかして自分たちの窮状を訴える。軽妙なアーウィンの芝居と歌はフィガロにぴったり。スザンナとコンテッサはケルビーノの歌をうっとりと聞く。♪恋とはどんなものかしら本当にすばらしい!大喝采!スザンナとコンテッサはケルビーノについたてのかげで着替えさせて見ているコンテッサはケルビーノにキスしようとする。そこにコンテの声。Perche chiusa?鍵をなぜかけているのだ誰と話してるのだ!あなたとですわ!うろたえるコンテッサ芝居うま過ぎるケルビーノをしもての部屋に隠す。スザンナはかみての部屋にいる疑ったコンテは鍵を取りに行くことにする。スザンナはケルビーノを部屋から出して逃がす。ケルビーノはしもてのベランダから庭に飛び降りる
2012年10月28日
きょうのWebradioはレッジェーロ対決ですね!ヒューストングランドオペラの「セビリアの理髪師」ローレンス・ブラウンリーとドニゼッティの珍しいオペラ「カテリーナ・コルナーロ」のコリン・リー!カルメン・ジャンナタッシオ!これは迷うね。レア度では後者ですね。しかしBBC Radio 3 は7日間のオンデマンドがあるので、セビリアかな。他にはアッティラ。フルラネット、ルイゾッティ、サンフランシスコオペラ。セッコ、レリエのファウスト、サンフランシスコオペラ。大野和士さん指揮のマクベス!Evez Abdulla って誰!?リヨンから生中継!ううう~んこれも聴きたいな。ベジュン・メータお好きな方はネーデルランドオペラのブリテン、Written on skin ありまっせ。ヴェルディのジャンヌダルク、ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ。BR4は来週生ビデオキャストのバイエルン「バビロン」もう~きりないですね。あしたはフィガロだからきょうは自粛しよう!
2012年10月27日
またひとつ気になる公演を発見してしまいました。横須賀ですけど。+++サントリーホールオペラ・アカデミー公演 J.シュトラウス2世 オペレッタ「こうもり」(原語歌唱、日本語台詞/セミ・ステージ形式) 2012年11月11日(日) 15:00開演 サントリーホール・オペラ・アカデミーアイゼンシュタイン 今尾 滋(テノール)ロザリンデ 野田ヒロ子(ソプラノ)アデーレ 天羽明惠(ソプラノ)ファルケ博士 吉川健一(バリトン)アルフレット 上原正敏(テノール)オルロフスキー公爵 米谷朋子(メゾ・ソプラノ)ブリント 太田直樹(バリトン)フランク 町 英和(バリトン)イーダ 九嶋香奈枝(ソプラノ)フロッシュ/ナビゲーター 朝岡 聡 古藤田みゆき(ピアノ)アンサンブル・ファルケ(室内合奏)***Peter Grimes でネッド・キーンを演じた吉川さんがファルケです!東京公演はないのでしょうかね?これはそうとうおもしろそうです!***東京公演もありました~テヘペロサントリーホール オペラ・アカデミー公演J.シュトラウスII:オペレッタ『こうもり』(原語歌唱/日本語台詞) サントリーホールブルーローズ(小ホール) 2012年11月23日(金・祝) 15:00開演(14:20開場) ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン:今尾滋(テノール)ロザリンデ:吉田珠代(ソプラノ)アデーレ:九嶋香奈枝(ソプラノ)ファルケ博士:吉川健一(バリトン)アルフレット:又吉秀樹(テノール)オルロフスキー公爵:米谷朋子(メゾ・ソプラノ) ブリント:太田直樹(バリトン)フランク:町英和(バリトン)イーダ:湯浅桃子(ソプラノ)フロッシュ/ナビゲーター:朝岡聡 ピアノ:古藤田みゆき 日本語台本:朝岡聡演出:太田麻衣子舞台監督:深町達残念、この日はトスカだ~***大沼徹出演舞台神奈川芸術劇場(KAAT)が贈る、この秋注目の公演『マダム・バタフライX』あすテレビ神奈川で関連ニュースが放送されるようです!楽しみ~ってかTVK映らない??二期会ブログ オペラの散歩道◆◆放送予定◆◆ 「カナフルTV」 特集:宮本亜門演出「マダムバタフライX」徹底解剖~オペラって凄く面白いぞ―!!!~ 放送日時:10月28日(日) あさ9:30~10:00 放送局:tvk(テレビ神奈川〈神奈川県全域と隣接都県の一部で視聴可〉)***見ました。大沼さんの歌唱2秒ぐらいしかなかったです。はは…ヒロインの女性とのリハーサルシーンはばっちり。インサートで映りまくり。大沼さんって舞台上だとものすごくオーラを発する人だから素の姿との違いがすごい。…んでしょうね多分。なんでこの人があの舞台をdominateしてたアンフォルタスだったんだろうといまだに不思議でしょうがない(笑)。そういうスイッチ入っちゃう系、Simon Keenlyside とか Wolfgang Koch とかそうですよね~本番が楽しみです!シャープレスもジェリュコ・ルチッチが泣いちゃって演じられなかったという経験があるぐらい重要な役だから期待だな~あの「パルジファル」は今のところ私の中で年間ナンバーワン爆走中なんだよね。まあ異論はあるとは思いますけど…。
2012年10月27日
第九尽くし!今年の年末は第九尽くしになること間違いなし!それで今第九をあさっていたら、ミヒャエル・シャーデの第九に行きあたった。L. v. Beethoven - [4/4] Symphony No. 9 in D minor, Op. 125 - IV. Finale. Presto - Allegro assai望月哲也さんの声は世界唯一無二ですけど、よくよく聴いてみるとテノールの声質としてはやはりこのミヒャエル・シャーデに一番近いのではないでしょうか?高音の美しさ、これぞテノールだろ!という声の輝きが似ていますよね!だとするとマイスタージンガーのダーヴィトとかもいけるし。あとあす佐藤望さんの第九もあります~~
2012年10月27日
あはは…もう笑うしかない。愛読書「ぶらあぼ」を読んでいましたらロディオン・ポゴソフが来日することがわかりました。イケメンのバリトンです!11月18日(日)14時 サントリーホール東響とForestの飯森さんと共演!これは見たい!…ですけど…東京交響楽団第605回 定期演奏会2012 11/18(日) 2:00p.m. サントリーホール 指揮:飯森範親 バリトン*:ロディオン・ポゴソフマーラー/ベリオ編:若き日の歌より*リヒャルト・シュトラウス:家庭交響曲 作品53 ***この日はなんと大澤建さんが騎士長のドンジョヴァンニも横浜であるんです~大沼徹さんの出る亜門さんの「マダマバタフライ」もありますし~~最近トリプルブッキング当たり前になってきました(笑***第22回神奈川オペラフェスティバル'12 第2夜モーツァルト オペラ「ドン・ジョヴァンニ」(原語上演) 指揮:山本一史演出:中村敬一ドン・ジョヴァンニ:清水宏樹レポレッロ:柴山昌宣ドンナ・アンナ:弓田真理子ドン・オッターヴィオ:安達道人ドンナ・エルヴィラ:和泉万里子ツェルリーナ:飯田千夏マゼット:福山出騎士長:大澤建演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団合唱:横浜シティオペラ合唱団チェンバロ:服部容子 11月18日(日) 15:00 神奈川県民ホール大ホール 神奈川フィルは一度聴きたいと思っていたので行きますよ!ええ行きますとも!大澤さん以外歌手は知りませんけどお勧めの方はいらっしゃるでしょうか?ジョヴァンニはオッターヴィアがきもなんですよね、私の場合。やっぱ美しいアリアが二曲もあるし。***望月哲也氏のファンの皆様はもうおすみでしょうか?本日彼のリサイタルの販売日です!苦節15分、ようやくGetできました。はあ~~もう残席僅少のようです。
2012年10月27日

※画像をクリックしリンク先の画像を再度クリックすると拡大します。狩野賢一出演第九!本日ちらしを入手しました。第九演奏会2012年12月2日 19時~さいたま市北区宮原 プラザノースホール指揮:絹川文仁ソプラノ 武田千宜アルト 石川紀子テノール 池本和憲バス 狩野賢一合唱:コーロ・フィオーレ他管弦楽: Orchestra Seta***狩野さんは、第九ソロは、ピアノ伴奏を含めると三回目ですが、オケで歌うのは二回目とのことです。すばらしい低音なので歌い出しの部分"O Freunde, nicht diese Töne! Sondern laßt uns angenehmere anstimmen" をぜひとも聴きたいです!***この日は横浜でヤンソンスの第九が15時からあります。第2番が演奏時間34分、第九が70分 合計120分として5時過ぎにみなとみらいを出て移動時間は最低で2h。やはり19時には間に合わない。第4楽章からというのはあながち冗談ではなくなった。ひょえ~ちなみにですが、この日、大沼徹氏も平塚で第九に出ております。(望月哲也氏はびわこホールでコジのフェルランド)はああ~~~体が3つないといけない。
2012年10月26日
きょうは注目のバスバリトン狩野賢一さんも出演したバロックのコンサートに行ってきました。三茶です。その前にまずニュース!!狩野賢一さんがバスのソリストの第九があります!!これを待ってたんですよ~しかし日にちは12月2日、ヤンソンスの第九の日です。時間はずれていますが4時間しかないので、移動時間を考えると第九は第4楽章から聴くことになるかも?あとでまた書きます。まずはきょうのコンサートのことを。狩野さんはご本人が「バスバリトン」とおっしゃっているのですが、やっぱりバスじゃないでしょうか?最初聞いた時バスだと思いましたが、本人がそう言うならとバスバリにしてましたがバスの曲ばかり歌っておられます。バッソ・プロフォンドではないか?と先日Giocondaさまがおっしゃっていました。すばらしく美しい低い声が出ます。きょうも感動でした。きょうは高い音が逆にあまり出にくかったような。やはりお疲れなのでしょうか。先日のガラでは高い音もすばらしかったです。*** Affetto〜アッフェット 魂に触れる音〜2012年10月26日サロン・テッセラ 三軒茶屋駅 ソプラノ 森有美子 森川郁子 メゾソプラノ 新明裕子 テノール 渡辺大 バリトン 小岩太郎 バス 狩野賢一プロローグモンテヴェルディ「オルフェオ」より(ソプラノ2+メゾ)モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」より、「私は黒いけれど美しい」フレスコバルディ「トッカータ第1番」(チェンバロ独奏)モンテヴェルディ「西風が戻り」ストロッツィ「私の涙」 Lamento della Ninfa "ニンファの嘆き"(C. Monteverdi)ソプラノ+テノール2+バス休憩モンテヴェルディの5声のマドリガーレ Lamento d'Arianna a cinque voci "アリアンナの嘆き" (C. Monteverdi)Lachrime Pavan "涙のパヴァーヌ" (W. Byrd) O dolcezze amarissime d'amore "おお、愛の苦き甘さよ" (L. Luzzaschi)Schlummert ein, ihr matten Augen 「Ich habe genug ,BWV82」 "まどろめ、疲れた目よ" カンタータ82番 "我は満ち足れり"より (J. S. Bach)狩野賢一独唱 When I am laid in earth「Dido and Aeneas」 "私が土の下に横たわる時" 「ダイドーとエネアス」より (H. Purcell)メゾ+全員 Encore (?)***狩野さんの歌は、前半は「ニンファの嘆き」ミゼレーレ、ミゼレーレと繰り返します。後半はいきなり大曲、「アリアンナの嘆き」です。これはすばらしかったです!!そしてついに狩野さんのソロです。バッハのカンタータ Ich habe genugイッヒ・ハーベ・ゲヌーク~♪と歌い出したのでびっくり。ドイツ語ですよ。なかなか長い曲で、美しい声を堪能できました。また違う一面が聴けて幸せです!最後のパーセルは英語でした。これも狩野さん、歌いました。他の歌手も皆さんすばらしかったです。とても楽しい宵となりました。***名古屋のおやじさまにご紹介いただいてさっそくハンス・ホッターのイッヒ・ハーベ・ゲヌークを聴いております。Bach - Cantata "Ich habe genug" BWV 82 - Hans Hotterきのう狩野さんは、抜粋で、1のAria: Ich habe genugを歌わずに、2のIch habe genugで始まるRecitativo と3のアリアSchlummert ein, ihr matten Augen をお歌いになったとのことです。確認させていただきました。?? 5.Aria - Ich freue mich auf meinen Tod も歌ったような…?名古屋のおやじさま、ありがとうございます。
2012年10月26日
きょうは横浜のティーレマンでした。その前に!大ニュースです。チラシが入っていました。2013年11月に横浜でコンサート形式のフィデリオがあります。その歌手がすごいです!ブルクハルト・フリッツ、エミリー・マギー、ファルク・シュトルックマン、デトレフ・ロート、イヴァシュチェンコです。パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルです。ティーレマンはきょうはワーグナー尽くし+ブラ1という、私にとっては夢のようなプログラム、ワーグナーに関してはホントにすごかったです!なかでも白眉はやはりリエンツィ序曲!もう前半だけでお腹いっぱいになり、第2部では心ここにあらず、脱力しきっていました。ブラームス1番もなかなかすばらしく、いやいやいや堪能しました。ワーグナーにサンドイッチされてなければ大感動だったんですがなにしろバイロイトとザルツブルクの帝王ティーレマンのワーグナーですから、もうそれだけでありがたくて。この人が日本でワーグナー振る時は皆勤しよう!などと思いながら聴いていました。***残念ながら客の入りは7割ぐらい。高い席の空席が目立っていました。横浜で19時じゃつらいですよね!あと値段も高いし。ホールは初めて来ましたがすごくいい音楽ホールで残響音がすばらしかったです。ティーレマンはせっかちな性格なのでいつもあいさつもそこそこに振り始めますが、本日もそういうとこは変わっていませんでした。いつまでも青年ぽいです。オケは、第2バイオリンかみて、ビオラは指揮者の右手あたり、チェロは指揮者の正面にいる。その後ろにクラリネット そのしもてにフルートその後ろにオーボエホルンはかみて正面後列にトランペット、そのかみてにトロンボーンその後ろにティンパに、シンバル、タンバリン、トライアングル、小太鼓かみてにハープ。前半のワーグナーはどれも本当にすばらしくて。ミュンヘンフィルでも聴いたはずの曲を聴きましたがきょうの方が緻密だったような気がしました。タンホイザー、ホルンで入る。2つのホルンのハーモニーがもうのっけからすごい!!合ってるなんてもんじゃない。とろけあっていました。初めはいつもの雰囲気だったティーレマン、中盤でのりのりに激しくなります。そしてオーボエのソロすばらしいまるで蜂の羽音のような弦のさざめき。圧倒的な美しさ。終盤はすごくゆっくりでした。これってティーレマン節なのかしら。オケだから(オペラじゃないから)意識的にゆっくり聴かしてたと思う。***そしてすぐに2曲目。トリスタンとイゾルデの前奏曲と愛の死。ため~があって弦のピチカート、ボン!愛の死への移行がすごい。低音の弦の音微弱な音がやんでそしてため~!愛の死に入る、大感動愛の死の幕切れもすごく遅かったです!歌手がいたら歌えない。だからオケ用ヴァージョンなんですね。***ティーレマンは笑顔がひとつもないままリエンツィに突入する。ティーレマンの機嫌が悪くなるからすぐに拍手しないように!0.5秒は待ちましょうね。リエンツィはパオ~~ンというトランペットの音合わせのような音から入る。やっぱりリエンツィ序曲、圧巻でした!これぞワーグナーという金管の咆哮リズム小太鼓の音大満足でした。***休憩後 ブラ1.オケの編成が変わりました。クラリネットとフルートのソリストが変わりました。この後半登場したクラリネットのソリストの男性のすっばらしいこと!!歌ってたわ。第1楽章第2楽章第3楽章そしていよいよ第4楽章~すばらしい弦のピチカート!さすがシュターツカペレドレズデン!うますぎる!弦が奥ゆかしいほど品がある!オッサンぞろいなだけある!例の一番美しい弦のメロディのところに入る前に、たっぷり1秒以上の間合いをとった。そして弱音の弦から入って行く。はあ~やっぱり感動。NHKホールのを聴いていたけどやはり感動。2回目の同メロディに入る時はためもとらず、そのまま突入し、弱音ではなくメゾフォルテぐらいだった。巨大な音楽が終演するブラ1終わってティーレマンはコンマスと抱き合う。大喝采するとそでからでっかいチューバと、小太鼓、トライアングル、シンバル、カスタネットが入ってくる。ワーグナーだ!名古屋のおやじさんのおっしゃるとおりアンコールはローエングリンの第3幕への間奏曲でした!パーカッションが位置に着くかつかないかのうちに振り始める。すごい速い!かっこいい!めくるめく陶酔。そして一転!クラリネットのソロがめっちゃゆっくり~いや~聴かすね。そしてフルートの女性も負けずにゆっくりソロ~そしてまた高速モードにギアチェンジ。金管の咆哮トロンボーンが大音量ですごい!!肺活量すごい!さすが肉食!というトロンボーンあっという間にローエングリン終了ティーレマンのドヤ顔。オケが退出している時、一人だけ出てきて喝采に応えてくれた。ブラヴォーティーレマン!ティーレマンの指揮は雄弁だった!ちゃんと振っていましたよ~手抜きじゃない。全部暗譜だった。カリスマ!!
2012年10月25日
Peter Grimes !!!
2012年10月24日
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新国立劇場「ピーター・グライムズ」こぼれ話大澤建、バスKen Osawa, bass実はきょう、先日のNNTT、伝説の「ピーター・グライムズ」に出演した歌手の方に貴重なお話を伺うことができましたのでご紹介させていただきます。その歌手の方とは、運び屋のホブソンを演じたバスの大澤建さんです。ホブソンは村人たちがグライムズの小屋に押しかけるときに、太鼓を叩きます。非常に印象的で鮮烈なシーンだったと思うのですが、それについてのエピソードです。***大澤建:これまで30年やって来て最高のプロダクションでした。参加できたことがぼくの誇りになりました。ドラムは生涯初体験。しかし素人の強みでしょうか、楽しんで叩きました。和太鼓を意識した間の取り方にマエストロも共感してくださいました。マエストロ(=リチャード・アームストロング Sir Richard Armstrong, CBE 、イギリス人の指揮者)からは「恫喝するような荒々しい音色で、ただし、リズムは厳格に!」と指示されました。それが、和太鼓リズムを取り出したGP辺りから、一切指揮棒を振らずに聴いて合わせてくれるようになったのです。あのシーン、鳥肌たつほど怖いですね!演劇として。マエストロは流暢なドイツ語を話されますので、英語の下手なぼくは助かりました。(注:大澤さんはドイツの歌劇場で歌っていらっしゃいました。)初めのフェルマータを振らずに聴いてくれているのが見えたとき、「彼のために叩こう」と奮い立ちました。リハーサルは厳格ですがとても優しい紳士です。また彼とやりたい!Deckerさん(ドイツ人の演出家)の英語も見事なので、瞬時に使い分けて話していました。最高の仲間達との出会い、財産です。***大澤さま、貴重なお話をありがとうございました。この「初めのフェルマータを…」というあたりは本当に胸の熱くなるエピソードですね。全世界の歌手の中で大澤さんとマエストロだけの特別な瞬間ですね!大感動…!ますますこのNNTT の Peter Grimes が好きになりました。Related Links大澤建プロフィール Ken Osawa Bio.Richard Armstrong
2012年10月23日
ウィーン国立歌劇場日本公演関連 BOXNBS OfficialWiener Staatsoper Japan Tour Press Conference 12 Oct. 2012 KurierStaatsoper: Österreichs bester ExportartikelWiener Staatsoper: Vom Opernring nach Tokio und Yokohama – Eindrücke von einer gigantisch aufwendigen Gastspiel-Reise.Kultur Heute"Le nozze di Figaro"Japan jubelt über unsere Staatsoper21.10.2012Kultur HeuteSylvia Schwartz und Zoryana KushplerInterview: „In der Oper siegt die Liebe22.10.2012***METNYTSimon Keenlyside as Prospero in Thomas Adès’s “Tempest.” October 19, 2012 かっこいい~~~!!!サイモンのプロスペロ!
2012年10月23日
ティーレマンはDresdenerをひきつれて無事来日。きょうはNHKホールですねっ!生放送中! NHK FM!NHK音楽祭2012▽クリスティアン・ティーレマン指揮 ドレスデン国立管弦楽団10月22日 (月) 午後7:00〜午後9:20 (140分)大林奈津子【ゲスト】奥田佳道▽クリスティアン・ティーレマン指揮 ドレスデン国立管弦楽団「交響曲 第3番 へ長調 作品90」 ブラームス作曲(管弦楽)ドレスデン国立管弦楽団(指揮)クリスティアン・ティーレマン「交響曲 第1番 ハ短調 作品68」 ブラームス作曲(管弦楽)ドレスデン国立管弦楽団(指揮)クリスティアン・ティーレマン~NHKホールから中継~なんと先日のコンサートではブラ3 ブラ1 アンコールがリエンツィだっていうじゃありませんか!じゃリエンツィわざわざ横浜やなくても聴けたンやンとBooな私。横浜まで行くのしんどいねん。リエンツィはけっこう長い曲なので。それをアンコールでやるとはさすがティーレマン!じゃあ横浜のアンコールはまたタンホイザーか、マイスタージンガーか、トリスタンか、どれやろ。人格とかには関係なく、ティーレマンはワグネリアンにとっては神の子。(神=リヒャルト)***いや~びっくり!ぶちぶち言ってたらやっぱりアンコールが今宵もリエンツィ序曲だった!大熱狂してしまった…やっぱティーレマンはワーグナーよ!ブラームスは…ベートーベンもそうだったけどいろいろテンポ変えすぎなんだよねえ…普通にやってほしいな。ワーグナーはいつも王道ですよ!このコンサートは1月6日(日)NHK BS PremiumでTV放送するそうです。楽しみですね。***ところで望月哲也さんなんですが、大阪でリサイタルをやるとGiocondaさんに聞いていましたが、場所がわかりました。10月25日(木)三宮のピア・ジュリアン だそうです。兵庫方面の方うらやましい~何を歌うか曲目が出ておりませんが…
2012年10月22日
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佐藤望 バリトンNozomu Satoh, baritone INDEX2012Oct.7Men Only Gala at Daikan-yama19La Boheme Schaunard 2012年度J's project オペラ公演2815:00~JSTBeethoven Symphony No.9 Choral 4th Movement Soloist 小川文化センター(アピオス)大ホール 茨城県小美玉市小川225番地Nov.4Beethoven Symphony No.9 Choral Soloist 栃木市都賀文化会館1519:00~Joint Recital Series vol.4 Liederabend かなっくホール 横浜市神奈川区民文化センター ~齋藤青麗&佐藤望ジョイント・リサイタル~ 齋藤青麗(ソプラノ)、大野真由子(ピアノ) シューマン:《リーダークライスop.24》 ベルク:《7つの初期の歌》、ほかDec.2715:30~JSTEngelbert Humperdinck : Hänsel und Gretel(Japanese language) 逗子文化プラザホール さざなみホール 日本語版によるオペラのハイライト 第3回公演 指揮:小泉ひろし ピアノ:小野哲也 フンパーディンク作曲 オペラ「ヘンゼルとグレーテル」Official Blog
2012年10月21日
クラシカジャパンで放送中!掟破りのカルロス・アルヴァレスさま日本ご滞在中のドン・カルロ・ディ・ヴァルガス放送!これは抗えません!はぁ~かっこいいい~ディーヴァ、シュテンメさまの絶唱もスゴイ!Giuseppe Verdi LA FORZA DEL DESTINO Il Marchese di Calatrava – Alastair Miles Donna Leonora – Nina Stemme Don Carlo di Vargas – Carlos Álvarez Don Alvaro – Salvatore Licitra Padre Guardiano – Alastair Miles Preziosilla – Nadia Krasteva Fra Melitone – Tiziano Bracci Curra – Elisabeta Marin Un alcalde – Dan Paul Dumitrescu Mastro Trabuco – Michael Roider Un chirurgo – Clemens Unterreiner /> Vienna State Ballet Vienna State Opera Chorus and Orchestra (chorus master: Thomas Lang) Zubin Mehta, conductor David Pountney, stage director Richard Hudson, set and costume designer Fabrice Kebour, lighting designer Beate Vollack, choreographer Recorded live at the Vienna State Opera, 2008 ウィーン国立歌劇場2008『運命の力』ニーナ・シュテンメ(レオノーラ/ソプラノ)サルヴァトーレ・リチートラ(ドン・アルヴァーロ/テノール)カルロス・アルバレス(ドン・カルロ/バリトン)ナディア・クラステヴァ(プレツィオジッラ/メゾ・ソプラノ)アラステア・マイルズ(カラトラーヴァ侯爵&グヮルディアーノ神父/バス)ティツィアーノ・ブラッチ(フラ・メリトーネ/バリトン)エリザベータ・マリン(クーラ/メゾ・ソプラノ)ダン・パウル・ドゥミトレスク(市長/バス)ミヒャエル・ロイダー(マストロ・トラブーコ/テノール)クレメンス・ウンターライナー(軍医/テノール)ウィーン国立歌劇場バレエ&ウィーン・フォルクスオーパー・バレエウィーン国立歌劇場バレエ学校の生徒たち[演出]デイヴィッド・パウントニー[指揮]ズービン・メータ演奏]ウィーン国立歌劇場管弦楽団&同合唱団ウィーン国立歌劇場舞台上オーケストラ[合唱指揮]トーマス・ラング2008年3月1日ウィーン国立歌劇場これはジェリュコ・ルチッチが最近やったプロダクションですよね~あの修道院の印象的な扉のセットを覚えている。しかしこれは名演ですね。rebroadcast on Classica Japan 2012年10月28日(日)14:35 JSTDon't forget to check it!
2012年10月21日
フィガロ行きます!最終公演です。神よお許しください。もうモーツァルトはいいやと思っていたのですが、やはりカルロス・アルヴァレスさんが聴きたくて!情報ではフリットリさんとカルロス・アルヴァレスさんがやはり良いそうです。ウィーン国立歌劇場、やはり脇に至るまですばらしい実力のソリストが散りばめられています。これを聴かずして…という気にようやくけさなりました。はあ~長い道のりだった。優柔不断ここに極まれり。これで結局ルーカ・ピサローニさんも聴きたくなっちゃったらどうするの?という。いやないない。自制。
2012年10月21日
本日の東京の各公演の充実ぶりもすごかったですが、今晩のWebradioもすごいことになっております。ブルクハルト・フリッツのリエンツィがあります。RICHARD WAGNER: Rienzi week of 10/20/2012Teatro Real Orchestra and Chorus Alejo Pérez, conductor CAST: Burkhard Fritz (Carlo Rienzi); Anja Kampe (Irene); Stephen Milling (Stefano Colonna); Claudia Mahnke (Adriano); James Rutherford (Paolo Orsini); Friedmann Röhlig (Orvieto Cardinal); Jason Bridges (Baroncelli); Carsten Wittmoser (Cecco del Vecchio); Marta Matheu (Messenger of Peace)これもしかしてブルクハルト・フリッツ降板したのかなあ?Andreas Schager という記述もあるんで…***ヴェルザーメスト指揮ウィーン国立歌劇場パーペ、ほか豪華共演のドン・カルロ!キャストがすごすぎます。Rai Radio 3日本時間 日曜3時~WIENER STAATSOPERDON CARLOmusica di Giuseppe VerdiFilippo II, re di Spagna, René PapeDon Carlo, infante di Spagna, Ramón VargasRodrigo, marchese di Posa, Simon Keenlysideil grande Inquisitore, Eric HalvbarsonElisabetta di Valois, Krassimira StoyanovaTebaldo, suo paggio, Ileana Toncala principessa Eboli, Luciana D'Intinouna voce dal cielo, Sylvia Schwartzil conte di Lerma, Carlos Osunal’araldo reale, Carlos Osunaun frate / Carlo V, Dan Paul DumitrescuWiener StaatsopernorchesterWiener Staatsopernchordirettore, Franz Welser-Möstregia, Daniele Abbadoregistrazione Euroradio del 16 giugno 2012, Vienna, Staatsoper今回の来日組も出てますね!…これとっくに聴いたものでした…はあ~。めっちゃ時間の無駄をしてしまった。長期記憶がないんで…***ROHアントネンコ ハルテロス、のオテロ!Verdi's OtelloOtello.....Aleksandrs Antonenko (Tenor)Desdemona .....Anja Harteros (Soprano)Iago.....Lucio Gallo (Baritone)Cassio.....Antonio Poli (Tenor)Emilia.....Hanna Hipp (Mezzo-Soprano)Roderigo.....Ji-Hyun Kim (Tenor)Montano.....Jihoon Kim (Bass Baritone)Lodovico.....Brindley Sherratt (Bass)Royal Opera House OrchestraRoyal Opera House ChorusConductor, Antonio Pappanoカッシオがアントニオ・ポーリだああ!***ブレスリク、オポライス、ヴェントリスの「イェヌーファ」!シドニーABCBroadcast 7:00pm, Sun 21 Oct 2012 現地時間日本時間 日曜17時~Janacek Jenufa Fabio Luisi begins his term as Music Director of the Zurich Opera with Janacek's masterworkJenufa: Kristine Opolais, sopranoLaca: Christopher Ventris, tenorSteva: Pavol Breslik, tenorKostelnicka: Michaela Martens, sopranoGrandmother Buryja: Hanna Schwarz, contraltoStarek: Cheyne Davidson, baritoneMayor: Lukas Jakobski, bassMayor's wife: Irene Friedli, mezzosopranoKarolka: Ivana Rusko, mezzosopranoMaid: Chloe Chavanon, mezzosopranoBarena: Herdis Anna Jonasdottir, sopranoJana: Susanne Grosssteiner, sopranoAunt : Silvia Spassova, sopranoKarolka: Ivana Rusko, sopranoFirst Voice: Olivera Dukic, mezzosopranoSecond Voice: Kai Florian Bischoff, bassZurich Opera ChorusErnst Raffelsberger, directorZurish Opera House OrchestraFabio Luisi, conductor Courtesy of Swiss Radioこれはこまってしまう。うううううんんんんん。こういう場合再放送しそうなものから落としていく消去法を使うしかない。
2012年10月20日
His voice always makes me cry -- Tetsuya Mochizuki.メンデルスゾーンオラトリオ「聖パウロ」at トリフォニーToday.20 Oct. 2012湘南フィルハーモニー合唱団 第22回演奏会 松村努[指揮]朴瑛実[ソプラノ] 谷地畝晶子[アルト] 望月哲也[テノール] 福島明也[バリトン]グロリア室内オーケストラ[管弦楽]湘南フィルハーモニー合唱団[合唱] □ 曲目 メンデルスゾーン/オラトリオ「聖パウロ」 湘南フィル合唱団、すばらしかったです~特に指揮者!指揮者が良かったです。指揮者が良いとどんな音楽もよくなりますね。テンポの切り替えが見事で、メンデルスゾーンなのに演奏のテンポはだれませんでした。合唱の各パートに歌いだしのキューを出してました。合唱のテノールは最高音をもっときちんと出してほしかった。あと合唱はドイツ語をもっと歯切れよく歌ってほしかった。でもすばらしい出来でしたよ。そしてソリスト、4人ともすばらしかったです!望月さんは別格としてアルトがすばらしかった!ちょっとの出演が残念。ソプラノもなかなか良かった!オペラで聴きたいですね!パウロ(サウロ)役のソリスト、バリトンの福島明也さんは深い声のヴェルディバリトンタイプ。リゴレットが似合いそうです。サウロの迫力と一転してパウロは思慮深く歌って良かったです。望月さんのドイツ語はまた私を泣かせました。彼は完璧にドイツ語をわかっているから言葉に感情が込められるんですよね。やっぱりこれだけ歌ってもらわないとすっきりしません。大満足です。もうこうなったらヴェルディの「レクイエム」インジェミスコ Ingemisco しかないっしょパヴァロッティのように歌ってほしい。高音をきかしてパワフルに。***メンデルスゾーンの「聖パウロ」、もろもろあったもんで予習ができず、初見でした。すみません。でも歌詞が字幕で出たので良かったです。これがなかったら困ってたでしょう。しかし内容はオラトリオなのでかなり意味不明でした。意外にめちゃ長い作品で3時半に始まったのに終わったのは6時半ぐらいでしたか?びっくりの大長編でした。あらすじは予習していたので、パウロをバリトンが歌う、テノールは殉教者ステファノを歌うと言うのはわかっていました。だからステファノが早々と殺されちゃった時、およよ、もうテノール出番なし?かとびびりましたけど、その後テノールはエヴァンゲリスト的役割を担いだして、天使の歌なんかも歌ってくれて大いに満足でした。最初パウロはサウロという名前で、キリスト教徒の弾圧者の側でした。しかし回心し、目覚めます。第2部に入ると、テノールの出番がたくさんありました。中でもパウロとの二重唱が2回あって、すっばらしくて、2回目の二重唱(第31曲)では涙しました。二重唱では明らかに望月さんは声を押さえていました。そしていよいよテノールの最大の見せ場、第40曲です。ここでは神の声を歌います。Sie getreu bis in den Todso will ich dir die Krone des Lebens gebenFürchte dich nichtich bin bei dir.なんて輝かしい声でしょう。Fürchte dich nicht怖れるなかれというのはリヒャルト・シュトラウスの「影のない女」でバラクが妻に「恐がらなくていい」Fürchte dich nicht. というセリフがあるんですが、それを思い出しちゃって…バラクはバスバリトンの役なんでぜんぜんちがうんですけど。ドイツ語がドイツ語として聴こえるんです。望月さんの場合…本当に癒されました~私の次なる彼との邂逅はヨハネのエヴァンゲリストです。望月さんは大阪でモツレクなどを歌います。大阪の方うらやましいです!
2012年10月20日
ウィーン国立歌劇場 来日公演 2012「サロメ」 Part 2そしていよいよ後半に突入する。ここからがおもしろくなるのがサロメ。なぜなら頭の半分おかしいヘロデがいるからだ。ヘロデとヘロディアスがしもてから出てくる。ヘロデは雛壇の上を手前に歩いてきて、下に下りるとそこにナラボートの死骸がある。血に滑って怒る兵士は自分たちの上司の自害を淡々とした声で王に語る私が今まで生で見たヘロデでヴォルフガング・シュミットがそれはそれはすばらしかったので、ああいうものをこの役には求めてしまうんだよね。神経質な高い声。まとわりつくようないやらしい猫なで声。代役のミヒャエルロイダー、まあ彼は高い声は出ましたけど、演技もすごくやっていて代役にしては芝居が入っているなとびっくりしましたけど、やはり肝心の歌唱でちゃんと歌っているのにオケが鳴らしているので聴こえないんですよね。後半なんてほぼ字幕を見て何を歌っているのかわかるという「ほぼ口パク」状態で…(笑がんばれ、がんばれ、と応援しながら見てたんですけどね…まあ逆に言えばウィーンフィルのリヒャルト・シュトラウスを聴きたいならこれでしょ!という演奏だったことは確かだ。ティーレマンだってザルツの影のない女でウィーンフィルを鳴らし過ぎて、歌手が聴こえないと酷評された。でもそれでもその演奏はものすごかった。そこが多分「シンガーズ・コンダクター」であるパッパーノとかだったら違うんだろうね。でもリヒャルトシュトラウスとワーグナーは歌手とオケの戦いでもあるから、「シンガーズ・コンダクター」ではだめだとも思うけど。結局はバランスですよね。ユダヤ人たちが出てきて宗教論争になる。ここで出てきた第一のユダヤ人、KS Herwig Pecoraro 、小太りのおっちゃんなんですけど、すばらしい声でした。おいおいヘロデよりええよ~とがん見してしまった。くどいですけどシャシングの降板が残念。第一のナザレ人(アルマス・スヴィルパ Almas Svilpa)もすばらしかったです~今後要注目!井戸の底からヨカナーンの声が響くと、ヘロディアスは井戸の上に仁王立ちになり、「黙らせて!」と叫ぶ。ヘロデはまったく意に介さず、「サロメ、踊ってみせい…」サロメの7つのヴェールの踊り。もちろん主にオケがん見でした~美しい!欲しいものは…ヨカナーンの首。それだけは勘弁してくれサロメ。ここからはヘロデの見せ場なんです。ユダヤの祭壇もやるからというセリフにユダヤ人たちは叫びながら逃げ出す。サロメは聴く耳もたず、ついにヘロデは疲れ切ったように折れるヘロデは妻のヘロディアスに当たる緊張が走ります。ぎし、ぎしっという音が非常に大きく聞こえます。そして あっ!今ヨカナーンの首が落ちた!という音が実に立体的に聴こえます。さすがウィーンフィル。サロメが血に飢えてペイジを羽交い絞めにして今すぐ井戸の底に兵士をやれと脅します。ヘロディアスは(愛人の)ペイジを下がらせます。すると井戸からぬっと手がつき出て、銀の皿に乗せたヨカナーンの生首を差し上げます。ショッキング。サロメは大喜び。皿を受け取り、舞台の正面手前に置きます。ここからのサロメのもだえぶりがすごいです。歌唱もすべてがすばらしかったです。音楽が美しく感動で泣きそうでした。世の中にお前の体ほど白いものはなかった…お前の唇ほど赤いものはなかった…ここの一連のサロメの最後の言葉、死の秘密より愛の秘密の方が大きいという不可思議な言葉。お前の娘はばけもんだ。見ていられなくなってうつむいていたヘロデが言う。ヘロデは妻を退出させる。自分はしかしまだ残って見ている。サロメの興奮が最高潮に達するサロメは床に這いつくばって生首の唇に接吻する。お前の口に口づけしたよ…王の一言でサロメは兵士に取り囲まれる兵士たちが盾を振り上げる。ここで暗転。了。拍手。カーテンコールで最大のブラヴォーを浴びたバークミン。オケを讃えまくる。お疲れさまでした~~
2012年10月20日
Wiener Staatsoper Japan Tour 2012Richard Strauss : SALOMEDay319 Oct. 2012Tokyo Bunka Kaikan, Ueno Dirigent Peter Schneider (Replacing Franz Welser-Moest)Regie Boleslaw BarlognAusstattung Jürgen RoseHerodes Michael Roider (Replacing Rudolf Schasching)Herodias Iris VermillionSalome Gun-Brit BarkminJochanaan Markus MarquardtENarraboth Herbert LippertPage TUlrike HelzelErster Jude Herwig PecoraroZweiter Jude Peter JelositsDritter Jude Karl-Michael EbnerVierter Jude Wolfram Igor DerntlFünfter Jude Andreas HörlErster Nazarener Almas SvilpaZweiter Nazarener Mihail DogotariErster Soldat Alexandru MoisiucZweiter Soldat Dan Paul DumitrescuEin Cappadocier Hiro IjichiEin Sklave Gerhard ReitererOrchester der Wiener Staatsoperウィーン国立歌劇場 来日公演 2012リヒャルト・シュトラウス「サロメ」Day32012年10月19日東京文化会館指揮:ペーター・シュナイダー演出 :ボレスラフ・バルロク美術:ユルゲン・ローゼヘロデ:ミヒャエル・ロイダーヘロディアス:イリス・フェルミリオンサロメ:グン=ブリット・バークミンヨカナーン:マルクス・マルカルトナラボート:ヘルベルト・リッペルト小姓:ウルリケ・ヘルツェル 第1のユダヤ人:ヘルヴィッヒ・ペコラーロ 第2のユダヤ人:ペーター・イェロシッツ 第3のユダヤ人:カール=ミヒャエル・エブナー 第4のユダヤ人:ウォルフラム・イゴール・デルントル 第5のユダヤ人:アンドレアス・ヘール 第1のナザレ人:アルマス・スヴィルパ 第2のナザレ人:ミハイル・ドゴターリ 第1の兵士:アレクサンドル・モイシュク 第2の兵士:ダン・ポール・ドゥミトレスク カッパドキア人:ヒロ・イジチ 奴隷:ゲルハルト・ライテラー ウィーン国立歌劇場管弦楽団 ヴェルザー=メストの降板は、思っていた以上に深刻なダメージをこのプロダクションにもたらした。そのへんは「名古屋のおやじさん」が詳しく述べてくれると思います(すみません100分間ウィーンフィルのコンサートでした。(笑それはそれはすごいゴージャスな演奏。鳴らしまくることこのうえない。2011年ザルツブルク音楽祭のティーレマン指揮の「影のない女」で聴いたのと同じ、最大限に鳴らしまくるウィーンフィル、すごかったです!しかしそのせいでーどんな場面でもこれでもかと鳴らしていたのでー可哀そうに歌手の歌声で聴こえていたのは何人かしかいませんでした。でか声の歌手がいい、というわけではない。しかしきょうの歌手はすべてでか声ではなく繊細な機微を伝える歌手だった。だからあの巨大なウィーンフィルの壁を超えられなかった。私はサロメで一番楽しみなのはヘロデなので、ヘロデの歌が「口パク」で半分以上オケのせいで聴けなかったので、かなりああ~となりました。最初はがんばっていたものの、代役では、最後までは歌いきれてませんでした。サロメも、まあ普通のヴァグネリアンで、冒頭の場面では完全にペイジに食われておりました。脇訳の方が主役たちよりぜんぜん歌が聞こえてきた。兵士の1 アレクサンドル・モイシュク Alexandru Moisiuc そしてユダヤ人の1 ヘルヴィッヒ・ペコラーロ KS Herwig Pecoraro ナザレ人の1 アルマス・スヴィルパ Almas Svilpaペイジ ウルリケ・ヘルツェル Ulrike Helzel一番良かったのが彼らですヨカナーンもそれはそれは美声のバスバリトンでしたが、ヨカナーンにしてはパワーがないし、カリスマ性がない。ヘロディアスのイリス・フェルミリオンだけは演技も歌も存在感も抜群でした。ナラボートも凡庸なテノール。もっと若い新進気鋭のテノールにしてほしかったわ。***そういえばきょうルーカ・ピサローニさんも無事日本にご到着なさったようです。彼も超ハードスケジュールなのでご自愛してほしいです。***今回はもちろんヴェルザー=メストだからということで指揮者が見える席にしたかった。新国立劇場のようにオケピの真上の席というのが文化会館にはないので、ライトサイドの舞台がややきれる席。開演前からウィーンフィルがオケピにひしめく姿を堪能できた。客がオケピに群がっている。そうだね、君たちは正しい。ちょっと恥ずかしいけど。フォルクハルト・シュトイデがコンマスの席に座っている。金髪で前髪を下ろしているのでまるで学生のようだ。隣には有名なウィーンフィルの元コンマスのヴェルナー・ヒンクさん(彼の名前は「愛知のワグネリアンさん」に教えてもらいました)が彼のかみて側、指揮者の真正面に座っている。2人は大笑いしたり談笑しながら準備している。団員がシュトイデに寄ってきて話をしている。しもてがわの壁に張り付いているのはホルンのトーマス・イェブストルThomas Jöbstl (1978年生まれの34歳) 。フルートも有名なベテラン(Dieter Flury)。オケピの中央の奥からピーター・シュナイダー御大が登場する。オケは笑顔で温かく彼を迎える。サロメはいきなり始まる。幕が開くとすぐにナラボートが歌いだすので要注意だ。しもてが宮殿の入り口になっていて高いひな壇になっている。階段は急。床には一面に美しい花が描いてある。中央部に井戸。正面奥に別の出口。かみて側はほとんど見えず。小姓役のウルリケがいきなりすばらしい!兵士の1もすばらしいバスで声が通っている。しもての宮殿の入り口からサロメが走り出てくる。白い長いネグリジェのようなドレス。髪は美しく結いあげられている。お顔は美人というのとはちょっと違う。いわゆるファニー・フェイスだが、そういう感じがこの役には少し似合っている、声は少女のような高いソプラノ。しかしペイジの方が高い声だった。声にはおとなの成熟した響きはないのでこの役に合っていないことはない。いずれにせよサロメは相当がんばっていた。サロメはだだをこねてヨカナーンを呼び出させる。ヨハナアアアンは美しい声のバスバリトンで、素で聴いたら最高でしょうけどウィーンフィルが…それを超える声の太さはないんだよねターフェルとかシュトルックマンとかフォレとかウーシタロだったらあるようなものすごい存在感、いるだけでおお~というような威圧感、これがないんだよね。ヴェルザー=メストの趣味ではソリストもかなり繊細なタイプなのかもしれない。私はでか声の歌手は好きではないけど…彼らをオケの前に立たせてコンサート形式で半額でやってくれたら大満足の公演になったのかそれはわからないが、まあとにかく文化会館でサロメをやってくれたのには感謝しなくてはいけない。もう私は途中からウィーンフィルのコンサートを聴こうという気になっていたのでもう~酔いまくりであった。一つ一つのフレーズに意味がある。色がある。自己主張してる。本当にすばらしかった。サロメの懇願にもかかわらずヨカナアアンは井戸の底に帰って行く。ヨカナーンはサロメに誘惑されて苦悩する演技を見せている。それはいつも思うけど…違う。もっと超然としていなくてはいけない。Part 2 に続く。
2012年10月19日
ということで盛り上がってきた期待!ウィーンの「フィガロ」ですが、主要キャストはほぼ全員来日してます!うれしいことです。またまた情報が入って来ました。マルチェッリーナ役は、メゾ・ソプラノのゾリャーナ・クシュプラーさんです。ヴァレンチナ・ナフォルニタ(Valentina Nafornita)さんがバルバリーナのようです。いよいよ期待が高まって来ましたね。
2012年10月18日
ENO Don GiovanniMozartEdward Gardner, ENO’s Olivier Award-winning Music Director, conductsThis first revival boasts star bass-baritone Iain Patersonwith Katherine Broderick and Ben Johnson as Donna Anna and her fiancé Don Ottavio. Rebecca Evans and Sarah Redgwick share the role of the abandoned Donna Elvira, Darren Jeffery’s Leporelloalong with Sarah Tynan as ZerlinaMatthew Best as heaven’s ghostly avenger, the Commendatore.PerformancesOct 17*, 25*, 27 & Nov 6, 10, 15 at 7pm , Oct 20, Nov 3, 10 at 6pm9 performancesLondon Coliseum tour on performance day, Sat Oct 20, Nov 3, 10イアン・パタソン、もうUKでは「スター」のようですね。ラインゴルトでも客の喝さいがありました。その彼がパフォーマンスの翌日からタイトルロールです。ドン・ジョヴァンニ!彼の演技ってすごいんですよ~まあKochさんには負けますけど見てみたいですね!
2012年10月18日
Erwin has landed Japan !アーウィン・シュロット けさ(?) 日本到着!!アーウィンのカルロス・アルヴァレスさまとのお写真を拝見したらやはりフィガロ行きたいなあと思ってしまいます。どうしょうかな~いやいきませんけどね***今晩は私の愛するWolfy KochのAlberichいよいよラジオ放送!またドタキャンとかありませんように!起きられますように!ミュンヘンリングは初日降板なさったのでね。貴重な放送になるので…彼のWotanも宝物だけど彼のRheingoldのAlberichもそうなるわ…はっきしいってROHリングは黄金がいちばんすごいキャスト固め打ちですからね!もう彼はアルベリヒは歌わなくなるからね。***Kochさん、すばらしい~これでKochさんのアルベリヒがリングすべて揃いました!幸せ~もうやはりアルベリヒと言えばラインゴルトですからね~本当に彼のはまり役だと思います。彼の屈折した感情、苦悩、恥辱感、恨み…そういった複雑な感情を声に込めて歌える人。そしてその声は艶があって美しい!良かった~あとイアン・パタソンのファーゾルトも相当いい!エルダのマリア・ラードナーも!おかげでサロメのおさらいができないじゃん、ヨハナアアアアアンきょうとあすしかないのに!
2012年10月16日
新国立劇場「ピーター・グライムズ」最終日 Part2けんかになりそうなのでバルストロードが誰か歌えと言うネッドが歌い始めるOld Joe has gone fishing--輪唱が広がって行く踊り始めるバルストロードは腰を振って踊っている女性たちもダンスし始める躍動感あるシーン合唱もすごくすばらしいピーターは同じような歌詞なのにまったく違う歌を歌いだす。ここは見事なシーン人々はピーターを避け片側によるピーターは無理やり人の輪の中に入るしかし人々がまた歌いだし、ピーターは頭をかきむしる今にも爆発しそうな時ドアがバーンと開き少年が立っている少年は少しずつピーターに近づく。いたいけな瞳少年はピーターに近づくが戻ってエレンに抱きつくエレンは少年に別れを告げるピーターが少年の襟首を猫のようにつかんで連れ去る心が痛いシーン。人々はピーターの家をバカにするここで1幕了。は~~このあとはもっともっと悲惨になるは~~~***第2幕教会ここも少年の演技が見事で心が痛くてたまりませんエレンに最初は心を開かない少年でもエレンに膝枕するエレンは少年のあざを見つけるはじかれたように立ち上がり逃げる少年ここで牧師の神の代理人のような歌唱が響くエレンは絶望するまた始まったのね。教会の人々の最後尾のセドリー夫人がじっと見ている。教会の扉が完全に閉じ、ピーターがやってくる怖い!ピーターは休日なのに漁に出ようとする約束は!こいつは俺のもんだ!Hush Peter Hush!讃美歌あの傷は?その手をどけろ!エレンははっとしてかみてに離れていく俺に死ねというのかピーター、私たち失敗したのねピーターは何もかも崩れていくのを感じる激こうし、エレンの両手首を握って振りまわして倒す少年がエレンをかばってエレンに覆いかぶさるピーターは少年を肩に担ぎあげるGod have mercy upon me!皮肉に吐き捨てるように歌う倒れたままのエレンをネッドとアーンティが助けるここからがすごいです。ネッドとボウルズ、アーンティの三重唱見事ですグライムズがまた励んでいるこのexercise というのは明らかに前の酒場のシーンでボウルズが言った彼は励んでいる少年を殺すことをというのを受けているつまり「少年殺し」だと言っているのである人々は思い思いにグライムズへの嫌悪感を述べはじめる牧師はボウルズに焚きつけられるEllen,please!エレンはテーブルの中央に座り、話すエレンは立ち上がる人々はエレンを責めるエレンが殺人に手を貸していると牧師は家宅捜索を決行する恐ろしいシーン十字架を掲げる牧師ホブソンが叩く太鼓人々は集団催眠にかかったようにピーターの家に行進していくアーンティと姪たち、エレンのシーンセドリー夫人たちににらまれる間奏曲ピーターの部屋ピーターが少年を部屋に連れてきて突き飛ばす少年は倒れる長靴を投げつけるオイルスキンを投げつけるピーターはエレンの編んだ少年のセーターを拾い上げる少年はピーターに寄り添うピーターは少年の襟首をつかむ破くぞ!少年は逃げるピーターは制する。少年は壁際に逃げる少年はピーターの上着を渡すピーターはベッドの向こう側にしまう上機嫌になるI'll marry Ellenピーターは少年を高々と持ち上げるWe're going to the sea!絶叫する少年はベッドの足元に座り込むピーターは夢見るように歌う。ベッドに寝転ぶ女性の手入れしたこぎれいな住まいを妄想する。少年はピーターに寄り添うしかし妄想がだんだん変化し、絶望のトーンになる起き上がる人々の声が聞こえる少年は床に座りこむピーターは少年を死んだ少年の幻影と思いこむしゃべるThere is no more water. You had the last yesterdayもう水はないんだ。きのう飲んだのが最後だ。ピーターは人々は行進してくるのを見るピーターは少年を糾弾するピーターは少年に崖を下りさせるピーターが部屋を片付けていると少年の悲鳴ピーターも後を追う。かみてから牧師の声が響く部屋がきちんとしているので人々は思っていたのと違っていたと意気消沈して去るバルストロードがとどまり立ち去った瞬間ピーターが少年の亡きがらを抱えてやってくるピーターは少年を寝台に寝かせる。顔をさわるが死んでいるピーターは声を出さずに号泣する。その息遣いが聞こえてきて、あまりの悲痛さにショックを受ける幕第3幕一転してボーア亭スワローと姪たちが歌うセドリー夫人とネッドネッドが去り、セドリー夫人が残る牧師がセドリー夫人に抱きつこうとして派手に倒れる牧師は美しく歌うエレンとバルストロードの会話を盗み聞きするセドリー夫人セドリー夫人が叫び出すスワローさん!スワローはホブソンを助手に任命する人々の合唱エレンに詰め寄るエレンの持っていた少年のセーターを奪いもてあそぶWe'll make murderer pay for his crime!音楽は美しいのに言っていることは恐ろしいピーターグライムズ!と人々は叫ぶ牧師が十字架を掲げるピーターグライムズ!***ピーターが錯乱して放浪している一人目は死んだ2人目はすべった。三人目もAccidental circumsances ---とスワローのまねをして歌うHurry,hurryTurn the skies back and begin again ---Ellen,Come home, come home ---ピーターはしもての壁にもたれかかって座っているもはや正気ではないエレンとバルストロードがかみてから出てくるエレンの声は聴こえないWhat harbour --- 前に歌った歌バルストロードは言う静かに船を出せそして沈ませろしゃべり言葉で。ピーターは後ろを向いたまま小さくうなずく。ピーターがバルストロードの横を通り過ぎる時Good bye, Peter.ピーターは左手でバルストロードの胸を押さえる去っていく幕。幕前に一人だけ取り残されるエレンそして幕が開くとそこは教会第1幕の冒頭とまったく同じようにエレンの席が開いている。エレンはしもてにあったピーターの上着を抱きしめる人々は立ち上がりエレンを見ているエレンはしょうがなくピーターの上着を落し、椅子に座るボートが沖で沈んだと語る人々バルストロードは疲れたように下を向いているがついに人々と同じように讃美歌の紙を顔の前に掲げるエレンも最後に同じように人々に加わる全幕了***カーテンコールピーター一人。スケルトンさんは落ちていた自分の上着を拾う。そして笑顔一転して陽気なオージーに戻るオケピにガッツポーズ!ワイルドだぜ~い!おつかれさまでした~~
2012年10月14日
新国立劇場「ピーター・グライムズ」最終日2012年10月14日本日はいろいろ今までお世話になった方にリアルでお会いすることができまして、非常にうれしかったです。休憩が1回しかないのが残念でした。休憩が3回ぐらいあってもよかったです。本日はウィーン国立歌劇場の「サロメ」の初日でした。私はたまたまサブスクリプションで購入したチケットがこの最終日にあたっていて、ウィーンとのかぶりを知った時はおよよと思いましたけど、結果的に良かったのかもしれません。前回に比べすべてが鮮明に見えて、まるでエレンといっしょに、自分まで糾弾されている錯覚を覚え、ひたすら怖かったです。戦慄の3時間でした。スチュアートスケルトンの細やかな表情の変化。足を踏み鳴らしたりジャンプしたり手を叩いたり、そのすべてに魅了されました。彼の心が泣き叫ぶ時、私も泣いていました。独白のシーンでは涙があふれてきました。これはもはやオペラでなく、サスペンス映画、ストレートプレイ、シリアス・ミュージカルでした。そして本当に群衆の動きの演出が、よかったです!ものすごく立体的で美しい。私の見ていた席から何もかもまるで絵画のように美しく造形されていました。人のライン。すべてが計算しつくされていて、ウィリー・デッカー恐るべしと思いました。その演出にこたえた新国立合唱団、ブラヴォー!MVPはあなたたちです。スーザン・グリットン、ジョナサン・サマーズ、キャスリン・ウィン・ロジャース、歌手たちは歌手である以上に俳優でした。ピーターグライムズという映画の中にすっぽりと入り込んだ感じを味わいました。スーザンの泣き顔が忘れられない。ジョナサンの考え込んだ表情。キャスリンのあきらめたようなおかみの視線。日本人歌手も皆さんすばらしかったです。セドリー夫人の加納悦子さん、いつもすばらしいですが、この役もすばらしかったです。嫌味なばあさんだけどどこか憎めない。ネッドとの掛け合いは微笑ましい。そういう役作りでした。男たちや女たちにからまれて、いじられキャラでした。ネッド・キーンはピーターの敵なのか味方なのかわからない人物ですが、結局金をもらえればいい女の子が大好きな調子のいい男、という造形ですが、吉川さん、きょうは近くで聴けたので、すばらしい声だと感じました。あの沈黙の通辞の時のやはり声の迫力がよみがえりました。ボブ・ボウルズは、異端であるわりには皆に溶け込んでいる感のあるボウルズでした。ちょっととんがっていて皆を先導するようなやんちゃ坊主で、それほど突出した感のないボウルズ。糸賀さんの美しい声が響いていました。こういう高い声は貴重です。また別の役で聴いてみたい。対して牧師は常にけわしい表情で、権威を大切にしています。ピーターの家に押しかけた時は拍子抜けして去っていきます。そのあとのボーア亭で実にすばらしい歌唱を披露し、ここだけまるで春のわきでる泉のように美しく、ほんの数秒間でめっちゃ癒されました。すばらしかったです。あきらかに彼が歌うと別次元になります。この人の声はやはり主役の声です。私のおともだちももちづきさんいいよね!と絶賛してくれました。涙~~この役は完全に悪役だったので、ファンとしては心がかきむしられました。ホブソンの演技も見事でした。いい味出していました。そしてやはり黙役の少年!あまりにも可哀そうで、見ているだけでものすごく疲弊しました。判事はとっても低い声でした~。こうやってよく見ていると、実は自分が完全に日本人歌手の方に思い入れしてしまっているのがよくわかりました。合唱のシーンでは、千葉裕一さんを探しました。発見しました。最初の教会のシーンでアーンティの姪たちがやってくると小躍りして喜びます。あとは最初にエレンを糾弾するシーンでしもてがわに一人で立っています。プロローグ裁判ピーターとエレン夜明け幕が下りてエレンが幕前に取り残される。悲しい表情。幕が開くとそこは教会そしてこのシーンは!最後のシーンもまったくここと同じなのである。街角の歌は賛美歌に読み替えられている。エレンは左端の席に座る。アーンティが入ってくる。アーンティは牧師の横に座る牧師はアーンティに笑顔で今歌っている讃美歌の本のページを教える隣にはバルストロードがいて2人のやりとりを笑顔で見ている。これだけでも人間関係が分かるアーンティは姪たちにあんたたちの席はここよ!と自分の横の席をぽんぽん叩くそういう密な人間関係が凍りつく瞬間それはピーターグライムズの声が響いた時だ。おお~い!人々は無視する。ボウルズが叫ぶ自分でやれよ!この声が鋭かった!すばらしい。ネッドとバルストロードが手伝う孤児を引き取る話になる。ボウルズが聴きつけて糾弾するホブソンはピーターに協力する気がない牧師はそれを監視しているピーターは怒りにまかせて牧師に詰め寄る牧師はあとじさるピーターは椅子を1脚荒々しく持ちだし、腰掛けるエレンがその役をかってでる。人々はエレンに詰め寄るエレンは皆を説得し、ピーターの肩に手を置くピーターはその手を握るこのスチュワート・スケルトンのピーターは、女性とコミュニケートできない同性愛者っぽい造形というのはいっさいない。ひたすら熊のように男っぽい。男っぽすぎて子供を荒々しく扱う。夢見る男だが純粋すぎて人々に嫌われている。嫌われていてもおべっかをつかって取りいるような性格ではない。現代社会では許されてもこの共同社会においては許されない存在だった。セドリー夫人がヤクを切らしてネッドにせがみます。ネッドはにやっと笑いながら「ボーア亭に来れば…」といじわるに言う酒場なんかには足を踏み入れたことはないわ!とかっこつけるセドリー夫人来るんですか?いいわ。ネッドは女の子の肩を両腕で抱きながら「あのばあさん病院行きだな!」と笑う嵐が近付いてくる人々は嵐を警戒して歌うが、実はピーターに詰め寄り、糾弾しているように見えるピーターという異分子を恫喝している彼らにとってピーターが忌み嫌うべき存在なのだ一方ピーターはうれしくてたまらない海が呼んでいるピーターはわきたつ海を待っているバルストロードはピーターが嫌われながらもこの地にとどまっているのを気を変えさせようとするピーターはあの日のことを語り始めるバルストロードは少年とピーターではまた悲劇が起きるとピーターに警告する嵐が来たピーターは I shall stay! と絶叫する。椅子を放り投げる一転してピーターの夢見るような美しい歌唱What harbour--高い声と低い声、怒号、しゃべり声、自由自在のスチュワート。本当にすばらしい。ものすごい音楽としか書けない自分が悲しいが…ボーア亭にやってきたセドリー夫人アーンティはしもての端に椅子をどかっと置く。バルストロードの悪ふざけに怒るアーンティセドリー夫人は姪たちにからかわれてThis is no place for me, と何度もつぶやく酔っ払ったボウルズの酔態に人々はいちいち反応してるあの子とやりたいと叫ぶと人々はおお~というリアクションをする。ネッドがやってくるそしてピーターWho can turn skies back and begin again?このセリフはあとでも出てくる。続く
2012年10月14日
waiting for Wiener Staatsoper cast list to come -!出かける前に見たいなあ~Wiener Staatsoper Japan Tour Opening day Salome cast list Today 15:00 JSTVery looking forward -!
2012年10月14日
Peter G!悲惨すぎてこれ以上予習できない。ギヴUPです。Peterのセリフは全編詩のようだ。美しい言葉。Peterの歌う旋律だけは時々非常に美しい追い詰められた場面でも彼の旋律だけが美しんだよねそのへんをもっと味わいたい。演出に関しては、非常に話題になったMetの演出、John Doyle ですけどもぜんぜん今回のデッカーの方がいいね!どこがいいかってやっぱり群集ですね。動きが立体的で怖いぐらい。一方ドイルの演出は壁を立てているので非常に舞台が狭く感じて圧迫感があり、民衆も正面を向いて歌っているだけレミゼじゃないんだからさあ~という。やっぱデッカーすごいわ!話変わるけどグート演出のパルジファルも棺のシーンで葬儀に来た人たちの動きがすばらしかったな。それにデッカーは読み替えてるんですよ最初と最後が教会に読み替えられてるそのへん、演出の意図が鮮明に出てきてますよね。私はその読み替えには賛同しないけど(原作の港とか街の感じが味わえないので)おかげで牧師(望月さん)が出ずっぱりなのでありがたいやらうれしいやら(笑)。一方、今年のプロムスのPeter G.はセドリー夫人が何か言うたびに客が笑っているんだよね。パブに入るか入らないかで文句言うとことか受けてる。セドリー夫人は「パブなんか入ったことないわ!」ってとこで笑う。それでネッドが「来るんですか」「いいわ!」ってとこでまた客笑うんですよ。そういうとこやっぱイギリスだよね。しかしきょうニーナ・シュテンメのサロメを聴き流していたんですけどザーロメも相当音楽すごいですよね。スウィングなんてもんじゃないね。Peter G そして Salome とクラオタのオペラ好きにはこたえられない演目が続きますよね!そして11月はN響のワルキューレと!
2012年10月13日
すばらしいバスバリトンの狩野賢一さんがご出演するバロックのコンサートが再来週行われます。バロックというのがとても意外なのですが、身震いするほどハーモニーが美しそうです。狩野賢一さんは来週ドン・ジョヴァンニのレポレッロという大役をつとめます。その次の週の公演ということになります。お忙しいですね!***Affetto ~魂に触れる音~ 2012年10月26日(金)19時開演 サロン・テッセラ(三軒茶屋駅すぐ) ソプラノ:森 有美子、森川郁子 メゾソプラノ:新明裕子 テノール:渡辺 大 バリトン:小岩太郎 バス:狩野賢一 チェンバロ:佐藤麻衣子 全席自由 ¥3,500(ワンドリンク付)プログラムはこちらです。
2012年10月13日
バリトン佐藤望「ラ・ボエーム」に出演才能あるバリトン、佐藤望さんがショナール役で出演する「ラ・ボエーム」公演が来週行われます。佐藤望さんは先週の「男だらけのオペラガラ」に出演していたパワフルなバリトンです。佐藤さんの声にはものすごく男性フェロモンが入っています。ようするに女をとろかす声と言いましょうか。ショナールというのが意外だったのですが、Simon Keenlysideも最初はショナールでした。そういえばSimonのマルチェッロって聴いたことない…?この公演は2日あり、第1日にテノールのだちょんさんこと、高田正人さんが出演なさいます。佐藤望さんご出演は第2日です。***2012年度J's project オペラ公演「ラ・ボエーム」字幕付き原語上演作曲:G・プッチーニ会場:みらい座いけぶくろ公演日:2012年10月18日(木)18:00 10月19日(金)18:00指揮:河原忠之 演出:美術:衣裳:原純 照明:西田俊郎音響:関口嘉顕副指揮:仲田淳也 舞台監督:伊藤桂一郎 演出助手:ヘア・メイク:松下祐貴子 衣装:柳沢憲子配役 10月18日(木) 10月19日(金)ミミ 青木エマ 梅津香織ロドルフォ 高田正人 小林大作ムゼッタ 佐藤亜希子 小田切一恵マルチェッロ 党 主税 金子亮平コッリーネ 斉木健詞 小田桐貴樹ショナール 保坂真悟 佐藤望パルピニョール 持木悠 木田和寿べノア 國分雅人(両日)アルチンドーロ 中原和人(両日)合唱:J's Opera Chorus演奏:J's Opera Ensembleチケット:全席自由5000円
2012年10月13日
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千葉裕一 Yuichi Chiba, baritone先日てらっちこと寺田宗永さんのルチアにエンリーコ役でご出演されていたバリトン、千葉裕一さん。すばらしい才能の若手です。いわゆるオペラで王道のバリトンと言っておきましょう。声が美しく、Verdi のヒロイックなバリトン役に最適かと思います。先日生で聴かせていただいた時の第一印象は、マリウス・クフィエチェンとディミトリ・フォロストフスキーのミックスです。輝かしい声に艶のあるバリトンです。***2011Dec.第九ソリスト2012Sep.28Lucia di Lammermoor Highlight Lord Enrico AshtonNov.2Recital La Traviata - Di provenza del mar - aria of Giorgio Germont La vita 公演 秋に歌う〜心に響く歌声をあなたに〜 mit 岸 政美 渡部 則子 木戸俊輔 ピアノ 落葉松(小林秀雄) 禁じられた歌(ガスタルドン) 清らかな娘が〜プロヴァンスの海と陸(椿姫22Madama Butterfly Sharpless His fourth performance 学校公演 (三輪田学園) 蝶々夫人 シャープレス(4回目)***そんな千葉さんの第九歌唱映像を発見!これは宝物です。***VideoYuichi Chiba as Soloist of Beethoven Symphony Nr.9 Choral東日本大震災復興祈念「会津第九演奏会2011」 第3・4楽章指揮:佐藤正浩氏 管弦楽:会津市民オーケストラ ソプラノ:田崎尚美氏 アルト:福田香津代氏 テノール:樋口達哉氏 バリトン:千葉裕一氏 主催:会津第九の会 http://www.aizu-daiku.com 共演:むつ下北第九の会 鳴門「第九」を歌う会 ふくしま第九"すみだ歌う会" 会津高校合唱部 葵高校合唱部 ...
2012年10月13日
また望月さんのことで恐縮なんですけど… …熱病みたいなもんで許してください…新国立劇場ではホレース・アダムズの次に、1月のタンホイザーに出ます。これがまたヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデという、リリックテノールの美しい~歌唱を聴かすソロがあるんですわ~~VideoDer göttliche Fritz Wunderlich als Walter von der Vogelweide"DEN BRONNEN, DEN UNS WOLFRAM NANNTE"初役なんでしょうか?知りたいです。東京のオペラの森ではゲルゲリ・ネメティさんが歌ってましたね!ロイヤルオペラではティモシー・ロビンソンが最近歌いました。ヨハン・ボータが神のタンホイザーで指揮がビシコフでものすごい名演でした。ティモシー・ロビンソンはグラインドボーン音楽祭のトリスタンとイゾルデで、羊飼いを歌っており、これは望月さんが新国立劇場のトリスタンで歌った役でもあるんです。ティモシー・ロビンソンのヴァルターも死ぬほど良かったんですよね…この役は高い声のテノールでないとダメです。ヤノウスキのRSBでは、ペーター・ゾンが歌いました。ゾンはザルツブルク音楽祭の影のない女で「若い男」を歌ったテノールです。大昔には、ヴェルザーメスト指揮のチューリヒのタンホイザーでヨナス・カウフマンがこの役を歌っています。1月の公演ですがすでに今から楽しみなんですけど…望月+ワーグナーという組み合わせはすでにトリスタンオランダ人と見ていて望月+Rシュトラウスという組み合わせはサロメアラベラで見ていて望月+プッチーニという組み合わせはラボエームで見ていて望月+ヴェルディという組み合わせはドンカルロ 望月+モーツァルト という組み合わせはコジ・ファン・トゥッテを見ています。これに来年はマスネも加わります。今シーズン、望月さんは新国立歌劇場に3回に1回は出ているという感じです。すごいですね!今から来シーズンの演目発表が待たれる感じですね~何をやるのか?望月さんは何に出るのか?個人的にはリゴレットのドゥカ、ドンカルロのドンカルロがやっぱり全幕オケ付きで見たいかな~神様お願い!あっ忘れちゃいけない、椿姫のアルフレード。やっぱ王道ですよねこれから年末にかけてまだまだお楽しみが目白押し。オラトリオ系にたくさんお出になるので、そのレパートリーの広さには驚くばかりです。いろんな演目に接することができて、こんなに幸せで良いのか?自分で自分が信じられません。
2012年10月11日
ヴェルザー・メスト・降板は決定的な後押しとなった。 もう日本の歌手を聴こうよ~ というわけで天才的テノール望月哲也という才能に今年初めに巡り会って以来、 どんどん自分の興味が変化してきてしまった。 再三再四書いている気がするけど。 もう日本の若手は海外に負けていない。 表現力でさえ抜群だ。 本当は書かないでおこうと思ってたけど あした二期会の「こうもり」発売日です。 何がすごいって、このキャスト! すごいです。 「パルジファル」を見るまではイル・デーヴ以外認識ゼロでしたけど 今は違います。 二期会でリゴレットが見たいです。 もうスカラのリゴレット、いらないです。 二期会の方がいいです。*** 北川さんの素顔、すごく可愛いですね! でも声は重いね~~♪ 以前オネーギンで聴かせていただきました。 幸田さん、めっちゃ可愛い~~♪
2012年10月10日
Our Tannhauser was broadcasted on RadioSpring Festival in Tokyo -Tokyo Opera Nomori 2012-Tokyo-HARUSAI Wagner Series vol.3 “Tannhauser” April 5(Thu)April 8(Sun)2012Tokyo Bunka Kaikan Main Hall Conductor:Adam Fischer Tannh?user:Stephen Gould Elisabeth:Petra-Maria Schnitzer Venus:Nadia Krasteva Wolfram von Eschenbach:Markus Eiche Herrmann:Ain Anger Walther von der Vogelweide:Gergely Nemeti Biterolf:In-sung Sim Heinrich der Schreiber:Jun Takahashi Reinmar von Zweter :Koji Yamashita Ein junger Hirt:Minako Fujita Orchestra:NHK Symphony Orchestra, Tokyo Chorus:Tokyo Opera Singers高橋さん、山下さんの出演されたタンホイザーなう!宝物です。懐かしいです!2幕の幕切れを何度も聴くなう。あのときのように立体的には聴こえないけど(録音だから)コンサート形式で、いかにワーグナーがすばらしいか、実感しますよねえ~というシーン。4月8日の公演の録音だそうです。これはDay2の方です。そして今夜も Peter G の台本読みができない…めっちゃサロメ、トーンダウンした私、どうしてくれるの~フランツィ!これでフォルクハルト・シュトイデがいなかったら、ほんまおこるでしかし。…フランクリーなフランツィ・ヴェルザーメストのサロメはクリ―ヴランドでこないだ聴いたんでまあいいか。
2012年10月09日
Franz Welser-MöstHatte mich schon so auf die Japantournee gefreut, kann sie jetzt wegen einer Armverletzung nicht antreten. Aber in Gesundheitsdingen kann man nichts erzwingen. I was so much looking forward to the Japan tour with VSO, but had to cancel due to an injury to my arm. Well, health comes first.日本時間10月9日19:30本人コメントウィーン国立歌劇場2012年日本公演『サロメ』指揮者変更のお知らせ
2012年10月09日
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Il Hong, Basso Seoul geborenウィーン国立歌劇場日本公演迫る!というわけで早いもので来週末はもうウィーン国立歌劇場公演が始まります。何も情報がなかったんですがひとつ入って来ました。フィガロの結婚 バルトロ役は韓国出身の若手バス。イル・ホン Il Hong です。まだ32歳という若さ!めちゃめちゃ日本語が上手やなと思ったらなんと奥さまが日本人でらっしゃるのですね。いや~楽しみですね!…ってまだチケット買ってない…ゴメンナサイ!魔笛のザラストロもぜひ聴きたかったんですが、行けないでしょ平日6時横浜じゃ…その前の日だってティーレマンで横浜だもん…はは。
2012年10月08日
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Photo courtesy of Ken-ichi Kanou Oct. 2012狩野賢一 Ken-ichi Kanou, bass baritone INDEX彼は間違いなく世界レベル!パルジファルで初めて聴いておお~!と思い2回目のパルジファルで聴いて、やっぱり!と思い昨日のフィリッポなどを聴いて確信!He is the world class!世界に旅立ってほしい。スカラ座でフィリッポを歌ってほしい。なんて声なんでしょう。こんなすごいバスバリトンは初めて聴きました。艶のある高貴な美しい声豊かな響き。低い声も出るし高い声も出る。これぞ主役の声です。Gioconda さまもおっしゃいました。「和製ギャウロフ」!二期会会員(2013年1月~ 34歳と6カ月~)声楽を秋葉京子、山下浩司、吉澤哲夫、山田祥雄、長井則文の各氏に師事1978 geboren2004Graduated from Kunitachi collage of music国立音楽大学卒業 卒業時に卒業演奏会2009年度Opera debut as Leporello in Don Giovanni 同大学院オペラ公演「ドン・ジョヴァンニ」 レポレッロ役にてオペラデビュー。2010同大学院修士課程首席修了。 修了時に新人演奏会サントリーホール主催デビューコンサート「レインボウ21」等に出演。Date unknownJ.S.バッハ「マニフィカート」モーツァルト「戴冠ミサ」「レクイエム」ベートーヴェン「交響曲第9番」ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」フォーレ「レクイエム」等のソリスト。Dec.10Das Konzert Soloist2011May26「ポッペアの戴冠」 哲学者セネカ、親友3July17Die Zauberfloete Sarastro30Gianni Schicchi Betto di Signa, Buoso's brother-in-lawSep.22Das Konzert Soloist 第2回「トラエッタ・オペラ・フェスティヴァル in Japan」 Nov.10Barber of Seville Fiorello サントリーホール オペラ・アカデミー公演 ロッシーニ:セビリャの理髪師 フィオレッロ/隊長27モンテヴェルディ/ポッペアの戴冠2012Feb.4,5,7,8Don Giovanni Il Commendatore27La Boheme CollineMayTokyo Nikikaiスペイン時間 ドン・イニーゴ・ゴメスJuly14第10回東京音楽コンクール第2次予選~声楽部門~Aug.26Die Zauberfloete SarastroSep.15,17Tokyo Nikikai Parsifal Gralritter 2Oct.7Opern Gala at Daikan-yama Don Alfonso 三重唱 Basilio Aria: La calunnia è un venticello Fiesco Duet: Suona ogni labbro il mio nome Filippo Aria: Ella giammai m'amò20Don Giovanni Leporello26Das Konzert (Barroco)Nov.11~23New National Theatre, TokyoTosca Sciarrone, a gendarme (Cover) debut as Cover in NNTTDec.2Beethoven Symphony Nr.9 Choral Soloist11Christmas Concert at Ebisu A Midwinter Night's Dream Bass soloist Pavane pour une infante défunte etc. ~真冬の夜の夢~ 24Das Konzert in Mito クリスマス・プレゼント・コンサート 2012 バルタザール2013Apr.4, 7Tokyo Opera Nomori Die Meistersinger von Nürnberg Hans Foltz, coppersmithNov.23,24Tokyo NikikaiFidelio one of the two prisoners (bass) ***Management: Nikikai続くcontinue …
2012年10月08日
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Photo: GiocondaOpern GalaMen Only Gala at Daikan-yama7 Oct. 2012Masataka Sonoyama, tenorKei Takayanagi, tenorNozomu Satoh, baritoneMitsuhiro Nomura, baritoneKen-ichi Kanou, bass baritoneHiroyuki Nakayama, KlavierCosi fan tutteBarber of SevilleCarmenDie FledermausSimon BoccanegraCavalleria Rusticana La BohemeDon Carlo Ella giammai m'amò aria di Filippo - sung by Ken-ichi Kanou, fabulous bass baritone Duet, "Dio che nell'alma"Encore: You Raise Me Up Die Lustige Witwe(The Merry Widow) ルナノバプレゼンツ 『オペラで喜怒哀楽』10月7日(日)代官山ヒルサイドパレス夜の部18:30~ 「怒」 出演:ジェンタラピアータ男のプライドを賭けたオペラ・ガラ テノール 園山 正孝 テノール 高柳 圭 バリトン 佐藤 望 バリトン 野村 光洋 バスバリトン 狩野 賢一 ピアノ 中山 博之~作曲家中山博之のナビゲートで~コジファントゥッテNo.1,No.2, No.3 フェルランド 高柳 圭 グリエルモ 佐藤 望 ドン・アルフォンソ:狩野 賢一セヴィリアの理髪師 私は街の何でも屋 フィガロ:野村光洋 あの不思議にして万能の アルマヴィーヴァ伯爵:園山 正孝 フィガロ:野村光洋 中傷はそよ風のように バジリオ:狩野 賢一 もう逆らうのをやめろ! アルマヴィーヴァ伯爵:園山 正孝カルメン 花の歌 ドン・ホセ:高柳 圭 闘牛士の歌 エスカミーリョ:佐藤 望 決闘の二重唱 ドン・ホセ:高柳 圭 エスカミーリョ:佐藤 望休憩こうもり シャンパンの歌 全員 舞踏会に行こう アイゼンシュタイン:園山 正孝 ファルケ:佐藤 望シモン・ボッカネグラ 皆が俺の名を口にしている シモン:野村光洋 フィエスコ:狩野 賢一カヴァレリア・ルスティカーナより 間奏曲 ピアノ:中山博之ラ・ボエーム ああミミ、君は戻ってこない ロドルフォ:高柳 圭 マルチェッロ:野村光洋ドン・カルロ エッラジャンマイマモ:(彼女は私を愛していない) フィリッポ2世:狩野 賢一 われらの胸に友情を ドン・カルロ:高柳 圭 ロドリーゴ:佐藤 望アンコール You Raise Me Up (全員) メリー・ウィドウから 女・女・女のマーチ (全員)***行ってきました!Giocondaさまを無理やりお誘いし、とても楽しい宵となりました。いや~今の日本の若手ってすごいですね。もう~すごいです。皆さんなんて才能なんでしょう!私としては先日の二期会パルジファルで聖杯の騎士2だった狩野賢一さんの声がどうしてもまた聴きたくて行ったわけなのです。狩野さんが最後に歌ったフィリッポのアリア、瞠目の素晴らしさでした。生でルネ・パーペのエッラ・ジャンマイマモ、3回聴きましたけど、まったく違うすばらしさでした。同行者のGiocondaさまが「和製ギャウロフですね」とおっしゃっていましたが、そのとおりでした!本当にいい声です!!狩野さんがフィエスコも歌うと聞いていたので、ギャウロフとカプッチルリでさんざん予習して聴きましたけど、こちらもすばらしいフィエスコでした。そしてバリトンの佐藤望さん。初めて聴いたと思うのですが、すごいパワフルなバリトンです。エスカミーリョの闘牛士の歌を歌ったんですが、この歌は非常に有名ですが、うまく歌うのはすごく難しいと思います。ダルカンジェロの闘牛士の歌はよく聴きますけど、バスバリトンで重く低い声です。でも佐藤さんはバリトンです。でも本当にパワフルで圧倒的でバリトンですから非常に美しく、よかったです。この歌は、小細工せずにパワーで歌いきらなくてはいけない歌なんです。圧倒的にマックスで歌いきりました。Bravo!最後のドン・カルロとの有名な二重唱もすばらしかったです。ぜひ全幕で聴いてみたいですね。ロドリーゴ。レッジェーロの園山さんもすごい才能でした。ファン・ディエゴ・フローレスかと思いました。声を転がす技巧も完璧!でした。パルジファルの小姓4でしたけど、ぜんぜんロッシーニの方がいいですよね!とGiocondaさまと話していました。作曲家の中山さんの伴奏もすごくうまくて、ちゃんとオペラになってましたし、ユーモアあふれるMCぶりが非常に楽しかったです。すごく自分流と言うか飄々とした感じが良かったです。テノールの高柳さんとバリトンの野村さんのラボエームの二重唱も涙!でした。やっぱり名曲ですね!高柳さん、花の歌も気持ちが入っていました。野村さんは軽妙なフィガロからシモン、マルチェッロと七変化で楽しましてくれました。こんなにすばらしい楽しい公演が聴けて本当に幸せです。皆さまありがとうございました。
2012年10月07日
Il Devu らららクラシックパセラまた見ちゃったBravi!青山貴(あおやま・たかし)認定。Verdi Baritone!!!なんて深くて重くて高貴な声。こういう声の人、外人でもめったにいない。人間性も声には出るものね。2012Dec.1,2Le rossignol14,15,16Beethoven Symphony Nr.9 Choral Soloist2013Feb.Carmina Burana Soloist
2012年10月07日
STAATSOPER.TV: Oper live und onlineOpern- und Ballett-Streams in der Spielzeit 2012/13: 3. November 2012 Jörg Widmann Babylon 25. November 2012 Giacomo Puccini Turandot 13. Dezember 2012 John Neumeier/Peter I. Tschaikowsky Der Nussknacker*** 30. Dezember 2012Giuseppe Verdi RigolettoMusikalische Leitung Marco ArmiliatoInszenierung Árpád Schilling Il Duca di Mantova Joseph Calleja Rigoletto Franco Vassallo Gilda Patricia PetibonSparafucile + Monterone Dimitry Ivashchenko Maddalena + Giovanna Nadia Krasteva Marullo Tim Kuypers Borsa Matteo Dean PowerIl Conte di Ceprano Christian Rieger La Contessa di Ceprano Iulia Maria Dan Usciere Goran Jurić Paggio della Duchessa Yulia Sokolik*** 9. März 2013 Leoš Janáček Jenůfa*** 20. April 2013 Richard Wagner Der fliegende HolländerMusikalische Leitung Asher Fisch Inszenierung Peter Konwitschny Daland Rafal Siwek Senta Anja Kampe Erik Klaus Florian Vogt Mary Heike Grötzinger Der Steuermann Kevin Conners Der Holländer Johan Reuter*** 11. Mai 2013Giuseppe Verdi MacbethMusikalische Leitung Massimo Zanetti Regie Martin Kušej Macbeth Zeljko Lucic Banco Diogenes Randes Lady Macbeth Nadja Michael Dama di Lady Macbeth Golda Schultz Macduff Wookyung Kim Malcolm Emanuele D'Aguanno Arzt Christoph Stephinger Erscheinung 3 Tölzer Knabenchor ***1. Juni 2013 Terence Kohler Helden Juli 2013 Stream einer Festspielaufführung Termin wird noch bekannt gegeben Kew Gardens さまに教えていただいたバイエルン国立歌劇場のオペルンTV予定です。人生に楽しみが増えるのはよいことです。寝不足にはなりますが…。
2012年10月07日
二期会の若手注目バスバリトンの狩野賢一さんなんですけど国立音楽大学のドンジョヴァンニにレポレッロで出演します。「ぶらあぼ」で知りました。個人的にはすごく聴きたかったですがすでに他(望月さんの聖パウロ)がBookingされていました。残念!む~まあしかし、そのうち二期会公演で聴けるでしょう!大学院オペラ2012「ドン・ジョヴァンニ」2012年10月20日(土)14:00(開場13:15)2012年10月21日(日)14:00(開場13:15)会場:国立音楽大学講堂大ホール指揮:ヴィート・クレメンテ演出:中村 敬一管弦楽:国立音楽大学オーケストラ合唱:国立音楽大学合唱団声楽指導:秋葉 京子/大倉 由紀枝/小林 一男/福井 敬 CAST 10月20日 ドン・ジョヴァンニ 高橋正尚 レポレッロ 狩野賢一 ドン・オッターヴィオ 吉田連 ドンナ・アンナ 種谷典子 ドンナ・エルヴィーラ 岩水美稚子 ツェルリーナ 厚澤理奈 マゼット 照屋博史 騎士長 小林啓倫CAST 10月21日 ドン・ジョヴァンニ 北川辰彦 レポレッロ 新造太郎 ドン・オッターヴィオ 1幕 芦田瑞樹/2幕 大野彰展 ドンナ・アンナ 藤原唯 ドンナ・エルヴィーラ 田宮実香 ツェルリーナ 吉田望弥 マゼット 大川博 騎士長 小林啓倫 ***狩野さんご出演予定、こういうのもありました。(下記)多摩交流コンサート(魂の歌声が響く 東大和 昭島 国分寺の合唱団が集結 ソプラノ:石田美樹子 メゾソプラノ:甲斐川ゆき子テノール:長尾隆央 バス:狩野賢一管弦楽:コールアカデミー室内合奏団合唱:コールアカデミーひがしやまと 混声合唱団もくせい コーロ紫苑 プログラム バッハ 「無伴奏チェロ組曲」5番より<プレリュード> モーツァルト 「ハ短調ミサ」より<あなたを崇め> モーツァルト 「レクイエム」 日時 2012年11月10日(土) 13:30開場 14:00開演 会場 東大和市民会館ハミングホールモツレクですが残念!キャンセルになりました。最近お気に入りの歌手が増えまして、非常にBookingがターハイな状況になってまいりました。12月はすでにBooking頭がウニになって中止しております。当日券があるさ!の開き直りが人生重要かもしれません。近々対応では、自分としてはザーロメのおさらいを来週末までにしなくてはなりません。せっかく新国立劇場でピーター・グライムズの対訳本を購入したのでそれも1回はさらっておきたいし。11月に入ったら苦手なプッチーニ、蝶々夫人とトスカをさらっておかなければなりません。
2012年10月07日
きょう夜注目のWebradioはシカゴリリックオペラのエレクトラ。エレクトラ役のクリスティーネ・ゲルケがすごいです。多分…WFMT Chicago6:00 - 9:00 pm 現地時間日本時間 日曜朝8時~Lyric Opera Of Chicago BroadcastsLive from the Civic Opera House: Strauss' Elektra --Christine Goerke (Elektra); Emily Magee (Chrysothemis); Jill Grove (Clytemnestra); Alan Held (Orestes); Roger Honeywell (Aegisthus); LOC Cho & OrchSir Andrew Davis***リマインドですが、あすから代官山で二期会の俊英たちが出演する企画リサイタルがあります!ルナノバプレゼンツ 『オペラで喜怒哀楽』
2012年10月06日
新国立劇場「ピーター・グライムズ」Day2Part 2※中身にふれますのでご注意ください。第2幕教会。このシーン注目です。教会は狭まった壁で表現され、おそらくセンターに座っている客にしか牧師の姿は見えないはずです。エレンは少年と会話しています。少年は何もしゃべりませんが、あざをエレンに発見され、隠そうとします。讃美歌とエレンの悲痛な歌が重なります。ホレース・アダムスはセットの都合上、姿が見えず、声しか聴こえません。力強い望月さんの歌が響き、エレンの歌よりも美しいのでうわああとなりました。自分。本当に主役の声の輝きなのです。きらめいているのです。ピーターがやってきますきょうは休みのはずでしょ!ピーターはエレンに「失敗したわ!」と言われ、エレンを振り回し倒してしまうピーターは少年をかついで立ち去る教会から人々が出てくる倒れているエレンの脇にアーンティ。助け起こす。ボウルズのものいいにアーンティは呆れています教会の壁が開き、人々が出てくるボウルズは牧師を呼ぶいよいよもっちい。ボウルズに焚きつけられ、人々は牧師を呼ぶ人々はエレン・オーフォードを詰問するよう牧師を促す牧師はエレンを冷たい言葉で非難する牧師はピーターの小屋に押し掛けることを提案する恐ろしいことになってきた太鼓をたたくホブソン十字架をかざした人々の群れが魔女狩りのようにたけり狂って行進していく女たちは差別され、ないがしろにされるアーンティと姪2人、エレンは 悲しみを歌うアーンティとエレンたちは心が通じ合うしかし村のコンサバな女たちが現われ、アーンティを威嚇するアーンティは姪2人の手を引き去る残されたエレンに飛びかかろうとでもするように身構える女たち幕間奏曲4第2場グライムズの小屋このシーンが一番悲惨で心かきむしられるシーンです。ピーターは少年を虐待します少年に長靴を投げつけ早く着替えろ!エレンの編んだセーターを示すと少年がピーターに抱きつきますピーターは少年の襟首をつかんで、「破くぞ!」少年は壁まで逃げるいつもこうやって殴られるたびにピーターから逃げているんだろうさあ行こう!海が魚でいっぱいだ!少年は倒れます少年はベッドのはじに座り込みますピーターはベッドに横になり夢見るように歌います。少年はピーターに寄り添いますしかしピーターが妄想で激こうし出します人々が近づいてくるピーターは少年のせいだと思い込み糾弾しますさあ行くんだそれとも踊らせてやろうか?少年は崖を下りはじめますピーターが準備していると悲鳴が聞こえますピーターも素早く少年の後を追います人々がやってきますが、小屋に誰もいないので意気消沈して去りますここは牧師とスワローの歌のシーン。ピーターが亡くなった少年を抱いて部屋に戻ってきますベッドに寝かせますがやはり死んでいますピーターはシーツを彼の顔にかけ、号泣します(もちろん声なしで…)第2幕了第3幕ボーア亭で踊る人々ジャズも流れていたけどありなのかな?セドリー夫人男たちがふざけて仮面の男をセドリー夫人に抱きつかせる。男は派手にかみてで転ぶが、これは牧師だった!セドリー夫人はエレンとバルストロードの会話を盗み聞きする。エレンは少年のセーターを発見し、いやな予感だと歌う。セドリー夫人はスワローを呼び、グライムズを告発する人々はグライムズをつかまえにいく間奏曲ピーターひとりコートを引きずっているこれがまさに孤独!ここの独白の歌唱が悲痛でなんとも言い難いバルストロードはピーターに…エレン No! 悲痛な叫びSink her!(割愛)最後のシーンが読み替えられていますシーンは教会です結末はここには書きません自分の目で確かめてください全幕了カーテンコール主役は2人。グライムズと合唱。ブラヴィ!スチュアート・スケルトンはオーケストラを讃え、空中でシャドウボクシングのようにワンツージャブを繰り出す。ワイルドだぜぃ~~これロイヤルアルバートホールの公演でもアナウンサーがdescribeしていました。He punched air-!とまた次のカーテンコールでは足をどんどん踏み鳴らしてオーケストラを讃えていました。めっちゃお茶目~~スーザン・グリットンにも大きな拍手でした。カーテンコールは長く続きました。まだあと1回行きます。震撼します!
2012年10月05日
NNTT 2012/2013 Season openingBenjamin Britten : Peter GrimesNew ProductionConductor : Richard ArmstrongProduction : Willy DeckerScenery and Costume Design : John MacfarlanePeter Grimes : Stuart SkeltonEllen Orford : Susan GrittonBalstrode : Jonathan SummersAuntie : Catherine Wyn-RogersNiece 1 : Unoki EriNiece 2 : Hirai KaoriBob Boles : Itoga ShuheiSwallow : Kubo KazunoriMrs. Sedley : Kanoh EtsukoRev. Horace Adams : Mochizuki TetsuyaNed Keene : Yoshikawa KenichiHobson : Osawa KenChorus : New National Theatre ChorusOrchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra***セドリー夫人:加納 悦子ホレース・アダムス牧師):望月 哲也ネッド・キーン吉川 健一 ホブソン大澤 建美術・衣裳 :ジョン・マクファーレン合唱 :新国立劇場合唱団合唱指揮 :三澤 洋史管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団舞台監督 :大澤 裕***新国立劇場「ピーター・グライムズ」Day22012年10月5日ちょっとお~Kくん、ベルディヒに勝ったのお~!?やった~あした準決勝見に行くのでめっちゃ楽しみでんがな~Kくん、生で見たことないので。マリーは去年も見てるし上海でも見たし~マリーはビッグサーバーでデフェンシヴなプレーヤーだからおもしろくないがKくんのはおもしろいテニスですからね!本題。Peter!行ってきました。これはセットと美術がすごいね。デッカーの美術はシンプルだけど深いわ!デッカーの演出は、ちょっとやり過ぎな感もあるけど、すごいメッセージ性が高い。誰もが心を抉られる、そういう演出です。私の望月さんが悪役ですわ。最初なんでホレースアダムズが望月さんなのかわからなかったんですが演出を見て疑問が氷解しました。ホレースアダムズは主要な役3人の次に重要なキャラクターに演出されていました。悪役なのに声は天使なんですわ~声は主役の声なんですわ~このギャップにううういいのか?と思ってしまいました。美し過ぎる!このオペラ、音楽もスゴイの一言です。圧倒されました。ワーグナーを聴く時のように最初から最後まで観客席は静まり返っていました。新国立劇場の聴衆はさすがの一言です。そして題名役のスチュワート・スケルトン、オージーベアー、本当にすばらしかったです!真正のヘルデンテノールです。パワフルで高音も出る。あ~しかしきょう彼ののどはお疲れでした。高音部でかすれたところが2箇所ぐらいありました。しかし非常にうまいので超高音には慎重に入り、弱音から強音までのクレシェンドとか、もう~すごかったです。パワフルなのに繊細なんです!ピーターGってやはりそういうガラスのような心も表現しなくてはいけないから…演技ももう入り込んでいました。あとすばらしかったのはアーンティーのキャスリン・ウィン・ロジャースです。彼女はミュンヘンリングでも見たような気が…パワフルで迫力がありました。スーザン・グリットンとジョナサン・サマーズは2人とも演技がうまくて、このオペラをしっかり演技面でも支えていました。日本人の歌手はみなすばらしかったです。ボブ・ボウルズに抜擢された糸賀さんは、軽い、高い声のテノールでヴィットリオ・グリゴーロのようでした。ただしヴィットリオの方がややパワフルです。でも糸賀さんはめったにお目にかかれないレッジェーロもできる美しいテノールで、ボブ・ボウルズよりももっとレッジェーロな役がいいかなと思いました。カッシオとか。ボブ・ボウルズはやはり高橋淳さんのようなミーメ系の突き刺すような硬質のテノールがあっている気がしてしまいます。声があまりにも糸賀さんは美しいです。この役はもっと気がふれたような常軌を逸した感じが声にもほしいです。そして注目のネッド・キーン役、吉川さん。彼は今年2月の「沈黙」で通辞を歌っていて、すばらしいバリトンだと認識していました。重要な役をよく演じていました。運び屋も裁判長も良い声でした。そしてなんといっても合唱です!やっぱり世界一でした(笑千葉裕一さんのおっしゃるとおり。このあと中身にふれますのでこれから初見の方はご注意ください。第1幕セットは壁があるだけです高い椅子が中央に一脚。裁判村人がピーターを裁いているピーターは亡くなった少年の粗末な棺を抱いている。村人たちは棺の中を覗き込みおぞましさに震えるスワローが高い椅子に座っている。判事。その脇にはホレース・アダムス威嚇するような猛々しい顔つきでピーターを見ているClear the court!退廷!エレンとピーターの調性のずれた二重唱。やがて斉唱になるピーターとエレンは向かい合う。エレンがピーターの頬を触りピーターもそうしようとするができない。夜明けの光が差し込んでくるなんと海岸の恐ろしい雲が見えてくるこれが全編にわたってキーワードになるエレンはがっかりする幕が下り、エレンだけが幕前に取り残されるこれはまったく同じシーンが後で出てくる。エレンの心の孤独エレンの一人称ドラマでもあると言うことを強調している。間奏曲エレンは悲しみに満ちている第1場ボーア亭…のはずがなんと教会だ!最前列の真中(かみてがわ)で賛美歌を歌うホレースアダムズエレンが遅れてきて最前列のしもて側に座るかみてからバルストロード船長がやってくる名士らしく皆にあいさつされている。船長はこどもたちを追い出すGood Morningホレースアダムズ第一声(のはず)ピーターの声人々はぱっ!と讃美歌の本で顔を隠すピーターを手伝うのはバルストロード船長とネッドキーンだけ。ネッドはピーターに徒弟を見つけたと話すボウルズが叫ぶ。子供を売買するのか!ボウルズはメソジストで彼らの中では異端であるホブソンはピーターへの協力をあからさまに拒否する。確かめるようにホレース・アダムズが彼に近寄って、うん、うんとうなずいている。エレンが自分が行くと言い出す。村人は毛嫌いしているピーターの味方をこのちゃんとした女性がかって出たことに拒否反応を示す。これがどんどん終局に向かってエスカレートしていくのだが。エレンが行ってしまい、人々もいなくなるバルストロードとピーター。ピーターは少年が死んでいった日のことを語り村人を見返すために金をためてエレンと結婚したいと言う夢を語るピーターは激こうし、両手にそれぞれ椅子を持って後ろにぶん投げる。さらに後でももう1回投げる間奏曲2ボーア亭斜めのテーブル嵐の中やってきた人々セドリー夫人がアーンティともめているバルストロードが汚い言葉を吐きながら入ってきて失礼!バルストロードは店の女の子、アーンティの姪と称されている商売女のおけつに挟まれてご満悦である。アーンティは怒るA joke's a joke, a fun is fun,ボブボウルズがべろべろに酔っ払っているI want ---- her -----あいつとやりたい!バルストロードはボウルズに説教する自分は自分人は人We live and let live,ネッドが入ってくるピーターの小屋の崖が崩れた!バーンとドアが開き、仁王立ちの男。Peter.彼はいきなり別世界の歌を歌いだす。最弱音から入り、クレシェンドしていく。見事。彼の歌は聴衆を圧倒する。まさにPeterそのもの。異質であり、際立っている。extraordinary人々は彼に拒否感を示す。ボブボウルズがからもうとするバルストロード「誰か歌え!」Old Joe has gone fishing --Peterがまったく別の歌を歌いだす。歌いながら人々に近づくが人々はどんどん避けてよけるまたバー――ンとドアが開く。今度立っているのは…少年。少年はずんずんPeterに近づいていくPeterは有無を言わさず少年を連れていく第1幕了Part 2 に続く
2012年10月05日
SiegfriedUnter den LindenMusikalische Leitung Daniel BarenboimInszenierung Guy CassiersBühnenbild Guy Cassiers Enrico BagnoliChoreographie Sidi Larbi CherkaouiSiegfried Lance RyanMime Peter BronderDer Wanderer Juha UusitaloAlberich Johannes Martin KränzleFafner Mikhail PetrenkoErda Anna LarssonBrünnhilde Iréne TheorinWaldvogel Rinnat MoriahTänzer: Uri BurgerGabriel CruzYuta HamaguchiChristophe LinéréAlbert Garcia Sauriユーシタロですか?Video
2012年10月04日
ROHのジークフリート、Wolfgang Koch が歌えずに演技だけしたそうです。代役(の声)は聴こえないぐらいだったそうです。しかしグロテスクなメイクですね…Kochさんてすごく繊細な人のような…見かけと違って…(笑ミュンヘンのリングもラインの黄金の初日を降板したし、けっこう降板はいままでにもないわけではないですよね。まあリングのような大変な作品が何事もなく終わる方がありえないんでしょうけど…初日のPeter Grimes なかなか絶賛ですね。やっぱあの糾弾のシーンがすごいらしいちなみに私はきょうからリブレット読みに入りました。はは…
2012年10月02日
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