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Tchaikovsky チャイコフスキー / 『エフゲニー・オネーギン』全曲 チェルニャコフ演出、ヴェデルニコフ&ボリショイ劇場、キーチェン、モノガローワ 【DVD】Mariusz Kwiecien in --Tchaikovsky's Eugene OneginParis Palais Garnier 2008Director: Dmitri Tcherniakov Mariusz Kwiecien (Eugene Onegin), Tatiana Monogarova (Tatiana), Andrey Dunaev (Lenski), Margarita Mamsikova (Olga), Anatoli Kotcherga (Gremin)KasrashviliConductor: Alexandre Vedernikovwith the Bolshoi orchestra and choir.ボリショイ・シアターがガルニエでやった、クフィエチェン(エにアクセント)( kfee-EH-chen )のオネーギンすごいね~!!これブルーレイ出てないんでしょうか?欲しい。なんかありえないほど私の妄想のオネーギンと一致してて怖いぐらいなんだけど…チェルニアコフ大好きなんだけど~ エクサンのジョヴァンニが秀逸だったんだよね。 "Mostly Opera" said --"Mariusz Kwiecien, who is simply outstanding. "Next to Dmitri Hvorostovsky and Peter Mattei, we now have the third great contemporary Eugene Onegin on DVD."ロンドン公演はアレクセイ・ドルゴフだったんですね。例によってすごかったらしくあるレビューでは絶賛されております。MusicalCriticism.com 演出はトリケの歌をレンスキーに歌わせるというありえないことをやっているようだ。テーブル、テーブル、テーブル!という演出らしい。テーブルシーンしか出てこなくて、休憩に飯が食いたくなるらしい。マリウシュはポーランド訛りのロシア語だが、他のキャストが全員ロシア人だけどぜんぜんOKだったよ~僕はハンガリー系イギリス人だからね、と書いている。この人。
2012年04月30日
Hi, 今、ザルツの Frau ohne 見ています。指揮がサー・ゲオルク・ショルティ歌手がみんなすごい!トーマス・モーザー(Kaiser)すばらしい!!演出もすごい。ゲッツ・フリードリヒ。後述すると思う。あとOe1 で放送されたワルキューレを聴いている。やっぱりティーレマン!!!実はなにげにヴェントリス大好きなんです~パレストリーナ良かったよね~
2012年04月30日
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Wiener Staatsballett Japan tour 2012Die FledermausRoland Petit's La Chauve-souris (The Bat)Day2 Matinee29 Apr. 2012Tokyo Bunka Kaikan, UenoChoreography : Roland PetitMusic : Johann Strauss IIArrangements : Douglas GamleyScenery : Jean-Michel WilmotteCostumes : Luisa SpinatelliConductor : Peter Ernst LassenOrchestra : Tokyo City Philharmonic OrchestraSaturday, 28 April:Bella: Olga EsinaJohann: Kirill KourlaevUlrich: Eno PeciSunday, 29 April(matinee):Bella: Maria YakovlevaJohann: Roman LazikUlrich: Manuel Legris Sunday, 29 April(evening):Bella: Irina TsymbalJohann: Vladimir ShishovUlrich: Denys Cherevychko Monday, 30 April:Bella: Olga EsinaJohann: Kirill KourlaevUlrich: Manuel Legris ウィーン国立バレエ団 2012年日本公演「こうもり」振付・演出:ローラン・プティ音楽:ヨハン・シュトラウス2世(ダグラス・ギャムリー編曲)舞台美術:ジャン=ミッシェル・ウィルモット衣裳:ルイザ・スピナテッリ装置制作・照明:ジャン=ミッシェル・デジレ振付指導:ルイジ・ボニーノ、ジャン・フィリップ・アルノーベラ:マリア・ヤコヴレワヨハン:ロマン・ラツィクウルリック:マニュエル・ルグリメイド:マルタ・ドラスティコワグランカフェのギャルソン:ダヴィデ・ダト、マーチン・デンプス、ドゥミトル・タランチャルダッシュ:木本全優看守:ガーボア・オーベルエッガー他、ウィーン国立バレエ団指揮:ペーター・エルンスト・ラッセン演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団協力: 東京バレエ学校ウィーン国立バレエがプティの「こうもり」をやるというのはらしいようで、実はらしくない。これはフランスの作品だから。内容はフレーダーマウスをモチーフにはしているが中身がほとんど違う。音楽はほとんどJシュトラウスのこうもりなので混乱する。でも芸術監督がフランス人(ルグリ)だからいいのだ~フランス風のとってもおもしろくておかしい「こうもり」を楽しんだ。この作品は、生で新国立劇場で見ている。べラがフェリでヨハンがテューズリー、だった。今回ウルリックがルグリってどうなんだろう?見たいようで見たくないと思っていたが、見て大正解。ルグリさまの引き出しは際限ない。すばらしかった!!まさにルグリ・ショーになっていてすべてをさらっていった。マニュエル・ルグリは以前にもましてすばらしいダンサーになっている。これは間違いない。踊りのキレとか表現力、ムーヴメントの美しさ、どれをとってもルグリにかなうダンサーはきょう他にいなかった。主役のヨハンに関しては、やはり初日のクルラーエフで見るべきだったのかなという思いはちょっとした。だから明日の楽日は必見!だと思う。ご覧になられた方の感想がぜひ聞いてみたいです。きょうもまたすばらしいダンサーを発見してしまいました。Photo : www.davidedato.comDavide Dato (ダヴィデ・ダート)です。すばらしい~!!3人のギャルソンの中央。踊りがすごい!スピード感や高さではルグリを唯一上回っていると感じたダンサー。しかも可愛いし、芝居もうまい!今後注目していきたいです。Davide Dato was born in Biella (Italy) in 1990. He joined the Vienna State Opera Ballet in 2008 (today directed by Manuel Legris)as its youngest member dancing several solo roles.今年22歳になる。驚いたことに公式サイトまでもうあります。wow~!さすがルグリさまです。逸材を得ましたね。彼はウィーン国立バレエのバレエ学校で学んだそうです。彼が踊りまくる「マキシム・ド・パリ」のシーンと、第2幕の冒頭シーンは必見です。第1幕赤毛で青いいけてないロングドレス。べラは育ち盛りの5人の子供の世話に大忙し。だんなさまは遊び好きで、うちにいる象徴のスリッパをはいてくれない。スリッパなんかやだよ。と新聞を読んでいる。きょうは友人のウルリックが訪ねてきて皆で食事する。この第1幕には次々にヨハン・シュトラウスの「こうもり」の美しい音楽が出てくる。アルフレードがtrinke-- と歌う部分のメロディアデーレの召使なんておかしいわ、はははの歌の部分とかロザリンデがあなたがいないのは淋しい(でも実は楽しい)と歌うところのメロディファルケ博士がソロで歌う、皆で友達になろうという部分のメロディああ~これあれあれ!と思いだしているうちに踊りはまったく関係なくどんどん進んでいくのでやばい。登場したルグリは目がさめるような複雑なステップをすごいスピードで踊る。もう~目が釘付け。踏みきり足を上げないグランジュテのマネージュとか、シェネ6回転、ぴたりと決まるトゥールザンレールに舞台を斜めに横切る、複雑に足を変えるダブルのピケピルエットの散りばめられた回転とか…もっともすばらしいのはやはり前に後ろに打ちつけられる細かいバットゥリーの連続のステップ。これはルグリにかなう人はなかなかいない。だいたいこういう踊りを他の誰も踊っていない。こんな難度の高いウルリックは見たことない(笑)。だんなさまは妻がいなくなると夜遊びに出ていく準備。ベッドで何やら装着。べラがその気になってネグリジェでやってくるが、すでにヨハンは寝入ったふり。そしてハーネスを装着したヨハンは夜の空に…(笑)だんなに夜逃げされたべラはウルリックに電話する。ウルリックはべラを変身させる。夜会マキシム・ド・パリ。名前はドイツの名前なのになんでパリ!?まあいいけど。ギャルソン3人の超絶ダンスこれが最高です。ヨハンがやってくる。ヨハンのソロの音楽は「雷鳴と電光」ジュテが大きく美しいロマン・ラツィク。はあ~マッシモ・ムッルさまのここのソロは本当にすてきだったわ…(遠い目)ウルリックがギャルソンに化けて登場。僕だよ僕~というのが笑わせる。ドリフか?ベラをエスコートしてきた。ベラはたちまち男どもに取り囲まれるが、もうヨハンは目をつけている。しかしベラは馬車に乗り込んで別の場所へ。馬車の上に飛び乗るこうもりのヨハン。第1幕了第2幕庭園。仮面の男女の群舞。夜会の続き。のはず。チャールダーシュ。音楽はもちろん、オペレッタ「こうもり」の中で、ハンガリーの伯爵夫人に化けたロザリンデが歌う歌。これの木本さんがす~ばらしい~何より優雅に完璧に踊ります。ピルエット4回転の完璧なこと。ため息が出る。ノーブルさ。そこに割り込んでくるウルリックあれ?なんでこいつ俺と同じ衣装着てんの?という演技のウルリックに大爆笑。木本さんはこの演技を受けて怪訝な顔、胡散臭いやっちゃな~という演技を付加するとよりgood だと思います。チャールダーシュのダンサーの踊りをまねするウルリック。そこにやってくるヨハン。あの女性を見なかった?知らないね!と冷たいウルリック。木本さんたちの踊りのソロのあとにベラがソロを踊ります。すばらしい。そして木本さんのソロ。ウルリック乱入。ヨハン。群舞で踊るダヴィデ・ダート君に釘付け~刑務所長がやってくる。ウルリックはヨハンを収監させる。拘置所こうもりの姿のままで囚われているヨハン。ウルリックは今度は看守(笑)僕だよ僕~というギャグがまた大受け。ヨハンは謎の女性を想う歌を歌う。(オペラ歌手の録音?が流れる)もちろん音楽は、オペレッタ「こうもり」冒頭でアルフレートがロザリンデを思って歌う歌。鉄格子を拡げてそこに首が挟まってぐったり(笑)謎の女性が身請けにやってくる。ウルリックが開ける。ヨハンは謎の女性と踊る。謎の女性は全身白のレオタード。ここの音楽はこうもりの音楽ではなかった。すばらしいリフトリフトスムーズでさすがのラツィク。倒れて寝てしまうヨハンのこうもりの羽を…(割愛)暗転ヨハンの家。明け方。メイドが椅子で寝ている。ウルリックはほうきで遊んでメイドを起こす。メイドはウルリックに気付かずに踊る。奥さまが帰ってくる。ウルリックは今度こそベラの愛情を得たいと思うがベラは夜会のダンスで頭がいっぱい。ウルリックはたまらず帰る。そこに帰ってきたぼろぼろのヨハン。ひどい目にあったよ…よしよしいい子ねおうちが一番なのよ。ヨハンにスリッパをはかせるベラ。仕返し完了。場面転換ウィンナーワルツをお楽しみください。ヨハンとベラも美しく正装して踊る大団円全幕了。Related LinksPetit "The Bat" INDEX VideoVienna New Year´s Concert 2011 - Dancing Natalie Kusch and Davide Dato
2012年04月29日
Oe1 broadcastRichard Wagner: "Rheingold"Freitag 27. April 2012Albert Dohmen (Wotan), Markus Eiche (Donner), Herbert Lippert (Froh), Adrian Er?d (Loge), Janina Baechle (Fricka), Alexandra Reinprecht (Freia), Anna Larsson (Erda), Tomasz Konieczny (Alberich), Wolfgang Schmidt (Mime), Lars Woldt (Fasolt), Ain Anger (Fafner), Ileana Tonca (Woglinde), Ulrike Helzel (Wellgunde) Zoryana Kushpler (Flosshilde)Orchester der Wiener StaatsoperDirigent: Christian Thielemann(aufgenommen am 1. November 2011 in der Wiener Staatsoper無事オンデマで聴けました。大感謝!ウィーンフィルが本気出してました(笑)特に金管。もう~すごかったです。ローゲのアドリアン・エレートが美しい声で歌ってました~galahad さまの教えてくれたバリトンのローゲ、聴きたかったのでよかったです。マルクス・アイヒェも要所要所で決めてました。ドーメンもまだまだ!アンガーは演技がすごそうな感じ…(声だけでもわかる…Alberich もがんばってたなあ~Related LinksKritik: Von Thielemanns erstem "Ring des Nibelungen" an der Staatsoper
2012年04月29日
Die Walk?reSaturday, April 28, 2012, 11:00 am - 4:10 pm Conductor: Fabio Luisi Br?nnhilde: Katarina Dalayman Sieglinde: Eva-Maria Westbroek Fricka: Stephanie Blythe Siegmund: Frank van Aken Wotan: Bryn Terfel Hunding: Hans-Peter K?nig The Production TeamProduction: Robert Lepage Associate Director: Neilson Vignola Set Designer: Carl Fillion Costume Designer: Fran?ois St-Aubin Lighting Designer: Etienne Boucher Video Image Artist: Boris Firquet ***Thanks to Kew Gardens !Oe1Richard Wagner: "Die Walk?re"Samstag28. April 201219:30 現地時間Christopher Ventris (Siegmund), Eric Halfvarson (Hunding), Albert Dohmen (Wotan), Waltraud Meier (Sieglinde), Katarina Dalayman (Br?nnhilde), Janina Baechle (Fricka), Donna Ellen (Helmwige), Ildik? Raimondi (Gerhilde), Alexandra Reinprecht (Ortlinde), Aura Twarowska (Waltraute), Ulrike Helzel (Siegrune), Monica Bohinec (Grimgerde), Zoryana Kushpler (Schwertleite), Juliette Mars (Ro?wei?) Orchester der Wiener Staatsoper; Dirigent: Christian Thielemann(aufgenommen am 6. November 2011 in der Wiener Staatsoper) Radio ?1: Der Thielemann-Ring der Wiener StaatsoperFr 27. April, 19:30"Das Rheingold"Mit Albert Dohmen (Wotan), Markus Eiche (Donner), Herbert Lippert (Froh), Adrian Er?d (Loge), Janina Baechle (Fricka), Alexandra Reinprecht (Freia), Anna Larsson (Erda), Tomasz Konieczny (Alberich), Wolfgang Schmidt (Mime) - Aufgenommen am 1. November 2011 in der Wiener StaatsoperSa 28. April, 19:30"Die Walk?re"Mit Christopher Ventris (Siegmund), Eric Halfvarson (Hunding), Albert Dohmen (Wotan), Waltraud Meier (Sieglinde), Katarina Dalayman (Br?nnhilde), Janina Baechle (Fricka) - Aufgenommen am 6. November 2011 in der Wiener Staatsoper Di 1. Mai, 19:30"Siegfried"Mit Stephen Gould (Siegfried), Linda Watson (Br?nnhilde), Albert Dohmen (Der Wanderer), Tomasz Konieczny (Alberich), Anna Larsson (Erda), Wolfgang Schmidt (Mime), Ain Anger (Fafner) und Chen Reiss (Stimme des Waldvogels) - Aufgenommen am 9. November 2011 in der Wiener Staatsoper Sa 5. Mai,19:05"G?tterd?mmerung"Mit Stephen Gould (Siegfried), Markus Eiche (Gunther), Eric Halfvarson (Hagen), Linda Watson (Br?nnhilde) Caroline Wenborne (Gutrune), Janina Baechle (Waltraute), - Aufgenommen am 13. November 2011 in der Wiener StaatsoperDiese Gesamtaufnahmen k?nnen wir Ihnen auch in "7 Tage ?1" zum Nachh?ren anbieten.ティーレマンが1回きりのチクルスを昨年11月にシュターツオーパでやって大変話題になった公演。まさか今夜放送とは!Kew Gardens さまのおかげで知りました。ありがとうございます!でも起きてられそうにない~この連休は家事家事家事???~やる気が起きるかはともかく…KGさま、Thanks again1週間のオンデマありますね!ラックィ~***藤村さんの5月5日(土)18:00開演 会場:サントリーホール ※託児サーヴィスなし5月7日(月)19:15開演 会場:すみだトリフォニーホール特別演奏会新日本フィルハーモニー交響楽団創立40周年記念 特別演奏会■プログラムR.シュトラウス作曲 組曲『町人貴族』 op.60ワーグナー作曲(モットル編) 女声のための5つの詩『ヴェーゼンドンク歌曲集』 op.91マーラー作曲 交響曲第1番ニ長調『巨人』 ■出演者指揮:ダニエル・ハーディングメゾ・ソプラノ:藤村実穂子 これは気になりますが…休日に都内に出かけたくないわな…***Oe1Aus dem KonzertsaalSonntag29. April 201219:30 現地時間Christian Gerhaher, Bariton; Gerold Huber, Klavier Franz Schubert: An den Mond in einer Herbstnacht; Hoffnung; Im J?nner 1817; Abschied; Herbst; ?ber Wildemann; Der Wanderer; Der Wanderer an den Mond; Der Zwerg; Abendstern; Im Walde; Nach einem Gewitter; Der Schiffer; An die Nachtigall; Totengr?ber-Weise; Fr?hlingsglaube; Nachtviolen; Abendlied f?r die Entfernte; Wehmut; Der Strom; Der Hirt; Lied eines Schiffers an die Dioskuren; Nachtgesang; Der S?nger am FelsenZugaben: F. Schubert: Seligkeit; Im Abendrot(aufgenommen 22. April im Mozart-Saal des Wiener Konzerthauses)ゲルハーヘルさん。***あっと驚くCLのバルサ、レアル仲良く準決勝で敗退、これでバイエルンが決勝進出。さぞあの広場は盛り上がってんだろうなあ~しかしバイエルン歌劇場の方はパリでワルキューレの出張公演を行った。最近あと気になったのはマリインスキーのロンドン公演でユーリ・ヴォロビヨフがWotan !だったかな…Facebook を見るぐらいしか最近時間がなくてうろ覚え~あと気になるフォルクスオーパのウィンザーにダニエル・ベーレが出るんじゃん?最近気がついたんだけど急に行きたくなってきた!
2012年04月28日
Wiener Staatsballett Japan TourWiener Gala Day225 Apr. 2012Bunka Kaikan Ueno Tokyo"Bach Suite III"Choreography and costumes: John Neumeier Music: Johann Sebastian BachMaria Yakovleva - Roman LazikKiyoka Hashimoto - Mihail Sosnovschi Pas de deux from "Anna Karenina"Choreography: Boris Eifman Music: Piotr Ilyich TchaikovskyAnna: Irina TsymbalKarenin: Eno Peci Excerpt from "Marie Antoinette"Choreography: Patrick de Bana Music: Jean-Philippe Rameau, Luis Miguel Cobo, Antonio VivaldiMarie Antoinette: Olga EsinaLouis XVI: Roman LazikDestiny: Kirill Kourlaev "Skew - Whiff"Choreography and costumes: Paul Lightfoot, Sol Le?n Music: Gioachino RossiniIoanna Avraam, Mihail Sosnovschi, Denys Cherevychko, Marcin Dempc "Glow - Stop"Choreography: Jorma Elo Music: Wolfgang Amadeus Mozart, Philip GlassOlga Esina, Irina Tsymbal, Liudmila Konovalova, Elizabeth Golibina, Yuki Sento, Andrea N?methov?Kirill Kourlaev, Richard Szab?, Vladimir Shishov, Attila Bak?, Eno Peci, Igor Milos "In the Night"Choreography: Jerome Robbins Musik: Fr?d?ric ChopinNatalie Kusch - Masayu KimotoAlena Klochkova - Roman LazikNina Pol?kov? - Manuel LegrisPianist: Igor Zapravdin "The Vertiginous Thrill of Exactitude"Choreography, decor and light: William Forsythe Music: Franz SchuberLiudmila Konovalova, Rui Tamai, Kiyoka Hashimoto, Masayu Kimoto, Denys Cherevychko "Ludwig II - The Swan King" (world premiere)Choreography: Patrick de Bana Music: Richard WagnerKing Ludwig II: Manuel LegrisEmpress Elisabeth: Maria YakovlevaThe Lady from the Lake: Nina Pol?kov? Grand Pas from "Raymonda"Choreography: Rudolf Nureyev after Marius Petipa Music: Alexander GlasunowRaymonda: Olga EsinaJean de Brienne. Vladimir ShishovHenriette: Alena KlochkovaCl?mence: Elizabeth Golibinaand Corps de balletウィーン国立バレエ団 2012年日本公演< ウィンナー・ガラ > 「バッハ組曲第3番」振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハマリア・ヤコヴレワ ‐ ロマン・ラツィク橋本清香 ‐ ミハイル・ソスノフスキーマルタ・ドラスティコワ ‐ アレクサンドル・トカチェンコアリーチェ・フィレンツェ ‐ ドゥミトル・タラン澤井怜奈 ‐ ダヴィデ・ダト「アンナ・カレーニナ」より パ・ド・ドゥ振付:ボリス・エイフマン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーアンナ:イリーナ・ツィンバル カレーニン:エノ・ペシ「マリー・アントワネット」より振付:パトリック・ド・バナ 音楽:ジャン=フィリップ・ラモー、ルイ・ミゲル・コボ、アントニオ・ヴィヴァルディマリー・アントワネット:オルガ・エシナルイ16世:ロマン・ラツィク運命:キリル・クルラーエフ「スキュー ‐ ウィフ」振付・衣裳:ポール・ライトフット、ソル・レオン 音楽:ジョアッキーノ・ロッシーニイオアナ・アヴラム、ミハイル・ソスノフスキー、デニス・チェリェヴィチコ、マーチン・デンプス‐休憩‐「グロウ ‐ ストップ」振付:ヨルマ・エロ 音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト、フィリップ・グラスオルガ・エシナ、イリーナ・ツィンバル、リュドミラ・コノヴァロワ、アリーチェ・フィレンツェ、仙頭由貴、アンドレア・ネメトワ、キリル・クルラーエフ、リヒャルト・ザボ、ウラジーミル・シショフ、アッティラ・バコ、エノ・ペシ、イゴール・ミロシュ「イン・ザ・ナイト」振付:ジェローム・ロビンズ 音楽:フレデリック・ショパンナタリー・クッシュ ‐ 木本全優アレーナ・クロシュコワ ‐ ロマン・ラツィクニーナ・ポラコワ ‐ マニュエル・ルグリイーゴリ・ザプラヴディン(ピアノ)‐休憩‐「精密の不安定なスリル」振付・衣裳・照明:ウィリアム・フォーサイス 音楽:フランツ・シューベルトリュドミラ・コノヴァロワ、玉井るい、橋本清香、木本全優、デニス・チェリェヴィチコ「ルートヴィヒ2世‐白鳥の王」 〈世界初演〉振付:パトリック・ド・バナ 音楽:リヒャルト・ワーグナールートヴィヒ2世:マニュエル・ルグリエリザベート皇后:マリア・ヤコヴレワ湖の貴婦人:ニーナ・ポラコワ「ライモンダ」よりグラン・パ振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパに基づく) 音楽:アレクサンドル・グラズノフライモンダ:オルガ・エシナジャン・ド・ブリエン:ウラジーミル・シショフアンリエッテ:アレーナ・クロシュコワパ・ド・カトル:アッティラ・バコ、グレイグ・マチューズ、ドゥミトル・タラン、アレクサンドル・トカチェンコクレメンスとふたりの女性:マルタ・ドラスティコワ、マリア・アラーティ‐澤井怜奈 ***「バッハ組曲第3番」振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハマリア・ヤコヴレワ ‐ ロマン・ラツィク橋本清香 ‐ ミハイル・ソスノフスキー会場に入った瞬間客電が落ちて真っ暗に。全力で案内してくれた係りの方、ありがとうございます。ロマン・ラツィクすごく優しい顔!デーミアンを思い出しちゃうなあ。バッハは苦手なんです、ブレンディ、だったがカノンになった途端、集中できた。***「アンナ・カレーニナ」より パ・ド・ドゥ振付:ボリス・エイフマン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーアンナ:イリーナ・ツィンバル カレーニン:エノ・ペシすごく怖いカレーニン。***「マリー・アントワネット」より振付:パトリック・ド・バナ 音楽:ジャン=フィリップ・ラモー、ルイ・ミゲル・コボ、アントニオ・ヴィヴァルディマリー・アントワネット:オルガ・エシナルイ16世:ロマン・ラツィク運命:キリル・クルラーエフキリル・クルラーエフがすばらしかった!最後にギロチンが落ちてくるイメージが衝撃的。***「スキュー ‐ ウィフ」振付・衣裳:ポール・ライトフット、ソル・レオン 音楽:ジョアッキーノ・ロッシーニイオアナ・アヴラム、ミハイル・ソスノフスキー、デニス・チェリェヴィチコ、マーチン・デンプスミハイル・ソスノフスキーのワイルドな猿系演技に大爆笑。これは最高傑作。休憩「グロウ ‐ ストップ」振付:ヨルマ・エロ 音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト、フィリップ・グラスオルガ・エシナ、イリーナ・ツィンバル、リュドミラ・コノヴァロワ、アリーチェ・フィレンツェ、仙頭由貴、アンドレア・ネメトワ、キリル・クルラーエフ、リヒャルト・ザボ、ウラジーミル・シショフ、アッティラ・バコ、エノ・ペシ、イゴール・ミロシュもう~勘弁して~赤いレオタードで踊るのは~というくらい1演目めとデジャブ。***「イン・ザ・ナイト」振付:ジェローム・ロビンズ 音楽:フレデリック・ショパンナタリー・クッシュ ‐ 木本全優アレーナ・クロシュコワ ‐ ロマン・ラツィクニーナ・ポラコワ ‐ マニュエル・ルグリイーゴリ・ザプラヴディン(ピアノ)ピアノ生演奏がすばらしかった!やっぱり音楽は生に限るね。ロビンズの振付は、ものすごく退屈で、私はずっとピアノだけに集中していた。でもルグリさんが出てきたら違った。ルグリさんが出てきたらピアノはどこかに行っちゃってルグリさんの動きだけを見ていた。リフトだらけの振付、完璧にエレガントにこなすルグリさん。***‐休憩‐「精密の不安定なスリル」振付・衣裳・照明:ウィリアム・フォーサイス 音楽:フランツ・シューベルトリュドミラ・コノヴァロワ、玉井るい、橋本清香、木本全優、デニス・チェリェヴィチコここで目がさめた感じ。デニスの踊りを見たとたん、すっげええ~とのめり込んだ。クラシカルな演目で彼は見たかったのに残念だ。***「ライモンダ」よりグラン・パ振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパに基づく) 音楽:アレクサンドル・グラズノフライモンダ:オルガ・エシナジャン・ド・ブリエン:ウラジーミル・シショフアンリエッテ:アレーナ・クロシュコワパ・ド・カトル:アッティラ・バコ、グレイグ・マチューズ、ドゥミトル・タラン、アレクサンドル・トカチェンコクレメンスとふたりの女性:マルタ・ドラスティコワ、マリア・アラーティ‐澤井怜奈ルグリさんのすばらしい傑作を見た後だけに、ものすごく疲れた。ライモンダはすばらしかった。あとソリストの女性、アンリエッテ役?もすばらしかったわ。以上!***「こうもり」が楽しみです~~~!
2012年04月26日
Wiener Staatsballett Japan Tour 2012 Ludwig The Second - The Swan King (World Premiere)Manuel Legrisバナの妄想作品なんですけど、初めてパトリック・ド・バナがいいと思った。マニュエル・ルグリは時間を超越した人間なのだろうか。きょう目の前に現れたルグリは、これまでよりもさらにバレエの神に身を捧げていた。1mgも太っていない。彼の体型は信じられないほど引き締まっている。そのルグリが見せた、円熟の極みの作品。それがルードヴィヒ2世。一瞬で引き込まれた。音楽は、リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の「前奏曲と愛の死」ですよ。狂気に囚われた王の心情を映し出す、これほどまでにぴったりの音楽があるだろうか?舞台の中央にいる白いシャツに白いタイツの男。ひげをたくわえていて、ルートヴィヒ2世を思わせる風貌。しもてには皇妃エリーザベト。彼女はルードヴィヒを唯一現実世界につなぐ人間。かみての奥の王の椅子に座っているのは「湖の貴婦人」衣装は肌色のレオタードでまるで裸に見える。湖の貴婦人は言うまでもなくルートヴィヒに死を与えた湖のことである。彼がどんどん死に誘われていくさまが描かれる。エリーザベトはルートヴィヒと感性がそっくりの人間。エリーザベトは孤独な王を現実に引き戻そうとするが、湖の貴婦人(=死)に妨げられる。ルグリが表現するルートヴィヒがすごい。青い目を見開き、かなたを見つめている。表情は憧れを浮かべていたり、焦燥感を浮かべたり。彼が全身で表現するその姿とムーヴメントに釘づけだった。前奏曲 が 愛の死 に変わった瞬間。湖の貴婦人とエリーザベトが踊り出す。もう彼は死に囚われてしまった。…涙がこみ上げそうで、それでもあまりにも鬼気迫るルグリに圧倒されっぱなしだった。「湖の貴婦人」の存在感も抜群だった。立ち位置としては、プティの若者と死の死神のような存在。最後の方でルグリさんは高速シェネ10回転を見せた。信じられますか?彼の踊りはきょう見た誰よりもすばらしかった。「至宝」というのはこういう人のことを言うんだね。他については明日以降に書かせていただきます。
2012年04月25日
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Desir?e Rancatore and Celso Albelo Duo Recitalin TokyoTokyo opera city hall, Shinjukuデジレ・ランカトーレ&セルソ・アルベロデュオ・リサイタル 2012年4月24日(火)19時Thursday, 24 April 2012 at 7p.m. 東京オペラシティコンサートホールタケミツメモリアルTokyo Opera City Concert HallTakemitsu Memorial ピアノ:アントニーナ・グリマウドPiano:Antonina Grimaudo ベッリーニ:《カプレーティ家とモンテッキ家》~“おお、幾たびかあなたのために”?V.Bellini: ?I Capuleti ed i Montecchi? ~“Oh! Quante volte”?ドニゼッティ:《愛の妙薬》~“人知れぬ涙”?G.Donizetti :?L’elisir d’amore? ~“Una furtiva lagrima”? :《愛の妙薬》~“そよ風に聞けば”?&? :?L’elisir d’amore? ~“Chiedi all’aura”?&? グノー:《ロメオとジュリエット》~“私は夢に生きたい”?C.F.Gounod : ?Rom?o et Juliette? ~“Je veux vivre dans cer?ve”? マスネ:《ウェルテル》~“春風よ、なぜ私を目覚めさすのか”?Jules Massenet : ?Werther? ~“Pourquoi me r?veiller, ? souffle du printemps”? ドニゼッティ:《連隊の娘》~“何ですって? あなたが私を愛している?”?&?G.Donizetti : ?La fille du r?siment? ~“Quoi! vous m’amiez?”?&? 後半ドニゼッティ:《ランメルモールのルチア》~“そよ風にのって”?&?G.Donizetti :?Lucia di Lammermoor? ~“Verranno a te sull’aure”?&? : 《ランメルモールのルチア》~狂乱の場 “あの方の声のやさしい響きが・・・・苦い涙をそそいでください”? :?Lucia di Lammermoor? ~ scena della pazzia ? : 《ランメルモールのルチア》~“わが祖先の墓よ”? :?Lucia di Lammermoor? ~“Tomba degli avi miei ”? ベッリーニ:《夢遊病の女》~“そよ風がうらやましい”?&?V.Bellini : ?La sonnambula? ~“Son geloso del zefiro errante”?&?V.Bellini ***Encore:1 越谷達之助「初恋」2.セレーナ:サルスエラ<ドン・ファン同盟>より モレーナよ君を想う3.ビゼー:オペラ「真珠採り」より レイラとナディールの二重唱4.ベッリーニ:オペラ「清教徒」より エルヴィーラとアルトゥーロの二重唱セルソとデジレのリサイタル2012年4月24日 東京オペラシティセルソ、すばらしかった!やっぱりパヴァロッティになってきた感じですよ!アンコールで清教徒のVieni を歌ってくれたんです。High D 炸裂です!あの日が甦ります。他も有名なアリアや二重唱ばかりで、存分にHigh C を聴かせてくれました!詳しくは明日以降…きょうマリウシュの舞台がはねた頃だなと思って初台に行ったら案の定、マリウシュとアガ・ミコライが連れだって歩いて出てきました。セルソ達を聴きに行くのかと思ったらそんなわけはありませんでした。マリウシュ本当に細い!スポーツ選手のように細い。***第1部セルソの1曲目、「ウナフルティヴァラグリマ」JDFが言っていた。この曲は誰でも歌える曲なんだよ~いやいやいや。それはさておき、セルソ!高い音を存分に響かせる最後の「ターモ」は弱音から強音にボリュームアップしていく。次は二重唱。愛の妙薬 これはフランチェスコ・メーリとセレーナ・ガンベローニもリサイタルで披露した部分。もう~セルソが芝居しまくってすごく可愛い!ノン・エ ノン・エ」と歌ったあとアディーナの独唱になる部分、セルソは「Capito?(わかった?)」とつぶやく。(笑)ロメジュリフランス語に切り替わるウェルテル。高い音を圧倒的な声量で歌う。すばらしい連帯の娘これがまた二重唱。フランス語で楽しく丁々発止。デジーレはセルソの胸ポケットのチーフがデジーレの赤いドレスの色に合わせてあるので、生意気ね~というしぐさ。観客大爆笑。ここで休憩第2部いよいよルチアです!まずは2人の1幕の二重唱。セルソは後半、黒のドレスに着替えたデジーレに、チーフの色が伴奏者のドレスと同じ色(共布)であることを自慢。さっきのお返し。(客笑)エドガルドが拭いきれない復讐への思いを怒りをこめて歌うと、さきほどと一転して今にも泣き崩れそうな悲しい顔のデジレがそこにいた。ルチアがせつない思いをこめて歌うとエドガルドも唱和する。非常に美しいシーン。ここのラストで瞠目すべき展開が。非常に高い音で2人とも締めくくったのだ。セルソはhigh C 以上は出してたような音だった。すごい!そしてルチアの狂乱の場。実際のオペラの中にいるような、デジーレの鬼気迫る狂気の演技!すばらしかったフルートとの競演大拍手 ブラーヴァ!そしてエドガルドのアリア。わが祖先の墓よ。これが白眉だったですね。祖先の墓の墓石をさわるようにピアノに手を触れている。そしてゆっくりと振り向く。感情をこめてこの難アリアを歌い上げる。最後の高音は驚くべきパワーを持って出し切る。すごい。世界最高のテノールじゃないかしら大拍手ブラヴォが飛び交うそして夢遊病の女から二重唱デジーレは常に譜面台がいらない。すべて暗譜しているのだ。立ち去ろうとするエルヴィーノ悲しみながら歌う。君はあの男に手をとられて笑っていた!まんざらじゃないんだろ嫉妬しているの?そうだよすべてに!頬を触れるそよ風にも!こたえて美しく歌う。頬を寄せて優しく愛撫しながら歌う二重唱大喝采アンコール1曲目は日本の歌を歌ってくれた2曲目はセルソ。in Spanishスペイン語の歌だよとしゃべる。3曲目真珠とり4曲目デジーレがつぶやくイ・プリターニえ~客がどよめくあのハイCだとのハイDだの出てくるあのVieni を歌ってくれた。感動。もう~泣きそうだよセルソはやすやすとHigh D を披露してみせる。2人の最後の歌唱で観客総立ち!デジーレは感動して涙!すばらしい夜でした!Celso Albelo, Spanish tenor in Tokyo 24 April 2012
2012年04月24日
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Yasushi Hirano after the performance of Don Giovanni in Tokyo, Apr. 2012. It's his debut as Leporello at the NNTT新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」Part2第2幕やめようとうするレポレッロを引きとめるジョヴァンニ。女をやめてくれ馬鹿言うな!洋服を取り換える。しもてのバルコニーにエルヴィーラが出てくる。その真下にいるジョヴァンニ。舞台センターのレポレッロに自分の振りと同じ振りをさせ、あやつり人形のようにあやつる。これが大爆笑。さすがマリウシュ。Discendi, o gioia bella!エルヴィーラが下りてきて、レポレッロと愛撫を始めるここも爆笑もの声を作ってジョヴァンニの声真似するレポレッロ。調子にのりやがって…あきれるジョヴァンニ。2人を追い払い、誘惑の歌を歌ういよいよだ!Deh! vieni alla finestra, o mio tesoro待ってました!パワフルに朗々と歌う。エネルギッシュなジョヴァンニだ。拍手!女中が姿を見せるジョヴァンニはしもてに消えるマゼットたち。ジョヴァンニはレポレッロのまねをする。爆笑もの。うまいなあ~マリウシュ。マゼットを銃把で殴ってジョヴァンニは消える罵倒しつくしてかみてへ。逃げ足速くて素早い。運動神経のいいジョヴァンニです。なさけない甘えん坊の大男のマゼットを好演!こんなだめだめマゼット、逆に魅力かも?と思えてくる。おりこうさんにはいいものをあげるわのアリアレポレッロとエルヴィーラ。レポレッロはエルヴィーラを置き去りにする。オッタヴィオたちがやってくる重唱レポレッロのアリアお助けください逃げ出す追いかけるがせんない。一同は復讐を誓うさっさと退場するアンナ。オッターヴィオは彼女を思いやってほしいと歌う拍手エルヴィーラはさきほどからひとりでじょヴぁんにの帽子をもてあそんでいる。淋しそうな表情。演技うまいです。そしてアリア怒りそして悲しみ。感情があふれていてすばらしい!さすがエルヴィーラの心情を描き切っていた。***ジョヴァンニここは大好きなシーンかみてでレポレッロに気付くおまえ主人がわからんのか?いっそ知りたくないですよ(笑)何?おかげさまで死ぬとこでした。光栄だろ?ジョヴァンニはレポレッロの愛人を口説いた話で大笑い。そこに不気味な声が響く誰がしゃべっているんだ?あなたさまのお知り合いの亡霊でしょ?Taci!レポレッロ墓碑銘を読め!いやですLeggi, dico.墓碑銘を読むジョヴァンニはおもしろがっている晩餐に招待しろ!さっさとしろ!怖がるレポレッロ殺すぞ!レポレッロ、大理石の頭がうなずいた!こんなふうに…同時に石像もうなずき、思わず大爆笑。cosi cosi!!2人は退散する。***アンナとオッターヴィオNon mi dir, bell'idol mio,コロラトゥーラ大拍手***晩餐ここでジョヴァンニが豹変!髪は長髪を肩までたらしている。シャツの前ははだけているテーブルに足を上げて、がつがつと行儀悪く果物にかぶりついているレポレッロが盗み食いするジョヴァンニははっきりしゃべれ!と歩いてくるが足元がふらついているエルヴィーラ獰猛な男に豹変しているジョヴァンニ紳士的な態度はかけらもなくエルヴィーラを侮辱し、テーブルに押し倒して犯そうとするエルヴィーラは去るが悲鳴が響くレポレッロが脅える石像がやってくるDon Giovannni, a cenar teco ---すばらしい妻屋さん今度はおまえが晩餐に来る番だ。だんなは時間がないそうで…(笑)俺は卑怯者じゃないシャツの前を引き裂くジョヴァンニ来るのかいやだと言って!行くとも!手を出せテーブルの上に乗って手を出す叫びOhime!Pentiti!No!Si!No!断末魔に苦しむジョヴァンニ(割愛)この終わりも言っておきますが伝統版どおりです。一同の歌唱そこに現れたジョヴァンニの遺品帽子カタログカタログを手に佇むレポレッロの後ろ姿で幕この終わり方はなかなか「いいね!」全幕了大拍手、大ブラボーうれしそうな歌手たち、マリウシュもうれしそう指揮者と話していたお疲れさまでした!
2012年04月22日
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Mariusz Kwiecien after the performance as a titlerole of Don Giovanni in Tokyo Apr. 2012 New National Theatre, Tokyo2011/2012 SeasonWolfgang Amadeus Mozart : Don GiovanniDay222 April 2012Conductor : Enrique MazzolaProduction : Grischa AsagaroffScenery and Costume Design : Luigi PeregoLighting Design : Martin GebhardtDon Giovanni : Mariusz KwiecienIl Commendatore : Tsumaya HidekazuLeporello : Hirano YasushiDonna Anna : Aga MikolajDon Ottavio : Daniil ShtodaDonna Elvira : Nicole CabellMasetto : Kubo KazunoriZerlina : Kushima KanaeChorus : New National Theatre ChorusOrchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」Day22012年4月22日これまで生でドン・ジョヴァンニを見たのは、サイモン・キーンリーサイドのモネ劇場2回、アーウィン・シュロットのMET来日公演、ピーター・マッティのリンデン来日公演と計4回。どれもすばらしいドン・ジョヴァンニだったが、今回のマリウシュ・クヴィエチェンはその誰とも違っていた。演出が伝統版だったので何のひねりもなかったが、ヴェネツィアに読み替えられたセットは秀逸、衣装も美しく、歌手たちがすばらしかった。クヴィエチェンのジョヴァンニは、1幕と2幕がコメディ、2幕13場がシリアスドラマである。クヴィエチェンはその最後のシーンだけがらっと演技を変えてきた。まるで別人のようだった。これまで客の心をわしづかみにしていたお茶目で軽妙なキャラは鳴りをひそめ、もうすでに地獄にいるような男を演じていた。暗い目。髪は乱れ、酒に酔ってふらふらしている。態度も悪く、暴力的。私はそれまでの路線で地獄落ちまで突っ走るのかと思っていたので非常にびっくりした。コメディをやらせたら右に出る者がいない、それがマリウシュ・クヴィエチェン。活き活きと舞台を駆け回り、観客を魅了する。最後の場の前まではそういうマリウシュで、METでドンパスクワーレの初日を見た時を思い出した。この時、マリウシュはものすごく面白かったが、相手役がネトレプコなのでアンナがぼけでマリウシュが言わばそれを受ける演技で、本当コメディセンスないとできないレベルの面白さだった。今回はそういう強力な「ぼけ」がいないので自分で突っ込んで自分でぼけるという大変な役だった。まあそれが主役なんだけど。彼が出てくると舞台にエナジーが満ち、娘たちの目がハートになる。まじそうだった。レポレッロの平野さんはすばらしい声ですばらしく可愛い!背も日本人にしてはやや高い。なんかアントニオ・ポーリにそっくり。彼はテノールでイタリア人だけど。ああいう濃い感じの日本人でなかなかいないタイプ。こんな歌手が日本人でいたなんて!すごく魅力的です。声は低いバスバリなのでクヴィエチェンのバリトン声とかぶらず、いい感じです。ドンナ・アンナのアガ・ミコライさんは皆さんがおっしゃるようにすばらしい。最後のアリアでは客は熱狂。音楽が完全に終わる前から万雷の拍手が湧き起こり、ブラーヴァ、ブラーヴァの声が飛び交いました。オッターヴィオのシュトーダさんは声が小さく、彼の歌うシーンでは指揮者がオケの音を抑えまくっていました。しかしDalla sua paceでは美しい声を美しい歌い方で歌いました。良かったです。ニコール・キャベルもすばらしい声で、演技もすばらしいし、可愛いいし、立ち姿がモデルのように美しいです。ゼルリーナもすばらしい声でかわゆい♪マゼットも低いパワフルなバスバリで良かったです。妻屋さんは言うまでもなくブラヴォ!です。しかし銅像のシーン、あそこまで台本に忠実でなくてもいいのに…妻屋さんはいつも白塗り多いですね…※内容にふれますのでご注意ください。第1幕序曲。はあ~遅い。序曲の途中で幕が開く。ヴェネツィアの街 ゴンドラがある邸宅の前に着く。仮面の男が下りてきて邸宅に忍び込む。レポレッロはいったんゴンドラに戻り、帽子を目深にかぶって寝込む。しかし起きて舟から降りて愚痴り出す。「あ~俺も金持ちになりてえ~」ジョヴァンニが逃げてくる。クヴィエチェンの第一声。豊かな声量できらめく艶のある声。安心する。ドンナアンナもすごい。騎士長はジョヴァンニと戦うが刺し殺されてしまう。音に合わせてかんかんと剣を合わせる。ジョヴァンニは目を見開き、死なない男に引導を渡すように手を突き出して魂を奪い取るかのような演技。思えばジョヴァンニ、危機迫っていたのはこのシーンと、最後のシーン。いきなりものすごい存在感を見せつける。騎士長が死んだあと、ささやくようなしゃがれ声でLeporello ove sei?レポレッロ、いるか?ここは歌ではなくしゃべった。ここともう1か所あったけどこういうところがもうストレートプレイっぽい真実味を醸し出す。ゴンドラが動き出し、アンナたちが駆け付けるが騎士長の亡きがらを見つけるのみ。アンナは気を失う。復讐を誓わせられるオッターヴィオ。階段を上って行ったところでストップモーション舞台が変わる奥に橋のようなものがかかりジョヴァンニと従者が出てくる。さきほどの鬼のような男はいなくなり、従者をからかう軽妙洒脱な男がそこにいた。レポレッロ「だんなはひどすぎます!」ジョヴァンニ「女の匂いだ!」下に出てくるドンナエルヴィーラ。キャベルはモデル体型。演技もうまい。ジョヴァンニは自分の嗅覚に悦に入りながら下りてくる。しかし!「ドンナ・エルヴィーラ!」あっちゃ~エルヴィーラは持っている乗馬用の鞭でジョヴァンニをビシビシ叩く。大丈夫?ってぐらいに。ジョヴァンニはむちを奪い取る。そして気を取り直して女の機嫌を取り出す。こういう演技がマリウシュ、うまいです。そしてレポレッロに目配せ。いつのまにかゴンドラがついている。船頭は死神(!)ジョヴァンニはレポレッロにカタログの歌を歌わせ、自分はエルヴィーラの女中の手を取ってコンドラに誘う。ジョヴァンニはしもてにさっさと逃げ出す。しかし女中はレポレッロのカタログの歌を聴き、びっくりして船から降りてくる。いつのまにかジョヴァンニが吊り橋の上に高架橋の上に現れるすると(割愛)ここがユーモラスジョヴァンニは自分の手に口付けしてふーっと吹いて、エルヴィラの女中に投げキス。このセクシーな投げキスは何度も出てきます。ゼルリーナの結婚式。チェスをかたどったメリーゴーランド。可愛い!乙女たちの衣装もとっても可愛くて美しい。そこにやってきたジョヴァンニ。誰の結婚式?あたしよ君は?ゼルリーナ。ジョヴァンニは腰のものを抜くそぶりをしてマゼットを追い出す。ゼルリーナと2人きりになる。二重唱ラチダレムラマノLa ci darem la mano来た~もううっとりだよ。ジョヴァンニはあとずさってメリーゴーランドのところへ行く。Vieni!おいで!とゼルリーナを呼ぶ。エルヴィーラがやってくるIdol mioエルヴィラはゼルリーナを連れ去る。そこにやってくるドンナアンナとセットの男ついてねえな~ほとんどコメディジョヴァンニに相談を持ちかけるアンナばれてねえぞ!さっそくアンナに近づくジョヴァンニまたもやエルヴィラ。やっぱ喜劇だね。喜劇のパターン。エルヴィーラとの押し問答といぶかる2人。もうこのへん伝統版の「ジョヴァンニ」そのままの2人と個性的なジョヴァンニたちという感じ。ジョヴァンニamici, addio!アンナの復讐のアリア大拍手オッターヴィオのアリアDalla sua pace***邸宅の中。ジョヴァンニは着替えている。白いかつらに紫の衣装。arcibravo!シャンパンアリア早口は、得意なんですブレンディのマリウシュ。大拍手。マゼットたちが酔いつぶれて寝ているBatti, batti, o bel Masetto,マゼットとゼルリーナ横になる。ジョヴァンニの声が聞こえ、慌てるツェルリーナ。Zerlinetta!マゼットの登場でごまかすジョヴァンニ。ジョヴァンニのお屋敷のバルコニー仮面の3人を呼び入れるレポレッロ無礼講のパーティ奥に室内楽団が演奏し始めるViva la liberta!ジョヴァンニとツェルリーナはしもてで踊っている。踊りうまい。まんざらではないゼルリーナ。仮面の3人は3人で踊っている。マゼットはレポレッロに踊りを強制されて嫌がっている。ジョヴァンニはゼルリーナを連れ去るここで奥にいた楽団に加わってかみてとしもてに楽団が現われる(ヴァイオリン)これが微妙にすれて演奏し出す、ここがすごく本物っぽくてモーツァルトって天才だと思う。ステレオサラウンドで微妙にずれて演奏するヴァイオリンと人々の困惑の音楽のイメージがぴったりなのだ。悲鳴ジョヴァンニはレポレッロを連れてきてスケープゴートにしようとする。オッターヴィオはジョヴァンニに銃口を向けるジョヴァンニも剣を抜くがなかなか逃げ出せない合唱ジョヴァンニはかみての階段を駆け上がって逃げる。レポレッロも続くが、客にぶつかって戻ってきてあいさつして出てく。コミカル。第1幕了。
2012年04月22日
Mariusz Kwiecie? baritone 1972Nov.4Born in Krak?w, Polanda member of the Metropolitan Opera’s Lindemann Young Artist Development Program2002Debut as Don Giovanni in Japan2007Jul.Veroza Japan Carmen Escamillo2008Mar.8Met : Donizetti's Lucia di Lammermoor Enrico Radio broadcastSep.Paris Onegin Onegin ROH Onegin Onegin2009Jan.3MET La Boheme Marcello An interview with Susanna Phillips and Mariusz Kwiecien 3rd January 2009 just before act4 of La Boheme at the METFeb.MET Donizetti: Lucia di Lammermoor EnricoJun.Paris OperaLe Roi Roger Le Roi RogerDec.31MET CarmenThe premiere on 31 December 2009 - January 16 Escamillo: Mariusz Kwiecien was replaced by Teddy Tahu Rhodes 2010February 28Lyric Opera of Chicago Marriage of Figaro CountApr.19. und 22Wiener StaatsoperBellini: I Puritani Sir Riccardo ForthOct.29MET Don Pasquale premiere Malatesta mit Anna Netrebko Matthew Polenzani Part1 Part22011Feb.19MET : Don Pasquale MalatestaJune8MET Japan Tour 2011Puccini : La Boh?me Marcello Oct.13MET Don Giovanni Don Giovanni Withdraws From Met Performance 25 Returned to MET to play the title role of 'Don Giovanni29 LIVE in HD2012Januar15. 19. 22. 26. 29.Bayerische StaatsoperDon Carlo Rodrigo, Marquis de Posa replaced by Boaz DanielFeb.CDMariusz Kwiecien - Slavic HeroesMar.5MET : L'Elisir d'Amore Belcore mit Juan Diego Florez and Diana Damrau 17Singers' Round Table at the MET: Netrebko, Kwiecien, and Beczala Part1 Part2Apr.19 to 29NNT TokyoDon Giovanni Don GiovanniDec.Oct13MET Donizetti’s L'Elisir d'Amore New Production Belcore mit Anna Netrebko, Matthew Polenzani and Ambrogio Maestri Related LinksOfficial Site
2012年04月21日
ところでバイロイト2013のリングの指揮者出てたんですね~3月にもう出てたんですよスルーしてた?キリル・ペトレンコです。既報通り。でもキャストはまだ出てないわ。インテルさんはデノケが降板したと書いているけど、ソースが不明Koch さんは出るんでしょうね。2013年は7月はスカラ、8月はバイロイトに行けたら幸せね。絵に描いた餅ね。30.03.2012 Vertrag unterzeichnetKirill Petrenko ?bernimmt die Musikalische Leitung der Neuproduktion "Der Ring des Nibelungen" 2013Wie seit l?ngerem bekannt, soll der russische Dirigent Kirill Petrenko bei den Bayreuther Festspielen im Wagner-Jubil?umsjahr 2013 die Musikalische Leitung der Neuproduktion ?Der Ring des Nibelungen“ (Inszenierung: Frank Castorf) ?bernehmen. Die Festspielleitung freut sich, dass er jetzt seinen Vertrag unterzeichnete und damit als ?Ring“-Dirigent endg?ltig feststeht.Kirill Petrenko stammt aus dem russischen Omsk und ?bersiedelte mit seiner Familie 1990 nach ?sterreich. 1997 trat er sein erstes Engagement als Kapellmeister an der Wiener Volksoper an, 1999 bis 2002 war er dann Generalmusikdirektor am traditionsreichen Staatstheater in Meiningen. Dort erregte er 2001 mit seinem Dirigat des ?Rings“ (Inszenierung: C. Mielitz) internationales Aufsehen. Zwischen 2002 bis 2007 war Kirill Petrenko Generalmusikdirektor an der Komischen Oper Berlin, wo er u.a. mit Regisseuren wie Calixto Bieito, Andreas Homoki und Peter Konwitschny zusammenarbeitete.Seit seinem Meininger Engagement entwickelte sich rasch und erfolgreich auch seine internationale Karriere als Opern- und Konzertdirigent, die ihn seither an das Pult nahezu aller bedeutenden Opernh?user und Orchester der Welt f?hrte. Ab September 2013 wird Kirill Petrenko Generalmusikdirektor der Bayerischen Staatsoper in M?nchen***愚痴モードついでに。ドンジョと言えばマッティ、マッティと言えばセビリアをWowowで放送中。ヨナスはあす日曜の夜ね。ミュンヘンのトスカ?どこのトスカ?。きょうのよるは、クラシコ!!フォルクスオーパー、プレミアムエコノミーが出たんですね。私はメリーさんの1点買いだったんだけど、定価の3分の1以下の値段で売られているのを見てショック!なんなんだよ~イェルク・シュナイダーがアイゼンシュタインってなんなんだよ=(すっごく見たいけど)テノールのアイゼンシュタインはあんまり実は好みじゃない。ウィーンのカート・ストライト(英語圏の人だからクルト・シュトライトではないよね)がんばってたがやっぱりね、アイゼンシュタインはへたれのバリトンがいいわ~モーテンフランクが降板ってなんなんねんそれは。話が古いけど。モーテンフランクがメリーさんに出る日は私が行かない日なんだよ~なんでんねんそれは。事前にわかってればね、よかったのに。しかしルチッチさんが来ないとわかって逆にすっきりしたわ~連日通い詰めとかそういう状況にならないことがわかってお財布にもエコよね。あ~よかった!!きょうはヨナスとフェデラーのことを比較文化的に考えてたんだ。フェデラーにもヨナスにも縁がない私。縁がないのは天命とあきらめるべきなのか?それとも?もう~すっごくもやもやだ~
2012年04月20日
スカラの来シーズンが出ました。ええ、日本公演も出てますとも。キャストもね。ジェリュコ・ルチッチ、日本に来ない~~~!リゴレットはヌッチとガニーゼです。ルチッチが来ないということを除けばものすごくすばらしいキャスト尽くし。落ち込むなあ~それでさあ…来シーズンのこけら落とし、何なのよ、このキャスト。なんでルチッチが王の伝令なんか歌うのよ。ありえないでしょ。そういうMETみたいなキャスティング、やめてほしいわ。スカラのやることじゃないでしょ!METのパルジファルと似たようなものだわ。Lohengrin by Richard WagnerNuova produzione Teatro alla ScalaDirezione Direttore Daniel BarenboimRegia Claus GuthScene e costumi Christian SchmidtLuci Olaf WinterVideo Andi M?llerDrammaturgia Ronny Dietrich Heinrich der Vogler Ren? PapeLohengrin Jonas KaufmannElsa von Brabant Anja HarterosFriedrich von Telramund Tomas TomassonOrtrud Evelyn HerlitziusDer Heerrufer des K?nigs Zeljko Lucic他にジェリュコが出るのは、仮面舞踏会のレナートとアイーダのアモナズロ。中国公演のアモナズロはマエストリよ!ジェリュコのレナート聴きたいわ。他のキャストも最高よ!ナブッコもヌッチなんですよねえ。マクベスも歌わないわ。きっと来年あたりシモーネを歌うんだわ。なんでもいいけどバレンボイムさんがお気に入りなのね。彼が端役(タイトルロールでない役)で3公演も出るなんてスカラじゃなきゃないわよね。RigolettoOrchestra, Chorus and Corps de Ballet of the Teatro alla ScalaProduction Teatro alla ScalaTOKYO - Bunka Kaikan TheatreFrom 9 to 15 September 2013Direction Conductor Gustavo DudamelStaging Gilbert DefloScenes Ezio FrigerioCostumes Franca SquarciapinoProgramme Giuseppe Verdi RigolettoCast Il Duca di MantovaJoseph Calleja (9, 13)Stefan Pop (11, 15)RigolettoLeo Nucci (9, 11, 15)George Gagnidze (13)GildaElena Mosuc (9, 13)Maria Alejandrez (11, 15)Sparafucile Alexander TsymbalyukMaddalena Ketevan KemoklidzeGiovanna Anna VictorovaMonterone Ernesto PanarielloMarullo Mario CassiMatteo Borsa Nicola PamioIl Conte di Ceprano Andrea MastroniLa Contessa di Ceprano Evis MulaUn usciere Valeri TurmanovPaggio Manuela Bisceglieチンバリュクさんも日本初登場かしら?***FalstaffTeatro alla Scala Orchestra and ChorusProduction Teatro alla ScalaIn coproduction with Royal Opera House,Covent Garden, London;Houston Grand Opera; Gran Teatre de Liceu, BarcelonaTOKYO - Bunka Kaikan TheatreFrom 4 to 14 September 2013Direction Conductor Daniel HardingStaging Robert CarsenScenes Paul SteinbergCostumes Brigitte ReiffenstuelLights Robert Carsen e Peter Van PraetProgramme Giuseppe VerdiFalstaffCast Sir John Falstaff Lohengrin Ambrogio MaestriFordFabio Capitanucci (4, 8, 14)Massimo Cavalletti (6, 12)Fenton Antonio PoliDr. Cajus Carlo BosiBardolfo Riccardo BottaPistola Alessandro GuerzoniMrs. AliceBarbara Frittoli (4, 8, 14)Tamar Iveri (6, 12)Nannetta Irina LunguMrs. Meg Laura PolverelliMrs. Quickly Daniela Barcellonaついにカピタヌッチさんが日本に来るのよお~これは楽しみ。ばんざ~~い!しかもアントニオ・ポーリもきっと日本初登場ね!バルチェッローナにマエストリ「ファルスタッフ」は望みうる最高のキャストね!***Un ballo in mascheraGiuseppe VerdiNuova produzione Teatro alla ScalaFrom 9 to 25 July 2013Direzione Direttore Daniele RustioniRegia Damiano MichielettoScene Paolo FantinCostumi Carla TetiCAST RiccardoMarcelo ?lvarez (9, 12, 16, 19, 22, 25) Piero Pretti (15, 20) RenatoZeljko Lucic (9, 16, 19, 22, 25) Gabriele Viviani (12, 15, 20) AmeliaSondra Radvanovsky (9, 12, 16, 19, 22)Oksana Dyka (15, 20, 25) UlricaMarianne Cornetti (9, 12, 16, 19, 22, 25)Marina Prudenskaya (15, 20) OscarPatrizia Ciofi (9, 12, 15, 16) Serena Gamberoni (19, 20, 22, 25) (Meliの奥さん!)***Zeljko が来ない来ないと昨日から言いまくっていて家族にもうざがられる始末…Lucic さんのRigoletto を聴いたら、ピアンジ、ピアンジ…(泣いていいよ)というので本当に泣きそうだよ…ショックでドンジョの予習ができないわって…言い訳。ドンジョと言えば、ヴェルザーメスト指揮のウィーンのも聴いてみたんだけどね、やっぱり音楽がすごい~Moest さんはどんなに陳腐な音楽も高級にしてしまうんだ…ダルカンジェロのジョヴァンニだったんだけどやっぱり違うわ。バスバリトンはドンジョヴァには低すぎる。ダルカンジェロはやっぱりレポレッロの方なんですよね…
2012年04月20日
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IL DIVOIL DEVUJapanese fabulous opera singers unit, "Il Devu" sellout recital in Tokyo18 Apr. 2012from left to right,Takashi Otsuki tenor, Tetsuya Mochizuki tenor, Takashi Aoyama baritone and Koji Yamashita bass baritone***しかしFacebook の遡及力はすごすぎる!このお写真をUPしたら3秒で「いいね!」(=Like)がつくんですよね。もうブログの時代じゃないのですよね。性懲りもなくだらだら愚痴ばっかり書いておりますが…Facebook の本体と、Facebook のファンクラブ、本ブログ、と同じ記事を3回も投下するのは手間だよね。自動にはしていないので…。Facebook は楽しいおもちゃ!***NHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」で放送。5月30日(水) 午前6時00分~6時55分 IL DEVU 演奏会<曲目>詳細未定<出演>IL DEVU(男性アンサンブル)大槻孝志(テノール)望月哲也(テノール)青山貴(バリトン)山下浩司(バスバリトン)河原忠之(ピアノ)収録:2012年4月18日(水)白寿ホール
2012年04月19日
New National Theatre 2011/2012 season Don Giovanni starring Mariusz Kwiecien Generalprobe Photos are here
2012年04月19日
2012/4/17Cast Change Announcement:Tannh?user und der S?ngerkrieg auf Wartburg As regards to the opera performances of Tannh?user und der S?ngerkrieg auf Wartburgto be staged from 23 January to 5 February 2013, Lars Cleveman, who originally was to perform the role of Tannh?user is unable to perform due to artistic reasons.Alternatively, Stig Andersen is going to take his place.2012年4月17日新国立劇場2012/2013シーズンオペラ「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」 出演者変更のお知らせ新国立劇場2012/2013シーズンオペラ『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』出演者変更に関して、下記のとおりお知らせいたします。2012/2013シーズンオペラ公演『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』(2013年1月23日【水】初日)に、タンホイザー役で出演を予定していたラーシュ・クレーヴェマンは、芸術上の理由のため出演できなくなりました。代わって、スティー・アナセンが 出演いたします。なお、この変更に伴う払い戻しはありません。
2012年04月17日
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Hello everyone! it's a great news! Mariusz Kwiecien has come to Japan a few days ago! Yeah! He has come to Japan to sing Don Giovanni 5 times. Wow! Such a happy news He gave us a message on video. See his interview here!予習しようとiPhone を見たら、5つも音源が入っていた。Cleveland のKeenlyside, Scala のMattei, MET の Mattei, MET の Mariusz, Wien Welser=Moest, もちろん今回はこれでしょう!MET の Mariusz
2012年04月14日
Programaci?n de Radio Cl?sica15 de abril de 201211.30 現地時間 Orquesta y Coro Nacionales de Espa?aAniversarios Gustav Mahler. Transmisi?n directa desde el Auditorio Nacional de M?sica de Madrid.BERG: Concierto para viol?n y orquesta “A la memoria de un ?ngel”. MAHLER: Das Lied von der Erde (La canci?n de la tierra). F. P. Zimmermann (vl.), A. larsson (con.), J. Botha (ten.), Orq. Nacional de Espa?a. Dir.: J. Pons.AUDITORIO NACIONALOCNE - Ciclo I / Concierto 18 - A. MahlerSolista/s: Franz Peter Zimmermann, viol?nAnna Larsson, contraltoJohan Botha, tenor Orquesta: Orquesta Nacional de Espa?a Director/a: Josep Pons Obras: A. Berg (1885-1935)Concierto para viol?n y orquesta, "A la memoria de un ?ngel"G. Mahler (1860-1911)Das Lied von der Erde (La canci?n de la tierra)侘助さん、いつもありがとうございます!私も聴きます!
2012年04月14日
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Kavalier Baritone Markus Eichesang as Wolfram in Tokyo April 2012Photo: Baisja ChanowskiMarkus Eiche was born in 1969 in St Georgen Schwarzwald, Germanyシュヴァルツバルトのサンクト・ ゲオルゲン出身。ドイツ人でした。現在42歳です。ここ数日、ずっとヴォルフラムの声が頭の中をこだましてます…完全にobsessedやっぱりブルーレイ買おうかな~タンホイザーの…彼ってけっこうド近眼だと思うの。だからきっとメガネなしだと何にも見えないのよね。***?Born in Sankt Georgen?Studied at the Music Academies of Stuttgart and Karlsruhe20012001 to 2007A member of the National Theatre Mannheim 20072007 - 2010A member of the Vienna State OperaMade his Bayreuth Festival d?but as Fritz Kothner2008?The Gran Teatre del LiceuTannh?user WolframBayreuther FestspieleMeistersinger von N?rnberg Fritz Kothner 2009July26Bayreuther Festspiele Die Meistersinger von N?rnbergFritz Kothner 2010Jan.8Vienna State Opera ManonLescaut, Manon's cousin2011July27FESTIVAL DI BAYREUTHDIE MEISTERSINGER VON NURNBERG Fritz KothnerAug.28Musikfests Stuttgart 2011:Elias in Mendelssohn Sep.Wiener Staatsoper Onegin OneginNov.1Wiener StaatsoperDas Rheingold Donner13G?tterd?mmerung Gunther KritikDec.31Wiener Staatsoper Die Fledermaus Dr. Falke 2012Apr.5Tokyo Opera Nomori Tannh?user Wolfram von Eschenbach CastDay1 Part1 Part28Tokyo Opera Nomori Tannh?user Day2 Part1 Part2***?Beethovenfest.deInterview
2012年04月10日
東京のオペラの森コンサート形式タンホイザー Day2 Part2第3幕アイヒェとぺトラが2人で指揮者が出てくる前に出てくるが客席は反応しない。アイヒェが腰掛ける前に軽くお辞儀すると拍手がわきおこった。するとアイヒェはもう座りかけていたのに、また立ちあがってお茶目にお辞儀。すごく楽しんでいる雰囲気が伝わってくる。2幕があまりにも良かったので、ものすごく疲れが出てきた。最初のホルンがあまりにも遅すぎるので…2幕幕切れの興奮はMET来日公演のLuciaの六重唱に匹敵する。ヴォルフラムの歌唱が胸を打つ。o heil'ger Liebe ew'ge Macht!--Dies ist ihr Fragen dies ihr Flehn--その傷が癒えることはないにしてもせめてその痛みが少なくなりますように!ヴォルフラムの深い深い思いが伝わってくる。この歌は?巡礼たちだハレルヤ!エリーザベトはきょうは黒いドレスに黄色いショール。もしかして初日と反対の組み合わせ?マリア様!私を召してくださいそれまでずっと下を向いていたヴォルフラム彼女の自死の決意を聴くと顔をあげて彼女に見入るヴォルフラムの苦しみエリーザベトはすばらしい美しさでタンホイザーの贖罪を願う気持ちを歌いあげる。感動的なシーン。エリーザベトはヴォルフラムの存在が目に入らぬように脇を通り過ぎていく。ヴォルフラム、立ち上がり後ろ姿に呼び掛ける「いっしょに行ってはいけませんか?」このシーン、初日はエリーザベトが立ち止まってから「エリーザベト、」と声をかけていたがきょうは声をかけてからエリーザベトが初めてヴォルフラムに気付いて立ち止まるという自然な芝居になっていた。ヴォルフラムを手で制して去っていくエリーザベト。長いことその姿を見送るヴォルフラム。ヴォルフラムは正面に向き直るさあいよいよ来た!Wie Todesahnung, Daemm'rung deckt die Lande,夜の闇が空を覆うと、魂は恐れる低い音から入って、、Da sheinest du, o, lieblichster der Sterneいきなり高音に移行する高音は得意なんですブレンディのアイヒェさん。O du mein holder Abenstern,私の優しい夕星よ、彼女がそばを通る時に、私の変わらぬ心を伝えておくれ、彼女が地上から消えて天使となるまで。歌い終わっても身じろぎもしない。後奏が続き、彼の歌の世界はまだ続いている。ヴォルフラムは顔を上げ、夕星をずっと見つめている。そして一歩踏み出してさらにじっと見つめるああこれがコンサート形式と言えるのか。アイヒェは完全に入り込んでいた。ヴォルフラムはかみてを向いて下を向きとぼとぼ歩きだす。手で顔をさわる。するとタンホイザーの声が聞こえてくる。意外に激しく問いかける君は誰だ?巡礼の方。そして元親友の再会。タンホイザーはローマ語りを始める。ローマ法王に拒絶されたくだりでは、ヴォルフラムは顔を伏せる。しかしまた顔を上げて彼の話に聞き入っている。タンホイザーがヴェーヌスを呼び寄せ、地獄の釜が開く彼らはヴェーヌスベルクにテレポーテーションしている悪い魔法が現われたな!ヴォルフラムは一歩も引かず、ヴェーヌスに誘われるタンホイザーをかばおうとするたった一言、彼を救う言葉がある!俺はもうだめだ!君にも救済は与えられるはずなんだ!天使がお前のために来るのだ。地上の天使(召されたエリーザベトのこと)が!エリーザベトが!!(エリーザベトはもう亡くなっているため、その名は聖性を帯び、『マリア』と同じ効果が与えられている)合唱がエリーザベトの死を伝えるハインリヒ、君は救われたんだよ!君に聞こえるか?あの声が聞こえるとも…聖なるエリーザベト、僕のために請うてくれ…タンホイザーは息絶える巡礼たちの奇蹟を伝える歌が響く神は世界に存在する。彼の救済は嘲笑ではないDer Gnade Heil ward dem Busser beshieden nun geht er ein in der Seligen Friedenコンサート形式なので音楽の力で神の救済が表現できた稀有な世界だった。最後には宗教的な言い知れない気持ちになる。それがコンサート形式のタンホイザー。お疲れさまでした!N響すばらしかったです!!ありがとうございました。全力で世界を創り上げたソリストの皆さんにも大感謝!See you next year Meistersinger.
2012年04月08日
東京のオペラの森コンサート形式タンホイザーDay22012年4月8日上野は花見客でかつてないほど大混雑!しかし夜は冷え込んだ。思うに、やはりタンホイザーは宗教的体験だった。最後に残るのはそれだった。こないだのことを鑑みてきょうはやはり「オペラ」という概念をすべて捨ててこれはコンサートなのだよ。N響の、と思うことにした。実際そういうもんだったし。しかししかしやはり歌手たちの熱演できょうはものすごくオペラティックだった。歌手たちが演技しまくりでもう~目が離せませんでした!アインアンガーさんなんて出ている間じゅうず~~~っと演技してました。本当にさすがです!と言うしかないです。それからやはり1幕の幕切れの歌手たちの重唱、2幕の幕切れの歌手たちの重唱がものすごくエキサイティングで楽しかったです。一列に並んで歌うので誰がどのパートを歌うか一目瞭然でものすごくよくわかりました~私にとっては歌手が「ひな壇の上」ですごく物理的にも精神的にも遠く感じましたが…そこだけが残念でした。コンサート形式でこんなに歌手が奥にいるのは本当コンサートのソリストであって、オペラじゃないでしょ?でも歌手たちの熱演がすべてを払しょくしました。すばらしかったです!!きょうも一番カーテンコールで大喝采だったのはヴォルフラムのマルクス・アイヒェでした。ヴォルフラムって得な役だよねえ~考えると。マルクス・アイヒェ、カヴァリエ・バリトンと言っていいのではないだろうか。すごく声に品がある!すべての歌唱がものすごくゆっくりで聴かせる。フィッシャーさんは歌に関してはゆっくり聴かせてくれたのでよかった。しかしオケ部分ではゆっくりすぎるかな~という部分はあった。アイヒェは腰を落として膝を曲げて、『お控えなすって』みたいなポーズで歌うんですよ。体を斜めにして、左足を一歩踏み出して。歌に入れ込むとそうなる(笑)。きょうは一日目よりリラックスして歌っていたようでした。とにかくヴォルフラムにぴったり!の歌手と言ってよいでしょう。真摯でちょっと堅物。そしてすごくせつない。***第1幕一日目の公演では聴けなかった第1幕。序曲ホルン弦楽。巡礼の音楽からバッカナールへ。ドレズデン版はパリ版より短くヴェーヌスとタンホイザーの歌に続く。序曲終わりで拍手がおきていた。やれやれ。指揮者はすぐ続ける。ナディア・クラステヴァはタンホイザーが女神を讃える歌の3回目ではもう腕をとって行かないように懇願している。マリーーーア!と叫ぶとヴェーヌスベルクは消え、牧童の歌。牧童は熟しすぎな感じだ。巡礼に思いを馳せていると、狩りの角笛が響く。いよいよだ!ヘルマン「あれは誰だ?」ビテロルフ『巡礼でございましょう」ヴォルフラム「彼ですよ、ハインリヒ!」歌手たちは帰ってきたハインリヒの気持ちを確かめる。ハインリヒは立ち去ろうとする。エリーザベトのもとにとどまれ!ヴォルフラムが叫ぶ。どこまでも気品のある声のアイヒェの歌唱。ヴォルフラムは領主のお赦しを得て、エリーザベトについて語り出す。君が去ってからエリーザベトは僕らの歌に見向きもしなくなった…エリーザベトのところに連れて行ってくれ!意気投合したミンネゼンガーたち。すばらしい重唱が繰り広げられる。はあ~幸せ。第1幕了第2幕エリーザベトのアリアsei mir gegrusst!ヴォルフラムがタンホイザーをエリーザベトのもとに連れてくる。タンホイザーは椅子にこしかけるエリーザベトの独唱あなたったら私に何をしたの?エリーザベトが自分を愛していることを確信したタンホイザーは喜んで歌うden Gott der Liebe sollst du preisen!タンホイザーはエリーザベトの手に口づけし立ち去る。ヘルマンが登場。たとえコンサート形式でもアンガーはオペラの中に生きている。彼は一瞬も芝居をやめなかった。じきに貴族たちがやってくる。入場行進曲ヘルマンはエリーザベトの横に腰かけ、お互い言葉をかけあい、ずっと会話していた。心の通じ合っている親子のような伯父と娘がそこにいた。ヘルマンの独唱。低い音が良く出る~バスの醍醐味。歌合戦のお題を出すヘルマンkoennt ihr der Liebe Wesen mir ergrunden?Wer es vermag, wer sie am wurdigsten besingt,ページたちがヴォルフラムの名前を呼ぶ。ヴォルフラムは後ろを振り返り、立ち上がる。ヴォルフラムは会場に詰め掛けている貴人たちにあいさつし盛り上げる歌詞を歌うわけだが、アイヒェが合唱の方を振り向いて何度もお辞儀しているのに、誰も反応しない。こういうのなんでしょうね。ソリストたちは全力で芝居しているのに合唱は無反応。しかし歌は肝心の『奇跡の泉』のことに移る。泉を汚さぬためには血を流してもいいという騎士道精神、高邁な精神を歌うヴォルフラム。似合いすぎだよ~もううっとり!こんなにヴォルフラムが似合う歌手はそういないぞ。これで僕が愛の本質をどう考えているかわかっていただけたでしょう。タンホイザーの歌。その泉を俺も知ってるぞ!でも俺はその泉に近づき水を飲む。それが愛の本質だ。ヴァルターの歌唱。ヴァルターきれいに歌う。タンホイザービテロルフはワイルドに役を良く体現して歌う。お前なんか愛に乏しい奴だろう!お前の愛の喜びなんてまったく意味ないね!傲慢なタンホイザーに業を煮やした人々が叫びヘルマンはそれを制する。ヴォルフラムが割って入る。さきほどと打って変わって熱を込めて歌う歌い終わったヴォルフラムにヘルマンがよくやったとねぎらう仕草。すばらしい歌唱にますますタンホイザーが刺激され、続きを歌う。それがヴェーヌス讃歌で人々の怒りをかってしまう。ここまで来て、スティーブン・グールドののどがだいぶ疲れてきたらしく、かすれ気味になる。がんばれ、持ちこたえてくれ!と思いながら聴いていたが、zieht in den Berg der Venus ein! のヴェーヌスの高音も無事出た。ほおっ。ヴォルフラム(驚愕しながら)聴いたか?人々の怒号の中エリーザベトだけが彼をかばう。人々:どうしてかばうんだ?Ich fleh fur ihn, ich flehe fur sein Leben.エリーザベトの悲痛な歌唱にタンホイザーは悲痛な叫びを上げる。人々は神妙な気持ちになって歌う。沈黙領主が進み出て、タンホイザーに巡礼を命じる歌手、騎士たちが唱和する。テンポが上がってくる。テノールの高橋淳さんの歌唱がすばらしく、美しい声がよく聴こえる。歌が展開すると、ソリストたちがポンポン矢継ぎ早に一言ずつしゃべるように歌う部分がある。これがもうなかなかエキサイティング。次は誰が歌うのか、スリリングで、しかもソリスト全員めちゃうまなのですごい迫力。巡礼たちの声。タンホイザー:Nach Rom!一同: Nach Rom!!大感動の中、第2幕了。Part2 へ続く。
2012年04月08日
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1,111,111 アクセス!開設後約8年。一応記念~総アクセス数:1111113 アクセス(平均 338 アクセス/日)開設日数:3284日(開設日:2003/04/13)
2012年04月08日
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Mikael Babajanyan BaritoneBorn in Yerevan, ArmeniaResidents : GermanyArmenian baritone, Mikael Babajanyan made his debut at the New National Theatre, Tokyo as Jago 1 Apr. 2012. He showed us very impressive Jago. He is a very talented actor-singer. He portrayed Jago as if he had been in a straight play.Photo GalleryManagementPhoto Gallery 2
2012年04月07日
新国立劇場オテロ再演 Part 2第3幕ここの序曲がすばらしくて感動的。大好きな部分です。しもてからオテロとヤーゴ。伝令がベネツィアからの大使が来ると告げるオテローはデズデモーナになくしたハンカチのことを責めるオテロは妻の顔をぐいと掴み、顔を近づける言え!お前は誰なんだ?オテロの貞淑な妻です地獄に堕ちろ!お前は娼婦じゃないのか?そんな人間じゃありません!急に態度を変えるオテロその白い手を…しかしオテロはデズデモーナを侮辱し、彼女は去っていくオテロはしもてに倒れて歌うカッシオが来た!あなたは隠れていてくださいオテロは自宅の陰から見ているヤーゴは巧みにカッシオとオテローを操る。まさにヤーゴ劇場!ビアンカ嬢のことをお聞きしたい誰かが美しいハンカチを僕の家に置いて行ったんですよ。ヤーゴはハンカチを取り上げてオテローに見せる。ヤーゴの早口の歌。ハンカチのアリア美しい歌唱。ここは大好きなところ。Miracolo vago dell'aspo e dell'ago che in raggi tramuta le fila d'un vel, pi? bianco, pi? leve che fiocco di neve, che nube tessuta dall'aure del cielトランペットが響く。大使の到着を知らせる。すばらしいなあ~オテローはカッシオと妻の殺害を決意する妻をここに連れて来いロドヴィーコ、すばらしい歌唱。オテロは使者の持ってきた書簡を座って読む。カッシオのことをしゃべる妻に、黙れ!オテロは妻に手を振り上げる。カッシオが来るオテロはカッシオの前に書簡を投げ捨てるがく然とするカッシオ。オテロは次のキプロスの指揮官はカッシオだと皆に告げる。オテロはデズデモーナに地に這いつくばるように言う。緊張が走るデズデモーナに恋しているロデリーゴは思わずデズデモーナのところに行こうとするが思いとどまるデズデモーナは床に倒れたままで歌う悲嘆に暮れるデズデモーナ。すばらしい歌唱。オテロは後ろを向いて座ったまま動かない。そして重唱。これがまたすばらしい!エミーリア、カッシオ、ロデリーゴ、ロドヴィーコ。もうここでエミーリアの清水華澄さんの歌に唖然!目が釘付け。なんなんだ、このhuge power!ブリュンヒルデか!?新年のNHKホールのガラでもすばらしかったですがまた再認識させていただきました。合唱が加わる。重厚度UP!これぞVerdi の醍醐味!オテロは人々を去らせる錯乱したオテロヤーゴがいよいよ本性をむき出しにする。目を見開き、オテロへの憎悪を露わにする。万歳!オテロ!ベネツィアの獅子!Ecco il Leone! これが獅子とは!ここは皮肉な笑いを浮かべもせず、自分の計画が完成に近付いている悦びに異常に興奮して歌う。見事な役作り、ババジャニアン!感服した。何という役の読み込みの深さでしょう!第4幕柳の歌。エミーリアを帰らせるアヴェ・マリア。死を予感したデズデモーナの歌。涙がにじんでくる。歌い終わり寝床に入るオテロが下手にあらわれ、後ろを回って部屋に来る。オテロは、寝床に掛けてある花嫁衣装を手で触る。寝ているデズデモーナの顔を覗き込み、顔を近づけ口づけしようとするがやめる。誰?あなたなの?そうだ。祈ったのか?お前の魂まで殺したくない。殺す?お慈悲を!私はカッシオなんか愛していませんカッシオは死んだ!不貞が嘘なのを証明してくれる相手が死んだと聞き、絶望するデズデモーナ。私はまだ生きたいのです!オテローは妻を殺してしまう。ドアを叩く音。オテロはドアを開ける。エミーリア。エミーリアは驚愕する。誰がやったの?自分でよ…嘘つきめ!俺が殺したんだ。一同呼び集めるエミーリア。ヤーゴ:黙っていろ!ヤーゴはしもてに逃げるオテロは剣をロドヴィーコに差し出すが、隠し持っていた短剣で自殺する。オテロはデズデモーナに近づく。un bacio ancoraun altro bacioデズデモーナに寄り添い絶命する。全幕了。拍手カーテンコールは延々続いた。合唱歌手たちに拍手指揮者とオケに拍手。個別のカーテンコールでも拍手。お疲れさまでした~とてもすばらしかった!オペラの醍醐味を味あわせていただきました。***Related Links 新国立劇場「オテロ」2009年9月 Day2 Part1 Part2 Day4 Part1 Part2 Part3 Part4
2012年04月07日
New National Theatre, Tokyo2011/2012 SeasonGiuseppe Verdi : OtelloApr.1 4 7 10 13 2012The production was premiered September 2009, the 2009/2010 season Conductor : Jan Latham-KoenigProduction : Mario MartoneScenery Design : Margherita PalliCostume Design : Ursula PatzakLighting Design : Kawaguchi MasahiroOtello : Walter FraccaroDesdemona : Maria Luigia BorsiIago : Mikael BabajanyanLodovico : Matsui HiroshiCassio : Ohara KeirohEmilia : Shimizu KasumiRoderigo : Uchiyama ShingoMontano : Kubota MasumiA Herald : Tang Jun BoChorus : New National Theatre ChorusOrchestra : Tokyo Philharmonic OrchestraArmenian baritone, Mikael Babajanyan made his debut at the New National Theatre, Tokyo as Jago. He showed us very impressive Jago. He is a very talented actor-singer. He portrayed Jago as if he had been in a straight play.新国立劇場オテロ2012年4月7日オペラの森の狭間でどうなんだろうと思っていたオテロ、…ものすごくすばらしかったです!期待度が低かっただけ満足度超UP!すべてが良かった。合唱オケ。指揮者歌手!すべてが揃っていた。歌手は主役の2人がすばらしいばかりかキーマンのイヤーゴが大収穫。ミカエル・ババジャニアン。Mikael Babajanyanアルメニアのバリトンということですが、すばらしかったです!歌が良いのに加え、演技がすごい!イヤーゴになりきっていた。その表情。動き。すべて。イヤーゴがまさにその人だったのでお話に入り込めた。オペラじゃなくてそのお芝居にすっぱり入り込んでしまった。だからアベ・マリアで泣けた!みんな回りは泣いていたかも?心に沁みる歌唱。それもすべてがイヤーゴの仕組んだ狡猾な策略のせい。お話が活き活きとして伝わってきた。ええわ~どうしてそんなひどいことするの、オテロ!とオテロが恨めしいほど。イヤーゴが秀逸だった。エミーリアの清水華澄さん、すばらしかった!主役より歌が良かった。すごいパワー!目立ってたわ~カーテンコールで主役の3人に大ブラボー!特にボルシにはブラーヴァ、ブラーヴァの大合唱でした!本当にお疲れさまでした~フラッカーロはトロヴァトーレで相当声が荒れていたので、オテロを歌えるのかと思っていましたが、良かったです!アントネンコレベルとまでは行かなかったと思いますが高音も良く出て良かったです。声としてはサイモン・オニールに似ています。サイモン・オニールも波が激しいので似たようなタイプかな。とにかく声を抑えることなく突っ走るので、荒れる時もあるでしょうね。すべてにおいてすばらしい歌唱ではないけど肝心な部分、アリアとかの部分は圧倒的歌唱です。1幕の幕切れのヤーゴとの二重唱はまじすごかったです。ボルシは妖艶な肉感的なデズデモーナで声も良かったです。絶唱では気持ちが入っていましたし、オテロに甘えるしぐさが艶めかしくそりゃ浮気を疑いたくもなるでしょう、と思わせるデズデモーナでした。舞台はキプロスではなくベネツィアに設定されています。セットや美術に関する記述はプレミアの時のものをご覧ください。前回「?」だった部分の演出は改善されています。第1幕嵐の中の船を見守る人々。圧倒的な合唱と演奏。すばらしいです。ヤーゴはロデリーゴと芝居しまくりです。内山さんは演技がすごくうまいですね。船が沈むことを望んでいた2人。当てがはずれ、オテロが上陸する。オテロ役のフラッカーロは背が高く、長いコートが似合うこと!髪の毛はもじゃもじゃで、顔は黒く塗っている。オテロと言えば顔を黒く塗る演出は馬鹿げていると私は個人的に思う。オテロは第一声を上げ歌うと人々と握手して自宅に入る。イヤーゴとも握手するが、イヤーゴは複雑な表情。もう彼の演技のすごい予感がここでびんびん来た!ヤーゴはロデリーゴにカッシオに喧嘩をふっかけさせる。飲め飲め!酒飲め音頭、すばらしい歌唱。この人いいじゃん…と思ってうれしくなる。ロデリーゴは酔ったカッシオに喧嘩をふっかける。止めに入ったモンターノが負傷する。カッシオの役の小原さんはスリムな体つきで動きも敏捷。ちゃんばらの動きがすばらしかった。ロデリーゴはいつのまにかいなくなりカッシオはモンターノと戦う。カッシオがとどめをさそうとしたその時、大音声が響く。オテロだ。やめろ!窓のカーテンが開く。天使まで起こしてしまった…オテロがいい皆に広場から去るよう命令する。デズデモーナとオテロ、2人きり。美しいシーンですよね。大好きです。うっとりするメロディライン。恍惚の響き。このあとの悲劇も知らず幸せな2人。デズデモーナはハンカチを出してオテロの汗を拭う。キスを交わし、もう一度キスして…というオテロ。このメロディがオテロがデズデモーナを殺すシーンにも浮かび上がってくる。悲劇の予感。2人はそうとも気付かず暗闇の中寝室に消える…第1幕了第2幕朝。朝もやが水面に立ち込めている。美しい。解任されたカッシオがかみてから出てくる。ヤーゴは下手から出てきて、なにかを水路に投げ込む。噛み煙草?そしてカッシオに声をかける。ヤーゴはカッシオに助言を授け、散歩に来たデズデモーナに声をかけさせることにする。ヤーゴひとり。ヤーゴの歌唱クレド。これがもう~すごかったです。俺は無慈悲な神を信じるヤーゴは神を信じない無神論者だ。彼は過酷な運命にもてあそばれてきたので、すっかり性格がねじ曲がっている。彼は戦いで負傷し、左足を引きずって歩く。オテロのような豪放磊落なあけっぴろげの性格とは大違い。いつも首を右に傾けている。そして斜めに下から人を観察している。彼には人の心の動きが読める。壁に水路の泥で十字架を描き、バケツの水をかけて消す。そして手を洗って拭く抑えに抑え、最後に激情がほとばしる歌唱、本当にすばらしかったです!必見!そこに飛んで火にいる夏の虫、オテロが現われた。オテロは上着をひっかけながら部屋から出てくる。ヤーゴは気付かずにつぶやく振り。まずいな…なに?いらしたのですか、オテロさま。あの私の妻と話していた男はカッシオだな?…カッシオ?カッシオだと思うぞ。Che ascondi nel tuo core?何を考えているのだ?何を考えているのだ、ですって?「何を考えているのだ?」ここは口真似ではなく、激情にかられて高い声で叫ぶオテロ。なんで俺の言葉を繰り返してるんだ!?ヤーゴはオテロに恐ろしい疑問を植え込み始める嫉妬…人々がデズデモーナを祝福する歌を歌う。しかしオテロの目に見えているのは幻想。いろんな男がやってきてはデズデモーナに親しげにあいさつしていく。3人目は白い花をデズデーモナに捧げる。デズデモーナはオテロにカッシオのことをとりなそうとする。Non ora!今はダメだ!怖いお声。このハンカチで…オテロはデズデモーナのハンカチを投げ捨てる。運河には落ちず、エミーリアの手前に落ちる。エミーリアにヤーゴが近付いていく。ヤーゴはハンカチを奪おうとする。センターではオテロとデズデモーナ、の4重唱。すばらしかった。ヤーゴとエミーリアの歌唱の方がびんびん響く。デズデモーナに帰るように言いつけ、オテロは怒りをたぎらせている。現れたヤーゴにつかみかかる証拠だ!証拠を持ってこい!さもないと…オテロはヤーゴを床に叩きつけるあくまでも卑屈なヤーゴ。でもお前は正しいのかもしれん…どんな証拠がほしいのです?2人が抱き合っているのを見たいのですか?オテロは激こうする死んじまえ!ヤーゴはオテロにハンカチの疑念を植え付けるヤーゴはオテロの寝室の花瓶に入れてあったさきほどの白い花を手に取るそしてその白い花をぶらーんと上下逆さまにぶら下げる。デズデモーナの死を暗示するが如く。オテロの見事な歌唱続いてヤーゴとの二重唱。大迫力のすばらしい歌唱。第2幕了。Part 2 に続く。
2012年04月07日
東京のオペラの森タンホイザー Day1 Part2第3幕椅子の数が減る。3つになった。でもその椅子はほとんど歌手たちは使ってなかったな。エリーザベトとヴォルフラム。ヴォルフラムいつも谷から降りてくると彼女に会うんだ。巡礼の人々が帰ってくるあれは?巡礼さ。ぺトラは合唱団の方を向いて、タンホイザーを探す。今回コンサート形式とは言え、アイヒェとアンガー、ぺトラは演技しまくりでした。うれしいことです。それだけでも私は幸せ。エリーザベトの歌唱。私を召してくださいマリア様!ヴォルフラムは絶望して座ったままで下を向いている。エリーザベトは歌い終わると隣の椅子に置いてあった自分の黒いショールを拾い上げ、しもてに向かう。ヴォルフラムが立ちあがるエリーザベトが立ち止まるヴォルフラム「エリーザベト、私もいっしょにいっていいでしょうか?」エリーザベトは手で押さえるしぐさ。ヴォルフラムは立っている。ここからの絶唱がまっことものすごいです。気持ち入りまくりでした。また聴けるのがうれしい。耳に焼き付けたいから。O du mein holder Abendstern意外と大きな声でゆっくりと歌います。しかし低音部は苦しそう。このアリアは低音から急に高音に飛んだりする難しい歌だと思います。タンホイザーがしもてから登場。ものがなしい歌だな。彼女じゃないだろうが。お前は誰だ?誰かだって?俺は知ってるぞ。お前はヴォルフラムだ。お歌の上手な歌手さんさ。ハインリヒ!お前!心配するなお前らを探してるんじゃないんだ帰ってきたのか。ローマには行ったのか?その話は聞くな!フェストに行ったのか?教えてくれ。かわいそうに…俺は敵じゃないのか?敵だなんて。同情はしているが。お前に聴いてもらいたい。ローマのことを。ヴォルフラムが近付く寄るな!俺は呪われてる…力なくつぶやくタンホイザーヴォルフラムは離れた椅子に座るがしっかりとずっとタンホイザーを凝視している。タンホイザーのローマ語りが始まる。ふつうはここまでくるとたいがいタンホイザー役の歌手はへろへろになっているのですがグールドさんは逆でむしろパワーUP!すごい人です。俺はイタリアの美しい風景も見ず(顔を覆うしぐさのグールドさん)ローマに着いた人々に神の恩寵が与えられた。ここの歌唱がマックスパワーな感じで声を出します。まさに神の恩寵を感じさせる声のパワーです。そして俺も法皇様の前にひざまずいた。そして彼は言った。お前には永遠に救いは与えられない。僧杖に若葉が芽吹くことのないようにな!俺はショックで気を失った。目を覚ますとあたりは暗かった。歌声が聴こえたが俺は唾棄すべき気分だった。何かも俺はヴェーヌスベルクへの道を再び探し求めた。以前はあんなに簡単に見つけられたのに!何を言うんだ!耳が汚れる!ヴェーヌスが登場するこのへんの三重唱とオケの関係がすごいです。俺はもう救われないんだ!お前を救う言葉があるエリーザベトエリーザベーーーーート。例によって長く伸ばすヘルデンテノール。もう合唱が始まってる。杖に芽吹いたエリーザベトの亡きがらを見るタンホイザーヴォルフラム君は救われたんだよ…聴こえるか?あの声が…聴こえる…エリーザベト僕のために請うてくれ…タンホイザーが息絶える。合唱。神の恩寵はいずこにも与えられる。全幕了。お疲れさまでした。お客が少ないせいかワーグナーにしては熱狂ぶりは少なかったと思う。珍しいことです。しかし惜しみない拍手が全出演者に贈られた。
2012年04月05日
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Tokyo Opera Nomori Tannh?user 5 and 8 Apr. 2012 Photo from left to right: Markus Eiche as Wolfram, Ain Anger as Herrmann and Stephen Gould as the title roleSpring Festival in Tokyo -Tokyo Opera Nomori 2012 The great Wagnerian singers gathered for Tannh?user Apr. 2012 in Tokyo See detail and the latest information Singers' photos Singers Index東京のオペラの森タンホイザー Day12012年4月5日不思議だ。東京文化会館の1Fがガラ空きだった。こんなガラガラなのはセルソ・アルベロの嵐の日の清教徒以来じゃない?世の中の空気が変わったのか。仕事が終わってから行ったので着いたのは2幕の始まる5分前だった。仕事していたら上野に6時半より前には行くこと能わず。最初から1幕は捨てていた。行かないつもりだったが計算したら2幕から見れそうだったので。この際しょうがない。タンホイザー予習しすぎで気がおかしくなりそうだったのでいっそ本番を聴いた方がいいかなと。タンホイザーの実演を聴くのは5回目。バイエルンの来日公演1回、ドレズデン国立歌劇場2回、前回の東京のオペラの森1回。きょうは座り位置が最悪だったのでまともに音楽を聴けなかった。私の耳にはビオラとペットとトロンボーンしか聴こえてこなかった。耳をつんざく金管の響き。しもてはホルンだったのに。ビオラのパートを堪能したよ~バイオリン最強ですね、N響。すばらしかった。しかしバイエルンのタンホイザーで感じた震えるほどの感動はきょうはなかった。でも音が別々に聴こえてきたので総譜を見ている感じで面白く聴けた。やはりズービン・メータってすごかったんだな、と今さらながら思う。彼の奏でたオペラはどれもこれぞオペラだ!という感動を得られるものだったから。やっぱり指揮者の合う、合わないってあるんですね~今回掛け値なしにすごいのは歌手である。スティーヴン・グールド、ものすごかった~グールドさんだった~絶好調。やはりタンホイザーは十八番のよう。前回聴いたときよりもさらに表現力もUPしていた。これこそヘルデンテノールという声量。普通に口を開いただけで出てくる音が違う。Huge Power これはザルツブルクでも感じだことだが。マルクス・アイヒェはすばらしかった!パワーも声の美しさも表現力も演技力もすばらしい。しかも若い。しかしヴォルフラムの声としては高いのかな。低音部は苦しそうだった。夕星の歌に続いていく一連の歌唱の気持ちの入っていたこと!まさに絶唱。入れ込み過ぎなぐらいだった。そしてアイン・アンガー!声が低くて、ドスが効いているこれぞバス!という醍醐味。声としてはジョン・レリエーの声に似ていると思った。彼も東京のオペラの森には過去に出演している。天地創造で。今回はお得意のオペラ、しかもワーグナーのバスですから!すばらしかったです。ぺトラもすばらしかった!エリーザベトの死出の旅の前の絶唱が本当によかった。ワルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ役の歌手はワルターのイメージと違ってパワー系だった。ワルターは軽い美しい声のテノールの方が似合うと個人的には思う。でも十分すばらしかった。遜色はまったくない。ビッテロルフもパワーのあるバスバリトン系で、役によく合っていた。ナディアはメゾだった。カーテンコールで一番ブラボをもらっていたのは、マルクス・アイヒェだった。次にアイン・アンガー。主役のグールドとぺトラはあんなにすばらしかったのに三番手だった。グールドさんはザルツブルクでも歌唱はすばらしいのにブラボをあまりもらえてなかった。おかしいよねえ…第2幕から…歌手は舞台の奥の雛壇の前に立つ。舞台を所狭しとN響が埋め尽くす。壮観!まずはエリーザベトの独唱。しもてから出てくるタンホイザーとヴォルフラム。ヴォルフラムはすぐ引っ込む。2人の歌唱。すげえ~後半はドレズデン版のせいかカットされていて(?)領主のヘルマン、アンガー登場だ!すご~いどすの効いた低音です。そして入場行進曲。合唱はもっとパワーあってもいいかも?おとなしめだった。会場が震えるぐらいの歌唱でいいのにな。コーラスじゃないんだから~歌合戦の歌手たちがずらりと並ぶ。ヴォルフラムさん、始めてください。(女声)アイヒェさん登場すばらしかった~ヴォルフラムの歌。ゆっくり歌ったよ。感動的な歌唱の連続だったアイヒェ。彼には歌心があるんだね。聴衆の気持を捉える歌唱だ。これがコンサート形式ではなかったら良かったのに…タンホイザーとかけあう。グールドが歌い出すと本当にすばらしい。ヴァルター役の歌唱タンホイザービテロルフタンホイザーヴォルフラム。ここも良かった!タンホイザーついにヴェヌスベルクへ行けと叫んでしまう。人々の怒号。エリーザベトが叫ぶ。やめて!人々は懐柔されるここもすばらしい 七重唱高い声のテノールも聴こえてくる高橋淳さんかな。ヘルマンがローマへの巡礼を命令する。人々が歌い出す。ここが一番大好きなとこなんです。実は。ドライブ感があって。歌手たちの巧みな重唱がどんどん変化してく圧巻の場面です!駆け上がるヴァイオリンはゆっくり目。Nach Rom は短いNach Rom とアイヒェの声がひときわ聞こえる。第2幕了。第3幕
2012年04月05日
5月19日 (土)発売予定ティーレマン指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団<10/26(金) サントリーホール>★10月 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 指揮:クリスティアン・ティーレマン Staatskapelle Dresden / Christian Thieleman ?ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団<11/12(月)・11/14(水) サントリーホール>★11月 マリインスキー歌劇場管弦楽団 指揮:ワレリー・ゲルギエフ The Mariinsky Orchestra / Valery Gergiev ソリスト:ナタリー・デセイ(ソプラノ)、デニス・マツーエフ(ピアノ) 6月2日(土)発売予定ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団<11/26(月)・27(火)・30(金)・12/1(土) サントリーホール>★11月 バイエルン放送交響楽団 指揮:マリス・ヤンソンス ~ベートーヴェン・ツィクルス~ Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks / Mariss Jansons 6月3日 (日)発売予定マリインスキー・バレエ <11/15(木)~12/2(日) 文京シビックホール・東京文化会館>★11月 マリインスキー・バレエ The Mariinsky Ballet 「白鳥の湖」「ラ・バヤデール」「アンナ・カレーニナ」 2013★2月 フィルハーモニア管弦楽団 指揮:エサ=ペッカ・サロネン Philharmonia Orchestra / Esa-Pekka Salonen ソリスト:レイフ・オヴェ・アンスネス なにがすごいって、サロネン。ティーレマン。デセイ。ちらしでは見ていたけど本当なんだね~はああ~日本の秋はいつもオケ貧乏いやオケで貧乏。オペラが来ないならもうオケかみたいな。潮時だよね。サロネン!
2012年04月04日
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