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ステイブラーの新パートナー、ベックを紹介するエピソードでしたね。彼女が意外な面を持っていることが判り、ものすごく見応えがありました。それだけでなく、ゲストのLeslie Caronの圧倒的な演技には感動しました。彼女はミュージカル映画「パリのアメリカ人」に出演していたのですね。へ~あの人でしたが、懐かしい。被害者の役を演じたRobin Weigertは、「デッドウッド」ではカラミティ・ジェーンを演じていましたが、さすがに今回も格が違うという印象でした。ステイブラーとベックが連続レイプ犯を追跡中、取り逃がす。被害者のニッキーは犯人は40代の中年で、手にL字型の傷があったと証言するが、それ以外は顔がはっきり見えず、また体には何も犯人を示す証拠が残っていなかった。逃げる途中に触れたと思われる車から指紋が見つかり、前科のあるバリー・コールの物と判る。ステイブラーとベックはバリーに自宅に向かい逃走しようとしたところを逮捕する。しかし、他に見つかった指紋があったことをベックは無視しており、強引な捜査をステイブラーは注意する。新たに見つかった指紋は元地方検事の秘書で弁護士のマーティ・トレンウェイと判る。トレンウェイは犯行を否定するが、SVUは手に傷のような物があるのを隠していることに気づく。被害者の目撃証言はトレンウェイと似ていたが、ノヴァク検事補は証拠が不十分だというので、ニッキーに容疑者の手の面通しをさせて、確証を得る。ベックは保釈になったトレンウェイをマスコミを使って晒し、やがてトレンウェイにレイプされたという別の被害者ヘザーが名乗りでる。ヘザーの場合の手口も、ニッキーと良く似ており、5年前に描かれた似顔絵も本人に良く似ていた。しかし、5年前の証拠品からは、犯人はトレンウェイではないとわかる。SVUではベックが若いときから犯行を行っていたと見て、トレンウェイの過去に照らし合わせて、未解決のレイプ事件を掘り起こす。それによると、出身地のクィーンズで40年前に当時32歳のロレイン・デルマスが被害者となっている事件があった。ロレインはトレンウェイの裁判の傍聴にも来ており、SVUはロレインから話を聞く。ロレインはトレンウェイの母親と友人で、フランスから渡ってきて、友人の死後トレンウェイの面倒を見ていたという。しかし、誰かをかばっているかのように、事件について話そうとしない。ベックは自分がデンマーク出身でフランス語が堪能なことから、ロレインの心を開き、まだ若かったトレンウェイにレイプされた過去を聞き出す。裁判でロレインは証言に立って犯行について語り、当時の衣類をまだ保管していたことから、DNA検査を行い、トレンウェイの犯行が証明された。と一致して裁判に貢献する。ロレインは自分が勇気を出してトレンウェイを告発していれば、ニッキーが被害に遭うこともなかったと謝罪する。ベックは仕事熱心だけれど、強引なやり方で仕事を進めるあまり、前の上司から追い出されたという事で、クレイゲンがステイブラーに目を付けておけと釘を刺していました。これはやっかいな相手と組んだなと思わせておいて、実はデンマーク生まれで、アメリカ人の警官の夫を任務で亡くした過去を持つベックが、フランス語をしゃべってロレインの心に入っていく様子は本当に見事。ヨーロッパ人同志のメンタリティが事件に生かされて、何十年もレイプ事件を心の底に押し込めてきた老婦人の生き方を変えたのでした。とにかく、このLeslie Caronが出てくる場面は映画か、と思うほどの感情描写で素晴らしかった。「あなたも前を向いて生きて行きなさい」とニッキーに告げてやっと自由になって去っていきました。そして、ベックも辛い過去を抱えてきたわけですね。優しさで被害者に接するオリビアとはまた違うタイプの警察官ですが、臨時にこういうキャラクターの投入もありだと思いました。ところで、ニッキーのケースでDNAが検出できないという話だったと思うのですが、どうなったかな。おぞましい記憶と共に40年間保管されていた衣類からDNAが採取されたというのも、ありなんでしょうね。
February 28, 2011
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『スプリングブレイク』Spring Breakの若者たちのばか騒ぎというのは、一体何回目なのか、マイアミの場合は季節のエピソードなのかも知れません。でも特に目を引くストーリーでもなく、まあまあというところでしょうか。視聴率もついに裏番組の「キャッスル」に大きく水を空けられるのが当たり前になってきましたね。かつての月曜10時の王者は今何処に?Emilyが風邪を引いているような声で辛そうなのが気になって気になって。それでも、腹筋が割れたピチピチのイケメンたちには思わず目を奪われましたが。(笑)出番は少なかったですがHoratioの萌えシーンはありましたね。スプリング・ブレイクで賑わうホテルで洗濯機の中で見つかった若い女性、プール脇のモニュメントに串刺しになった男性、そしてビーチで首まで埋められ死んでいた男性。3つの殺人がやがて関連して行きます。チームはCalleighとFrank、JesseとRyan、WalterとHoratioに別れて並行して捜査を行う。Calleighは誰がこんな酷いことを、とシリアスですね。「私たちが彼らの愚行の後始末を引き受けることになる」と、オープニングのone-linerはCalleighでした。浜に埋められた被害者はおそらく酔っぱらった末のいたずらだったのだろうが、波打ち際で潮が満ちて溺れたと思われる。3名とも身元がわからないまま、まず串刺しの被害者がガラス越しにフレアガンを撃たれている事が判ったので、Horatioは該当する上階の部屋へ。部屋の借り主は人を撃った覚えはない、誰か判らない男が酒をぶちまけ、手が付けられなくなったために脅そうとしたと認めるが、それは被害者ではないという。曖昧な言葉を繰り返す男に、Horatioはいつものように不信感ありあり。お小言じゃないが、言いたいことはWalterが言っていました。「奴は絶対嘘をついています。」「私も同感だ。では証明しようじゃないか。」フレアガンを試し打ちするのに、Horatioはなぜそんなカッコを付けるのか。(萌)屋上からダミー人形を投げる時も、まるで現実味がなくて羽でも撒いている様です。しかし、何度投げても遺体の落下位置が合わない。屋上から押されたとして、そこまで届かない。でも、Horatioはすぐに気付く。映画「マグノリア」の冒頭にもありましたが、落ちていく途中で何という偶然か、フレアガンに当たったらしい。従って撃った男は犯人ではない。Walterは屋上で何があったのかを調べる事に。そこでVIPブレスレットを見つける。3人の検屍を任されてMEのTomは大忙し。そのせいで今週は生き生きとして出番が多かったです。頭蓋骨に残る傷を見せるために、頭の皮をペロンと剥いたのにはドキリさすがに引きました。(笑)女性の遺体からカードキーが見つかり、宿泊者のCourtney Haywoodから話を聞くが、案の定「お酒飲んでたし、覚えていなーい。そういえばビーチでカードキーを落としたかも。届けなきゃいけなかった?」と非協力的な態度で非常に怪しい。Frankが美人に弱いのか、歯切れが悪いのが気になります。浜に埋められていた男は、あごも蹴られていて、しかもフレアガンの発射残渣が付いていた。つまり、最初の部屋の男Dean Butlerが撃って脅した男「ポール」だった。女性の被害者は着ていた服の飾りに付いていたクラブの用心棒の指紋から、Alexis Wilkesと判る。屋上に落としたブレスレットを調べに来たWalterと、Dean Butlerが撃った男のことを聞きに来たJesseが、この用心棒のところで鉢合わせ。最近のマイアミらしく、笑いを取るシーンでした。(笑)Alexisは酒に酔いべろべろだったので、用心棒に追い出されたというが、他の男性被害者の名前はわからない。Alexisはホットなブロンドガールと一緒だったらしい。ところが、Alexisの部屋に行くと血だまりがあり、なんと残りの被害者2人とは同窓生だったらしいと言うことが判る。大学に確認したところ、串刺し男はBrad Donner、埋められた男はPaul Arnettで、3人とも素行が悪い。しかも、3人が太ったブロンドガールをベッドに誘い、騙したいたずらを動画にしてSNSにアップロードしていたことから、訴えられていた。彼女には3人を殺す動機があると考えられる。Frankはなぜこんな事をして人を貶めなければならないのか、腹立たしいと、今回はCSIチームは羽目を外した若者たちに非常に厳しい目を向けていました。屋上に落ちていたブレスレットはHillary Swansonのものだったが、HillaryはBradを殺していないと言い、屋上にはもう一人の女性がいたと証言。それがCourtney Haywoodだという。Paulのシャツからブロンドの毛髪が見つかり、Hillaryもブロンド。Alexisがブロンドガールと一緒だったことは判っているので、Hillaryの髪の毛のDNA検査をしたいが、提出を拒むという。ということで、謎のブロンド毛髪を頼れる男Traversが調べることに。彼の沈着冷静さは捜査がオーバーヒートしたときには、清涼剤となって正気を取り戻させますね。ブロンドはブリーチしたもので、副作用として食欲を抑えることができるという、ニキビ治療薬が検出された。Bradを訴えていた動画の女性はJill Quinnと言い、半年前から行方が判らない。今週もイェイ!、イケメンAVガイのBentonがJillの画像を編集すると、それはなんとCourtneyにそっくりでした。このネタはNYにもありましたね。太っていた時にいじめられて、あとで必死で痩せていじめた奴らに復讐するという話が。ブロンドのDNAとCourtneyのDNAが一致。ここからは人の心の痛みがわかるHoratioの担当ですね。決して厳しくは追及しません。Jillは3人に酷い目にあい、恨みを晴らすために名前を変え外見を変えた。しかしそれは終生刑務所で過ごすことに値するのかどうか。Jillは笑みを浮かべて「ええ」と答え、後悔はなさそう。Horatioは「Fair enough(それならけっこう)」と、あきらめ顔でした。3人も酷いが、彼らはほんんとうに死に値する人間だったのかどうかは、CSIには決めることはできない、そういうエンディングでしたね。なぜか今週もNataliaが出ていなくて、Horatioは多分先週の親子エピの撮影のために出番が少なかったのでしょうが、Frankの台詞が多かったのが良かったです。(笑)
February 26, 2011
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今週も良かったですね。やはり、キャラクターの掘り下げがあると、ドラマにのめり込みやすくなります。それにしてもカレンは役得だな~(笑)ストリップクラブで暗号解析班の下士官が突っ込んできた車に轢かれて死亡する。その直前、下士官はダンサーのカティアに声をかけており、彼女をかばって死んだ。運転手は死んで身元不明で、カレンは殺人事件と見て入院中のカティアに会う。しかし、カティアは何もしゃべらない。下士官をはねた車に付いていた指紋が人身売買などの犯罪歴のあるバルガスものと判り、カレンたちが自宅に向かうが、バルガスは殺されて冷蔵庫の中で見つかる。運転手は移民局の難民データから、3年前にスーダンから難民として入国し、里親の下で暮らしているデング・オセットと判る。サムは彼らは「ロスト・ボーイズ」と呼ばれるスーダン国内の内戦で孤児となった子供たちだという。サムにも、Pan Sahel Initiative(PSI)に加わって、北アフリカに行ったときスーダンから連れて来たモーという青年がいた。カティアが無断で退院したというので、カレンとケンジーが自宅に向かうと、カティアは車から銃撃される。NCISはカティアを保護しネイトが怯えるカティアから話を聞き出そうとする。サムはコミュニティセンターにいるモーに会いに行き、デングの情報を尋ねる。デングはサファーという男と宗教の話をしていたという。その男はアルジェリア出身のイスラム過激派として有名なサファー・ジャダーラで、世界中を転々としている。おそらくLAには若い戦士をリクルートするためにやってきたのだろう。バルガスはメキシコからサファーを入国させる手引きをして、用済みになったので殺された可能性がある。デングの死はこれから起きる大きな出来事の序章なのではないか。カレンは荷物を取りにカティアの自宅に行き、そこにベッドを隠し撮りしている装置を発見する。カティアはクラブのオーナー、ダラスの命令で客との情事を撮影し、脅しに使っていることを認める。ダラスはサファーの事を「バイヤー」だと言っていたと言い、クラブの客から得た機密情報などをサファーに売ろうとしていたのではないか。しかし、取引がこじれてデングが「突撃」を行ったのではないか。NCISチームはカティアを仕事に戻し、カレンが客を装ってクラブに潜入する。ダラスの違法行為の証拠となる顧客のデータを奪おうとするが、見つかってしまい、やむなくサムたちが突入してダラスを逮捕する。監視ビデオには政財界の有名人が映っていて、へティは上部の命令で直ちに捜査を終了するように命じる。ダラスは釈放せざるを得なくなった。チームは今後起こるかもしれないテロを防ぐために、命令には納得できず、サファー本人の録画ビデオを脅しのネタにつかい、呼び出すことにする。モーがその橋渡し役を引き受ける。サファーはカレンたちの前に姿を現し、逮捕されるが、サムにはモーに「真実」を伝えたと嘯く。実はモーの父親はジャンジャウィード(アラブ系民兵組織)で、サムが殺したのだった。モーはサファーからそのことを知らされて、センターから去っていく。いつもの雰囲気とは違ってしんみりしていました。サムが辛かったですね。彼なりの正義でモーの父親を殺して、命を救うためにアメリカにモーを連れてきたのに、モーはアメリカ社会に対する不満が強く、彼らにサファーのようなテロリストが近づいて彼らの活動に誘い込む。(もちろん、ドラマ上の話ではあると思いますが)いずれ、テロリストとなったモーとサムが対面するエピソードがあるとすると、とても辛いです。Gはそんなサムの心境を察して一緒にランニングに付き合うという。へティは仕事漬けの部下たちに休みを取れと命令する。へティのイギリス諜報部員の盟友が亡くなって、人生を持たないまま死んでいったのを悲しんでいる。若い部下たちには、せめて「人生」「生活」を持って欲しい。デートも大いにOK。こういう心遣いはまるで母親のようです。ギブスとは違う優しさですね。ともあれ、やっとスピンオフもキャラクターを描くようになり、興味深く感じられるようになってきました。それにしても、ストリップクラブの客だとか、ロマンス系はGが適任ですよね。(笑)
February 25, 2011
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まだ始まったばかりですが、今シーズンはなかなか良いですね。事件はちょっと無理があるように思いましたが、キャラクター同志のやりとりも良かったし、個性的な青年をめぐる天才チームとシンクレアの接し方の違いが際立って、良かったと思います。宅配会社のトラックを襲う強盗事件が頻発し、アミタとラリーが次のターゲットを想定してドンらが張り込んでいたところ、ユニオン配送会社の物流倉庫に犯人一味が押し入った。FBIチームと犯人グループとの激しい銃撃戦となり、犯人のうち2名を射殺し、捜査官1名が殉職した。ドンは責任を感じて深く悩む。残りの犯人はもう一台のトラックで逃走する。残された車の中には26個の空箱が残され、贈り主不明で宛名は架空のものだった。宅配会社に内通者がおり、犯人側に襲うべきトラックの情報を漏らしていると考えられる。射殺された犯人はストリップクラブを経営するハゴピアンの部下で、リズとニッキーが聞き込みを行う。FBIチームはチャーリーに協力を仰ぐ。チャーリーはアミタの地理ネットワーク分析よりも、サプライチェーン分析を使うという。盗まれたトラックにはバーコードのシールが破れた「例外扱い」のものが含まれ、それらの小包が集まるアーバインの集配センターを調べる。責任者のヘルマンは、破れたバーコードのシールを一瞬で読み取る「スキャンマン」と呼ばれるエマーソンが作業を担当しているが、彼は犯人ではないという。休みを取っているエマーソンの自宅を訪れると、家の中は物で一杯で、本人はこだわりが強い行動を見せていた。精神科医のブラッドフォードは自閉症の中のサヴァン症候群ではないかという。チャーリーはエマーソンを自宅で預かることにする。エマーソンの作業の過程で、トラックにどんな小包が含まれるかが判ってしまうが、ヘルマンは1年ほど前から、部屋の荷物が多すぎて保管に困ったエマーソンが、荷物に宛先不明のバーコードを張ってトラックに乗せていることが判ったという。しかし、今現在荷物がどこにあるのかは、追跡コードが隠され、エマーソン本人しか判らない。エマーソンには彼を何かと利用する叔父のカーターがいるが、それがFBIにソーシャルサービスの役人を語った男だと判る。カーターは銃撃で死んだ2名と同じ刑務所で服役しており、5ヶ月前に出所していた。ニッキーとリズはカーターがハゴピアンと関係があると見て、ストリップクラブ前で張り込みをする。案の定カーターが姿を現すが、目の前で取り逃がしてしまう。エマーソンから話を聞き出そうとするが上手く行かないため、チャーリーは彼の描く画をフラクタル分析して、荷物の行き先を探るという。自分たちの努力を顧みないチャーリーに、アミタとラリーは憤慨する。分析の結果、177個の荷物のうち26個の荷物が消えており、犯人グループはエマーソンの荷物をすり替えてそれらの荷物は800万ドルの金塊が保管されている高級品の倉庫へと向かっていた。犯人の目的は金庫破りで、送りつけた荷物にはそのための道具だと思われる。カーターの自宅へ向かったところ、カーターは拷問され殺されていた。犯人もエマーソンだけに判る追跡コードが必要だった。自宅に戻ったエマーソンとチャーリー、シンクレアは、ハゴピアンの部下に襲われ、室内で銃撃戦となる。ニッキーとリズの応援で部下を逮捕し、取引でハゴピアンに偽の追跡コードを教えさせる。倉庫に侵入した犯人が間違った荷物を開けているところに、FBIチームが待ち構え逮捕する。チャーリーはエマーソンのために倉庫を借りてやり、ドンは救いを求めてシナゴーグの戸をたたく。「レインマン」のようなエマーソン役の人が見事に演じていて、ドラマにリアリティを感じました。彼の考え方、物の見方に困惑するばかりのFBIチーム(チャーリーもエマーソンがパニックを起こすとお手上げになってしまう)の中で、シンクレアは実に上手く接していました。彼のおじさんがやはり自閉症で、子供の頃からどうすればコミュニケーションを取れるのか、知っていた訳ですね。彼には本当に、優しさがありましたね。エマーソンを息子と考える上司役のRon Canadaも味があって良かったですね。ただ、配送会社の物流管理システムにわざわざ金庫破りの道具を送り込まなくても、どうせ盗みに入るのなら、持って入れば良いじゃないかという気もしましたし、最初の空箱もあれがエマーソンの私物が入っていた箱には見えなかったので、今ひとつよくわかりませんでした。ところで、シーズン3でセラピーを受けていたドンが、今回作戦で仲間を死なせた事でまた思い悩み、ブラッドフォードと話をする事になった。仕事もプライベートも充実しているではないか、チャーリーも復帰したではないかと指摘されても冴えないドン。誰に救いを求めればよいのか?その言葉に、ドンはシナゴーグを訪れていました。事件を解決するためには一線を越える事もやむを得ないというドンが、今シーズン転換点を迎えるのでしょうか。だとすると、興味深いシーズンになりそうですね。後、ニッキーとリズの女子コンビが勇ましく犯人を追ったり、車で張り込みをしている姿は新鮮で良かったと思います。ストリップクラブでは冷やかされてもしかたないとは思いますが、とにかくかっこよかった。でもリズは異動を希望しているようですね。コンビは今回限り?別れたとはいえ、元彼と一緒に仕事、それもドンとロビンの関係が復活するというのは辛いかも。
February 24, 2011
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ゲストに懐かしい『0011ナポレオン・ソロ』のロバート・ヴォーンが出ていました。最近までドラマ出演していて、本家「ロー&オーダー」にも出ていたのですね。それなら、つい、NCISにもゲスト出演してくれたらいいのに、と思ってしまいます。(笑)裕福な家庭を持つ高校生ジェイニー・スピアが学校行事で博物館を見学している途中、姿を消す。ジェイニーはターナー症候群を患っており、年齢よりもずっと幼く見えるが成績が良く、まじめなため学校ではいじめられることが多かったという。父親は国外にいるため、祖父のテイトが応対する。ジェイニーの母親マイアは、酒浸りで娘が5歳の時に家出をしたという。博物館の監視カメラにはマイアの姿が残っていた。マイアはジェイニーから頼まれて、赤ちゃんの頃の写真を渡しただけで、居場所は知らないという。元夫のネイサンが連れ去ったに違いないという。実は、更正したマイアは2ヶ月前からジェイニーの共同親権をネイサンと争っており、ネイサンは娘と会わせるのを嫌がったという。ネイサンはカナダで娘を学校に入れようとしていた。しかし、話をした結果、ジェイニーは母親と一緒に住みたいと言っていたという。スピア家の所有する車にジェイニーが乗り込む姿が目撃されていた。ネイサンの助手のグレッグが普段はジェイニーの送り迎えをしており、監視カメラに写っていた男はグレッグではなかった。やがてジェイニーのリュックが見つかり中から薬の瓶が見つかる。薬は女性の脳下垂体異常に処方されるもので、処方したシェルマン医師はジェイニーがターナー症候群の患者としてボランティアで薬を使っていたという。ジェイニーは性的欲求を高めるのを目的に、保護者として母親のサインをもらっていた。マイアは女性として娘に幸せになってほしいと主張する。ジェイニーは母親のPCを経由してダンという男とチャットしており、車の男と判る。その男は小児性愛者ではなく、ただジェイニーに雇われて迎えに行っただけだという。SVUは帰国したネイサンとマイアを会わせ、ジェイニーの行き先のヒントを得ようとする。ネイサンが旅行会社に何度も連絡を取っていたことから話を聞きに行くと、何とジェイニーは父親としてグレッグを連れていたという。グレッグは小児性愛者だったのか?その頃、グレッグは会社から姿を消しており、自宅にあった靴の底の大理石から、建設中のスピアタワーに急ぐと、そこで具合の悪くなっているジェイニーを見つける。ドラッグを打たれてレイプされたのかと思われたが、ジェイニーはグレッグを愛しており、子供を持とうとして排卵誘発剤を自分で注射して容態が急変したという。グレッグはジェイニーのために鎮痛剤を買いに行って戻ったところを逮捕される。グレッグもお互い愛し合っており、年齢的に合意の上の交際だという。ジェイニーは自分の病気から、早く子供を産みたかったと言い、自分の人生は自分で選びたいという。確かに合法だが、ステイブラーは自分の娘と同じ年のジェイニーに感情移入する。家裁でジェイニーの親権について裁定が行われ、ジェイニーは自分の人生の計画について明確に話し、グレッグとの交際も認められる。ステイブラーは娘のキャサリンのボーイフレンドに娘と別れるように迫り、それを知ったキャサリンから恨まれる。妻のキャシーも警察署に現れ、早く離婚に同意して欲しいという。産休のマリスカの替わりに、ステイブラーの新パートナー、デニ・ベック役Connie Nielsenが登場。勇ましく、任務に忠実で、なかなか良い感じですね。しばらくはオリビアの替わりにがんばってもらいましょう。しかし、ステイブラーが一番やっかいな時期にコンビを組むことになるわけですね。新人に相談するわけにも行かず、苦しむのでしょうね。メインの事件ですが、結局は事件ではなかったことになりますね。外見がどうであれ、年齢が達していたら成人として扱うというのは納得です。むしろ、病気で辛い環境に育ったジェイニーが幸せになるのなら、祝福してやるべきなのでしょうね。ただ、世間の偏見は強いでしょう。ステイブラーも自分の娘と重ね合わせてしまい、過剰な反応をしてしまいました。祖父役のロバート・ヴォーンはもったいない使われ方でしたよね。でも、このドラマで久しぶりに姿を見られて良かったです。
February 23, 2011
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シリーズ・フィナーレ。クリスマス時期と重なったのですが、これまでのような派手派手クリスマスエピソードではなく、しんみりしていましたね。でも最後が結婚式で、ハッピー・エンドだったと思います。老年の星、デニー・クレインよ永遠に。そして、このドラマのように人生の黄昏時期を迎えている多くの視聴者に笑いを与えた番組はもう出ないのでしょうね。カールとシャーリーの結婚式は宗教の違いから喧嘩になり、教会を使えなくなってしまった。アランとデニーが同性結婚を申請したところ、2人が税金のがれのために偽装結婚しようとしているとして、ゲイ・レズビアン連盟から差し止め訴訟を起こされる。同性結婚が悪用されれば、せっかく勝ち取った権利が奪われるかも知れないという。アランは現実の結婚がロマンチックな愛やセックスを前提としていないと主張。判事はマサチューセッツ州で同性婚が認められているので、政府がその関係に関与すべきではないと、2人の結婚を認める。アランとデニーはニモ・ベイでの結婚式にカールとシャーリーを誘い、合同結婚式をすることにする。クレイン・プール・シュミット事務所は、オーナーが中国系企業に変わり、デニーの替わりに「チャン」・プール・シュミット事務所となった。訴訟部のお目付役はポールで、デニーを解雇することになったという。シャーリーたちは反対だが経営陣は場合によっては問題を起こすアランの解雇もやむを得ないという。結婚式前に最高裁では、デニーにロシアの未承認薬の治験を認めるかどうかの裁判が行われる。FDA側の弁護士は未承認薬が自由に手に入るようになれば、正しい治験が行われなくなり、製薬会社は売れる薬を治験をせずに売り出すだろうという。そうなれば患者は危険な薬を飲むことになり、正しい薬の発売が遅れてしまうと訴える。アランは最愛の友人を救うためには何でもしたいがそれが許されない。最高裁の判事であっても、最初に法律家を志したのは人を救うためなのではないかと訴える。アランの渾身の訴えに、判事は治験薬を認める覚え書きを出すことになった。アランたちは最高裁判事とニモ・ベイのフィッシングハウスで顔を合わし、その場で合同結婚式を執り行ってもらう。ボストンに戻ったジェリーとケイティはキスを交わす。アランとデニーは結婚を喜びながら、バルコニーでダンスを踊る。最高裁はやはり特別の雰囲気がありますね。それでもアランは判事たちを茶化していましたが、相手側の弁護士は自分もアルツハイマーの祖母がいると言いながら、しっかりと納得できる訴えを行いました。確かに、きちんとした治験をしようと思ったら、偽薬を与える対照群も必要で、データを取って安全性も確認しなければならない。どうせ死ぬんだから、何を飲んでも勝手でしょうというのも、国としては見逃せないですよね。まあとにかく、デニーが薬を飲むことで、おそらくアランとの結婚生活の幸せも長く続きそうです。中国系の幹部2人がバルコニーでアランとデニーの悪口を言うのが皮肉が効いて面白かったですね。あの場所もまた、乗っ取られる訳です。(爆)事務所の名前に中国名が入り、デニーの愛する偉大なアメリカもついに経済面では中国の支配下に入るのだというのは、本当に時代を感じさせます。このエピソードは2年ほど前の放送ですから、DEKの先見性はさすがだと思いますね。しかも、超保守的なデニーが同性婚ですからね。それでも人々は人生の最後の瞬間まで、光り輝いて生きてほしい。そういうメッセージだと感じました。次のシリーズが作られないので、アランがこの先どうするのかは、想像するしかありませんが、ラストシーンは希望と愛に満ちていました。後、ジェリーとケイティがついにロマンチックな関係に進みそうで、それもまた最終回にふさわしいと思いました。すばらしいですよね。一つの時代が終わったような気がします。ずっと弁護士ドラマを作り続けてきたDEKは、この先どんなドラマを見せてくれるのでしょうか。
February 21, 2011
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クリスマス・エピソードでいつもより人物描写が丁寧で、見入ってしまいました。それと、仲間うちでじゃれ合う雰囲気は何となく本家に近づいてきましたね。なかなか良かったと思います。元海兵のアッシャー・ロスが携帯電話に仕掛けられた爆弾で死亡する。ロスはイラクでは爆発物処理班にいて、仲間と共に仕掛けられた爆弾で負傷し帰国した。ロスが死亡する直前、携帯電話にプリペイド電話から通話があり、エリックが電話の現在位置を探す。ロスの父親によると、ロスは海兵仲間に大金を貸していてそのことで喧嘩したという。金を貸した相手は、イラクでの仲間のキングで、キングもまた爆発で大けがを負っていた。今は自動車整備工場を経営し、ロスはその開店資金を貸してやったという。サムがキングを訪ねると、自分の車に爆弾を仕掛けられ解除しようとしていた。キングは友人のロスを殺すはずがないという。ロスの携帯電話とキングの車に使われた爆薬は軍用のHMXで、犯人は軍の関係者かと思われる。ネイトは帰還兵たちがPTSDを発症している可能性があるという。ロスは2日前に爆弾処理班で一緒だったオリンと会ってたことが判ったため、サムとカレンがオリンの自宅に向かうと、2人の姿を見て逃げだそうとしたオリンの車が爆発を起こす。オリンの命は助かるが、車にはコーランの一節が書かれていた。オリンはロスに誰かに着けられていると警告したという。オリンはロスの死は自分のせいだと言い、帰国後もイラクで近寄ってきた現地の女性たちを射殺した事件のトラウマに苦しみ、信仰に救いを求めているという。しかしロスとキングはいち早く現実に復帰していた。爆弾処理班にはイスラム教徒のタリクという兵士がおり、爆弾で顔を潰され、今は姿を消しているという。しかしタリクは実の兄が捨てた恋人の家族をサポートし、今も密かに金銭援助をしていた。タリクが利用している私書箱を調べたところ、現住所がわかり、サムとカレンが自宅を調べるとタリクはキングの仕事場で働いていることが判った。キングはタリクをなぜかばうのか?ケンジーが客を装ってキングの店に行き、タリクを誘い出し、逮捕する。ネイトはタリクにイラクでの悲惨な住民射殺事件について聞き出そうとするが、それはオリンの話とは矛盾していた。また、オリンの車に仕掛けられた爆薬は威力が弱く、爆発の向きが外向きになっていた。オリンは不安定な爆弾を作って自宅から逃走し、イラクで人々を殺した事で仲間と自分を罰するつもりだった。体に爆弾を巻き付けキングの仕事場に現れたオリンを、ケンジーとサムとカレンが逮捕する。ネイトはタリクを愛する家族の元に連れて行く。ラストシーンはうるっと来ました。多分、このドラマでは初めてでしょうね。ネイトがやっと生かされたエピソードだったのではないでしょうか。オリンやタリクのトラウマを引き出すのは、ネイトでなければできないなと思いました。あと、スーツを着てネクタイを締めているのを単なるおしゃれかコスプレかと、サムたちからからかわれていたのが、実はセラピストとして所員の心理鑑定をするために洋服を選んでいたというのがなるほど、と思いました。そしてへティが緊張気味のネイトのためにネクタイを選んでやったり、親心を見せていましたよね。ケンジーもまた、キングに嘘つき呼ばわりされ、実は海兵隊員だった父親を持ち出されてショックを感じて、それをへティに慰められたりと、なかなか良いシーンがありました。このシリーズは海外レビューではかなり厳しい評価を受けているのが気の毒なのですが、今回はJAG~NCISの流れを汲んだヒューマンなエピソードだったのではないでしょうか。サムがウジだらけのゴミ箱に手を入れるシーンは、初めて情けない表情を見せて面白かったですね。最高!(笑)
February 21, 2011
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『アラブの娘』良い話だった~最後までDavid Carusoの演技に釘付け。泣かされました。こういう地味だけれども、心に染みるエピソードができるということは、CSIマイアミは改めて人間ドラマだと確信しましたね。Horatio以外のキャラクターも成長していきます。今回は、一時帰国しているKyleと親子らしい場面がありましたが、久しぶりのKyleはぐっと大人になっていました。AXNの放送ではこれから登場するKyleですが、単に「Horatioに隠し子がいたのか」で終わり、ではありません。シーズンを重ねて、役者さんも身体も成長し、まだ若造ではありますが、精神的にも成長していくのが目に見えてわかります。Horatioは父親として息子を心配しつつ、成長を喜んでいる。これが様式美ですか?違いますよね、戦地に家族がいる人たちにとって、リアルなドラマであるに違いありません。父子の朝食!ウェイトレスに色目を使うKyleに、「ユニフォームのせいだよ」と目を細める父。なにせ、もてることにかけては父の遺伝子を受け継いだと思って良いでしょうね。その息子が、重要な任務で東アフガニスタンに派遣されるという。一気に顔を曇らせ危険だというHoratioに、「父さんの仕事も危険だ」と返す息子。自分の意志で道を選んだ事を、父としても頭ごなしに怒るわけにも行かず。動揺するHoratioが新鮮です。そして、Kyleの陸軍でのパートナーBrianが姿を現さないというので、Horatioが家まで送っていくことに。到着すると、Brianのガレージで人が火だるまになっていた。仲間を助けようと必死なKyleは「Dad,Dad !」と叫んで応援を求める。このシーンはマイアミ史上、ちょっとした見せ場ですね。Horatioほど心強い助っ人はいない。でも、明らかにもう手遅れでKyleは父の胸に泣き崩れる。Horatioも完全に父親の顔です。(涙)死んだBrianはイスラム系で、Kyleにとっては兄弟のような存在だったという。しかし、現場にガソリンが撒かれ処刑スタイルで燃やされていることや、現場に隣人のベトナム帰還兵の懐中電灯が落ちていたことからKyleは隣人に噛みつく。「あのバカ野郎、イスラム系だといって俺たちが帰国してからずっと監視していやがる!」Kyleも里親を転々とし、刑務所にも入り、しかも今は兵隊ですから「やわ」じゃない。Horatioが客観的にならなくてはとなだめても、Kyleの怒りは収まらない。ここは単に若いというだけではありませんね。しかし始めは隣人が容疑者かと思われたが、検死の結果死んだのはBrianではなく、Rahim Farooqと判った。となるとBrianは被害者から急遽、容疑者になってしまう。Rahim一家はイラン革命後にアメリカにやってきた裕福な家族で、妻はBrianのことは知らないと言う。しかし、現場には妻の指紋の付いたガソリン缶が落ちていた。ということは、Rahim自らガソリン缶を持ち込んだのか?そして、ついにBrianから連絡があり「絶対に誰にも言うな。お前のオヤジにも。」と言われたKyleはどうしたのか?やはり父親に言うわけですね。Brianからは信頼されていたのに、Rahimの娘Mayaと一緒に逮捕されてしまいここはテンションが上がります。"You did a right thing, son." " And how come it doesn't feel like that, dad ?"「お前は正しいことをした。」「じゃあなんでそう思えないのか。」このカップルにはガソリンの痕跡があり、さらに容疑が深まってしまう。Mayaには婚約者がおり、それなのにBrianと恋仲になってしまったために、よくドラマで取り上げられる「不名誉の死」を父親が行うという。その日、娘を殺しに来た父親ともみ合い、Rahimは倒れ、2人は火を点けずに立ち去ったという。Kyleは軍ではBrianが命の恩人で、何が何でも助けたい。辛いところですが、それでもHoratioは中立の立場を保とうとしますね。Kyleが遺体から出てきたペルシャ語の書かれた紙を翻訳できたのは驚きでした。これで、ちょっと機嫌を直したかも。(爆)Mayaの婚約者がいったんは捜査線に上がるが、この人はとっても良い人で、Mayaの命乞いをしていた。現場にRahimを呼び出したのは娘本人で、話し合えば何とかなると思っていたという。これらの話を検証するために、NataliaとJesseが現場をくまなく探すことになりました。この2人が火事現場となると「サードウォッチ」以来でしょうか。(笑)「現場を消防士たちが荒らしてしまったわ。」「んー、俺もそうだったけどね。(Well, I used to at that time)」今週はNataliaの出番が多かったです。しかし、あの汚れた火事現場で真っ白なピチピチなパンツはないでしょー。それにピンヒール、まあそこがフィクションの世界なのですが。きっとパンツはストレッチ素材なのでしょうね。NataliaとJesseの地道な捜査のおかげで、犯人は「シンデレラの靴」探しのように見つかりました。事件そのものは単純で、ありきたりだったかも知れませんが、子供を思う親の気持ちがHoratioとKyleの関係にも呼応していましたね。Kyleはこの事件をどういう風に心に刻みつけたでしょうか。いつものようにHoratioは「家政婦は見た」ように、物陰から息子を見守っていました。(爆)息子は予定通り戦地に旅立っていきました。これは自分で決めた道ですから。"I'm proud of you, son.""Thanks, dad.""You take care of yourself overthere.""I will.""Okey."息子が指しだした手を、父は引き寄せ強く抱きしめました。"You come back alive no matter what." "I will.""I'll be right here. I love you."これが親の本当の気持ちというものでしょう。Kyleはただ、I willを繰り返すだけでした。最後、心持ち「気を着け」をしたKyleは敬礼はしませんでしたね。軍隊ドラマとは違う普通の家族の姿なのでしょうか。ともあれ、無事Kyleがかえってくるのはいつなのか、まさか最悪のケースはないですよね。今回は、全員がほどよく出番があって見ていて不満は全く感じられませんでした。白衣を着たHoratio! ピンセットでつまんだ紙を手にしてポーズを取り、”Doctor, it's a paper."て、だからなんやねん!(笑)結局、紙に書かれていた字を読み取る方法も、HoratioがWalterに教えていました。さすがベテランですね。
February 19, 2011
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今週は、メインの事件も興味深かったし、キャラクターストーリーも上手くバランスが取れていて、なかなか良かったですね。ゲストに今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「Glee」のクィン役Dianna Agronが出ていました。高校生のチアリーダーとは打って変わって、大人っぽい表情でしたね。市警のブルーム捜査官が2年間追ってきた詐欺事件で、FBIを含む大がかりな逮捕作戦が行われた。しかし、捜査員たちが家に突入しても犯人の姿は見えず、後から捜査員に扮して現場から逃走したことが判った。犯人は14社から1000万ドルを奪った「ジョージ・ヘイリー」という男で、非常に好印象を与えているにもかかわらず、証拠を一切残さず、変装や偽IDで目撃情報もバラバラだった。手口は会社に入り込み、IDやパスワードなどを盗むと、まず少額を盗んだあと、しばらくしてから大金が盗まれていた。ドンらは東欧の犯罪組織の手口と似ているという。突入した家の隣の住人によると、2日前にガールフレンドが来て、口論していたという。そのガールフレンドが売り出し中の女優ケリーだったことから、ドンらはケリーのマネージャーから話を聞く。犯人は「ライアン」という名前で2週間前に事務所に入ったという。ライアンは会社のPCで、社会保障番号の検索を行っていた。ケリーとはお互い養護施設出身だということで、話があったという。仕事先に現れることを予測して待ち伏せするが、間一髪で逃げられてしまう。応援で来ているリズ・ワーナーが犯人の写真を撮るが、フラッシュで素顔は映っていなかった。しかし、ラリーとチャーリーが魔法瓶に映った画像をコンピューター処理をしてついに素顔を知る。顔認識システムから犯人は18歳のケビン・オリバーとわかる。ケリーとは真剣なつきあいだったと思われたため、ケリーを監視していたところ、姿を現したので逮捕する。ケビンは少額を盗んだ事は認めるが、1000万ドルも盗んでいないと繰り返す。チャーリーはケビンがどの組織と関わっていたのか、確率伝搬アルゴリズムで調べようとする。その結果、海外組織との接点が全く見つからなかった。一方、ケビンは拘置所から脱走してしまう。ドンらはケビンが金を奪った会社に特定の数字の社会保障番号を持つ社員がいたことに気づく。どの対象者も中年の女性で、ケビンが実の母親を捜すために詐欺を繰り返していたのではないかと考える。次に対象となる女性を予測して張り込みをしていたところ、ケビンが現れたため今後こそ逮捕する。ブルーム捜査官は、大金を引き出していたのは自分だと認め、被害額を水増しすることで注目を集め、大がかりな捜査を行ったという。最初に金を奪われた会社はブルーム捜査官の妹の会社だった。マッゴーワンとの面接がすみ勧告を添えて、チャーリーのセキュリティ許可証の申請と、ドンの評価が上部に提出された。次官補の判断でどちらも元通り認められるが、マッゴーワンは、ドンのような境界線を持たない捜査官が今はもてはやされるのかと、去っていく。アランは、かつて自分が設計した公園が市の開発計画で新たな公園に作り替えられることに憤慨する。反対運動を試みるが、やはり新しい開発計画に分があると理解して寂しい思いをする。チャーリーは大学の増築の設計をアランに頼むことにする。ラストはしんみりして良かったですよね。死んだママの思いでのこもった公園がなくなってしまうことに寂しさを感じ、もう自分は用済みかとしょんぼりしていた父親に、新しい仕事を持ってきて力を発揮してもらおうという息子の優しい心遣いに感動しました。マッゴーワンの退出はちょっとあっけなかったというか、チャーリーがカムバックすれば自分はどうなっても構わないという態度に、マッゴーワンもいじめ甲斐がないと思ったのでしょうか。まあ、彼がいなくなるはずはないのですが。(笑)その辺があえて犯罪までして、犯人を追ったブルーム捜査官と重なって、今のFBIのあり方みたいなのを垣間見せたのかも知れません。ケビンもある意味、気の毒で、やっと本当に母親を見つけて、ドンはわずかな面会の時間を設けてやる。そういうさじ加減もまた見ている方としては、ホッとするところです。リズが出てきたのは、また関係が復活するのかしら。ドンは本当によく持てますね。
February 18, 2011
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シーズンプレミア。先シーズンの「RAW」で強烈な印象を残したスター・モリソンFBI特別捜査官が再び登場。さすが、彼女が出てくると話が込み入って、テンションが上がります。ソーシャルワーカーからレイプ被害者の疑いの通報を受けたオリビアが、病院で対面する。その女性は、頭髪を剃られ見るからに傷ついていたが、名前も言わず捜査に協力することを頑なに拒み去っていく。オリビアはタクシーの後を着けて自宅に行き、再度被害届を出すように説得するが聞き入れられず、オリビアは脱ぎ捨ててあった下着を勝手に持ち帰り、検査に出す。被害者ヘイリーは動物愛護の活動を行っており、同じグループ活動をしているボーイフレンドのジャスティンがいるというので、会いに行くと、前夜、ミーティングの後に、グループの仲間とヘイリーは帰って行ったがレイプのことは知らないという。オリビアが再びヘイリーの自宅に向かうと、室内は酷く荒らされて、そこでFBIのモリソン捜査官と出くわす。実は、ヘイリーは環境テロリスト「コーズ」というグループに参加しており、その上位グループの「エッジ」の活動が爆弾を使い過激化しているため、ヘイリーを潜入させ、情報提供を受けているという。ヘイリーとモリソンの関係は、コロンビアのドラッグカルテルを壊滅させた時からで、オリビアはヘイリーのレイプ犯人を捕まえたいが、モリソンは環境テログループ捜査を楯に、メンバーの情報提供はできないという。SVUではヘイリーが敵に通じた罰として髪を剃られ、暴行されたのではないかと考える。やがて、姿を消していたヘイリーからオリビアの行動について苦情が持ち込まれ、クレイゲンとノヴァク検事補はFBIとの合同捜査はできないという。DNA検査を行ったワーナー検死医も結果を教えることを拒否する。オリビアとモリソンはこっそり協力することにして、「エッジ」のメンバーの中で前科のあるミッチェルの自宅を捜査することになった。ミッチェルはミーティング後、ヘイリーと帰ったメンバーで、山の中の小屋に住み、動物を守るために破壊工作を行っていた。ステイブラーとモリソンが自宅に入ったところ、冷凍庫の中に手製のダイナマイトがあり、爆発してしまう。ステイブラーは一時危険な状態になる。ミッチェルの恋人のペルセフォーンは温室で有機栽培の野菜を作っており、ミッチェルの居場所を話す。食品会社の前でデモ中のミッチェルを逮捕したモリソンとオリビアは、ミッチェルを厳しく取り調べる。ミッチェルはミーティングから帰る途中、ヘイリーは別の男にSVUに連れ込まれたという。「エッジ」は次に何か計画しているという。クレイゲンとノヴァク検事補は、ヘイリーを救うためDNA検査の結果を聞く事にする。そこに、ヘイリーをレイプし連れ去ったザンダー・オーエンスの遺体が運び込まれていた。額に銃弾を撃ち込まれており、ザンザーはドラッグディーラーで2週間前に出所しており、ヘイリーがFBIに情報を漏らしたために逮捕された。今回のレイプ事件は環境テロとは関係ないのではないか。やがて、ヘイリーからモリソンに連絡があり、出てきたところを逮捕される。ヘイリーはザンダーが逮捕されたときに受け取った50万ドルを返せと脅され、殺したと認める。その金はすでに寄付して手元にないというが、エッジの計画については何も話さない。モリソンとオリビアはペルセフォーンが次のミーティングに参加すると聞いて、彼女が爆薬の原料となる肥料を入手可能なことから、彼女に変わってオリビアがブツを持って行くことにする。ヘイリーはノヴァク検事補の反対を押し切って保釈される。護衛の潜入警官と共に食品会社に入ったオリビアは、持っていた爆弾の原料をヘイリーに奪われる。急に裏切ったヘイリーは動物実験には断固として反対で、逮捕も嫌だと、作業を始めたため、突入したモリソンがヘイリーを撃ち殺す。エッジのメンバーは一斉に逮捕され、オリビアもメンバーとして連邦拘置所に拘束される。モリソンはオリビアにそのまま潜入して欲しいと言い、エッジの首謀者アンディの行方を訪ねる。ステイブラーはオリビアの代わりに新しいパートナーと組むことを知らされ、オリビアに連絡を取ろうとするが、電話は繋がらない。撮影時、マリスカはまだ妊娠中だそうで、オリビアが潜入捜査に入るということは、多分産休になるのでしょうね。それにしても、スター・モリソンとオリビアが組むと本当に火花が散るほどの激しさで、そんなことは全く忘れてしまいます。ステイブラーは今回も爆弾で吹き飛ばされて、モリソンに「君は疫病神だ」と。(爆)本当に散々でしたね。環境テログループはリアルに感じられて、それを取り締まろうとするFBIの働きは興味深かったです。髪を剃る行為は昔、ナチスに協力した女性に対してレジスタンスが行ったというのは、あまり意味がなかったかな。サディストの犯行と見せかけるための「釣り」ですね。さて、しばらくはまた気の乗らない相手とコンビを組むステイブラーを見る事になるのでしょうか。
February 17, 2011
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いよいよ、シリーズのラストを迎えて盛り上がってきました。事務所の買収話に、デニーのBSE騒ぎにBLらしくドタバタ度は最高潮、中高年(老年)の星デニーを中心にやりたい放題やってくれました。倒産が決定的となったため、クレイン・シュミット・プール事務所は中国企業傘下の事務所と合併することになった。実質、経営陣は中国人となり、知らされていなかったシャーリーは猛反対する。パートナーの会議で合併が決まってしまい、シャーリーは異議申し立ての裁判を起こす。デニーはペネロピの家に忍び込み驚かそうとして、隣家に侵入してしまう。デニーは逮捕されて、非常に記憶が混乱しているところから訴えは取り下げられるが、アランは何としてもデニーのために新薬の治験に加えて貰えるよう最高裁で闘うという。シャーリーの訴えは認められず、重役会議でも自分の名前を冠した事務所を中国の企業に手渡すことはできないとがんばったシャーリーは辞任を決意する。それに従い、デニー、アラン、ジェリー、ケイティ、サックの訴訟部の弁護士は丸ごと首になってしまう。それでもシャーリーはサックとの結婚を貫くといい、アランはシャーリーに「彼らを首にする」と直談判することにする。自分たちは最強の弁護士で、敵に回すと怖いぞとまくし立てた結果、解雇は取り消された。最高裁の裁判の準備で、ジェリーがデニー側に有利な判例を見つけ出し、いよいよ戦いを迎える。デニーは自分が死に近づいたことを意識して、アランに同性結婚を求める。そうすれば医学的に家族の同意が必要なときもアランに判断ができるし、配偶者なら贈与税も遺産税も払わなくて良いという。アランは結婚を受け入れ、ニモ・ベイで結婚式をしようという。結婚式の件は面白いと同時に、BLらしい結末だと思いました。2人はゲイではないけれど、友人というかそれ以上の繋がりがあり、弁護士らしく法律を利用して有利に事を運ぼうというのは、実に皮肉であり、ある意味納得です。アランが必死にデニーを失わないように努力している姿も感動的だし、引退したら貧困層にタダで法律扶助をする事務所を始めたいというアランに金をオファーするデニーなど、しんみりしてしまいます。ちなみに、アランの志は親番組だった「ザ・プラクティス」に戻るような感じがしますね。金持ち相手にあの手この手で権利を守り、金儲けを考えていたのが「ボストン・リーガル」でしたからね。ところで、中国企業の買収に言いたい放題のデニー、シャーリーには「そこまで言って良いの?」と心配してしまいました。アメリカの敵、共産主義、人権問題、チベット問題その他、「悪魔の手先」と言ってデニーはペイントガンで撃ちまくる。(爆)ちょうど日本が経済面で完全に中国に抜かれてタイミングが良すぎるというのか、ドラマの中でも巨大な中国マーケットにアメリカが飲み込まれていく恐怖感がリアルに感じられました。しかし、かつて日本がバブルでアメリカの資産を買いまくった頃には、一体どうだったのでしょうか。小さな国だからまともに相手をしていなかったのかな?これが時代の流れだから、という意見にシャーリーは財力でアメリカの人権まで買い取るというのか、法律事務所を買い取るということは、彼らは法律を変えるかも知れないという。これにはさすがだと思いました。実際、オバマ大統領が中国の主席を迎えて最高の気遣いをしていましたからね。それをおもしろくなく思う人は多いでしょう。シャーリーは多少、感情論になっていましたが、中国の企業は結局国有のようなものだというのは、日本でもよく認識して置くべきなのかも知れませんね。実際、水資源が着々と買い取られていると聞きますし。さて、後は最高裁でのフィナーレ、結婚式ですね。(爆)
February 15, 2011
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またまた、アビーがゲスト出演。人気が定着するまでは、当分本家(スピンオフ第1号)の力を借りなければならないのでしょうね。それと、今時の流行で犯罪捜査をしようとすると、やはり科学捜査の力がなければ話になりません。技術担当のマケロン上等軍曹が自宅で首を切られて殺される。軍曹は潜水艦の速度をアップさせる技術の特許を持っており、1ヶ月前に妻と別居したばかりだった。妻からは脅すような内容のメールが残されていた。部屋に仕掛けてあったベビーカメラには、軍曹が殺される様子が映っていたが、犯人の顔は判らない。しかし、4日前に、自宅の様子をうかがう男の顔が監視カメラに撮影されていた。犯罪現場には犯人に繋がる証拠が何もなく、軍事機密が盗まれた形跡はなかったが、ヴァンス局長はアビーの強い意見でアビー本人をLAに送り込むという。アビーは今回のような証拠を残さず、パターンの異なる犯罪を繰り返す連続殺人犯「ファントム」を追っており、非公開のブログで自説を書いていた。早速現場を調べて、犯人が残した足跡を見つけ出す。5週間前に起こった事件でも、同じ足跡が残されており、アビーはハズメットスーツの靴だと断定する。カレンとハンナはマケロンの妻マクダに会いに行き、監視カメラに写っていた男と交際しているのを知る。男はマケロンの家にある債権を盗もうとしていたが、カメラに気づき侵入を諦めたという。マグダも男もアリバイがあった。ネイトたちが改めて過去の事件を調べて、全く共通点がないことが意図的であると気づく。それなのに、今回は大きな都市で犯罪が続き、目立ちやすい海軍軍人を殺したのは、NCISをおびき出したかったのではないか?しかも、アビーがブログで犯人を追っていることが一部の人間に知られている。そのころ、LA観光に出たアビーが友人の進めていたクラブに行って誘拐されてしまう。始めから犯人は事件を突き止めようとするアビーが目的で、アビーにLAのクラブを勧めたマイク287というブログの読者が怪しいという。実は何者かが実際のマイク287のIDをハッキングで盗んでおり、マグダの離婚弁護士のオフィスから携帯電話でブログに書き込みをしていることが判った。カレンとハンナ、ケンジーが弁護士事務所に潜入し、携帯電話の名簿を手に入れる。携帯電話でハッキングしていたのは、事務所の共同設立者マイク・スミスと判り、アビーの映像を生中継していた。その映像を流している場所を探して隣のビルへ急行すると、地下でマイク・スミスが殺されているのが見つかる。ブログへの書き込みはマイクのオフィスのPCから行われており、監視ビデオを見ると実際に書き込んでいるのは受付に座っているマイクの甥トムだと判る。アビーの監禁場所を探して、マイク・スミスの不動産をしらみつぶしに探す中、アビーは犯人から今にも命を奪われそうになる。アビーは指文字で監禁場所のヒントをエリオットに与え、サムとカレンは建物の屋上から天窓を破ってアビーを救う。とにかくアビーの存在感は抜群。自分の威厳を見せつける犯人とも堂々とやりあって、お見事。まるで太陽ですね。そのために、カレンたちの影が薄くなると困るのですが、最後はカレンがかっこよく上から降りてくる。もちろん、それを上で支えるのはサム。しかたないですよね~(笑)「マイアミ式」というのは、どういうのかな?エリオットがあこがれのアビーの前で嬉しそうにしているのが印象的でした。アビーは科学捜査界の女王様でしょう。ちなみに、短パン、スリッパで仕事をするのはLAならではでしょうね。ギブスの前ではああいうのはあり得ない。そして、アビーが誘拐されたら絶対にギブスチームが来るはずですが、そこは予算の都合というか、カレンのチームが助け出して、ワシントンのメンバーはMTACにも映りませんでしたね。(爆)
February 14, 2011
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『ヘルエレベーター』スタンドアローン、事件がメインのエピソードでしたが、CSIマイアミは変わったな~とつくづく思わされます。今までにも試みはあったのですが、コミカルでライトな雰囲気、ベガスチームの専売特許だと思っていた物が8年目にして手に入ったという感じです。こうなると、エピソードにバリエーションが出て飽きが来ませんよね。オフィスを舞台とした人気ドラマをイメージしたのでしょうね。同僚の知らざる秘密が次々と明らかになっていく。広告会社のオフィス・アシスタント、Valerieはボスが呼んでいるから来い、と言われて火災報知器のレバーを引いたのがばれたのかとちょっと不安になる。しかし、行った先で待っていたのはサプライズ・パーティで彼女は人気があるのでしょうか。パーティの途中で抜けたLiptonがエレベーターに乗り込むと、何となく予測できる嫌な展開に。(笑)エレベーターの不調に閉じ込められ急降下、挙げ句の果てに気がつくと、天井には頭に消火用斧が刺さった血まみれの死体があった。殺されたのは受付嬢のReneeで、19階の消火用斧で襲われてエレベーターシャフトに投げ入れられた。ちょうどその時に、誰かが火災報知器のレバーを引いた。犯行を目撃されないようにするためだったのか。"God, you find something up there ?" 「ひでえ、上で何か見つけたか?」" ..but it seems like it takes hard work to kill somebody." 「人を殺すのは重労働らしいですね。」”..harder than and people think." 「人々が考えるよりも、大変だ。」FrankとRyanとHoratioによるまじめに可笑しい会話からスタート。それにエレベーターシャフトの下から上に、積み重ねるようにエキセントリックな検死医Tomが加わって、笑いが次々とバトンタッチされます。Tomの「Ryan、はしごを取ってくれ。降りたいんだけど。」をスルーするRyanには大爆笑。犯人は火災報知器を鳴らしたときに手に薬品が残っているはずなので、調べたところ何とValerieが鳴らしたことがわかった。しかし、それはボーイフレンドを空港に迎えに行く時間を稼ぐためだったというのだが、どうやら受付のReneeというのは「オフィス・ナチ」と呼ばれる恐いおばさんで、常にフロアの真ん中で社員を監視し、ボーイフレンドの電話を取り次がず、何かとボスに社員の小悪事をたれ込んでは首にしようとしているらしい。ということは、動機のある者は全員と言うことになる。Reneeのズボンの裾に入っていたマグカップの破片には、社員の子供の写真がプリントされていて、その子はKentの息子だという。KentはReneeともめたのか?WalterがKentの息子は偽物だと見破ると、実は家庭の用事でさっさと退社したり会社を休むために、会社に嘘をついていたことが判明、それをReneeに見つかってボスに言いつけるともめていたことがわかる。そうこうしているうちに天井で何やらゴトゴト音がする。HoratioとJesseの「長身2枚目」2人が銃を構えて追うと、何とメールボーイのTeddyが天井から落ちてくる。居直ったTeddyによると彼は金をけちるために天井裏に住んでいるという。理解しがたい状況だが、この時のHの表情が絶妙!Teddyのねぐらには、19階のエレベーターホールの血を拭き取ったと思われる紙があり、一気に疑いが強まる。しかも、Reneeは長期間にわたって昼食に毒(ヒ素?)を盛られていたらしく、その疑いもTeddyへと向けられる。しかし、Teddyも被害者だった。彼は他人の食べ残しを食べるという涙ぐましい節約生活をしていたのだった。オフィスにReneeの昼食を運んでいるのはValerieだった。人前で言われたくない下半身のプライバシーをしゃべられて、ほんの少しの復讐をしようと思った。殺すつもりはなく、ただ会社に来なくすれば良かった。Calleighが鞄の中を捜索すると証拠品が出てくる。「teensy-weensy(ほんのわずか)な量よ」「でも、teensy-weensyな犯罪よね。」と、この会話でもCalleighの台詞がコミカルです。RyanがReneeの私物から見つけた手紙には「お前のおかげで人生台無しだ。償いをしてもらう。」と書いてあった。「Mr.Wolfe、これは脅迫状だ。」まじめくさった顔でいうHは、やはり腰に手です。(爆)今回はコミカルなのにH一人、全くニコリともしませんね。見つけた手紙は3年前のもので、どうやら彼女は今の会社に来る前から嫌われていたらしい。Reneeの自宅に向かうと受付嬢にはそぐわない豪邸でびっくり。独身の安月収でどうしてこんな家に住めるのかしら、というCalleighにJesseが「実家が金持ちなんだろ~」と言う。Ryanが「こういうのが欲しいな(I want one of these)」と囁く。毎回Ryanが美味しい台詞を言いますね。笑いをこらえるCalleigh。もしかして、これってインナージョーク?Jesseが荒らされた外を調べるので、CalleighはRyanと腕を組んで(!)家の中へ入って行く。これは演出というよりは、普段の彼らの仲の良さが自然に出た感じです。そして判ったこと、ReneeはMBAの学士号を取得し投資会社のブローカーとして働いていたこともあった。そう言う人がなぜ受付嬢をしているのか?もう一つの秘密、彼女はとある霊園にずっと支払いを続けている。Jesseが持ち帰ったモーターオイルの分析をTraversに頼む。そのついでに「君、まだガールフレンド見つからないの?」むっとするTravers。今後、Traversはこのネタでいじられるのでしょうか。(笑)Reneeの自宅を荒らした車の持ち主は同じ会社のMarkで、Reneeがボスに犬を連れて会社に行った事を告げ口したために首になる(Axed)と思って仕返しに行った。ところが、逆に彼女があれは介助犬でしょうと助け船を出していた。みんなから嫌われているReneeだが、実は知られていないところで従業員をカバーしていたという良い人だった。また、霊園への支払いは若くして死んだ女性Paigeの墓の管理料で、Reneeは毎週墓参りして許しを請うていたという。Paigeは会社を首になった後自殺しており、遺された遺書の筆跡はReneeへ宛てて書かれた脅迫状と同じだった。ワイルド系AVガイのDaveは筆跡鑑定も行うらしい。(笑)いながらにして何でも判るこのワークステーションは最強ですね。次第に明らかになってくる繋がり。Paigeを首にしたのは当時、勤めていた会社のVice PresidentのReneeだった。ほうほう、そういうことだったのか。Reneeは首切りで自殺者を出してしまい、それであえてそういう責任を取らなくて良い受付の仕事に専念することになったのか?そして、当時のPaigeの婚約者は今朝、エレベーターに閉じ込められたLiptonだった!Liptonが今にもマイアミを去ろうとしていたために、容疑は一気にLiptonへ。彼がエレベーターに乗ったときに着ていたシャツはHが持ってくる。真実はシャツが語った。(笑)血まみれシャツの中に彼が斧を振るった証拠が残っていた。血痕の分析はCSIの王道ですね。始めからReneeに復讐するためにこの会社に入り、殺すチャンスを狙っていたのかとTripに問われて「この会社で受付をやっている理由を突き止めようとしていた」というLipton。Paigeの自殺がReneeの人生を変えたのではないかというHの質問に、「私の人生も変えましたよ。」と自分本位なLiptonにHは機嫌が悪い。"You think this is funny, do you?"Reneeは後悔してやり直そうとしていたが、復讐の鬼となったLiptonにとってそれを見守ることはできなかった。エンディングで、エレベーターに乗り込んだTripに、Jesse、Ryan、Walterの「The Three Musketeers」は調子が悪くなったエレベーターを気にして、一人二人と降りていく。ここもニヤニヤしてしまいました。マイアミデイド署の刑事たちは、公私ともに仲が良さそうですね。ちょっとしたコメディのような終わり方に大満足でした。出番もまんべんなくありましたし(Nataliaが出ていないのは理由があるのかな?)、Horatioは常に思いやりをもって真摯に対応するのが良かった。 "Rocket Scientist" by Teddybears
February 12, 2011
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このエピソードでも、元警察官のニッキーを入れた意味があった感じですね。身内が大事だという市警と、常に上から目線のFBIの立場の違いが出ていました。ところで、ゲストに「24」のDB Woodsideと「ファイヤーフライ」や「スターゲイトSG-1」などSF作品が多いMorena Baccarinが出ていたのですが、これって考えてみるといずれもJoss Whedonの作品に出ているのですね。しかもチャーリー役のDavid Krumholtzは「セレニティ」でMorenaと共演しているし、DB Woodsideだって、「バフィ」では重要なキャラクターだったし。みなさん、チャンスを生かしてブレイクしたということでしょうか。ちなみに、Morenaはロングヘアの方が好きだなあ。せっかく、同じ娼婦の役だったのだし。(爆)カフェで銃撃事件があり、客と店主ら8名が殺された。うち、5名は店の裏で処刑スタイルで殺されていた。被害者の中に市警の警官で元諜報部の捜査官だったロウが含まれており、FBIは市警のシュミットと合同捜査を行うことになった。現場に今はLAPDの顧問となっているチャーリーが現れドンを驚かせる。ドンに映画スタジオの社長カート・ヤングから接触があり、ロウ殺害につてい、実はこの2年間ロウに秘密を握られて脅されていたという。ヤングはロウがもっているファイルを取り戻して欲しいとドンに頼む。ドンはヤングが命じて、ロウを殺させ、残りの7人は巻き添えだったのではないかと考える。チャーリーは集合モデルで誰がどの場所に座っていたのかを分析し、客のアルバレスが攻撃を受けたとき立っていたという。しかも、アルバレスの手には発射残渣があるのに銃が見つかっておらず、犯人が持ち去ったと思われる。アルバレスはポリスアカデミー中退でロウと接触した可能性がある。ロウが死亡直前に何度も連絡を取り合っていた相手は、元娼婦のリン・ポッターで、ロウに逮捕された後、更正する手助けをしてもらっているという。シュミットはアルバレスが撃った弾が見つかったと、FBIに証拠を届けに来る。実は、アルバレスはロウの情報提供者で、シュミットはそのことをFBIに隠していた。今回の犯人はロウが逮捕して7年間服役していたデレク・ブロクストンだという。FBIチームがブロクストンの自宅を急襲したところ、逃げ出したブロクストンをシュミットが射殺してしまう。ブロクストンはアルバレスの銃を所持していた。シュミットはシンクレアの命を救ったというが、ドンは疑いを持ち事情を探る。ニッキーは警官を取り調べるドンに反抗する。ドンは警察は悪者を逮捕し、FBIは警察を取り締まるといって叱る。ロウと金のやりとりがあった2名が殺されており、検事補のロビンによるとロウはやはりヤングを脅迫していたのが確かめられたという。しかも、アルバレスが複数の口座に入金していた。LAPDのデジタルコンテンツをチャーリーがマルコフモデルで分析し、ロウが毎週管轄外で指令を受け現場に急行していることが判った。その場所の近くにヤングの自宅があり、ロウはその後上司のシュミットと食事していた。ヤングから奪った金を取り上げていたのはシュミットで、強請のネタとなっているファイルはまだロウが持ったままだと思われる。カフェでシュミットがファイルを渡すようロウに迫ったが、断られてロウとアルバレスを殺し、捜査を攪乱させるためにその場にいた人間を殺したのではないか。しかし、これは単なる推理で証拠がない。シュミットも何もしゃべらない。グレンジャーは事情聴取の際に、リンと深い関係になってしまう。シンクレアは目的のファイルはリンのところにあると考え、令状を取る。しかし、先走ったグレンジャーがリンを訪ねたところ、2人は爆発に巻き込まれる。ファイルは無事で、ドンはヤングにファイルを手渡し、シュミットに金を渡していた証言を得る。シュミットは逮捕される。チャーリーはFBIに復帰するため、引き続きマッゴーワンの面接を受けるが、兄を売ることはできないと帰ってしまう。ドンは堂々と、FBIとしてチャーリーが捜査に必要だと宣言する。ロビンがNYで仕事を見つけたいので、ドンに休暇を取って付き合って欲しいというのは後々の伏線なのでしょうか。仕事があるのでやはりLAを離れることはできない、君は行かないで欲しいということで終わりましたが、彼女はこのままで終わりそうにないですよね。それにしても、コルビー!今までそんな簡単に捜査対象の相手に誘惑されて、深い関係になってしまうということがあったでしょうか。意外ですよね。これはシンクレアとの絶対の秘密かな。もしかして、マッゴーワンに知られてピンチになる、なんてことにならないでしょうか。そのマッゴーワンは圧倒的な「陰険な敵キャラ」の存在感でもって、エプス兄弟に迫ってきますね。どうやら、ドンはマッゴーワンと真っ向勝負を望んでいるようで、こちらはとても興味深いです。
February 11, 2011
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シーズンフィナーレ。と言っても、いつものSVUでしたね。中心となったのは、精神医学が本当に病人を治療できるのかどうか、薬に対する疑問やそのことに対するセレブの発言が若年層に影響を与えている事などでしたが、あまりピンと来なかったかなあ。時事ネタから引っ張ってきていると思われ、途中からよくわからなくなりました。ケイシーの元彼の話も取って付けたぽいですね。高校生のジェイミーが学校のトイレ内で男子2人にレイプされたと訴える。容疑者2人は即逮捕されSVUは双方の話を聞くが、話が食い違う。男子はジェイミーの方から誘ったと言い、客観的証拠からもジェイミーの嘘が証明された。ジェイミーの友人の話から、高校生たちの間でSEXを軽く考える風潮があることがわかり、オリビアの説得にジェイミーも自分の嘘を認める。男子2人と共にジェイミーも退学となるが、男子の親は収まらず彼女を訴えるという。ジェイミーは警察から帰る途中に車で事故を起こし、女子高生を死傷させてしまう。現場の状況から、ジェイミーは自殺をしようとして少女を巻き込んだということが判った。血液検査から、ジェイミーはそううつ病の治療を受けていた事が判り、しかも最近は薬を飲んでいないことがわかる。最近の不安定な様子や、奇行は勝手に薬を辞めた事が原因だと考えられるという。ジェイミーは自分で薬を辞めた理由について、大好きなロック・スター、デレク・ロードがテレビインタビューで精神治療薬を批判し、飲むべきではないと言っていることに触発されたという。ノヴァク検事補はなぜかジェイミーに感情移入し、両親の監視の下、投薬を再開することを条件に保釈される。そのジェイミーにデレクが裁判の弁護士費用を持つと言って、関わってくる。ジェイミーは精神科医による治療で虐待を受けたと言う。ジェイミーはすっかりデレクの言いなりになり、裁判ではジェイミーは両親が治療を受けさせたせいで自分はこうなってしまったと批判する。しかし、ジェイミーが勝手に投薬を辞めたことがわかり、裁判所命令に背き拘束される。再び治療を受けたジェイミーにオリビアは両親が本当に心配していることを告げる。裁判でデレクは専門証人として精神科の治療によって自分が酷い目にあったと証言する。ノヴァク検事補は、その治療のおかげで今は前向きになり、ロックミュージシャンとして成功していることを指摘する。ジェイミーは第2級危険運転致死罪で有罪となる。ノヴァク検事補は大学時代に婚約者が統合失調症になり、投薬を断ってその後別れてしまったという話をする。ジェイミー役の女優さんは熱演でしたね。デレクという青年は、電気ショックを与えられるなど、非人道的な治療を受けて過去の記憶を失うなどしたという。その時の恨みが精神医学への拒絶になっていった、というのは判るような気がしますが、ジェイミーが彼に影響を受けるというのはちょっと無理な印象です。ただ、確かに精神病の診断や治療薬の効果というのは難しそうですね。ちなみに、デレクの話はトム・クルーズの発言をヒントにしているそうです。あと、奨学金を受けるようなよい子の少年たちが誘いを受けて学校内でことに及ぶというのは、一体どういう学校なのでしょう。何を教えているのか。私立だそうですが、そのために退学になってしまって、全くもったいない。ケイシーがどうしてジェイミーの起訴にこだわっていたのかは、最後に明らかになりました。これも意外と言えば意外。自分の最愛の人が病に倒れて自分ではどうすることもできなかったというのは辛かったでしょうね。普段あまり弱音を吐かない、個人的な話をしない人なので、印象に残りました。
February 10, 2011
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中高年はお金もありテレビをよく見ているのに、テレビネットワークはなぜ子供向けの番組ばかりなのだろう、なぜ年長者が面白いと思うようなテレビ番組が作られないのだろう。テレビは万人のもの、放送は公共の利益のためにあるべきである。まさにDEKの心の叫びが炸裂しましたね。(爆)思えば、「ボストン・リーガル」は熟年層のドラマでしたね。年寄りをネタにして自虐的な笑いを誘っていたのは、アメリカの綾小路きみまろのようなものだったのかも。・「頭脳ドーピング」を理由に合格を取り消されたマージーの案件大学進学適性試験で満点を取りハーバード大に合格したマージが、地元の新聞のインタビューに答えて、脳機能を高めるために処方されていない薬を飲んだと口外したため、合格を取り消されてしまった。処方されていない薬を飲むのは大学の規則では禁止されていないが、違法で、大学側は合否は人格の問題も含めて判定されるという。マージーは合格するために必死だったと言い、他の人も同じような事をしていると、ジェリーとケイティも不合格処分を取り下げてもらうよう裁判で訴えるが、やはり違法なことをしてしまったマージーを入学させる命令は出せないという判決が下される。ジェリーはマージにハーバード大に受かることが人生の全てではないと諭す。ケイティはジェリーを飲みに誘う。・パイパーさんが秘書に復帰し、テレビ局を訴えるシャーリーの留守の間に勝手にサックの秘書になったパイパーさんは、事務所に居座るために何か訴えると言い出す。サックは若者よりもよく金を使う中高年が、テレビ局の番組製作で故意に対象として排除されている事を訴えることにする。ブラウン判事は自分も腹立たしいと、裁判続行を命じる。・デニーがアルツハイマーの未承認薬を飲みたいと国を訴えるデニーのアルツハイマーの症状が進み、治療を進めることになった。デニーはロシアの薬が効果があると聞いて、医者に処方して欲しいと要求するが、医者はそれを断る。患者は薬の認可を待っている時間がなく、治験も希望者が一杯でそこに入り込むことはできない。アランは申し立てを行い、薬を飲むかどうかは患者が選べるようにするべきであると訴える。判事はマサチューセッツ州最高裁の判断に委ねるというが、残念ながら申し立ては却下された。しかし、後で州最高裁が独自にこの案件を最高裁に提出したため、ついにアランとデニーは最高裁で闘うことになった。デニーはこの案件が片付けば、弁護士を引退するという。ハーバード大の関係者役として、JAGでは上院議員役だったAnne-Marie Johnsonが出ていました。また、その代理人は「エバーウッド」のアボット医師役のTom Amandesでした。以前にも弁護士役を見たような気がします。マージーが飲んだのはリタリンという薬で、勝手に飲むのは危険なのではないかと思われます。どんな薬でも医師の適切な指導、処方なしに勝手に飲むは危険ですよね。スポーツ関係でも試合時には薬物は厳しくチェックされると思いますし、コーヒーを飲むのと同じ、みんなもやっているという依頼人の言い分は認められないだろうと思いました。ただ、「アカデミック・ドーピング」という言葉があるのだとすると、社会問題になっているのかも知れないですね。いずこも、大学に入るのは大変な事なのですね。シャーリーは花嫁向けのダイエット合宿に行っているのだそう。ラストにデニーの記憶の中の若き日のシャーリー(キャンディス・バーゲン)が出ていましたが、本当に、それはそれは、本当に美しい。もちろん、今も年を重ねた人のもつ美しさがありますが、誰しも若い頃は生きる力そのもののようなエネルギーに満ちあふれているような気がしますね。デニーは徐々に記憶を失っていく恐怖にさらされ、必死になっていますが、ついにこの裁判が終われば引退して、好きな釣り三昧で人生を楽しむのだという。「人生を愛し続ける」この言葉に思わずほろりと来ました。いずれは誰もがその段階に達するわけで、最後まで肯定的に生きることができたらどれだけ幸せな事でしょう。本当にこの言葉には感激しましたね。ルース・ギンズバーグというのは、最高裁の女性判事のことのようです。こういったネタがピンときたらまたBLの面白さが倍増するのかも知れません。後、ケイティがジェリーに同僚以上の関係に進むような態度を見せたこと、これはとても素敵でした。ジェリーがハンディを抱えながらも、闘っている姿に心を動かされたのでしょうね。マージーを諭すジェリーの言葉も心に響きました。最後が近くなりましたので、ジェリーについてもできれば幸せになって欲しいです。それにしても、パイパーさん、殺人までしてなお、退屈でしょうがないとがんばっているのはどうなんだろう。あれこそ「老害」じゃないの?(爆)確かにパイパーさんがテレビに釘付けになるような番組を作った方が良いかも知れませんね。
February 7, 2011
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『LA大捜査線』今シーズンの目玉エピソードの一つであることは間違いない。昨年のSweepsの時期はショーン・コムズ(パフ・ダディ)をゲストに迎えて特別エピソードをやりましたが、これはその比じゃありません。怪優、個性派俳優の豪華ゲストのてんこ盛り、それにサプライズゲスト、そしてシーズン5の「Rio」を思い出させるような空撮をたっぷり見せて、金がかかっているなという印象です。(笑)監督が映画「ハロウィン」などを監督したミュージシャンのロブ・ゾンビというのも話題だそうですが、この手の試みは今までマイアミではあまりなかったですよね。エピソードから受ける印象も違いました。Jesseが彼の妻殺しの犯人として個人的に追っているTony Enrightが開いたパーティで、Annaの友人Leslieが首を万年筆で刺されて殺されてしまう。Annaも襲われたが、その時薬を盛られて朦朧としていた…オープニングのバンドはロブ・ゾンビのバンドなのでしょうか、パワフルな演奏と悪魔をイメージした仮面パーティがこれまでのマイアミとはひと味違いますね。しかし、それ以上に不気味だったのは室内を飾っていたサイレント映画「ノスフェラトゥ」の映像ですね。これが監督の趣味なのか、レイプされたAnnaとLeslieの恐怖感がよく表れていました。そして、その映像に溶け込むかのようなHoratio。まさに吸血鬼?(大爆)「お前のことを知っているぞ。LAで何をしたかもな。」Tonyはポルノ映画を作っていて、合法なムービー・ビジネスだというが、Horatioはとぼけた顔をして" Mr. Enright,...that's a wrap"(クランクアップだ)とマイアミらしいone linerでオープニングです。(笑)それ見た事かとJesseが現場に駆けつけてきて、Tonyもこれ以上付きまとうならお前のことを訴えてやるからなと言い合いになる。間に入ったHoratioは「それ以上しゃべるなら、私自身があなたを逮捕しますよ」と紳士的なHoratio節ですね。身内のJesseの肩を持っているが、とにかく暴走は困るのでJesseを押さえようとする。でも、興奮は止められず「俺の妻を殺しやがって」とわめくJesseに、Tonyは「俺に濡れ衣を着せようとした堕落警官(dirty cop)」と叫ぶと、Horatioも「Mr. Enright, shut up」と言う。ここ、最高。(爆)Tonyには昔ドルフィンズでプレイしていたというCoopというボディガードがいて、顔を出す。Tonyは「24」や「ドレスデンファイル」などのPaul Blackthorne、CoopはなんとまあMichael Madsenだ!大物ゲストの出演に、ここは俺が仕切るとばかりのCarusoは、さぞ良い気分でしょうね(笑)AnnaはJesseを近づけずに、Nataliaに心を開いていました。Nataliaもベテランの域に入ってきましたね。虐待されているのではないかと質問するNataliaは、自分もそういう夫と結婚していたと言って次第にAnnaの心を掴んでいきました。こういう形でNataliaの過去が言及されたのはあまりないですよね。凶器の万年筆についていた指紋から、容疑はCoopへ。このCoopは「俺のこと知らないか?」と天狗になっている奴で、Ryanを「ちび」"Pint-size"と呼ぶ。5’9”は多分冗談だと思いますが、Ryanもまともに相手にしていない。はっきり言ってその程度のおバカ。小さいRyanがでっかい態度であしらっていました。ところで、Walterが犯行現場で見つけた盗聴器はなんとJesseの車で受信していた。殺害の瞬間を録音していたらしい。「車から下がって!」というCalleighはHoratioほどは優しくありませんね。この辺のけじめは彼女はきっちりとしていますね。Jesseは亡き妻Tracyを殺したTonyを逮捕するためには盗聴も辞さないほど必死だが、その盗聴テープは裁判には使えないし、dirty copの汚名をそそぐどころか、ラボの信頼性を落とすと言うのが久々登場の検事補レベッカ!相変わらず嫌味な女でしたが、Walterの頭越しに「彼を首にした方が良いわ」、「それはできない(out of question)」という会話が繰り広げられて、 まさか、Walterはこの2人にかつて親密な関係があったとは知るよしもないでしょう。(笑)ともあれ、何が何でもJesseの名誉を回復するのだというHoratioにレベッカは「たかがCSI一人のために行くと言うの?」と尋ねる。ラボの廊下を歩きながらの会話は、久しぶりですね。ここも、監督の趣味かしら。「なぜなら、彼は私のメンバーの一人だからだ。」「なるほど、警官は忠実なのね。(Oh, cop loyalty, right.)」彼女の言葉に思わずにやりとしたHoratio、レベッカもいつもいつも恐いおばさんではないらしい。押し切られる形で検事局の人間、しかもHoratioの同意した者と一緒なら、証拠を求めてLA行きが認められることになった。Ericが同行するのはHoratioのお見通し通り?(笑)「LAに行くぞ」と言われて、Ericもご機嫌です。Horatio in Los Angeles。CSIマイアミはLAで撮影されているのに、画面でおなじみのHollywoodサインやグリフィス天文台、オリンピック競技場、ハリウッド・ボウルなどを見るのはすごく新鮮ですね。いつもはLAの痕跡を消し、画面の色もオレンジにしていますから。Rioのように高みから街を見下ろすHoratioはビルの屋上のヘリポートへ。そこに降り立ったのは、LAPDのSutter警部、しかもWilliam Forsythですよ。Jesseの話で、妻殺しで一旦Tonyを逮捕したにもかかわらず、裁判で無罪になったという理由がやっと明らかになりました。犯罪現場で証拠としてJesseが撮影した血の付いたカフリンクが、裁判で証拠として上がってこなかった。つまり警察側が紛失してしまったようです。LAらしく、裁判チャンネルでJesseの証言が放送され、やり手の弁護士にこてんぱんにやられる映像が残っていた。このいかにもあくどい弁護士Vogel役がMalcolm McDowellですね。これでもかこれでもかという、豪華ゲスト、また、この弁護士が強烈なイメージで圧倒されました。この人たちは、ロブ・ゾンビと仕事仲間なので、テンションが上がりっぱなしなのか?行方不明になった「AT」のイニシャルの入ったカフリンクを突き止めるために、Horatioはオンライン会議を行い、DaveとJesseが参加する。なんで屋外で?と思いますが、LAPDには知られたくないのでしょうね。警察としても、Jesseのことは今更ほじくり出されても困るだけだし。カフリンクを買ったのが弁護士Vogelで、裁判で勝つためによく現場に「証拠」をねつ造しているらしい。「検察に落ち度を見つけるのが私の才能でね。」というVagelに表情一つ変えず、Horatioは「お前の才能は証拠ねつ造だ」という。(笑)Ericが地方検事局勤めだというのも、箔が付いて良い感じです。Horatioから「もし、証拠を現場に置くなら私が個人的に君をチノに送っていってやる。」と言われると、弁護士も黙ってしまう。さすが損得勘定がすばやい。Hはしっかりにらみをきかしました。では、誰が現場のカフリンクを持ち去ったのか、それを知るために現場を取材していたジャーナリストを探すことにするわけですが、カメオ出演でなんとZ.Z. TopのBilly Gibbonsが本人役で出てきました!写真撮影という設定でしたが、ギターも弾いていましたし、どこまでゴージャス?彼の場合、監督と音楽繋がりがあったのかしら、BONESでは準レギュラーですが、こちらにも出ているとなるとクロスオーバーになりますね。(爆)ちなみにジャーナリスト(写真家)の役を演じていていたのは、ロブ・ゾンビの妻、Sheri Moon Zombieでした。HoratioとZ.Z. Topのコラボ、The Whoとのコラボよりも先に実現です。そして、なんとカフリンクを拾ったのはSutter警部でした。わざわざハリウッド・ボウルのステージに呼び出して話をするHoratio。名所紹介、ほとんど「土曜ワイド」の乗りです。(爆)「世直し」Horatioの前では、LA警察の警部といえども小悪人ですね、Vogelに金をもらおうとカフリンクを回収したが、Jesseが写真を撮っていたことを知らず、、その後Jesseは妻を殺され結果的にJesseをはめる事になった。それを忘れることができずにいる警部は、根は良い人だった。自分の非を認め、マスコミにも謝罪することでJesseの名誉は回復された。マイアミではCalleighとRyanがLeslie殺しの手がかりを掴み、おバカなCoopもあっさりと認めてしまってAnnaもTonnyの本性を知ることになった。これまで頑なにJeseeを拒んできた彼女から謝意を受け取って、ここまで引っ張ったJesseもTonyが逮捕されたので話は終わりですね。「Jesse、君も私のために同じ事をするはずだ」それを聞いたJesseはうるっときたのか、あるいはHoratioに一生忠誠を捧げなければならないと責任を感じたのか、どちらだったでしょうね。(笑)結局、H/Eの義兄弟が一家の新入りの名誉回復のためにLAへ行ったという、マイアミらしい展開で、チームメンバーにはそれぞれに出番があって悪くはなかったです。悪人退治はあっさりしすぎていましたね、ゲストがちょっと張り切りすぎだったかも知れません。(笑)Anna役の人は熱演だったと思います。
February 5, 2011
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このシリーズ、だんだん良くなりますね。昔「マクガイバー」でこういうタイプのアクションを楽しんだものでしたが、最近のドラマとしては珍しい感じがします。お気楽で良いのじゃないでしょうか。ケンジーは強いですね。「マスケリン(Jasper Maskelyne)」の戦法は、言わば「倶利伽羅峠の戦い」みたいなものですよね。(笑)ペンドルトン基地の武器庫に勤務するエドワード・マッケイ伍長が何者かに追われて水族館に逃げ込み、殺された。その様子がリアルタイムでネットで流れた。実はマッケイ伍長は、NCISのマイク・レンコー特別捜査官が捜査している基地のミサイル盗難事件の情報提供者だった。基地では「ドラゴン」という対戦車用のミサイルが6基盗まれており、レンコーはスコット・ライリー2等兵に容疑の目を向けていたという。実は重火器が国家に反抗するELEという民兵組織に流れている疑いがあった。ELEは国境近くに拠点を持っていると思われたが、居場所を転々と変えて実情が把握出来ていなかった。ライリーはELEの創設者のマルコム・トールリッジと腹心のジョン・ボーティネイと接触していることが判っていた。また、ウィンドサーフィのセイルバッグに「ドラゴン」を入れて持ち出した可能性がある。ヴァンス局長の命令でレンコーを監視していたNCISチームはきっかけを掴みレンコーを逮捕するが、何も語ろうとしない。それで一計を案じ、レンコーが乗った護送車を襲って危険人物を装ったカレンと共に脱出させ、ELEのキャンプに潜入する。会議でワシントンにいるへティは、今回の潜入捜査を知って危険なので直ちに作戦を中止するように言うが、時すでに遅し。マルコムと会ったカレンは殺されそうになり、援護していたサムがATFの捜査官を名乗って救助に飛び込む。サムは直ちにバックアップを要請するが、山の中なので到着までに時間を稼ぐ必要がある。マルコムらは危険を察して、「ドラゴン」を運び出し、キャンプを移動させることにする。サムもカレンも捕らわれたため、サムはケンジーにモールス信号で「マスケリン」作戦を命令、無線で大がかりな部隊が包囲しているとELEを勘違いさせる。へティは連絡を受け、関係部署に依頼してキャンプ上空にF22ジェット戦闘機を飛ばす。パニックになったマルコムは一人逃げだし、サムとカレンがそれを阻止する。ELEの組織は一網打尽に逮捕され、カレンは自分たちに協力した若い兵士ジェイのために一肌脱ぐという。へティはかつて民兵組織に潜入させた部下を殺された過去があり、そのために作戦には慎重になっていたという。ライリーを騙すところや、銃のレーザーポインターでモールス信号で連絡を取り合ったり、へティが政治的手腕を駆使して離れた場所から部下を救うとか、ダイナミックで面白かったですね。そして、ヴァンス局長のいやらしいところがまた判りました。自分の金を一銭も使わずに、せっかくへティが調達したヴァンスの「埋蔵金」をはき出させる。それもこれも、へティの人脈あっての事なのですが、改めてへティはどれだけすごい人物なのか、よく判りました。これなら、ギブスも太刀打ちできないでしょうね。ちなみに、前任者のメイシー特別捜査官はあれからジブチの兵舎に飛ばされたのだそう。怖いですね。(笑)レンコー特別捜査官は2年前、カレンとコンビを組んだこともあったのですね。いずれまたその手の話があるのでしょうか。サムは偉そうに言うだけの活躍を見せるので信頼感があります。知将タイプですね。Gはひらめきタイプかも。
February 5, 2011
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2話目はいつものNumb3rsに戻った感じです。ラリーの説明は全く理解できませんし(手を抜きすぎだろう)、どうしてそこで容疑者の写真が出てくるのか説明不足でしたが、新人ニッキーの度胸の良さで乗り切ってしまいましたね。デイトレーダーのアリス・デメイルがATMで数百ドルの現金を出金した後、監視している男から逃げだそうとして射殺される。犯人は現場から車で逃走し、監視カメラにははっきり顔が映っていなかった。被害者は何者かに誘拐され、犯人側の要求で夫が銀行口座に身代金を入金し、誘拐された本人がそれを出していた。最近中流クラスの女性を狙って同様の事件が起こっていて、他の被害者はレイプされていたという。逃走に使われた車が発見されるが、男性が一人射殺されており、目撃された他の犯人3名は車を乗り換えて逃走したと思われる。殺されたのは犯人の一味で、宝石強盗などの犯罪歴のあるジョーイ・ハーマンと判る。ドンのチームは、高価な宝石を盗んでいた男が、わずか300ドル程度の現金強盗を繰り返す理由がわからず、捜査で行き詰まる。チャーリーはFBIの機密保全許可が得られないので、ドンの力を借りずに改めて関係部署のマッゴーワンに申請することにする。チャーリーは、事件についてドンに自分から「おとり効果」を狙って、市内に犯人グループが食いつきそうな、魅力的なオトリをばらまく方が良いとアドバイスする。ドンは始めは拒絶するものの、意見を取り入れることにする。一方、新人のニッキーが、失踪届が出ている新たな被害者ジャネット・がーバーに注目する。全国のATMの不正をリアルタイムで監視する「スパイダー」というプログラムを使ってジャネットの口座を監視していたところ、動きがあった。そのATM周辺を巡回していたシンクレアとグレンジャーが、現場近くで犯人の一人を追うが、犯人は車に轢かれて死亡する。残りの犯人グループは車を残して、ジャネットと共に逃走する。同じ誘拐被害にあった女性は、ハーマンの写真を見て犯人だというが、今回死亡した犯人は見たことがないという。死んだのはザック・トーリングと言い、ジャネットのカードを使って買い物をしていた。どうやら、犯人グループはハーマンやトーリングらを「使い捨て」しているらしい。ドンは主犯が一人いると考える。しかし、なぜ半端な少額の金を引き出すのか?ジャネットは射殺体で発見される。ラリーとアミタがチャーリーのアドバイスを得て、より確度の高いオトリにするため、様々な条件を算出し、40カ所以上にオトリを配置する。ニッキーもオトリ候補に手を挙げて、作戦に参加し、ついに犯人グループに誘拐される。ドンたちはニッキーの監視を続け、ニッキーが金をおろす場所へ先回りする。ニッキーは主犯を捕まえるために、あえて自分から大金を払うので銀行が開く朝まで待って欲しいと持ちかける。犯人グループの一人は「スパイダー」をハッキングしようとしており、ラリーは犯人の目的がプログラムの内部を探り、ATMへ金を補充する命令を出す時を狙って効率よい現金強盗を計画していた事に気づく。ニッキーの時間稼ぎは危険な状態に達し、発砲されそうになるが、自力で犯人を取り押さえる。突入で2名逮捕され、主犯も特定できた。ニッキーの勝手な行動に対して、ドンは彼女に内勤を命じる。チャーリーはマッゴーワンと面接するが、マッゴーワンはドンが捜査に私情を挟んでいることや、ルール破りの捜査や問題行動があることなどを挙げ、チャーリーが捜査に加わることで調査がドンに及び、ドンの将来が傷つくという。いったんは申請を諦めたチャーリーだが、ドンはその話を聞いて弟のためにマッゴーワンに直訴するという。マッゴーワンはキース・キャラダインでした。最近よくドラマで見ますね~ということは、彼は今シーズンの敵キャラになるということですね。これまで、エプス家の恋愛ネタや何かと個人的な話が多かったので、こういう方向は新鮮な感じがして楽しみです。そしていつチャーリーが顧問に復帰するのかがポイントですね。やはりラリーとアミタでは様になりません。(爆)気が強いニッキーは良いですね。大いにドンに刃向かってもらいたい。そして、シンクレアとグレンジャーのどちらかと恋愛関係に…なんて、すぐ想像してしまいます。(笑)
February 4, 2011
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ゲストに「スタートレック・ヴォイジャー」のジェインウェイ艦長こと、ケイト・マルグルーが出ていました。短い登場シーンでしたが、テレビで久しぶりに顔を見ることができました。お姿は、全く変わらず、あのハスキーなアヒル声が懐かし~(笑)まだ7歳のジェイクが性的虐待を受けた可能性があったため、ステイブラーが話を聞く。母親によると、前夫のグレゴリーがジェイクを妊娠中に、長男のテディをレイプしたので逮捕されたが、最近10年の刑のところを7年で仮釈放されたという。テディはその時の経験で周囲に心を閉ざすようになり、すっかり変わってしまい、セラピーも効果なかったという。グレゴリーには第3者の立ち会いの下、ジェイクとの面会権を認めらていたので、SVUはグレゴリーを取り調べる。自分はもう更正したというグレゴリーだが、ポリグラフにより、第3者抜きでジェイクと会っていた事が判るが、ジェイクのレイプ検査を行った結果、DNAから虐待したのは兄のテディだと判る。テディが通っている学校では、ジェイクとポーズを取るテディの写真が張り出され、その写真を手に入れた新聞部の生徒によると、テディが自分で会員制のポルノサイトを開いて、自分とジェイクの写真を売っていたことが判る。そのサイトの会員は1000人以上にのぼり、SVUは小児性愛者を一斉に逮捕したいが、テディは母親や警察に反抗してしゃべろうとせず、このままではテディも逮捕できない。弁護士が会員の名前を明かすことで罪を軽くする取引を申し入れ、ステイブラーはテディを自宅に帰して再考を促す。そこに、連邦検察官のドンナが現れ、児童ポルノの制作者として容赦なく正式にテディを起訴するという。すぐに連れてこいという命令で、ステイブラーが自宅に向かうと、テディは逃亡してしまう。その後、鑑識のモラレスがクレイゲンの閉鎖の命令を無視して、テディのサイトの監視を続け、テディを救い出そうという協力者2人の書き込みを見つける。ステイブラーはテディのサイトのチャットルームを利用して、協力者の一人をおびき出したところ、姿を現したので逮捕する。その男はSVUの厳しい取り調べにテディが撮影を行っている隠れ家の場所を吐く。SVUがその場所へ向かったところ、テディの最後の録画が残っていて、何者かに誘拐される様子が映っていた。誘拐した男の名前が判らないので、ステイブラーはコンピューター犯罪課へ異動したオリビアに頼んで、もう一人の協力者のネットへのアクセスを監視してもらう。もう一人は病院の小児科医ルーカスと判るが、犯行を否定し何もしゃべらない。ルーカスが逮捕前に、別の仲間と連絡を取っていたことが判ったので、釈放後その後を着け、ネットカフェでインターネットにアクセスしたところをオリビアが監視する。ルーカスが連絡を取った相手が判り、その自宅に踏み込むと、協力者に縛られたテディが見つかる。テディは自分が小児性愛者たちに騙され、利用されていたとやっと気づく。ドンナは、テディの起訴を取り下げ、性犯罪者の名前を明らかにするという取引で手を打つという。オリビアはSVUの復帰を認められる。ケイトさんは、市警を頭ごなしに逮捕を命令するなど、嫌みな女を演じさせると上手いですね。でも、最後にはちゃんと助け船を出すなど、悪役では終わりません。さすが、大物ゲスト。(笑)美形のテディ君を演じていたのは、「ゴシップガール」のConnor Paolo。同じNYが舞台なので、出演者を見かけるのは多いですね。事件についてはそれほど驚きませんでしたが、コンピューター犯罪課がテロ防止などを名目に、ネットを監視しチャットやメールの内容をリアルタイムで見る事が出来るというのは驚きです。オリビアはこんなにインターネットに詳しかったっけ、というくらい見事な働きで、何よりも「よう」と部屋に入ってきたステイブラーとの間に、微妙な間があったり、変な照れが感じられたのがうれしかったです。まるで、付き合っていた同志みたい。(爆)そして、ステイブラーに尋問に引きずり出されて、里心が付いたのでしょうか。たった2話で復帰はあっけなかったけれど、彼女抜きのSVUはありえないのでやはり嬉しいです。結局は、今シーズンのマリスカの妊娠を隠すように、出番を減らしたのでしょうか。モラレスがバッジを失いかけてまで、犯人を追ったのは、自分の甥に与えたパソコンで甥が小児性愛者に接触しレイプされたという、自責の念があったから。準レギュラーといっても、出番がそれほど多くないキャラクターに、こういう出番を作ったのは珍しいですね。ケイトさんの連邦検察官は、存在感があったのでまた出てくれると良いのにね。
February 1, 2011
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感謝祭エピソードでしたが、今回は仕事抜き。珍しい展開でしたね。「キャンセルされるのか?」「もう、ネタ切れだ」という台詞も飛び出して、いよいよこのシリーズも終焉に向かいつつあります。シャーリーがカールと2人だけで感謝祭の食事をしようとしていたところ、成り行きで事務所のメンバーを呼び寄せることになった。久しく休んでいたプールや、なぜかあのパーマーも参加する。シャーリーはついに事務所が破産した事をメンバー全員に告げることになる。いつものように宗教や政治の話などで言い合いが続く中、腹を立てたシャーリーは父親を亡くして初めての感謝祭を静かに過ごしたかったと言い、ナーバスになっていた理由を明かす。デニーは自分の誕生日だと勘違いして、いよいよアルツハイマーの症状が出始めたとショックを受ける。カールはこのディナーでシャーリーにプロポーズするつもりだったという。諦めようかというカールは仲間の後押しでプロポーズすることができた。シャーリーはyesと答える。ジェリーはケイティに愛の告白をして、ケイティも2人の関係を尊重してカップルセラピーを受けようと言う。事務所が破産するということは、「アリー」、「プラクティス」から続いたDEKの弁護士ドラマが終わるということですね。シャーリーの立派なおうちは、もしかして債権の処理のために手放すことになるのでしょうか。ディナーの最後にアランが感謝の言葉を述べたのも、寂しさと共によき時代の終わりを感じさせました。ネタにしていたオバマ政権が本当に誕生して、ネタ切れになったというのも判りますね。(爆)終わるなら、きれいに終わって欲しい物です。エドウィン・プールが闊達な黒人の子供を養子にし、それにデニーが放送ギリギリ?な発言を繰り返すのは、いかにもBLらしい展開だったのかも知れません。歌のシーンがあったのは、始めの頃のBLには良くありましたよね。DEKのドラマではおなじみの要素だったのですが、最近はすっかりなくなってしまいました。そして、かつてデニーと付き合って、その後も友人として何かとデニーを見守ってきたシャーリーがついにカールと最後の人生を共に過ごすというのは、とても心温まるシーンでした。デニーは、最近混乱することが増えるようになったと言っても、アランがあなたを撃つために銃を買ったと、彼なりのサポートを表明し、来るべき終わりの日へ少し力づけられる気がしましたね。本当に撃ってしまったら困りますが。(爆)ジェリーとケイティの関係は、幸せな結論が出ると良いと思います。
February 1, 2011
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