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『大停電』このエピソード、もしFOX以外(ex.AXN, WOWOW)だったら放送してくれたでしょうか?自粛しないFOXさんに、感謝。停電によってアナログ生活になったNCISチームの様子がおもしろおかしく描かれていましたね。トニーの昔のテレビネタも多くて、NCISらしい回でした。ギブスの「ぶち込んでおけ、ダノ(ッゾ)」も、今としては非常にタイムリーです。でも、当然ギブスはオリジナルの方を真似したのでしょうが。(笑)プロバイダー会社のサーバーがある建物に強盗が入り、ガードマンと銃撃戦となる。犯人は3人組で、ガードマンはそのうち1名を捕らえるが、突然停電になった。犯人は普段はセキュリティが厳しいサーバー室に入った後、逃走したが、捕らえた1名は仲間から口封じのために射殺されていた。殺された犯人が持っていたIDなどから、海軍大尉エマ・パクストンとわかるが、DC全体が停電のため、NCISではコンピューターなどが使えず、捜査に支障が生じる。パクストン大尉は軍の娯楽部の所属で、これまで戦闘経験はなく、夫のアンソニーはエマがなぜプロバイダー会社に侵入したか判らないという。ダッキーの検死で足に浮腫があり、全身に殴られたような傷が見つかった。大尉の上官レズニック中佐によると、大尉から3日前に病欠の報告があったにも関わらず、男と歩いているのが見かけられたという。プロバイダー会社に残っていたタイヤ痕をアビーが調べて該当の車を突き止める。その車が乗り捨てられていたため、現場に向かうと、犯人の血痕が残っており、近くのコンテナに続いていた。コンテナの中は秘密基地のような装備があり、武器やコンピューター、パクストンの偽パスポートが多数あった。変電所やプロバイダー会社の設計図もあり、しかもアンソニーの偽パスポートまであったため、NCISで身柄を拘束して尋問する。アンソニーは妻は被害者であり、自分こそ何があったのか、知りたいという。実はアンソニーは妻の行動に疑問を持っていて、浮気かと思い私立探偵に尾行させたが何もなかったという。その時のビデオを見ると、プロバイダー会社で目撃された男と良く似た男が映っていた。指紋を採取して手作業で照合したところ、男は殺し屋の前科があるグレアムと判る。NCISチームがグレアムの自宅に向かうと、そこで男が2人撃ち合いの末死んでおり、さらにレズニック中佐がいた。中佐は実は自分もパクストン大尉もNSA(国土保安省)の潜入捜査官だと明かす。NSAでは、生体認証を扱うセキュリティ会社に虹彩認証のマスターキーを開発させており、パクストン大尉とレズニック中佐の2人の虹彩があれば、世界中どのシステムでもキーを開けることができるという。しかし、なぜその秘密が漏れたのか、パクストンが侵入した理由がわからないという。グレアムらの検死で、ダッキーは2人はお互いを撃ち合ったのはなく、殺された後、動かされたという。裏庭からはサーバー室から盗まれたサーバーが見つかり、犯人たちは偽のサーバーとすり替えるために停電を引き起こす事が必要だったと判る。パクストン大尉は国内の機密を盗んで売るつもりだったのか?アビーはパクストンの血液を調べ、大量の血管拡張剤を飲んだ事を突き止める。そうすることによって、虹彩の血管が変化して認証ができなくなってしまう。パクストン大尉は犯人に誘拐され、サーバー室に入るよう協力を迫られたが、それを防ごうとしたと思われる。大尉が飲んだ薬は処方されたもので、グレアムの家の洗面所にあった。NCISはプロバイダー会社に出向き、電源が戻ったところでガードマンが特定のサーバーにスイッチを入れたところを逮捕する。そのガードマンは2年前までロシアの防諜機関にいた男で、今はフリーランスとなり、パクストンと知り合ったことで、利用しようとした。パクストンは侵入はしたが、自ら手錠をかけて身動きできないようにするなど、犯人側に抵抗を試みた。ギブスはアンソニーに妻は国家の英雄だったと慰める。マクギーの「ターディスみたいだ!」というのが最高でしたね。トニーやギブスがドクター・フーで盛り上がるはずはないでしょう。(笑)今回はハイテクが使えないので作業は全てアナログというのが良かったですね。アナログ親父大活躍。みんながブツブツ言う中で、一人ギブスが備えが良くて古いカメラを出したり「昔はこうやってやったんだぞ」と手本を示す。そして電源が戻ったとたん、立場が逆転してみんな仕事を始めましたが、ギブスはモニターの電源をパチッと切って、「これで居心地がよい」とうれしそうでした。アビーは電気がなくても知恵を出すのがさすが。昔はそうやって人海戦略でやったのよ。さすがに検死室は遺体を保管するために自家発電で電源をキープしていましたが、みんなそこを冷蔵庫代わりにしていたので笑ってしまいました。それにしても、娯楽部ではイベントのために独自の電源車を持っているだとか、カスケード現象による大停電だの、最近では思い当たることばかりです。ギブスじゃないですが、いざというときの備えは必要ですね。便利といっても、現在の生活は脆弱です。必ずしも幸せとは言えないですよ。
July 31, 2011
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ちらりとディークスの個人的な話が出てきて、良かったです。彼はいつもいじられ役ですが、パートナーのケンジーとの信頼も深まったようで、徐々に存在感を増していくでしょうね。陸軍デルタフォースを引退したばかりのトーマス・ブース軍曹が、駐車場で何者かと面会しようとして誘拐された。最近まで海兵隊との極秘作戦でアフガニスタンにいたという。ブース軍曹は一般人となってからはアフガニスタンで高額の懸賞金が出ているテロリストの情報を、関係部署に渡して金を稼いでいた。彼が所属していた232部隊によると、現地の言葉に堪能なブースが勝手に辞めてしまい、金儲けに走ったことに批判的で、ブースが一人息子のブランドンと不仲だったという。ブランドンは仕事優先で家庭や自分を省みなかった父親を恨んでいたが、自宅を調べたGとサムは、床下から今日パキスタンへ向かおうとしていたブースの旅程表と金を発見する。一方、誘拐に使われた車を追っていたケンジーとディークスは、ブースが執拗に拷問されて殺されているのを発見する。犯人はブースの情報をどうしても得たかったらしい。死体発見現場で不審な男を捕らえたところ、パキスタン軍の諜報員であり、アメリカのJSOC(統合特殊作戦軍)の協力者であるジャファー・カーンだと判る。カーンは外交特権があるために身柄を拘束することができない。ヘティによると、カーンは命がけでJSOCに情報を渡し、それをもとに232部隊がテロリストを捕まえているという。始めはブースの事を知らないと言っていたカーンだが、彼も懸賞金を手にしており、やがてブースとは妹が結婚相手の義理の兄弟の関係だという。ブースは1000万ドルの懸賞金がかけられているタリバンの爆弾製造者、シャリフの情報を手に入れ、話を聞く事になっていたが姿を見せなかったという。Gとサムがブランドンにブースの金について質問していると、突然刺客が現れブランドンに発砲する。Gとサムが殺し屋を撃退し身元を調べたところ、タリバンと関係のあるアフガン人と判る。シャリフは48時間以内に姿を現すと言われており、早く捕らえるためにも、NCISでは殺し屋を雇った黒幕を誘き出すため、サムが懸賞金目当てにNCISを裏切ったと見せかけて潜入することになった。しかし、作戦が失敗し、組織との接点がなくなってしまう。一旦姿を消したブランドンを探し出したディークスは、疎遠だった自分の父親の話をして、ブランドンが捨てたブースからの手紙をこっそり持ち帰る。手紙には親子の写真が入っていたが、エリックが隠されたメッセージを拾い出し、ブースがアフガニスタンの茶店の場所と36時間以内という情報を伝えようとしていたことが判った。なかなかカーンに関する情報を寄越さないJSOCの代わりに、CIAが明らかにしたところでは、カーンはアフガニスタンではかつて非人道的な拷問で情報を得ていたと言い、その方法はブースの殺され方と同じだった。カーンは金のために義弟からシャリフに関する情報を得たと思われる。そしてあえてカーンに48時間と伝えたことから、NCISは先回りしてアフガニスタンに飛び、232部隊がシャリフを捕らえた後に現れたカーンを捕らえる。ディークスは改めてブランドンに手紙(バースディカード)を渡す。さすがだと思ったのは、まだNCISには完全に溶け込めていないディークスが、チームとパートナーに信頼を得ていくのに、ヘティが一役買ったところですね。サムとGがコンビを組んだときに、潜入先でアクション映画ばりの「こいつの頭を撃て」と言われて、「実は弾が入っていない事を知っていた」というのは、いかにも作ったような展開な訳ですが、ディークスはすっかり信じてしまい、2人の『相棒』ぶりに感動してしまう。それで思い入れのある自分の銃をケンジーにも見せる事に。ケンジーも「また今度で良いわ」と、少しディークスを見直した雰囲気でした。ディークスが今も父親とは折り合えていない、というのは今後のストーリーに関係するかも知れないですね。バースディカードがうらやましそうでしたものね。こうして単なるお笑い担当から、徐々にキャラクターを掘り下げていくのでしょうね。そして、『相棒』のサムとGによると、腐敗警官が相手に寝返るパターンの潜入はこれで9回目。それほどバラエティはなさそうです。アフガニスタンへの出張費用を認めてくれたヘティには、本場の紅茶を買ってきて、ヘティも思わず相好を崩す。オチもばっちりでしたね。ちょっと判らなかったのは、ブランドンの家にあったブースの金ですが、留守中にブースが出入りしていたとは思いにくいので、叔父として連絡を取り合っていたカーンが隠したということでしょうか。ブースはシャリフの情報を渡す時から命の危険は予想していて、ブランドンの家に捜索が及ぶと考えて本当の情報を届けていた。ただ、わざわざ拷問するとは、カーンとは信頼関係がなくなっていたのでしょうね。『相棒』ではなくて、もう金を分け合いたくなかったのですね。
July 30, 2011
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大きく動いた前話から、いきなり元に戻るのではなく、1クッションありました。「M.D.」が付いたいつものオープニングがとても懐かしいです。患者を演じていたRick D. Wassermanは、いつもはアニメやビデオゲームの声優をやっているのですね。なるほど、だからか。コンピューター・ゲームの開発者ヴィンスが手のひらが焼けるように痛いといって、プリンストン・プレインズボロのERを訪れる。ヴィンスは有名なハウスの診察を希望していたが、現在診断科はハウスの入院で閉鎖されており、戻ってきたハウス本人も環境や習慣を変えるためにも、もう診断医は辞めるとカディに告げる。今後は研究職に就くという。ハウスはノーラン医師とのセラピーを続け、脚の痛みを忘れるために、趣味を持つようにと言われてウィルソンと料理を習うことにする。フォアマンはハウスの後任に立候補し、失敗は一度だけという約束で診断科を引き受けることになった。恋人のNo.13は同僚関係からいきなり上下関係になって戸惑う。ヴィンスは自分でインターネットで症状を調べた結果、水銀中毒ではないかと主張する。フォアマンは複合性局所疼痛症候群を疑い、脊髄電気刺激を受けさせる。その途中で、ヴィンスは呼吸が苦しくなる。電気刺激で心拍数が上がり、肺水腫を起こしていた。コカイン使用のせいかと尋ねると、ヴィンスはもう長い間コカインは使っていないという。ハウス流のやり方で、仕事場を調べたタウブとNo.13はゲームに鳥が出てくることから、オウム病ではないかという。しかしヴィンスが3時間勃・起したままだと判って、フォアマンとNo.13は血小板増加症と脳腫瘍で意見が対立する。ヴィンスはすっかりフォアマンらに信用をなくし、インターネットで診断を求める。MRIの結果、脳腫瘍は見つからず、No.13はハウスを訪ねて仕事の愚痴をぶつける。ハウスはフォアマンに謝るようにアドバイスする。趣味となるととことんやらないと気が済まないと言うハウスは、夜も寝ないで料理に執着するが、それでも脚の痛みは消えない。ウィルソンには大丈夫だと嘘を付き、我慢できなくてバイコディンに手を伸ばしてしまう。ヴィンスのリンパ腺が腫れて、血小板増加症の治療の効果がないことがわかった。ヴィンスは25000ドルの謝礼を付けて、インターネットに診断を求める。回答の多くがアミロイドーシスだったため、念のため腎生検をすると陽性だった。タウブはハウスと仕事ができないのならチームを辞めるとフォアマンに告げる。ウィルソンはハウスの言動に不信感を持ち、トイレを壊してハウスがバイコディンを飲んでいるかどうか調べる。ハウスが犬の尿を流していることが判ったため、カディとウィルソンは改めて検尿させる。ヴィンスの容態が急変し、高熱のために幻覚を見る。アミロイドーシスではないことが判る。フォアマンはタンパク質が沈着する軽鎖沈着症と診断し、危険な化学療法を求める事にするが、シャワーで脂肪が臓器に沈着するファブリー症だと気づく。その頃、No.13はインターネットの回答に同じ答えがあったため、治療を始めていた。フォアマンは上下関係ではNo.13を失う事になりかねないと言い、首にすると告げる。ハウスはネットで診断をしたら脚の痛みを忘れていたとノーラン医師に告げる。ノーランは元の仕事に戻る事がベストの選択ではないかと言う。ノーラン医師とのセラピーによって、ハウスは変化しているはずなので、元通りというのはちょっと無理ですよね。せっかく苦しみ抜いて、薬に頼らなくてもやっていけるという自信がついたけれど、戻ってきてみるとやはり脚の痛みが押さえられない。料理に没頭しているというのも、結局は何かをしていないと痛みを我慢できないから。そして色々やってみて、痛みを忘れられるのは病気の診断をするときだった、というのが復帰のエクスキューズとなるわけですね。(笑)今後は患者のためや真実の探求という意味合いよりは、自分のために診断をするというのが違いなのでしょう。ただ、毒気が抜けて嫌みを言ったり患者の弱みにずばっと切り込むのがなくなると、かなりイメージチェンジになってしまいます。それにしても、ヒュー・ローリーのエプロン姿、似合いますね。しかも、ウィルソンも付き合ってやってどこまでも仲良し。そして、しっかり監視していたわけですね。トイレまで壊して、こっそりとサンプル採取。(爆)ハウスもそれを予測していたというのがさすがです。(笑)カディは自分のことが原因で辞めるのか、と気にしていましたが、この辺はまだrelationshipを残しておくようですね。素直になったハウスにあっさりと「君の自意識過剰じゃないよ」と言われてしまうと、ちょっと残念そうな感じでした。さて、今回はフォアマンとNo.13とのラブラブカップルの痴話げんかに終始したわけですが、フォアマンも急に自分のやり方でやると命令調になったり、ボスの座に固執したりと器の小さい奴だという事を見せてしまいました。タウブからもハウスの下で働けないのなら嫌だと言われてしまって、それもまあ仕方がないですね。ほんの少し顔を出したキャメロン&チェイス夫妻はさすがに大人に見えます。次回からは、ハウスが戻ったとして、チームはどういう力関係になるのか、それが今シーズンの見所となるかも知れないですね。
July 28, 2011
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『美しき暗殺者』これはスピンオフ「NCIS:LA」第5話とのクロスオーバーですよね。FOXでシーズンがずれて放送しているので、勘が狂いますね。続きで見ると、LAで姿を消したリー・ワンカイがDCで繋がり、アビーとエリックも知り合いな理由がわかって、なるほどという感じです。海軍アカデミーの敷地内で民間の医師シローが射殺体で見つかる。持ち物の医療キットが使われ、医師が何者かを治療したと思われる。現場になぜかヴァンス局長が現れ、シローの殺され方を見て、見覚えがあるという。ヴァンス局長によると容疑者はヴァンス局長が長年追っている、北朝鮮の工作員リー・ワンカイで、カイはLAのNCISチームと撃ち合って負傷したまま姿を消していた。チームはまずはシロー医師の人間関係から捜査を始め、看護師のリンダからセクハラで訴えられていることを掴むが、無関係と判る。検死で被害者の指に黒髪が結びつけられており、これはカイからのメッセージかと思われた。ヴァンス局長はギブスに、17年前にベオグラードで少女のカイと出会い、当時のパートナーを殺されたと話す。なぜかカイは局長を殺さなかったが、そのことで局長はカイを仇として追うことになったという。自宅に戻ったヴァンス局長に直接カイから電話があり、何と自宅まで姿を現していることがわかった。NCISは警備にあたる。NCISのチャド・ダンハム特別捜査官は以前、カイと直接接触したことがあるという。北朝鮮では80年代前半に、孤児の少女たちを工作員として訓練し、その中の一人がリー・ワンカイで、訓練に関わったのは元軍の高官で今は国連代表部にいるパク・スジだという。CIAはパクをターゲットにしているが、カイはパクを追ってDCにやってきたのだろうか。マクギーはカフェで出会ったアマンダと急接近し、つきあい始める。マクギーは幸せ一杯だが、そのアマンダがいきなりNCISに訪ねてきたので、マクギーは真意を疑う。やがてパク・スジが狙撃され、大騒ぎになる。国務省からNCISに北朝鮮からのメッセージを預かっていると連絡が入る。それによると、カイはすでに北朝鮮の工作員ではなく、今回の狙撃事件とは無関係だという。アビーはカイがLAで使った銃弾とシローを殺した銃弾は違うと言い、パクとシローには大人になってから手足口病に感染したり、銃弾をベラドンナという毒に浸して撃ち込まれるという共通点があるという。調べたところ、パクとシローは北朝鮮で共に工作員を訓練した間柄だと判る。カイは自分を殺し屋に育て上げた存在を殺そうとしているのか。マクギーは仕事先を言っていないのにアマンダに知られたことで、意図を正そうとするが、アマンダはマクギーに銃を向けてカイの居場所を要求する。アマンダはフリーランスの工作員で、寝返ったカイを殺すために北朝鮮に雇われていたのだった。しかし、マクギーはカイに命を救われる。ヴァンス局長の家に再びカイが現れ、妻を人質に取る。カイは一度は殺されかけた局長に繋がりを求めていたのだった。局長は人は変わることが出来ると、説得を続けるがカイは「やりとげて」と言い、銃を手にした妻に撃ち殺される。いきなり出てきたチャドて、誰よと思いましたが、ジヴァがソマリアで捕らえられているときに、現地のNCIS捜査官としてMTACに顔を出していたのがダンハム捜査官なのですね。ちなみに、演じているTodd Loweは「トルゥーブラッド」のテリーですね。だからか、トニーがジヴァに「テキサス男だから」とjealousに付きまとっていました。ここはまあ、TPRBのシッパー向けサービスというところでしょうか。あと、今回画面だけでしたが、国務省のお偉いさんとしてPenny Johnson Jeraldが出ていました。本当にちょっとだけで、贅沢な使い方ですよね。さてさて、17年前にパートナーを殺した因縁のある北朝鮮の殺し屋カイとヴァンス局長の話はなかなか濃いストーリーでしたね。殺人マシンにされた少女が「すでに私は死んでいた」と言い、死に場所を求めてヴァンスの前に現れる。通じ合うものがあったのですね。奥さんは仕事で留守がちの夫を信じて、決してそばを離れないという。最後は反対に撃ち殺すのですから、局長は女性に愛されるタイプだったんだな。(爆)マクギーが急にモテモテになるので、なんか変だなとは思っていました。まるでトニーとジャンヌの時みたいで、違和感ありあり。自己啓発講座を聴いて自信を付けたかに見えたのに、これはへこむでしょうね。せっかくアビーが喜んでくれたのに、マクギーの春はまだ遠いか。アビーは今回LAチームと仕事をしたことで、やがて直接LAへ行く事になります。まさにクロスオーバーの醍醐味ですよね。
July 25, 2011
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ゲストに「スターゲイト・SG-1」のティルクこと、クリストファー・ジャッジが出ていました。久しぶりですね。出番が少なかったのが残念ですが。でも、キャラ的にはLL Cool Jと被ってしまいますから、しかたないのかな。連邦ビルの正面で、元海兵隊で国務省に勤めるマイケル・バーンズが警官を装った男に銃殺された。バーンズは直前に女性と会っており、封筒を手渡されていたが、犯人はそれを奪い、女性も姿を消した。女性はバーンズが直前に連絡を取っていたジュリアン・リーと判る。ジュリアンはハリウッドの美容整形外科に勤務しており、Gとサムが訪ねたところ、医師のラッセルは胸を撃たれて死んでいた。実はジュリアンはラッセルの妻だった。一方、犯人が残した証拠からバーンズを撃ったのはアルカイダメンバーのソマリア人、アッサンと判る。アッサンの顔は監視ビデオの顔とは違っており、NCISはラッセルのクリニックで整形したのではないかという疑いを持つ。ラッセルのカルテなどを調べると、時間外に4人の患者を手術しており、クリニックの監視ビデオで確認したところ、アッサンを含む、FBIに指名手配されているテロ組織チュタニのメンバー4名が訪れていた。また、カレンダーには「G.D.」という暗号のようなものがあった。犯行を目撃したと思われるジュリアンを捜してラッセルの自宅を探ったところ、マリブの最高級術後ケアセンターに向かったと思われた。ディークスとケンジーがケアセンターでジュリアンを見かけるが逃げられてしまう。アッサンは最近電話の通話数が増えており、グループが何かを計画していると予想される。グループと関わりのある記念日が今日だというので、チームは緊急で犯行現場、時間を探る。ラッセルが殺された時間帯に、クリニックの駐車場から出て行った車を追ったところ、持ち主の住むビルが特定され、Gとサムが犯人をあぶり出す。犯人は4人組の一人で、逃走した結果、屋上から飛び降りてしまう。部屋には犯行を準備した様子がうかがえた。NCISは何かのコードを書いたメモと、ロングビーチの地図に注目する。逃走中のジュリアンがクレジットカードを使ったため、ネルが立ち寄り先を突き止める。以前、同じ病院に勤めていた看護師のフェルナンデスに話を聞きに行ったケンジーは、ジュリアンが妊娠していると察する。案の定、ジュリアンは匿われており、ケンジーが説得して身柄を保護する。「G.D.」は産婦人科の主治医だった。ジュリアンは夫を殺され、怯えていたがサムの言葉に少しずつ話し始める。その朝、夫が絶望した様子で写真の入った封筒を手渡し、幼なじみのバーンズに手渡してくれと頼んだという。4人の患者はエジプトのビジネスマンだという話だった。エリックとネルがメモの暗号を解き、4人が借りていた貸倉庫を開けてみると、サリンを製造していた痕跡があった。今日、ロングビーチ付近で人が集まる場所でそれを使うと考え、チームは停泊しているクィーン・メアリー号で開かれるイベントがターゲットだと考える。チームは会場に潜入して、アッサン他顔が判らない2名を追う。ジュリアンが犯人の顔を判別するのを手伝い、会場に紛れ込んでいた3名を逮捕する。今回の最大の収穫は、サムに子供がいる!ということ。そういえば、シーズン1で一度サムのベッドに女性がいたシーンがあったように思いますが、あれは奥さん?潜入捜査をしながら家族がいるというのは辛い生活ですよね。どういう生活をしているのでしょう。でもまあ、バッグ一つで流れ者の生活を送るカレンとの対比は良いかもしれないです。優等生「少女」捜査官ネルとエリックの張り合いは、何だかかわいいです。子供みたいで。(笑)ヘティはまるで幼稚園の先生ですよね。ビシッとドレスアップした男たちに、「タキシードを脱いでいってね、ほら、そこに」と言うともう誰も逆らえません。(爆)今週もディークスはいじられて楽しい。女性のシャワールームに入り込んでペッパースプレーをかけらてしまい、「ケンジーぃ~」と情けない事。直前にケンジーのことを「全身お直し」、なんて言うからですよ。でも、彼がシャワールームに入ってきて、「こっちにいらっしゃーい」というおばさまとか、イケメンのボーイだと間違う人がいても面白いのに。アッサンは、実はスターゲイトのファンだった、ということはないですよね。(爆)
July 23, 2011
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『壊れたハウス 後編』2 parterの後半。ただ一言、「良かった~」(泣)長年「HOUSE」を見続けていますが、このエピソードはハウスというキャラクターにとっても特別で、しかも最高のエピソードだったのではないでしょうか。とても哲学的というか、ハウスと共に私も自分を見つめ直したような気になりました。スティーブの怪我をきっかけにハウスはノーランとのセラピーを始める。なかなか素直に心の中を見せる事ができないハウスに、ノーランは抗うつ剤を渡す。薬によって才能が奪われるのではないかと恐れるハウスも、幸せになりたいと望み、ノーランの言葉を信じて飲むことにする。ノーランは病院のパーティにハウスを出席させ、誰かと人間関係を築くように課題を出す。いつもの習性でどうしてもふざけたり、会話をぶちこわしてしまうハウスだったが、リディアとその場を楽しみ、親しく話し込む。リディアは車を盗んでスティーブを怪我させたハウスに対して腹を立てていないという。立ち去り際にリディアとキスを交わした事をハウスはノーランに話す。ノーランは人妻であるリディアとの関係について、ハウスが悩み始めたことを指摘する。キスした理由を尋ねられ、リディアは「あなたが好きだから」と答え、楽しい関係が始まるかに見えたが、病院からスティーブが戻ってきたためにハウスはまた落ち込んでしまう。ノーランはハウスが成功よりも失敗を重視するのかと言い、どうしようもできないという事を受け入れて前に進むべきだという。彼ら苦しむからといって、自分も苦しまなくても良い。ただ、スティーブに謝罪して気分を楽にしろという。スティーブはグループセッションでも反応がなかったが、ハウスは彼の視線の先に妻の声が入っているというオルゴールがあるのに気づき、それでアニーの言葉を取り戻す事ができると言っていたことを思いだして、スティーブもオルゴールでしゃべれるようになるのではないかと主張する。スティーブはやはり反応せず、ノーランは解決しようとしないで、ただ前に進めという。ハウスはただこの瞬間を楽しもうというリディに、その先の不幸を恐れて関係を進めるのを断る。後日、ハウスはセッション中にノーランから呼び出される。ノーランの父親が脳出血で倒れて助かる見込みがないが、診断結果を見て欲しいと言う。状態は診断通りで、ハウスは孤独なノーランがハウスに自分と似たものを見ているのだろうという。ノーランは駆け引きは止めてくれと言い、ハウスはノーランに付き添ってやる。病院に戻ったハウスは、回復の兆しのないアニーに落ち込んで泣いているリディアに肩を貸してやる。2人は愛し合う。病棟で行われた隠し芸大会で、アルビーがラップを披露し、途中詰まったのをハウスが助ける。ハウスは隠し芸大会を楽しみ、ノーランとのセラピーで最近では全て順調だと話す。ハウスは素直にスティーブに謝罪することができた。その時に、スティーブがアニーに反応するのを気づき、2人を近づけると、スティーブはオルゴールを差しだし、アニーはそれを受け取って音色に耳を傾ける。すると、これまでしゃべったことのなかったアニーが「ありがとう」と話す。アニーはチェロを患者たちの前で披露するまでに回復する。アニーの回復はリディアとの別れを意味した。退院して家族とアリゾナへ行くと聞いたハウスは、ノーランに強引に外泊許可を要求してリディアに会いに行く。リディアは行かないでくれというハウスの気持ちを理解しながらも、夫の転勤先にアニーと一緒に去らなければならないと言い、別れを告げる。病院に戻ったハウスに、ノーランは誰かとの関係に傷ついてもヴァイコディンに逃げることなく、素直に話すようになったハウスに、医師に戻るよう推薦状を書くという。翌日ハウスは退院することになり、患者たちに祝ってもらう。本当にハウスは、何て傷つきやすいんだろう。いつもの辛辣な言葉やわざと自分から関係を壊していくところは、優しさと傷つきやすさの裏返しなのですね。ああ、感情の高まりのままにリディアと愛し合い、涙を浮かべるハウスがとても愛おしい。(爆)ハウスも心の底から「幸せになりたい。惨めなのはもう嫌だ」と思っているわけですよね。プリンストンでは、彼の事を真剣に思う友人がいるというのに、なぜこれまでハウスは薬物に頼りながら壁の中にこもり続けていたのでしょうね。そのハウスを回復に導き、見かけは全く愛想がないノーラン医師はさすがに超一流の精神科医だったわけです。リディアとの関係は予想通りでした。映画ならそれでもありでしょうが、今後レギュラーに加わらないならしかたないですよね。ハウスも彼女との短い関係をそれほど真剣に思っていたとは思えないですが、これまでステイシーとの別れや、カディとのあれこれとは違う、後腐れのない発展的な別れを経験したのではないかと思います。「人生、捨てたものではない」何か、自信のようなものを得たのではないかと思いました。ハウスをアイドル視していたアルビーも、真剣に治療に取り組むことになって良かったですね。アルビーとのハグは本当に珍しかったし、ケーキに顔を突っ込むなんて、これまでのハウスなら考えられない。何というか、これまで越える事が出来なかった山を越えたような気がしました。沈黙から奇跡の回復を果たしたアニーには、さすがに涙が出ました。出来すぎな展開だとは、判っているんですけどね。(笑)ラストはウィルソンが迎えに来なかったですね。自分でバスに乗って、二度とここには戻らないと言う病院から笑顔で去っていきました。ハウスの着ていたTシャツがニコちゃんマークで、彼の気持ちを表しているような気になりました。
July 21, 2011
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『カウボーイと無法者』タイトルは「out」と「in」を使ったシャレですよね。(笑)「in-laws」は判るとして、この場合の無法者は傭兵のことを指すのでしょうね。大物?ゲストにロバート・パトリックが出ていました。地下室以外で、ギブスの家の中が出てきたのはこれが初めてでは?ギブスが作った小型ボートがメキシコから漂流しているのがサンディエゴで発見される。船上には銃殺された2名の遺体が横たわっていた。ギブスは休暇でその船をメキシコのマイク・フランクスのところに持って行き、孫娘へのプレゼントとして置いてきていた。ギブスは直ちにメキシコへと飛ぶが、フランクスは自宅から姿を消していた。船は3日間漂流しており、死んでいたのは共に不名誉除隊で軍を辞めた、元陸軍兵士ブランチャードと元海軍兵士キーナンと判る。2人はフランクスと義理の娘と孫について嗅ぎ回っていたらしい。2人とも45口径の銃で至近距離から5,6発撃たれており、しかも処刑されたように犯人は下向きに撃っていた。ダッキーは別の場所で殺されて、船に運び込まれたという。ギブスはアビーに、ラボに船を持ち込み、薬莢などの証拠を探るように命じる。ギブスが自宅に戻ったところ、フランクスが亡き息子の妻レイラと忘れ形見の孫のアミラを連れて現れる。フランクスによると、2人組の男が自分たちのことをバーをで嗅ぎ回っていたため、用心していると自宅に現れ、撃ち合いになり正当防衛で殺してしまったので、NCISに捜査してもらおうと死体を船に乗せたという。死んだ2人は今は民間軍事会社の傭兵で、その会社は規模が大きく、政府もイラクなどの治安維持を任せ、深く関わっているため、ヴァンス局長はCEOのベル大佐には慎重に対応すべきだという。NCISに現れたベル大佐は、フランクスのことは知らないと言い、イラクでレイラの家族からレイラを探すように依頼されていたと明かす。レイラの母親シャダはイラク最大の部族のリーダーで、娘がフランクスの息子リーアムと結ばれたために勘当していた。今回は連れ戻すつもりらしい。船に遺された証拠の分析が進む中、アビーは45口径と22口径の弾丸が互いにめり込んでいるのを見つける。船外には、喫水線よりも下に22口径のライフル弾が水平にかすった跡があった。フランクスの話と一致しない部分が出てきたのでギブスは船を分解して、さらに調べるように言う。ダッキーは45口径の弾が全て上から撃ち込まれているが、22口径の弾が致命傷だという。ギブスは話を聞いて、過去の事件で息子が誤って親友を撃ってしまい、父親が自分が罪を被るためにもう一度傷口に弾を撃ち込んだ事を思い出す。フランクスも同じように家族を守ろうとしたのだった。シャダがDCに来訪するというのでマクギーがNCISに案内し、ヴァンス局長はフランクスと直接話をさせる。シャダは娘と孫を取り戻そうとしており、フランクスと激しく言い合う。フランクスはベル大佐の部下が自宅に現れたとき、レイラがフランクスとアミラを守るために、家の中から22口径のライフルで撃った事を話す。それでもベル大佐が最後まで依頼をやり遂げると聞いて、ギブスは自宅でレイラ親子を保護しているトニーとジヴァに危険を知らせる。程なく、傭兵がトニーたちに攻撃を始めるが、傭兵の一人がジヴァの知り合いのデイモン・ワース伍長だと判り、ミッションが誤解に基づいていることを説明する。デイモンは会社を辞めるという。レイラ親子を引き取り取りに現れたベル大佐に、NCISは賞金稼ぎはメキシコでは違法だと告げ、身柄を拘束する。フランクスとシャダは対立する姿勢を改め、歩み寄りを見せる。マイク・フランクスの息子のストーリー(Iceman)は、シーズン4の話だったのですね。久しぶりにその話題が登場したと思ったら、ラストはどうやらレイラの母親とわかり合える雰囲気で良かったと思います。それにしても、よくもこう、以前のネタを拾ってまとめ上げるものです。ちなみにギブスが自分の先祖が南北戦争で敵同士で、同じ家に住んでいても口をきかなかったという話をしていますが、その頑固さがギブスに伝わっているのか、という感じがしました。(笑)ヴァンス局長は今回もギブスの意を汲む言動で、本当に良い人に見えてきました。今回は何と言っても、あのギブスお手製の船をどうやって地下室から出したのだろうと必死に突き止めようとするアビーが良かったですね。これはNCISの永遠のネタなのか、結局判らずじまい。「大切に扱いますから」「分解しろ」「良いんですか?」アビーが嬉々としてチェーンソーで船をスライスしていましたね。も、最高。ところで、久しぶりに出てきたイケメンの傭兵デイモン・ワースて、何なのよ。(Corporal Punishment)不名誉除隊で海兵隊を辞めて傭兵になっていたのですね。精神的に立ち直ったのでしょうか。あの時、勲章を渡したギブスに「髪を切れ」と言われていましたが、今後は元に戻るのか。ジヴァとの関係が気になります。
July 18, 2011
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いつもクールなカレンにも意外な弱点があったということですね。普段から、ミッションよりもパートナーを大切にするという彼のモットーがよくわかりました。それにしてもこういう過去の因縁をほじくり出すタイプのエピソードでは、今回は特に字幕だけでは全く情報不足。Transcriptを探して台詞を読んでやっと細かいところが判りました。海軍の人材センターに、女性が人質を取りショットガンを持って立て籠もる事件が起こる。報道の画面を見て、カレンは犯人がかつてCIA時代に夫婦として潜入捜査を行ったトレイシー・ケラーだという。トレイシーは5年前に引退したと言われていたが、今回あえて派手に姿をさらしたことから、カレンに会いたがっているのではないかと考え、現場に向かう。現場ではロス市警が対応していたが、ディークスが隙を作ってカレンが建物の中に潜り込む。トレイシーは今はFBIで潜入捜査に就いていて、「統一同胞団」に命を狙われているのでどうしてもカレンの助けが必要だという。トレイシーによると、強奪されたスパイク・ミサイルを取り戻す作戦が失敗すると、命を狙われることになり、仲間も信用できなくなったという。その証拠に、倉庫で襲われて自己防衛のために同胞団のメンバーを撃ち殺したというので、ケンジーとディークスが確かめに向かうと、死んでいたのはFBIのティモンズ捜査官だった。問い詰められてトレイシーは、3週間前にFBIの元パートナーでボーイフレンドが同胞団の捜査中に撃ち合いとなり殺されたが、FBIは誰が犯人かわからないというので個人的に捜査を始めたという。現場にFBIのホワイト捜査官が現れ、サムにトレイシーについて、元FBI捜査官で、武器ディーラーのメイソンと関わりがあると話す。メイソンは国際的に武力事件を起こしていると言われ、3日前にアメリカに入国したが、国土安全保障省は姿を見失っていた。チャイナ・レイクでスパイク・ミサイルが強奪された事件に関わっていると見られる。カレンは人質を解放するが、トレイシーが狙撃手に撃たれそうになる。向かいのビルの屋上にはロス市警の狙撃手が陣取っており、サムが屋上に向かうが狙撃手は何者かに殺されていた。そのどさくさに紛れてカレンはトレイシーと脱出し、ボートハウスで身柄を匿う。トレイシーはホワイト捜査官に連絡を取ると言われて、やっと詳しい事を話し始める。同胞団が盗まれたスパイク・ミサイルをメイソンから買うという情報があったため、FBIはおとり捜査を行っていて、メイソンがミサイルを制御するSIMカードを持っていないと知ったため、3人の捜査官がSIMカードを手に入れてそれをメイソンに買わせようとしたという。その不正捜査官の一人が、元ボーイフレンドでパートナーだったウォルター・ストーンだという。ウォルターは手に入れたSIMカードを倉庫に隠しており、トレイシーが取りに行ったところでティモンズが攻撃してきたので撃った。おとり捜査はウォルターからホワイト捜査官に引き継がれ、SIMカードを手に入れたがっているという。監視ビデオを確認したところ、ロス市警の狙撃手を殺したのはホワイト捜査官だと判る。NCISはSIMカードでホワイト捜査官を誘き出し、ミサイルを所持しているメイソンを捕まえることにする。海辺でトレイシーが待ち受けているところにホワイト捜査官が現れ、SIMカードの場所を教えろと銃で脅したために、監視していたNCISチームが助けに向かう。しかし、トレイシーは銃を拾ってホワイトを射殺してしまう。これでメイソンとの繋がりも消えたかと思われたが、ホワイトの携帯に取引場所が残っていたため、カレンがウォルターを装って、トレイシーとコンテナヤードでメイソンに会うことにする。メイソンは一度のテストでは信用せず、2つめのSIMカードを試そうとしたため、NCISチームが武力行使でメイソンを押さえる。すでに、海外口座に取引の金が振り込まれていたが、トレイシーはカレンに見逃してくれ、とその場を立ち去る。後日、ケイマン諸島のクルーザーでカレンはトレイシーを待っていた。NCISチームはホワイト捜査官の携帯をトレイシーがすり替えた事実を掴んで、トレイシーを追跡していたのだった。トレイシーが相当頭が切れるということは、カレンが彼女の言動に振り回されると言うことで判りましたが、それだけでなく、何やらパートナー以上に男女の感情があるような感じでしたね。偽の結婚式をして、愛犬の名前が「バディ」。見せかけの関係の割には思い出も一杯あるらしい。この辺は本家のギブスとジェニーの関係を思わせます。そしてカレンはトレイシーを心配して探し、トレイシーは目的のためだけに生きた。カレンに対しては「私を信じて」を連発して、本当にどこまで本当の事を言っているのか判りませんでした。この計画は本当にトレイシーは無関係だったのでしょうか。4人で実行していたのかもしれないですね。さかんに色気で誘って、カレンもそれを気にしているのが珍しい。男はやはりロマンチックだ。今回は恋人以上の存在であるサムがそばにいるので、カレンも大丈夫ですよね。(笑)冒頭のディークスの手品(詐欺師)を、チームぐるみで騙しているのが面白かった。どこまでもおこちゃま扱いされるディークスです。ケンジーには10年付き合わないと結婚できないだとか、日焼けしそうだから日焼け止め塗ろうかだとか、その度にケンジーが鼻先であしらうのがgoodでした。
July 16, 2011
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『壊れたハウス 前編』本国では2時間の特別エピソードとして放送されたものをまず前半だけ。特別なだけはありますね。いつもとは違うオープニングで、シチュエーションも違う。ネタはすぐに判りましたが、ハウスらしさを失わないヒュー・ローリーの演技に圧倒されました。凄い人だなあ。ネタバレ注意前話の続き。ヴァイコディン中毒で精神病院に入院したハウス。禁断症状で苦しんだ末、やっと薬を断ち切ったハウスは院長のノーラン医師に退院の意志を継げる。ノーランは、幻覚を見たのはヴァイコディンの影響ではなく、部下2名と父親を失ってからだと言い、ハウスにしばらく第6病棟に入院して投薬やセラピーなどを受けるように勧める。ノーランの承認が得られなければ医師として仕事に戻れないと言われ、ハウスはしぶしぶ入院することになった。第6病棟で、ハウスはそううつ病のアルビーと同室になる。アルビーを邪険に扱ったり、ビースリー医師が行うグループセラピーで他の患者の抱える悩みをわざとあげつらったりして、「独房」に入れられたりする。ハウスは11年間一言もしゃべらない患者のためにピアノを弾いているリディアと話す。彼女は義理の妹のために週に一度面会に訪れているという。ビースリー医師から他の患者と交流するように言われたハウスは、患者たちがレクレーションルームでピンポンをするのにラケットやネットがない、とスタッフに抗議する。その様子を見て、ノーランはハウスには自然とリーダーになる能力があり、人を助けようとするという。病棟に自分がスーパーマンだと妄想しているスティーブが入院してくる。ハウスは病院から脱出する作戦を考え始め、アルビーにノーランに会いに来る女性を調べさせる。病棟で患者がレベル分けされていることを知ったハウスは、アルビーと一芝居打って外部に電話をする権利を手に入れ、ウィルソンに電話をする。ウィルソンはすでにノーランから電話があり、ハウスを治療するために、ハウスからの要請には応えられないという。ハウスは薬を飲んでおとなしくしているとレベルが上がると知り、良い患者を装う。別のメディナ医師から投薬の副作用がないのはおかしいと指摘されたハウスは、尿検査で別の患者のものとすり替える。ハウスはメディナがスティーブの妄想を打ち消そうと、わざと重い物を動かせと命令しているのを見て、抗議する。スティーブは死んだ妻を箱の中から助けることができると思い込んでいた。やがて、レベルが上がったのに退院できないと知ったハウスがノーランに直訴するが、ノーランはハウスが薬を飲んでいない事に気づき、偽薬を与えていたと明かす。尿検査でその事実がはっきりしたという。ノーランは自分に心を開いて治療をさせるように話すが、ハウスは拒否する。リディアと親しくなったハウスは、リディアにスティーブに空を飛ぶ気分を味合わせたいからと、車を借りてドライブに出かける。カーニバルに立ち寄ったハウスとスティーブはスカイダイビングのアトラクションで楽しむ。スティーブは喜んだように見えたが、飛べると信じて駐車場から飛び降りてしまう。スティーブはかろうじて命だけは助かったが、ノーランはハウスを責め、他の病院に転院させるという。ハウスはショックを受け、ノーランに助けを求める…精神病棟での患者や医師とのやりとりは、『カッコーの巣の上で』を下敷きにしていますよね。何かとうさんくさい医師たち、ハウスが患者を装ったり、ピンポンでラケットやネットがないと要求するところや、長年口をきかない患者や、スティーブの悲劇なども上手く使ったなという感じです。途中で正義感を見せるところなど、やはりいつものハウスだなという気もしましたが、いくら専門が違うとはいえ、医師であるハウスが精神疾患の治療についてや患者の行動について知らないというのは正直違和感があります。やはり今のハウスは問題を抱えているのだと言うことなのかも知れません。アンバー、カトナーに続いて助けてやろうとしたスティーブが、目の前で思わぬ行動に出た事はハウスはトリプルのショックですよね。まさか、こんなことになるなんて。善意で動いただけに、罪悪感というか自分への否定の気持ちは測り知れません。ヒューの表情の深さは本当にすばらしい。何とか、立ち直れると良いのですが。あと、気になるのはミステリアスなドイツ人リディアですね。さすがに彼女は幻覚ではなさそうですが、彼女に優しく(普通に)されて関係を深められるかと期待が持てるので、後半を見守りたいと思います。ハウスがピアノを弾くシーンはあるのでしょうか。今回はレギュラー陣はウィルソンだけで、ゲスト出演している患者たちがメイン。アルビー役のLin-Manuel Mirandaは作曲家で作詞家。ブロードウェイでトニー賞も受賞しているんだそう。芸達者な訳ですね。リディア役のFranka Potenteも映画の人だし、本当に特別なエピソードです。
July 14, 2011
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『ハロウィーンの悪ふざけ』パーマー君も顔を出し、通常のNCISに戻りましたね。ジヴァは完全に一捜査員になって、多少トニーにいじられていますが、「緩い、軽い」のがこのシリーズのモットーなので、これからは気軽に楽しめそうです。ハロウィーンの夜、コービー上等兵が自宅で車に排ガスを引き込んだ状態で死んでいるのが見つかる。形からは自殺と見られるが、体の中が凍っていて、ダッキーは皮膚の色から死因は一酸化中毒ではないと断定する。コービー上等兵は悪戯好きで知られており、近所の住人からも苦情が出ていた。3日前にアフガニスタンから帰還していたが、妻と義理の娘の姿はなかった。やがて妻のサラは夫がハロウィーンに専念できるよう、バージニアビーチのホテルに滞在していたと判る。娘のレイチェルは友人の家に泊まっていたという。サラにとっては3回目の結婚でこれまで、すべて海兵と結婚していた。レイチェルは前の夫の連れ子で血のつながりは無かった。検死でコービー上等兵は口から液体窒素を取り込んだことが判る。また、コービーは2ヶ月前に任地でシンナーを飲んで胃潰瘍になっていた。以前から命を狙われていたらしい。遺体を発見した少年たちが撮影したVTRを見たところ、不審な車が映っており、ナンバーから海兵専用のレンタカーだと判るが、車は戻っていなかった。コービー上等兵の上官、バーンズ軍曹によるとコービーは戦地で悪戯を止めず、隊の中で問題になっていたという。その中でも特にシンガー下士官がコービーと折り合いが悪く、言い争っていたという。そのシンガーはコービー殺害を否定し、死亡時刻には友人宅にいたと答える。バーンズ軍曹の隊は2ヶ月前から急に志気が下がり苦情が増え、異動願いが出されるようになったという。肺の組織を調べていたダッキーは、コービーの体に多数の相手から攻撃され、骨折した痕があるという。ギブスは仲間による「コード・レッド」で、コービーが隊員全員に警告のために殴られたのではないかと考える。バーンズはすでに昇進を見送られており、事件の夜に外出していることが判ったため、NCISはバーンズを逮捕する。バーンズは戦地でコービーの悪戯が隊全体を危険にするとして、彼のために「コード・レッド」を行い、それでも効果がないので、シンナーを飲み物に混ぜて傷病休暇扱いにしようと思ったが失敗したという。事件の日は上官に昇進を頼みに行っていたと言い、アリバイがあった。凶器である液体窒素のボンベが見つからない中、コービーの肺からはコーヒーの成分が検出され、液体窒素を魔法瓶などに入れて持ち込んだのではないかという。マクギーが隊員全員の金銭関係を洗うと、シンガーがサラと同じホテルにいたことが判る。シンガーは何も答えず、サラのカードでダクトテープとホースが購入されていた。サラはシンガーとの不倫関係を認め、車を借りて夫に真実を告白しようと戻ってきたが話すことができず立ち去ったという。ギブスは改めてVTRを見て、コービーの車が通りの向こうに駐車しているのを見つけ、サラの前夫を調べるように命じる。レイチェルが泊まった友人宅で液体窒素を入れるのに使った魔法瓶が見つかり、レイチェルの指紋が付いていた。ギブスはレイチェルが、前の父親が遺した信託資金欲しさに、義母のサラに容疑を負わせて、コービーの生命保険まで受け取ろうとしたのではないかと追及する。レイチェルはサラとコービーへの憎しみを認め、逮捕される。いくら悪戯好きでも、生きるか死ぬかの戦地でふざける人がいるのでしょうか。仕事を間違えていない?上官も部下を選べないので大変ですよね。ちょっと同情してしまいます。サラもなぜコービーなどと結婚したのでしょうね。よほどの海兵フェチ?遺族として年金はどういう形でもらうのだろう。その辺はまあ、ピンと来ませんでしたが。トニーはジヴァを「プロビー」呼ばわりするのが面白かったですね。マクギーはこれで晴れて下っ端じゃなくなる?てわけ、ないか。ジヴァもいろいろ言いたいでしょうが、耐えるしかありませんね。(笑)パーマー君こそふざけすぎです。ラストにジヴァがトニーに反撃したのがかわいかったですね。さすが、やられてばかりではありません。ギブスの「Happy Halloween!」にはぶっとびました。(笑)
July 11, 2011
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いつもの潜入捜査とは違いますが、事件がサムの過去とリンクしてキャラクター・エピソードになりました。とても良かったと思います。ケンジーの恋人募集のネタは今後も引っ張るのか?(笑)海軍中佐ジェイソン・レーメが連絡が取れず行方不明になったため、NCISが自宅に向かうと、14歳の娘のアマンダがいなくなりすぐ裏のエンジェルス森林公園を探していたという。まもなくアマンダが誘拐され、地中に生き埋めにされている動画が送りつけられたため、カレンはFBIに捜査権を引き継ぐ事にする。しかし、サムがこの事件に思い入れを示し、ヘティに直訴して捜査を続けることなった。FBIのランド捜査官によると、過去に同じような誘拐事件があり、少女3人が誘拐され生き埋めにされたという。そのうち2人は遺体で見つかった。犯人のルーカス・マラゴスは2年前に逮捕され、刑務所にいる。今回はその時の犯行と同じ手口なので、NCISでは共犯者がいたのか、あるいは模倣犯ではないかという。アマンダの入れられている箱の大きさから、空気はあと9時間しか保たない。周辺の監視ビデオに、黒い不審車が映っていたので持ち主を探ると、マラゴスの兄、アンドレの会社が所有している車と判る。該当の車はアンドレの自宅のガレージにあり、秘書が息子たちの送迎に使っているというが、秘書はLAから離れており、ルーカスとアンドレは子供の頃にエンジェルス森林公園内のキャンプ場に行ったことがあった。自宅にいたというアンドレのアリバイは確認できず、会社にいたと言うが、アンドレは白い車で出かけていた。ディークスは刑務所でルーカスに面会し、アンドレが共犯者かどうか尋ねる。ルーカスは自分は犯人ではなく、アンドレが子供の頃ネコを殺してキャンプ場に埋めていたのでその場所を教えるという。カレンはなぜサムが事件に思い入れが強いのか、ヘティに尋ねる。サムはソマリアでパートナーとセルビアの民兵に捕まり、地中に埋められた経験があった。パートナーは自分の命の代わりに、生き延びて誰かを救って欲しいと言い死んでいった。森の中を捜索したところ、ネコの死体だけでなくルーカスは未発見の少女の遺体の場所を教える。アンドレは家族と共に逃走を試みる。NCISチームが飛び立とうとするチャーター機を止めて足止めするが、DNA検査の結果、遺体に残っていたのはルーカスのものだけで、アンドレのアリバイも愛人が確認する。手がかりがなくなり時間も残り少なくなったが、今回のビデオには手袋を外したシーンがあったため、わざと手袋を地中に置き忘れたように見せかけた画像を作りアンドレの家族に見せる。証拠となる手袋を取り戻しに行くと見て、黒の所有車を追跡すると、キャンプ場に向かったことが判った。現場に向かうと、アンドレの2人の息子が箱を掘り返しており、すぐさまアマンダを助け出す。兄弟はキャンプ場でアマンダと知り合い、殺しのスリルを味わうために犯行を考えたという。2人はルーカスに面会して手口を詳しく聞いていた。今回の事件はCSIのエピソードや「KILL BILL」でも同様のシーンがありましたが、サム自身がかつて同じ経験をし、同僚から自分の命の代わりに、誰かを救って欲しいという約束を果たしたという意味で、見ていてもサムの事件にかける意欲は納得でした。こういうことは今のパートナーであるG.にも話していないところが、サムらしくて良かったですね。鬱陶しいネルの出番も少なかったし(笑)、ヘティがサムのために捜査を続行させたのも良かった。この辺の信頼関係は日頃からお互いを理解している事の現れでしょう。ヘティも官僚的ではありません。FBI捜査官役のAlicia CoppolaはJAGで別役で出ていましたね。さすがにJAGとは同じ役者がクロスオーバーを演じることがなくなりました。被害者の父親は身分の割には豪華な邸宅に住んでいましたね。あの家は多分CSIマイアミでも見たような気がする。タイトルとなったエンジェルス森林公園は広大で、豊かな自然があるようです。それもまた彼らの活躍の場なのですね。
July 9, 2011
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シーズンフィナーレ。このシリーズは基本的に1話完結ですが、キャラクターはそれなりにストーリーが続いていて、身辺は変化して行っている。今回は、それらを一気にまとめたという感じですね。しかも、これもクリフハンガーと言えますよね。チームがそれぞれに関わり合って、SVUならではの展開でした。フィンに恨みをぶつけ、裁判で全てを暴くと言ったダリウス・パーカーの裁判が始まった。遺体に関する証拠が排除され、使えるのは血痕と凶器のナイフ、そしてダリウスのDNAだけ。ダリウスはSVUのメンバーに被告側の証人として召喚状を送り、マスコミは警察署の周りで騒ぎ立てる。もう、こうなるとテリーに証言台に立ってもらうしかない。しかし、テリーは頑なに証言を拒否する。裁判が始まり、SVUはテリーの身柄を確保、無理矢理証言席に座らせるが、その場で証言を拒否したので法定侮辱罪で拘留されてしまう。ダリウスは自ら証人のフィンに質問し、過去の潜入捜査事件でのミスを追及する。オリビアに対しては、弟のサイモンを逃亡中と知って援助したことで追及される恐れがあり、FBIのポーター捜査官は令状を受け取らないために姿を消すという。サイモンもオリビアを心配して連絡を寄越し、オリビアを助けるためにクレイゲンには嘘を言ったと言う。ステイブラーの妻キャシーが分署を訪れ、妊娠しているので自宅に戻って夫として暮らして欲しいと告げる。人員不足のため、ブロンクスのレイク刑事が応援に加わった。レイクはフィンの情報が内部からダリウス側に漏れていると言い、補助についている元警察出身の弁護士ブレイデンを監視する。ブレイデンはNYPDの刑事部の副部長、アラン・ジェームズ警部補と接触していた。その話を聞いたクレイゲンは、もうこの話は終わりだ、と関わりを禁じる。証言席に座ったステイブラーは娘のキャスリーンが飲酒運転をし、それを仲間の計らいで起訴されなかった事を追及される。判事のエリザベス・ドネリーは自分もその件を知っていることから、判事として不適格だと降りてしまう。キャスリーンについては起訴、逮捕するという。ついに内部調査局(IAB)がオリビアとステイブラーを調査する事になった。裁判では検察側は決めてを欠き、やむなくオリビアがテリーを説得して、テリーが証言することになった。テリーはダリウスを産んでもすぐに手放し、ずっと恨み続けたと、しつようにダリウスに責められる。テリーはレイプされた相手を問われて、実の父が犯人だと明かし、長年苦しんできた真実を話す。クレイゲンはアラン・ジェームズに会い、過去にジェームズに恥をかかせて降格された事を今でも恨みに思っているのかと問う。ジェームズはすでに辞表を書いており、次はお前を貶めてやると答える。オリビアはブレイデンにつけ込まれることがないように、自らIABに向かい真実を話すことにする。キャスリーンは逮捕されてしまう。判決は殺人、レイプ共に無罪となってダリウスは勝ち誇るが、ケンはもうダリウスとは縁を切ると告げる。フィンも俺はお前のことを忘れるが、お前は俺のことを忘れることはないだろうと言う。ダリウス役の人はラッパーなのですね。エンディングに歌が流れるなど、明らかにいつものSVUのフォーマットとは違いますが、ここまでキャラクターの複雑になった個人的な話には一応のけじめが付けられましたね。まあ、シーズン9があるということはまだまだSVUのメンバーも安心という訳ですが、最後にこういう形で持ってくるとは思いませんでした。しかし、ステイブラーは何という種馬!(爆)やっぱりそういう伏線だったわけですね。エリオット、さっさと家に帰れよー。奥さんも未練タラタラみたいでしたし、何が問題なのか?オリビアとポーター捜査官はちょっと良い感じに見えるのですが、さて、どうなることやら。一番危ないのはクレイゲンかも知れません。
July 6, 2011
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『ダモレスク号の真実』いまだにジヴァが正式メンバーになれないのは、明らかにされていない事情があるからで、彼女も言いたくても言えない、2つの立場の板挟みになるジヴァの苦しさがよくわかりましたね。なぜ彼女がソマリアで捕虜になっていた(Truth or Consequences)のか…そこに至るまでには非常に複雑な出来事があったのですね。元海兵のクライヤーは「ER」でマルッチ役だったErik Palladinoでした。オープニングはBONESぽかったですね。(笑)ジヴァはNCIS捜査官になるための承認を待つことができず、マクギーにハッキングしてもらい結果を見る。すでに「却下」と処理されていた。タンザニア沖で漁船の網にかかった袋の中から、失踪中の二等軍曹ダニエル・クライヤーの遺骨が見つかる。クライヤーは防諜任務において優秀で、イラクやアフガニスタンなどで任務に就いた経験もあるが、半年前に脱走し、ヨルダンで人脈を売る仕事をしていたという。そして東アフリカ行きの貨物船に乗り込んだところを目撃されていた。彼が乗船したダモレスク号は進路を大きく反れて沈没したと思われているが、実はその船はジヴァが乗船していた船だった。ヴァンス局長とギブスはジヴァがモサドの任務に関して話さないので、ヴァンス局長が揺さぶりをかけることにする。ジヴァはモサドの任務については何も言えないの一点張り。ヴァンス局長は同じ船に乗っていたクライヤーが死んでいたことについて説明するよう迫る。クライヤーの頭には銃創があった。アビーはダモレスク号の沈没した場所を推定し、引き上げを依頼。やがて、船と共に18名の乗組員の遺体が見つかる。彼らも銃弾を受けていた。ジヴァは少しずつ話を始める。ジヴァはモサドの同僚とヨルダンからソマリアへ渡るためにダモレスク号をチャーターした。その時仲介したのがダニエル・シャレフという男で、実はクライヤーだった。クライヤーは船の中をかぎ回り、始めは海兵とは判らなかったがその行動にはジヴァも目を付けていた。NCISにモサドのリーダーで、ジヴァの隊長だったベン・ギドンが現れ、ジヴァの身柄を解放しろと要求する。NCISがジヴァを人質に取っているというので、ヴァンス局長は代わりにベン・ギドンから話を聞く。もし、ジヴァがクライヤーを殺した事が判ると、NCISへの承認には問題が生じる。ベン・ギドンも同じ任務でダモレスク号に乗っており、船員たちが無線で連絡を取るなど、怪しい動きをしていることを重視し、プランを変更するとジヴァに告げた。クライヤーは誰かに衛星電話をかけていた。ダヴィード局長の命令では、乗組員全員を殺すことになっており、ジヴァは反対するが、船内で銃撃戦が始まってしまう。アビーらは、遺体と共に回収された銃弾を見て、ベン・ギドンに何かが起こったと見る。今度はギブスが取り調べを引き受け、トニーのアイディアでアビーがつぶれていない弾を用意し、ベン・ギドンが撃たれて肩を痛めている事を認めさせる。ジヴァも取調室に入り、彼女がクライヤーを殺したというのかと言うと、ベン・ギドンはジヴァは否定するだろうと答える。ジヴァは船長を殺したクライヤーと、互いに銃を向け合った。クライヤーはもしジヴァを裏切ったのならすでに殺していると言い、答えお互いに殺したくないと認め合う。しかし、後ろからベン・ギドンがクライヤーを殺してしまう。ギブスはベン・ギドンがダヴィード局長の命令で、こうやってジヴァを首にしたいのか(burn her)と迫る。ベン・ギドンは彼女はチームの一員だからとだけ答えるが、ジヴァも命令に従ったのかと問う。ギブスはダヴィード局長は腹黒い人間だと言い、もうジヴァに手を出すなとベン・ギドンを追い返す。その後、ジヴァはギブスの求めによって、カメラをオフにして真実を話す。船員を殺して船を沈めた後、ジヴァとベン・ギドンはソマリアに渡り、ダヴィード局長の命令でサリーム暗殺の任務を続けることになった。すでに乗船していた同僚2名を失い、ベン・ギドンも負傷していることから、ジヴァは自殺ミッションになっても一人で任務に向かうという。敵の陣地に入り、ジヴァはあと少しのところまでサリームに迫るが、捕らえられてしまった。心には死を覚悟していたという。ギブスはそういう風に育てられたのだと言い、ジヴァはもうそんな生き方は嫌だと言う。ギブスはジヴァを受け入れる。ダヴィード局長からは娘をギブスに奪われたと抗議の電話が入るが、ヴァンス局長は今後の同盟関係を確認しつつ、ほどよくあしらう。ジヴァには晴れてNCIS捜査官の承認が与えられた。この話、証拠はない中で当人が一切の口をつぐみ、相手が勝手な事を言うという状況をどうやって視聴者に真実を見せるか、というのに苦労していたようですね。字幕も情報不足で本当にわかりにくかった。過去シーンは多分真実なのですが、それは必ずしもジヴァとベン・ギドンの口からは語られていないということですよね。ただ"Is this the way your boss operates ? sends you to burn her?"という台詞でやっと理解しました。「バーン・ノーティス」を見ていれば、この「burn」という言葉の意味はよくわかりますよね。元海兵のクライヤーを殺したことにして、アメリカ側がジヴァを解雇するしかないように持ち込む。 それほど汚い手法を使う。どこまでも任務に忠実だったジヴァは、たった一人で暗殺任務を遂行した。実の息子を実の娘に暗殺させるくらいのダヴィード局長なので、今回もジヴァが成功しなければ死んでもしかたないということだったのでしょうね。ベン・ギドンは今もその命令に従っているが、ジヴァはもうこれ以上は命令に従うつもりはない。ジヴァの代わりにベン・ギドンを追い込むことによって、結果的にジヴァの無実が証明されたという訳で、タイトルの「良い警官、悪い警官」の役回りが意味があったように思います。どちらが良い警官だったのかと、ヴァンス局長とギブスがからかうところが面白かったですね。今回、意外にも2人が良いコンビネーションでジヴァを取り戻そうとしているのが印象的で、嫌な奴のイメージのあるヴァンス局長が、ギブスのために上手くダヴィード局長を言いくるめているところなども、すっかり良い人になった感じです。これも、スピンオフのLAでのイメージがアップに繋がっているのかも知れません。(笑)結局、クライヤーは何のために情報をかぎ回り、誰に電話をしていたのか判りませんが、ジヴァの任務とは関係なかったということですね。ドッグタグを外していなかった、というのは彼にとって「信念」のようなものだったのでしょうか。アビーが「チーム・ジヴァ」として全力で彼女を救おうとしているのが良かったですが、そこにギブスを入れないというのは、やはり政治的立場の違いがあったのですね。ダッキーもジヴァに友人なのだから真実を話すように説得しますが、真実を語ったのはカメラを外して、ヴァンス局長も席を外したギブスとの一対一の場でだけでしたね。改めて、ギブスとの絆の強さを感じた場面でした。耳に囁いたのは、後で話題になりいかにも受けそう。(笑)これで、ジヴァが普通の捜査官になれるのは、良かったのではないでしょうか。そもそもモサドの連絡将校という複雑な立場は見ていても重苦しくて、しかも暗殺者というのはよくからかわれていたにせよ、女性としてあまりにもダークなイメージで、正義の味方にはふさわしくない。「バーン・ノーティス」のマイケルでさえ、簡単に人は殺しませんからね。とにかく、やっとこれで普通の犯罪捜査ドラマになって、これからはより明るいカラーで楽しませてくれそうです。
July 3, 2011
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何の前触れもなく、どうやら今回から新人が入ったようです。そして、空気読めない彼女に振り回されるエリート集団の困惑ぶりが楽しい。それはヘティまで巻き込まれて、微妙な「間」が良い味を出しています。こういうのはチームプレイが確立しないと成り立たないことなんですよね。事件については、予想通りだったかな。チームはヘティの誕生日パーティで頭を悩ます。ビバリーヒルズの高級ショッピングモールの駐車場で、海兵隊のポーター伍長の遺体が見つかる。右手が切り取られ、付近に見あたらなかった。使われたのは小型のナイフだという。ポーター伍長は高度な機密に触れる部署に勤務していたことから、ヴァンス局長が機密が漏洩していないか、調べるために市警から捜査権を引き受けた。ポーター伍長は1週間前にイラクから帰還しており、市警では容疑者として2名の名前を挙げていた。ウィンストン1等兵はポーターと金を巡って確執があり、ポーターはサイドビジネスで大金が入るところだと言っていたという。もう一人、ピーターソン伍長は日頃ポーターと仲が良く、ポーターには恋人のダイアンがいて結婚も考えていたが、ダイアンは移り気なポーターに浮気を疑っていたという。ケンジーがダイアンに会い話を聞くと、イラクから帰ってポーターは人が変わったように金遣いが荒くなり、婚約指輪も大きいのにしようと言っていたという。今は疑った事を後悔しているという。監視ビデオから、ポーターが鞄を運んでいたことが判る。遺留品から、ポーターがダウンタウンの宝石の仲買店を訪れていたことが判り、ポーターが何かを売りに立ち寄ったのではないかという。Gとサムが闇の売買に関わっているというローゼンの店を訪ねると、店主のローゼンが殺されているを発見する。ローゼンもまた手首を切り落とされていたが、その場に残っていた。ローゼンの取引関係を調べていたところ、最近ロデオ・ドライブの店でイスラム教徒のアンシリと取引をしていたことが判る。アンシリはフセイン大統領の家族にも宝石を売っていた。ポーターのイラクでの隊長が宝石を盗んだと訴えられており、アメリカ軍がイラク人による国立博物館の略奪を黙認していたことなどから、ポーターも宝石を盗んで「泥棒は手を切り落とせ」というイスラム法に従って、アンシリがポーターとローゼンを殺したのではないか?ケンジーとディークスがカップルを装って、アンシリの店を訪れ、わざとバビロンの古美術の装飾品を見せるとアンシリは気色ばむ。サムとGがアンシリを尾行し、レストランで男たちと会っているところを身柄確保する。逃げた男たちはアルカイダの資金調達係のサリマ・アルジャラームと判ったため、ボートハウスでアンシリを厳しく尋問する。しかし、アンシリは何も知らないと否定する。FISA法に基づき、アンシリの家宅捜索をしたところ、血の付いたナイフと古美術のネックレスが見つかった。改めてアンシリを問い詰めると、敬虔なイスラム教徒のアンシリとしては、ナイフを扱う流儀が違うという。誰かがアンシリをはめるためにそこに置いたのか?そのネックレスは国立博物館から略奪されたもので、ポーターの鞄の中には他にも美術品が入っていると思われる。ポーターが殺害された時の監視ビデオにウィンストンの車が映っていたため、逮捕する。しかし、ウィンストンには犯行時のアリバイがあり、車を修理に出していたことが判った。ローゼンの書類には運び屋としてウィンストンの名前があったが、彼の車に接することができるのはピーターソンだと判る。ピーターソンは無断で休み居所がわからないので、恋人のエレンのところへ向かう。するとピーターソンが逃亡しようとしていたところで、国境に向かってGとサムがピーターソンを追う。追い詰められたピーターソンが銃を向けたため、NCISは撃って持っていた鞄を確保する。中には博物館から盗まれた美術品が入っており、ヴァンス局長はイラクに返すという。ポーターは盗んだ美術品をピーターソンに見せて殺され、ピーターソンは運び屋としてウィンストンの名前を使っていたが、ローゼンを殺してアンシリに罪を着せた。ポーターの遺品として婚約指輪が出てきたので、ケンジーはダイアンに渡すことにする。新人のネルが何も相談せず、ヘティのパーティの準備をして仲間を驚かせる。チームに配属されると言うこと自体、ネル嬢は優秀なのかも知れませんが、とにかく人の言葉を遮って言いたいことを言ってしまうというのは、BONESの助手の中でデイジーを思わせますね。調和を乱す彼女の存在に、さすがのカレンまでも「それを言うのは俺だ」とむっとするのですが、その辺は大人なメンバーばかりですので、みなさん、徐々に調教するつもりなのでしょう。(笑)今後はエリックとコンビを組みそうですね。エリックが眼鏡を外してネルをのぞき込んだのが印象的。なかなかの男前。それよりも、やはりケンジー&ディークス組のじゃれ合いがおもしろいですね。それっぽく振る舞おうとして、お高いケンジーからやり過ぎよとたしなめられるところ、ちょっとシッパー心をそそります。(笑)2人を見てカレンが「レディとトランプ(わんわん物語)だな」と言ったのが秀逸。どうみても、ディークスは犬っぽいですので。あと、ヘティに何をプレゼントするのか、というのは確かに頭を悩ませるところです。ああいう何でも知っている趣味が深い人、というのはつまらないものをあげるわけにも行かず、こちらのセンスのなさ、無知さをさらけ出すのも嫌、というわけで困ります。でも、だからといって、何もしないと冷たいと思われるかも知れない。これが毎年だとすると、本当に大変ですね。(笑)今年はネルのおかげで助かりましたね。
July 2, 2011
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シーズンフィナーレ。先が知りたくて読み進める小説のような感じ。デクスターは愛するものを取り戻す事ができるのか?本当に今シーズンは良かった。内容も多かったし、デクスターが少しずつ変化しているのが興味深かったです。単に悪者を殺しているだけではない、ストーリーに飽きることのないシリーズですね。そしてシーズンのまとめとして、多少積み残したものあるけれど、中締めというか、丸く収めたような印象です。脚本はSF作品などでよく名前を見るManny Cotoでした。ネタバレ注意。前話の続き。ジョーダンに連れ去られたルーメンを救うため、デクスターは道具を取りにアパートに戻る。そこに、ハリソンを始め、家族が突然戻ってきて、マイアミでハリソンの誕生日パーティをすると言ってデクスターを驚かせる。デクスターはジョーダンが持っている不動産のどこかにルーメンが捕らわれていると考える。デクスターがかけた電話にジョーダンが応え、ルーメンはまだ生きている事を匂わせる。飛行場でジョーダンを取り逃がしたデボラはラゲルタに情報通知命令を出してもらう。デクスターはジョーダンの過去に関係する場所に手がかりがあると考え、「ユージーン・グリア」名義の不動産を探してもらう。そのころ、デクスターが刺し殺したスタン・リディの遺体が発見され、デクスターとメトロ署の殺人課は現場に向かう。そのころ、ジョーダンは今は使われていない青少年キャンプ場にルーメンを連れて行く。そここそが女たちを拷問した場所で、ジョーダンはデクスターがやってくるのを待つ。クィンはリディが殺されていた事でショックを受けるが、すでにリディと連絡を取り合っていたことをラゲルタに知られてしまい、問い詰められる。靴に付いた血痕を見つけられて、状況が不利になったクィンは署に戻される。クィンは「殺していない」という以外はデボラにも何も語らず、デボラは改めてクィンへの愛を告白する。グリア名義のキャンプ場があることを知ったデクスターは罠と判った上で、道を急ぐ。しかし、車が横転して待ち受けたジョーダンに捕まってしまう。一方、デボラはジョーダンの目撃情報を得て、元キャンプ場へ向かう。ジョーダンはルーメンとデクスターを捕らえて勝ち誇るが、準備していたデクスターが反撃してジョーダンを捕らえる。感極まったルーメンがジョーダンを殺し、後始末をしていたところに、デボラが一人で追ってくる。デボラはカーテン越しに2人に銃を向け、ジョーダンの被害者には同情を示すと言いながら、自分には通報するしかないと告げ、逃げるように言う。デクスターとルーメンはジョーダンの遺体を処理し、アパートに戻る。2人でやり遂げた事に充実感を感じるデクスターは、クィンの靴の血液を上手く処理してクィンのリディ殺害の疑いは晴れる。ハリソンの誕生パーティを前に、ルーメンはジョーダンを殺してもう人を殺す必要はなくなった、あなたとは一緒にはいられないと去っていく。ハイライトはやはりデボラにカーテン一枚で事実を知られそうになった場面ですね。ここでもしデボラがカーテンをめくったら、デクスターはどうしたのか。まさかデボラを口封じのために殺す事はしないと思いますが、いつかはそういう日が来るかも知れない。そうなると、一気にドラマは別物になるでしょう。ジョーダン・チェイスがどうして弱虫から人を支配する存在に変わっていったか、というのは判ったような判らないような。コールやボイドらが元々性的にサド的趣味があった、というわけでもなさそうだし、この辺は説明不足かも知れません。ルーメンが残ってデクスターと殺しのカップルを続けるとは思わなかったので、せめて殺されずに立ち直って去っていったということは良かったのではないでしょうか。殺しを辞められないデクスターは今度こそ自分を理解してくれるパートナーが現れたと喜んでいたのに、やっぱり自分は闇の存在なのかと一瞬思うわけですが、でも、彼女が与えてくれたものも大きかった。自分も人間になれるのだと信じさせてくれた。この展開がとても納得です。現実に、一度殺しに手を染めた人間が新しい人間に生まれ変われるのか、という気もしますが、デクスターを中心として考えると、観念的ですが、トリニティやジョーダンらが「闇」の存在で、リタやルーメンはデクスターを良い方向に変えていく「光」の存在だったのだという気がします。そういう意味で、このシリーズは最初の頃とかなり雰囲気が変わりましたね。後、率直さ、激しさがモットーだったデボラが「複雑だ」というようになったのが変化でしょうね。実際、ラストシーンでこのシリーズを通じて結婚した中の人2人が離婚しても同じように並んでいる姿を見ると、まさに人生は「複雑」そのものです。(爆)クィンは良い奴となって、デボラは今度こそ幸せになれそうだ。「兄貴も幸せになりなよ」なんて、ああ複雑。(笑)予定調和的とはいえ、ただまあ、ジョーダン・チェイスの遺体を見ているので捜査は続けられるはずですし、リディ殺しの犯人、そもそもトリニティ殺人の犯人も捕まっておらず、これらは迷宮入りにされてしまうのかどうか、ちょっと気になります。来シーズンはゲスト(big bad)として、マイアミにはゆかりのあるEdward James Olmosが登場するというので、今から非常に楽しみです。
July 1, 2011
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