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『善意と強欲』クローザーの邦題はいつも固いですね。今回は「High(ハイ)」が何度も出てきて、笑わされました。新本部長デレクも、妙に真面目でそこがまたプロベンザとのやりとりで珍妙な味が出ていました。ブレンダらはデレク新本部長の命令で、強盗殺人課が担当していた医療用マリファナ調剤店の連続武装強盗事件を調べることになった。ここ2ヶ月の間、3~4日ごとにヘルメットを被った3人組が押し入り、現金と在庫を奪って行く。デレクは緊急で重大な事件だという。デレクは遠回しに重大犯罪課を潰し、ブレンダをポープの後任の副本部長に据えたいと言う。ポープはデレクの行動は、自分を追い出す当てつけだと言い、もし今回の事件を解決できなければ、自分が作った重大犯罪課を失う事になるという。ポープは次の仕事は州外で探さなければならないという。ブレンダはデレクの申し出のことを聞かれてポープに嘘を言う。連続強盗事件が発生し、今度は殺人があった。強盗が銃を向けた時に、シェイ・コリンズが抵抗したために撃たれたという。重大犯罪課の現場検証に、デレクが出向いて様子を聞く。シェイの共同経営者のサム・ドットソンによると、シェイが独自に開発したオリジナル商品が人気で、シェイは連続強盗について、犯行手口などを分析して警告するパンフレットを作っていた。ブレンダは店を封鎖し、植物に詳しい専門家を呼ぶことにする。犯人グループは前の晩に1人が買わずに下見し、翌朝1番目の客が帰ったと同時に強盗に入るのがパターンだった。ドットソンが警察はこのような医療用マリファナ調剤店を守ってくれないと言ったので、デレクは早速マスコミに捜査している事を発表するという。プロベンザは昔からマリファナを売買するのは、ドラッグディーラーのやることだとやる気を見せなかったため、デレクはプロベンザに調剤店を集めて、警告するように命じる。ドットソンの店を外から映した監視ビデオを見ると、最後の客だったジョン・パクが強盗犯を招き入れているように見えた。さっそく逮捕して話を聞くが、すでに薬でハイになっていて、要領を得ない。ただ、犯人はオレンジ色の古い車に乗っていたという。プロベンザが集めた店主の情報で、強盗犯と思われる男が下見に現れたという。翌朝に犯行があると見て、潜入捜査を行うことにする。フリッツはデレク本人からブレンダを副本部長に任命するという話を聞いて喜ぶ。フリッツとしては、妻を凶悪犯罪にかかわらせるのが心配なのだという。重大犯罪課が張り込みをしている中、案の定オレンジ色の車が洗われ、3人組がヘルメットをかぶり、タイミングを計って店の中に入っていく。強盗を行った3人はその場で逮捕されるが、持っていた銃は模造銃だった。3人のうち、クラークという男がテレビ製作会社の小道具係で、銃を用意したという。残りの2人の男はスタントマンで、クラークに犯行を持ちかけたが、2人ともすぐに弁護士を要求する。3人とも殺人はしていないと強く主張し、ドットソンの店の倉庫は空で店を出る時は2人とも生きていたという。ブレンダはドットソンの店の封鎖を解き、捜査令状を取る。ドットソンが店に戻ってくると、屋根裏の物入れに隠したマリファナを取り出そうとする。重大犯罪課は屋根裏に隠された銃を発見し、ドットソンをシェイ殺しで逮捕する。ドットソンは客を思って高い金を取らないシェイを殺し、儲けを独り占めするつもりだった。ブレンダはフリッツから、ポープがまだブレンダに気持ちを残しているのではないかと言われて、直接話す事にする。ブレンダは副本部長になるつもりはなく、自分がやりたいように仕事をするにはポープの力が必要だという。ポープは諦めず、デレクと戦い続けるという。デレク本部長は飄々としながら、抜け目ないタヌキオヤジですね。「クリミナル・インテント」のカーバー検事補のイメージが重なります。日本から見ると、医療用マリファナが処方されれば誰でも買うことができるというのは驚きです。でも、それもベテランのプロベンザから見ると、ヒッピーがふかしているものと何ら変わりない、ドラッグディーラーが盗むのだ、警察が守るべき対象じゃないのですね。客が不安症や不眠症で処方してもらってハイになっている、というのを見ても、やはり本当に必要な人以外に渡っているような印象です。ところで、潜入捜査に入ったチームですが、バンダナ、ジーンズ、いつの時代?というようなタオだとか、ピアスをするガブリエルだとか、クロスワードパズルをするプロベンザなど、各人がツボにはまった格好をしていましたね。最高です。良いわ~そして屋根裏に上ったブレンダが降りられなくなって、「そんなハイな場所にいくべきじゃなかった」と言われたり、「そんなバカな」「君は私がハイに見えるかね」と、ギャグのオンパレード。いつものクローザーらしさが出ていました。フリッツがブレンダを心配するのはよくわかりましたが、ポープとの間を気にするというのは意外でしたね。まあ、昔の愛人関係なんだから、いい気はしないか。それでも、そんなことでブレンダが自分の信念を曲げるわけにはいかないでしょう。副本部長席が気になりますね。
October 31, 2011
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あれ?フィオナとジェシーのあの気まずい雰囲気は何?マイケル一筋のフィオナにまさかの心変わりが?と余計な事を思ってしまいました。相変わらずBruce Campbellの良い男ぶりが光っています。なんてチャーミング!さすがにこればかりは、マイケルも太刀打ちできないですね。ジェシーもフィオナとの関係で違う面が見え始めていたのですが。マイケルはジェシーに情報の出所を偽装して、共通の敵ジョン・バレットの存在を教える。バレットは世界的通信企業のCEOで、本拠地はNYだが、そちらに乗り込もうというジェシーを押さえて、マイケルは「聖書」を持ち出してマイアミに呼び出そうという。バレット本人に電話をかけ、相手の出方を待ち構える。ジェシーは情報の出所を聞きたがる。フィオナは友人のエミリーが夢中になった男に、あり金をすっかり巻き上げられたという相談を受け、サムに手伝ってもらい、力になることにする。エミリーはイギリス人のチャールズ・アーチャーという男に騙され、投資話に貯金をつぎ込んでしまった。私立探偵を雇って金を取り戻そうとしたができなかったという。チャールズは実はインターポールでは殺人で手配されており、同じように騙されたという女性が何人も行方不明になっていた。サムは「同業者」チャック・フィンリーを装い、「カモ」のフィオナを連れてチャールズの前に現れる。マイアミで仕事をするためにお前の銀行口座を貸してくれと申し入れて断られる。フィオナは女性を騙すチャールズに激怒して、気持ちが収まらない。サムは改めて出直し、チャールズと親しくなったところで酒に薬を入れて意識をなくさせ、酔って記憶が飛んだチャールズがはずみで高級車を買ったと吹き込む。それは銀行口座を聞き出すためだったが、チャールズは真っ直ぐに管財人のマーティンのところに駆け込み、実はチャールズ本人は口座No.を知らないことが判る。マーティンはやり手で、監視しているフィオナとジェシーに気づき、2人はとっさにキスをしているカップルを装おう。サムは女に金を盗まれた上、謎の車に監視されていると不安をかき立て、その隙にジェシーとフィオナがチャールズの家や車に盗・聴器を仕掛ける。チャールズも仕掛けを見つけて不安になりサムに助けを求める。サムはトラブルを解決する「専門家」としえマイケルを紹介するが、その時マーティンからエミリーが雇った私立探偵を見つけ片を付けたと連絡が入る。マーティンは手下にエミリーを襲わせており、フィオナがエミリーを救出する。チャールズはマイアミに見切りを付け、リオに高飛びすると言い、サムには別の金づるを紹介するという。サムは再びチャールズを意識不明にして、気がつくとエミリーを殺したという状況を演出する。今度こそ、マイケルが金で後始末を付けると言い、マーティンが管理する100万ドルを手渡せば、高飛びの手はずも整えると持ちかける。焦ったチャールズはマーティンから全額引き出してマイケルに手渡す。そこでサムが全て嘘だった事を告げて、マイアミの町にチャールズを放り出す。チャールズはマーティンに追われる身となった。マイケルはその金をエミリーに手渡す。バレットは手下をマイアミに寄越し、聖書を回収しようとする。マイケルは聖書の一部をコピーしたものを土産に持たせて手下をNYに送り返す。本気になったバレットがついに自らマイアミに乗り込んでくるというので、立ち回り先などを監視することにする。ジェシーはマーヴと接触し、自分が首になるきっかけとなった情報漏洩事件時に別のカメラに不審者が写っているのを見てしまう。自分のIDを使ったのがマイケルだと知ったジェシーは今まで騙されていた事を知って、フィオナに銃を向ける。フィオナはジェシーを元の仕事に戻すために努力していると弁明するが、覚悟を決める。ジェシーはそのまま姿を消してしまう。良いですね、サムのキャラ「チャック・フィンリー」。これもまでヒモか、というくらい常に女性がいて車を与えてもらったり、リゾートにお供などまめなところを見せていましたから、これからも時々チャックを見せて欲しいです。ゲストのイギリス野郎が本当に軽くてどうしてこんなのに女性たちが引っかかるの?と思うほど。その「すけこまし野郎」にマイケルがイギリスアクセントで言い返しているのが面白かったです。ああいう風にバカにするものなのか。で、ついにジェシーが真実を知ったわけですが、直前にフィオナとのキスがあったものだから、余計に複雑だったのかも知れませんね。マイケルに騙されていても割り切れるが、フィオナに好意を持ち、彼女の正義感を見てきたからには、その彼女がマイケルに忠誠を尽くして自分を利用していたというのは理解できない、したくない事柄だったかも、フィオナもいつもなら銃を奪って闘うのでしょうが、今回は罪悪感があるからか、無抵抗でした。それをジェシーも冷血に撃ち殺すということはできないでしょうね。とにかく、マイケルとしてはバレットとジェシーという2人の敵を持ったことになり、話がややこしくなりますね。そう、バレット役にはまたまた大物、ロバート・パトリックですね。NCISでもギブスの敵役として存在感がありましたし、やはり悪役では得難い人なのかも。(爆)余談ですが、マデリンの紫色のコーディネイトが素敵だった。おしゃれですよね。
October 30, 2011
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『マリソルの悪夢』マイアミ版プリズン・プレイクですね。(笑)Joe LaBrockによって町に放たれた脱獄者たちを追うMDPD。海、空、道路に全警察を挙げて大捜査網が敷かれます。もちろん、陣頭指揮に立つのは我らがHoratioですね。検問のためにバスに乗り込むHoratio、バスなんて初めてじゃないですか?もうそれだけでドキドキ。(爆)「バスを降りるのには2通りある。静かにゆっくりか、脚から出ていくか、お前が決めろ。どっちだ?」ここは周囲に気を遣っていますから、運昇流ではダメです。(笑)今シーズン始まってばかりですが、ずっと高いテンションが続きますね。以下、ネタバレ脱獄したメンバーの中に、Marisolを殺したMemmo Fierroがいた。HoratioもEricも、またあの時の怒りがこみ上げる。他のラボクルーには近寄りがたい雰囲気ですね。 「H、俺たちが捕まえる。」「何が何でも俺たちがやる。(If it's the last thing, we do.)」Fierroは、クルーザーのカップルから銃とアクセサリーを奪い、男を殺してボートでヴァージニア・キー方面に逃げた。どうやら、クリーニング工場で働く元カノIvonneを訪ねたらしい。始めは真実を言わなかったIvonneは、別に匿っているわけではなく、凶悪犯と暮らしていたことが判って、一人娘の監護権を取り上げられたので正直、もうFierroとは関わりたくないのだ。その頃、Fierroは病院のERで、看護師たちに「ここで働いて何年だ?」と尋ねては、その答えは間違っていると撃ち殺してしまう。全くもって、冷酷無比。しかし、なぜそんなことをするのか?また、Horatioとの関係は?いつものことですが、命が助かった看護師から話を聞くHoratioが優しいですね。やがて、人質を取ったFierro本人から接触があった。「その声を知っているぞ、絶望した男の声だ。この5年元気だったか?新妻の手を取ってから。いまだに引きずっているな。( Still tugs at you.)」「メモ、お前を殺してやる。覚えておけ。( I'm going to kill you for that. You mark my words.)」ダメですって、挑発しちゃ。Hを怒らせたら、リアズのように殺されますって。ただ、Fierroは単にHoratioを怒らせるために人質を取った訳ではない。里子に出されることになった彼らの娘Elsaを酷い里親に託したケースワーカーに復讐したのだった。ここは、犯罪者といえども、自分の子供はかわいいという人間的な面を見せるわけですね。里子サービスに、民間の会社が関わるというのは意外ですが、Fierroは愛娘が怪我をしたときに診察して貰えなかった病院の人間を殺し、いい加減な里親を傷つけ、そして現在行方不明中の娘を捜している。HoratioはにっくきFierroを追うだけでなく、彼より先にElsaも探すことに。何だか立場が逆転しています。でも、子供が関わると、暴走しかけたHoratioに理性が戻ってくるような気がします。そして、Calleighからここにいなさいと留め置かれたIvonneは娘が恋しいがあまりに、里親の家に侵入していたことが判る。褒められない行動ですが、気持ちは判ります。やがて、Elsaを連れ去ったのは、里子サービスの上司McGuire だと判明。Elsaを助けるために、HoratioとFierroが同じ場所に向かう。Elsaの里親がふさわしくないという担当者の要望を勝手に拒否しているくせに、自分が勝手に金持ちの家にElsaを連れて行くという。レクサスに乗っているところを見ると、金が入るのでしょうか。そこにFierroが現れ、お互いに銃を向け合う。Ericが興奮して今にも撃ち殺しそうな雰囲気ですが、HはEricに撃つなと押さえる。Hの後ろにはElsaがいますから、その意味は大きい。「俺の娘の前で殺すのか」「お前に家族のことなど言われたくない。」銃を構え合う緊迫した状況での、久しぶりの親子の再会。そこに愛があります。しかも、「彼を撃たないで」と涙の訴えで、さすがにHも妻の敵を討つことはしませんでした。「メモ、今日は彼女に免じて見逃してやる。だが、明日はお前がターゲットだ。(Memmo, today about her, tomorrow about you.)」再会を果たした母子を優しく見守るHoratio。今度こそ、幸せに暮らして欲しい。"Ladies, good luck."そしてHが思い出すのは、Marisolの最期ですね。ギラギラしているEricと違い、HoratioはFierroに対して復讐心に走ってはいけないと自制しているように見えました。Fierroは最悪の犯罪者だが、娘を愛する父親でもある。できれば、シーズン5、6の時のような目には目を、マイアミ式正義のようなHoratioは見たくない。Marisolとの思い出は、きれいな思い出として次に進んで欲しい。今シーズンのHoratioがこれまでに見たことのないようなdesperateなHoratioになると聞いているので、心配な限りです。
October 30, 2011
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『命懸けの取材』急に「どうしちゃったの?トニー」という感じです。まあ、トニーが惹かれる女性って、ミステリアスでどこかヨーロッパの香りがしますね。海軍情報作戦コマンド(NIOC)勤務のジェフリー・ハットン大尉が自動車を運転中に絶命して、病院の駐車場に突っ込んでくる。唯一の身内、ハットン大尉の妹はジャーナリストでテレビレポーターのデイナ・ハットンだが、今日はテレビ局に出勤していないという。デイナの自宅に向かうと、家の中は酷く荒らされていた。NCISはハットン大尉の死とデイナの失踪に関係があるとみて、市警と連携をとり捜査を始める。トニーはデイナに興味を持ち始める。検死をしたダッキーによると、大尉には打撲も外傷もなく、多臓器不全の状態だったという。しかし、1週間前の健康診断ではそういう兆候はなかった。アビーに毒物検査を回す。トニーとジヴァはデイナの職場ZNNのスタジオを訪問し、プロデューサーに話を聞くが、デイナは最近恩人を交通事故で亡くして、その遺言執行人として書店を売りに出す手はずを整えていたという。デイナの仕事ぶりは熱心で、民間の軍事企業について取材しており、ここ数日はKBGについて調べていたという。NCISでは、メキシコ司法省のアレハンドロ・リヴェラから麻薬戦争撲滅のために協力を求められる。リヴェラはこれから国際警察組織を立ち上げるところで、技術と情報の共有でギブスは協力を約束するが、そこにあのアリソン・ハート弁護士が現れ、委員会の司法顧問になったという。彼女の雇い主のベル大佐が出所したのは、リヴェラの尽力によるものだと言い、ヴァンス局長はハート弁護士をNCISの臨時職員として出入りさせる事になった。トニーは取り憑かれたようにデイナの過去のインタビュー映像を見て、デイナの恩人の書店オーナーの名前を探し当てる。オーナーはチャーリー・バスコムと言い、デイナにとっては父親も同然だった。店を訪れたトニーは、店の金庫が開いたままになっているのを見つける。ハットン大尉の上官はハットン大尉の仕事について、民間軍事会社に関して軍は仕事を依頼するべきではないという内容のレポートを作成していたという。それは奇しくもデイナの取材と関連していた。パーマーはハットン大尉の遺体を調べ直し、肩に極小の金属球が入り込んでいるのを見つける。アビーが分析したところ、金属球から微量のリシンが検出されたという。これは冷戦時代のKGBの使った暗殺武器で、解毒剤がない。ハットン大尉は古いFBIやCIAの文書を調べていた。過去にスパイが大量に逮捕された年があたという。チャーリー・バスコムの死は事故死で間違いなかったが、彼の帰化に関する書類は偽造されていたことが判る。ダッキーがチャーリーの検死報告を見直して、生まれはソ連だという。ヴァンス局長によると、冷戦時代にワシントンDCにユーリというスパイがいて、銀行家を装いKGBに資金を流していたという。それがチャーリー・バスコムで、本屋を隠れ蓑にしていた。しかし冷戦終了後、1000万ドルの資金は忘れ去られたという。ということはデイナはロシアのスパイなのか?NCISチームは再度チャーリーの店を捜査し直し、隠されたマイクロフィッシュを見つける。デイナに固執するトニーはメッセージを残し、それに応じてデイナが現れる。デイナはチャーリーの死で店を売ろうとして金庫を開けると、中にロシアの文書や暗号があり驚いたという。そのことをジェフリーに相談したところ、独自に調べ始めた。チャーリーが隠し持っていた金は希少本として本棚に残されていた。デイナもジェフリーと同じように弾を撃ち込まれており、入院した後、静かに息を引き取る。ユーリの残した帳簿には、KGBに流した金の流れが記載されており、関係者の名前が書かれていた。その中に、チャーリーの古い友人で、店の売買を任されていたマギーという女がいた。彼女はデイナとジェフリーに過去を暴かれるのを恐れて2人を殺したのだった。ジヴァはトニーがデイナに執着していることを心配し、トニーはデイナの死にショックを受ける。久しぶりにトニーが女性に執着はしたものの、死んでしまったのでこれ1話限りということですよね。ただ、後には引きそう?ギブス・ルールを破ってまでのめりこむと言うことはよほどの事です。ジヴァがずっとトニーを見守っていて、珍しく自分から映画の引用をしたり、持ち場の変更という感じでしょうか。何せ、この2人の間に恋愛関係を持ち込む事はできませんから。このTVレポーター、何となくBONESで新しくブースの恋人になる彼女に設定が似ているなと思いました。もしかして、こちらが元ネタ?昔のスパイが今もひっそりと生き延びていて、世界遺産級のお宝が隠されていたというのは、なかなか良かったです。冷戦時代が話題が持ち出されると、スピンオフのLAとの関連もありそうで、ストーリーが広がりそう。ところで、ハート弁護士、しつこくまた出てきましたね。ギブスの「こりゃだめだわ」という表情が面白かった。(爆)メキシコ絡みだとこの人しかいないのか、NCISにかかわる案件を鵜の目鷹の目で狙っているのか。となると、やはり標的はギブスでしょうか。自由にNCISの中を歩き回れるというのは、やっかいです。アビーにも偉そうに命令して、厚かましい。そして相変わらず、玄関ドアの鍵はかけずに、みんな地下室に勝手に入ってくる。(笑)不用心きわまりないですが、まあ、ギブスと闘うにはよほどの度胸がいるでしょうね。お笑い担当のパーマーくんも、今週はお手柄でしたね。師匠ダッキーの元で、良い感じに育っています。
October 28, 2011
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今週は何と言ってもエリックの大活躍ですね!送り出すヘティはまるで母親のよう、同僚のネルの前で「将軍のご帰還」というエリックも良い顔をしていましたね。民間のロケット製造会社DSTの創立者で技術者のオーリー・ドリューウェットが、打ち上げ予定の衛星をテストしている時に、実験室内に閉じ込められ、高熱で死亡する。この会社ではクライアントの希望のものを軌道上に揚げており、トルコの通信会社が打ち上げを見に来ていた。ドリューウェットのテストは予定外だったが、こういう事件があっても打ち上げは予定通り行われるという。国防総省は高度な機密技術が漏れるのを恐れ打ち上げを辞めさせ、NCISに事件性があるかどうか事態を調べるように命じる。ドリューウェットのパートナーのハーラン・ホルトは接客を理由になかなか事情聴取に応じない。ドリューウェットの娘のエリエルは、父親はみんなから愛されていて、ホルトとは経営を巡って常にもめていたという。今回の事態も事故ではなく、実験プログラムは正常だったという。ホルトは90年代に、カーティス・ロビーと軍事機密技術のリストをアメリカの敵対国に輸出しており、ライセンスを奪われていた。その後、ドリューウェットと組んだが、ロビーもやはり宇宙航空学の競争会社を立ち上げていた。エリエルは会社の経営が悪化したため、ホルトが売却先を当たっていたと言い、それを巡って父を殺したのだろうという。ヘティは専門知識に詳しい者が潜入する必要があるとして、エリックをFAAの捜査官として潜入させることにする。サムとGはやっとホルトに話を聞くが、死亡時のアリバイがある。エリックはソフトウェアの検査を行い、実験室内に入るが、急にドアが閉まって冷却と高熱のシーケンスが始まってしまう。ネルがモニターしていたおかげで、近くにいるGが緊急停止ボタンを押し、エリックを助ける。誰がドアを閉めたのか、判らない。DSTを最近解雇されたジェフ・キントという男が安全性を指摘していたというので、会いに行く。キントは安いという理由で規定外の部品を使ったホルトとそれを認めたエリエルの尻ぬぐいをさせられたのだというが、今は会社とは和解している。ネルはトルコのバイヤーの経歴に詐称があることを発見する。この男はチュニジア、シリア、リビアなど、携帯電話を使った革命が起こった国々を最近訪れており、衛星を打ち上げて携帯電話を操作すれば革命を止めることができる。打ち上げを阻止すべく、NCISチームが飛行場に向かうが間に合わず、ロケットが打ち上げられてしまった。しかし、途中で爆発し実験は失敗する。エリエルはもう会社は終わりだという。潜入から戻ったエリックは、ドリューウェットの残したメールを調べ、部品の交換について、ホルトと言っていることが矛盾していることが判った。ホルトは2週間に7回もロビーに電話をしていた。何者かが遠隔操作で実験室のドアを開け閉めしていると考え、改めて実験室を調べると、監視カメラの中にもう一つのカメラが仕込まれていた。また、打ち上げデータを比較して、最後の打ち上げでは肝心の衛星が載っていなかった可能性があった。載せなかった衛星はバラバラにして闇に売るつもりだろうが、予定外の検査をしたドリューウェットが入れ替えた偽物の衛星に気づく恐れがあり、殺したのではないか。ケンジーとディークスはロビーを尋問するが、アリバイがあり、殺していないという。ホルトからは会社を買ってくれと言われていたという。ホルトの自宅に向かうと、ホルトは殺されていた。予定外の検査はエリエルへのチャットで気づいたと思われ、携帯にハッキングした人物を調べるとキントだったことが判る。キントは明日衛星の部品をマーケットで売るというので、NCISチームが監視していたところ、キントがトルコのバイヤーに品物を渡しているのを発見し、逮捕する。エリックが緊張してナーバスになっているところや、ヴァーチャルでは人を殺すが、本物の銃は絶対に持ちたくないと言ったのは、プロの集団NCISとしては新鮮でしたね。いずれかれもネイトみたいな潜入捜査官になるのでしょうか。でも、やっぱりコンピューター関係を守る人は替えないで欲しいですね。彼はどっかりと指揮官の席(ではないですが)、あの場所を死守して欲しいです。ホルトが殺された意味がもう一つよくわかりませんでしたね。キントの犯行の証拠でも掴んでいたのでしょうか。LAPDのヘリで乗り込むカレンとサムは格好良かったけれども、サムの潜入捜査(宅配員)は先のエピソードでちゃんと出てくるのでしょうか。単なるネタだったりして。(笑)
October 28, 2011
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SVUにありがちですが、一面的な主張で裁判を引っ張った時はさすがに「それはないだろう」と言う感じになりますね。性犯罪とメディアの関係など、今更ですね。それよりも、子役たちがどこまで理解して演技しているのかと思うと、複雑な気持ちになりました。10歳の少年デイヴィッドが学校で出血しているのがみつかり入院する。SVUはレイプとみて、DNA検査と証拠の陰・毛を調べる。レイプは何ヶ月前から数回に及んでいる痕跡があったが、デイヴィッドは事実について頑なに沈黙する。デイヴィッドの母親によると、デイヴィッドは昨夜別れた夫でユダヤ教徒ハシディック派のアビのところにいたという。マンチとステイブラーがアビに話を聞くと、今朝は礼拝堂に一緒にいて学校へは若い家庭教師ジェイコブに送らせたという。ジェイコブはユダヤ教学校の教師で、以前からこの学校は外部には閉鎖的で身内をかばい合うところがあった。案の定、ジェイコブに関しても、長老は自分たちラビの法廷で裁いた末、無実だという。やむなくステイブラーは男の子を送っていくジェイコブを尾行して現場を押さえるが、全く少年のレイプとは無関係と判る。その頃デイヴィッドの母親から息子が誘拐されたという連絡が入る。デヴィッドの監護権を求める裁判を起こすと言っていたアビが連れ去ったと思われ、手配すると、カナダ方面、ウィリアムズバーグの近くのユダヤ人村(ヘヒラ・モーシャー)にいることが判る。そこでユダヤ教徒は独自の文化と宗教に基づいた生活をしており、アビとデイヴィッドを見つけるが、デイヴィッドはNYに戻りたくないという。デイヴィッドを連れ出したのは長老だった。長老は助けを求めるデイヴィッドを保護するために連れ出したと認め、NYの学校に問題があるという。Dr.ホワンは在学生の中からプロファイルして、ジャックという14歳の少年が犯人だという。ジャックは母親と死別してから、父親が留守がちなのをポルノ映画や番組を見ることが多かった。ジャックはデイヴィッドに対して行ったことは、映画で見たことを悪いとは思わずしたという。デイヴィッドは行為を強制されて脅されたというが、ジャックは全く逆の主張をする。ジャックの父親はジャックを突き放し、なんと養子に出すという。14歳が10歳に対して行ったレイプをケイシーは大人の裁判で裁くというが、ジャックの弁護人フォックスは家裁で扱うべきと主張して、ステイブラーもジャックに同情する。裁判は家裁で行われる事になったが、デイヴィッド以外にも3人の少女がレイプ被害を申し立てたことで、ジャックはレイプ容疑で再度逮捕されることになった。フォックス弁護士は、テレビやインターネットなどで日常的にSEXが取り上げられるのを、ジャックが現実と混同してしまったという。裁判で証言をしたジャックも、全く動じることなくSEXについて語る。デイヴィッドたちも嫌がるのは演技で本当は喜んでいると信じ込んでいた。ステイブラーは子を持つ父親としてジャックの父親に力になるように求める。ケイシーは同じように映像や情報に触れる子供が皆犯罪者になるわけはないとし、学校で浮いた立場のジャックが弱い子らを支配して満足したと主張する。判決では、デイヴィッドに対しても少女たちに対してもレイプ容疑は精神障害により無罪とされ、ジャックは病院で精神鑑定を受ける事になった。SVUはストイックなハシディック派の生活が必要なのかと考える。子役たちが迫真の演技をしていましたが、一体どういう演技指導をするのか知りたいですね。ジャック役の子にしても、本当に怖いくらい無表情で、父親には怯えた目を見せる。本当はあんな役はやりたくないでしょうに。それにしても、一番悪いのは子供のお守りをテレビに任せた父親じゃあないのか。トラブルを冒したからと手放すとは信じられない。デイヴィッドやその家族に対して謝罪する気持ちはないのか。そんな風に冷酷だから、息子も良くないことを覚えるんですよ。いずれにせよ、この子はちゃんとした療養生活が必要ですよね。愛情も。ユダヤ教徒の村は確かにアーミッシュみたいな感じですね。しかも、彼らの独自の警察もあるという。取り締まるにしても、彼らのルールで治める。こういうしくみがあることがまた、アメリカは不思議だなと思うところです。
October 28, 2011
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「宇宙」とHouseの取り合わせが珍しくていつもとは違う演出でしたね。まさか、あんなSFみたいな画像診断はあり得ないと思いますが、元々純粋な医療ドラマでもないのだから、割り切って面白く見ました。18歳の高校生アビーがアルコールを少量口にしたあと、口から泡を吹いて倒れる。肺水腫だが、毒素は検出されず真菌や細菌などの感染も見られない。ハウスはタウブが遅刻しているのを、妻との喧嘩が原因だろうという。実際、タウブは一緒の時間を過ごしたいと妻に言われてもめており、ハウスはタウブの妻が浮気を疑っているのだろうという。心臓のMRIを撮ると僧帽弁に真菌のような影が見つかったため、No.13は経食道心エコーを行うという。容態を見ながら検査を行うと、弁に異常は見つからなかったが、突然大動脈解離起こり、すぐに開胸手術を行う。手当の甲斐あって心臓は回復するが、チームはそうなるに至った理由がわからない。アレルギーによる全身の機能障害だとして、ハウスは精・液のタンパク質に対するアレルギー反応ではないかという。アビーには3年間付き合ったボーイフレンドのニックが付き添っており、発作を起こした前の晩にSEXしたことを認める。本当にアレルギーがあるかどうか検査を始めると、アビーは急に腹痛を訴え腎不全の状態になる。ガンの可能性を疑って全身をスキャンするが、アビーはブラックホールに吸い込まれる幻覚を見始める。ハウスはどういう幻覚を見たのかに注目し、潜在意識が病気の原因を示唆するのではないかという。思考パターン認識を要求するが、チームはまず動脈瘤があるかどうか確認するという。その結果、動脈瘤も先天異常も見つからなかった。アビーの幻覚は酷くなり、発作を起こす。ついに思考パターン認識の実験を行うことになり、チームはアビーの潜在的思考を映像化して見る。あいまいな映像の中に、ニックが野球をしている姿が見えたが、その後は星や月、空などの意味不明な画像が続いた。やがて、8歳の時に事故で死んだアビーの父親の映像が現れる。潜在意識から明確な原因を見いだせないチームだったが、フォアマンは松果体の石灰化を調べるという。検査の結果松果体には以上はなかったが、アイソエンザイムの値が高かった。なかなか答えが得られないハウスは、タウブに年齢の違う女性と付き合う話をしているときに、アビーとボーイフレンドの父親の間に肉体関係があったのではないかと疑う。ハウスは父親に出張によく行くかどうか尋ね、寄生虫に冒された体に寄生虫は死んで殻が残り、それがアレルギーを引き起こすという小脳住血吸虫症遅延型過敏反応だと診断する。ハウスに問い詰められて、父親は関係を持ったことを認める。アビーは脳手術で異物を取り除く。ニックは父親と話をした後、何があっても変わらずにアビーを愛しているという。ハウスはウィルソンが自分で家具を選べない事を指摘し、一つでも選んでみろと挑発する。ウィルソンはレンタル家具を試したり、実際に買いに行ったり苦労してついにカディに相談する。カディの紹介でデコレーターを雇い、ついに家具を買い入れるが、ハウスのためにオルガンを選んでハウスを喜ばせる。タウブはハウスに浮気を冷やかされ続けながらも、妻との関係を修復し二度目のプロポーズをする。タウブはハウスに答えはイエスだったと言うが、相変わらず病院内のスタッフに親しげなそぶりを見せた。一応、50年後の技術と言い訳をしていましたが、あんな頭の中を映像化するなんて事ができるのでしょうか。とりあえず、それによって答えを出さなかったのでセーフとしましょう。(爆)ところで、なぜ急にタウブの夫婦仲がピックアップされたのか、タウブ個人のお当番エピオードとしても、あまり興味は感じませんでした。でもまあ、アビーとニックの純粋な恋愛と対比したかったのでしょうね。それにしても、息子の彼女と寝るというのは酷い父親です。そんなかっこよくなかったし。そういう「間違い」がありながら、元サヤに戻れる彼女もどうなんだろうと思ったり、息子も何もそこまでしてアビーと愛を貫かなくても良いのにと思ったり。一方、ハウスvs.ウィルソンの家具をめぐる張り合いはいつものように面白かったです。いつも女性に家具を選んでもらっているのは家具を選べないからで、それは心が空っぽだからというのは、ちょっと酷いですけれども、ウィルソンはちゃんとハウスへのプレゼントは選ぶことができる。良いオチですね。(笑)
October 26, 2011
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BN版「プリズンブレイク」ですね。いつも思いますが、体中にタトゥーを入れた、マッチョな受刑者の人はみな役者さんですよね。もしかして本当に刑務所でロケしてエキストラとして出ている?ヴォーンはマイケルの求めに応じて、サイモンに会うことになった。貸金庫の「聖書」について質問すると、サイモンはまず墓地に埋めてある「ベルリン2007」というテープを聴けという。サムがSEALs時代にコロンビアで助けられた旧友のフアンが、サムを遺産執行人に指定した。刑務所に入ったフアンはあと1週間で刑期を務めあげるというのに、刑務所内のギャング組織ラナシオンの上層部、クルーズの要求を断ったがために命を狙われる事になったという。殺されるのは明日だと判った。家族を頼むと言われたサムは、刑務所に侵入して出所までフアンを守りたいが、顔を知られてしまった。マイケルは自分からサムの代わりに刑務所に入ると言い出す。FBIのハリスとレインに頼んでマイケルはハリスと同房にしてもらう。クルーズはさっそくフアンとかかわるマイケルに目を付け、脅しをかけてくる。それだけでなく、看守のヒルがクルーズに買収されていて、クルーズ一味は房までフアンを襲に来た。とりあえずはマイケルが撃退するが、クルーズは刑務所内で暴動を起こし、そのどさくさに紛れてフアンを殺す事が判った。こうなるとフアンを逃がすしかない。ヒルは弟が刑務所にいるため、クルーズの頼みを断ることができないので、サムはクルーズと縁を切るため、協力して欲しいと頼む。暴動が起こったときにマイケルとフアンは医務室に逃げこみ、サムとジェシーが看守を装って2人を運び出す計画だ。しかし、クルーズが暴動よりも先にフアンとマイケルを呼び出して攻撃し始めたため、フアンは足を折ってしまう。暴動が始まり、かろうじてその場を逃げ出すが、フアンはマイケルだけ逃げて欲しいという。マイケルは自分たちの代わりにクルーズを運び出すことにし、医務室にクルーズを呼び込むとその場で爆発物を合成してクルーズを倒す。サムとジェシーに運び出されたクルーズは、銃を持った状態で通報を聞いて駆けつけた警察官の前に出てきて逮捕される。その後、クルーズはラナシオンの組織から制裁を受けフアンは無事刑期を終え自宅に戻る。フィオナはサイモンが指定した墓を掘り起こし、箱を取り出す。中に入っていたテープを聴くと、サイモンはマイケルの前任者としてヴォーンに雇われており、マイケルの首を切ったのもヴォーンの差し金だったと判る。マイケルはサイモンにそのことを告げると、聖書を狙った黒幕はハイテクなど複合巨大産業のCEOジョン・バレットだという。サイモンは聖書をバレットに渡せばヴォーンを倒すことが出来ると言い、自分が出来なかった事をマイケルに託すという。ヴォーンはその話を聞いて、バレットには武力では歯が立たず、外科的手段を取らなければならないという。マイケルは引き続き、ヴォーンと手を組む。今度こそ?新たな敵登場。これでマイケルを首にした(burned)のはヴォーンと言うことが判りました。ヴォーンはある計画を実行中で、ヴォーンとバレットは対立関係。銃では倒せない。バレットは聖書の暗号を何に使おうとしているのか。今シーズン、なかなかメインのストーリーが進まない中で、やっと形が見えてきた感じです。一方、留守を任されたフィオナとマデリンが良い味を出していましたね。帽子を被って長靴を履いたフィーの力仕事姿も良かったし(かわいい)、マデリンが墓掘りの見張り役として、おじいちゃん管理人の前で一芝居打つが堂に入っていました。最近ではもう、マデリンが一番の役者ですね。(笑)お墓一歩手前の管理人さんは、騙すにはお気の毒というか、とても紳士でしたね。刑務所に面会に来たフィオナのメイクがいつになく濃くて、「会いたかった」というマイケルがどこまで芝居なのか、本気なのかが判らない。あんなホットな女が会いに来るなんて、もっと喜べ、マイケル。(爆)マイケル&サム、サム&フアンの男同士の友情がとても美しくて(笑)、会話はまるで劇画でした。カーチェイスも見応えがありましたね。
October 24, 2011
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『フリンの受難』今回はタイトル通り、フリンがメインのエピソードでした。彼もベテランですから、過去にさまざまな出来事があったはず。どんな警官人生だったのか、もっと取り上げて欲しいですね。匿名の断酒会(AA)に参加したフリンは、帰りに駐車場で見知らぬ男に襲われる。ナイフで傷を負いながらも、銃を撃って相手に怪我をさせ、すぐに内部調査班のレイダー警部に連絡する。犯人は姿を消していた。先ほどの会合で、フリンを引き留めるように話し込んでいた若い男が共犯の可能性がある。レイダー警部が近隣の病院に男の手配をしたところ、ボブ・ハリスという男が銃で撃たれて死亡してるのが見つかったという。ハリスは車両盗難で刑務所に入り、3日前に仮出所したところだった。レイダー警部はハリスの写真を見せ、この男が犯人なら事件は内部調査班へ、判らないのなら重大犯罪班が捜査するという。フリンはよくわからないと答える。重大犯罪班はハリスの自宅を捜索して、90年代に発行された紙幣ばかりの大金を見つける。そのころにフリンが刑事として逮捕し有罪にした犯罪者を洗ったところ、リック・ズーマンという男が捜査線上に上がる。ズーマンは麻薬と資金洗浄を行い、出資者を募っては金と受け取りに来るとコカイン漬けにしてその後殺していた。FBIがおとり捜査を行い、マークの付いた金を渡したが、金も情報提供者も姿を消してしまったという。ズーマンがハリスにその金を渡してフリンの暗殺を依頼したのか?ズーマンは刑務所にいるため、ハリスとの接点はAAに来た男かもしれない。尋問のために呼び出されたズーマンは、ハリスのことは知らないと言い、それよりも再審の請求をして認められたのに、手続きが滞っていると訴える。唯一の証人、フロリア・ステンゼルがフリンに証言を強要されたと偽証を認め、証言を取り下げたという。ブレンダはズーマンに、必ずフリンの殺人を依頼した事を証明すると強い態度を見せる。しかし、フリンはすでに、内部調査班が証人強要の疑いで捜査中だった。フリンにはこれまで何度も被告人から告訴を受けてきており、その都度無実を証明してきた。いずれにせよ、当事者であるため、今回の事件からは外されることになった。また、レイダー警部はフロリアに質問することも許されないという。ブレンダは、フロリアが何者かに買収されたとみて、フロリアから市警に助けを求めるように仕組む。サンチェスの芝居で、命を狙われていると勘違いしたフロリアが市警に現れると、ブレンダはハリスの金を見せて買収されたのではないかと問う。フロリアはあっさり事実を認め、ジェフという男に頼まれたという。ブレンダはジェフを呼び出して、ジェフの車の捜査令状を持っているので、通報されたくなければ10万ドル払うよう要求する。ジェフは金が大事なのではないと言い、ブレンダに手渡された袋を持って倉庫に向かう。袋にはGPS発信器が取り付けられており、ジェフは尾行していたフリッツとレイダー警部にすぐさま逮捕される。ズーマンは4ヶ月間同房にいたジェフが逮捕されたと聞いても動ぜず、ズーマン名義の倉庫で金が見つかったと言われて自分の金だという。ブレンダはその金がFBIのマークの付いた金であり、認めたと言うことは殺人も認めたということだと言い、逮捕する。フリッツの内部情報では、デレク新本部長はブレンダをポープに替わる副本部長に据えるらしい。ブレンダは友人を追いやることはできないという。これまでとは違って対立姿勢を見せないレイダー警部に、ブレンダは下心があるのかと考える。レイダー警部はブレンダにビジネスランチを誘う。普段は爪楊枝を加えて、サボるばかりのフリンですが、いざとなるとアクションもなかなか格好良かったですね。若かった頃はさぞもてたでしょう。また、自分も依存者だったのか、断酒会の参会者を励ましたり普段とは違うシリアスな面が見られて良かったです。でも、プロベンザが見舞いに出産見舞い用の風船を持ってきたり、ブレンダも「ナースに手を出しちゃダメよ」と言ったり、愛情あるいじられ方。(笑)極めつけはやはり、フロリアを脅す(?)テイラーとガブリエルですね。慇懃無礼に「怪しい男が目撃されています、見つけたらすぐに連絡を」と言って、サンチェスが怪しいどころか、ホラーな男を演出。もう、最高です。後で、ばれないようにしないとね。そして、ブレンダ勇退への道が徐々にと整えられている感じですね。この感じだとレイダー警部はブレンダの部下となり、ブレンダが副本部長になれば、チームはレイダー警部が率いるのか?とにかく、女性が組織の中で活躍するドラマですね。老舗の女将じゃないですが、実力も人望もあり、こういう人のためにがんばりたいと思わせるようなキャラクターを、見せてくれました。レイダー警部もきっとそういうキャラクターになっていくのでしょうね。
October 23, 2011
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『音の目撃者』懐かしい顔がカムバック。いよいよ、今シーズンのストーリーアークがスタートですね。緊張感があってとても良かったです。Horatioが光っていましたね~タイトルは「見ざる聞かざる言わざる」ということわざの一部で、マイアミの場合タイトルでよく言葉遊びをするのですが、今回は含みがあるなと思いました。以下ネタバレ盲目の青年がビーチの公衆トイレで「目撃」した事件。少女が悪人に襲われており、通報しようとしたらミスって男に見つかった。でも、殺されなくて本当に良かった。「お前は撃つまでもないからな。」"What's the point, you're worthless."犯人はBenを甘く見ましたね。「たまたま」外には苦情を受けていたHoratioがいた。(笑)Benから要領よく事情を聞いたHoratioは、銃を構えて即走り出す。いきなりテンションが高い~HoratioはBenの高度な聴力と頭の良さ、役に立ちたいという意欲に感心していましたね。でも、Ryanは失礼なことをしちゃダメでしょ!普段は技術の粋を集めた「科学捜査」が売りですが、今回はあえて人間の持つ能力にこだわった感じですね。Benの観察力、知覚力の総力を総動員してチームは連れ去られた少女Lindseyに至る重要な証拠に結びつく。犯人だと思って銃を向けられたLindseyのパパは気の毒。HoratioとEricの義兄弟コンビの迫力は凄い。(笑)それにしても、Horatioが黒で、Ericが白という服装もできすぎです。まるでマイアミ・バイスだ。Lindseyは父親に銀行口座の暗証番号を問い合わせてきた。「娘は殺されるのでしょうか?」「そんなことはさせない。(I'm not gonna let that happen.)」(萌)LindseyはC4を括りつけたベストを着せられて銀行へ。その場所を絞り込むのに、またBenの聴力が役に立ちました。Horatioが犯人の車を目撃しているので、手配して簡単に見つかりそうですが、やはりここはBenが光りましたね。そしてLindseyを見つけたHoratioは、爆弾を見ると彼女に「悪いが左の方を向いてくれませんか?」と紳士的に頼む。何を言っていると思いますが、Hは犯人をあっさりと逃がしてしまい、この時にRyanは犯人の顔をちらっと見る。今度はRyanの出番ですね。彼もパトロール警官として人相はしっかりと記憶できる。映画スターの名前を出しながら似顔絵を描き上げて、誘拐犯は母親のヘアスタイリストだとわかる。誘拐事件の時はやはりCalleighが適切に対応しますね。今回も全く胸から下は写りません。犯行には共犯者がいて、Lindseyの居場所もわからない。ヘアスタイリストはパートナーに殺されるから何もしゃべらないと開き直り、ここはまたHの独断場ですね。「俺たちが彼をやっちまう前でなければな」"Not if we beat him to it." 犯人が狙った金にはいわくがあったらしい。商売が傾き、日本の投資家(!)から金を受け取ってキャッシュビジネスを行うというやばい事をしていた。犯人はまだLindseyを離さない。Horatioのとっさの機転はお見事、さらに爆弾を見て制作者を言い当てるなんて、さすが元爆弾処理班。(爆)爆弾を作ったのは Joe LaBrock、そうカイルが登場したシーズン6でHoratioに脅されたり仕返ししたりしていたあいつですね。シーズンを跨いだ悪役としてふさわしいキャラクターです。そして、デイド署に護送されたLaBrockの声を聞いたBenが「彼が犯人だ」と断言する。Benの優れた能力にLaBrockは「あり得ない」と開き直るが、Horatioは「私は信じるよ」と答える。しかし、独房にいたはずのLaBrockがどうやって外に出て犯行を冒したのか?HoratioとLaBrockとのはったり、脅しの応酬は本当に見応えがあります。何気ないシーンですが、LaBrockを調べるWalterの気持ちがいちいち動作に備わっていて、視聴者の気持ちを代弁してくれています。良い味だしているな~HoratioとRyanが捕らわれているLindseyを救い出すのはso sweet。いつものお姫様を助けるHoratioです。そしてLaBrockの独房を調べたEricが脱獄の証拠を見つけるシーン、シーズン1でSpeedleとEricがどちらがトイレの奥に入るかと言っていたのを思い出しますね。しかし、脱獄を試みたのはLaBrockだけではなかった。刑務所の他の房からトンネルに繋がっていて、なんと8名もの受刑者がどさくさに紛れて脱獄してしまった。義兄弟コンビの働きで、そのうち1名捕らえ、2名が死亡したが、残りは市中に逃げ出してしまった。Ericには「脱獄者狩り(Manhunt)が始まるぞ。」とこれからの戦いに備えろと言い、再びLaBrockの前に立ったHoratioはもう特権はないと勝ち誇った雰囲気ですが、LaBrockはしょげるどころか「お前はどうなんだ、これから忙しくなるぞ。逃げた犯罪者たちはみんな赤毛の警部補のことを話していたぞ。それも復讐についてな。」と居直る。"Well, you know what I will say Joe, I say, bring it ON."「それなら私が言うことも判っているな、『かかってこい』。」きゃ~ニヤニヤしてしまいますね。Horatioに恨みを持つ者たちというのは、今シーズンの敵となるあの人ですね。Horatioは久しぶりに戦う鬼になるのでしょうか。ところで、最後までかっこよかったBenとNataliaのやりとりはとても良かった。障害者(という言葉は使いたくないですが)として、Benのような強い正義の人のようなキャラクターはCSIシリーズには珍しく、声援を送りたくなりました。また出てきて欲しいです。
October 22, 2011
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『消えた証人』事件そのものは途中からどこかに行ってしまった感じで、あまりおもしろくなかったですが、個性的なキャラの登場で、そちらの方が興味がありました。さて、パーマーくんは一体どういうキャラになっていくのでしょうか。下士官のスコット・ローバックがジョギング中に事件に巻き込まれ、桟橋で射殺死体で見つかる。その桟橋の下に、逆さづりにされたもう一人の遺体があった。犯罪組織のメンバーのステファノ・デルマーと判ったため、ギブスはFBIのフォーネルに連絡する。フォーネルによると、デルマーは殺人で捕まった後、大陪審で証人を引き受けるという取引を選んだ。そのため、証人保護のプログラムを受ける予定だったという。しかし、最近FBIは証人を次々と殺されたり翻意されたりして失っている。デルマーは溺死だったが、検死で足に破傷風を感染しているのが見つかった。1~2週間前の傷があり、FBIから情報リークがあるのではないかと考えたNCISチームは、最近の3人の証人たちの保護プログラムを比較してみる。すると、証人はいずれもクーパース・ホーク社でポリグラフを受ける事になっていた。この会社は身分調査を請け負っており、デルマーはあえて画鋲を踏んむことによって、その痛みでポリグラフで嘘を見抜かれないようにしたのではないか。フォーネルは3人の事件を担当するエヴリン・ウォレス判事に会い、ホーク社の関係者と接触したかどうか、情報開示を求めるが断られる。ホーク社は政府も顧客としていて、情報を口外するはずがないという。その代わりデルマーの証言を開示することができるという。マクギーがホーク社を独自に調べたところ、NCISでポリグラフを担当するスーザン・グレイデイが掛け持ちで働いていたことが判った。前のシェパード局長の時に許可を得ていたが、ヴァンス局長には言っていなかったという。スーザンに会いにホーク社に行き、出てきたスーザンと話を聞いていると、ホーク社のオフィスで大爆発が起こり、多くの死亡者が出てしまった。現場からは10人分の遺体が見つかるが、当時もう一人いたはずだという。マクギーは先日のポリグラフ検査で自分に執着していたスーザンから事情を聞く。今朝、ホーク社ではインターネットがダウンしたので技術者が来て修復したという。そして、爆発によってコンピューターが破壊された。スーザンは生身の人間との関係が苦手で、研究のために自宅にポリグラフの資料を持ち帰っていたという。自宅のデスクトップにファイルが置いてあるというので、ラボからアクセスすると、何者かがそのファイルにアクセスしていることが判った。自宅の様子をうかがうと、今正に侵入者がPCを奪い去ろうとしていた。犯人の目的はスーザンのファイルだったのか?11人目の清掃員は、体調を崩して自宅にいた。問い詰められて借金があったところに、男が2名現れて、社内のどこにでも入れるアクセスカードと引き替えに大金を渡されたという。その2人組は、インターネットを修理に現れた2人組で、犯罪者のラファティ兄弟だった。2人の名前はデルマーの証言にも上がっていた。兄弟の居所が不明だが、アビーは2人は爆破現場から脱出できずに「人間の灰」となったという。ラファティ兄弟はポリグラフの記録を消すためにコンピューター室で爆発させたが、ガス管に引火して大事故になったらしい。ホーク社は政府や議会でも実験的にポリグラフを導入するよう推進していた。スーザンのPCには1年間の顧客リストが入っており、それを見たギブスとフォーネルは、ウォレス判事の名前を見つける。判事は3つのケースとも、よく事情を知っている。NCISでポリグラフを受けた判事は、取引で犯人たちが免責になり自由となるのが許せなかったと認める。しかし具体的な漏洩の証拠がない。ただ、スーザンの家に侵入しパソコンを盗んだ罪には問える。マクギーは苦手なスーザンに対して、実は好感を持っている事に気づきデートを申し入れるが、スーザンは社交辞令だと思って帰ってしまう。スーザンからセクハラを受けて(はっきり言って、職務上のハラスメントですよね)、ナーバスになるマクギーですが、彼の優しさでスーザンが悪い人ではないと理解して、好意をもつのですが、彼女は勘違いして帰って行った。また登場するのでしょかね。ちょっとBONESの助手嬢に似ていますね。トニーがマクギーのオタクぶりをからかって、アビーが一人「マクギーを守る会」をやっているのが楽しかったですね。対抗意識向きだし。(笑)今回、トニーの存在感が薄かったかも。ブリアナとのラブラブ写真を披露しているパーマーくん、いずれ酷い目に遭うのだろうか?今のところ、暴走脱線が激しいです。またまた、フォーネルとギブスのタッグでしたが、マクギーの尋問をヴァンス局長と3人でモニターしている姿はオヤジの飲み会みたいな雰囲気で、NCISらしかったですね。ギブスは当たり前のように上司のオフィスを勝手に使っているし。グレムリンには水を与えるななど、めずらしくポップカルチャーにも詳しいところを見せてくれました。
October 21, 2011
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ゲストに「ミュータントX」のVictor Websterが出ていました。最近のゲスト出演の中ではなかなかのお気に入り。彼も、良い感じに貫禄が出てきましたね。ちなみに彼はNCISの本家"Sharif Returns"にも出ていたのでした。今回の方が良かったです。(笑)ペンドルトン基地で倉庫に泥棒が入ったが、すぐに発見されたため何も取らずに逃走し、一味の一人が捕らえられる。犯人はボビーと名乗るだけで、犯行については何もしゃべらない。やむなく、サムとGがナイジェリアの関係者を名乗って脅して白状させる。ボビー・アッシャーは美術品や絵画などを盗む世界的な泥棒、スタン・キングに雇われたという。FBIもキングを追っており、美術館や画廊を狙う彼がなぜ海軍の基地を狙ったのかが判らない。ケンジーはキングの豪邸に泥棒を装って侵入する。見つかったケンジーがボビーへの貸しをキングから取り戻すつもりだと言い、キングはボビーに会わせろという。計画通りキングをボビーに会わせるが、詳しい事を話す前にキングはケンジーの目の前でボビーを撃ち殺してしまう。キングはケンジーを気に入って、仕事があるので後で連絡すると言って立ち去る。ケンジーはショックを受けディークスがフォローするが、ヘティはキングをこのまま泳がせて、犯行の黒幕を探るよう命じる。町中のカフェでキングは女性と会っていた。ディークスはその女性を尾行して当たり屋を装って話をする。キングがノートPCで偽造したケンジーの経歴を検索しはじめたため、サムとGはキングの邪魔をする。キングが会っていた女性はオークションハウスに勤めるイギリス人のパトリシア・ダンと判り、話を聞く。パトリシアは2年前にキングと出会い、恋に落ちてつきあい始めてからはキングが安く手に入るように作品の記録を改ざんしたり、積み荷目録を偽造したり保険請求を書き換えたりなどしてきたという。今回は何かを運ぶために白紙の船荷証券が欲しいと言われ手渡そうとしたが、もう要らないと言い、これが最後の仕事で終わったら南の島へ行こうと言われたという。パトリシアはLAPDに引き渡され、船荷証券は香港向けの貨物船のものだったと判る。ペンドルトン基地の倉庫には、2週間前にステルスプログラムに侵入したことで強制送還された、中国人の高官リー・タンの私物が残されており、キングはそれを狙っていたのではないかという。キングはこれまで仕事が終わると、相棒を殺してきたという。キングからケンジーに仕事があると連絡が入り、ケンジーは家に向かう。カレンたちが監視する中、キングの家に2台の車が到着し、パトリシアを連れた男が2人降りてくる。男たちはどちらも強盗や偽造のプロで、過去にキングと仕事をしていた。パトリシアに顔を見られているケンジーは緊張する。パトリシアは仮釈放されたようだった。キングは突然ケンジーをプールに突き飛ばし自分も飛び込む。その直後キングの邸宅で大爆発が起こる。焼け跡からは3人の遺体が見つかるが、キングとケンジーは逃亡したようだった。焼け残ったノートPCをエリックが分析し、リー・タンからキングがメールを受け取っており、そこにドラゴンの像の写真が添付されていた。キングとケンジーは再びペンドルトン基地に侵入し、像を盗み出す。待ち構えていたNCISチームはキングを捕らえる。タンは国防総省のステルス爆撃機の開発に関わっている技術者から情報を得て、それをドラゴンの像に忍ばせて国外に持ち出すつもりだった。キングは像を盗むためにタンに雇われたが、タンに情報を流した技術者は今もFBIが捜査中だ。ディークスとケンジーはキングを捕らえる時に共に怪我をし、一緒に静かな週末を過ごす。まあとにかく、ケンジーを心配するディークスという萌えの構図が見物でしたね。セクシーで大人の雰囲気のあるスタン・キングにケンジーが「誘惑の声」を出していると知ると、動揺してサムから「妬いているのか?」とからかわれ、「パートナーだい」と言い張るディークス。かわいらしいですね。まあ、男女ペアの定番のやりとりです。この手のドラマの場合は、恋愛を妄想させて置いて、完全にはカップルにしないというのが定番ですから、これからも友情以上、恋愛未満というやりとりを続けるのでしょうね。でも「何があっても俺が君を守る、例え姿の見えないときでも必ずそこにいる」というのはたまりませんね。にやけてしまいます。普段もどれだけ観察しているの、というほどケンジーの事を見ていますからね。キングは魅力的でしたが、二度も同じ場所に盗みに入るというのはどうなのかな。
October 21, 2011
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非常にショッキングな事件で、演出の仕方も恐怖と苦痛を実感させるような感じでした。従って見ていて辛かった、つまり制作側は良い仕事をしたということになるでしょうね。何と言っても、マリスカ・ハージテイを始め出演者の演技が凄かったということに尽きます。セントラルパークで男女の死体が発見される。匿名のメールで「犬の死骸がある」と通報があったのだが、女性の方は全身に傷や縛られた後があり、拷問されていた。死因は水攻めによる溺死だった。男性の方は頭を撃ち抜かれていたが、死亡時刻は最近だった。ワーナー検死医は同様の連続殺人事件があったためにFBIの行動分析班(BAU)に連絡し、ローレン・クーパー特別捜査官がやってくる。その連続殺人犯は「ウッズマン」と名乗り、女性を誘拐して暴力の限りを尽くし、死体を捨てたあとにまた細工をするという。同時に2人以上の被害者を捕らえて、片方に叫び声を聞かせてより恐怖に陥れるというので、今も捕らわれている被害者がいる可能性がある。今回の被害者のうち、男性はジョギングの途中に巻き込まれたのではないかという。女性は失踪届などから、ウェイトレスのケイト・ドローと判り交際関係を調べる。Dr.ホワンは犯人をプロファイリングし、その後最初の通報はネットカフェからだと判る。クーパー特別捜査官の上司であるティルマン博士が残忍な犯罪と接するうちに、精神的に追い込まれ自殺したという。オリビアにティルマン博士のことを触れられると、クーパー特別捜査官は過剰に反応した。ケイトの検死報告でもクーパー特別捜査官は平常心を失ってしまう。父親代わりのティルマン博士を自殺させたことで、クーパー特別捜査官は後悔しているという。やがて、死亡した男性とケイトに残ったDNAから同一人物と確認された。「ウッズマン」はパークレンジャーのラリー・ムーアで、いくつかの公園を渡り歩いていたことが判る。しかし、女性たちを拷問した場所がわからない。ムーアの自宅を家宅捜査したところ、どこかの鍵が見つかる。ムーアには唯一伯母がいて、未成年の頃から性犯罪を犯していたという。ムーアが思い出をもっている場所は波止場だというので、近くの倉庫群を探す。やがて、ムーアが借りていた倉庫が見つかり中を探ると、様々な拷問道具や撮影したビデオが残っていた。オリビアはもう一人の被害者を見つけ出すが、すでに時間が経って傷から敗血症になっており、危篤状態だった。かろうじてエイミーという名前だけ判るが、意識は回復せず死亡する。最初の通報者を捜していた捜査班はネットカフェから出てくるクーパー特別捜査官の写真を見つける。クーパーは自らムーアを殺し、遺体を発見させるためにメールを打ったのか。しかし、クーパーは黙秘する。FBIは身内をかばう姿勢をみせる。証拠を求めてクーパーの自宅を探すと、ムーアを殺した凶器は見つからなかったが、現場から持ち去ったと思われる薬莢が見つかる。ただ、洗浄されてDNAは残っていなかった。クーパーを第2級殺人で起訴しようとすると、検事局が勝手に起訴を取り下げてしまう。ノヴァク検事補は極悪犯のウッズマンを処刑したとして、クーパーが英雄視される面もある一方、殺してしまったためにエイミーの救出が遅れた事も重視し、起訴のために力を尽くすという。ムーアが撃たれたのはティルマンが自殺に使った銃と一致するが、その凶器そのものが見つからないため、未亡人に話を聞く。未亡人はティルマンがクーパーを娘のようにかわいがっており、該当の銃はクーパーに与えたという。しかし、夫を追い込んだウッズマンに復讐を果たしたクーパーに不利になる証言はしないという。オリビアは凶器を処分されてしまうとして、クーパーの自宅に急ぐ。しかし、待ち受けていたクーパーはすでに凶器は処分したと言い、悲惨な事件の被害者たちに対して、なぜ犯人への殺意を押さえることができるのかという。オリビアは復讐の気持ちに捕らわれては失う物も多いとして、取引をして自首を勧める。クーパーは銃を突きつけてもムーアがエイミーの事を自白しなかったといい、取引はできないと答える。人殺しは自分も同じだからというクーパーは、隠し持った銃でオリビアの目の前で自分を撃ってしまう。最後は予想は付きましたが、衝撃でした。オリビアの気持ちを想うと残酷すぎます。確かに、ワーナー検死医もオリビアも最悪中の最悪を見続けてきて、被害者の痛みも無念もいやというほど知っている。それでも法の裁きに任せようという、それこそ「Law & Order」の真髄だと思うのですが、正に仕事に人生を捧げた人でなければできない業ですよね。オリビアほどタフでなければやはりつとまる仕事ではない。もちろん、支える仲間も必要です。今回は撮影の関係なのか、エリオットとフィンは別件でモントリオールに行っていると言うことで、オリビアが孤軍奮闘しました。こんな時こそ、ステイブラーにいて欲しかった。ムーアが生きているときのシーンがなかったにもかかわらず、被害者の受けた傷や「道具」などでどれほど残虐な男だったか、言われなくても十分に判りました。全くのフィクションであっても、世界では信じられない、信じたくないような心の闇が本当にあるのですね。人の命は守られなければなりません。「クリミナル・マインド」のように、よくこれがお茶の間のテレビ(向こうではリビングか)で流れるなと思いつつ、そこまで徹底する制作陣には脱帽です。
October 20, 2011
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題材も興味深かったですし、ハウスチームのお笑いネタも最高に面白かった。ブログに自分の日常を公開するというのは、LiveJournalみたいなものでしょうね。日頃、私自身もプライバシーをどこまでオープンにするか、いろいろ考えることが多いのでこの患者の行動は大胆だなと思いながら見ていました。ゲストにCSIマイアミでおなじみのGonzalo Menendezが出ていましたね。ブロガーのフランキーは、血液の凝固異常で診察を受ける。最近ベジタリアンに転向して、日常の何事も全て日記で公開し、同棲中の恋人テイラーとは日記で意思疎通する生活だった。病室にもノートPCを持ち込み更新を続けていた。血小板には異常が無く、環境面では隣人とゴミの出し方でもめて、殺鼠剤に触れた可能性があった。しかし、腎不全が見つかり、殺鼠剤とは無関係と判る。ウィルソンはハウスとチェイスをスピードデートに誘い、3人はお互いのモテぶりを競う。チェイスは初めて、自分の外見に女性たちが惹かれることに気づく。患者のコレステロール値は高く、シェーグレン症候群かハフ病を疑うが、ハウスはハフ病の治療を命じる。ハウスはレンタルDVDを勝手に返却されたために、ウィルソンに仕返しを思いつく。学生時代に際物の映画に出演したウィルソンをからかい、病院中にポスターを貼ったため、ウィルソンはハウスが読んでいる本がハウスらしからぬ事に気づき、逆襲に出る。チェイスは患者が仰向けになりたがらない事に気づき、心臓弁に異常があるのを見つける。これはシェーグレン症候群を意味する。手術で心臓弁を人工の物に取り替えなければならないが、ブタ製にするかプラスチック製にするかで、フランキーはブログの読者に聞いて見るという。テイラーはフランキーの考え方に付いていけず、別れ話を持ち出す。フランキーが急に腹痛を訴え、破裂した虫垂を摘出したところ、リンパ腫を示す異形細胞が見つかった。心臓手術は先送りとなり、ガン治療のためにワクチンによる実験的治療を始める事になったが、それでも余命は後1年だという。ハウスが読んでいたのは牧師の説教集の本で、ウィルソンはなぜハウスがそんな本を読むのか疑問に思う。ハウスはセラピーの一環だというが、ウィルソンは足がまた痛み出したのかと問う。ハウスは「俺は大丈夫だ」と答える。3度目のワクチン注射の後、患者が高熱を出す。ワクチンが原因と思われカディは治療の中止を言い渡す。ハウスはフランキーのブログの更新時間がかつては昼間に行われていた事に気づく。昼夜の逆転は肝臓に原因があると思われ、異形リンパ球を示す細胞があっただけでリンパ腫ではなかったため、ワクチンが逆効果となった。生検すると肝不全であと3~4日の命だという。それまで淡々としていたフランキーは初めて涙を見せる。しかし、ワクチンを中止しても熱が下がらず、ハウスは患者がまだ隠していることがあるのではないかと疑いブログを読み始める。ハウスが読んでいた本の著者は実はハウスの実の父親で、ユニテリアン主義の牧師だった。ハウスはただ父親に興味を持ったというが、ウィルソンはこれまでハウスが宗教などに興味を持たなかったのになぜ急に変わったのかと尋ねる。ハウスはその時、フランキーがブログに便のことを書いていなかった事に気づき、様子を訪ねる。それはホイップル病の症状を示していた。ホイップル病なら助かる見込みがあり、フランキーはテイラーと子供を持つ気持ちになる。チェイスはキャメロンとの関係が何だったのか、No.13に意見を求める。ウィルソンはハウスが実の父親にただ会うのではなく本を読むのは、孤独な存在であるハウスが、神の存在に何か理解できるものを求めているのではないかという。ハウスはまだ答えを得られていないようだった。暇をもてあますウィルソンが急にスピードデートに行くと言う展開が面白かったですね。ハウスはテレビのお守りでAVビデオを借りて、ウィルソンは「ダンスダンスレボリューション」で練習をしている。どうせならシングルに戻ったチェイスも誘うぞ、そして誰が一番もてるか賭をしよう。チェイスは顔だけでももてるはずだから、医者とは言うな、バカを装えと言われてその通りするとやっぱりダントツで人気があった。(笑)当然でしょう。イケメンだけでなくて、若さも関係ありますよ。同じ医者でも、ウィルソンは人生相談の聞き手になったり、ハウスは相手の秘密を暴く事しか興味がなかったり、彼ららしい面が見られて良かったです。そして、今更ながら「僕はどうしてもてるんだろう。キャメロンとの関係は何だったんだろう」と悩んでみるチェイス。ひょっとして「僕の顔が良いから?」て、本気で思ったのか?(笑)でも、先週の肉体派のチェイスだとか、最近はコミカルな面も見せてくれるようになりましたね。フォアマンの高飛車なところはネタになりつつあります。ところで、ハウスの実の父親が別人だった(母親が不倫した?)と言う話はシーズン5「Birthmarks」にありましたね。どうやら一家とは親しい牧師だったようです。顔はハウスに良く似ているのですね。(笑)おそらく今更父子の再会はしないのでしょうが、ハウスとしては牧師として書いた本には興味があるようだ。ウィルソンはハウスが急に宗教に目覚めたのではないかと思ってしまう。そんなはずはない、執念のウィルソンはついに理由を突き止める。ここまで来たらこのウィルソンの行動は「愛」と呼ばず、何と呼ぼうか。(爆)熱心に本を読んでいるハウスはやはり今シーズン違いますね。多角的に掘り下げようということなのか。気になるのは脚の痛みの再来ですが、今度はハウスを信じたいです。ウィルソンの「森の精とシカ男」はもう最高。どこまでふざけるのか。でも、大爆笑でした。冒頭のお隣さん、もっと患者に絡んでくれるかと思ったら少しだけで残念でした。犯罪ドラマなら、絶対に犯人ですよね。(笑)何でもかんでも公開すると言う人は、レスポンスがあるのが心地よいのですよね。読む方も他人の世界に入り込み、自分と一体化してしまう。臓器移植を申し出た読者もいると言っていましたが、毎日読んでいると誰よりも親しい存在になってしまうのですね。
October 19, 2011
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今週も良かったですね。ハラハラさせて、迫真の演技で目を離せません。そうか、ブレンダのライバルはカーバー検事補だったか。(笑)救急車を呼ぶ通報があり、現場で2人の救命士が意識がもうろうとした男を搬送する。途中、男は暴れだし止めに入った救命士を2人とも銃で撃ち殺し去る。盗まれたものはなく、指紋も拭き取られていた。重大犯罪班は空の薬莢を採取する。救命士の手袋に付いていた指紋から、犯人は過去4回も消防士採用試験に落ちたケビン・メイソンとわかる。通報に使われた携帯電話は、FBIと合同捜査中の未解決の爆弾事件と関わっていた事から、ブレンダは市警のテロ対策局トミー・デルクと共に捜査を進めるようにポープから命令される。実はチーフ・デルクは本部長候補の一人で、テイラー警視正も将来デルクが本部長になった時のために、意見の対立は避けて欲しいと含みを持たされる。2年前の爆破未遂事件では、歳入庁の前に止められたトラックの荷台に爆発物が置かれ、起爆装置の不備から爆破しなかった。ブレンダは残り3時間でFBIに完全に捜査権を引き継ぐと聞いて、自分に捜査資料を見せて欲しいと要求する。歳入庁は目の前に消防署があり、ブレンダは本当の目標は消防署の消防士たちではなかったかという。しかし、期限切れで捜査資料は全てFBIに引き渡されてしまう。デルクはブレンダとケビン・メイソンについて一緒に捜査を続ける。メイソンを精神鑑定した医師によると、メイソンには自己愛性人格障害が見られ、権力に対して誇大妄想を抱いているという。自分が常に正しく、否定されると暴力に出てしまい、自分が消防士になれないのも、マイノリティを優遇する制度(executive order)のせいで、その手先の救命士たちも破壊の対象になったと思われる。救急車内で見つかった薬莢は、老人介護施設にいるラッセル・オーエンズの物と判る。メイソンは別名でオーエンズの介護士をしており、オーエンズの部屋からは銃と大量の薬が見つかる。メイソンは自分にこの薬を使って心拍数や呼吸数を変えていたと思われる。また、すでにオーエンズは死んでいて、酸素ボンベと施設のバンがなくなっていた。まもなく、死んだ2人の救命士のためにLAの警察官、消防士、救命士が集う合同葬儀が開かれる。メイソンの目的はここで大量殺人を犯すことだった。ブレンダは会場となる教会の周辺道路を封鎖し、メイソンを探すが見つからない。ポープは式の続行を希望するが、ブレンダはメイソンが証拠を残したまま姿を消したことから、今度は死ぬ気でやり遂げるつもりだという。進退を覚悟したブレンダの強い要求で葬儀の中止されるが、メイソンはすでに制服に身を包み、車いすに乗って会場にいた。重大捜査班は地下駐車場でメイソンの車を発見、そこに犯行声明らしいDVDを見つけるが、ちょうどその時にメイソンが戻ってくる。タオはメイソンが持っていた薬を分析して、サリンを撒くつもりだとブレンダに連絡する。ブレンダは体に爆弾を巻き付け、ボンベを抱えるメイソンと対峙し、思いとどまるよう説得する。ガブリエルが起爆スイッチに手をかけたメイソンに飛びかかり、もみあった時、ブレンダはメイソンを撃ち殺す。ボンベは間一髪で確保される。犯人を射殺した事からブレンダは本部長候補として選ばれず、デルクが新本部長に選ばれることになった。この先、組織改革が行われると重大犯罪班の存続もどうなるか判らず、ポープは履歴書を用意するという。メイソン役の人はおなじみの役者さんですね。初めは本当に病気なのかと思うほど、体調が悪そうで、犯行声明を録画しているときなどは鬼気迫る演技でした。もちろん、ブレンダとやり合うシーンも。ブレンダもいつもは取調室で相手を自供に追い込むのですが、今回は絶体絶命の場面で犯人を思いとどまらせるという、最大の見せ場であれこれ言葉をかけていました。相手はサイコパスですから、説得してもどう転ぶか判らない。口裏を合わせつつ、相手を落ち着かせる。見ていないDVDを見た、と言った時はハラハラしました。起こらせては元も子もない。しかし、最後はためらいなく撃ちましたね。「暴力が必要な時もある」と、以前にもこういう場面がありましたっけ。でも、本部長となるとこういう行動はマイナスとなる。そこで、FBIにも義理堅く、穏やかなデルクが本部長になってしまった。とたんにデルクにしっぽを振るテイラーが、いかにも、ですね。本当に風見鶏だわ~でも、ブレンダ個人としてはホッとしたことでしょう。やるだけのことはやったのですから。ただ、彼女の後ろには多くの部下、仲間がいて仕事を失うかも知れない。「人事」と言う奴ですね、さて地位を得たデルクはブレンダに対してどういう方針で来るのでしょうか。今回は地味にタオが活躍していましたね。どの部下も、本当に優秀です。
October 17, 2011
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ゲストのまたJon Sedaが出ていた。最近本当にあちこちのドラマでよく見ますよね~本編ですがここまでエピソードを重ねてくると、だんだんCSI:マイアミとも似た雰囲気になってきました。ハリケーンも、おなじみのネタですね。貸金庫から奪った聖書はサイモンの持ち物で、組織が欲しがっているのであれば、サイモンは連中のことを知っているに違いないとして、マイケルはサイモンに直接会うと言い出す。サムもフィオナも反対だが、ジェシーを首にしてまで事を進めたのだから、ヴォーンに頼んででもやりとげるとマイケルは言う。マイケルは聖書をフィオナに預ける。マデリンの家に、かつてのFBIの2人組、レインとハリスが助けを求めてやってくる。トルコの犯罪組織の殺人事件を目撃したジェームズ・ベイリーという証人を匿っていたが、ハリケーンのどさくさで殺し屋が襲ってきて、ベイリーが雲隠れしたという。2人はこのままでは停職処分になってしまうので、マイケルにベイリーを探して欲しいという。ベイリーは黒のピックアップトラックを盗んで乗っていったというが、マイケルは殺し屋が使った改造型サイガ12Kという銃に注目し、フィオナの知り合いに話を聞く。するとコールという客に売ったというので、居場所の手がかりを得て安アパートを見つける。マイケルがアパートに侵入すると、コールは爆弾を使った巧妙な仕掛けでマイケルを捕らえてしまった。コール以外にも組織が殺し屋を雇ったらしく、マット・リースというもう一人の殺し屋に扮したマイケルは、ベイリーの車の情報があると言い、一緒にベイリーを見つけようと持ちかける。コールはベイリーの携帯電話から居場所を絞っていたが、マイケルを銃で脅しながら、車を捜しに行くことにする。市内はハリケーンの影響で、道路が通行止めになっており、マイケルはサムに連絡するために、口実を見つけて無線装置のある公共の車を探す。フィオナの家にヴォーンが現れ、聖書を手渡してくれたら、自分がサイモンに会って話を聞くという。マイケルが邪悪なサイモンに会えば、彼もまたモンスターになってしまう。その代わり、預けてくれたらジェシーをすぐに元の仕事に復帰させられると言い、マイケルには秘密にするよう言う。マイケルは無線でサムに状況を知らせ、すでにベイリーが車を乗り捨てていたことから、ベイリーの立ち回り先を探すように求める。途中、マイケルはコールが元海兵なのを知り、冷酷な殺人者になりきっていないと指摘する。コールは爆弾処理のプロで、軍を懲戒除隊になり恨みを持っていたが、引退して穏やかに暮らす夢も持っていた。ベイリーが恋人の家にいるかもしれないというので、ジェシーとマデリンとフィオナが、ベイリーの家に急ぎ、住所を探す。マデリンは恋人の家の写真を見つけ出し、無線で呼びかけたマイケルに暗号で外観を知らせる。マイケルは車の情報のかわりに、ベイリーの居場所が判ったと告げるがコールは信じない。駐車場の屋上からその家を探していると、何者かから銃撃を受ける。撃ってきたのは本物のマット・リースで、マイケルとコールは逃亡し、ベイリーの恋人の家に逃げ込む。コールは仕事をさせろと、マイケルとベイリーに銃を向けるが、マイケルは今なら殺し屋家業から手を引けるとコールを説得する。納得したコールとマイケルは協力してリースの一味を倒し、警察に逮捕させる。コールは一人姿を消した。フィオナはマイケルにヴォーンが取引を持ちかけてきた事を打ち明ける。フィオナは何があろうとマイケルを信じている、と言って聖書を手渡す。その後ベイリーが無事証言したことから、FBIのレインとハリスはマイケルの頼みを聞いて、ヴォーンとの待ち合わせ場所に現れ、手配書に載せると脅す。ついにヴォーンはマイケルの頼みを聞いてサイモンに会わせるというが、それには相当の覚悟が必要だと言う。ハリケーンそのものではなくて、その後の道路の封鎖などを使ったのが上手かったですね。やはり面白かったのは無線での暗号。(笑)マデリンもしっかり暗号を読み取って、今ではすっかりスパイ稼業に足を突っ込んでいますね。確かに、不特定多数が聞いている無線で暗号により情報を伝達するというのは、スパイの活動としては古典的かも知れません。それだけでなく、母親ならでは、どこにやばい物を隠すかはお見通し。(笑)ゲストがJon Sedaだけに、単なる悪役ではなかったですね。人間味のあるうちに足を洗って引退するというのは、マイケルにも通じる事かも知れません。そういう人情味のある場面もあり、鮮やかに悪者のを退治して、今回もBNの王道を行くエピソードでした。フィオナがマイケルをどこまでも信じる、と言ったのは感動的でしたね。さすがっ!単に内助の功というだけでなく、ヴォーンが何かを見抜いた上で、マイケルが正しいことをすると信じている。だからこそ、これまでも何度も仲違いしそうになってもマイケルから離れることはない。改めて、最近のフィオナは成長したなという感じがします。奥深いキャラクターになったというか。これなら、きっと大丈夫。ダメFBIの2人組は、良い感じで出てきますね。(笑)
October 16, 2011
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『ボトルガールの悲劇』事件はそこそこでしたが、落ち着いてキャラクター間の人間関係を見せてくれたのが良かったですね。そしてHoratioはいつももよりHoratioらしく。(笑)ゲストの迫力あるマダムは誰かと思ったら、「ニキータ」のPeta Wilsonじゃありませんか。懐かしい~冒頭、RyanとEricが花形フットボール選手を追いかけるシーンがやたら長いなと思いながら見ていたら、ちゃんとオチがあります。「お前、バカじゃないのか?」「もうちょっとだったんだ!」「お前はもう、逃げられない。(You can not run out of this.)」マイアミというと、ゆったりおっとりして暑いところなのに汗をかかないイメージでしたが、これからは若いもんがしっかりと体を張ってがんばってくれそうです。CSI:NYに出てくるようなゴージャスなクラブで、「ボトル・ガール」のKristen Banksがプールで溺死していた。カバナと呼ばれるテント風の個室で彼女と一夜を共にしたBrady Jensenが逮捕される。しかし、遺体は死後動かされたようだ。新検死医のMarcierが登場しましたね。Dr.Lomanはセミナー中ということなので、交代したわけではなさそう。アフリカ系美人なのでもしかしてWalterのお相手になるかな?と思ったりして。Walterが見つけた携帯電話でKristenが同僚のSara Walkerと話していた。このSaraはラテン系美女で幼い子供がいるという設定で、いかにもHoratioが興味を示しそうな女性。出会った直後から「私が君と息子を守る。良いね?」という雰囲気になっています。本当に好きだな~(爆)Kristenは無理矢理飲まされたシャンペンでおぼれ死んでいた。このクラブでは平均21,000ドルというとんでもなく高い酒を飲ませるらしい。ということで、Traversが嬉々として胃の中のシャンパンの年代判定について蘊蓄を語る。C14同位体を使って判定するというのがこのエピソードのミソなのでしょうね。彼は言わばラボの「天才君」というところですね。Bradyは何もしていないと主張するが、CSIたちは容疑者として厳しく身柄を確保して証拠を探る。「逃げる奴は悪いことをしているんだ」という勘が働いているからでしょうね。なにやらこのクラブには秘密があるらしい。Horatioは迫力あるオーナーのAmanda Calaverasに何か違法なことをしているのではないかという目を向ける。Saraとは大分違います。(笑)Kristenが飲まされた超高級シャンペンをオーダーしたのはいかにも悪人ぽいRichard Ellisonで、こういう男相手にはいつものHoratio節ですね。「シャンペンがKristen Bankを殺した。昨日のお前の上着を調べさせてもらう。(運昇さん風)」でも、そこで子供のために昼に夜に水商売ではたらくSaraを見たとたん、Horatioの表情が変わる。「こんなことはしない方が良い。私が助けてあげよう。」ほら、来た来た~Kristenは単にシャンペンで溺れたのではなく、delayed drowningという肺に自分の水がたまって溺れる状態だったらしい。Ellisonの上着が見つからず手詰まりになっているところに、何とまあ久しぶり!Erika Sikesではありませんか。痩せたRyanを見て「You look well.」というのはインナージョークなのか。(爆)かつて彼女に痛い目にあったRyanですので、そそくさと席を立とうとするが、彼女はラボに特ダネを持ち込む。KristenがBradyの腕の中で死んでいる写真が出回っていて、明らかにBradyの供述と食い違う。Bradyは代理人の座を狙っている男の世話になって、容疑を逃れようとした。ただ死体を動かしただけだという代理人にHoratioは、「サインも写真もなし。保釈もなしだ。(No sign, no photo, no bail)」ここも、運昇さん風。(爆)今週は日差しを浴びてなおいっそう輝くDaveが、写真を撮った人間を割り出すヒントを与える。笑顔がチャーミング!写真を撮ったのはSaraで、オーナーの命令でセレブな人たちのあられもない姿を撮影するように命令されていたのだった。やっぱりHoratioの取り調べは優しいですね~検死で体内から見つかったconfetti(紙吹雪)がキーとなって、犯行現場が確定される。ここはキラキラの紙吹雪を浴びるHoratioがゴージャスです。そんなのオーナーに話を聞けば済むことなのに。(笑)無理矢理飲ませたシャンペンが死因となり「過失致死罪だ。(It's called involuntary manslauter.)」というだけでは飽きたらず、Hは「お前の行為が女性たちを殺す。」「サラのことか?」「もしサラと接触したら、俺が探し出して相手をしてやる、この俺自身がな。(If you ever contact Sara again, I'll find you, and deal with you myself. Understand ?)」どうしてこんなに運昇スタイルなのでしょう。(爆)Bradyは無罪だったが、名声はゴシップまみれとなった。しつこく食らいつくErikaにBradyはKristenをかばい、「君はジャーナリストではなくてジャッカルだ」と一喝し、去っていきました。珍しくErikaが返す言葉もなくて、いい気味。(爆)エンディングで帰るCalleighとEricの会話には意味深なものがありましたね。「帰って友達とディナーよ。」「仕事以外の生活を持とうとしている?俺には関係のないことだけど。」先シーズンの最後で、Ericが潜入捜査でラボの仲間たちを調べていた時、CalleighがかなりEricに不信感を持った結果でしょうね。それでも、「私たち、友達でしょ?あなたのことは家族のように愛しているわ。」と言って、Ericも「判っているよ、俺たち大丈夫だよな。(So we are all right ?)」と答えていました。「ええ、絶対。(Absolutely)。」人はこの会話をE/Cの公的終了宣言だと見ているようです。私も多分、これまでのロマンチックな関係はしないのではないかという気がしますね。限られた人間関係で泥沼に陥らせないというためかな。お互い、別の相手を探すという展開もできますから。そのためなのか、Emilyの妊娠は見事に隠されていました。当分は登場場面が少なくなるでしょうね。そして時間が余ったのか最後にHはSaraを見送っていたので、新しい恋人にはならないようです。そう願います。(爆)というわけで、やたらHoratioが彼らしさを見せたエピソードでしたが、全編にわたって何気ないキャラクター同士の会話が良い感じでした。特にNataliaに女性用バスルームに連れて行かれたWalterが秀逸。
October 15, 2011
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『罪と快楽』少し前に出てきたマッキャデン刑事が再登場。きっとジヴァに絡んでくるのだろうと思ったら、こういう形だったとはね。全体にいつもよりは大人しい展開でしたね。海軍の広報部に勤務し、海軍新聞の記者であるジャスティン・モス大尉が背後から刺されて殺される。犯行現場から歩いてきて失血ししたらしく、血痕を辿るとモーテルの一室ですでに市警のマッキャデン刑事が捜査中だった。この部屋はジャスティンが借りて、高級売春婦に取材でインタビューするために使っていたという。NCISは名目上取材で、本当は関係を持っていたのではないかと疑う。ジャスティンは同じ女性と会っており、ジャスティンが殺された日のバーの監視ビデオに映っていたのは逮捕歴のあるシャーロット・クックだと判明する。過去に彼女を客に斡旋したのがあの高級コールガールのマダム、ホリー・スノーだった。ただ、その時はシャーロットのDNAサンプルを採ってはいなかった。類似の事件を調べたところ、この半年で男性が3人、背中から何カ所も指されて殺される事件があり、連続殺人事件と考える。シャーロットは姿を消しており、ギブスは今は社会奉仕をしているホリー・スノー本人にあい、シャーロットの情報を聞く。ホリーはシャーロットに殺人は出来ないと言い、居場所も知らないという。ただし、自分を元の仕事に戻してくれれば、彼女から必ず連絡があると取引を持ちかける。ギブスはヴァンス局長の反対を押し切って、ホリーに仕事を再開させる。さっそくシャーロットから連絡があり、トニーが客となって誘き出して逮捕する。ジャスティンと会っていたモーテルで採取されたDNAとシャーロットのDNAは一致したが、殺人を否定する。やはり客としてではなく、インタビューだったという。ホリーはシャーロットは殺していないと主張する。その頃、新たに同様の殺人事件があり、シャーロットはシロと判る。ただ被害者はシャーロットの客でホリーが尋問に参加して、シャーロットに狙われる理由を聞き出そうとする。シャーロットは嫉妬深く、自分にしつこく付きまとう客がいると明かす。講習会に参加していたニコラス・エヴェレットで、トニーとマッキャデンが逮捕に向かう。アビーは遺体の傷口に犯人の物と思われる血液が入り込んでいて、指したときに自分も怪我をしているはずだという。しかし、エヴェレットの手には傷跡はなかった。アリバイもあり、凶器と思われたナイフも傷とは一致しなかった。一方、移動を禁じられているホリーが町を出ていることが判る。シャーロットから「助けて欲しい」というメールを受け取っており、シャーロットはERに運ばれていた。シャーロットはDVP(家庭内暴力規約)に登録されていた。NCISは病院のシャーロットに会い、犯人がボーイフレンドのドワイト弁護士だと知る。シャーロットはホリーにメールは送っていないと言い、GPSでドワイトがホリーの居場所の近くにいることが判明した。その近くの人目に付かないビルに捕らわれていたホリーはドワイトに殺されそうになったところで、救出にきたギブスに助けられる。ギブスは自宅でホリーと親しい時間を過ごすが、ホリーは仕事があると言って去っていった。トニーは映画好きのマッキャデン刑事と話が合いしばらくつるむが、マクギーのことを悪いと思ったのか、もう付き合わないという。今回はトニーが何を思ったのか、マクギーを捨てて(?)、男同士の繋がり(友情)で熱く盛り上がる訳ですが、捨てられたマクギーが拗ねたりジヴァがそれを慰めたりしている様子が面白かったですね。ただ、あまりにトニーが態度を変えるものだから、もしかしてトニーがマクギーの気を惹きたいためにわざとやっているのじゃないかと思ってしまいました。(笑)それよりも、ホリーとギブスの間に微妙な大人の男女の雰囲気が漂っていたのが気になります。今シーズンはギブスのお相手を探すシーズンなのかしら。"Jet Lag"で、取引してちっとも罪の意識を感じられなかったホリーですが、イメージが変わりましたね。雰囲気はレディ・ヘザーのままですが、シャーロットの事を本当に心配していたし、あの仕事も別に女性を食い物にするという感じではなかった。アビーがホリーの事を理解できないで、複雑な目で見ていたのですが、住む世界が違うということなのでしょうか。意外にも、ギブスが彼女に心を許している感じがしました。取り調べにも付き合わせたし、再度の取引も認めて助けに行く時も何だか、愛する人を助けようという感じに見えました。(妄想が暴走しそうですが)そして極めつきは自宅で手作りディナー。ビールをたくさん使って美味しい物を食べさせたいという気持ちが溢れていましたよ。もしかしたら、例のハート弁護士と終わったから次の人を求めていたのでしょうか。「友達は少ない」というギブスに、普段は見せない寂しさが感じられました。彼女なら自分のことを理解してくれると思ったのか。別れ際に優しく(髪に)キスしたのが印象的でした。これまで、そういう風にギブスに接する女性はいなかったような。母性を感じさせる相手でしたね。でもホリーはまた元の仕事に戻ってしまい、そうなるとギブスとの交際は無理でしょうね。
October 14, 2011
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とにかくディークスにはやられます。何をやっても魅力的でsweetだし、ラストの「おっと」も最高。良いキャラだわ~海軍情報部所属で国防総省に務めるダニエル・チェンバース大尉が、何者かから封筒を渡された後姿を消した。渡した男は直後にマリブ桟橋の駐車場で殺されているのが見つかる。チェンバース大尉は、ベネズエラの政治家アントニオ・メディーナの言動を分析していた。そのメディーナは選挙を前に、LAで資金集めのイベントのためにまもなく到着する。唯一の手がかりは、チェンバース宛のメールが失踪場所の近くのモーテルからだったことで、部屋に踏み込むとメディーナの今回の旅程表と銃があった。これは暗殺を意味している。その部屋を借りていたのは女性で、身元がわからない。チェンバースの上官によると、仕事熱心なチェンバースがメディーナが評判通りの親米派ではないという報告書を出していたのを取り上げなかったという。チェンバースは妻と離婚して、娘のアリーと会っていた。妻の自宅には何度か無言電話があったため、発信者をさぐると、正に家の前にいることが判る。青いピックアップトラックが走り去っていく。殺されていた男はメキシコ出身の労働者で、2日前に簡単な仕事があるといって引き受けたという。その場を写した監視ビデオにも青いピックアップトラックと女性の姿が映っていた。チェンバースは自分のレポートが無視されたので、反抗したのか、それとも脅されてやったのか判らない。娘を愛しているチェンバースなので、あえてアリーが誘拐されたという情報を流すが犯人からの接触はない。青いピックアップトラックがレンタルされたものと判明し、GPSで現在位置が判ったため、NCISチームはボディガードが守っている家に侵入すると、チェンバースが捕らえられていた。チェンバースはメディーナと中東の関係を示す書類があると言われて男と会ったが、帰りに襲われ連れ去られたという。例のトラックの女はヘレンと言って、大学の講演会で知り合った後誘われて会った。メディーナにはベネズエラを影で動かす強硬派のコルテスという敵がおり、メディーナを殺して国内の反米意識をあおろうとしていると思われる。そして、そうなればチェンバースはアメリカ国内で暗殺犯として処理されるだろう。NCISチームは、メディーナが参加するレセプション会場に潜入し、暗殺グループを突き止めることにする。チェンバースの姿を見て動いた男2人が捕らえられ、ヘレンも逃亡しようとしたため、逮捕される。捕まった男はコルテスの古い同志で、ヘレンは愛人だった。ヘティは本件についてメディーナには知らせずに国に返すという。捜査官の即応力検査で不十分な結果だったディークスは、ヘティから専門的な訓練を受けるよう言われる。現場に学ぶという市警出身のディークスと、とにかく上を目指すために訓練、勉強に余念のない連邦捜査官の違いが興味深いですよね。とりあえず、銃は得意だということで、「さあこい!」と撃つと、標的はヘティだった。これは避けなければならないんですよね。しっかりと顔のしわまでチェックして。何だか、踏み絵じゃないけれど、トラップみたいで面白かった。撃たれた後のヘティも「Cheeky bastard(良い神経しているわね、さすが遠慮ないわね)」と答える。とっさの判断が重要なのですから、ディークスもまだまだ学ばなくてはならないですね。後、ドレスアップして会場に行った面々でサムがウェイターの制服が全然体に合っていなくって、おかしかった。ケンジーはセクシーでさすがドレスが似合う。お姉さん顔してさんざんディークスをからかっていたけれども、最後は水浸しでディークスの助けを受ける。そして、ディークスに子供相手をさせるのは反則じゃないか、と思うほどですね。女の子もイケメンは大好きだし、無邪気にトランポリンで遊んでくれるなんて点数高い。もう、あのシーンだけでも見る価値がありました。(笑)ところで、ネルが専門分野においては強気でしたね。どんな相手にも引かない。階級や秩序を重んじる海軍にしては、異質なキャラでした。アメリカ国内での暗殺は阻止したものの、あえてそれをメディーナに伝えない事で、他の場所で暗殺されるチャンスを待つ、というのもいつものようにさすが戦略に長けているというか、怖いですね。こういうセンスは日本にいてはなかなか感じることができません。
October 14, 2011
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ゲストの人の演技がものすごく迫力があって、見ていて何だか怖かったです。ストーリーが右へ左へ行ってSVUらしいエピソードでしたけど。公園で若い女性の死体が見つかる。頭を酷く殴られ、傷口には黒いペイントと鉄さびがついていた。血中のアルコール値が高く、飲酒運転の逮捕歴があるシェルビー・クローフォードと判る。昨夜は社交界デビューの日で、友人のアナとボーイフレンドのダグらと、ホテルで泊まる予定だったが、夜11時頃一人で帰って行ったという。ダグとアナの言い分に矛盾があり、実はシェルビーにはトニーという恋人がいて、ダグは当てつけでアナと寝ていた。アナはシェルビーと公園で酒を飲んでいた事を明かすが、ダグはアナがシェルビーを殺したと言う。しかし、シェルビーの片方のピアスが質店で見つかり、持ち込んだのがホームレスの少女と判る。児童保護センターの係員ペイジによると少女は11歳のジョジーと言い、文才のある子供だった。母親の恋人に性的被害を受け、家を出たという。ホームレスの子供たちは、「ストリート・ファミリー」と呼ばれる疑似家族に属していて、父親役のコールと母親役のキュシディがグループを仕切っていた。エリオットとオリビアはホームレスのキャンプでジョジーの身柄を確保するが、コールは取り逃がす。ジョジーは口が堅く、コールを心底信頼しているようだったが、SVUは食べ物でジョジーの心を開いていく。ジョジーは、シェルビーがコールの事をゲイだとあざけったので、コールがチェーンで殴って殺したという。ジョジーはペイジに保護される。再びキャンプに向かうと、そこには子供たちの姿はなく、ジョジーを「裏切り者」として殺すという落書きがあった。急いで保護センターに向かうが、ペイジが襲われ、ジョジーは消えていた。警察にキャシディが現れ、ジョジーの身を心配しているという。彼女はコールを恐れて他の子供たちを避難させたていた。しかし、ジョジーの惨殺死体が見つかる。ジョジーが書いていた詩には、コールが人を殺すような比喩があり、キャシディも共犯のように描かれていた。キャシディは取引を求め、コールが過去に犯した殺人について話し始める。最初の被害者はホームレスで子供たちを服従させるために殺し、ファミリー内で勝手な規則を作った。そのルールを破った子供が2人目で、3人目はコールの前妻が殺された。シェルビーについては、強盗で襲ったところ、悪口を言ったのでコールが激怒して殺したという。エリオットとオリビアは、コールの隠れ場所でコールを逮捕する。コールは自分は家庭で虐待された子供たちを助け出したと主張し、社会に対して強い不信感を表した。裁判でキャシディがコールの犯罪を証言すると、被告席でコールは嘘を付いていると激しく抗議する。判決では1人につき25年の刑が下される。マスコミで報道された写真を見て、キャシディの両親を名乗る夫婦が現れる。キャシディ(ヘレン)は母親に売り飛ばされたなどと言っていたが、実はNYの金持ちの娘で口うるさい両親に反発して家出をしたのだった。そして、公園でシェルビーを見た時、同級生だと知って、両親に知られたくないため、コールに嘘を言って殺させた。ノヴァク検事補は、ヘレンにも罪はあるとして、故殺で起訴するという。そのためにコールに証言を求めると、コールはプライドや威厳を守るためにシェルビーを殺せとヘレンからそそのかされたと証言する。威厳は「ファミリー」を率いるために守らなければならなかった。ヘレンは第2級故殺で有罪になるが、ヘレンはケイシーに対して襲ってやると嘯く。ジョジーが本当にかわいそうでしたね。栄養も足りていないのに、心も体も傷付いたままホームレスとして生きるしか道はなく、大人たちに利用された上に拷問されて殺された。あのメイクは直視できません。どうみてもコールはソシオパスですよね。弱い立場の子供たちは彼に従うしか、路上で生きる術はなかったのでしょうか。開発後進国ならわかりますが。その辺がどうなのかなあと思いつつ、コールの言動が一線を越えた激しさがあったため、見ていても不安な気持ちになってしまいました。また、キャシディ(ヘレン)も怖かった。普通にお嬢様していたら良かったのに、ホームレスの子供たちの面倒を見る方が良かったのか?嘘だらけの人生で、不快でした。だからまあ、有罪になってほっとしましたけど。それにしても、ラストのあれはもしかしてケイシーに何か起こるということなのでしょうか。心配だなあ。ステイブラーとコールのファイトシーンは、凄い迫力でしたね。演技とは思えません。そういうところにこのシリーズのクオリティを見られるのですが。
October 13, 2011
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「カディの一日」昔まだ女性が社会進出の途上だったころ「9 to 5」という映画がありましたが、女性がトップを務める現在では、労働時間はこれくらいが当たり前、ということでしょうか。珍しくカディの視点に立って描かれたエピソードでしたね。このまま、彼女が主演のスピンオフもできそうな気がしました。朝5時、起床。今日は病院で保険会社との交渉の山場があるカディは、娘のレイチェルが熱を出しているなど出鼻をくじかれる。恋人のルーカスが遅れてやってきて、遅刻を承知で朝Hを迫る。途中ハウスから電話が鳴るが、それはハウスとルーカスの賭だったとわかる。病院に出金すると薬剤部では注文とは異なる量の薬が届いたという。誰かが注文票を後で改ざんしていたことがわかる。医療保険会社の担当者とは、8ヶ月にわたって診療報酬の引き上げで交渉している。もし、この交渉が決裂したら、患者の8割が加入している保険が扱えなくなり、病院としては経営的に厳しい状況となる。保険会社はプレインズボロー病院が小さな病院だとして足下を見ており、カディは12%の引き上げを認めなければ、再契約をしないと突きつける。病院の理事会では再契約できなければ、カディの首を切るという。ハウスはチェイスに自分の患者を手術させようとして、外科の主任フラーニともめている。クリニックの診察をサボるハウスの代診をしたカディは、ガン治療に母乳を処方してほしいという患者に、保険の適用はできないと断る。切断した親指を本人の意志と反して接着手術をされたという患者が病院とチェイスを訴えに出る。高度の治療なので医療保険では全額は支払われず、医療費を払う金がないという。カディは裁判を受けることにする。薬剤部で事務処理をしたゲイルから話を聞くと、痩せるために薬が必要だったという。夫婦仲を取り戻すためだったというが、カディはDEAには報告しない代わりにゲイルを首にする。ルーカスが昼ご飯を持って病院を訪れる。医療保険会社との交渉を有利にするため、CEOのスキャンダルを探そうかと言われ、カディは直接CEOと話をしてみる。しかし、相手はまるで引くそぶりは見せない。改めてゲイルの発注書を見直すと、過去3年、5万ドル分の薬を余分に購入していたことがわかった。おそらく、覚醒剤製造ラボに横流ししたのだろう。医療保険会社の担当者が8%のオファー持ってくる。それでもカディはあくまで12%にこだわる。カディは時々顔を合わす度にハウスに自分の意見をぶつける。ついに時間切れでカディは会見を開き、アトランティックネットの保険加入者の患者は受け入れないと発表する。病院内のゴタゴタはピークに達し、DEAに届けるというと、ゲイルはハウスに脅されて薬を水増し発注していたと開き直る。カディは理事長に辞意を伝える。ハウスは帰ろうと車に乗り込んだカディを力づける。母乳を欲しがった患者には代わりに処方箋を書いてやったという。謎の感染症患者にマラリアを感染させたいという突飛な要求も、低体温にするための経費削減案だという。ヒントを得たカディは、ゲイルへの態度を変え、真実を話すように求める。ルーカスから借りた隠しマイクでゲイルの自白を得たカディは形勢逆転、医療保険も希望通り12%で再契約にこぎ着けた。今日も一日、山のような仕事をカディは見事に片付けたのだった。今回は特別大変な日だったのでしょうが、いつもハウスの悪戯やトラブルの尻ぬぐいばかりしているのかと思ったら、病院の院長として様々な仕事をこなしている中でのハウスとのつきあいだったのですね。筋を通す彼女の意志の強さ、頭の良さなどには本当に印象づけられました。仕事と子供を持つ女性として凄いです。さすが。でも、その間でハウスとどれだけ会話をしているのかというと、これがまた面白い。どうやらハウスは常にカディを観察していて、何かあるとカディに言葉をかけ、フォローしている。いつもは逆の視点で見ているだけに、このガーディアンエンジェルのようなハウスにきゅん!としてしまいます。「医療保険会社のやり方を正そうとして自分の仕事を失うことになるのはばかげたことじゃないのか」(Putting your job on the line in an effort to stamp out stupidity isn't?)と意見を言う。「あなただってするでしょ」(You would)ハウスは50ドルの賭のためにガン患者をマラリアに感染させようとしているが、「君は俺のように(バカに)なりたいのか?」と、心配する。でも、カディは決断する。最後は身を引く覚悟を決めたカディに寄り添って「彼らは君を首にしないし、君も辞めるつもりはないだろう。なぜなら、君はバカだからだ。」とサポートする。これまでお互いを傷つけ合ってばかりだったように思いますが、こういう関係は素敵ですね。
October 12, 2011
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『最後に残った女』いよいよLAPDの本部長選は最終段階になり、ブレンダは市長と面接することに。ここは私に任せて、あなたは明日の準備をしてくださいというテイラー警視正には、下心が見え見えなのですが、やはり上の立場になればなるほど、自分の意志だけでは物事は終わらないですね。人々の思惑の中、ブレンダは前に進み始めます。事件の解決については今週もブレンダ流が堪能できました。すばらしい。駆け出し女優のジュディ・リンが自宅で殺害されて見つかる。犯人に突き飛ばされて額縁の角で頭を酷く撃ち、その後ベッドでクッションを押しつけられて窒息死したと思われる。デートのためにおしゃれをしたようで、SEXはしたがレイプかどうかは不明。発見したのは演出家のスチュワートで、連絡が取れなくなったためにアパートを訪ねてきたという。部屋には鍵がかけられており、金品が盗まれた様子はなかった。ジュディは自らの女優を目指す日常を、ビデオブログとしてインターネットに公開しており、それが好評となって舞台化され主演した。しかし、そのために男嫌いというレッテルを貼られたために、出会い系のサイトでデート相手を探すことになったという。ブログの最終更新では、これから「ドリーム・ウィーバー」という相手とデートすると言っていた。相手が特定できないため、令状を取りプロバイダーから本人を突き止めることにする。また、室内に落ちていた潤滑油の瓶に付いていた指紋と体内に残っていたDNAを検査に回す。ジュディのアパートの監視ビデオには、カマロに乗った男性が到着し中に入っていく様子が写っていた。その後、ジュディの車で外に出かけ、戻ってくるとしばらくして男が帰っていった。男は自分の車の前でしばらく立ち尽くしていた。ポープは捜査の陣頭指揮に当たるブレンダに、必ず面接を受けるよう念を押す。ブレンダ自身は本部長になりたくないと漏らすが、ブレンダを推すレイダー警部らの説得で、ブレンダは指揮をテイラー警視正に任せることにする。「ドリーム・ウィーバー」はマーク・トーレスという男と判るが、トーレスはこれからまた別の女性とデートをするというので、現場を監視することにする。まだDNA検査の結果が出ていないので、逮捕することが出来ない。喫茶店でデート中のトーレスの車から指紋を採り、DNAも採取すると、指紋についてはジュディの部屋で見つかった指紋と一致した。プロベンザとフリンがトーレスを追跡すると、女性の家に入っていったため、また殺人を犯すかも知れないと判断したチームが踏み込む。しかし、トーレスが会いに行ったのは婚約者の女性だった。テイラーの報告を聞いたブレンダはすぐに自分が責任を取り、トーレスを逮捕する理由を作るという。フリッツが呼ばれ、トーレスにジュディ殺害について尋問を始める。最初はジュディとは面識がないと否定していたが、徐々に証拠を出していってトーレスを追い詰める。トーレスはSEXしたことは認めるが、ジュディに襲われて怖くなったため、彼女がシャワー中に逃げ出したと言う。ジュディはトーレスの車に傷が付けたという。ブレンダはフリッツに嘘を付いたことで、トーレスを偽証罪で逮捕する。トーレスの婚約者はトーレスが数多くの女性とデートをしていることを知っても、トーレスの肩を持ち、女性たちの方が悪いという。ジュディのノートPCを分析すると、まだアップされていないビデオがあった。トーレスがまるで娼婦のようにジュディを扱い、騙されたという。その時、トーレスはシャワー中で、ジュディが車に傷を付ける事は無理だった。ブレンダは動画の中に凶器のクッションが映っていない事に気づく。翌朝、面接を前にブレンダはもう一度ジュディの部屋にトーレスを連れて行く。ブレンダは管理人のギルフォードがPCを設置する際にクローゼット側に大きな穴を開けた事を指摘、監視ビデオに映らないように車に傷を付けるられたのはギルフォードしかいないという。部屋の鍵にトーレスの車の塗装が付いていると言うと、ギルフォードはずっとクローゼットからジュディを覗いていた事を認める。いつもは彼女がシャワーに入っている間に部屋を出るのだが、トーレスとの情事を見せられ、タイミングを失って出ようとしたら、ジュディに見つかってしまった。驚いて思わずジュディを突き飛ばすと頭を撃ち、助けようとベッドに運ぶと大声を出されたのでクッションで黙らせようとした。ブレンダはレイダーから服装などについてアドバイスを受け、ブレンダが昇進することは多くの女性にとって意義のあることだと言われる。ブレンダは市庁舎へと向かう。最後のは誘導尋問だったのではないでしょうか。弁護士もつけないで大丈夫か。それでも、あの状況で最大限ギルフォードに有利に解釈しているので、裁判になって最悪の結果を招くよりは良かったということでしょうか。それにしても、鍵に塗料がついていたと言うのもタオにやらせたのですね。こわー。ところで長年犯罪捜査ドラマを見ていますが、地元警察に嘘を付いても罪ではないが、FBIに嘘を付くと偽証罪というのは初めて知りました。連邦捜査官はそれだけ強い権限を持たされているということですね。なるほど、フリッツの使い道もあるわけだ。最近本当にフリッツは仕事面で良いところを見せますね。被害者の女性が何から何までビデオに公開するというのが、信じられない。最近この手の展開がドラマに多いですね。プライバシーに関しては、何て無防備なのかとあきれるばかり。それほど自分を表現したいのでしょうか。さてさて、御輿に担がれるともう、自分からは降りることが出来ないというのは日本も同じなのでしょうね。あれだけ反対していたポープも、ここで面接を蹴るとか落ちるということになると、自分の身に降りかかってくる。もしかしたら、重大犯罪課がなくなるかも知れない。こうなると、もうブレンダは前に進むしかない。あれこれレイダー警部が言う中に、本部長として尊敬できる人としてあなたを推すと言う言葉がありましたが、これは「クローザー」を良い形で降りたいとキーラに対して、次を引き継ぐ事になるメアリー・マクドネルのはなむけの言葉とも取れなくはないですね。ブレンダが勝負服として選んだのは、シーズン1でハリウッドを歩き回って買った場違いな赤いドレスですよね。そして、トレードマークの何でも入っているおばさんの持つようなバッグではなく、小さなバッグを持ち、仕事ができるというよりも、とにかく女性であることを見せつけろ。そのアドバイスが効くのかどうか、晴れやかなブレンダの次のステージを早く見極めたいです。タイトルは正に、ブレンダを意味しているのでは?
October 10, 2011
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今週は女性陣の活躍が光りましたね。フィオナかっこいい!ドレス姿が見惚れるくらいです。タフ~マデリンもベテランならではのフォローをして、本当に良いチームワークでした。いつになく、スパイのウンチクが役立ちそうな感じで面白かったです。マイケルとジェシーはマデリンの協力を得て、マーヴから情報を得た銀行のセキュリティチェックを行う。サムとフィオナは、開発した新製品を奪われたくないという会社CEOクリスチャンからパーティの間、製品を警備する仕事を受ける。クリスチャンは前日車上荒らしに遭い、ノートPCを奪われた事で危険を感じたという。しかし、パーティが始まる前に自宅が覆面の4人組に襲われ、妻のサラが誘拐されてしまった。フィオナは状況を見て、目的は製品ではなく、誘拐ビジネスだと察して自分も金持ちの夫を持っていると言って捕まってしまう。犯人は奪ったノートPCから情報を得たらしく、メキシコ人の訛りがあり、24時間以内に大金を支払うよう要求したため、マイケルが交渉人となる。犯人側がサラとフィオナの様子をインターネットのテレビ電話で見せると、フィオナが瞬きで金を払ってはいけないとメッセージを送る。犯人側に金を払ったり警察に知らせると人質が殺されると踏んだマイケルは、動揺するクリスチャンをなだめながら、通信したIPアドレスを探る。フィオナはサラを落ち着かせて地下室にある材料で爆弾を作ることにし、隙を見て犯人の携帯電話を奪って連絡してくる。しかし、焦ったクリスチャンが直接犯人側と交渉し、金を払うと同意してしまった。サラとは引き離されたフィオナは、作戦を変更して換気システムに煙を流して近くを捜索しているサムとマイケルに知らせる。ジェシーはクリスチャンに金を渡せばサラは殺されると迫り、金の引き渡し場所を聞き出そうとする。しかし、クリスチャンはなかなか話そうとしない。フィオナは犯人の兄の同情を買うよう演技をしつつ、サラの情報を引き出し、手に入れたウォッカで脱出のチャンスを探す。犯人はフィオナには身代金が払われないと知って殺そうとする。ついにクリスチャンから金の引き渡し場所を聞き出し、マイケルが現地に急ぐ。サムはフィオナが捕らわれている隠れ家に行き、犯人を縛り上げる。マイケルは犯人側にこちらも人質を取りまもなく爆弾が爆発すると脅す。サラは開放され、時間がないと思い込んだ犯人側は身内を救うために警察に通報する。マイケルとジェシーは銀行に侵入し、貸金庫の品物を手に入れる。それは聖書で、所々言葉が消してある暗号のコードの本だった。ジェシーは本にサイモンの名前を見つけて「これは誰だ?」とマイケルに問うが、マイケルは知らないと嘘を付く。先週はマイケルに腹を立てて、ツンツンしていましたが、何だかんだと言っても、フィオナが大変な事になればマイケルも必死になる。でも、フィオナはただ助けを待つような女じゃありません。あり合わせの材料で必要な武器を作り、その場その場を演技で乗り切る。これこそ、「バーン・ノーティス」の王道ですね。自力で戻ってきた後は、マイケルもうれしさを隠しきれずに2人はガバっと…あははは、心配しなくても良かったじゃん。このカップル、大体シーズンに1回くらいベッドインしているようですが、甘くないというのか、この程度の表現がちょうど良いですね。そして、ジェシーは「おっと」という感じで、そのことをマデリンがしっかりと見ている。何があってもマイケルとフィオナは離れることがない、激しすぎるけれどもあれが彼らの愛の形なのよ、と母親ならではのコメントですね。フィオナに惹かれてしまうジェシーの気持ちもわかりますが。でも、こういう風にフォローされると角が立ちません。マデリンは銀行でも堂々たる演技でしたね。サムとは夫婦役でしたが、スパイ夫婦の映画みたいな感じで「ハニー、ただ今。俺のこと、惚れてきただろう?」というサムにも笑ってしまいました。(笑)やっていることは「レバレッジ」と良く似ているのですけどね、あちらが都会的センスだとすると、「バーン・ノーティス」は家族的、ドタバタしたところが魅力です。犯人兄弟はイケメンであのままで終わるのはちょっと惜しい。(爆)
October 9, 2011
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『別れのフリースロー』シーズンプレミア。先シーズンのクリフハンガーのテンションをそのまま維持し、ペースを落とすことなく、大変満足でした。プロデューサーのBarry O’Brienによると、日曜日の夜に移動した今シーズンは、全ての面でてこ入れし再スタートさせるつもりだそうで、特にHoratioに関してはこれまでに見たことのない彼を見る事になるそうです。今シーズンに取り上げられるあるストーリーに関して、Horatioが暴走し、自制を失い、情熱的にドラマチックに切羽詰まった面を見せていくというもので、シーズンプレミアはまさにそれを予感させる出来だったと思いますね。本当に今シーズンが楽しみです。以下、重大なネタバレありCSIラボのメンバーは突然苦しんで倒れ出す。何らかのガスがラボに充満したらしい。「They All Fall Down」というカードを受け取ったHはHummerを飛ばしてラボへ。普段は声を荒げることがないのに、前を走る車に苛立って"Get out of the way !! "と怒鳴るHoratioに驚きました。何と言ってもHのラボです。彼の到着と同時にみんな息を吹き返すが、一人だけ起き上がらない。誰かメンバーの一人が死ぬということは事前に判っており、それが誰かは容易に想像が付きました。オープニングクレジットからEddie Cibrianが消え、Adam Rodriguezが「And..」の位置に入りましたね。Nataliaがそれはもう必死にJesseにCPRを施そうとするが、Hは優しくNataliaを抱き寄せて「もう死んでいるよ」と耳打ちする。ああ、そんなあっさりと、救急車を呼ぶまでもないとは。(泣)Speedleに次いで、またHは部下を亡くすことになりました。Jesseは、倒れたと時に額を打ってそれが死因に繋がったらしい。「これは私が」と彼のバッジを手に取るHに動揺が見られます。検死医は今シーズンもトムですね。とにかく大学教授のBob Starlingが関係していることは間違いないが、その時すでにStarlingは逮捕されている。デイド署で拘束されるStarlingに、後ろからHoratioがひそひそと声をかける。「興味あるなら言っておくが、君が殺した警官の名前はジェシー・カードーザだ」Hが本気にお怒りモードになったのが判ります。普通ならどんな悪党でも震え上がるところですね。これまで集まった証拠はガスで汚染されて使えないので、HoratioはCalleighに手元にある自分宛のカードを証拠として使うことを指示。そして今度は臨時じゃない、HoratioとEricの義兄弟コンビはラボにガスが仕込まれた原因を探す。何者かがラボの屋上にハロンガスのボンベを置き、通風口に流したことが判ったが、Starlingの大学のボンベであることからHoratioがまた厳しくStarlingを追及するが、このオヤジは全く意に介さない。警察を馬鹿にしているのでさらにHのお怒りがつのります。「時計は進むぞ、判っているか?」これはキーワードでしたね。NataliaはStarlingの弟子だったMelissa Wallsから情報を得ようと協力を求めるがあっさり断られる。レギュラーとして最もなじみのないJesseの死を悲しむのは、同期のWalterの役でした。Ryanと3人トリオで笑わせてくれた中で、JesseとWalterは短い間に友情を築いていました。初対面の頃、「色男だろ」とからかっていましたっけ。そのWalterがJesseが最後に調べていたデジカメの写真を見つけると、これを処理してくれるのはDaveですね。今シーズンもワイルド系AVガイは健在。イェイ!EricとRyanがガスがいつ頃から充満し始めたかを計算し、やはり共犯者がいると見てMelissaの自宅に行くと、Melissaは縛られて、ドアを開けると自動的にで銃が発射されるように設置されていた。女性を救うのももちろんHの仕事ですが、今回はいつになくアクション付き。高いところに昇って窓から入る、ただそれだけで、受ける受ける。(爆)Melissaは助けてもらった事に礼を言い、今回は珍しく殊勝な態度の被害者になった。Melissaに使われた銃の持ち主がデイド大の用務員Keith Garwoodであることがわかり、逮捕へ。Ericが全力疾走して、マイアミは捜査官が本当に走るようになりましたね。(爆)しかし、Keithはなくなったハロンボンベの行き先も、Starlingが次に何をしようとしているのかも知らないという。Horatoは本当に怒りを抑えられなくなって凶暴になっていきます。"Listen to me, when somebady lies to me, it really, really hurts my feelings."そういえば、Speedleが殺された時のHoratioも、容疑者を殺さんばかりでしたね。あのときはYelinaが止めたわけですが、Ericが笠に着て増長する。(爆)結局何もしゃべらないKeithを諦め、振り出しに戻ってHoratioのカードを調べたところ、特殊なインクで象形文字のような暗号が添えられていた。それを読み解くのにコンピューターがダウンしているので、「old school」で本をペラペラめくって探すのが、目新しかったですね。(笑)読み解いた暗号を意味あるものにしたのが、これまた今シーズンも顔を見ることができてうれしいTravers。イギリス人の彼にとってはバイロンの詩は血となって流れているという。思わずEric苦笑。Starlingは次の仕掛けを用意していた。「時を刻む」つまり、時限爆弾が25番ふ頭に仕掛けられている。ということで、元爆弾処理班のHが不審物を前に「逃げるんだ、Eric」「俺はどこにも行かない」と、ここでもまた義兄弟の熱い血潮がたぎる。(笑)その頃、FrankがStarlingの護送中で、突然狙撃される。この銃撃シーンはなかなかの迫力でした。ここは何と言っても派手なマイアミのマイアミたるところですね。気の毒なFrankはStarlingを取り逃がしてしまう。無人のバンから打ち込まれた弾はMelissaを自動で狙っていた弾と同じ、ただし彼女の弾は中身は砂で、殺すと見せかけただけの自作自演だった。やはり、共犯者は協力的に見えたMelissaで、Starlingとは付き合っており、初めて自分もStarlingにはめられたと知ったMelissaはHoratioに取引を申し出る。「君は取引したいの?あっはっは」と憎々しげに言うこと言うこと。こういうHもまた久しぶりですね。Melissaがぶちまけたおかげで、いつものように「どこから出てきたんや!」と突っ込むまでもなく、Starlingの後ろにHoratioが立っておりました。(爆)そして、ラストは、戻ってきたEricを入れて改めて新チーム結成ですね。夕日の中、海岸で一人でJesseとの約束のバスケットボールをしているWalterに、Horatio以下、オリジナルメンバーが加わってプレイし始める。もう、これぞマイアミというシーンですよ「君を一人にはしない(we're always here for you)」仲良くバスケを始めて、最後にHが"This is for Jesse"と、フリースローを決める。自然にわき上がる歓声、この盛り上がりは、9年目を迎えた出演者たちのチームワークそのものだと感じました。良い感じでしたね。仲の良さが判ります。ラボに新人女性Nikkiが入りましたが、ValaraやCynthiaはどうした?先シーズンの始めはお腹がぽんぽこぽんだったRyanは、顔まで細くなって、別人のようになっていました。文字通りウルフですね。シャープな動きを期待したいです。
October 8, 2011
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『縄張り争い』ゲストに何と、「Law & Order:性犯罪捜査班」のケイシー・ノヴァク検事補こと、Diane Nealが出ていました。髪の色が違うので、すぐには気づきませんでしたが、この感じも良いですね~しかも、良い具合にギブスと絡んで、この先また登場しそうな予感。砂浜でダイビングスーツ姿の男性の遺体が見つかる。死後、3~5日で海軍の専門の潜水士マイケル・ジェンセン大尉の名前がスーツに書いてあった。失踪届は出されておらず、当日は休暇中で、刺し傷があり、死後船のプロペラで傷つけられたようだった。ジェンセンの自宅に向かったギブスは、そこで沿岸警備隊犯罪捜査班(CGIS)のアビゲイル・ボーリン特別捜査官と出くわす。ボーリンは1週間前に見つかったサルベージ船の船長が船で撲殺された事件を調べており、港の監視カメラには船長とジェンセン大尉が一緒にいるところが写っていたという。ギブスとボーリンは互いに捜査権を主張し合う。ダッキーはまだ被害者をジェンセン本人とは断定できない。死因は溺死で歯の間にはゴムが挟まっていた。ダイビング機材を調べたアビーは、タンクにまだ酸素が残っているのを発見、ジェンセンのPCには高度な暗号がかけらていてまだ解読できないという。CGISとNCISとの間で合同捜査が認められ、お互いに持っている情報を共有することになった。ジェンセンは倉庫を契約していて、サルベージ船は何かを探しているようにある海域を移動していた。その後動かなくなり、犯人は船長とジェンセンを殺して船を捨てたらしい。船長の口座には多額の金が入金されたばかりで、ジェンセンはドーキンスという女性と交際していたことが判った。ドーキンスは、ジェンセンがこれから大金が入る仕事をすると言っていたという。ジェンセンの倉庫を家宅捜索すると、海図や海底から引き上げられたらしい遺物や金貨が見つかった。ジェンセンはカラフエゴ号という船を探していたらしく、もし本物だとすると2億5000万ドルの価値があるという。アビーがやっと暗号を解読し、ジェンセンは外科医のジョセフ・マヴリーと連絡を取り合っていたことが判る。おそらく、サルベージするために出資を求めたのだろう。マヴリーの妻アンドレアによると、夫は海外に派遣されて連絡が付かないという。しかし、マヴリーが派遣されたのは嘘と判り、特許を巡る訴訟で高額の弁護料を必要としていたことから、マヴリーが見つかった財宝を独り占めしようとして殺したのかと考える。ところが、マヴリーは予定されていた手術に現れず、音信不通で、クレジットカードの使用歴で、ジェット機をチャーターしてマリアナ諸島へ渡ったということが判った。ダッキーは被害者の歯に注目し、被害者は水中で激しい発作を起こしてマウスピースのゴムを噛みちぎった説明する。溺死したのは発作のためで、被害者は先天的に体に鉄が蓄積するヘモクロマトーシスを話図等去っていたという。であれば、本来専門のダイバーにはなれないはずだが、医療記録によるとジェンセンにはそういう症状はなかった。遺体発見場所の近くで脱出用のゴムボートが見つかり、マヴリーはチケットだけ買ってジェット機に乗っていなかった事が判る。アンドレアはマヴリーが訴訟でトラブルを抱えていて、これから海外で仕事をするというメールを1週間前に送ってきたという。被害者はやはりジェンセンではなく、マヴリーのカルテが被害者と一致した。アンドレアは、夫が会社の金を持ち出すまでして追い込まれ、宝探しで一発当てるつもりだったと認める。ドーキンスはジェンセンの指示でメキシコ行きの片道チケットを2枚勝ったが、ジェンセンが現れなかったと言う。彼女もジェット機も捜査を攪乱するために利用され、ジェンセンがマヴリー夫妻を親しかったと言う。アビーは倉庫で見つかった金貨が偽物だと見破る。ジェンセンはアンドレアを誘惑して、偽の遺物でマヴリーに金を引き出させ、宝探しに出資させた。その金をジェンセンはまだ手に入れてはいない。先回りしてマヴリーのクリニックから1000万ドルの金を回収すると、アンドレアとジェンセンが自宅を探し回っていて逮捕される。ヴァンス局長はNCISの姉妹機関である沿岸警備隊捜査班とは、今後も連携を取るように命じる。いやいや、仕草から口癖までギブスにそっくりなボーリン特別捜査官。同じ海兵出身で、新人を引き連れ、仕事熱心。シーズン2でまるでギブスのチームとそっくりなメンバーが揃った捜査班が出てきたのを思い出しました。ボーリンとは始めは赤毛だからギブスが気になるのかと思いましたが、名前もアビー、男勝りな物言いは、あの粘っこいハート弁護士よりも上手くいきそうな感じ。ヴァンス局長からもお墨付きをいただいて、これは楽しみになりました。ラストのトニーとジヴァの会話は思わせぶりですね。お互いに本当にデート相手を断ったのか?というところが気になりますが、友達として金曜の夜を共に映画を見て過ごすというこの関係が、ちょうど良い。BONESの2人も、できればこういう関係を通して欲しかったな。ダッキーは特別に陽気だと思ったら、彼女とは別れてしまったという。また、ネクタイは蝶ネクタイに逆戻りです。ギブスが気にかけているのが良かったですね。女神様アビーがパスワードがわからなくてキレた様子や、それを落ち着かせるギブスも良かった。「デイヴィ・ジョーンズ」で三者三様の引用(ディケンズの「ブリーク・ハウス」、「宝島」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」)、そしてトニーの「モンキーズ」も面白かった。後、海賊ネタで「ヨーホーホー」というギブスも。(笑)子供の頃母に連れられ、ブライトンへ海水浴へ行ったら「巻き貝」を食べさせられた、何とおぞましい、というダッキーの無駄口にも値千金の味がありますね。
October 8, 2011
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以前のエピソード(Lockup)から意外に早くサムに「しかるべき時」がやってきました。ディークスの復帰も早かったですね。(爆)脱獄したアブドゥルがイエメンに渡り1ヶ月たち、ハキーム(サム)宛のメールが届いた。アブドゥルの追跡タグはそろそろ機能を停止する時期になったが、アブドゥルはテロ組織「イスラム教徒の戦士」のリーダーで、実の兄のサダトとは会っていないという。サダトは潜伏中で、アブドゥルは南の方にいるサダトと近々会うという情報が入ってきた。サダトは警戒リストの常連だ。アブドゥルとの待ち合わせ場所のレンタル・アパートに行くと、男が殺されており、ハキーム宛の封筒に偽パスポートとイエメン行きの航空券が入っていた。死んでいたのは文書偽造などのプロ、フレディ・ファニングで、数時間前に殺されていた。ヘティは刑務所のファイルに使ったサムの写真が使われている事を気にして、サムの素性がアブドゥルに漏れているのではないかと言う。しかし、モーを殺されたサムはやる気でいる。まもなくアブドゥルからホテルを用意したという連絡が入る。そのころ、サウジアラビアの国王の側近の7歳の王子が誘拐され、アブドゥルらはアルカイダメンバーの釈放を要求した。普通はテロリストとは交渉しないが、さすがに子供が捕らわれたと聞いて、ヘティは作戦の実行を認める。Gは服地ディーラーを装って一緒にイエメン入りし、ヘティは現地のCIAの力を借りるという。ヘティはGにサムがモーの復讐に走らないよう、監視するように命令する。サヌアのホテルにチェックインしたサムは、連絡先を渡される。同じホテルに部屋を取ったGは、諜報員となったネイトと会う。ネイトはヘティの命令で、アブドゥルがイエメン入りして1週間後にこちらに来たという。サムが動き始めたので、Gが後を追うが、様子をうかがう怪しいボーイに止められそうになり、殺してしまう。Gはそのままサムの後を着け、サムはアブドゥルと再会する。アブドゥルは王子を誘拐したのは金が目的でも人質の交換のためではないという。サムは王子アミールの監視役を任される。ヘティはGに、サダトを発見するのが任務だと念を押す。Gは王子を救うつもりだった。ケンジーとディークスは、ファニングが殺された部屋が、ジョーンズの名前で1週間借りられていることに疑問を持つ。アブドゥルは脱獄した翌日にはイエメンに渡ったが、その時にモーテルに泊まった。ジョーンズとも会ったことがあるかも知れない。そのモーテルに向かったところ、アブドゥルが泊まった日に泊まっていたという不審な男が逃げ出したため追い銃で撃たれて死ぬ。男の部屋にはコロンビア人のパスポートの他、イエメン人の偽パスポートがあり名前がサダト・ハバザとなっていた。実はサダトはイエメンには行っておらず、リーダーでもなかった。リーダーはアブドゥルの方だった。持っていたノートPCにはアブドゥルとのメールが残っており、ネイトが脱獄事件で死んでいないという情報を送っていた。ということは、サムの身分についてもばれている可能性が高い。彼らは連邦捜査官を捕らえる事の方が、有名になるためには役に立つ。ヘティはすぐに任務を中止するようGに命令すると、ヴァンス局長に決定権を要請する。アブドゥルはついに誘拐の目的を明かし、アミールを殺そうとした。そこにたった一人で突入したGがアブドゥルの部下を攻撃し、サムと協力して制圧する。サムは手渡されたポインターで逃げるアブドゥルをマークし、無人攻撃機がアブドゥルを爆撃する。ネイトは潜入捜査官として、次の任務地へ向かうという。サムはモーの復讐だったのか、それとも正義のためだったのか考える。最後のUAV(無人航空機)によるミサイル発射はすごかったですね。あれは実際に紛争地帯で使っているのでしょうか。そういえば、JAGにもそんなシーンがあったっけ。きっとNCIS本部でヴァンス局長がMTACを見ながらその場で攻撃許可を与えたのでしょうね。これなら何だって出来そう。自らの血を流さずに戦争ができる。まあ、ドラマがそういうドラマですから、最後の「正義か復讐か」のところはさらりと流します。ただ、ヘティはサムの復讐心を利用しなかったかと言われると、そこは微妙ですね。カレンが救出するのも判っていたはず。そういうところがヘティの怖さなのですが。サムはアミールを守ろうとして、モーを守れなかった事を思いだしていたでしょうね。ディークスの事も気遣いして、本当にいつも良い役です。Gのランボー張りのアクションは見事でした。ネイトがすっかりスパイになっていたのが驚きでしたね。今後も時たま危険な任務で顔を出すのでしょうか。夜しか出歩けない、というのが重く感じました。いずれにせよ、心理分析官から諜報員への華麗なる転身は当たりですね。
October 7, 2011
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いかにもショッキングな話題で始まって、途中から別の話になるという、SVUらしい展開。ゲストに相変わらず美しいGloria Reubenが出ていました。イースト川で袋詰めされた少女の遺体が見つかる。頭を酷く殴られ性的に暴行されている痕跡があった。足を縛っていたケーブルから、殺害現場が推定された。傷口からオーク材のかけら見つかり、暴行と思われたのは、アフリカ諸国などで見られる女性の割礼がだったという。半年以内に行われたと思われる。移民局で調べたところ、ナイジェリア人のニキエル・クワンベと判る。ニキエルは15歳で入国し、伯母が身元保証人となっていた。伯母は彼らの慣習を行う治療師のような仕事をしており、店に行くとまさにいま、少女に割礼の儀式をしているところだった。SVUは未成年に対する性的暴行で逮捕するが、ニキエルは自ら望んで儀式を受けたという。ニキエルの自宅を訪れたところ、「夫」だというチュクウェイ・ボタメが逃亡しようとしたので逮捕する。チュクウェイによると、ナイジェリアにいるニキエルを救い出すために、現地で結婚証明書を取りアメリカに呼び寄せたという。割礼も本人の意志だった。弁護士を要求したため、クレイゲンは釈放を認める。チュクウェイにはアリバイがあった。チュクウェイの家の家宅捜索をしていたところ、子供が過激なTシャツを着ていて、知らない男がくれたという。路上でそのTシャツを販売している男によると、犯罪の目撃者や情報提供など、当局に協力する人間を晒すサイトがあるという。実はチュクウェイはハーレムのドラッグディーラー、キングが少年を殺したのを目撃し、数少ない証人となったのだが、2日前にそのサイトに名前が載ったという。チュクウェイの弁護士、サラ・フリントによると、チュクウェイは口封じのために妻を殺され、母国では政治犯で片手が不自由なのは警察による拷問のせいだという。当局には身柄の保護を求めたが、証人保護プログラムの予算がないので接近禁止命令のみだという。ニキエルの葬儀が行われている墓場で、すぐそばにキングが現れたため、逮捕される。キングは少年の殺害を否定する。事件の担当のダニエルソン検事補がついにチュクウェイ一家の保護を認めるが、一家は一夫多妻でアメリカでは重婚にあたる。しかし、今回は殺人事件の証人としてモーテルの一室に隠れることになった。安全のためにSVU直通の警報機を手渡すが、隠れ家に子供を殺すという脅迫状が届き、再度、全員警察に移動する。怯えきったチュクウェイは裁判で証言を覆してしまう。ダニエルソンは24時間の猶予で脅迫の事実を提出しなければならない。しかし、脅迫状はチュクウェイの家の機器を使った事がわかる。やがて手渡した警報機が鳴り、妻の一人のアラマニが殴られ倒れているのが見つかる。意識を取り戻したアラマニは、脅迫状を自作自演したのは弁護士のサラで、ニキエルはサラと争っていた時に階段から落ちて死んだという。事実を話すと当局に通報し祖国に送り返されると言われだまっていたという。サラは事実を認め、裁判の証言を辞めさせたかったというが、ニキエルに関しては、第3夫人として迎える事が受け入れられなかったと認める。自分がそうなるはずだったという。改めて証言席に座ったチュクウェイは恐れず証言し、キングは有罪となる。序盤、女性の割礼は世界中で違法だとか、ユダヤの割礼と同じだとか、一夫多妻の風習は許せないとか、文化や風習の違いや女性差別についてオリビアが腹を立てる部分があって、すっかり騙されました。アメリカも異文化に対して寛容であるべき、などという会話もそれが原因かと思わされてしまいました。ただ、アメリカ市民となったら一夫多妻はどうなるんだろう。事実婚みたいな感じでしょうか。しかし、割礼については聞くだけでもおぞましいですね。なんでそんなことをしなければならないのだろう。(涙)最後のサラについては、ベテランのTracy Middendorfが弁護士役というのは珍しいなあと思っていたので、驚くのと同時にやはり、という気がしました。チュクウェイさん、正義の人でアフリカ工芸家で魅力的でしたものね。彼らはキリスト教信者で、お葬式ではとてもきれいな賛美歌が流れていました。できれば別の機会にじっくり聞いてみたいと思いました。「The Wire」では、事件の証人が必ず殺されたりして、誰も警察には事実を話さないというのが繰り返されていたので、チュクウェイさんの行動は誰にも容易ではありませんね。警察も裁判しか考えていないので、この状況が良くなることは難しそうです。
October 6, 2011
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しんみりした話でしたね。人の心の判るハウスはますます良い人になっていきます。それだけに、人の悲しみや苦しみにもシンクロしてしまうのではないかと心配です。22歳のアメフト選手が練習中突然興奮し、ヘルメットで額を打ち付け続けた。まもなくプロの指名を受ける事になっている有力選手だった。脳を調べたが異常は見つからず、ステロイドも検出されなかった。チームは下垂体腺腫によるホルモン過剰だと考え、血液検査と腫瘍の有無を確認する。フォアマンの兄マーカスが刑務所から仮出所することになり、ハウスはフォアマンに休みを取って迎えに行くようにいう。しかしフォアマンが頑なに兄との関わりを拒むので、ハウスは勝手に自分の助手の仕事を与える。フォアマンはハウスが過去を兄から聞き出して、自分をからかうために雇ったと言い、マーカスに仕事を辞めるように言う。検査の結果、ホルモン値が高いのでステロイドが原因かと思われたが、本人はステロイドは摂取していないと主張する。急に頻拍が起こったため、心電図で様子を見る。肥大症心筋症を疑い、ハウスは負荷検査を命じる。足が痛むハウスは、ウィルソンのバスタブでくつろぐ。ウィルソンは激怒するが、そのバスタブにフクロネズミが放たれたり、ハウスが付けた手すりが壊れたり悪戯が続く。ウィルソンはハウスを疑うが、ハウスはウィルソンが仕返しをしたと考える。やがて、悪戯がエスカレートして、2人に向けて行われた事がわかる。何度も家族を裏切ってきたマーカスはフォアマンに、今度こそ生まれ変わってやり直すチャンスが欲しいと訴える。そのマーカスにハウスはフォアマンをスパイさせる。始めは子供の頃の話でフォアマンをからかっていたハウスだが、兄弟の母親が最近亡くなっていた事を初めて知る。ルーカスはフォアマンが母親をがっかりさせまいと必死でがんばってきたと言い、フォアマンの前で母親を持ち出すのはやめてくれと頼む。クリニックの患者で戦地に戻りたくない兵士のジムがハウスに助けを求める。つい、足を自分で撃てばよいと言うと、ジムは本当に足を傷つけてやってくる。これから子供が生まれるので何が何でも兵役を逃れたいというのが、ハウスは傷が癒えたら問題ないので軍隊への復帰はしかたないという。患者への負荷検査は上手く行かず、血管拡張剤を使おうと手を見たチェイスは、手のひらが白くなっている事に気づく。高安病かリンパ腫を見分けるためにエタノールを点滴して様子を見ると、体を痒がるのでリンパ腫と考え、脾臓を摘出することにする。しかし、手術中チェイスは肝臓に炎症を認めリンパ腫が原因ではないと判る。しかし血液検査のために採取した血液が凝固したため、クリオグロブリン血症と考え抗凝固剤で治療を始める。ハウスは人を集めて、自分たちの部屋に悪戯をする犯人捜しを始める。その時にわざとフォアマンの母親について触れたため、マーカスは激怒して仕事を辞めると言って出て行く。フォアマンは後を追わない。患者は指名を受けるために一時的に治療を中断して退院するというので、母親の頼みでフォアマンがスタジアムへ付き添う。患者は母親がどんな犠牲を払っても自分を育ててくれた事に報いたいという。しかし、急に視力がぼやけて病院にもどることになった。実はフォアマンが薬で一時的に目が見えないようにしたのだった。クリニックの患者は抗生剤が効かないため足の小指が壊死してしまった。しかし、ハウスは指一本を失っても影響がないと言い、症状を悪化させて足首を切り落とす事にならないと無理だろうという。フォアマンはマーカスの元を訪ね、ついに和解する。ハウスは患者が入院以来体重が減っていない事に注目。全身の症状から腫瘍随伴症候群ではないかという。しかし腫瘍が見つからない。ハウスは体内にあるのではなく、表面にあることに気づく。患者は黒色腫で足の指の間にある腫瘍を取り除けば元の生活に戻れる。しかし、もうプロの指名は受けられない。ハウスは他の人同様、普通の人生を送れという。ハウスとウィルソンの前にルーカスが現れ、悪戯の犯人だったことを明かす。2人がカディが欲しがっていた家を手に入れた事に対する復讐だというが、カディに話すと友情を壊すだろうという。カディはハウスたちへの復讐には興味が無いので、ルーカスはハウスを傷つけたことに罪悪感があるのか、あるいは自分と一緒にいることに悪いと思っているのかと尋ねるが、カディは話題をそらす。ウィルソンはハウスがフォアマン兄弟を和解させるために画策したのか、と尋ねる。ハウスは否定しルーカスにも仕返しはしないと言う。そして、ジムが本当に足を切り落とした姿を見てショックを受ける。ラストのハウスは相当ショックだったと思いますが、今回のエピソードの流れからいうとどういう繋がりになるのでしょうね。子供が生まれるので家族と一緒に暮らしたいんだと訴えるジムに、兵役を拒むのは無理だとあっさりと言えるということは、ジムの気持ちが理解できないという事なのか。もちろん、医師として患者を傷つけることはできないのでどうしようもなかったでしょうが、それほど家族への思いが強いのかというのは予想外だったかも。フォアマン兄弟の事は、シーズン1からの例の車を盗んだという話がありましたので、ここに来て彼の長年の問題が解決し、共に生きていこうという姿を見られて良かったと思います。恋敵のルーカスへは仕返ししないのが大人というものでしょうね。まあ、ドラマ的にはカディの気持ちはルーカスの指摘したとおり、ということですよね。そのうちルーカスが出て行くんじゃないかと思いますが。(爆)苦労をかけたお母さんを楽にしてあげたいという患者の青年は、きっと別の道でお母さんを一生大事にしていくでしょう。彼との会話が母親思いのフォアマンの心を動かしたのは間違いない。やはりお母さんは偉大だ。
October 5, 2011
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『制裁』今週もクローザー、ブレンダ最高!いろいろ犯罪捜査ドラマはあるけれど、被害者を思い、悪を憎み、あの手この手で法を執行するというのは、「Law & Order」以上かなと思いますね。しかも今回はシリアスでしたが、普段はユーモアもありますから、脚本がどれだけ上手いかということですね。クラブを出たばかりの客3人が車から銃撃を受け、2人死亡、1人が重体となる。目撃者は犯人が「Tボール」と呼ぶのを聞いており、ギャングからみの事件かと思われたが、3人とも陸軍のドッグタグを身につけており、ブレンダはすぐに軍の代理人を要請する。病院に運ばれたタイ・ベイラー軍曹は、犯行現場に近いところの出身だが、過去にギャングだった事はないという。3人はいずれも陸軍特殊部隊に属し、昨日アフガニスタンから帰国したばかりだった。ブレンダの元に代理人のドーセット少佐が現れ、兵士にテロが増えていることから国防総省に連絡し、遺族にも伝え、FBIにも報告しなければならないとブレンダを急がせる。そこに、重要な情報を持っているというタイの双子の弟、タレル・ベイラーが自ら訪れる。タレルが「Tボール」で、これまでにも犯罪を繰り返していた。どうやらタイはタレルと間違われて殺されたようだが、テロではないと報告すると犯人側に人違いが気づかれ、捜査に必要な情報が手に入らなくなってしまう。ブレンダはドーセット少佐に15分だけ時間が欲しいと要求し、タレルから事情を聞く。タレルはまずは自分と家族の保護を求め、以前にも命を狙われたという。その原因となったのは地域でギャングたちに守られているコンビニで強盗があり、年老いた店主と孫が射殺されたという。地元警察の捜査では、容疑者は同じギャングチームのレジー・モーゼズで、タレルがその目撃者だとすると共犯の可能性もある。タレルはとにかく事件に関して免責を求めるがブレンダは認めず、テロではなくて、ギャング絡みの事件としてさらに捜査が必要だとドーセット少佐に訴える。FBIの連絡官として仲裁に入ったフリッツは、軍に妥協策を提案し時間を稼ぐ。ブレンダはタレルの証言の裏を取り、手順にそって捜査を進める。レジーにはコンビニを襲ったと思われる状況証拠があったが、ブレンダはなぜ手を出してはいけないと判っているコンビニを襲ったのか疑問に思う。そして家宅捜索で、レジーの自宅からは昨夜の襲撃の銃も弾薬も見つからなかったが、クラブにタレルが来たと知らせるメールを受け取っていた。レジーは尋問でコンビニ強盗を否定し、自分が犯人だという目撃者も今はいないという。そこに例の本部長候補選で破れて、傷心で姿を消していたポープが現れ、ブレンダにタレルに免責を与えて真犯人の名前をしゃべらせろという。やむなく、タレルの家族を保護し免責の手続きを進めて話を聞くが、事件の日、コンビニからレジーが飛び出してきて、タレルが中に入ると店主と孫の死体を見つけたという。しかし、伏せられていたはずの事実をタレルが知っていたことから、ブレンダは嘘を話すのなら家族の保護を解除すると迫る。タレルは免責を良いことに、コンビニ強盗の犯人は自分であると自白する。店を守っている代わりだとそて、ビールを勝手に飲んでいるところを、店主になじられたのだった。タレルはその後レジーに罪を着せたが、市警の捜査ではレジーは釈放された。レジーが軍人3人を殺したという証拠は今のところなく、レジーは弁護士を要求した。ブレンダはレジーに自白させる作戦に出る。まず、タレルにコンビニ強盗の供述を書かせているところをレジーに見せ、殺したはずのタレルが襲撃失敗で生きていたと思わせる。タレルはレジーに罪を着せようとしていて、タレルがコンビニ強盗の犯人だと証言すれば、先週タレルを襲撃したことは不問に付すと告げる。その代わり、昨夜の武器の隠し場所を教えて欲しいと迫ると、レジーはついに白状する。そこでブレンダはレジーが人違いで軍人3人を殺したと明かす。弁護士を呼ぶなら好きなだけ電話をかけて良いというと、レジーは激怒する。タレルは無罪放免で釈放されることになったが、ポープは今度はタレルの起訴を求める。ブレンダは自宅にタレルを送り届け、今ここで免責を放棄して罪を償うならば力になると言う。ブレンダのオファーをタレルが断って車を降りると、町中のギャングが出てきた。最後の電話でレジーが仲間にタレルが生きていた事を告げていたのだった。ブレンダはタレルを引き留められないと知り、その場を立ち去る。シーズン1だったか、マフィアの情報提供者がブレンダの救いの手を断ったために、町に戻されてその後殺されたというエピソードがありましたっけ。タレルもきっと殺されるのでしょうね。ガブリエルもサンチェスも本当にこのまま行くのかと何度も念を押していましたが、そこでブレンダは甘い顔は見せませんね。全ての選択肢を示した上で、選ぶのは本人。罪に問われないからと、しゃーしゃーと嘘を付いたり、あるいは何ら落ち度のない子供を殺して罰から逃れるのは許されない。また、国に尽くした軍人が人間違いで無念に殺されていながら犯人を自由にする事もあり得ない。最後はこれぞ、クローザーというようなすごさを見せてくれました。ほんと、胸のつかえがすっと取れるような展開でした。だからこそ、重大犯罪課の部下たちもブレンダには忠誠を捧げるわけです。彼らはブレンダの仕事への姿勢を見てモラルを引き締める。まるで、スタートレックの女性艦長みたいな雰囲気です。(笑)ブレンダの口ぶりでは、レジーも死刑になりそうですね。陸軍の連絡将校のドーセット少佐は、自分たちの都合ばかりを主張して高飛車な態度だし、それに乗っかるポープも相変わらずですね。しかも、最近雲隠れしていたとは。情けない。一方、他人の振りして現れたフリッツは、ドーセット少佐の言いたい放題に付き合って、できれば最後に夫婦でした、というところでどういう反応があるのか見たかったです。とにかく、今シーズンのフリッツはお仕事中心で格好いい。給料泥棒のテイラーも、こういう時はちゃんとポープのフォローをするんですね。(爆)
October 3, 2011
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豪華ゲストとして、あのバート・レイノルズが登場。良い味を出していましたね。現役マイケルが未来の自分を重ねることになりました。もう一人「The Wire」のロールズ役などで知られるJohn Domanも登場。毎回、魅力的なゲストで盛り上がります。マイアミのホテルで、各国のスパイと外交官が集まる国際会議が開催されることになり、ジェシーは以前のボス、マーヴと接触して、カサールらが狙っていた銀行の貸金庫について情報を得ようという。しかし、マーヴは解雇されたスパイには協力できないと断る。マイケルはジェシーのことはフィオナに任せると言い、フィオナはマーヴに近づく。マイケルはマイアミにロシアの暗殺団スペツナズが入り込んでいるのに気づく。誰を狙っているのか情報を聞き出すため、一味のアレクシを捕らえて口を割らせる。彼らは冷戦時代に活躍したかつてのスパイ、ポール・アンダーソンを狙っているという。ポールもマイケルのように消されたスパイで、今は死んだ事になっているという。実は86年にロシアがアメリカの通信衛星網を壊すキラー衛星の情報を持っていた。酒に溺れるポールは酔ってうっかりインターネットに情報について書き込んでしまったという。その情報は下院議員で裏で暗躍していたというビル・カウリーから得ていたという。カウリーは今回の会議で基調演説を行うことになっている。今はバーテンダーとして働くポールをロシアの殺し屋から救い出したマイケルは、不当な扱いを受け老後の年金まで取り上げられたポールに身分を取り戻させるという。ポールがロシアの殺し屋たちが欲しがる情報を自宅の金庫に持っているというので、捕らえたアレクシを使って監視していたスペツナズの連中を遠ざける。ポールはカウリーを追い詰める事ができる、ボゴタでの秘密任務に関する資料があるという。カウリーを誘導するために、マデリンが一芝居して一軒家に誘き出す。カウリーはポールに対して、ボゴタの件はすでに処理済みで当時の軍部が責任を取ったという。ポールがかっとなってカウリーを殴りつけて倒してしまったので、マイケルはスペツナズをおびき入れて一網打尽に捕らえる作戦に出る。スペツナズはまんまと罠にはまって捕らえられるが、ポールがリーダーを撃ち殺してしまい、警察がまもなく到着する。マイケルは選挙を前にしたカウリーに自分がロシア人殺し屋を殺したことにして、英雄になり、ポールにも年金を受け取らせるように求める。国に尽くしたスパイとして老後の生活を取り戻したポールだが、年老いた今はもう過去の活躍は思い出の中に残るだけだという。マーヴから資料を銀行の名前を得たフィオナだが、マーヴはジェシーが誰かにはめられた証拠があるという。無実を信じているというマーヴが渡したログイン履歴をフィオナは握りつぶしてしまう。フィオナはマイケルに、ジェシーに平気で嘘を付いている事を非難し、心配し日々バックを守る仲間のことは無視しない人を大切にしていると激怒する。最後のフィオナの怒りは激しかったです。最近ずっとマイケルの自分本位に走る行動についていけないと、彼女がバーンノーティスにおける「良心」の役割を果たしていますね。そして、ポール・アンダーソンという元スパイは、今のままマイケルが突き進むと彼のようになる、という形で出てきたのでしょう。それでも、女性に目がなくて、昔懐かしい派手な立ち回りや昔はこうだったのにというボケ具合や、実際、金庫の番号まで忘れてしまったという熟年スパイの悲哀も味がありましたね。実際、生きるか死ぬかのスパイ家業では、完璧な状態でないと仕事にならない。国のために尽くしたつもりが、年金も何も補償がなく存在そのものが消された状態になる。これは今のマイケルも同じ事ですね。そして、必死になるジェシーは少し前のマイケルと同じ。次第に過去の栄光や仕事を取り戻すために、他人の犠牲もいとわず、大事に思ってくれる家族や友人も振り切ってしまうようになる。何度も警告しているフィオナがいつまでマイケルの側にいてくれるのか、気になります。スパイは国によって戦い方が違うというのも面白かった。アレクシを脅すときに、「サムが導入部をやれ、俺は有名だから、フィーがハンマー役」、「悪い警官、もっと悪い警官、最悪の警官だな」という台詞にも笑いました。マイケルはすでに都市伝説の人、クリスマスの幽霊的存在になっているのですね。マーヴ役のRichard Kindはコメディで有名ですが、スターゲイト・アトランティスでも「愛される男」役で出ていて、またまたSF関係者の登場となりましたね。
October 2, 2011
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