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先週の変化を受けたエピソードですが、これまでにない様な展開だったですね。「あなたはパートナーと市民が危険に陥ったら、どちらを先に助けるのか?」「2人は感情的に依存し合っており、親しすぎる。」向こうではEO Momentと呼ぶそうですが、シッパーならやっぱりこれは聖典だな。(笑)本当にこのコンビあってこそのSVUなのですが、ファンフィクションを書くシロウトではなくて制作側がrelationshipを扱うと、こういう風になるわけです。さすがですね。サイモン役のMichael Westonは先日「バーン・ノーティス」でも見かけましたが、そうそう思い出しました!「HOUSE, M.D.」でハウスが私立探偵として雇っていた男を演じていたんですね。随分イメージが違いました。オリビアは違法なDNA検索で見つけた弟のサイモン・マースデンを監視し続けている。そこでオリビアは地元ニュージャージー警察の刑事に逮捕される。彼らも捜査対象としてサイモンを監視していて、ステイブラーは密かにオリビアを尾行して様子をうかがっていたが、共にリバーパーク署で事情を聞かれる。責任者のジュリア・ミルフォード警部はサイモンの何を調べているのか、しつこくオリビアに質問するが、オリビアは口をつぐみ、ステイブラーにも何も語ろうとしない。クレイゲン警部のおかげで、2人は放免となったが、2人はクレイゲンに口裏を合わせ嘘を言う。セントラルパークで男性ばかりを狙ったレイプ事件が連続しており、始めはゲイを被害者に選んでいるかと思われたが、今回の被害者はそうではなく、結婚相手に事件のことを知られたくないと言って、証言を拒む。オリビアはDr.ホアンに頼んでサイモンの記録を取り寄せてもらい、尋ねられてホアンには真実を話す。サイモンには下着の万引きの前科があり、6年前の殺人事件で捜査上に上がったという。レイプ犯は毎回違うバンを乗り回し、被害者を引き込んでいたため、クレイゲンはSVUに犯人が現れるのを待ち伏せるよう命じる。オリビアはミルフォード警部の警告にも諦めず、サイモンの恋人に会いに行くが、ミルフォード警部に捕まり、サイモンが女性へのストーカー行為で捜査対象であると聞かされる。ミルフォードはマンハッタンのSVUがサイモンを重視するには、何か理由があると食い下がる。オリビアは心配するステイブラーに、探し当てた弟がレイプ犯の父親の血を引いているのかと落ち込む。オリビアは家族を欲していた。レイプ犯の張り込みで対象となるバンを見つけ、フィンやステイブラーらが追いかけるが、オリビアはサイモンの恋人からの電話に邪魔され、無線を聞き間違え、犯人を取り逃がしてしまう。再びレイプ事件が起こるが、今回もまた被害者は証言を拒む。ただ、犯行の様子からホアンは刑務所で自分がレイプ被害を受けた元受刑者が恨みを晴らしているのではないかという。クレイゲンはオリビアの様子がおかしいことに気づき、かばうステイブラーにもきつく当たる。待ち合わせをしたはずの恋人の代わりに、サイモン本人が現れなぜ自分に関心を持つのか尋ねる。オリビアは何も語らず、勘違いだったと席を立つ。犯行に使われたバンが見つかり、指紋から最近出所したボビー・トラピードのものと判る。被害者はやはりゲイと思われたくないと面通しを拒む。手詰まりになったかと思われたが、ボビーが刑務所ではギャングたちの慰み者だったということが判り、フィンが彼らの証言を得るという。クレイゲンはオリビアの落ち度で最後の犯行を防げなかったと叱り、自宅待機を命じる。オリビアの自宅にサイモンが現れ、父親の持ち物の中にオリビアに関する新聞記事があったという。父親はすでに10年前に死んでおり、優しい父親でオリビアの母親の話は信じられないという。始めはわだかまりがあったオリビアも次第に打ち解ける。しかし、その夜女性がレイプされたという連絡がオリビアのところにミルフォード警部からあった。被害者は面通しでサイモンを指す。オリビアは「はめられた」というサイモンに裏切られた気持ちになる。ホアンとノヴァクは受刑者の証言ビデオを利用して、トラピードは自供する。クレイゲンはかばい合うオリビアとステイブラーの扱いに悩みホアンに相談する。ホアンは2人に心理評価を受けさせるように言う。サイモンが自分を知って欲しいと寄越した資料やアルバムを見ていたオリビアは、ミルフォード警部の妹とサイモンが同級だった事に気づく。ミルフォード警部は執拗にサイモンを有罪にしようとしているように思われ、話を聞くと、サイモンが妹をレイプしたという騒ぎがあったことが判る。サイモンは否定するが、オリビアはついに弟への気持ちを切り捨てる。Dr.ヘンドリックスによる心理評価の結果、オリビアとステイブラーはお互いに感情的に依存しすぎており、親しすぎるという。それが警官としての能力を損なっている。コンビ解消を考えていたクレイゲンにヘンドリックスは、優秀な警官を2人とも失う事になると告げる。今週はクレイゲン警部がしつこくオリビアに何があったのか問いただし、それに対してステイブラーが上司に楯突いてでもオリビアを守ろうとするところがツボでしたね。まあ、クレイゲンも部下の命を預かっているのだから仕方ないのでしょうが、仲間はずれで完全な憎まれ役ですね。そしてボスがカリカリしているのを知ってか知らずか、フィンとマンチがいつも以上にせっせと働いているのが印象的でした。(笑)確かに、オリビア・ベンソン姫のご乱心のために、分署は尻ぬぐいで大変だったですね。それでも、たった一人の家族に愛情と憎しみがない交ぜになっているオリビアはとても苦しそうで、マリスカもまさに見せ所という感じ。父親に対しても、初めて見る写真に複雑な心境だというのが判るような気がしました。なぜ父親はオリビアの記事を持っていたのか。実は母親とは付き合っていて、気にかけていたのか?そして、サイモンも信じて良いのかどうか、よくわからない。どうも彼は単に運が悪いだけのように見えるのだけれども、ヒステリックなミルフォード警部が証拠があると言う限りは何かあるのでしょう。そのミルフォード警部は誰だっけと思ったら、キム・ディラニーでした。マイアミで首になって、ニュージャージーで警部に昇進していたとは。(爆)不安定なところのイメージもマイアミのキャラクターとちょっと被ります。車の中のステイブラーとのやりとりは、改めてコンビの絆の強さを感じさせました。あまりに親しすぎて心地よい関係を心理学者が評価するというのは、まるでBONESのカップルセラピーみたいでしたね。確かに、EOはB&Bに匹敵するcrime solving coupleだと思います。ただ、制作側はそれを恋愛模様にしないために、ステイブラーに妻と復縁させたのでしょうね。クレイゲンの苦労はまだまだ続きますね。(笑)
May 31, 2011
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ゲストに「バーン・ノーティス」に続いて、またまたChris Vanceが出ていたのですが、マイアミに滞在中だから、ということではないですよね。(笑)もう一人のゲストは「Eli Stone」のJonny Lee Miller。今回もカリスマ性を感じさせるキャラクターですが、まさかデクスターで、と思いました。デクスターはルーメンを売却する予定だった自宅に匿い、彼女を虐待した男たちを殺す計画を立てる。ルーメンは監視係の男の時計の音と、もう一人きちんとスーツを着た男の顔を覚えていると言い、自分も殺しに関わりたいという。そのスーツを着た男がボイドの捨てたドラム缶を回収して町中を走っていたところ、交通事故を起こして姿を消し、メトロ署が捜査することになった。現場を見たデクスターは男たちが歯医者からの連絡で、ルーメンが生きている事を知って証拠の死体を消そうとしたと考える。車の中にボイドの自宅にあったジョーダン・チェイスの自己啓発CDがあったことから、警察はチェイスの組織に連絡を取る。すると、チェイス本人と警備担当のコール・ハーモンが警察に出向き、トラックは奪われたもので、警察への協力は惜しまないという。トラックにはコールの上着が残っており、毛髪や指紋などもコールのものと一致した。ルーメンもコールの写真を見て犯人だと断定した。このまま捜査を続けると、コールは逮捕され死刑になるが、ルーメンはあくまで自ら手を下したいというので、デクスターはボイドの財布をトラックに仕込んで、捜査の目をボイドへ向けることにする。事情を聞かれたコールは、ボイドがチェイスにストーカー行為をしていたと言い訳する。デクスターはルーメンを伴いコールの自宅に向かい、待ち伏せしていたコールに逆襲される。デクスターの危機をルーメンが救って、コールを殺し、2人はパートナーとして成功を喜び合う。サンタ・ムエルテ殺人事件の容疑者、フエンテス兄弟がクラブに現れるのを捕まえるため、今度はラゲルタが指揮を執って張り込みをすることになった。状況提供者のジャスミンが兄弟を連れ出す予定だったが、潜入していた警官のシーラが見破られてしまい、クラブ内で発砲沙汰になる。人質を取ったカルロスをデボラが射殺するが、他にも巻き沿いを食った死傷者が出て、ラゲルタはマシューズ本部長から困った立場に立たされる。クィンはリディにデクスターの尾行を頼む一方で、デボラと一緒に住むことを考え出す。いつものことですが、メトロ署の殺人課は優秀なのか、節穴なのか、ほとんどデクスターのやりたい放題ですね。(爆)男たちに監禁され、酷い目にあったルーメンのフラッシュバックが再々描かれますが、彼女が次第にデクスターのパートナーとなっていく課程で必要な事なのかなという感じがしました。一人で動く方が危険が少ないに違いないのに、目的を同じとする存在をそのまま受け入れるデクスターはこれまでにない姿ですよね。別にリタの代わりに家族として暮らそうというわけでもないでしょうが、ハリソン君を連れて会うなど、何だか居心地が良さそうです。また、ベビーシッターのソーニャの育児方針も受け入れる事も、相手を信じさせるためのポーズというわけでも、なさそうです。問題は、ルーメンの敵討ちが済んだときに、果たしてどうなるかということなのでしょう。それにしても、あのベビーシッターさん、本質を見抜きそうで怖いですね。彼女に疑われないようにしなければなりません。さて、コールの自宅で見つかった写真で、15年前からコール、ボイド、歯医者ともう一人が親しくしていたということが判った。チェイスも監視役だったということですよね。彼らの繋がりを暴くことで、また何か事態が変わっていくのかも知れません。一方、リディは金さえあれば何でもするのか、嫌な男です。彼がデクスターの前に立つことがあるのか、あるいは真実をクィンに伝えることがあるのか、知りたいです。本当に、小説を読んでいるようにデクスターは飽きませんね。
May 30, 2011
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ゲストに第1話に出てきたご近所さんが登場。この人は、BONESのスピンオフ紹介エピソード「The Finder」にも出ているのですね。確かに、同じマイアミが舞台ですから不思議はないか。今週もアクションで見せて、家族愛でしんみりさせてくれました。マイケルはギルロイを探るためにあえて組んで仕事をすることになった。ギルロイはチリ領事館から書類を盗むために、クロードという男とチームで仕事をするという。マイケルは上手くクロードを振り払って一人で仕事をするつもりだ。かつてマイケルの住む倉庫のクラブに出入りしていた、ドラッグの売人シュガーが現れ、いとこのダギーを救って欲しいと頼みに来る。ダギーは知的障害があるがなぜか強盗団のリーダー、リンチに目をかけられダギーもリンチの事を友人だと思って疑わない。リンチと手を切って欲しいというシュガーに、マイケルはマイアミを出て行くべきだと取り合わない。マデリンは日頃の防犯活動が警察の表彰の対象となって、パーティに出席することになった。マデリンはマイケルに一緒に出席して欲しいと頼む。フィーの後押しで、シュガーに手を貸すことにしたマイケルだが、リンチは部下を引き連れてシュガーを襲撃し、かろうじてマイケルは撃たれたシュガーを救う。リンチらは次の仕事の準備として、マスクと空気ボンベを用意していた。サムが役人を装って生花店で働くダギーに話を聞く。ダギーは海軍に入りたくて入れなかったが、リンチが海軍の仕事をさせてくれると言っているという。マイケルはリンチの家に盗・聴器を仕掛けて、彼らが何かの機械を盗むらしいという情報を掴む。実際に盗む仕事をする男を割り出すため、仲介人を脅してマイケルがプロの泥棒になりきり、リンチに会う。リンチは消防士が車をこじ開ける時に使う「ジョーズオブライフ」という機械を盗んで欲しいと頼む。マイケルは消防署の訓練学校から盗むことにする。ダギーとリンチの関わりを考えたマイケルたちは、ダギーがリンチのために花の配達車を手配して、リンチらはその車に乗り込んで侵入するのではないかと考える。サムはホテルで行われるオークションで、鋼鉄の箱に入った絵画を盗んで、それをこじ開けるためにその機械を使うのではないかという。ボンベはホテルの横を流れる川から脱出するときに使うのだろう。ところが予想が外れて、リンチらは現金輸送車を狙っていることが判る。生花店に輸送車を閉じ込めて、有毒ガスで運転手らを殺すためにマスクを用意したのだった。マイケルとサムとフィオナは連携して、現金輸送車強奪を阻止して、ダギーを救い出し、リンチ一味を警察に逮捕させる。クロードの得意技がロック・クライミングで、ビルの壁を昇って侵入することだと判ったため、マイケルは手がかりとなる場所に油を塗ってクロードを失敗させる。一度は断ったマイケルだが、マデリンのためにパーティに出て喜ばせる。ギルロイはしくじったクロードを殺し、マイケル一人に仕事を任せると話す。自分のことを信じて大切に思ってくれるダギーをシュガーは何としても守ろうとした。「家族だから」その素直な気持ちにじーんと来ました。これは、家族や友人を犠牲にしてもただひたすら元の仕事に戻りたいというマイケルにも響くところはあったと思いますね。マデリンに対しては、どこまでも母親思いの孝行息子のマイケルであり、スパイの身分でない間は人を決して傷つけてはいけないという、まるでスーパーマンのようなルールを守っているから、「バーン・ノーティス」というドラマが成り立つのでしょう。これがマイケルが元の仕事に戻って「殺しのライセンス」を取り戻したら、別のドラマになりますね。人気があるのでこのシリーズはまだまだ続くようですが、もしBNに最終回があるとすれば、マイケルが一般人としての人生を選び、スパイには二度と戻らないというのが着地点かなという気もします。その時はフィオナと華燭の典かと。(爆)今週もまたマイケルが変に訛っていて、消防署の訓練用の機械を拝借するというのが面白かったです。また、気の毒にマイケルに砂糖水を注射されて、パニックに陥ったボロ役の人が良かったです。ちなみに、この役者さんは「デクスター」でドークス役だったErik Kingですね。シリアスなドークスとは180度違う演技でさすが。やはり同じマイアミ繋がりでの出演だったのですね。ギルロイ役のChris Vanceはとても色気があります。(笑)
May 29, 2011
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シーズン1最終話。果たしてカレンの名前は明らかになるのか?FOXですぐにシーズン2が見られますが、NCIS本家がシーズン7で、なんとLAの方が先行して見る事になり、場合によってはネタバレすることもあるということに気づきました。特に前話などは、完全に先取りだったわけですね。新作を早く見られるのは嬉しいですが、シーズン1を再放送してNCIS 7とカップリングで見ても良かったのでは?キールソンが情報を残した倉庫に侵入したG、サム、ケンジー。ロッカーにはおびただしい個人ファイルが並んでいたが鍵がかかっており、開けることができない。ファイルにはへティやG.カレンのファイルもあった。端末の電源を入れたところ、突然データの消去が始まり倉庫も爆発炎上して、キールソンの資料は失われてしまう。Gは感情的になる。チームはかろうじて机の上にあった「A.テイラー」というファイルを調べることになった。キールソンはある女性を監視していたらしい。ファイルには、小さなノートが入っており、そこにはカレンがこれまでに過ごした里親の住所がもれなく書き込まれていた。しかもカレン自身が知らない住所が5つ付け加えられていた。A.テイラーがエイミーという女性で、旧姓が「カレン」だと判った段階で、へティはG.を捜査から外す。ケンジーとサムがエイミーと離婚したばかりの元夫のスティーブン・テイラー宅を訪れると、家は荒らされていて無人だった。一方、Gはへティの命令を無視して、キールソンが使っていた倉庫の前に止まっていた車の持ち主、ブラウニングを調べる。キールソンの仲間のブラウニングが遠隔操作で爆破を行ったと思われる。そのブラウニングの家を先にCIAのトレント・コルト捜査官が捜索していた。ブラウニングは何者かに逆さづりされて拷問され死んでいた。コルト捜査官とG.は昔の同僚の間柄で、CIAはイラン人のカリム・アクバリを監視中にブラウニングに行き着いたというが、CIAはNCISにアクバリの情報をアクセスさせなかった。へティはコルトを呼びつけ、情報を分け与えるように求める。アクバリはイランの秘密警察出身で、79年に国王が国外に逃げ出した時に巨額の金を持ち出したと言われていて、国王の死後金を管理していたらしいマイケル・ローソンという銀行家を追っていたという。ローソンも国王の死後まもなく、ブラウニングと同じように拷問され死んだが、キールソンはその金を手に入れたらしい。アクバリはその関係でブラウニングを殺したと思われる。アクバリはA.テイラーについても聞き出そうとしていた。G.はアドレスが書かれたノートをネイトに渡して、最後の5カ所について調べてもらう。1つが個人の住宅だと判ったため訪問すると、そこは長年にわたり子供を預かって育てている女性が住んでいた。女性は25年前に15歳だったエイミーを育てたことがあるという。エイミーは心に傷を負っており、今も連絡があるというが、エイミーには弟がいたという話を聞いて、G.はショックを受ける。エイミーの住所を聞いて見張っていたところ、車が入っていき中にアクバリがいたため、G.が一人で飛び込んで捕らえようとする。アクバリの手下とG.は激しいカーチェイスを行い、G.は車の中で意識不明のスティーブンを見つける。スティーブンが持っていた携帯でエイミーと話したG.は、エイミーの居場所をエリックに突き止めてもらい、現場に急ぐ。そこは、今は使われていない孤児院だった。G.はそこで隠れているエイミーと会い、真実を知る。エイミーと名乗っているのはローソンの娘ハナで、11歳の時に父とアメリカに戻ったが、ある日イラン人たちが家に押しかけ父親をお拷問して殺したという。その後、逃げ出して一人になったハナは路上で暮らしているうちに、エイミー・カレンと知り合い仲良くなったという。エイミーには弟がいたと言っていたというので、G.は自分には姉はいなかったと答える。その後エイミーは川に落ちて死んでいまい、ハナは父を殺した男たちへの恐怖からエイミーになりきって生きてきたという。そこにエイミーを追ってきたアクバリ一味とG.が撃ち合いになり、サムたちが援護に現れてアクバリを倒す。コルトは事件をNCISから引き継ぎ、ハナは自由となった。G.はエイミーが弟の名前を何と呼んでいたのかと尋ねるが、ただ弟というだけだったという。へティはハナ・ローソンの墓の場所をG.に教え、G.は墓参りをする。そこにカードがあり「私の愛する娘へ」と書いてあった。ネイトはアドレスノートを見て、同じ筆跡で5歳からずっと書き込まれていると指摘する。その人物はG.が里親を変える度に書き込んで、年をいている様子がうかがえるという。終始涙目のクリス・オドネルが良かったですね。あれだけ任務ではクールな彼が、出生の秘密に関しては空白の状態でとても重荷を負っているのがよくわかります。どうやら、姉の記憶は心の底に押し込められていたようですが、ついに見つけたと思ったエイミーがすでに死んでいたというのは悲しい事実でした。1シーズンで判ってしまったら物足りない、今後、このネタを引っ張りつつこのシリーズは続くのでしょうね。そして、どうやらカレンとエイミーの親は生きているらしいという感じですね。ずっと見守っているが、名乗り出ることはない。何か深刻な事情があるらしい。父親が誰かというのも、気になります。ギブス家の親子関係とはまた全然違いますね。ギブスの場合は、妻と娘を失った事が彼の人生を変えた訳ですが。しかし、コルトをLAで見るとは思わなかったですね。LAが気に入ったということなので、今後転勤してくるということもあるのでしょうか。ハナ・ローソンは思い出を共有できる唯一の存在なので、できればこれからも会えれば良いですね。ところで、「City of Angels」というのを見て、「エンジェル」の第1話"City of.."を思いだして嬉しくなりました。そう、LAは「天使の町」なんですよね。このシリーズがあえてLAにセッティングされた理由をここで見せてくれたような気がしました。
May 27, 2011
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数学をメインにしながら、実はカーチェイスだとか襲撃シーンだとか、アクションが主体のシリーズだったのですが、最近はコミカルな面も多くなってきましたね。ゲストのJames Russoは良い味を出していますね。偶然なのですが、先週から「CSIマイアミ7」、「ラスベガス4」と立て続けに顔を見ました。撮影した時期も日本での放送時期もバラバラのはずですが、重なるときには重なるものですね。4年前に検察官ロジャー・ウェブスターを殺害したとして死刑判決を受けたマフィアのボス、ジョン・カーティスがまもなく処刑されることになっていたところ、精神科医のスタンリー医師がカーティスは無実であるという連絡が入る。ドンが直接電話で話をしている最中にスタンリーは何者かに撃たれ、現場に向かったシンクレアは残っていた犯人から狙撃されてしまう。当時検察局は犯罪に関わるカーティスに目を付け追い詰めていたところ、ウェブスターが殺され証拠などが不十分だったのにもかかわらず、カーティスは自白したために有罪とされた。カーティスは上訴もしなかった。スタンリーのデスクからは、PCや書類などが盗まれており、シンクレアを襲った犯人が乗っていた車は、警察車と同じ仕様だった。リズはメモに残った前の紙の文字をチャーリーに頼んで読み取ってもらうことにする。ロビンとドンはカーティスと面会するが、スタンリー医師のことは何も知らないという。FBIはカーティスの自白を見直すことにする。スタンリー医師の患者の中に、前科のある犯罪者がいて殺された夜に先週出所したばかりのチャールズ・ロリンズがいた。カーティスを逮捕したのは女性刑事のダニー・ヒルで、スタンリーのメモに名前があっために話を聞くと、追っていたロリンズがスタンリーのために判決が覆ったので会いに行ったという。ロリンズを逮捕したところ、カーティスの命令で裁判で証言はしなかったといい、最後にスタンリー医師を見た時は生きていたという。ダニー・ヒルはウェブスターとダブル不倫をしていたことを認める。チャーリーはカーティスの自白を音声の面から分析して、嘘を言っているという。そして、現場で撮影された足跡などから、ドンはウェブスターを殺したのはカーティスではなく、息子のジュリアンだと気づく。残っていたDNAの半分がカーティスと一致していた説明がつく。ドンとリズを前にして、カーティスは真犯人が明らかになっても、あくまで自分は息子を守って死ぬつもりだという。スタンリー医師を撃った凶器の銃は、5年前に警官を撃ったもので、犯人を逮捕したのはダニー・ヒルだった。ダニーはカーティスはどうしても死刑にならなくてはならないと言い、ジュリアンにスタンリー医師を見張っておけと言っただけで、殺せとは言っていないという。それに、ジュリアンもいずれはスタンリー医師殺しで逮捕される。FBIがジュリアンを追っているうちに、カーティスの処刑が行われる。チャーリーとラリーとアランは、独自の戦略でカル・サイ大のバスケットチームの試合に臨むが、らちが明かない。ラリーはレイカーズの選手を連れて来て、ついにカル・サイ大に勝利する。カーティスが息子をかばっているのは始めから明らかで、自分は64名を殺してきたのだから死刑もやむなし、というカーティスはちょっと美化された感じでしたね。検察としては満足して死んだカーティスに負けた、ということになるのでしょうか。FBIが何で気づかないんだと、言う気もしましたが。ダニー・ヒル刑事も不倫はしているわ、策略でカーティスを葬ろうとしているわ、警察もあまり良い感じではなかったですね。ただまあ、全体としてはダークなりにまとまっていて、良かったと思います。銃を向けられたら、犯人にはためらわずに銃を撃つというドンと、仲間の仇を討ちたいロビンが意見が割れるのが見所でした。今週はグレンジャーが休暇中で、シンクレアは何かにつけてグレンジャーとメールのやりとりをしている。そんなに離れられないの?ニッキーに「ガールフレンドを作ったら?」と言われてもしかたないですね。(笑)ラリーがふがいないチームに対して、荒れる荒れる、しかもこの前は椅子を投げるなど暴れて手が付けられない。こういうラリーは珍しかったですね。でも、プロバスケット選手を連れて来たら、それは反則でしょうが。勝つためには手段を選ばず、意外と現実的な対応をするラリーを見ましたね。
May 26, 2011
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今回はステイブラー中心の話で、オリビアの出番は少なかったですね。でも、最後に次への布石がありました。息子を取り合う父親たちは、どちらも背が高くて似た感じのイケメンでした。片方は見覚えがありました。「The Wire」のシーズン2に出ていましたね。来客中のアパートの一室から13ヶ月のケンドルがいなくなった。母親のローラは前の夫のダン・コズロフスキーが窓から連れ去ったという。2人は親権を争っていた。ダンには前科があり、ギャンブル好きが高じて借金があったというので手配して探していたところ、警察に見つかって逃走し、持っていた鞄を革に中に投げ入れてしまう。その鞄にはコカインが大量に入っており、借金のためにドラッグの運び屋をしているという。しかしダンにはアリバイがあった。ダンは息子を愛しているという。前日のローラの行動に疑いを持ったステイブラーは、外のゴミ箱にケンドルの衣服や持ち物が捨ててあるのを見つけて、息子を殺してそれをごまかすために誘拐されたと言ったのではないかと考える。マスコミは「ローラが超音波写真まで捨てていた」というステイブラーのリークで、ローラを子供殺しで追及する。そのせいでローラは自宅で首を吊っている姿で発見される。廊下に落ちていたケンドルの毛髪をDNA検査をすると、ケンドルはダンの子供ではないことが判った。ということは実の父親が息子を連れ去ったのか?ローラはダンと出会った頃、パディという男と付き合っており、パディはローラに暴力を振るっていたのでローラは別れたがっていたが、ある日突然パディは姿を消したという。おそらく刑務所に入っているのではないか。しかし犯罪者リストの中にパディのDNAと一致する者は見つからず、検死医のワーナーは「DNA検索」という手法で、パディの近親者を捜すことにする。その結果、長年刑務所に入っているジョージ・ケンドルという受刑者がみつかった。ジョージには弟の子供(甥)がたくさんいて、ステイブラーが自宅に行くと高圧的な母親のペギーに追い返されてしまう。ケンドル家の男たちのDNAを採取する令状をとるかどうか検討しているときに、ケンドルが無事で発見される。ニュースでそのことが流れると、ジェームズ・ケンドル(パディ)が父親として名乗りを上げ、警察に現れて小さいケンドルを引き取るという。DNA検査で父子関係は証明された。パディはローラとは最近よりを戻し、ローラは今の夫と離婚すると言っていたというが、そこに、ダンが現れてケンドルの取り合いになる。警察としては実の祖母のペギーにケンドルを引き渡すしかなかった。SVUではなぜローラはパディの事を警察に言わなかったのか疑問に思い、パディが突然息子を取り戻そうとしたことにも不信感を持つ。ノヴァク検事補は法的根拠を楯に、ケンドルを児童福祉局に預けさせるが、逆にノヴァク検事補とステイブラーは市民への嫌がらせでパディから訴えられてしまう。裁判でパディは父親である証拠として、ケンドルの超音波写真を提出するが、ステイブラーはそれを逆手にとって、ゴミ箱に捨てられていたもう一枚の写真にパディの指紋が付いていたとしてパディを児童誘拐で逮捕する。パディは母親のペギーがどうしても孫を欲しがるので誘拐し、ローラを殺して口を塞いだと言う。オリビアは同じ「DNA検索」を用いて、自分には弟がいるという。このエピソードの肝はDNA検索で血縁関係のある対象を絞るということですね。イギリスでは認められたやり方だそうですが、アメリカではプライバシーか人権の問題だと思いますが、いずれ禁止になるのだそうです。確かにそれで容疑者にされたら問題がありそう。オリビアに弟が、というのは彼女の父親(母親をレイプした犯人)を探していて見つかったということなのでしょうか。やはり彼女は真実を知りたいのですね。そしてDNAが登録されているということは、弟は犯罪者なのか?それは次週からの展開を見守りたいと思います。さて、ステイブラーは川に飛び込むは大活躍だったのですが、マスコミがローラを追い詰めた事にはあまり責任を感じていないですよね。自分がリークしたせいなのに。逆に警察にできないことをマスコミさせて利用した感じで、いつもとは違いました。それと、取引で自由になったとはいえ、ギャンブル癖があり、ドラッグディーラーと関係しているダンが父親としてふさわしいか、と言われるとちょっと問題ありな感じがします。ただ、あのペギーばあさんは、本当に怖かった。あのインパクトに後のストーリーは納得してしまった感じです。(爆)ローラ役の女優さんもまた印象的な人でしたね。いろいろな作品に出ていて、最近では「Saving Grace」でハムの離婚した奥さんの役で見かけていました。
May 24, 2011
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うっふっふ。BNはプロフェッショナルな男たちのガチンコ勝負の世界を描くドラマですが、多少の「甘み」もあります。ほんの一さじの砂糖というか、口直しのシャーベットのようなもの、まあ、それをロマンチックと言っても良いのですが、各シーズン1回はあるようです。それで、思わずニヤニヤ。(笑)ギルロイ役のChris Vanceは「プリズン・ブレイク」や「メンタル」のレギュラーでしたが、つい最近「リーガルに恋して」にも出ていました。先シーズンのMichael Shanksに次いでいい男が出てきますね。(爆)マイケルはストリックラーの仕事に関わっていた男で、CIAとの連絡係だったディエゴを殺したと思われるギルロイと関わることになった。ギルロイはフリーランスの何でも売る男で、マイケルと仕事を組むかどうか、しばらく監視して決めるという。サムの古いSEALs仲間のマックが現れ、子供を誘拐し部下を殺したリンコンという男を捕まえて欲しいと頼む。サムとマックには因縁があった。リンコンは死を偽装してマイアミに入り、今は麻薬の取引をしているらしい。リンコンが潜入している地域では、人々は警官に警戒していて、話を聞くわけにいかず、やむなく自動車泥棒を装って戻ってくる。マイケルは地元のギャングにリンコン探しを頼むことにし、ギャングのリーダー、オマールに「デヴィル」を装って接触する。オマールはマイケルには取り合わないが、縄張りを乗っ取ろうとしているヴェガという男が現れ、オマールを脅している事を知って、マイケルはオマールの麻薬を奪ってそれと引き替えにリンコンを探してもらう事にする。オマールはヴェガが麻薬の供給者のリンコンを匿っていると言い、居場所を教える。マイケルらがその場に突入すると、ヴェガが待ち伏せして攻撃してきた。ヴェガはオマールがリンコンを探している事を知り、オマールも攻撃した。マイケルは今度はヴェガを始末する代わりにリンコンを見つけてもらうことにして、自分からオマールに捕まってヴェガのアジトに入り込む。オマールはヴェガに縄張りを差し出したように見せかけ安心させておいて、道ばたに仕込んだ爆発で相手を怯ませる。マイケルはリンコンを捕らえ、マックに手渡す。マックはサムの妻を奪った過去があり、サムは許していなかったが、マデリンが間に入り、仲直りする。マックも妻に逃げられたという。ギルロイは一連のマイケルの仕事ぶりを見て、一緒に組むことにしたと伝える。マイケルのあの趣味の悪いスーツ(黒スーツ、赤シャツ、赤ネクタイ)姿と言い、コミックの登場人物のようなしゃべり方には笑ってしまいました。もしかして、指ぱっちんするデヴィルということは「Reaper」でデヴィルを演じていたRay Wiseをイメージしているんでしょうか。普通は「お前、俺をバカにしてんのか?!」と言われるのがオチですが、最後まで通しましたね。やるときはとことん、ということですね。(笑)元SEALsが揃ったということで、役に立ったのかどうかはよくわかりませんが、高い窓からの垂直降りは凄かったですね。下向きに壁を駆け下りながら敵に向けて銃を撃つ。こういうことを普段から訓練しているんですね。マックは退役後は良い警察官として市民に使えていたが、リンコンの逮捕で部下を死なせてしまい責任を取って停職となった。リンコンを捕らえるのは復職のためではなく、正義のためである。こういうところは、ちょっとマイケルと通じるところがあります。マイアミで適度にマイケルを手伝いながら、ヒモのような生活をしているサムとは違う。(笑)サムは仕事のしすぎで妻のアマンダが出て行ってしまった、と言う話でしたが、今回はマイケルもフィオナに同じような事を指摘されていましたね。でも、リゾートホテルで張り込みという設定から、「今回はあるぞ!」と期待してしまいました。働きづめのお父さんが、たまに家庭サービスするみたいな感じで、それでフィオナも満足するんだから、マイケルの夜のサービスはどれだけ?と思ってしまいました。(爆)ともかく、仲良くなって良かったです。ギルロイはそれこそ、シーズン2のヴィクターのような「サイコ野郎」を彷彿とさせますね。マイケルは「優等生」なので組むのは遠慮するというわけですが、まじめな顔をしてやるときは徹底的にやるマイケルには誰もが魅惑されてしまいますね。
May 23, 2011
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やっぱり今シーズンも「デクスター」面白いですね。ハラハラドキドキもするし、少しコミカルな、ブラックな面もあるし、そしてデクスターの内面が深く描かれていくようで、目が離せません。デクスターは次のターゲットをネットで若い男を餌食にしているランス・ロビンソンと定める。リタと子供たちと過ごしていた家は売りに出し、デボラはクィンの家に入り浸りなので、デクスターはもとの生活を取り戻しつつあった。メトロ署では、サンタ・ムエルテ事件の容疑者、フェンテス兄弟が出入りするクラブが判ったため、デボラが指揮を執り張り込むことになった。マイアミに戻ったルーメンは、自分を襲った犯人を殺すために、娼婦に化けて自分がさらわれたクラブに行く。そこで、声をかけてきた男が犯人の一人と確信したため、連れ出して射殺してしまう。ロビンソンを捕らえたばかりのデクスターは、血を見て動揺するルーメンからの呼び出しに驚き、とりあえずロビンソンを車のトランクに入れたまま、倉庫へと向かう。しかし、デクスターが到着した時には男の姿はなく、デクスターはルーメンと血痕を追って隠れているのを見つける。そのころ、銃声を聞いたという通報でメトロ署に緊急出動の命令が下り、デボラとマスカが倉庫へ向かう。ルーメンが撃った男は全く知らないと否定し、デクスターも殺す事をためらうが、仲間に電話をして犯人グループの一味だったことが判る。デクスターは男を殺してロビンソンと共に始末しようとするが、意識を取り戻したロビンソンが逃走し、現場を調べるデボラたちと遭遇しそうになる。デクスターはかろうじてロビンソンを引き戻すと、ルーメンの男の死体と並べて現場をでっち上げる。マスカはそれを見て、変質者の犯行と決めつける。バティスタは張り込みで見つけた若い女を伴って、警察に戻る。女はフェンテス兄弟の愛人で、兄弟について情報を提供する取引に乗るという。いがみ合っていたラゲルタとバティスタは仲直りする。ルーメンをリタとの思い出の自宅に匿ったデクスターは、次第にお互いの心の内を話し始める。ルーメンの残りの犯人を、デクスターはリタの仇として殺す事にする。ハリソン君が日に日にかわいくなって行きますね。「バイバイ」の代わりに「ダイダイ(die-die)」というのが妙におかしくて、この先が思いやられます。(爆)それにしても、こちらで殺そうと思うと、ルーメンに呼び出され、その始末をしている間に、今度は全身ラップ巻きのロビンソンが逃げ出すというバタバタが、やや軽くてコミカルでした。そして、適当にごまかして、マスカが2人の状況を見て妄想的な解釈をしたので、もう大丈夫って、本当か?だれも事件にしないの?でもあの様子だと、ルーメンの指紋が採取されるたかも知れません。後でまた問題になるかも知れませんね。バティスタとラゲルタの痴話げんかも、なーんだ、すぐに仲直りで、このカップルも癒し系のキャラになりそうな感じです。さて、リディ元刑事にデクスターの事をさぐらせているクィンですが、クラブではモテモテだし、デボラには本気に惚れられて、次第に悪役としての存在意義を増していきます。デボラも、何であんな男に惚れてしまうんでしょう。さすがにリディは不気味ですね。チャラ男のクィンとは存在感が違います。彼の悪意の矛先はラゲルタのはずですが、今後どういう対決構造になるのかが気になります。そして、辛い思い出の残る自宅でリタが殺されたフラッシュバックを見るデクスターがとても意外でした。彼ほどの修羅場をくぐってきた殺人鬼が、亡くしたものの意味を再認識するという、とても印象的なシーンでした。ルーメンとは何もかも打ち明け合い、同じ感情、暗闇の声(dark passenger)を共有するという、これも彼にとっては珍しい場面でした。すでにルーメンには身元も割れてしまっているので、秘密を漏らされないかどうか、気になるところです。場合によってはこちらも対決ということになるのかも?
May 22, 2011
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タイトルを見ていると、どうしても「バーン・ノーティス」の"When you're burned, you've got nothing."というのを思い出します。(笑)G.だけでなく、NCIS全体が危機に瀕する事になった。シーズンフィナーレを前に盛り上げてくれますね。ロケ地もLA観光ではおなじみのグリフィス天文台でこれ以上目立つ場所はありません。シーズン1の謎は何よりも、まずカレンの名前がなぜ「G.」一文字なのかということですが、どうやらそこへ至るお膳立ては揃ったような感じですね。そしてさすがに、ピンでいるとクリス・オドネルの存在感は違います。映画出身だからなのかどうか、コンビ物のテレビドラマの雰囲気から少し離れますね。カレンは住居近くで何者かに尾行されている事に気づき、逆に追跡者を追うが男は交通事故にあってしまう。潜入中の身分がばれたために、カレンはIDを捨てて「ゴースト」状態となる。へティはメンバー全員にカレンとの接触を禁じる。カレンを追っていた男は、警備会社が依頼を受けてカレンを尾行させていただけで、依頼主は匿名でつかめない。カレンにその依頼主から連絡があり、カレン本人も知らない名前の「G.」の意味を教える代わりに、仕事をしてほしいという。依頼主はユージン・キールソンと名乗り、彼を雇った人間の名前も教えるという。キールソンはNCISでさえ知らない情報を持っており、他のNCISのメンバーの情報もあると匂わせたため、カレンはキールソンを装って、託されたUSBメモリーをブルガリア系犯罪組織のマリノフに手渡すことになった。取引でマリノフは以前の情報がガセネタだったと言って、カレンを殺そうとしたのでカレンは反撃して逃げる。そのころ、NCISのサーバーに侵入者があり、へティはやむなくシステムをシャットダウンさせる。サムはへティの命令に背き、カレンと接触してメモリーとブルガリア人の写真を受け取る。エリックがメモリーの情報を解読すると、ドイツの製薬会社のCEOの個人情報だった。マリノフは大株主で、この会社がアメリカの会社と合併を勧めており、それを阻止したがっていると思われる。CEOを装ってマリノフたちを誘き出し、銃撃戦になるが、この時もマリノフに逃げられてしまう。カレンは全体を危険にするので孤立を続けるというが、キールソンは世界中のNCISのデーターを手に入れようとしており、へティはもはやチームで闘わなければならないという。カレンはシャットダウンしたシステムを再起動させ、キールソン宛のメッセージを仕込む。闇マーケットにNCISのデータを売る前に、好条件で買い取るとしてグリフィス天文台で待ち受ける。そこにマリノフとキールソンが現れ、マリノフは取り押さえるが、キールソンは「俺を殺せば全て永遠の謎となる」と言いカレンに銃口を向ける。カレンはキールソンを撃ち殺してしまい、これからは自分の力で謎を追い詰めるという。支局は元に戻る。エリックはキールソンがシステム侵入の拠点とした場所を突き止める。本家NCISのパイロットエピソードで出てきたメイシー特別捜査官は、その後死んでいたのですね。順番から言うと、ドムが先のようですので、つい最近ということになります。へティはカレンの身に起こったこととは関係ないと言っていましたが、次週に何か判ると良いなと思います。今回改めて思ったのですが、LA支局のメンバーは潜入捜査官として普段は別の名前で暮らしているのでしょうか。確かに心理的にストレスを感じそうです。ところで、気になったのはネイトの存在感のなさ。しゃべった台詞はほとんどなかったのでは。へティが多少言及していましたが、やっぱりこのキャストの中では、使いづらいキャラクターなのかも知れませんね。LAPDのディークスの名前は出てきて、応援という形でレンコー特別捜査官も駆けつけましたが、こちらも何だかもったいない使い方でした。シーズン2に向けて、制作側もいろいろ考えているのでしょうね。
May 20, 2011
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タイトルはSF作家アイザック・アシモフの「ロボット三原則」の第一原則、「ロボットは人間に危害を加えてはいけない」から取っているようです。人工知能というテーマにふさわしく、ロバートソン博士の研究所はスタートレックなどでよくロケ地に使われていた、ティルマン下水処理場が使われていました。ここは「エイリアス」でも見たことがあります。ところで、ハッキングしていた男性はNCIS:LAでコンピューター担当のエリック(Barrett Foa)じゃないですか。やっぱりそういうイメージがあるんですね。国防高等研究計画局(DARPA)の資金を得てトップシークレットの研究を行っていたダニー・ロバートソン博士が、自ら開発した人工知能ベイリーのコントロールルームで死亡しているのが見つかる。ロバートソンはベイリーのセキュリティ措置の発動中に閉じ込められたが、死んだ理由がわからず、DARPAのジェーン・カレラン博士は、状況を解析するためにチャーリーとアミタの協力を求める。直接の死因は心臓発作だと判るが、ベイリーの意志でロバートソンを殺したのかどうかが問題となる。カレラン博士はかつてラリーと国防省で一緒に働いたことがあり、恋人だったという。カレラン博士はチャーリーに、無限の資金で研究をしてみないかと持ちかける。ロバートソンの妻ジェシーによると、夫の研究内容は政府の機密に当たるので知らないという。ただ、ベイリー計画はスティールケイブ社が共同で行っており、CEOのジョー・バスキンと夫は仲が悪かったという。コントロールルームに入ることができたのは、ロバートソンと助手のクレアだけで、ロバートソンは消火用のアルゴンガスで酸素が欠乏し、窒息したことが判る。クレアはセキュリティ装置を上書きできるのはロバートソンだけだという。アミタはベイリーが知能を持っているかどうか、チューリングテストを行う。ベイリーはテストに合格するが、消火システムを作動させロバートソンが死亡したことについては、「記憶がない」と答える。クレアは人工知能といってもベイリーは単なる機械にすぎず、ジェシーは本当は研究内容を全て知っており嘘を付いているという。ジェシーはドンらにコーディングなどで夫を手伝ったことを認める。ジェシーもまたコンピューター科学者で、自宅で義手などを直接神経につなげる「コネクショニストAI」を開発していた。チャーリーは、サイバネティクスはベイリーのような「シリコン生命体」とは反対の立場であることに注目する。そのころ、アミタはベイリーを診断中にまたセキュリティ措置が発動し、閉じ込められてしまう。アミタはベイリーがハッキングされていることに気づき、実はベイリーは外部とケーブルで繋がっていることが判る。何者かがその途中から、ベイリーの記憶を消去しようとしており、ハッキングしている場所を突き止めたFBIは現場に向かう。そこには雇われたハッカーのギボンズがいて逮捕される。カレラン博士はスティールケイブ社をDARPAの支配下に置くことにしたため、ドンが会社の帳簿を提出させると、65万ドルの電子部品がクレアの元へ送られていることがわかった。クレアの自宅に向かったFBIは、クレアが殺されているのを発見する。恨みを持つ者の犯行と思われる。2人も殺されて、始めは黙秘していたギボンズだが、殺しはしておらず、ただバスキンに雇われてデータを消しただけだと認める。バスキンは空港で逃亡しようとしていたところを逮捕される。そして、始めからベイリーは完成しておらず、視察に来たお偉方に見せるため単にテストに合格するように答えるだけで、正体がばれないようにメモリーを消去しただけだという。クレアへ送られた部品はロバートソンからの贈り物で、2人は不倫関係だった。FBIはジェシーを逮捕し、ジェシーは政府の金を盗み愛人に貢いでいた夫への恨みで2人を殺した事を認める。カル・サイ大のバスケット部を何とか勝たせるために奇策を探っていたアランに、バスケ部のコーチは「君が監督になってくれ」と告げやめてしまう。一時は自由な研究に惹かれたチャーリーだが、自分の研究が後日兵器に利用されたというラリーの話を聞いて断ることにする。犯人はすぐにわかりましたね。(笑)いかにもSF映画風のAIでしたが、シリコン生命体というのは、まだまだ夢の話なのですね。ラストのジェーンとラリーの会話ですが、原爆が日本との戦争を早く終わらせ、双方の犠牲者の数を減らしたというのは、アメリカ人の常識なのでしょうね。ジェーンは政府の人間なので公式見解というか。その認識はともかく、NUMB3RSの場合は開発した科学者の側に立つので、オッペンハイマーがその後核兵器に反対して公職追放されたとラリーが答えたこと、つまり科学の平和利用が大事というのがこのエピソードの肝なのでしょうね。アメリカの大学の場合、金がなければ研究が続けられないというのがあって、今回のカレラン博士のような、「無尽蔵に資金を提供するから」という誘いに科学者がどこまで乗るのか、魂を悪魔に売ることができるのかどうかが問われるのでしょう。ただその「平和利用」のはずの日本の原発も、科学者は何をしていたんだろうかと思うと残念ですね。金や政治が関わって、こうなってしまったのでしょうか。ところで、格好悪くても勝てばいいじゃないかと、バスケットに熱を上げるアランがついにカル・サイ大の監督になってしまう。どんな作戦で勝ってくれるのか、今から楽しみです。
May 19, 2011
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ゲストに「ブラザーズ&シスターズ」のエミリー・ヴァンカンプが出ていました。このエピソードの時期というと、ちょうど「エバーウッド」が終わった頃でしょうか。まだ、子供っぽさが残っていますよね。それでも、あい変わらず彼女の感情表現はすばらしいのですが、今回は幼い子役くんに持って行かれましたね。すごいわ。なるほど、この子は「ダメージ」にも出ていたのか。マフィア専門の弁護士、シドニー・トルックスの自宅が侵入され、妻がレイプされ惨殺された。別居中だったシドニーは息子のトミーを連れて自宅に戻ったところで、何者かに頭を殴られ意識を失う。トミーは犯人の顔を見ており、ショックを受けて何も語ろうとしない。あまりの惨劇に、犯人はシドニーに恨みを持っているのではないかという。一家の娘シャーロットの行方が不明だったが、ボーイフレンドのライアンの部屋に泊まっていることが判った。シャーロットは母親との関係が悪く、父親は仕事の関係で嫌がらせを受けていたのであえて家を出て、私立探偵に調べさせていたという。シドニーはマフィアのリッチー一家とトラブルになっており、息子のルチオから脅しを受けていたが、ルチオは殺していないという。その後、意識を取り戻したシドニーは倒れる直前、自宅から娘が逃げ出していくのを見たという。シャーロットはその日、高校の友人と自宅にある処方薬を持ち寄って飲むというパーティに行っていたという。かなりハイになって、途中で家に帰ったというが、母親の勤める製薬会社のサンプルなどを持ち込んだ可能性があった。シャーロットの自宅地下室には、薬が散乱しており、トイレに残っていた尿を分析すると、地下室に落ちてきた薬の成分は検出されなかったが、アルコール濃度が高く、泥酔状態だったと判る。シャーロットは薬や酒の影響で、その夜の記憶はあいまいで、履いていた靴の裏から母親の血痕が見つかった事で、自分が殺したと自白する。そして、興奮してガラスを割って自殺をしようとする。父親のシドニーは娘が情緒不安定で精神病による無罪を訴えるというので、Dr.ホアンがインタビューする。確かに、これまで母親とは喧嘩が多く、お互い手を出した事があるというので、ノヴァク検事補は、責任能力があるという。しかし、トイレの尿は男性のもので、トミーがライアンの写真を見て犯人だと断定したために、ステイブラーとオリビアが逮捕に向かう。ライアンは逃走し、取り押さえたステイブラーの腕の中で急死してしまう。その場を目撃した者が多くおり、さっそく内部捜査課がステイブラーが暴力的傾向があり、これまでも問題を起こしたことがあるとして、停職処分とする。ワーナー検死医は、脾臓が破裂しており、殴られた末の失血死だというので、余計に不利となった。オリビアはステイブラーを救うために、自らシドニーに掛け合って、シャーロットから話を聞く。シャーロットはパーティに行ったとき、先にライアンが自宅に帰ったので付いていくと、ライアンは地下室の薬をあさって帰ろうとしており、それを、見つけた母親が取り戻そうとしたという。ライアンは母親を寝室に連れ込み、後で見に行くと母親は死んでいた。自分が殺したと言ったのは、薬の影響か、罪悪感で混乱したと考えられる。しかし、世間ではライアンが急死した様子を撮影した動画が出回り、さらに立場が悪くなった。オリビアは内部捜査課にステイブラーを擁護する証言をする。やがて、ワーナー検死医がステイブラーが行った心臓マッサージのせいで脾臓が破れ、その前にライアンは持病の心臓病で発作を起こし死んだ事が判ったという。ステイブラーは不起訴になり、元妻のキャシーを訪れ、復縁を求める。このエピソードも、犯人を捜すところから急にステイブラーの停職騒ぎになるという、SVUらしいいつもの展開でした。マフィアの脅しは全く時間稼ぎ。(笑)ただ、シャーロットが母親をそういう形(ソドミー)で殺すというのはちょっと考えにくいし、その部分でホアンが何も言わないのも変。NYの裕福な高校生たちが、家庭にある薬を持ち寄ってカクテルにして飲むというのは、他の犯罪ドラマでもよく見かけましたね。アメリカ人が薬好きで、それが製薬会社の差し金だという話も。ただまあ、このエピソードの見所は窮地に陥ったステイブラーをオリビアが身を挺して守ろうとしたパートナーシップの強さでしょうね。それなのに(?)、ステイブラーは元妻のもとを訪ねて、君がないとやっていけないという。デニとの浮気も結局はそれが原因だったのか。(爆)少々、テンションが下がりますが、それでステイブラーが幸せになれるのだったら、しかたないですね。
May 18, 2011
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シーズン3の後半がスタート。派手なカーチェイスが見応えがありました。マリン・スタジアムと言っていた落書きだらけの場所は、CSI:マイアミのシーズン6でも出てきましたね。ホレイショの息子カイルがボートで出て行ったあの場所です。ところで、マデリンが親しくなったティナというおばさんですが、演じているのはシャロン・グレスとコンビを組んでいた「女刑事キャグニー&レイシー」のタイン・デイリーなのですね。2人はこの番組で共にエミー賞主演女優賞を受けていて、なるほど、2人がすぐに意気投合するのも納得です。タバコをプカプカ吸って、久しぶりの撮影に昔を思いだしていたのでしょうか。(オフィシャルサイト)マイケルの連絡係だったディエゴの死は、情報機関が調べている。サムはストリックラーの携帯の通話記録を調べ、とあるホテルが怪しいという。マイケルがホテルに出向くと、受付にメモが渡されており、部屋に招かれる。しかし、マイケルが部屋に入ろうとすると、突然出火し火事になる。部屋を借りていた男は1999年にホテルで焼死したイギリス人核科学者だった。おそらく、科学者を殺した犯人が今回マイケルを殺そうとしたのだろう。フィオナはマイアミを去る前に引き受けていた保険金詐欺の被害者の依頼をマイケルに頼む。依頼者カリアの夫が自動車事故で保険金詐欺を起こそうとして、本当に事故で死んでしまった。その後、コルベットに乗った男が現れ、市を相手に訴えを起こし、賠償金を請求しなければ酷い目に遭わせると脅してきたという。保険の医療関係の情報が知りたくて、マイケルはマデリンに記録を保管している事務所で書類を盗み見てきて欲しいと頼む。マデリンは担当官のティナの前で芝居を打ち、グルになっている病院の名前を掴む。その後マデリンはティナとすっかり仲良くなってしまう。コルベットの持ち主はライアン・ジョンソンという男で、すでに保険金詐欺で逮捕され仮釈放中だった。マイケルはカリアの夫の友人を装って、自分も自動車事故の詐欺師だと近づく。ライアンの父親コナーが保険金詐欺の元締めで、マイケルは未回収の借金を取り立ててコナーに実力を見せつける。FBIはディエゴの死を自殺と断定し、ホテルでマイケルを殺そうとした犯人は廃墟となっているマリンスタジアムから電話をかけていることがわかった。サムが罠かも知れないと言うが、マイケルが現地に行くと犯人から電話がかかってきて、「君のことが知りたい」と弾丸で脅される。マイケルは「死の願望」という追突事故をチームで行うとコナーにオファーして、リーダーを任される。しかし、マイケルに手柄を渡したくないライアンが勝手に追突事件を起こそうとする。やむなく、マイケルらはライアンたちの行動を阻止するが、マイケルの身分が知られてしまった。マイケルはマデリンに頼み、今度はティナを脅して医療関係の資料を提出させる。そして、車でライアンを追い事故を起こしたところで、盗んだ資料を車に仕込む。ライアンは駆けつけた警察に逮捕される。マデリンは友情を踏みにじるマイケルを非難するが、マイケルは必要なことだったと言って、資料は侵入者によって盗まれたように仕組み、ティナが責任を問われることはないという。サムの調査で、1998年のサッカー場で6名を射殺した事件などで犯人とされるメイソン・ギルロイがマイケルの命を狙っているのではないかという。そして、その男からまた電話がかかってきた。会いたいという。フィオナは久しぶりに凶暴な女に戻りましたが(笑)、マイケルの篤い看護を受けてまんざらでもなさそう。BNならではの愛情表現です。一応、命を張って助けに来てくれたのだから、許してやろうということですよね。惚れると甘いなあ。(爆)でも、一緒にネタを仕込みながら、久しぶりに和やかなシーンが見られましたね。マデリンは最近ではすっかりチームの一員になってしまって、本物のスパイも真っ青のなりきりで息子に協力。マイケルも正義のためとはいえ、ここまでさせるなら、みんなに感謝しなければならないですね。カーチェイスシーンは本当に迫力がありました。さすが、スパイは何でもできます。マイケルは今回はノースカロライナ訛り?で、とても芋くさいキャラになっておりました。
May 16, 2011
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ルーメン役の女優さんも凄いなという印象ですが、さらに大物Peter Wellerがゲストで出てきて、これはただ事ではすまないのでは?と、期待が高まります。「死の聖人」事件の捜査も気になりますが、話がどんどん複雑になっていく~(笑)デクスターは助け出したルーメンにマイアミを出て故郷に戻るように勧める。ルーメンは集団で自分をレイプした犯人を見つけて殺して欲しいと頼むが、デクスターは取り合わない。次のターゲットを探すため、ボイドに共犯者がいないかどうか探っていると、ルーメンもボイドの自宅を探っていることが判る。ルーメンの滞在しているモーテルに侵入すると、彼女は連続レイプ犯でボイドと同房だったブラナーを調べていた。ブラナーを復讐のために殺すつもりだと知ったデクスターはルーメンを止めるが、彼女は聞く耳を持たない。ブラナーは7年の刑で刑務所に入っていたが、3年で仮出所していた。被害者に与えた傷はルーメンの背中の傷とよく似ていた。デボラはサンタ・ムエルテ事件の容疑者に傷つけられた少年から、犯人に繋がるタトゥの図柄を聞き出す。バティスタは妻のラゲルタが内部調査担当官と浮気をしているのではないかと疑い、後を着ける。デクスターはブラナーがタトル橋の近くに住んでいるという情報を得て、性犯罪者を装ってブラナーに近づく。ブラナーを捕らえ殺そうとしたとき、デクスターはブラナーがGPSアンクレットを付けていることに気づく。ブラナーがルーメンを襲うことは不可能で、デクスターは殺人を踏みとどまる。ルーメンもまたブラナーを殺そうとするが、寸前でデクスターが止める。デクスターは前に進むためにも辛い出来事を忘れて、故郷に帰るように促す。ルーメンはやっと帰る気持ちになる。ラゲルタの密会場所に踏み込んだバティスタは、ラゲルタが汚職警官を逮捕するためにおとり捜査に協力していたと知らされる。逮捕されたリディ刑事は酒場で隣り合わせたクィンと知り合いになり、クィンからデクスターを尾行して欲しいと頼まれる。ATMで大金を下ろした客をチェックしていたデボラは、自宅で殺されている夫婦を発見する。すでにミイラ化していたが、「死の聖人」の儀式は行われていなかった。デクスターは一連の殺人の第一の被害者ではないかという。デボラは夫妻の自宅の近くに、探していたタトゥと同じ図柄を見つける。それはナイトクラブのスタンプだった。ルーメンはデクスターにもらったチケットでマイアミ空港からチェックインするが、金属探知機で引っかかり、身体検査されてしまう。再びあの時の恐怖がフラッシュバックしたルーメンは、マイアミに留まることにする。ルーメンはマイアミで酷い目に遭ったのですね。どれだけ怖かったか、辛かったか、警察官であっても、デクスターは彼女の気持ちは理解できていないと思います。それこそ、SVUの専門担当官が必要ですよね。ルーメンはデクスターがボイドを殺したことは知っているというのは、シーズン3のミゲルとはまた違いますね。彼女は本当にデクスターに感謝しているようです。その彼女がマイアミに残るというのは、どういう展開になるのか、とても気になります。ところで、私は長年CSI:マイアミなど、マイアミベースのドラマを見ているのですが、今回初めて、「ジュリア・タトル橋(Julia Tuttle bridge)」の下に、性犯罪者がホームレスのように住んでいるという話を聞いて、驚きました。刑期を終えても、彼らは学校の近くには住めないなど、厳しい状況があるようです。だからこそ、ルーメンはブラナーに襲われるはずが無かった、と言う意味がわかりました。マイアミという都市の闇の部分ですね。ラゲルタが夫に黙って、潜入捜査をしていたというのは、ちょっとバティスタには気の毒だなという感じがしました。そりゃ、疑うって。しかも、彼女の方がランクが上というのが男としては辛いですよね。その辺のことをマリアは判ってあげないと。この結婚が問題含みであることがよくわかります。彼女がBlow jobが上手だというのは、本当にそういう「実績」があったのかと思ってしまいます。あんた、警察官だろうか。(爆)今週のヒットはマスカが見事なドラゴン・レディを彫っていたことでしょうか。彫り師の女性から「シュガー」と呼ばれるほど、意外にもてるマスカでした。デボラは結局クィンとずるずる関係を重ねてしまって、兄の怒りを買っておりました。リアル・ライフでも、この時点では夫婦だった2人が演技するのはいくらプロとはいえ、「何だかなー」という感じですね。(爆)そして、Peter Wellerが今度はデクスターの敵となるのですね。対決するシーンがあるのかどうか、楽しみです。タイトルは「ランボー」を思い起こさせましたが、ハリソン君が「母親教室」でお友達を傷つけたかどうか、という意味だったのですね。いくらなんでも、それは偏見という物。必ずしもパパの遺伝子に支配されている訳じゃない、リタの性質も受け継いでいるのですよね。(笑)
May 14, 2011
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先週の続き、今シーズンのストーリー・アークの決着編ですね。熱い男、サム・ハンナの人柄がよく描かれていて良かったと思います。それに対して、どんな時でもG.カレンの飄々としたところが、不思議でもあり、何を考えているのか判らないところに今ひとつキャラクターに感情移入できない感じもしますヴァンス局長はLAでは扱いが良くて居心地良さそうです。(笑)ドミニク・ヴェイル捜査官の誘拐に関する報告書が作成され、様子を見にヴァンス局長がLAオフィスを訪れる。へティは2人目の部下を失った事で、辞意を固める。ドムと引き替えにTAJが引き渡しを要求していたリーダーのアル・アディン・ケシュワルが、陸軍に身柄を拘束されて飛行機で護送されていたところ、飛行場で襲撃を受け、逃走する。護衛していた憲兵が死傷したため、CIDのメディーナ少佐が捜査権を主張する。NCISはお互いに情報を交換することで捜査を進めることにする。ケシュワルを襲ったメンバーは憲兵に撃ち殺されるが、一人は空港職員の監督者マイク・ピアースで、あとの二人は最近雇われたと言う。ピアースの上司スーザン・ブロスナンによると、飛行機の乗客名は伏せられており、軍用だとは知らなかったという。Gとサムがピアースの自宅に向かうと、妻が撃たれており「夫を助けて」と告げて死ぬ。ピアースは、妻を人質に取られてやむなく引き受けたらしく、操縦士としてケシュワルを運ぶ役割だったようだ。空港に出入りした不審なバンがあり、市内で手配される。ドムの監禁場所から姿を消したモーが今回の襲撃に関わっていると考えて、エリックが監視映像などで探す。その結果、モーが見つかりサムが逮捕する。モーはドムを逃がした事を認め、誘拐したときも殺さない約束だったのに、今は誰も信じられなくなったという。サムが粘り強く取り調べを続ける。ケンジーはピアースの自宅で大金とメキシコの地図を発見し、本来メキシコへ逃亡する予定だったケシュワルがLA市内に潜伏していると見る。手配中のバンが見つかり、NCISが現場に向かうが、すでにCIDが到着しており、バンは自爆しケシュワルが乗っていなかったことが判る。モーがついに協力して、バンに乗っていた若者の兄が飛行場でピアースと共に殺されていたことが判る。ブロスナンは大金を積まれて、2人をノーチェックで雇ったことを認める。ケシュワルがTAJの新人兵士などを運んでいるトルコ船籍の船で国外に出ると見たNCISは、港に急ぐ。船に入り込んだカレンらは、ケシュワルを探して銃撃戦を繰り広げる。そこに連絡を受けたというメディーナ少佐が現れ、ケシュワルを逮捕して連行するという。しかし、始めからメディーナはケシュワルの協力者だった。見破ったカレンらは、メディーナを射殺しついにケシュワルを逮捕する。サムはモーと和解し、カレンはへティの辞職を食い止める。へティが辞めると言うのは重いものがありましたね。自分が能力を見抜いて連れてきて、捜査官として育てて、そして任務で失ってしまう。長い諜報活動で世界のあれこれを見てきた、そういう立場の人ならではの決断があるのでしょう。ヴァンス局長もへティの立場も判るし、同じようなものでしょうね。それを知ったカレンが必死に引き留めるのがやや意外でした。ドムの死に責任を感じているのは俺たちも同じ、と言っても、「あなたにそんなことを言われる筋合いはない」ということでしょう。まあ実際、20年くらい早いかも。そこでカレンは潜入捜査で身についた手癖で、辞職を食い止めるわけですが、クールなカレンがへティを上官として慕っているスタンスが何というか、まるで母親に甘える子供みたいで意外でした。どうやら、辞表は受理されなかったことになって、引き続きへティが責任者を続けるようで良かったですね。サムとモーの対話は、本当に複雑な過去があるだけに見応えがありました。何とかモーが踏みとどまれて良かったですね。こういう心の繋がりを見せてくれるのがサムの魅力だと思います。ちなみに、先週モーが殺されたと思ったのは間違いでした。(爆)カレンとケンジーがあっという間にカップルを装ってしまうのは、プロに徹しているとはいえ、ちょっとドキドキします。(笑)日頃からこういうことをしているのでしょうね。
May 13, 2011
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今週も良かったですよね。監督はドン役のロブ・モロー。シーズン2に続いて2回目です。(そのエピソードだけ見逃していました。)今回リズを見ていて、改めてなんてスタイルが良くてきれいなんだろうと見入ってしまいました。そして、今更ながら、彼女が日本人の血を引いていると知ってびっくり。それもそのはずですよね、名前が「アヤ・スミカ」なんですから。NUMB3ESの後は、まだ他のドラマで顔を見ませんが、どこか親しみやすさを感じる女優さんなので、活躍して欲しいですね。DEAの上司は「Saving Grace」のLorraine Toussaintでした。さすが迫力があります。チャーリーが新たな麻薬ハワイアンアイスの流行を防ぐ作戦を計画する。本土ではまだ流通している量が少ない「アイス」を高い値段で買い占め、末端価格が値上がりすることで、供給側が質を落として売る事になり、結局、客から見向きもされなくなるという。リズの知り合いでDEAの潜入捜査官のキャムに口をきいてもらい、リズがバイヤーを装い、4人の売人からアイスを買い占める。指揮はシンクレアが執ることになった。実はリズとキャムは訓練時代にお互いに好意を抱いていた。シンクレアが計画外の行動を禁じたにもかかわらず、リズは売人の車に乗り込んでシンクレアを動揺させる。売人との交渉は順調に進んだが、4人目のプリチャードは狡猾にして慎重で、リズの身体検査をする。その時、キャムは席を外していたために、リズはキャムがドラッグ中毒で自分を危険な目にあわせたのではないかと非難する。リズはそのことをシンクレアには言わず、キャムの上司のテリーに伝えるが、余計なことを言うなとはねつけられる。アイスの買い取りも順調に行くかに見えたが、2人目のデノーとの取引の直前にプリチャードの部下の襲撃を受け、ブツを奪われる。リズは取引の情報をキャムが漏らしたのではないかと非難する。しかし、デノーの車には盗・聴器が仕掛けられており、3人目の売人もプリチャードに殺されたという。FBIはプリチャードが他の売人のアイスを奪って売る気だと考える。チャーリーはモデルにした一般人と犯罪者とは考え方が違うと言い、プリチャードに金を積んで残りのアイスを買い取るように指示する。キャムが姿を消したため、改めてDEAに合同捜査を依頼し、取引を続行することにするが、チャーリーはやっとプリチャードの本心に気づく。リズの代わりに自分がLAでアイス売買の元締めになるつもりなのだ。しかし、その頃リズは人質に取られ、キャムは手持ちのアイスをプリチャードに渡すことになってしまった。周囲を固めてSWATを突入させる作戦の代わりに、チャーリーはゲーム理論で対抗する。キャムが閃光弾を仕組んだバッグをプリチャードに手渡し、爆発でひるんだ隙にシンクレアらが中に入る。キャムはプリチャードに撃たれるが防弾ベストを着たせいで助かる。シンクレアは作戦の成功と同時に、責任者代理に昇進する。キャムはドラッグを止めていたが、あらためて更正センターでリハビリを受けることになった。アランは科学大(Cal-Sci)のバスケット部が20年以上も負け続けなので、何とか勝つための方策はないか、チャーリーとアミタと考える。チャーリーは今回は作戦が成功したが、犯罪との闘いで決めてはないという。ドンはたとえ勝算が無くても戦い続けていくだけだと答える。今日のアランのお守りはアミタでしたね。(笑)連戦連敗のカル・サイのバスケチームのネタは、最後のドンとチャーリーとの会話に繋がったわけですね。どうせ負けると思って何もしないのではなくて、勝つためのあらゆる努力をしなければならない。最近ではドン以上に犯罪に立ち向かう気持ちの強いチャーリーは、真摯に受け止めるのでした。ドンは随分穏やかな雰囲気になりましたね。シナゴーグに通って悟りを得たのか?でも、普通に考えても今回の経済モデルは穴があるのが判りますよね。後々のことを考えれば、いくら高く売れても、自分が市場を支配して利益を独り占めにするほうが良いはず。ギャングの中にも頭の良い奴もいるでしょう。シンクレアは初のリーダーとして、気を遣いすぎていましたね。昇格してドンの苦労もよくわかるかも。でもこれからは、グレンジャーが陰になり日向になりサポートしてくれるでしょう。(笑)キャムがリハビリから戻れば、リズと付き合うようになるのでしょうか。彼女もこれまではドンとロビンの復活愛の前で気の毒でしたし、幸せになってほしいです。ところで、リズがシアトルから来たと言っていましたが、アヤ・スミカ本人がシアトルの出身なのだそうです。
May 12, 2011
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今回は「ボストン・リーガル」の弁護士たちに力を借りたいようなエピソードでしたね。始めと終わりではすっかり違う、いかにもSVUらしい展開でした。思い込んだらどこまでも、オリビアが格好いいです。SVUに少年の下着姿の写真とメモリーカードが届けられ、「この変態を逮捕しろ」と書いてあった。届けた少年は50ドルで依頼されたと言い、詳しい情報はわからない。メモリーカードは、なぜかドアを撮影した写真が削除されていた。その写真から、建物の場所が特定され、通りがかった男に話を聞くと、管理人のミルステッドの部屋が侵入されたという。また、その建物ではこれまで10件の侵入事件があり通報されていたという。ミルステッドの部屋には、写真を撮影したカメラと同型のカメラがあったために、フィンは令状を取って捜索するべきだという。写真を送った人間は、侵入した泥棒で、偶然少年の写真を見てポルノだと思い、通報したのだろう。映っていたのはその建物に住むディエゴ・ベニテスと判り、母親に話を聞くと、何かに怯えているようで詳しく話そうとしない。不法移民なので本国に戻されるのを嫌がっている恐れているのだった。警察に通報したのは、先ほどオリビアたちが会ったレイモンド・ネズビットで、侵入事件の犯人だった。令状を取ってミルステッドの自宅を捜索し、本人を逮捕する。オリビアは部屋を訪れて、ディエゴ少年に性的虐待があったかどうか尋ねる。ディエゴは急に具合が悪くなり、母親も倒れる。オリビアは建物に有害なガスが充満しているのに気づき、親子と住民を救う。危険物処理班が建物を捜索したところ、地下室から放射能廃棄物を入れるドラム缶が見つかる。毒物は未知の有機リン酸化合物で、神経毒だった。しかも、建物の3つの部屋のヒーターに吹き付けられていた。ディエゴの母親は病院でディエゴがリンパ腫に侵されているときいたという。事情を知っているはずのミルステッドは刑務所のいざこざで殺されてしまい、薬物事件はFBIの担当となった。ミルステッドは薬物調査の会社から金を受け取っており、マンチはミルステッドの家宅捜索で見つかった録画ビデオを見て、ディエゴやこの建物の子供たちが、大手の化学会社が農薬などの影響を調査する実験台になっていたのではないかという。「観察調査」という形で、あの下着姿の写真も、体にできた発疹を撮影したものだった。EPA(環境保護局)はそういう実験は禁じているというが、結果を受け取るだけで、結局は大企業がやりたい放題なのに係官は責任転嫁するので、オリビアとフィンは激怒する。ディエゴの母親は、ミルステッドから金を受け取って、床に殺虫剤をまいてもらっていたという。ミルステッドと契約した書類から、実験を依頼したのはダンフォース・ケミカルという会社だと判るが、全ての結果に免責となっていることが判った。母親はディエゴの治療費が払えないと嘆く。オリビアはダンフォース社に乗り込んで社長と直談判しようとして、門前払いされる。それだけでなく、会社は検察局を通じてオリビアに圧力をかけてきた。ノヴァク検事補は、ミルステッドの撒いた薬がディエゴの病気の原因だと証明するのが難しいといい、ワーナー検死医も証明はできないという。連邦機関は免責となり、裁判となると、時間がかかってしまい、ディエゴの治療ができなくなる。オリビアはステイブラーのアドバイスで、コンピューター犯罪課の同僚にハッキングしてもらい、ダンフォース社の秘密ファイルにアクセスする。その結果、問題の薬はEPAの許可待ちのジリシオンであることが判る。早速、CEOのハンリーを逮捕し、法の盲点を突いた実験で子供など12件の暴行罪でハンリーを追及する。ハンリーは取り合わないが、ノヴァク検事補はマスコミに漏らすと匂わせて、ディエゴらの医療費を補償するように取引を持ちかける。その代わり、責任はミルステッドの会社に負わせることになった。今回はステイブラーがお休みに近い回でしたね。あのpcp中毒の男はものすごいパワーで、ステイブラーを怪我させるためだけに登場したような感じでしたが、その後の農薬の人体に与える違法な実験と呼応していたのですね。しかし、政府もやっているというこの人体実験はどういう結果が出ても免責というのは、酷い話です。貧しい人たちや移民などで言葉がよくわからない人にわずかな金を渡して、薬を撒いて子供にどういう影響が出るのかを見る。被害者が出ても取り締まれない。あのケイシーが始めから手を出せないというのが意外でしたね。まあ、裁判というのはそういうものなかも知れませんが、ステイブラーはこっそり「究極の手段」を使えと示唆する。相手が法で取り締まれないなら、こちらも裏の手ということなのでしょうか。この手の製薬会社相手の裁判は難しくて、「ザ・プラクティス」や「ボストン・リーガル」でもどうやって勝つかというエピソードが良くありました。病気になるかどうか、訴えた方が証明しなければならない。相手はドリームチームの弁護団を組んで対抗してくる。まあ、アラン・ショア弁護士なら、調停ではなくて裁判で懲罰的な高額の慰謝料をせしめるでしょう。子供の味方オリビアとしては貧しい親子を何としてでも助けたかった。さすがの悪役顔のハンリー(『リーパー』ではデビル役のRay Wise)も、ケイシーとオリビアの最強コンビには勝負をしませんでした。(爆)
May 11, 2011
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今シーズン、デクスターはこれまで以上に忙しくなりましたね。やはりハリソンの世話を見なければばならないということがありますが、それにしても家を空けすぎじゃ?リタ以上にベビーシッターに言い訳しなくてはならないので、大変です。でも、ピンチが来る度に奇跡的に事態は良い方に転ぶんですよね。(爆)以下、ネタバレ注意ボイドを殺した現場を見られたと思った女は全身に拷問された痕があり、意識がもうろうとしている。しかし、デクスターの姿を見て暴れたため、やむなく薬を注射してボイドのために用意した「作業場所」に閉じ込める。サンタ・ムエルテ殺人事件の第2の現場に呼ばれたデクスターは、犯人の証拠に繋がる葉巻を見つける。デクスターは閉じ込めた女性の身元を調べるために、事件の証拠品の中に女性の指紋を紛れ込ませる。デクスターが連絡もなしに家を空けたため、子守りのソーニャはもう信じられないと言って辞めていく。カイル・バトラーの似顔絵がデクスターだと信じるクィンは、アーサー・ミッチェルの家族に会わせて貰えないために、担当官を尾行してFBIのセーフハウスを突き止める。ラゲルタは傷害事件を起こしたバティスタに対し、被害者に謝罪するよう命令する。謝罪の結果、ロペス刑事は告訴を取り下げるという。しかし、内部調査の担当官は傷害事件の捜査を続け、ラゲルタに事情を聞く。指紋から女性の名前はルーメン・ピアスと判るが、何も情報がない。ルーメンは極度に怯えてデクスターを信じようとしない。唯一の手がかりのモーテルの領収書から預けていた荷物を引き取り、ルーメンにこっそり渡す。デクスターはソーニャを訪れ、もう一度子守りになって欲しいと頼み込む。ソーニャはこれが最後だと言って、引き受ける。葉巻の手がかりから、犯人はカルロス・フエンテスと判り、デボラらは逮捕に向かうが、人質を取られ逃げられてしまう。クィンは、セーフハウスからアーサーの息子ジョーナが外出するチャンスを待ち、店で声をかける。しかし、デクスターの写真を見せて答えをもらう前に、FBIの担当官がクィンの身柄を拘束してしまう。デクスターは再びルーメンに会いに行くが、油断をした隙にルーメンは逃げ出してしまう。自分のことを信じてもらおうとして、デクスターはボイドの死体捨て所にルーメンを連れて行き、やっと信じてもらう。ルーメンは、ボイド以外にも酷い事をする男たちがいるという。ラゲルタは再度、クィンにデクスターの事を調べるのは辞めるように命令する。ルーメンは本当にデクスターの殺しを見ていないのでしょうか。あの状況なら確かに、何が起こっているのか判らなかったかも知れません。しかし、彼女が警察に行けば、デクスターは明らかに危ない。ハリーが「捕まるな」という掟のために、ルーメンを殺せ(放置しろ?)と囁くのは、「無実の人を殺すな」というのと矛盾しますね。こういうジレンマに陥らないためにも、細心の注意を払って殺しを行ってきたのですが、だんだんデクスターが注意散漫になって、これまで家族さえも騙してきた自分の本性がばれそうな気がします。特に、あのベビーシッターは何かありそうで気になりますね。そして、ルーメンが意味したのは、女性を虐待するグループというか、ボイドの仲間のことなのか、あるいは母親からの手紙にヒントがあったか?例えば、彼女の父親とか。デクスターはこうして、さらにセキュリティのほころびを広げていくのでしょうか。デボラは絶対に最後まで真実を知らされないのでしょうね。しかも、デクスターの家族を信じやすいので最大の味方といえばそうですが、このところのデクスターの「心境の変化」で罪悪感を感じるようになるのかどうか。しかもデボラはクィンに次第に傾いてきていますから、いずれ兄を取るか、同僚を取るかという場面が来るのかも知れません。いずれにせよ、前シーズンからずっと繋がるトリニティ事件がどういう決着を見るのか、面白くなってきました。
May 9, 2011
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本国ではシーズン半ばにお休みが入るので、前半のフィナーレというところですね。Syfyチャンネルも同じような事をしますが、ケーブルのドラマはどうしてこういうスタイルを取るのでしょうね。ストリックラーと仕事を始めて、マイケルは本当にスパイの仕事を取り戻す事ができるのか、フィオナはマイケルの元を去っていくのか、盛り上げられてハラハラドキドキです。フィオナが故郷のアイルランドに戻るというので、マイケルが忘れ物を届に自宅に行くと、フィオナの兄、ショーンが尋ねてきていた。ショーンによると、フィオナが故郷を追われるきっかけになった過激派爆弾魔のトーマス・オニールにフィオナが命を狙われているという。すでに自宅に一味が到着し攻撃をしかけてきたので、3人はサムが用意した隠れ家へ向かう。フィオナは7人兄妹の一番下の妹、クレアをオニールの殺され、仇を討とうと追っていた時に、オニールの爆破計画を知り計画を阻止してアメリカに逃げてきたという。ショーンは当時潜入中だったマイケルがフィオナの命を救ってくれた、と礼を言う。フィオナはもう関わらないで欲しいと言うが、マイケルはすぐに行動に走る。復職のめどが立ったので、ストリックラーはマイケルの職務面談への準備をするように命令する。全く嘘で作り上げた成果を面談で話せというが、マイケルは人殺しの手伝いは要らない反抗する。オニールはこれまで一度も逮捕歴が無く、マイケルはオニールにフィオナの居場所を教えるという取引を持ちかけて、違法武器や爆弾の所持で逮捕させようと計画する。マデリンは長年住み慣れた家を手放すつもりで、売りに出す。隠れ家で別れを出せないマイケルとフィオナだが、そこにオニールの一味が突入しフィオナを奪って行く。ショーンは撃たれ、マイケルは殺されずに無事だったことから、マイケルはストリックラーが情報をオニールに流したとみて、家に殴り込む。ストリックラーはマイケルとのパートナー関係にフィオナが邪魔なので、オニールと取引して、本国に連れ帰ればしかるべきポジションを与えるという話をつけていた。過去は捨てろというストリックラーが銃を向けたので、マイケルはストリックラーを射殺してしまう。ストリックラーが連絡をしていた港の倉庫へ向かうと、オニール一味が船に乗り移るところだった。サムとマイケルは突入し、フィオナは海に飛び込む。そして逃亡するオニールの船に自動小銃をしのばせ、湾岸警察に通報する。フィオナは怪我をしたが助け出され、ショーンも命拾いする。アイルランドではフィオナの命が狙われているという。フィオナはアメリカに留まることになった。マデリンは家を売るのは辞めると言う。ディエゴから連絡があり、ストリックラーの死体を何者かが後片付けしており、ディエゴ自身も追われているという。マイケルがディエゴに会いに行くと、ディエゴは殺されていた。姿の見えない相手が、マイケルの周辺で動き始めた。シッパーとしては、最高のエピソードですね。愛着のある銃を忘れたというフィオナに、こっそりと握りしめて「後から持って行く」というマイケル。フィオナの写真を見つめるマイケル。極めつけは水中のフィオナをすくい上げるマイケルには、きゃ~です。マイケルが"I..."と言いかけて、「良いの」とフィオナが遮り、フィオナも何か言おうとして、マイケルがそれを止める。言わなくても判る関係というのが、メロドラマじゃないということですよね。フィオナのアイルランドでの話や初めて出てきた家族は、目新しくて良かったですね。そういえば、彼女の経歴というのがよく判っていませんでした。ちなみに、マイケルのアイリッシュ・アクセントは相当酷いというレビューを見ましたが、それで台詞でも「訛っている」と言っていたのでしょうか。そこまで判るとドラマも面白いのかも知れませんが。ストリックラーについては、あっさりと殺してしまいましたね。小者でしたが、それでも「仕事を取るか、女を取るか」と迫って、「彼女は過去ではない」と言わせたところは大きく評価できます。(笑)CIAの副長官までマイケルの話が伝わっていて、すっかり復帰する形になっていたとは、ストリックラーは何を画策していたのか。一方、ディエゴは全くのとばっちりで殺される事になり、気の毒な限りです。一体誰がどのように事態を収拾しているのか、マイケルの復帰はどうなったのか。これは後半のストーリーに繋がるのでしょうね。マデリンがあれだけトラブっていた家を売ると言いだしたときに、マイケルは売って欲しくないのかと思いましたが、ママが思い出の品を残しておいてくれて嬉しそうでしたね。あの家は、ドンパチが続いて怪しい人間が出入りし、ご近所でも相当噂になっているに違いないのですが、セーフハウスとして本当に活用されています。今後も、マデリンが役割を果たす場所として残しておいて欲しいですね。
May 8, 2011
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1シーズンに1話程度ある、チュチュオラ刑事がメインのエピソード。他のエピソードで忙しいのか、オリビアとエリオットの出番が少なかったですね。(爆)でも、途中で「Dr.HOUSE」にカトナー医師役で出ていたKal Pennを見つけてからは、急に引きつけられてしまいました。あの顔には強烈な印象が残りました。(笑)ちなみに、彼はSpecial Guest Appearanceとクレジットされていて、大きな扱いだったということが判りました。もう一人、Special Guest Star扱いのAdam Beachは、シーズン9からレギュラーに加わるそうです。ハドソン大の学生、ミン・ハオがレイプされたらしいと、フィンの息子ケンが父を大学に呼ぶ。ミンは両親に知られたくないと始めは話すことにためらうが、 促されて地下鉄で男に襲われたと認める。犯人はしゃべり続けて、自分の言いなりにさせていたという。事件を通報した者がいたというので、調べると近くの店に勤める男女の従業員がレイプを見かけて後を追ったが、見失ったという。犯人は覆面をしていたが、2人の証言で似顔絵を描いてさらにミンの話を聞くが要領を得ないため、妹に話を聞きに行く。妹はミンとブルックリン診療所にピルをもらいに行ったという。その後、ミンの両親が警察の関わりを禁じたため捜査は打ち切られることになったが、新たな被害者が出て、続行されることになった。次の被害者カラ・ボーソンは画廊の経営者でいきなり店に入ってきて襲われたが、顔は見ていないが、白人ではなかったという。男はやはりよくしゃべったという。フィンの元に、ブルックリン署SVUのレイク刑事が訪れ、3ヶ月前からブルックリンでは3件のレイプ殺人事件があり、同じ犯人だという。しかし被害者には共通点が見あたらず、強引な態度のレイクが気に入らないフィンは反発しながらも、合同捜査を始めることにする。カラに話を聞きに行くと、父親がアジア系の被害者と聞いて、犯人は元婚約者のオリバー・ミトサコスだと断定する。オリバーはミンの事は知らないと言い、アリバイもあるというが、ミンは3年前にオリバーが大学の助手だったと答えたことからオリバーを逮捕し、厳しく尋問する。しかし、その最中に新たな事件が発生してしまう。今回の被害者も犯人はしゃべり続けていたと言い、首に残る手の痕がブルックリンの被害者と同じだったことから、同じ犯人だと思われる。しかし、犯人が被害者を選ぶ接点が判らない。やがて、6人がブルックリン診療所の設立者、シャヌア医師と接点があることが判ってくる。ノヴァク検事補は別件で診療所の記録を提出させ、調べたところ、全ての被害者がシャヌア医師と関係があったことが確認できた。しかし、覆面を着けて面通ししても、ミンもエディもシャヌア医師は犯人ではないという。シャヌア医師のオフィスを探したところ、事件に関するスクラップブックが見つかる。書き込まれた字を見て、医師は息子のヘンリーだと答える。シャヌア家の2人の娘は弁護士と医者だったが、シャヌア医師はヘンリーが無能だと見捨てたような態度だった。ヘンリーは逃亡し、モントリオール行きのバスの中で逮捕される。フィンとレイクはヘンリーを取り調べ、父親に無視され続けた事を引き合いに出して、ヘンリーの自白を得る。罪状認否でヘンリーが母親の世話を理由に保釈が認められるが、その後、ヘンリーの監視モニター信号が途絶えてしまう。母親は息子を盲愛するあまり、ヘンリーを逃亡させていた。目立ちたがり屋のヘンリーがラジオ番組に電話をかけてしゃべっているのを聞いたレイクは、ヘンリーの現在位置を割り出し、フィンとレイクが逮捕に向かう。ヘンリーは人質を取って対抗するが、レイクが「警官の俺を殺した方が目立つぞ」と言って油断させ、逮捕する。Kal PennがHOUSEに加わったのは、このエピソードが放送された年の秋だったのですね。無能呼ばわりされた役柄から、優秀な若手医師へ。華麗なる転身ですね。(笑)ただ、ちょっと作りすぎのキャラで事件としてはリアリティは感じませんでした。被害者もバラバラで、有名になりたいという願望とは矛盾するような感じ。フィンの息子ケンは、昔ほどは父親を目の敵にしているわけではなく、逆に頼りにしたりして、良い関係になってきたようです。イケメンだし、なかなか良いキャラクターですよね。今後も父親のような警察官になりたい、ということだと面白いのに。レイク刑事はネイティブ・アメリカン系という設定なのですね。マンチとも違う、勢いのあるタイプについ煽られて、ぶつかり合いつつ、最後は良い感じになっていたので、今後の登場に期待したいです。
May 7, 2011
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NCIS:LAは、スピンオフとして新しいキャラクターの紹介をしながら、1話完結でドラマを展開させてきましたが、ここまで見て、やっとシーズン1の大きな流れが判ってきました。あれこれ伏線を張ってきたのは、このエピソードのためだったのですね。キャストがお互い親しくなり、視聴者も愛着を持って見るようになってきた頃だからこそ、盛り上がるし感情移入します。さすがに上手いですね。それと、JAGにしろ、NCISにしろ、これらのドラマの基本は軍隊ですから、現在のアメリカの戦争状況と切っては切れないのですが、見ながら各所で先日のビン・ラディン殺害ミッションの事を思い出さずにはいられませんでした。以下ネタバレ注意ジハードのウェブサイトに、アメリカの組織に捕まっているテロリスト、アル・アディンと引き替えに、誘拐されて行方不明になっている(Missing)ドムの命を奪うというメッセージが上げられた。猶予は24時間で、カレンは利用できる全ての手段を使ってドム救出の作戦を練る。サムはすぐにでも救出に向かうつもりだが、手がかりも居場所もわからない。ただ、へティが借りがあるという男から、情報を得ることができた。アル・アディンはTAJ(タリブ・アル・ジハディア)というテロ集団に所属しているが、アメリカのどの組織に捕まっているのか、わからないという。TAJ自体は海外に多くの兵士訓練所を持っていることが判っている。受け取った情報に映っていた動画の中に、サムが親しくしていてエチオピア青年センターから姿を消したモー(Breach)の姿が映っていた。モーはアフリカに戻ったと言われていた。あの時の事情を知るサファーは現在グァンタナモ収容所にいて、話を聞く時間がない。サムとGは、とりあえず青年センターで聞き込みを始めるが、その場から急に逃げ出した青年がノートPCをプールに投げ入れる。青年はNCISに逮捕されるが、モーのことについては何も語らない。PCのデータは濡れてしまったために、時間をかけてエリックが復元することになった。青年センターの家宅捜索で、意見の相違で辞めた女性職員アミーナ・シャーがいることが判った。アミーナもやはり始めは何も語ろうとしなかったが、センターでサファーが宗教を教え始めて内容が過激になってきたと認める。そして、サファーの逮捕後カリルという男がサファーの逮捕を怒り、センターに多額の寄付を行っていたという。カリル・エイブラムソンは不動産業の大物で、NCISの取り調べにも弁護士を楯に何も語ろうとしない。ただ、海外を頻繁に移動して、TAJの訓練所のある国にも出入りしていた。へティはソマリア沖にSEALsを待機させており、いざドム救出のゴーサインが出れば、すぐに動かすことができるという。そのためには、究極的手段も取るべきだとGに話す。Gは、身柄拘束中の青年を脅して、カリルがジハードを始め、ドムを誘拐するためにコロンビア人を雇ったことなどを聞き出す。NCISはカリルの監視を続けるが、猶予はあと40分しかなく、ウェブサイトにも映像が現れなくなった。その頃ドムは、脱出しようと暴れ、親しくなった若いテロリストと言葉を交わす。そのテロリストは、ドムを逃がしてくれる。へティは、カリルを敵勢戦闘員として軍用機に乗せて脅す作戦を思いつく。チームもドムのために自分たちの地位が失われても構わないと誓う。カリルが動き出したので、Gらが後を追い、ダウンタウンと向かう。カリルは使われていない古い劇場に入っていくが、脱出したドムが屋上へ出ると、そこはなんとLAだった。ドムの追っ手が銃を撃つと、劇場に入ったGたちの耳に聞こえ、一同は屋上へと向かう。サムはモーの姿を確認して、撃つのを止める。その後、Gはモーを撃ち殺す。監視カメラでNCISはドムの姿を確認して、サム、ケンジーがカリルの一味と銃撃戦を繰り広げる中、ドムはサムをかばって撃たれてしまう。モーの服装をしたGが屋上に向かい、カリルを倒すがすでにドムは事切れていた。せっかく見つかったのに、せっかくここまで耐えてきたのに、ドムは本当に残念でした。絶対に見捨てないと言っていたサムの悔しい気持ちが伝わってきて、たまりません。ケンジーが二筋の涙を落としているのに、私ももらい泣きしてしまいました。モーはなぜドムを助けようとしたのでしょうね。心の底に、サムの言葉が残っていたと信じたいです。でも、そのモーもカレンに撃ち殺され、沈着冷静なカレンはカリルを倒しました。彼こそ、プロの軍人というべきなのでしょうね。本当に、クールで行動に迷いがないです。そして、アクション主体のドラマという売りだったと思いますが、そんな派手ではなくても緊迫感があって、完璧でした。車を潰したり、CGも要らないです。へティのコネは凄かったですね。世界中に貸し借りがある人間がいて、いざというときは助けを求めることができる。これを外交なのでしょうね。政治手腕というものなのかも知れません。そして、上層部にも軍部にも顔が利くので、SEALsさえ意のままに動かせるという。彼らもそういうことのために、訓練されているので当然なのでしょう。そして印象に残ったのは、「極限的な状況において、究極的な手段(extreme measures)を取る事が必要なことがある。それが必要な結果をもたらせば、その手法について問われることはあまりない。」という言葉。今回は仲間の救出という目的のためでしたが、超法規的な行動をNCISが行い、「その責任は私がとる」と言ったへティは、まさにオバマ大統領のような決断をしたわけですね。それがリーダーの責任、あるべき姿ということでしょうか。まあフィクションなのでこれはこれで良かったですが、考えさせられる一面です。裁判になったら、自分たちは証言できないというネイトの意見は打ち消されてしまいました。これは後になって大きな問題になるのではないかという気がします。今回、ドムと交換されることになっていた男についても、その後のフォローが欲しいです。
May 6, 2011
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いつもとは、少し違う観点で更正されたエピソードですね。悪い奴を捕まえて、今日も良い仕事をしたということではなくて、負ける日もあり、落ち込むこともあるけれど、それでも罪悪感を前に進む糧としてがんばろうじゃないか、という姿勢を見る事ができました。ところで、ゲストには「バフィ/エンジェル」でスパイク役で有名なジェームズ・マースターズが出ています。彼はこのころからCBSのドラマなどにゲスト出演するようになって、ファンとしては再々顔を見ることができてうれしい限り。今回はイギリス人という設定なのでスパイクとは違いますが、多少訛ったしゃべり方をしています。これも楽しみ。(笑)武器商人のダミアン・レイクがミサイルの誘導チップを売りに出すというので、グレンジャーが売人を装って潜入捜査していた案件で、いざ、交渉となった時に、ダミアンはFBIに監視されているのを察知し、ガールフレンドのエリカを人質にとって逃亡し、その最中にエリカを射殺してしまった。ダミアンは逮捕され、裁判ではロビンが殺人罪で追及するが、弁護側はエリカが銃を奪おうとして暴発したと主張し、肝心のチップも見つからないまま意外にも、判決では無罪となってしまった。エリカは弟がアブがニスタンに派遣されることになって、ダミアンの武器で殺されるかも知れないと考え、情報提供者となった。弟は、こういう結果になったのはFBIの責任だという。ロビンは有罪を信じていただけに、結果にショックを受け落ち込む。そもそも陪審員は、裁判所が適切な陪審員選びのための、特別なソフトウェアによって選ばれており、そのシステムを6週間前に技術者がメンテナンスに来ていたというので、身元をさぐる。陪審コンサルタントのラングフォードは陪審員選びに関しては平等であったという。チャーリーは陪審員の評決に不正があった可能性があるので、ダミアン側に先回りするべきだという。システムの技術者、ロバート・ローガンと名乗る男は偽物で、詐欺の常習犯だと判る。ハッキングして陪審員の情報を盗んだらしい。コルビーとデイヴィッドがローガンを自宅に向かうが、すでに殺されていた。ローガンはラングフォードと電話で連絡を取っていた形跡があり、FBIで取り調べるが、ラングフォードは何も知らないと主張する。今回の評決について、判事は審議無効にするという。チャーリーは評決を出した陪審員選びをもう一度見直して、事前の先入観では有罪も無罪もバランス良く含まれていたというが、意見をリードする人間が大事だという。陪審員の中には、夫が交通事故死して補欠と交代した女性がいた。事故は犯罪と無関係と考えられ、詳しく調べられなかったが不審な点があった。新たに陪審員に加わったジャスティン・サーフという男は、故人のIDを使用しており、FBIはダミアンが陪審員を操作したと考え、逮捕に踏み切る。しかし、すでにダミアンは国外に出た後だった。裁判は審理無効が認められ、FBIはチップをもったダミアンの右腕、フォックスの動きを監視する。サーフはあらかじめ書いた質問票に有罪よりの意見を書いてロビンに選ばれたと思われ、やはりラングフォードが関わったと考える。チャーリーは独自のプログラムを作って、陪審員たちの意見の変化をシミュレーションし、2人の陪審員が意見形成に大きく関わったと見る。そのうちの1人は、子供の命が脅されていたと言い、もう一人は金で困っていて、受け入れてしまったと認める。陪審員グループの中でサーフは、ランチを配達してくれる女の子に執着していて、連絡先を手渡したという。その連絡先の番号はグレッグ・シルバー名義で、自宅で逮捕する。シルバーは詐欺の犯歴があり、やはり怯えて何もしゃべろうとしないので、FBIではシルバーからラングフォードを呼び出させ監視する。ラングフォードが現れ、金を渡そうとしたために逮捕するが、ラングフォードもなかなか真実をしゃべろうとしない。ロビンはダミアンからの金の受け渡しに注目し、世界中の銀行を経由して金を動かしているダミアンの銀行口座を調べ上げる。その結果、現在はアルバ島にいることがわかり、ドンが現地に向かって逮捕する。デイビッドは、ドンのいないときに指揮を執る、責任者代理に立候補することにする。アランはfacebookを始めて、友人を増やしていた。ダミアン・レイクは元イギリス情報部(MI6)の出身で、引退後はフリーランスに動くビジネスマンという話でした。何となくゲスト出演した「トーチウッド」を思い出させます。(笑)ふてぶてしさも相変わらず。悪役が似合います。陪審員選びは裁判ドラマなどで、良く話題になりますが、被告がギャングやマフィアなどだと、裁く方もやはり怖いですよね。そして、一旦評決が出てしまうと、簡単には覆せないので検察側は有罪にするだけの、十分な証拠が必要です。今回は、証拠が手薄なところをやり手の被告にやられてしまったということで、ロビンの落ち込みも納得です。でも、最終的にはみんな、間違いや失敗を糧に、犯罪と闘うという形でしたので、いつもより人間的な面を見せてくれました。アランがfacebookを始めたというのはこの時期(2009年)の話題だったのでしょうか。facebookやSNSなどでは、他者に影響を与えるタイプの人間の事を「SNP(Social Networking Potential)」と呼ぶのだそうで、そういうタイプの人を追跡すれば、世論形成や商売などに有利に持ち込む事はできるのかもしれませんね。
May 5, 2011
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以前のような「デクスター」に戻りましたね。ハラハラ、ドキドキで来週が気になります。しかし、悲しみと喪失感を殺しが埋めてくれると信じるデクスターは、明らかにシリーズが始まった時のデクスターとは変わってきているように思います。デクスターはベビーシッターとして経験豊かなソーニャを雇う。リタと子供たちを失った喪失感に、デクスターは次のターゲットのボイド殺害計画を急ぐ。しかし監視に気づかれ、偶然を装ってボイドの仕事に付き合うことにする。ハリーはデクスターの軽々な行動に警告する。カルト信仰かと思われたアルファロ夫妻の殺害事件で、捜査班は妻が殺される前にATMで金を出そうとしている夫のビデオを見つける。妻を殺す理由がわからず、地元で聞き込みをするが、誰も怖がって話そうとしないので、ラゲルタは地域と信仰に詳しいシーラ・マンゾン巡査を捜査に加える。デボラと聞き込みを行ったシーラは、宗教グッズ店のオーナー、ファウジに犯行現場で見つかった「死の聖人」の人形を見せる。人形を買ったのはアルファロではなく、ベネズエラ訛りの男2人だと判るが、そのファウジもまた同じように首を切り落とされ、祭壇に飾られて見つかる。ボイドの仕事に同乗したデクスターは、隙を見てボイドを捕らえようとするが、ボイドの麻酔銃と相打ちになり、2人とも倒れてしまう。病院に運び込まれたボイドはデクスターを殺そうとするが、デクスターは先回りしてボイドの自宅で準備して待つ。今度こそ、仕留めたと思ったデクスターだが、ボイドの自宅にいた傷だらけの女性に犯行を見られてしまう。クィンは友人のFBIの捜査官に頼んで、カイル・バトラーの写真をアーサ・ミッチェルの家族に確認してもらう事にする。ラゲルタが理由で酒場で喧嘩になってしまったエンジェルは、その後相手の刑事が倒れ、暴行で訴えられる。エンジェルは内部捜査の対象となるという。どこもピンチ、危機ですね。デクスターは綱渡り状態というか、もはや足下の崖が崩れ始めた感じ。今回の獲物、ボイドはデクスターが思った以上にやり手で、これまで捕まらないために最善を尽くしてきたデクスターとしては、軽く考えたところがあります。それをハリーが警告していた訳ですが、「殺してもリタは戻らない」というのに対し、「殺せば自分が元に戻れるかも」というデクスターは、すでに殺人を冒す意義を失いつつあるのではないか。コーディやアスターがいない寂しさ、リタへの思慕は「同類」のボイドを殺すことによっても埋められない。ただ、相変わらずボイドを殺す前の恍惚状態の表情はさすがというか、怖いですね。そしてそれを見ていたのは、もしかしてボイドが監禁していた女性なのでしょうか。彼女に見られ、そのまま見逃すこともできず、かといって無実の人を殺すことはデクスターの流儀に反する。これは困った。クィンの方は何とかごまかせるかも知れないが、いざと言うときにかつてのドークスのように都合良く殺してくれる存在が出てくるのかどうか。エンジェルとラゲルタの結婚もこういう形で問題が出てくるとは。果たしてエンジェルは犯罪者として刑務所に入るのかどうか、バッジを失うのか。マスカだけが、良い味出していましたね。ベビーシッターのおばさんが、妙に落ち着いていて怖いのですが、まさかこの先のストーリーに絡んでくるとか、そういうことは無いのか?
May 2, 2011
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話が進むにつれて、フィオナのマイケルを想う気持ちが切なくなってきましたね。始めは、マイケルは自分を首にした奴を突き止めると言ってましたが、今シーズンは元の仕事を取り戻す、という風に変わって来ているように思います。ストリックラーの仕事を受けることにしたマイケルは、国の情報機関の武器保管倉庫から品物を盗んだ男の動きを監視することになった。盗んだ武器は金曜に売るという情報があり、その現場を突き止めて写真で撮影するのが仕事で、フィオナはマイケルがストリックラーと関わることを心配する。武器を盗んだ男の宿泊先を調べ、動きを監視するためにマデリンが近くの広場で配置に就く。バリーから助けを求める連絡があり、クライアントの違法な活動などの情報が載っている帳簿を盗まれたという。犯人からは、木曜日までに500万ドル支払わないと、帳簿を売りに出すと脅されたという。帳簿を隠している場所は最近付き合いだしたガール・フレンドのエイミーが知っているというので、自宅に向かうと彼女の車に爆弾が仕掛けられていた。それを見て怯えたエイミーは、10万ドルで外国人の男に帳簿を渡したと認める。その男の住まいを割り出し、侵入して自宅を捜索するが帳簿は見あたらず、マイケルとサムは戻ってきた男女を捕まえて帳簿のことを聞き出すことにする。男はワシントンと名乗り、帳簿は友人が持っており、時間が来ればネットに情報を上げるという。女は不動産業者のナタリーで、パスポートを取り上げられ、空いている物件を男に紹介しただけでなく、酷い事をされたというのでフィオナが同情してしまう。ナタリーは息子のジャレッドに会いたいと訴える。ナタリーの扱う物件で、空港の近くにあるコンドミニアムに男が興味を持ったというので、サムとマイケルが押し入る。金庫の中にワシントン(ミラヴァン)とナタリーのパスポートの他、タッシュという男のパスポートがあった。ミラヴァンはセルビアの元諜報部員だと判る。状況からタッシュがミラヴァンの「友人」だと思われ、バリーが身元を洗う。そのころ、タッシュが銀行口座をオーバータウンの銀行に開いたことが判り、近くに住んでいると見てナタリーの物件から場所を突き止める。その場所でタッシュを捕らえるが、タッシュはミラヴァンが息子を人質に取られて、ナタリーの命令に従っているという。マイケルは慌ててナタリーの監視をしているフィオナの元に戻る。フィオナはナタリーに騙されたままの演技を続けて、ナタリーを逃がし、マイケルたちが後を着ける。ナタリーは公園で自転車に乗った男と接触して、その男が帳簿を手にしたのでやっと取り戻す。フィオナはナタリーを追うが、人混みに紛れて取り逃がす。フィオナはマイケルがストリックラーの仕事をするのなら一緒には組めないと、町を出て行くという。盗品の引き渡しの証拠をを写真に納めたマイケルに、「連絡係」のディエゴは確かにワシントンから復職の事について連絡があったという。復職のチケットの代償として、マイケルはフィオナを失ったわけですね。マイケルは家族を大切にしているけれど、常に仕事重視でフィオナは信頼できる同僚、仲間以上の何者でもない。ここが、シッパーには辛いところ。フィオナはマイケルを心配して、特にストリックラー絡みの仕事については、あの手この手で引き留めようとするのに、どうしても意見を聞き入れてもらえない。あなたを見ているのが辛いと姿を消すのは最後の手段ですね。さすがに、これはマイケルもショックなのでしょう。しかし、それでも思い込んだら絶対に信念を曲げないマイケルですので、この先マイケルがピンチになったときは、何が何でもフィオナに助けに来てもらいたいですね。そもそも、フィオナは過激な元カノという設定ながら、マイケル同様人情深くて、弱い立場の女性が痛めつけられるのは許せない。ハートがあるというのが素敵。フィオナを激怒させたナタリーはまた出てくるのでしょうか。サムは相変わらずヒモ生活ですね。これも才能というのでしょうか。(笑)最近、スパイ業がすっかりファミリー・ビジネスになってしまって、マデリンが潜入任務をしていました。いくらなんでも年寄り扱いは失礼だと思いますが、さすがにどんな状況でも怖い物なし。車での追跡のノウハウは興味深かったですね。アクションも格好良かったし。よくドラマで、車で張り込みをしていてそのまま追跡していく場面がありますが、気づかないのが不思議。こういう仕事のリアルな解説が、BNの面白さの一面でもあります。
May 1, 2011
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