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テロを防ぐためには、「人道的な」拷問が認められるのか。こんなテーマが週一のドラマになるのだから、さすがにアメリカのドラマは違いますね。ただ、SVUは他にもっと捜査すべき事件、解決しなければならない事件があると言う気はしました。「JAG」でだったら取り上げても良かったかも知れませんね。セントラルパークで女性の刺殺体が見つかる。胸を一突きされ、レイプ事件が疑われた。持っていた図書カードから、被害者は高校の進路指導をしているケイト・サイムズと判る。レイプの痕跡はなかった。腕に何か伝染病のような病変があり、国内では希なリーシュマニア症だったため、渡航歴を調べる。ケイトは学校に嘘を付いて、中東に旅行しており、トルコからイラクとの国境地域に向かったことが判った。母親によると、大学時代にアラビア語を習っており、女性難民センターで通訳の仕事をしていたという。センターでは2日前にPCを盗まれ、ケイトが担当の難民のバックアップデータを持ち歩いていたというが、被害者の持ち物の中にはそのデータがなく、盗まれたと思われる。ケイトはハルーン・アバスという男性と何度も連絡を取っていたというので、自宅に向かうと、妻がアバスが昨夜死んだという。アバスはタクシー運転手をしており、昨夜人と会うと言って出て行って、心臓発作で死んだと言われたという。しかし、アメリカ政府に殺されたのだと訴える。夫妻は最初の湾岸戦争でアメリカに協力した関係で、亡命した。911の多発テロ事件の後、アバスは政府によってイラクの収容所に連れ去られ、拷問を受けて心と体を壊したという。その後、友人の手助けでアメリカに戻ったが、ケイトのことは知らないという。ワーナー検死医は、アバスの体に明確な傷はないが、軍による拷問の特徴が見て取れると指摘する。アバスのタクシーの中から拷問被害者向けに診療所を開いているアルビン医師の名刺が見つかり、話を聞く。アルビン医師のセッションビデオでは、アバスとケイトが拷問された様子などを話していた。ケイトはセラピーの一環としてアバスに回顧録を書かせ、そのための取材でイラクに行ったという。「回顧録」は職場のPCに保管されていたが、誰かがそれを辞めさせようとしたのか。一方、アバスはNYのカフェで拷問を行った人間に出会ったと漏らしていた。ドライバーが良く集まるカフェで話を聞くと、男女のカップルを見てアバスは急に体調が悪くなり怯えて吐いたという。カップルの女性の方がアバスを介抱しようとしたが、アバスは出て行った。その女性は医師のフェイス・サットンだと判る。サットンは一緒にいた男性は軍時代の仲間のジョージ・トムフォードだという。SVUがトムフォードの自宅に向かうと、すでに空で、トムフォードは姿を消していた。トムフォードは陸軍特殊部隊の所属で、除隊後イギリスのヘリオス防衛産業という、傭兵の会社に勤めていた。この会社は国防省のイラクで最大の請負会社だという。NY支局長にトムフォードの個人ファイルを提出させるが、捕虜の拷問ではクレームが出ていた。サットンもヘリオス社の顧問で、イラクでの尋問に立ち会っていた。サットンによると、身体的に苦痛を与えるのではなく、ストレスを与えて精神を弱らせ、情報を得るという「人道的な」尋問方法を確立したという。Dr.ホワンはサットンの功績を評価するが、Dr.ワーナーは真っ向から反対する。サットンにブレイデン弁護士が付き、トムフォードはヘリオスによってすでに国外に出てしまっているので事件の解決は難しい。しかしSVUはこのまま放置はできず、サットンを過失致死で起訴することにする。サットンが考案した尋問法は数カ国の医師が取り入れているという。実際に拷問を受けた被害者の証言も得た。相手側はイラクでの尋問が原因で、イラクではサットンの尋問法は合法だったとして裁判権無効の申請をするが、判事は裁判をすることを認める。裁判ではアバスのセラピーの様子などが証拠として出され、弁護側は身体に損傷を残さない尋問方法だと強調する。サットンは、国を守るためには何よりも情報を得るのが必要だと正当化する。途中、陪審員が心不全で倒れるアクシデントがあり、審理無効になってしまう。ワーナー検死医は、最後の手段として医療評議会にサットン医師の行為を通報し、医師免許の剥奪を問うという。審問では、サットンはイラクでは科学顧問として参加していたため、医の倫理とは無関係だと主張する。しかし評議会はイラクでは何をしても良いとは言えないとして、免許を剥奪する。ワーナー検死医も、戦争時でもヒポクラテスの誓いは揺るぎないという。そりゃ、どう見ても後ろ手に縛って頭には袋をかけ、裸に近い状況で気温5度の中に1~2日置く、氷水に浸けるというのは拷問でなくて何なのだと思います。普通に死にますよ。しかも、収容所では人間の尊厳を破壊するような虐待や脅迫が日常的にあったという。サットン医師の冷酷さはそれこそ、メンゲルと言われても仕方ないと思いました。彼女にもジレンマがなかったとは言えないですが、国家にとって情報を得るためには手段は選ばずと、政治家みたいな事をいうと、やはり医師の倫理は捨てたと思わざるを得ないですね。しかし、SVUとしては、真実を暴かれるのを恐れて2人も殺したトムフォードについては、外国へ行ってしまって何も出来ない、会社に対しても無力というのが何とも歯がゆいですね。サットンについても、医師免許がなくても科学者の立場でこの先も活動できる、しかも海外なら問題ないとすると、「なんだかな~」で終わったエピソードでした。
August 30, 2011
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『かげりゆく栄光』始めは、原題からこの邦題がどうして出てくるのだろうと思いましたが、お楽しみプロベンザ&フリン・シリーズに間違いありません。(笑)この2人のエピソードは、毎回必ず1つはあって、お楽しみ中のお楽しみです。今回も期待を裏切りません。このドラマ「ボストン・リーガル」なき後、正に中高年の星ですよね。プロベンザとフリンがダラスまで容疑者護送任務を終えて、戻ってくる時にキャビン・アテンダント(CA)のアシュリーとリンダと親しくなる。調子に乗ったプロベンザはアシュリーの家に上がり込むが、バスルームで男が死んでいるのを発見する。アシュリーは知らない男だと言い、凶器は落ちていたバットで首の骨が折れていた。IDから、被害者は麻薬関係で前科のあるホセ・コトと判る。ホセは運び屋で、アシュリーは男の子とは知らず、部屋にライアンという男を泊めることがあったが、ホセはライアンの知り合いかと聞くと、ライアンのことは良く知らないという。ライアンは同じ航空会社に務めており、職員用トレーラーパークに寝泊まりしているというので、トレーラーを調べると頭を撃たれて死んでいた。トレーラーには麻薬の痕跡があったが、品物は見つかっていない。アシュリーの部屋にも麻薬の痕跡があった。調べを進めると、アシュリーとライアンは同じ便で仕事をしている間柄で、ライアンを殺した犯人は合い鍵を持っていたようだ。一方、ホセはFBIに追われていることが判り、フリッツが説明に現れる。ホンジュラスのミゲル・ディアスという男が、運送業者を偽って麻薬の運び屋をやっており、ホセはその運転手だった。航空会社の職員が麻薬密輸に関わっている可能性が高いため、FBIとの合同捜査となった。ライアンは組織を裏切って殺されたとすると、2人のCAも身柄が危険になるだろう。ブレンダは2人を尋問するが、ライアンが殺されたと聞いてもあまり動揺せず、釈放と聞いて警察に保護して欲しいという。ブレンダはプロベンザの自宅に2人を匿うことにして、マイクとカメラで監視する。調子づいた2人は、自分たちの犯罪について語り始める。それによると、数年前に会社がホンジュラス便を就航してから、コーヒー袋にコカインを入れて機内に持ち込み、到着後、ゴミ袋に入れて、それをホセが回収に来るという仕事を引き受けるようになったという。始めは実入りが良かったが、次第に儲けが減ってしまい、ついにライアンがその麻薬を持ち出して知り合いに売ることにしたという。アシュリーはこのことを知っているのは自分たち3人だけだというが、彼女たちの便は必ず、ウィラー機長が乗っていた。早速ウィラー機長から話を聞く事にする。機長はライアンがトレーラーパークにやってきて、麻薬絡みで命を狙われていると訳のわからない事を言うので、警察に行くようにアドバイスしたという。そのトレーラーの鍵を持っているのは、所有者のアシュリーだわかる。アシュリーによると、自分の車が行方不明になっていることから、ライアンが車を盗み、ホセから盗んだコカインはその車の中にあるのではないかという。しかも、今回の計画の黒幕はウィラー機長だと打ち明ける。機長の私物を調べたところ、アシュリーの車のキーが見つかった。機長はついにライアンの車を借りたと認めるが、トレーラーの鍵はディアスのために、ドアの外に隠しており、自分はライアンを殺してはいないという。ライアンはホセを殺してしまい、麻薬を返してもディアスには許して貰えないと思い、車の中に隠して空港の駐車場に置いた。機長は、ディアスにはなくなったコカインを探していると答えたという。フリッツは、ディアスにコカインを取りに来るように機長に連絡させ、おとり捜査に参加させる。アシュリーたちを逮捕するため、プロベンザとフリンが2人を護送することになったが、2人は隙を見てプロベンザの車を奪って逃げる。コカインを取り戻すために空港に向かった2人は、ディアスと取引している現場に遭遇、そのタイミングで合同捜査班がディアスらを逮捕する。ポープはブレンダが本部長候補と聞き、考えた上、立候補を勧める。このキャビン・アテンダントの2人、要するにプロベンザとフリンに守ってもらうために、気があるふりをして、鼻の下を伸ばしたおじさん(おじいさん)2人が、まんまとその手に乗ってしまったわけですね。ただ、プロベンザはまともにガール・ハントするつもりだったようで、世話を焼くこと。(笑)現役ぶりをあの薬で演出したことは、みんな知っているのでしょうね。嫌だよ、じいさん、いい年をして。さすがに、今回はフリオまで大受けでした。それにしても、いくらおじさんに気を許したとしても、プロベンザたちにペラペラしゃべるって、この2人、どういう頭をしているの。ブレンダの悪口を言っているのが、また面白かったですね。みんな、心では同じ事を思っているのかも。南部訛りの事を言われて、久々にブレンダの「サンキューゥー」が聞かれました。ところで、ポープから、「どうせ君は選ばれることがないだろうから、立候補してくれ」というのは、「もー!」という感じですね。自分がブレンダを呼んできた、捜査官として育て上げたという思いもあるのかも知れないですけど、今のポープは偉そうにするだけで何の役にも立たない。それどころか、今週も自分の部屋がないと直訴しているテイラーも、給料泥棒と言われても仕方ないぞ。ほんとに、男たちといったら。(笑)
August 29, 2011
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今シーズンのゲスト、ヴォーンはどう見ても腹黒いタイプですが、もう一人のゲストキャラクター、ジェシーは逆にBNの中でも別格にヒーロータイプですね。演じるのが「サードウォッチ」のコービー・ベルなので、どうしても「良い奴」のイメージが付きまといます。それにしても、ジェシー強いな。マイケルは自分のせいで防諜班を首になったジェシー・ポーターが気になる。彼のためにも、サイモンの脱走を助けた組織の黒幕を明らかにするつもりだ。ヴォーンによると、FBIは逮捕されたジェシーを釈放して、機密情報を盗んだ犯人を捕まえるつもりらしい。そのジェシーはこちらが監禁するから心配するな、というヴォーンに対して、マイケルはジェシーの頭の中の情報を利用すべきだと主張する。ジェシーが使うビルの電話交換機に盗・聴器をしかけ、手がかりを待つ。マデリンはガレージを他人に貸し出すという。ジェシーが何者かに呼び出されるのを察知したマイケルは、ビーチでジェシーが人と会っているのを見張る。そこに殺し屋が現れ、ジェシーを狙う。マイケルらの助けでジェシーは生き延びるが、何とジェシー本人がマイケルの倉庫に現れ、助けを求める。ジェシーによると、かつての敵で、アジアの麻薬売人だったカーンから、200万ドル横領したとして命を狙われているという。カーンは現地でのトラブルの結果、取引でアメリカに来て、ジェシーが担当していたが、資金を引き揚げるのに別の中国人に盗まれ、それをジェシーが横領したと勘違いされてしまった。マイケルはカーン一味に違法な重火器を買わせて警察に逮捕させる作戦を立てる。さっそく、マイケルはカーンに接触し、自分もジェシーを捕らえたいがそのためには重火器が必要で、居場所を教える代わりに武器を買って欲しいと申し出る。カーンはマイケルを鼻先であしらい追い返したため、マイケルはジェシーの右腕リーに恩を売る作戦に出る。ジェシーがリーの自宅を単独で襲い、そこへマイケルが助けに入ることになっていたが、ジェシーが予想を超えた派手な撃ち合いを演じたため、マイケルはその場でアドリブを演じなければならなかった。結果的に、カーンは取引に応じ、違法な武器を用意することになった。マイケルに不信感を持つリーを上手く利用して、カーンの車に武器を運ばせて警察に通報し、逮捕させる事に成功する。しかし、ほっとしたのもつかの間、カーンはATFにコネがあり釈放されて、自宅に戻ったジェシーを誘拐する。金のありかを吐かせるため、ジェシーを拷問しているというので、マイケルは新たにリーがカーンの金を盗んだ事にするため、バリーにリーの銀行口座を操作させ、捕らわれているジェシーにこちらの作戦を気づかせるため、「カンペ」を作る。マイケルはカーンのところに出向き、ジェシーの親戚の死をでっち上げ、「カンペ」を見せて母親の命が危ないと脅す。状況を察したジェシーが話を合わせて、リーの口座番号に金を送ったと言うと、怒ったカーンとリーが銃を向け合い、相撃ちになってしまう。マイケルはその隙にジェシーを救い出し、マデリンの家に間借りさせることにした。ヴォーンは早速ジェシーの持っている情報に興味を持つ。ジェシーは首になる直前、戦争やテロ事件の黒幕のしっぽを掴んでいたという。マイケルは同じ目的のために組もうと持ちかけるが、ジェシーは必ず復職して自分を首に追い込んだ人間を見つけたら殺すと念を押す。マイケルは了承する。このジェシー・ポーターという男は元々兵士で、悪人と見れば誰でも追いかけてしまうタイプなので防諜班に就いたという。彼はチームワークが苦手で、個人で暴走気味。一緒に組むにしても、彼をコントロールすることが難しい。戦闘能力も高そう。そういう中で「俺を消した奴は必ず殺してやる」というのは怖いですね。始めにその筋では有名なマイケルを頼ってきたところに、偶然とは言えない物を感じて、すでにマイケルがやったことを何か知っているのじゃないかとも感じます。マイケルは罪悪感からジェシーを助けようとしたわけですが、その男に最後は命を狙われるとなると今シーズンかなり盛り上がりそうですね。しかも、マデリンのガレージに下宿するわけだから、人間関係的にも深くかかわりそう。それにしても、バリーはいつもフィーに良いように使われて、しかも最短で最高の仕事をするから手放せませんね。ディナーごときであれだけの仕事をするんだから、もう、子分ですね。(笑)
August 28, 2011
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『狙われた王子』ついにトニー・パパの登場。トニー・ディノッゾ・シニア役には、劇中でも似ていると言っていたロバート・ワグナーがキャスティングされたわけですが、そもそもマイケル・ウェザリーはナタリー・ウッドの生涯を描いたTVムービーで、ロバート・ワグナー役を演じていたのですね。そりゃ、似ているわけだわ。ちなみに、ロバート・ワグナーというと、「オースティン・パワーズ」や「探偵ハート&ハート」などありますが、なんといっても「スパイのライセンス(It Takes a Thief)」ですよ。DVD出たら絶対買います。せっかくなので「ナポレオン・ソロ」のデイヴィッド・マッカラムとはぜひスパイ談義をして欲しかったな。「そんなのはスパイ映画の中だけだと思っていた」というのは、インナージョークかと笑ってしまいました。マーク・ハーモンの笑いもマジ?サウジアラビアのサイーフ王子が海軍の航空基地で戦闘機の操縦の訓練を行っていた。王子のドライバーをしているワリードは車のドアを開けようとした時、突然車が爆破され爆風で頭を打ち死んでしまう。王子は3ヶ月前からパイロット訓練に参加しているが、あと2日で合格するという。NCISが王子の身柄を保護しようとすると、気ままな王子は滞在している高級ホテルに護衛を付けるように言う。その後、イスラム過激派が犯行声明をする。トニーは金を下ろそうとすると、父親のディノッゾ・シニアと間違われ、トラブルとなる。シニアはトラブルを解決するためにNCISに現れる。シニアはトニーがサイーフ王子の護衛をすると聞いて、自分はサイーフ王子の父親と知り合いだと言う。王子の滞在するホテルでは、兄で代理大使のアブダラ王子がサイーフ王子の気ままな生活を批判していた。ワシントンDC地区で衛星がテロ関係かと思われるメールをキャッチする。IPアドレスを辿ると、そこにディノッゾ・シニアがいた。NCISではギブスがシニアから話を聞く。シニアはリゾート開発の仕事をしていて、知り合いの王子がDCに来ていることを投資家に知らせていたのだという。NCISでは、シニアの魂胆を疑う。トニーはギブスの勧めで疎遠だった父親と久しぶりに話をする。トニーは母親の死後、何度も父親に置き去りにされ、勝手気ままに生きてきた父を批判する。爆破された車はレンタカーで、不審な点はなかった。爆弾は基地内で設置されたと思われる。しかも、タイマーは欠陥がありちゃんと動いていなかった。ジェット機の振動で誤動作したと思われる。MI6からの情報で、アルハリヤの犯行声明は嘘だと判る。テロが目的ではないとして、NCISはワリードの遺体を引き取りに来たアブダラ王子を追い返す。ワリードの手から爆発物の成分が検出され、爆発物を設置した犯人だと判る。ワリードはアブダラ王子が弟のお目付役として仕えさせており、王家の恥であるサイーフ王子をテロで亡くすことで殉教者にするつもりだった。しかし、外交特権があるので王子を逮捕することはできない。ディノッゾ・シニアは兄弟の父親であるオマール王子から、モンテカルロで会おうと伝言を受ける。トニーは父親の経済状態を調べ、何年も前から一文無しだったことが知る。そのことを告白しに来たのだろうが、知り合いのオマール王子が来ることを知って最後に詐欺にかけたのだろう。ホテルのチェックアウトの時、トニーは先に父親の支払いを済ませ、王子が支払ってくれたことにして、モンテカルロ行きのチケットまで残しておく。シニアは笑顔で去っていった。まあ、何とトニーの大人なこと。ずっと恨んで没交渉だった父親に対して(しかも詐欺師)、後始末をしてやった。春休みに大学の友人とクルーズに出かけるための金をはたいたのですよね。シニアも、これまでは息子の金を当てにすることもなくやってきたので、お互いに別の人生を歩んできたのでしょうが、これでシニアが持ち直すと良いですね。詐欺師人生から脚を洗えるかどうかは判りませんが、トニーとはもっと会いやすくなるでしょう。実際、シニアも捜査官として立派に務めているトニーを見て、誇らしかったでしょうし、最後の「I love you」という表情にはほろりと来ました。いきなり出てきて息子を愛する父親の姿を演じる事ができるのだから、やはりさすがロバート・ワグナーですね。ちなみにトニーの女好きは父親譲りですね。(爆)金持ちの女性を次々と落とすことで、生きる道を切り開いてきたのか。そういうとまさにヒモ人生ですが、ジヴァやアビーの前でニコニコしているのがまた、素敵でした。彼でないとできない。そして、トニーと父親のやりとりを見て少し口も出しながら、一番心配していたのがギブス。何もかもお見通しでしたね。トニーにはギブスがいるから大丈夫。
August 27, 2011
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本編とは関係ない、カレンとヘティの言い合い、意地の張り合いが面白いですね。クリス・オドネルとリンダ・ハントとのケミストリーも良くて、ラストにヘティが何を言うかは、ちょっとしたお楽しみになっています。久しぶりにネイトの言及がありましたが、シーズン半ばだし、終盤には顔を出してくれるのかな?検死医のローズがユーセフ・アフザルの検死中に、残留物の中から海軍を示すサインの書かれた物質を見つける。ローズが席を外した隙に、何者かが侵入し、インターンを殺してユーセフの遺体を盗み出してしまう。遺体を乗せた車は別の場所で見つかるが、ケンジーとディークスが中を調べようとする、爆発してしまう。ユーセフは病院のコンピュータ技師をしていて、イスラム教徒だが犯罪とは関わりがない男で、自宅では恋人のラリッサが宗教の違いを乗り越えて愛し合っていたと話す。ユーセフの残留物は結晶構造をしており、海軍の機密プロジェクトで使われる識別子だった。担当の中佐から話を聞くと、「オーバーウォッチ」という追跡システムを実験中で、スプレーで相手に物質を付着させると、衛星を使って物質のタグが検知され、1メートル範囲で対象者を捜し出すという。少し前に、アフガニスタンで対テロ作戦で使用したが、ユーセフはターゲットではないという。しかし、実際にLAをサーチしてみると、112人のターゲットが検知された。国防省は警戒態勢を敷いたが、海軍とは関係がなく、拾われたデータは暗号化されていて読むことができない。何者かが衛星にも侵入し、システムをハッキングしたと思われる。エリオットによると、全ターゲットが同一人物に見えるように偽装されており、動きを分析するとファルーク・モスクに集まっているように見える。しかし、この場所は危険な場所としてリストに上がっておらず、まずはケンジーとディークスが監視することにする。そこで手当たり構わず人混みにスプレーをかけている男がいたため、逮捕する。一方、ネルとエリオットは偽IPアドレスのネット閲覧パターンから本来のアドレスを割り出す。そこは危険分析専門会社で、サムとGは人事データを盗み出す。ディークスらが捕まえた男は、元国家安全保障省のコンピューター担当だったヘクター・ゲイジと言い、「オーバーウォッチ」を立ち上げた人間だった。民間に映ったときにスプレーを持ち出したと思われる。ヘクターはテロが起きる危険の確率分析をしたが、ユーセフ殺しではアリバイがあった。ヘクターが取引で暗号を解読する協力をして、チームはユーセフの情報を手に入れる。すると、ユーセフは今も移動中だと判る。ラリッサかと病院へ向かうが、ラリッサではなく、もう一人病院内を移動している者がいた。サムとGはゴミ箱に盗まれたユーセフの頭部を見つけ、犯人グループは虹彩認識システムを突破したいために遺体を盗んだ事がわかった。犯人が入ったのは放射物質が保管管理されている部屋で、放射性医薬品が盗まれていることが判った。犯人の目的は汚染爆弾だと思われ、そうなるとLAに巻かれると数千人に影響が出る。NESTの放射線計測器のデータを使って犯人の足取りを追うと、ヴェニスビーチに向かったことが判った。チームは計測器を片手に犯人を追い、遺体を盗んだ男ともう一人の男を捕らえる。犯人が持っていたのは薬品そのままで、複数の買い手がヴェニスビーチに集まっていたと思われる。ただ、4つの瓶のうち、1つが見あたらなかった。今回出てきたローズとネイトは付き合っていたのですね。「彼が恋しいわ」ということは、近々出てくると予想します。盗まれたのが医療用の放射性物質ということでしたが、このエピソードも場合によっては自粛対象となるのでしょうか。ともかく、これはフィクションなのかどうか、「核緊急支援隊(NEST)」というのがあって、あちこちに放射線計測器が設置されているらしいです。日頃の備えがやはり日本とはかなり違いますね。そして、1個が見つからなかったということで、きっと後日談があるのでしょうね。お楽しみの一つ、ディークスいじりですが(笑)、まずはサムから「ごますり」とあだ名をつけられたり、悪党に運河に落とされたシーンを何回も見せられて「ヘティ、ヘティ」と情けなく助けを求めに行ったりと、いつもながら十分でした。ケンジーとのやりとりも張り込み中にお菓子を12個食べると暴露されたり、死んだら冷凍保存されて、君の娘と結婚するんだとのたまってみたりと、絶好調。そのケンジーは、車とぶつかってもびくともしない、さすが選りすぐりの捜査官ですね。さてさて、Gは部下に対して甘い評価しか付けないので、ヘティがウォール・クライミングで勝負を賭ける。でも、Gはそれがはったりなのか、本気なのかが判らない。いつも良いようにヘティにあしらわれてしまう。この辺はヘティを勝負をするのは100年早いということなのでしょうね。ブラックアウトしてから、天井まで登ったヘティが得意満面にGを見下ろしている姿を想像すると楽しいです。(爆)
August 27, 2011
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今回は、患者の話はほとんど印象に残らなくて、後はハウスとウィルソンのお出かけ編とチェイスとキャメロンの関係に関心が集まりました。まあ、お楽しみ編なのでたまにはこういうのも良いかな。80年代パーティでハウスが仮装していたのは、本国での当たり役(Blackadder)ですよね。16歳のジョーダンが友人とバンドのパーティに入れてもらい、さんざん騒いだ翌朝手足がぱんぱんに腫れた状態で倒れてしまう。ハウスは横紋筋融解症だと言って、関心を持たないが、フォアマンたちは検査を始める。ハウスはチェイスとキャメロンがお互いにわだかまりを持っていると示唆する。MRIなどでは異常が無かったが、ハウスは患者の手に一時的な麻痺を見つける。昨夜の武勇伝も嘘だという。改めて話を聞いたところ、パーティでお気に入りのコミック作家のキーナーを見かけ、後を付いていってレストランで同じ物を食べたという。チームは過食症による食道裂傷を調べるが、何もなかった。ハウスは同居しているウィルソンが学会に出かけるので、同行を求められる。始めは行く気がなかったハウスだが、カディも出かけると知って3人で学会に行くことになった。ウィルソンは担当している患者が死期が近づき、モルヒネの使い方を教える。キャメロンは夫婦仲がぎこちないことから、チェイスが浮気をしているのではないかと考える。ジョーダンの両親が仕事先から病院に戻った時、ジョーダンは急性血圧低下を起こす。心臓周辺で出血があり、心筋が圧迫されて不整脈を起こしている。耳からも出血し、血液が視床を刺激することで、これまで全て嘘を付いているということが判った。キャメロンはジョーダンが夜中に会いに行ったというキーナーに会いに行き、何があったのか聞き出そうとする。キーナーはジョーダンは部屋に来ていないと答える。ハウスは他人の名前で仮装パーティに入り込み、カディに気持ちを打ち明けるが、カディは立ち去ってしまう。ウィルソンは担当のガン患者が亡くなったと聞かされる。ハウスはウィルソンが学会の発表で安楽死を認める論文を発表しようとしていると知り、ウィルソンの今後のキャリアを心配する。ウィルソンはカディに気持ちを問いただすが、カティは子守りで毎日頼りになる人が必要なのだという。出直して子守りを手伝うと申し出たハウスだったが、カディの部屋には私立探偵のルーカスがいた。2人はいつの間にか親しくなり、子守りを頼む関係だった。ジョーダンの腎臓の裏から出血が始まり、危険な状態になった。キーナーが薬を与えたのかと疑い、危険を承知で視床を制限して話を聞く。ジョーダンはエクスタシーを飲まされたというが、明らかに嘘を付いていた。ハウスはウィルソンを睡眠薬で寝かせると、ウィルソンの代わりに安楽死に関する発表を行う。ハウスはウィルソンが決して患者を一人で死なせるような医者ではなく、最後までベストを尽くす人間だと締めくくる。フォアマンから患者がリケッチアに感染している疑いがあり、輸血が間に合わないと連絡がある。ハウスはウィルソンに「君一人がガン専門医じゃない」と言いかけて、病名がひらめく。患者は血色素症で、牡蠣を食べて菌に当たり関節が腫れた。その後、鉄分サプリや輸血を続けたことで肝臓を痛め、出血が止まらなくなった。ジョーダンは薬とキレート療法で元気になる。ハウスとウィルソンは友情を再確認し、チェイスはついにキャメロンにディバラを殺した事を打ち明ける。何と言っても、ハウスがカディとダンスをするシーンが良いですよ。あの19世紀の王様のコスプレはどう見てもバカバカしいですが、あえてそこで本音を言わせるのがgood。ハウスの照れを感じます。ちなみにカディは「フラッシュ・ダンス」のコスプレでしたね。まさにアンバランス。(笑)2人は初めてであった時の話をして、どちらもお互いを意識していた、ということは判りました。カディだって、その気があったのですね。でも、一歩前に進もうと思うとカディは引いてしまう。それもそのはず、雇った関係で私立探偵のルーカスと付き合うようになっていたのですね。ここも、子守りを頼めるからとか何とか、この場合は完全に当て馬状態。そう簡単にカップルにするはずはありません。(笑)まあ、いずれまた別れてハウスの元に戻ってくるのでしょう。あの最高に深く胸が開いた服がそれを物語っています。一方、キャメロンとチェイスは深刻なことになりそう。キャメロンは嘘は嫌いでしょうから。タイトルの「知られた『知られざる事』」というのは、患者の嘘の数々と同時に、フォアマンもハウスも知っているチェイスの秘密のことも指すのかも。「知らなかったのは僕だけ(私だけ)?」という事かも知れませんね。次からが気になります。
August 26, 2011
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今回も子役の子が凄かったですね。他の写真を見ると、歯並びが違って見えるのですが、もしかしてあれはマウスピース?マンチがDr.HOUSEのように、病気に詳しかったのが意外でした。ウィリアムズ症候群の娘をもつニコルソン夫妻の自宅に侵入者があり、母親のコリンが襲われて血まみれで倒れているのが見つかる。レイプされ頭を激しく殴られていて、意識不明の状態だ。夫のベンは2~3日出張で家を空けており、現場を発見したのはケイティだった。ケイティには発達障害があるので目撃者として聴取できるかどうか問題になった。しかし、母親と誰かが口論して殴る音がしたという。ケイティはベッドに下に潜り込み、その場面を目撃はしていなかった。ベンとコリンは障害児を持つ親たちのグループセラピーを受けており、妻は産婦人科医のモーガン医師を不法行為で訴えようとしていた。モーガン医師はDNA検査に応じて不一致と判る。ステイブラーはベンがコリンに高額の保険をかけていることや、3日間出張に行くと行って姿を隠していたことなどからベンに疑いを持つが、突然FBIのポーター特別捜査官が現れ、愛国者法を楯にベンの身柄を保護してしまう。ベンはエアゾールの専門家で、生物化学兵器を開発する研究所に務めていたことからFBIが関心を寄せているのではないか。FBIのせいで、ベンの尋問は不可能となった。コリンの状態が悪化し、病院でベンは妻が妊娠していたことを聞かされる。SVUではケイティが証言する能力があるとして、改めて当時の話を聞く。ケイティはベンとコリンが怒鳴り合ったあと、別の男性の声がコリンを誘惑するのを聞いていた。コリンは誰かと浮気をしており、ベンは妻の浮気の事について知っていたらしい。ノヴァク検事補はこのままではベンが犯人として立件するのが難しいと言う。コリンズ夫妻と同じセラピーグループでコリンと親しいティナ・パーベンが警察に出向き、ティナがもう一人子供を欲しがっていたのに、ベンがパイプカットしていたという話をする。やがてコリンが意識を取り戻すが、脳を損傷しているため、逆行性健忘症の症状があり、事件の事は覚えていない。この先も思い出すことは難しいかもしれない。FBIはニコルソンにおとり捜査をさせて、接触してくる海外の企業を取り押さえるつもりらしい。DNA検査の結果、ベンは無罪とわかったが、ティナの夫ジョエル・パーベンのDNAと一致した。パーベンは、ティナとの関係が悪くなったときにコリンと付き合っていたと認める。ただ、コリンを殺してはいないという。SVUは改めてケイティにパーベンの声を聞かせて、パーベンが家にいたことを証言してみせるが、その後に別の男が来て「家庭を壊すメス犬め」とどなりつけ、殴る音を聞いたという。その声の主は、パーベンの息子のアレックスだと判る。アレックスが黙秘する中、ベンは裁判で片を付けたいと言い、ケイティを証言席に座らせるという。ところが、裁判の日にベンは姿を消す。FBIにも行き先を告げず、ポーター特別捜査官はステイブラーに居場所を知っていたら知らせてくれと言う。ケイティはティナの家に預けられていたため、改めて証言することになった。その証言の中で、ケイティはベンが「ミスター・キム」から金を受け取ったとしゃべる。裁判は取引となった。ベンはFBIに内緒で、接触してきた買い手に役に立たない情報を与えて金を受け取った事をステイブラーに話す。ベンはこの金で妻と別れてケイティと暮らすというが、コリンは浮気の事は覚えておらず、母娘の間は引き裂かれてしまう。このエピソードのポイントは、ウィリアムズ症候群の患者には優れた能力があり、ケイティは犯行時の全ての会話を記憶することができた、ということですね。彼女は音声に敏感で、録音したように会話を記憶していました。それでいて怒鳴り声に敏感で、最後は何も知らないまま母親と引き離されて、かわいそうでした。もう一つ、ニコルソン夫妻やパーベン夫妻が参加しているグループセラピーのメンバーが言っていましたが、難病や障害のある子供をもつ親たちがストレスを溜めていること、妊娠中に医師が必要な検査をしなかったとして、ストレスを医師にぶつけて裁判を起こすということ。現実を受け入れるのはやはり辛いのですね。後者については、40歳で妻が妊娠したステイブラーも人ごとではない。それなら早く医師の診察を受ければ良いのにとオリビアに言われても、カトリックのステイブラーとしては、結果を聞いて何も出来ないですからね。これからは高年齢出産は増えていくでしょうし、ちょっと考えさせられました。そして、そういうストーリーに企業スパイを絡めるのは予測不能でしたが。さすがSVUと言う感じかな。重い内容でしたが、産婦人科で待っていたフィンとレイクがゲイのカップルが代理母で子供を授かろうとしているんでしょ、と突っ込まれるところが笑わせてくれました。「あなたたちお似合いよ」って、最高。レイクは本当に良い味を出しています。フィンも彼の応用範囲の広さには負けるようです。(笑)
August 24, 2011
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『親の務め』LAPD本部長を決めると言うことは、単純な作業じゃないですよね。どの世界でも、人事が優先します。そして後継者でもめるんですよね。(爆)薬物依存症の更正施設を出たばかりのジーナ・デッカーが車の助手席で頭を撃たれて見つかる。状況的に自殺と思われるが、タオは血痕の飛び方などから自殺ではないという。車は近くで同居する恋人ウェイン・ウェストのもので、遺体発見者もウェインだった。捜査班はウェインが挙動不審で、逃走しようとしたために身柄を拘束する。ブレンダが次期本部長職の候補だと知らされたフリッツは、危険で過酷な現場を離れ、管理職に就くべきだと言う。ブレンダは重大犯罪捜査班の後任を誰にするべきか、考え始める。検死医は死因は自殺だという。ウェインにはDVの犯罪過去があり、覚醒剤を所持していた。始めは協力的でなかったウェインは方針を変え、ジーナが元夫と娘の親権を争っていたと話す。元夫側は単独親権を要求しており、ウェインには殺す動機もなく、アリバイもあるという。ジーナの元夫ダレンは、末期のリンパ腫を患っており、ジーナとは1週間前に会ったが、現場にあった銃については知らないという。そして、娘のために麻薬を絶ってほしいと望んでおり、自立のために25,000ドルを渡したという。ところが、調べると金はウェイン名義の口座に振り込まれており、取り調べに対して、ウェインはダレンにジーナが娘を諦めるよう、説得して欲しいと金を受け取ったと明かす。ウェインはダレンが犯人だと言い、さらに残りの25,000ドルがウェインに振り込まれた。ウェインの犯行時のアリバイは、ダレンが雇っていた私立探偵によって確認された。ダレンはジーナがまた薬に溺れていないかどうか、調べさせていたのだった。ブレンダはダレンが外出できる体であると知り、祖父母と娘と同居しているダレンの自宅を家宅捜査する。その際、ダレンは自室に立て籠もり、銃で自殺してしまう。PCには娘のために妻を殺したというメッセージが残されていた。ブレンダは余命幾ばくもないダレンが自殺する事に疑問を持つ。ジーナの血液から大量の覚醒剤が検出された。また、ダレンが犯行時に自宅にいることが確認された。ポープは自分が本部長になったら、ブレンダに副本部長になって欲しいという。テイラー警視正は、重大犯罪捜査班の後任には自分を推薦して欲しいと頼む。フリンとプロベンザは事件をこのままで終わらせたいが、ガブリエルは異を唱える。ブレンダはダレンの両親と娘のコーディを警察に呼び寄せ、ダレンはジーナを殺していないと告げる。どちらか、あるいは両方が真犯人だと見たブレンダは、コーディが施設に預けられることになるとまずは祖母に真実を話すよう求める。祖母は涙ながらに、ダレンの命が残りわずかとなり、ジーナに母親として不適格だから親権を手放して欲しいと頼むつもりだったという。夫にジーナと交渉してもらうつもりだったが、ジーナから面会を拒否され、夫には黙って自分が銃と金を持ってジーナに会いに行った。しかし、感情の行き違いから子供は渡せないと言われ追い込まれて撃ち殺したと自白する。ダレンは犯行に使われた銃が、自分が母親に預けていた銃だと知って真相を知り、罪を被って死んだ。もし夫と話が異なると共犯として2人とも罪に問われる。しかし、ジーナは退院してすぐにまた薬物をやっていたので、不適格になったはずだった。ブレンダは夫妻を対面させて、その会話は自分一人の心に留める。ブレンダとしては後任としてガブリエルを推したいが、まだ役職が達していない。今回も現場の辛さが身にしみる。本部長就任への申込書はまだ提出できずにいる。ブレンダがとても辛そうでしたね。このままダレンを犯人にしておけば、おじいちゃんとおばあちゃんが孫を手元に置いておけるだろう。でも、警察官としては正しいことをしなければならない。その辺で、フリンとプロベンザは「もう良いじゃないか」という立場を採るが、ブレンダが手塩にかけて育てているガブリエルはやはりブレンダと同じ考え方をしている。しかし、悲しいかな彼が重大犯罪捜査班を率いるには、もう少し時間が必要。いくらなんでも、3人の警部補を飛び越えて巡査部長のランクでは無理だろう。もちろん、テイラーに後釜を任せることなど到底出来ない。ポープはそんなブレンダの悩みなど、おそらく気づきもしないでしょうね。ところで、先週母親を捜すまで施設で預かってもらおうと言っていたルーベンを、サンチェスが自分で引き取ってしまった。しかし、気軽に子守りを頼むことができないので、現場や職場に子供を連れて来てしまう。サンチェスの気持ちはわかるが、ブレンダとしてはチーム全体の事を考えてダメな物はダメと言わなければならない。本当に、現場、ラインのトップとしてブレンダは大変ですね。ポープは自分の出世のことしか考えていないし。一体どうするつもりなの?
August 22, 2011
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新シーズン・プレミア。シーズン3に続いてすぐに見られるのはうれしいですね。捕らえられたマイケルはどこに連れて行かれたのか。彼はスパイのライセンスを取り戻す事ができるのか。アクション全開、第1話からぶっとんで行きます。豪華な応接室に連れて行かれたマイケルの前に、「組織」の人間だというヴォーンが現れる。マイケルが上層部の命を救い、サイモンを捕らえたことに礼を言い、ここは私的な刑務所で公式には資料保管管理センターと登録されているという。ヴォーンはマイケルに機密ファイルを渡し、「彼ら」の中でサイモンを脱走させてまで、巨額の資金、利権を守ろうとしている存在があるという。ヴォーンはマイケルの腕を見込んで、共に闘おうと協力を求める。いずれはまた元の身分に戻れるかも知れない。マイケルは資料の中から、武器ディーラーのグレゴリー・ハートという男がキーマンだとしてヴォーンと一緒に会いに行く。ジャングル生活をしているハートは、雇い主を聞かれて、銀行口座とメールアドレスしか知らないという。そこに無人爆撃機による攻撃があり、マイケルとヴォーンは辛くも逃れる。マイアミに戻ったマイケルは、ハートが連邦政府の捜査対象にあると見て、ヴォーンには自分流のやりかたで調べると告げる。マイケルはマデリンの家に顔を出した後、フィオナの家に向かう。フィオナはマイケルの帰還にも素っ気なく、今抱えている仕事の加勢を頼む。依頼人とアウトロー・バイカーとトラブルに巻き込まれた弁護士のウィンストンがハンターというバイカーらに脅され、命を狙われているという。すでに金では片が付かなくなっているため、とりあえずマイケルが両手にマシンガンを持ってハンターらを追い払う。マイケルはフィオナが素っ気ないので不満を漏らすと、フィオナはいきなり殴って、マイケルが姿を消して以降サムと2人でマイケルを探し回り、仕事も断らず引き受けたという。しかし、マイケルが相変わらずサイモンの話を追いかけるというと、フィオナは怒ってしまう。ウィンストンとバイカーの問題については、バリーに頼んで、ウィンストンがバイカーのクラブの金銭面や武器調達で関わっているというように文書を偽造させて、ボスのビック・エドにウィンストンを殺すとFBIの捜査が入ることになると、取引を持ちかけることにする。フィオナがクラブに潜入し、帳簿のデータを持ち帰る。エドの女の存在が明らかになったので、さっそくエドの家に押し入って、交渉を受け入れさせる。エドは要求をのみ、手を打つためにハンターを呼びつけるが、ハンターはエドに従うどころか、反旗を翻して殺そうとする。マイケルらはエドを救出し、フィオナにエドの部下たちを誘き出させる。部下の前ではさすがにハンターも逆らえず、ウィンストンはクラブの一味となって命を救われた。マイケルはマデリンに留守中にあった事を説明し、謝罪する。FBIからモンスター扱いされたことについて、疑いをもたれても陰の存在として抗弁できず、サイモンを捕らえるために時として悪人と手を組まなくてはならないのだという。スパイから殺人者と落ちて行ったサイモンと自分を重ねて、マイケルは不安を口にする。ヴォーンは、マイケルの言ったとおりハートが防諜班の捜査対象になっていたとし、マイアミの軍の施設の中にある彼らの部署に潜入し、ハートに関する情報を手に入れろという。偽のIDで情報を得たまでは良かったが、直後に機密データに触れた事で、ジェシー・ポーターという職員が責任を問われ拘束されたという。彼も公に裁かれることなく、スパイの職を追われたのだった。再々、スパイの職を取り戻すために自分の意志を貫くマイケルにフィオナが考え直しを求め、2人がぶつかっていましたが、今回初めて、無関係の他人を同じ立場に蹴落としてまで元に戻りたいのか、という事にマイケルが気づきましたね。マデリンに「俺も人殺しになるのだろうか」と涙を見せたのも初めて。やはり少しずつマイケルの心境に変化が現れてきたように思います。次はジェシーを助け出す事になるのでしょうか。ジェシーは「サード・ウォッチ」のデイビスですよね。さてさて、今シーズンのマイケルの敵/味方、いずれにせよ、心底信じられないヴォーンですが、「The Wire」や「Supernatural」でおなじみのRobert Wisdomですよ。実はマイケルが目を開いた応接室がまるでスパナチュでディーンが天使と相対した応接室みたいだなと思っていたら、そこに出てきたのが大天使ウリエル役だったRobert Wisdomだったので、ちょっと突っ込みたくなりました。BNは、SFドラマでおなじみのキャストをゲストに迎えることが多いのでこれはあながち的外れでもなさそうな気がします。(笑)マイケルらを雇っていたのは国ですが、ヴォーンのいう「我々」については「国のような物」と説明し、内なる敵と戦うには政府とは関係ない、消されたスパイのようなマイケルが必要なのだ、と言われても、やはり非常に疑わしいですね。どこに悪の親玉がいるのか、「組織」とは誰が動かしているのか。ますます闇の中という感じ。ところで、戻ってきたマイケルが人助けのフィオナとサムに全く相手にされなくて、「なんだんだよ」とむくれたり、とぼけたりしているのが良かったですね。一応、フィオナの優しいキスのお帰りなさいもあったし、シッパー的には満足。フィオナが関白亭主マイケルを甘えさせないで、自分も我慢している姿は涙ものです。(笑)
August 21, 2011
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『ロケットマン』マクギーががんばったエピソードでしたね。特に得意分野には入れ込むというのがよくわかりました。(笑)次世代を担うメンバーとして、パーマー君も独り立ちするチャンスをダッキーから与えられて、この先がますます楽しくなってきました。今回は海軍パイロットなので「ギャラクティカ」でもおなじみの「コールサイン」が出てきて嬉しかったです。(笑)そういえば、オリジナル・シリーズのJAGでもパイロットだったハーモン・ラブ中佐のコールサインがあったはずと思って調べてみたら、「Harm」だったのですね。なーんだ、気づかなかった。1ヶ月前に山火事があった場所で、海軍パイロットの遺体が発見される。見つかったのはブラッド・「ホンドー」・セイヤーズ少佐で、日頃部隊ではテストパイロットをしており、1週間前から休暇中だった。セイヤーズ少佐はパラシュートなしで、背中側が焦げており、腕が吹き飛んでいた。近辺には燃料タンクやアーム、操縦桿などがあり、マクギーは少佐が「ジェットパック」の実験飛行中に事故にあったのではないかと断言する。職場の同僚「バンシー」シェリダン中佐によると、セイヤーズ少佐は航空宇宙技術者のヴィクター・ティルマンが経営するティルマン・エア社と関係があったという。本当はバンシーがティルマンと組むはずだったが、軍が却下したのだという。死因を調べていたパーマーは、セイヤーズが殺鼠剤による中毒死だったという。ティルマン・エア社に向かったジヴァとトニーの車を何者かが尾行していた。厳重に管理された部屋を見せたティルマンは、試作中のジェットパックは盗まれていないという。ティルマンの財務状況を調べたところ、元々共に会社を経営していた妻ヴァネッサと離婚したティルマンは、元妻を首にしてひたすら財産を隠していた。セイヤーズには度々大金を渡していたが、ヴァネッサもまたセイヤーズに金を払い、双方が同じパイロットを雇っていたことが判った。トニーたちを尾行していたのは、私立探偵だと判る。ティルマンはセイヤーズが元妻に雇われていたことを知らず、燃料に関する特許を離婚の時に元妻に奪われてしまったという。NCISに場所を移してマクギーが事情聴取しているところに、弁護士のマリリン・ハートが現れ、取り調べる権利がないと強引にティルマンを解放させる。ハートはNCISが過去にも違法に捜査を行っているとギブスに迫る。ティルマンの元妻ヴァネッサに話を聞くと、自分勝手なティルマンとはコミュニケーション不足で、夫のジェットパックを盗んではいないというが、代わりにセイヤーズを雇って情報を得ていたと認める。そこにまたハート弁護士が現れ、夫婦そろっての代理人だという。マクギーは死因が毒殺なら、どうしてジェットパックを操縦できたのだろうかと考える。アビーは回収したホンドーのジェットパックを調べ、設計者が遠隔操作でジェットパックを爆発させたという。それも、死んだセイヤーズの体にジェットパックを装着して。ティルマンもヴァネッサもセイヤーズを殺したことは否定する。NCISは令状を取って、2人のそれぞれのジェットパックの設計図や部品の在庫一覧などを提出させる。マクギーは、セイヤーズが装着していたジェットパックは、あるべきフライバイ・ワイヤが失われており、セイヤーズがティルマンとヴァネッサの技術を盗み、海軍の技術を借りて独自のジェットパックを作り上げていたと考える。ただ、セイヤーズ自身は組み立てる知識がない。セイヤーズは航空工学の知識がある軍の仲間と組んでいたが、そのパートナーが欲を出してセイヤーズを殺したに違いない。ティルマンと組みたがっていたシェリダンのロッカーを探す間に、本物の犯人が別のジェットパックを持ち出すと見たNCISは、上官のパウウェル大佐がジェットパックを運んでいるのを発見、後を追う。パウウェル大佐はジェットパックで逃亡しようとしたが、マクギーが遠隔操作でコントロールを奪い着陸させる。ギブスはハート弁護士に何か引っかかる。調べたところ、先日メキシコで逮捕されたベル大佐と関係があることがわかる。ベル大佐はその後、メキシコで不起訴となっていた。2人のターゲットはギブスなのか…ベル大佐はただものではないという雰囲気でしたので、これはギブスへの復讐劇の幕開けだったのかも知れません。それにしても、美人弁護士のハートを前にすると、「元赤毛だったのか?」と反応するギブスに笑ってしまいました。ギブスの(もちろんトニーも)ハートをわしづかみにするハート弁護士。小指だけで覚えていたというのも凄いですが、ぐいぐい責めてくる好みのタイプだったのですね。(爆)ギブスに狙われると逃げ場がないということはよくわかりました。でも、向こうも相当したたかな女のようです。ちなみに演じているRena Soferは、またまたBONES絡みというのか、ブース捜査官がデートする相手です。どうしてこう、NCISとキャスティングが被るのでしょうか。マクギーのジェットパック・マニアぶりはすごかったですね。ミステリー小説家のペンネームを使ったプロダクションで、ドキュメンタリー番組?のような物を作ったりして、日頃からも仲間に洗脳教育をしている。(爆)ラジコンのコントローラーを操縦している姿は、まるで少年のようでした。今回、ギブスはマクギーに「そろそろ巣立ちの時」と主導権を与えていましたね。人を育てるのもリーダーの大事な仕事です。ジェットパックの講釈を聞かされるギブスと言ったら。(笑)同じようにパーマーくんもダッキーから初めての解剖(ただし、動物)を任されて、一人前の検死医としてのデビューを飾りました。これからはお笑い以外の仕事でも活躍してくれるでしょう。(笑)
August 20, 2011
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先週のNCISがクリスマスエピソードだったので、今回はLAがクリスマスですね。ゲストに軍医役で「スター・トレック:ネクストジェネレーション」のライカー副長(今はライカー艦長?)こと、ジョナサン・フレイクスが出ていました。彼はこのエピソードでは監督もしており、調べるとシーズン1でも監督をしていたのですね。スタトレネタの多い「レバレッジ」でもカメオ出演していますので、こちらでの出演はちょっとしたサプライズ・プレゼントとなりました。(笑)海軍の元情報将校ランス・タルボット大尉が自宅で銃撃戦に遭い、血まみれで助けを求めた。死んでいたのは退役軍人に薬を配る衛生兵のエリック・スコット少尉で、タルボットはアフガニスタンでの任務でPTSDになり除隊していた。彼は反タリバンの重要な情報を握っており、誘拐されると国家の安全に関わる。スコットと撃ち合って死んだと思われるジョン・マンキューソはドラッグディーラーで、スコットとは連絡を取り合っていた。タルボットの携帯にはスコットから誹るようなメッセージが残されていた。チームは事件現場で銃撃戦を再生するが、矛盾点がある。真相を知るタルボットに話を聞きたいが、タルボットには恐怖の体験をしたトラウマから急にパニックになり、記憶が混乱する症状があった。主治医も目撃証言を得るのは難しいという。ケンジーは自分も元婚約者がイラクに派遣されて、戻ってきてから別人になり苦しんだと言う話をする。ケンジーの話に心を許したタルボットは、自宅に戻って事件のことを思いだし、撃ち合いになって、自分が銃を奪い2人を射殺したと証言する。スコットの背後関係を調べると、支給しなければならない薬を盗んでマンキューソに高値で売っており、2人が金銭面でもめているのを見て混乱したタルボットが撃ち、正当防衛だったという。サムはタルボットに感情移入するケンジーに入れ込みすぎないよう、忠告する。タルボットを支えたいとケンジーが一緒に外出するが、2人を尾行する男がいて銃を向けられたため、ケンジーが射殺する。死んだ男はイランの特殊部隊のメンバーで、タルボットの情報を狙っていると思われる。尾行していたもう一人の男が逃げたため、NCISではタルボットを保護し、さらに捜査を進める。タルボットの元妻ロシェルが、今はアルメニアマフィアの要人でイランのヒスボラと関係があるのではないかと言われる人物と再婚しており、チームはロシェルの自宅に潜入する。直接タルボットの事をロシェルに問いただしたところ、タルボットは見かけとは違って記憶力が良く、女性に対して最低の男だと判る。Gはさっそく見やり役のケンジーに連絡するが、タルボットは隙を見てケンジーから銃を奪い逃走する。タルボットは向かったサンタモニカ・ピアで、ケンジーを尾行していたもう一人の男にUSBを手渡した。NCISは2人を追ってケンジーは銃を撃とうしたタルボットを撃ち倒す。スコットは偽薬をタルボットに渡していたにもかかわらず、タルボットの症状が変わらなかった事で、詐病に気づき、闇マーケットに情報を売る話に加わろうとした。マンキューソはスコットのボディガード役だったが、タルボットが撃ち殺して現場を自分に都合のようように作り替えていた。NCISチームはヘティから使い回しのプレゼントを受け取り、それぞれのクリスマス休暇に向かう。冒頭、ヘティからプレゼントが来た!と喜んで開けてみたら、以前にヘティにあげたものを使い回していた、というのがあって笑いました。あの年齢のヘティなら断捨離の心で、物を持ちすぎないのではないかという気がします。ラストは超Sサイズのトナカイ・カーディガンをネルにあげて(押しつけて)、空港まで親切に送っていってあげるという。ものすごいスポーツカーで、しかもスピードはセーブなし?自前の車なのか、NCISの持ち物なのかわかりませんが、ヘティの好みが判るような気がします。もう、最高。ところで、今回初めて出てきたのがケンジーの元婚約者ジャックの話。心を病んだジャックにとことん尽くしたケンジーの人柄が伝わってきました。ディークスも始めは作り話じゃないよな、と疑う程の悲しい話でしたが、チームに初めて弱さを見せたということですね。ただ、サムはさすがに私情を交えないように忠告をしていたのがさすがですね。タルボットの病状については、確かにちょっと疑わしい部分がありました。LAがクリスマスだから丸投げというのも、ちょっと困りものですが。そんなはずはないのだが。ともあれ、ケンジーを助けるディークスが忠実な番犬みたいでやっぱりgoodです。(笑)
August 20, 2011
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ゲストのJon Sedaは古くは「ホミサイド」、レギュラーとしては「Close to Home」に出演、最新作では「ザ・パシフィック」に出ています。魅力的な役者さんですよね。刑事のドニーが犯人を追う間に危険な行動をして大けがをし、入院する。ドニーの父や祖父など3代にわたって40歳で心臓麻痺で死んでおり、ドニーはいずれまもなく死ぬことになるから無謀な行動にでるのだという。ハウスは偶然に過ぎないというが、フォアマンらは遺伝性の疾患の有無を検査することにする。3代のDNAの検査を行った結果、遺伝子の変異は見られなかった。ドニーには元同僚の間に息子がいたが、彼女は息子のことを知らせてはいなかった。息子も調べるべきだというので、ドニーと息子を対面させるが、ドニーはどうせ死んでしまうのだからと、心を閉ざす。息子のDNAにも変異は見つからず、ハウスはドニーを退院させる。チェイスはまだディバラを死なせた事で罪悪感を感じている。フォアマンはキャメロンには自分から話すべきだと言う。ハウスはセラピーを勧める。退院したドニーが4時間後に死亡したという。フォアマンらは、原因を突き止めるために解剖しようとする。すると、死んでいたはずのドニーが息を吹き返す。ハウスは心臓が問題なのではなく、自己免疫疾患ではないかと考え、ステロイドで治療をすることにする。ハウスは下宿しているウィルソンの家で度々幻聴を聞くため、検査を受ける。聴力には問題なく、脳の問題かも知れないと言われて、ハウスはカディにまだ医者に戻る事はできないと、手続きを断る。生き返ったドニーはさかんにあごが痛いと言い、我慢できなくなって自分で歯を抜いてしまう。その歯には異常が無く、骨ガンを疑うが、検査しても腫瘍は見つからなかった。痛みの場所を間違う遺伝性感覚ニューロパシーと診断する。治療を開始早々、ドニーの腸に機能障害が合われる。チェイスはついに教会で懺悔を行うが、許しを請うならまず責任を果たすべく、警察に出頭するように諭される。ハウスは幻聴と思っていたのが、ウィルソンが今もなお寝るときにアンバーに語りかけていた声だったと知って、医師復帰することにする。カディはハウスが医師免許を再申請する要件として、回診のノルマを課すが、相変わらずハウスの抵抗することに諦めて、承認を与える。カディと話をしていて、ハウスはドニーの脳に「自爆ボタン」が遺伝で伝わっているのではないかと気づく。脳幹に出来た動脈瘤が歯痛や心拍を制御する神経を圧迫していたのだった。動脈瘤は手術によって取り除くことができ、血の繋がった息子にも同じ手術をすることにした。手術の終わった2人は、親子として向き合うことになった。ウィルソンが今でもアンバーの写真を部屋中に飾り、夜な夜な一日の出来事を語っているのは感動的ですね。まだまだ愛した日々を忘れることはできないにしても、本当に愛していたのですね。そして、それを知ったハウスが、自分も死んだ父親に対してやってみて、「こんなの意味ないよ」とウィルソンにエールを送るところが今までにないハウスだなあという印象です。ちょっとBONESの1シーンを思い出しました。やっぱり精神病院に戻るわと言いつつ、「なぜ俺に話さない?」と言っていましたよね。チェイスにもセラピーが効果があったから、と勧めるのもこれまでのハウスにはない行動だと思いました。ウィルソンの言うとおり、ハウスは良くなっているのですね。父親が死ぬのが一番悲しかったから、息子とは関係を築かないと言ったダニーも、ハウスと似ていましたが、素直にこれまでとは違う人生が歩めそうで良かった。カディに対しては、まだなお未練タラタラな面がありましたよね。お互いに相手を怒らせるボタンを押し合っていると、カディ自身も認めていて、おかげでインターンから「あれは前技だ」と言われるのがナイス。(爆)一方、深刻なのはチェイスですよね。病室のディバラのトラウマになっていたり、キャメロンにも話せずについに懺悔してみたけれど、結果的には酒に逃げたという感じでした。ちょっと2人の関係に暗雲が垂れ込めた感じがします。せっかく今シーズンはオリジナルのメンバーで診断を進めていくと思っていたのに、何かが起きそうです。
August 18, 2011
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問題提起的で、何とも釈然としない終わり方など、いかにもSVUのエピソードという感じでした。ゲストのKyle Gallnerはあちこちで良く見かけますが、SVUにはこれで2回目の登場ですね。前回(Juvenileに負けず劣らず、難しい役柄でした。15歳のシェーンが淋病を患った事で、主治医から教師にレイプされたという通報がSVUにあった。シェーンの学校に勤めるサラは、シェーンの両親からの依頼で、自宅を訪問して個別の授業を行っていた。しかし、逆にサラはシェーンにレイプされたと主張し、2人の言い分は真っ向から対立する。お互いの主張を裏付ける証拠はない。サラは前の学校を解雇されており、まずは家宅捜索をして病気の治療薬があるかどうか調べることにする。サラの夫によるとサラは警察から戻っておらず、過去に思い詰めて自殺を図った事があるという。携帯電話のシグナルを追ったところ、サラは産婦人科で中絶手術を受けていた。慌てて、令状を取り、胎児をレイプ事件の証拠品として押収する。夫は、妻がシェーンの子供を宿したかも知れないと聞いて、激怒する。DNA検査の結果、子供はシェーンとの間に出来たと判る。また、前の学校では、男子生徒と食事をしたり、セクシーな写真を撮影したりしていたという。サラの弁護側は胎児を警察が押収して埋葬の権利を奪ったと主張する。一方、Dr.ホワンはサラの言動を見ていて、境界性人格障害があり、シェーンへの衝動を抑えきれないのではないかというので、保釈されたサラとシェーンを監視する。すると、シェーンは別の女性、それも売春婦とホテルで会っていた。シェーンはネットを通じて多くの買春を行い、その中には「先生をレイプした」と打ち明けられた女性もいた。サラが前の学校を解雇されたのも、校長によるセクハラを隠すためだったと判る。シェーンの弁護側は、セックス依存症で欲望を制御できないと訴える。面談を行ったホワンは、ショーンには性衝動を抑える遺伝子やセロトニン分泌に関係がある遺伝子が欠け、脳が特徴的な活動をしていると証言する。ただ、善悪の判断はでき、今後は薬で衝動をコントロールできるという。サラはシェーンと面会し、薬を飲んで立ち直ろうとしているのだから、禁固刑を免除してやって欲しいとノヴァク検事補に頼む。その後、シェーンは性犯罪者の矯正施設で治療を受けることになったが、そこで暴行を受けレイプされたという知らせが入る。収容されているのは元々性犯罪者なので、誰だって犯人の可能性があるというが、ノヴァク検事補は何としても犯人を捕まえると息巻く。捜査の結果、施設の職員の中に、経歴を偽って雇われている元性犯罪者ロメインがいた。ずさんな管理を行っていた会社は施設の経営から手を引くことになったが、シェーンに対して100万ドルの示談金が支払われているのを知って、サラと夫は同じレイプ被害者なのにどうして扱いが違うのか、と話す。ロメインは性犯罪者は生まれつきで、シェーンも一生変わらないと嘯く。ホワンのサラに関する診断は一体何だったのでしょうね。教え子にレイプされてもそれを学校側に言うことができなかったのが残念。そもそも、生徒の自宅での個人授業が許されるのは変ですよね。サラも学校、または両親から賠償金がもらえるはず。そして夫がDV風に見えたのですが、それらもみな、後半のためのプロット・ツイストでした。ケイシーが最後に熱くなって正義を行ったのが、印象的でしたね。スケベな所長に詰め寄ったり、ステイブラーが脅したりと、少し逸脱気味。でも、やはりシェーンが本当に立ち直れるのかどうかが気になります。未成年なので、更正の可能性は与えたいが、生まれつきで治らないというのも事実かも。法律で全てを決めるのは難しいので、それらをどう折り合いを付けているか、という事なのでしょうね。考えさせられる内容でした。
August 17, 2011
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『不条理な排斥』またまたお邪魔虫なレイダー警部が登場。「ザ・クローザー」はシーズン7でブレンダ役のキーラ・セジウィックが降板し、スピンオフ「Major Crimes」でメアリー・マクダネルに主役をバトンタッチするというので、レイダー警部についても、これからは嫌な女からどれほど肩入れしたくなってしまうキャラクターに変化するのか、楽しみに見守りたいと思います。それにしても、さすがに見応え十分、満足な回でした。ブレンダの元に内部調査課のレイダー警部が訪れ、ポープとの個人的な関係について根掘り葉掘り尋ねる。ポープは次期本部長を狙っており、その身辺捜査ではないかと考える。レイダー警部がブレンダの捜査に同行させて欲しいというので、ポープは市長から直々に頼まれたベビーシッター失踪事件について捜査するよう命じる。ディスケン夫妻の元で11年間ベビーシッターとして勤めたエイドリアン・ゴメスが急に連絡が取れなくなったという。メキシコからやってきたエイドリアンは、一人暮らしで、永住権を得た後アメリカに帰化していた。自宅に入ったところ、エイドリアンは全身にスタンガンで自由を奪われた跡が残っており、レイプされた後撲殺されていた。玄関には鍵がかけられており、ブレンダは度々エイドリアンを自宅に送っていったディスケンの夫に疑いを持つ。エイドリアンに残された犯人のDNAから、あと2人の被害者がいることが判った。一人目のルペ・ナヴァについては、やはり同じくベビーシッターをしており、雇い主がディスケン家の近くに住むウォルターズで、ルペは突然姿を消したという。もう一人の被害者はなかなか身元が判明しなかったが、マリソル・グティエレスとわかる。マリソルは不法滞在しているためか、送還されたくないのでブレンダの問いかけにも何も知らないの一点張り。ブレンダはフリッツに頼んで、過去半年の入国者のリストを調べてもらう。すると、ルペは1ヶ月前にメキシコに強制送還されていたことがわかった。移民局のマイヤーズ捜査官はレイプ事件の被害者だとは知らず、そのまま手続きを行ったという。本人はレイプ事件については何もしゃべらなかったという。ただ、強制送還に至ったのは、彼女の雇い主ウォルターズが通知したというので、ブレンダはフリッツと連絡を取り、FBIとの共同捜査としてウォルターズ家の家宅捜索を行う。ブレンダはそこでディスケン家とウォルターズ家の子供たちに共通のルーベンという少年がいることに気づく。しかも、ルーベンはマイヤーズと親子らしい。慌ててマイヤーズの自宅に捜索に入ると、暴行を受けたルーベンが隠れていた。ルーベンが公園でベビーシッターたちの情報を父親に話していたらしい。すでに不法移民のベビーシッターたちのレイプ事件についてマイヤーズに詳しくしゃべっている。マイヤーズは不法移民の女性たちをレイプしては、口封じに国に送り返していたのではないか?エイドリアンは不法滞在者ではないので、強制送還はできず、それで殺したのではないか?事務所に向かうとマイヤーズがマリソルを人質に取ったマイヤーズがブレンダたちに銃を向ける。SWATの到着が遅れている間、ブレンダは交渉はしないとあくまで強気の態度に出るが、マイヤーズが行動に出たため、フリッツがマイヤーズを狙撃して難を逃れる。マイヤーズは他にも違法移民の女性たちを監禁していた。ルーベンは虐待されており、母親はメキシコにいるらしい。しばらく保護されることになった。レイダーはブレンダの捜査の様子を観察し、ブレンダこそ次期本部長の候補にふさわしいと言って、2週間以内に申請用紙を提出するように言う。メキシコから来た弱い立場の女性たちが被害者であったこともあり、サンチェスの思い込んだ表情がとても印象的でした。この人は本当に胸に秘めた熱い思いを目力で表現しますね。つい思いのままに突っ走ってしまいがちなのですが、それを大番頭のプロベンザが諫めたり、慰めたり。ベテランならではの気遣いです。そして、珍しくフリッツが格好いいところを見せてくれました。ブレンダだって、出るところに出れば、我が身がかわいいという言動もできず。そこは、誰よりも信頼できる副官がいて良かったということですね。それにしても、フリッツは狙撃の才能もあるんだ。すばらしい。ただの優しいだんなさんだけじゃなかったのですね。(爆)ブレンダの捜査のしかた、各部門との連携の取り方など、腹が出てきたポープよりもずっと能力があって、本部長にふさわしい、とお墨付きをもらったのですが、さて、ブレンダはどうするかな?まだまだシーズン6が始まったばかりですから、本部長で花道、ということはなさそうですが。相変わらず、うろうろしているテイラー。給料泥棒と言われてもしかたないか。(爆)
August 14, 2011
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『祈り』先週は感謝祭で、次はもうクリスマスエピソード。(爆)ハートウォーミングはうれしいけれど、ちょっと続きすぎですよね。最近はネタ切れなのかしら。そして先週はパーカー君でしたが、今週もBONESにも出ているRalph Waiteが出てきて、同じような展開になっているのが気になってしまいます。「ザ・クローザー」のガブリエル巡査部長役Corey Reynoldsがゲスト出演していました。雪の積もる公園で、トーマス・エリス中尉が殺されているのが見つかる。近くにコンパスが落ちており、イスラム教の祈りの時に使うサジャダがあったことから、礼拝中に後ろから頭を殴られて殺されたのだと思われる。エリス中尉の父親もまた海兵隊の元大佐で、今は牧師をしているという。弟のパトリックもまた軍人を目指していた。妻のティナによると、エリス中尉は入隊後イスラム教に改宗し、中尉は悩みを抱え軍のイスラム教導師のエルサイード中佐に相談したことがあると認める。エリス中尉は職場でティベンス軍曹と宗教を巡って対立しており、トニーとジヴァが話を聞く事にした。しかし、ティベンスの態度が悪く、仲間と騒ぎになったため、逮捕する。ティベンスにはアリバイがあったが、白人のイスラム教徒は現地で非常に憎まれ、部隊が危険になる可能性があったという。そして、何者かがティベンスらにを金を渡してエリス中尉に信仰をやめさせようとしていたという。捜査によってその金を払っていたのがエリス大尉の父親ジョージと判る。ギブスは一家の名誉をまもるために息子を殺したのか?と問う。ギブスの父親ジャクソンがクリスマスを過ごしにギブスの家にやってくる。様子がおかしいと感じたギブスはダッキーに話を聞いてもらう。ダッキーは認知症などではなく、ジャクソンは最近何か辛い経験をしたようだという。ギブス本人が近所に電話をして調べるべきだろうという。アビーの友人キャロルの頼みで、マクギーは駆逐艦によって任務中の母親に会いたい少年の望みを何とかかなえようとする。アビーは被害者の傷口から見つかった金属を分析して、野球のバットのようなもので殴られたという。かなり運動能力のある者の犯行と思われる。父親のジョージのアリバイが確認されたが、エルサイード中佐に脅迫状が届く。エルサイードはパトリックの学校でもイスラム教について話をしたことがあると言い、パトリックはラクロスの選手だった。傷口はラクロスのスティックと一致した。パトリックはNCISに対して、兄が一家の名誉を壊したから殺したと認める。それは父親のためだという。ギブスは地元の保安官に話を聞いたとジャクソンに伝える。ジャクソンは、店に銃を持った強盗が押し入ったので、客を守るために銃で撃って殺してしまったと打ち明ける。初めて自分が殺した人間の顔を見て、ジャクソンはショックを受けていた。ギブスはジャクソンと共に、手作りのおもちゃを病院の子供たちに配ることにする。トニーは人事部の気むずかしい女性のシークレットサンタになってしまい、プレゼントを何にするか悩む。特権で彼女の個人ファイルを覗いたトニーは、子供の頃に欲しがっていた人形をプレゼントして喜ばれる。マクギーはMTACの前に母親を呼び出して、親子の対面を実現させてやる。全体に相手を思いやる優しさに溢れて、とてもクリスマスエピソードらしいなと思いました。フィッシャー少年の願いについては、予想通り。(爆)クリスマスですもの、それくらいは許されますよね。殺人事件については、お互いの宗教を敬い、違いを認め合うこと、それが戦争をなくすということですが、まああえてクリスマスの時に取り上げなくても良かったのではないかと感じました。カインとアベルという話を持ち出して、ポイントがぼやけた感じがします。ギブスについては、自宅が先日襲撃にあったためか、えらくあっさりとしていますね。ゲストルームにベッドもなくて、パパはカウチで眠るのですね。ところで、暖炉に火をくべようとしたら火事になりそうになった、と言う話は、BONESで孫のために料理をしようとしたら、火事になりかけた、というのと非常に良く似ています。NCISとBONESは同じシーズンにそういうエピソードをしているので、たまたま似たことになったのだろうと思いますが、それにしたって安易な感じでした。アビーのBONESサンタもいかにもイメージが被っていましたし。でもギブスがサンタ役でおもちゃを配るというのは、想像するだけで素敵ですよね。(笑)
August 14, 2011
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謎の元合衆国スパイ?、ヘティを中心とした後半。全て明らかになるのかどうか、諜報員の暗躍する時代へのオマージュのようなものも感じました。ディークスとダメ・わんこの組み合わせはもう、最強ですね。誰もあらがえません。(笑)コール殺害によって、チームはヘティの身も危険になったと考える。ヘティは冷戦時代の各国のスパイや背信行為を書いた「黒い手帳」の事はあくまで自分に任せるように言う。老人施設に出入りした不審者が、警官殺しの犯人と一致しているという。しゃべっている言葉などから、ロシア人スパイだと思われる。ヘティは引き続き、殺されたレンナーが武器売買を隠すためにどこかに大金を隠していると考えて、捜索を続行させる。そこにCIAに引き渡したはずのマティアスが現れ、何が何でも手帳を手に入れると告げる。CIAも手帳の行方を追っており、マティアスに獲得を委ねたという。エリオットはレンナーが2年前に売りに出した自宅のカタログ写真の中に、暗号化された貸金庫名があるのを見つける。ネルが鳥の巣箱から鍵を見つけたため、チームは貸金庫を開けることにするが、すでにロシア人スパイとCIAのマティアスの両者がチームを狙い奪おうとしていた。Gに替わってケンジーが受取人を装い、追っ手を撒くことにするが、ロシア人スパイに銃を向けられて、敵は手帳がないことを知るとケンジーを人質に奪ってしまう。ヘティは「始めから手帳などなかった」と言うが、CIAの上層部とヴァンス局長は手帳を巡って交渉を続けており、とりあえず手帳を偽造してロシア人スパイに渡し、ケンジーを救い出そうとする。ケンジーはレーザービームのトラップの中に立たされており、ディークスが同じ周波数のレーザーをセンサーに当てることで、何とかケンジーを救い出す。サムとGはロシア人スパイと撃ち合いになるが、後から来たCIAチームがが実はロシア人スパイだと判る。コールの部屋でたたずむヘティの元にマティアスが現れ、CIAとロシアの両方と取引したと認める。ヘティはあくまで手帳などなかったと言い張り、マティアスを自由に立ち去らせる。NCISチームはマティアスの家族や金銭関係などの秘密を押さえて、二度とヘティに近づかないように脅す。ヘティは古い友人からもらったという本を貸金庫に片付ける。結局「黒い手帳」はあったのかどうか、あると思わせて相手をコントロールするこそ、本当の諜報作戦なのかも知れませんね。全ては闇の中に、いや、ヘティの頭の中に入っているのかも?ちなみに、最後に持っていた本「赤い武功章(The Red Badge of Courage)」はスティーブン・クレインによる南北戦争で闘った兵士を描いた小説で、『勇者の赤いバッヂ』というタイトルで映画化もされています。この本がスパイの秘密とどう関わりがあるのかどうか説明はなかったですが、もしかしたら「始めからなかった」というヘティがそれっぽく、たまたまあった黒い本(book)を貸金庫に入れたのかも知れない。少なくともGはそう思ったに違いない。そこがヘティの凄いところなのかも知れませんね。今の時代、本当に重要な情報をそんなアナログな方法で隠すのはおかしいですからね。ただ、コールとの関係は、さすがのヘティにも幾ばくかの意味があったという感じでしょうか。古き良き時代へのノスタルジーですね。ところで、もうケンジー/ディークスのshipを煽るようなシーンが連発で実に楽しかった。ハラハラドキドキ、必死にケンジーを助け出そうとするディークスと、いつもは強気なケンジーが「もうダメ」という顔を見せたり。極めつけは爆発シーンでの「密着」。制作側はこれでもかこれでもか、とやってくれます。(爆)でも本家のトニー/ジヴァよりも、素直で好感が持てますね。何せ、ディークスはダメわんこだもの。憎めない。(笑)
August 13, 2011
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先週の続きですね。何シーズンぶりかで、オリジナルメンバーが診断を行うのがうれしいですね。チェイスもキャメロンもレギュラーとして名前を連ねているだけで、役者さんには気の毒な状態でしたから。ところで、タイトルが意味しようとしている事は、あまりストーリーに生かされていないような気がしました。どういう事だったのだろう?同名のJ.レノンの曲もあるのですが。億万長者で企業のCEOランダルの息子が腹痛や発熱、体重減少などの病状でハウスの診断を求めて入院してきた。ランダルは息子が病気になったのは仕事ばかりしている自分のせいだと考えていた。ハウスはまだ医師免許は発行されていないが、カディはランダルの頼みを聞いて、フォアマンにハウスを含めたチームで診断に当たるよう、引き受けさせる。カディはまた、死亡したディバラ大統領のケースを症例検討会で発表するため、フォアマンに準備するように命じる。チェイスとフォアマンは致命的な治療ミスをあえて行ったことを暴かれないように、画策する。ハウスはフォアマンと別れてタイ旅行に出ることになったNo.13に本心を尋ねる。もう病院に戻らないと決めているNo.13は、誰かにチケットをキャンセルされて飛行場から引き返すことになる。キャメロンは患者に便秘を認め、ハウスはヒルシュスプルング病と診断して大腸の生検を命じる。しかし、便秘はなくなったが、急に頭蓋内圧が上昇して発作を起こしてしまう。理由がわからないため、緊急手術でチェイスが穴を開けて一旦症状は治まるが、腹腔にも液体がたまり始めていた。ハウスは液体がたまる前から硬膜が脳から緩んでいた事に気づき、脳腫瘍を疑う。しかし、生検の結果、ガンではなかった。ハウスは胃の腺がんを疑って生検を行うことにする。No.13は引き留めるためにハウスがチケットをキャンセルしたと疑って、抗議に来る。カディはキャンセルしたのはフォアマンではないかと言う。検査の結果胃がんでもないと判るが、患者はまた発作を起こし、キャメロンは発作は腹痛の形で前からあったのではないかという。ついにハウスが直々に診察することになったが、今度は全身に発疹が出ていた。それを見て、ハウスは不治の病であるデゴス病と診断し、余命幾ばくもないと告知する。チェイスがディバラとは他人のサンプルを偽った血液検査では、キャメロンが採取した本人の血液のコレステロール値が大きく違い、チェイスとフォアマンは頭を悩ませる。嘘に嘘を重ねることが許せなくなってきたフォアマンは、カディに検討会は嫌だと伝えるが、カディはまるで気にしない。行き詰まってチェイスはカディに真実を話そうとするが、病室から呼び出しがあった。ランドルはカルマを変えるのだといって、財産を全て手放してしまう。ウィルソンのところに抗議に来たNo.13に、ウィルソンはチケットをキャンセルしたことを認め、人間関係を築きつつあるハウスのためにも、病院に残るよう説得を続けるが、No.13は聞き入れず旅立ってしまう。ウィルソンはハウスにNo.13に話を合わせたと報告する。キャンセルしたのはやはりハウスだったが、仕事に戻って欲しいというのではなく、あくまで本人のためだと言う。ハウスはウィルソンと話していて、デゴス病ではないと気づく。病名は抗リン脂質抗体症候群で、治療の結果、患者は改善する。ハウスはフォアマンたちの「異変」に気づき、チェイスに危機を救うメモを渡す。ディバラの担当医がクロムの投与を行っていた証拠を掴み、コレステロール値の違いの説明がつくという。ランダルは破産してしまうが、それでも息子を取り戻して幸せそうだった。無事、フォアマンらは症例検討会で発表する。ハウスがすっかり控えめで良い人になってしまいましたね。チェイスに「殺人より診断ミスの方が怖い」とは、憎い会話でした。確かに聞き捨てなりませんが、あくまでも医師としては、ということなのでしょうね。フォアマンとチェイスがこそこそするので、キャメロンも何か気づいたようですが、そこを今回は乗り切ってしまった。(爆)患者はすでに遠い異国の土となっているので、今回の件は後で蒸し返される事はないのでしょうね。でも、独り寝が続いているのはもしかして、夫妻の関係の未来を表しているのかも?そして、No.13とフォアマンの関係を心配して?ハウスらしい妨害作戦をしていましたが、あと一息、「君が必要だから」とは言えないハウス。ウィルソンの解説になるほどと思いました。免許を取り戻しても、自分がリーダーになるつもりはなくて、そうだとしても実質チームを操り続けるのはハウスだとチェイスに指摘されて、まんざらでもないハウス。次週からはそんな感じで正式復帰するのでしょうか。
August 11, 2011
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今回はCSIにあったようなエピソードでしたね。ヴァーチャル・リアリティをSVUに持ち込んでみました、という試みなのでしょうが、かなり盛りだくさんでしたね。ラストは予想通りでしたが。高校生のクリスティが姉のボーイフレンドにレイプされたと通報があり、SVUが現場で話を聞く。クリスティの姉レイチェルのボーイフレンドのダンには睡眠障害で寝ている間にセックスをするという性癖があり、全く記憶がないという。レイチェルはいつのまにか姿を消しており、それでクリスティが被害にあった。ノヴァク検事補は法律上、ダンには罪を問えないという。ただ、レイチェルは状況から誘拐されたと考えられる。姉妹の父親がテレビで、レイチェルの失踪について報奨金を支払うと言ったため、レイチェルの友人から情報が入る。レイチェルはヴァーチャル・ワールドのAYで、14歳の売春婦のアバターを作っていた。レイチェルのアバターは人気があり、常連客がたくさんいたことから、SVUはゲームの開発者ウィントンに協力を仰ぎ、接触したことのあるアバターの個人情報を手に入れる。レイチェルのアバターにはストーカーがいて、現実世界でも最近身の危険を感じているとブログに書いていた。そのストーカーらしきアバターを持つのは、トビン・ウィリスと判るが、本人はゲームのことは何も知らないと言い、犯行時のアリバイもあった。何者かにクレジット情報を盗まれ、勝手にゲームでプレイしていたと思われる。ウィリスのアバターと接触したもう一人のアバターは、希少本の書店に勤めるネスター・ブキャナンと判る。実はウィリスはネスターの店で本を購入していた。ネスターを逮捕して話を聞くが、ウィリスとAYの事を話したことはないという。SVUは店主のクーパーがウィリスのクレジット情報を盗んでプレイしていたと考え、クーパーの店に向かうが、クーパーは姿を消していた。ただ、現場には貸倉庫の鍵が落ちており、現場に向かうがレイチェルの姿はなく、警察に宛てて「放っておいてくれ」と書かれた手紙があっただけだった。クーパーの家の家宅捜索で、レイチェルのアバターにそっくりな女性の写真を見つける。残されていた電話番号などから、ウィリスの名前で倉庫が借りられていることがわかったため、現地に向かうと、そこには薬物を打たれてベッドに縛り付けられたレイチェルがいた。自宅から連れ去られ、覆面をした男にレイプされたが、犯人に結びつく指紋やDNAは残されていなかった。ただ、犯人は「山小屋」に連れて行きたいと言っていたという。クーパーの自宅から見つかった指紋は、25年前に15歳の少女ローレンを誘拐した罪で逮捕されたグレゴリー・サールのものと一致した。ローレンは失踪したままで、サールは有罪となり刑期を終えた。逃走したクーパーを手配していたところ、カナダ行きのバスに乗り込もうとしているところを逮捕する。しかし、レイチェルは薬物が原因で死亡してしまう。クーパーは全てネスターが犯人だと主張。ローレンについて話を向けると、ローレンとは愛し合っていて隠れ家にいるという。この場合も、ローレンの遺体が見つからないと起訴することが出来ず、クーパーは釈放されてしまう。もしクーパーがAYで願望を満たしているとしたら、ヴァーチャルの山小屋があるに違いないということでやはりゲーム内に山小屋を持っており、そこにローレンに似た少女がいた。現実の山小屋はゲームの地勢と似ていた場所にあると考え、形の似た湖の近くだと突き止める。しかし、クーパーは再び国外逃亡を謀る。間一髪山小屋を見つけたところ、そこに25年間クーパーを待ち続けたローレンがいた。ローレンは両親から逃れるためにクーパーに助けを求め、本当に愛し合っていたという。そしてクーパーが刑務所から出て戻ってくるのを待ち続けていたというが、この場合もクーパーを起訴する理由が見あたらない。SVUはローレンとクーパーを面会させたところ、すっかり年を取ったローレンを見てクーパーはもう愛していないと突き放す。レイチェルの話を持ち出したローレンに、クーパーはアバターなら年を取らないと言いレイチェルを誘拐した事を認めてしまう。ただ、レイチェルはローレンのように自分を愛してくれなかったので、拘束する必要があったという。相変わらず、レイク刑事が良い味を出しています。冒頭のレイプ事件はいらなかったんじゃないの?、と思ってしまいましたが、まあ、SVUらしいスタイルとも言えますね。それにしても、当時の流行のヴァーチャル・リアリティに性犯罪者が妄想を重ねて犯行に至る、というのはちょっと無理っぽい展開だったかも。まず、出所した時に山小屋に行ってショックを受けるというのが順序でしょう。そして、ヴァーチャル・ワールドにいる限り夢は壊れることがないのだから、犯行は防げたのでは。ヴァーチャルリアリティで作られた映像から、実際の山小屋を見つけ出してしまうという強引さも、ちょっとBONES的だったですね。(笑)寝ている間にレイプしても罪に問われない、というのは困りものですよね。
August 9, 2011
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『新庁舎』新シーズン。シーズン6になって、重大犯罪課が最新装備のあるビルにお引っ越し、というちょっとしたことが、「クローザー」らしい笑いをもたらしてくれました。(笑)まあ、タオとバズは別として、ブレンダのチームメンバーはアナログ人間と言えるでしょうね。でも、特にブレンダは「犯罪捜査に最適」というようなお仕着せのスタイルは嫌い。自分のスタイルを貫きたいわけですね。住宅リフォーム業者のビービが自宅の屋上で狙撃されて落ちて電線に引っかかっている状態で見つかる。撃たれたのは夜中と思われ、屋上には望遠レンズ付きのカメラが設置されていて、ビービは何かを撮影していたようだった。実は殺される前夜、ビービは人妻のシェリーと浮気をしていて、シェリーの夫ケイレブは出張中だったという。シェリーはもうすぐ夫が戻ってくるので早く帰宅したいと訴える。ケイレブはビービにテラスの改修を依頼しており、ビービが覗いていた望遠鏡からは、シェリーの自宅が見えた。すでにケイレブが帰宅していたので、チームは引っ越ししたばかりの新庁舎の取調室で話を聞く事にする。しかし、ブレンダはマジックミラーに仕切られたスタイルの取調室では調子が出ずに、ケイレブの自供を得られない。ケイレブは妻の浮気を知っているようだったが、犯行時のアリバイがあった。凶器は最新式のM110ライフルで、ケイレブの自宅を捜索したいが令状が取れない。ブレンダはビービの会社の従業員ポールとメラニーの夫婦から話を聞く。ポールは学生時代からビービと親しく、彼について良く知っていた。ビービは女癖が悪く、シェリーの浮気は従業員にも知られていたという。メラニーはビービの不倫のせいで顧客を失ってしまうのが許せないという。会社では、最近リフォーム先の家から電化製品などの盗難が続いているという。シェリーは浮気を知られて夫を恐れ、警察で身柄を保護することになった。狙撃犯人がケイレブの自宅から撃っただと見なされ、令状が出て家宅捜索されることになったが、銃を乗せるマウントは見つかったものの、肝心の凶器が見つからない。ブレンダの話を聞いてフリッツは、どうして犯人は朝の4時にビービが屋上に上がる事を知っていたのかという。押収されたビービのPCには趣味の天体観測の写真が多く、殺害された時間帯は、昨今の電力不足による輪番停電で、ちょうど停電だった。ブレンダはシェリーに隠しカメラを付けて、自宅に戻ってもらうことにする。先に戻っていたケイレブは、シェリーに襲いかかり殺そうとしてしまう。待機していたチームはシェリーに対する殺人未遂でケイレブを逮捕する。しかし、ブレンダはビービの殺人はケイレブではないのではないかという。実は、4ヶ月前に仕事を請け負っている工事先からM110ライフルが盗まれたという届があった。他にも電子レンジが盗まれており、ビービはPCのパスワードを付き合っている女性の名前にしていて、シェリーの前のパスワードは「メラニー」だった。捜査班は盗難後にビービが仕事をした家から電子レンジを見つける。新たに尋問室を作り直したブレンダは、今度はいつものように容疑者を自供に持ち込む。ポールはメラニーとビービの不倫を知っており、ビービがシェリーと付き合いだしたのを知れば、メラニーがビービを諦めると考えていた。しかしビービは悪びれる様子もなく、シェリーを誘うと言われて、ビービを殺してケイレブが疑われるように工作した。ポープはブレンダが今までのように犯人を自供に追い込み、喜ぶ。LAPDの本部長が引退するので、ポープは次期本部長になることになった。新庁舎に移ることになって、テイラー警視正の部屋がないものだから、気の毒にテイラーは荷物を持ってうろうろしている。気の毒だから会議室を間借りさせてあげることにした。ところが、よく調べてみると、ビルを設計をした時には、重大犯罪課はまだ存在せず、本来その会議室がCommander in Charge、つまり各部門の長であるテイラー警視正のものになるはずだった。でも、大きな顔をされると困るのでこれを内緒にしておくことに。ブレンダにも。粋な計らいですね。(爆)さてさて、居心地の悪い新オフィスをどうやってカスタマイズするのか。プロベンザがなじみのある机をわざわざオークションで買って持ち込んだ、というのが面白かったですね。ブレンダも山のような荷物があって、それが収まりきれないので自宅に山積みになっていたり、また、箱一杯のスウィーツをどさっと新しい机の引き出しに入れたり、と小ネタで笑わせてくれました。でも、やはり遺体を上から下ろすのにシェリーに見せないように、プロベンザとブレンダがごまかすところが良かったです。(笑)それにしても、最近「輪番停電」がドラマで扱われることが多いですね。「クリミナル・マインド」しかり、NCISは事故による停電でしたが、この手のネタは日本では放送できない局もあるようが、LaLa TVは放送してくれて良かったです。アメリカでは停電になることは珍しくないのですね。ポープの「俺は太ったか?」というのは、中の人のジョークなのでしょうね。頂点に上り詰めたことで、ポープとの関係もまた変わるのかも?
August 8, 2011
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『チャイルド・プレイ』季節感はずれますが、感謝祭エピソードですね。期待を裏切らない、ハートウォーミングなサイドストーリーでした。冒頭に出てきたかわいい少年はBONESのパーカー君ですね。ギブスの父親役のRalph Waiteは、BONESではブースの祖父役で、2つのシリーズにはちょこっと関連があります。(笑)クワンティコの近くのトウモロコシ畑で、かかしに括りつけられたトレバー・ロザダ上等兵の遺体が見つかる。他の場所で撃たれ、片手を切り取られた上、ギャング団のマークが彫り込まれていた。ロザダは元そのギャング団のメンバーだったという。ロザダの仕事場は、軍の戦略分析を行うサトラー研究所で、そこでは頭脳明晰な子供たちがゲームの形で戦略を分析していた。ロザダは子供たちの警護を仕事としており、特にその中でアンジェラと親しくしていたという。ロザダの車は故障するように細工されており、携帯には元ギャング仲間のエディから何度も連絡が残されていた。エディはロザダと確執があったことは認めるが、殺害時のアリバイがあるという。研究所の監視ビデオを確認すると、何者かが切り取ったロザダの手を使って侵入し、アンジェラの部屋に入っていた。ギブスはアンジェラの部屋にあった携帯の動画を確認して、壁からアンジェラが作ったコラージュ画2枚がなくなっていることに気づく。ギブスはダッキーにアンジェラの精神鑑定を頼む。頭の良いアンジェラは質問を上手くかわし、何かを隠しているようだという。エディがNCISに現れ、実はロザダからアンジェラが危険だと助けを求められていたという。アビーがコラージュ画を解析し、暗号を使って「泉の女」の死をテーマとした詩と、電波妨害信号をコラージュ画として表現していたという。この妨害信号は海軍や海兵隊が使っており、機密情報だった。アンジェラは外部にそれを持ち出して売るつもりだったのか?中国では妨害電波のコピーが闇取引されているという情報があり、NCISが調べていた。アンジェラの母親の銀行口座を調べたところ、最近大金が振り込まれていることが判った。怪しいのは軍需会社のC10ダイナミクスで、営業担当のデブラ・ダルトンは、サトラー研究所のコーディネーター、クリスタ・ダルトンの妹だった。NCISはアンジェラが危険だと考え、ダッキーの家で保護することにする。アンジェラの母親は、アンジェラへの報酬としてC10ダイナミクスから金が送られてきている事を認めるが、殺しとは無関係だという。しかし、デブラが研究所の近くで溺死体で発見される。アンジェラはジヴァの一瞬の隙を突いてダッキーの家から逃げ出す。クリスタはデブラが恋人を怖がっていたと言い、中国には古いゲームのシナリオを売っただけだという。協力している子供たちの報酬が少ないので、それに売り上げを分配しているという。ダッキーはアンジェラが母親をかばっていると見て、NCISはアンジェラの自宅に向かう。一方、デブラとロザダの遺体から油絵絵の具の成分が検出され、子供たちの戦略分析プログラムの責任者ノーベルに疑いの目が向いた。アンジェラは自宅で待ち構えていたノーベルに捕まり人質にされるが、現場に到着したNCISチームがノーベルを倒し、アンジェラを救う。ノーベルはロザダやデブラに侮辱されたのが殺害の理由だという。NCISチームはダッキーの家で感謝祭のディナーを楽しむ。エディ役のFrancis Capraは「ヴェロニカ・マーズ」のウィービルですが、彼もBONESに出ていましたね。(笑)犯人はすぐわかってしまいました。それでも今回は子供がメインなので、無口なギブスとの組み合わせがとても生きます。カップケーキをパクつくギブスに萌え。それにしても、アンジェラは本当に頭の良い子でしたね。科学知識も詳しいので、本当はアビーと組み合わせても良かったかも。そのアビーが、他のメンバーは断ってばかりのダッキー家の感謝祭ディナーに出るため、まじめに取り組んでいるのが印象的でした。グレイビーソースの実験室での合成など、彼女らしいですよね。ギブスは毎年、この時期はどこかに姿を消しているらしい。家族が集い、食べ物に感謝する催しなので、これまでの彼の立場では辛かったのかも知れない。でも、今年はチームが一つ場所に集まって同じ食事を楽しむのですから、ギブスの心にも何かしら変化が起こったのかも知れないですね。最後は本当に心が温まるシーンでした。ところで、すっかり私用に使われている検死室の遺体置き場。(爆)毎回キレイに殺菌されているので食べ物入れても大丈夫なのですね?それとも、あれは永久に食べ物専用?(笑)
August 7, 2011
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内容が盛りだくさんで、十分に楽しめたのに、これは前編ですか。ハリウッド・サインや、ハリウッドボウルなど、いつもよりLAを意識したシーンが出てきてそれも楽しかった。次週が待ち遠しいです。スイスの古美術商でLAに住んでいるセバスチャン・レンナーがハリウッド・サインの近くで襲われ殺される。レンナーは闇で武器を売買していると言われており、殺害した2人組の犯人は何かを探していたようだった。ヘティはレンナーについて、冷戦時代からの武器商人について情報が書かれた黒い手帳を持っているので、早く手に入れるように命じる。レンナーの自宅を探ったサムとGは、レンナーがインテリア・デザイナーのサンダー・リーと恋人関係にあると知る。リーの職場に向かったところ、レンナーを襲った犯人がリーに薬を打って秘密をしゃべらそうとしていた。リーはかろうじて助かり、犯人を撃って捕らえる。犯人の身柄はドイツの諜報員で、未だに手帳は手には入っていないようだ。ヘティはとある介護施設にバーンストロム・コールという老人を見舞う。コールは旧東ドイツのスパイで、国際的な秘密工作の情報を記した手帳をレンナーに手渡した張本人だった。レンナーは手帳を引き替えにコールをアメリカに密入国させ、ヘティはコールの妻としてコールを施設に監禁した状態だった。コールは脳卒中を起こして体が不自由で、アルツハイマーの疑いもあったが、ヘティは長年コールから情報を得ていたという。ヘティはさらに情報を得るために、サムとGにコールを尋問するように命じる。コールはヘティ(シルビア)に撃たれて体が不自由になり、シルビアとはやり残した仕事があるので、それを条件に話すという。ディークスとケンジーがレンナーの自宅を捜索中に、NSAを装ったフランスの諜報員が現れる。彼らもまたレンナーの手帳を狙っていた。ヘティは単独でリーの仕事場を探っているところを、サムとGに見つかる。Gはヘティとコールには因縁があるのではないかと迫るが、ヘティは国家を守るという使命のためであり、手帳の情報は絶対に明らかにされてはならないという。レンナーの持ち物を調べたところ、アンティークのしおりに付いている拡大鏡入れに、辞書が埋め込まれており、そこに「マイクロドット」という方法で文書が埋め込まれているという。レンナーはこの方法で情報を隠したと思われるが、手帳の情報はどこにあるのかは、全ての文書を調べなくてはわからない。チームは時間稼ぎに手帳が売りに出されたという情報を流し、海外の諜報員をあぶり出すことにする。ヘティはリーの職場に残されたメモから、古い同業者のマティアスという男と会う。マティアスはヘティが殺したはずの裏切り者のコールが生きているという情報を手に入れ、ヘティの命と引き替えにコールを手渡すように脅す。そこにヘティを追ってきたチームがマティアスを撃って、ヘティを助ける。ヘティはコールに会いに施設に向かうが、コールと職員の女性が何者かに撃たれて死んでいた。(続く)もう華麗なるヘティの諜報員時代のあれこれが出てきて、どれだけ凄腕だったのかと、妄想が爆走します。(笑)数々の偽名を使い分け、世界中を股にかけて国家のために命を賭ける女。たくさんの殺しを見てきたが、今は時代も人も違う。若い部下は自分を仲間だと見てくれる。「バーン・ノーティス」のマイケルと対決させてみたいですね。(爆)どうやらマティアスという男は元東ドイツのスパイなのでしょうね。ウィーンで出会った時の名前ヘルタを今も使って、お互い任務のために接触していた。マティアスにとっては敵だったけれども、妙に親近感もあったのか。カレンじゃないけれど、長年コールを大切にしているところなど、何か個人的に意味があるのではないかと思ってしまいますよね。しかし、ヘティはぶれませんね。さすがプロ、さすがベテランです。しかも、今も現役。この先、手帳を巡って次々とスパイが送り込まれてくるのでしょう。ヘティもコールの居場所を突き止められたということで、危険が及ぶかもしれない。冒頭の心拍センサーが後編で使われるのでしょうか。それにしても、心拍数46て。(笑)ディークスはドイツ語が出てくる度に「gesundheit(お大事に)」と言って睨まれたり褒められたりで、面白かった。あとパスワードの「腸卜者(Haruspex)」て、すごいマニアックだな~ヘティ世代の大人のスパイは、やることがいちいち凝っています。
August 6, 2011
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ゲストに超大物、ジェームズ・アール・ジョーンズが登場。ほとんど寝たままのシーンでしたが、さすが貫禄があるな~ところで、今回のテーマは医師の倫理を問うというレベルを越えて、人類に対する罪を裁きたいという感じで、ちょっといつもとは雰囲気が違いましたね。そのためにもあえてハウスが直接手を下さないのかなと思いました。やはりルワンダ虐殺を意識したのでしょうね。国連に招かれたアフリカ某国の大統領ディバラが血を吐いてプリンストン・プレインズボロで診察を受けることになった。独裁者ディバラは国内の特定の部族に対して虐殺を行ったと言われており、プリンストン大に在学している息子は会いに来た父親に会おうとしなかった。フォアマンは恋人のNo.13とタウブがいなくなったため、元同僚のキャメロンとチェイスに手伝って欲しいとカディに頼む。ハウスは医師免許を取り戻すまで、患者とは直接関わらないという立場で、診断に加わることが認められた。ハウスは暗殺も考えてダイオキシンを盛られたのではないかと言い、フォアマンは検査を進める。同居しているウィルソンの様子が変だと気づいたハウスは、階下に住む元軍人から苦情が来ていると知らされる。その男はベトナムで腕を失った英雄で、気むずかしいらしい。病院にディバラのために妻を惨殺されたという男が現れ、チェイスにディバラを治療するなと迫る。ディバラが心臓発作を起こし、ハウスはラッサ熱ではないかと言うが、チームは患者が流行している国に行ったことがないなどと反論。一方、ディバラの取り巻きは、自国の被弾圧部族の女性を連れて来て、ラッサ熱に罹ったことがあるので血液を採取して治療に使って欲しいと申し出る。キャメロンらは家族の命を脅されているのではないかと疑うが、カディは採取を認める。先ほどディバラを治療するなと言った男が病室に入り暗殺しようとするが、護衛に遮られる。男は実は命令されて自分が妻を殺したと告白する。患者の目が充血していたことから、チームはリンパ腫を疑い治療を始める。ディバラはチェイスに部族虐殺は国内に秩序をもたらすためだったと説明し、そのために雇った者たちがやり方を間違ったと認める。キャメロンはチェイスにこのような患者を救う価値があるのかと問う。フォアマンは解雇した事でNo.13との関係が終わりそうになる。いったんはよりを戻そうとするが、首にしたのは間違っていなかったとあくまでも意見を変えないフォアマンに、No.13は立ち去ってしまう。生検の結果リンパ腫ではないことが判るが、キャメロンは側近にディバラが回復の見込みがないと告げる。階下の男が気になって仕方ないハウスは、あれこれ調べて男が嘘を付いているという。しかしウィルソンに諭され、謝罪の手紙を書いたところで偶然男の部屋を見て、やはり嘘つきだと確信を持つ。男はカナダ人でカナダはベトナムに参戦していなかった。そのことを直接伝えると、男は和平協定を結ぶときに派遣され、地雷を踏んだ子供を助けるために腕を失ったと説明する。ハウスは男から不法侵入で訴えられるが、ウィルソンの家から離れたくないため、男を誘拐して箱に鏡を設置した装置で26年間消えなかった幻肢痛を治療して感謝される。ディバラの症状について、ハウスは強皮症を、フォアマンはブラストミセス症を主張し治療法でチームは対立する。キャメロンは注射器に空気が入っているとディバラに指摘され、殺すなら殺してみろとすごまれる。キャメロンの考えで改めて抗体検査をしたところ、強皮症と確定したのでフォアマンは治療法を変える。しか、その後容態が悪化しディバラは死亡してしまう。ハウスは最後まで病因が判明しなかったことで、フォアマンに死体安置所に忍び込んで検体を手に入れるように命じる。しかし、フォアマンはチェイスがディバラのサンプルを偽っていたことに気づく。チェイスはディバラを救えば罪のない大勢が殺されることになると答える。もし、検査ミスを発表するとディバラは殉教者になり、虐殺は続く。フォアマンはチェイスの行動をもみ消すことにする。久しぶりにオリジナルのチームが再結成でしたよね。(涙)キャメロンは常にチームの「良心」ですから、彼女がいかなる理由であれ、積極的に患者を殺すのは変ですよね。そして、これまで悪人、犯罪人に対しても治療するかどうかよりも病名を明らかにしたいというハウスの元でチームは動いてきた。ハウスはさすがにベテランですから、こういったジレンマも乗り切ってきた事でしょう。それがフォアマンにリーダーを明け渡したことで、多少倫理の問題に医師たちが揺れ動いたということでしょうね。キャメロンにディバラが「俺を殺せるのなら殺してみろ」と迫ったことが、チェイスが一線を越える事を後押ししたかもしれません。それまで、ディバラの悪魔の行状が意識的に織り込まれましたので、チェイス目線で見るとそれが正義になったのかも。ただ、途中で独裁者の孤独というのか、多少の言い訳がましいものがディバラの口から語られ、不仲だった息子も最後には父親に会いに来ていましたし、チェイスの早まった行動が本当に正しかったのか?という印象にもなりました。ところで、チームの「独裁者」となったフォアマンは、信念を貫き通す事ができなかったわけですね。愛する恋人のことは自分の意見を通して、間違っていないと譲らないのに。このカップルが別れるのは残念ですが、彼女にはまた復帰してもらいたいです。そして、ハウスにはこれまでにない「我慢」や「忍耐」が見えますね。免許を取り戻すとまた元に戻るのかも知れませんが、やはり一皮むけた印象がします。フォアマンに疎まれながら、ジェスチャーで明るく参加しているのが面白かった。(症)下の階の男に対しては、好奇心旺盛なのは変わらず、嘘を付いている奴はそれを暴いてやりたいという欲求で動いていたと思われますが、本当に失った腕の痛みで苦しんでいる元兵士にはまるでデクスターのように鎮静剤を注射して「誘拐」してしまう。それは自分のためでもあり、彼のためなんですよね。(爆)鏡に健康な方の腕を映して、まるで両方の手が戻ったように見せる療法というのは、栗本慎一郎さんも行ったものですよね。理由はともあれ、ハウスらしい方法で事態を切り抜けたのが良かったなあと感じました。これからはちょっと力を抜いたスタイルを期待したいです。一方、チェイスは今後大丈夫なのか。キャメロンと幸せそうなだけに、心配です。
August 4, 2011
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新シーズンプレミアにふさわしく、SATCのミランダ役で知られるシンシア・ニクソンが登場。同じNYですもの、これまで出ていなかったのが不思議。とにかく、圧倒的な迫力で最後まで目が離せませんでした。本当に凄かった~クレイゲンは部下の不始末のため、一時的に刑事部長室付きとなり、マンチが巡査部長に昇進してSVUをまとめることになった。精神科医のアナ・ヤングという女性がSVUを訪れ、患者のジャニス・ドノバンが1歳の娘エイプリルを虐待したらしい、と報告する。すぐさまジャニスの家に向かうが、そこにはエイプリルはおらず、何とジャニスはアナ・ヤング本人だとわかる。ヤングの残した名刺から、身元を辿ると、ジャニスは精神科のカーライル医師の患者で、博物館で働くクモの研究家だと判る。ジャニスの家のベビーシッターに連絡を取ると、自宅にはジャニスの代わりに、ロシア人のペトラという女性がいたという。ジャニスの言動には不可解な点が多いという証言があり、クモを採取中のジャニスを発見するが、ジャニスは自分のことを6歳のタミーと名乗り、エイプリルはバートという男に奪われたという。ホワンは、ジャニスは多重人格の症状を見せていると言い、幼児期に性的虐待を受けた可能性があるという。ステイブラーは「多重人格説」を信じようとしない。今度はドリーという人格が現れて、ステイプラーに色目をつかう。マンチはエイプリルを救い出すため、情報を公開し、主治医のカーライルに催眠術をかけさせ、バートについて質問すると、突如、ジャニスはバートになりかわり、暴れ出す。ジャニスは他の人格になっている間の記憶はないという。やがて、ジャニスの妹キャスが警察を訪れ、エイプリルを預かっているという。実はエイプリルはキャスの娘で、キャス本人が刑務所に入っている間、ジャニスに預けていたのだという。しかし、ジャニスはヤング医師に戻り、まるで他人事のようにジャニスについて語る。キャスによると、2人の姉妹は幼い頃父親に性的に虐待されていたと話す。エイプリルの無事が確認され、ジャニスの人格が戻ったため、カーライル医師は帰宅しても良いという。SVUとしても、これでは事件にはならない。しかし、ジャニスの両親が就寝中に射殺されるという事件が起きる。凶器のライフルにはジャニスの指紋が付いていた。そのころ、ジャニスはステイブラーの自宅にナイフを持って現れ、自分はドリーで、ステイブラーに誘惑されたと妻に迫る。オリビアが背後からジャニスを押さえるが、ジャニスは両親を殺したのはバートだと主張する。精神鑑定の末、ジャニスは裁判に耐えうるとして、ジャニスは起訴されるが、弁護士は別人格が殺人を冒したとして、無罪を主張する。ジャニスも両親を殺した事を何も覚えておらず、証言中にバートが現れて混乱し、結局無罪となってしまう。ノヴァク検事補はキャスが刑務所で、多重人格と刑事責任に関する法律雑誌を読んでいたことに気づき、同房だった受刑者から情報を得る。姉妹は共犯で実際に両親を殺したジャニスが無罪になっているため、SVUはキャスを殺人の共犯者として逮捕する。キャスは「The 4400」でリリー役だったLaura Allenでした。それにしても、最後の最後までジャニスが詐病しているとは全く思いませんでした。シンシア・ニクソンの5人を演じ分ける「別人」ぶりがものすごかった。さすがです。特に、キレたバートに変わるところは背筋がぞっとするくらいの迫力。あ~こわかったよ~(泣)姉妹は、父親にレイプされる経験を共有し、たまたま刑務所に入っていたキャスが知恵を付けて、長年の恨みを晴らしたわけですね。最初にホワンが被虐待児症候群と決めつけたために、こちらもすっかり騙されてしまいました。ドリーがステイブラーの妻を傷つけなかった段階で、気づくべきでしたね。あの主治医の先生も、騙されて真実を見抜けなかった。まあ、しかたなかったか。ところで、ステイブラーはあれから家族と一緒に暮らし始めているのですね。今回の事件で元に戻った関係が壊されなければ良いけど。ところで、マンチがリーダーになったかと思ったら、すぐにクレイゲンが戻ってきてしまいました。もう少し管理職をさせてあげたら良かったのに。(笑)これからはフィンも「サージ」と呼ばなければならないのですね。
August 2, 2011
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