(昨日の記事で27日までの行程が終了。ここからは28日に入ります。)
ホテルを朝8時5分出発。千代川に向かう。千代川は鳥取市街の西を流れる大川にて、これまで走った袋川や旧袋川はこの川の支流である。砂丘トンネルの先を起点とする因幡自転車道はこの川の河川敷を南(上流)へと続く。
千代大橋で河川敷道路に入る。
(因幡自転車道。千代大橋の上から。)
地図でよく確認しなかったのが間違いのもと。
上の写真の川は旧袋川で、千代川は写真の白い工場建物の向こう側を流れているのでありました。千代大橋の少し下流で旧袋川は千代川に合流、千代大橋は両方の川を跨ぐ形で架かっているのでありました。自転車道は千代大橋の少し上流側の古市橋を渡って千代川右岸の河川敷へと続いていたのだが、それに気付かず直進。旧袋川の河川敷道を走り続けていたのでありました。やがて工事中通行止めの看板。引き返すこととなり、そのまま河口まで走ることとする。
今回は時間の関係もあり、因幡自転車道走破は元々考えていなかったので、これでよしです。全体走破は次回のお楽しみにとって置くことと致しましょう(笑)。
(この先で工事中。引き返すことに。)
(引き返しています。千代大橋が見えて来ました。)
(千代川緑地付近。下流の赤い橋が八千代橋。)
(ススキの穂も高々と風に揺れて・・)
(千代川河川敷の道)
前方の小山の処で袋川と千代川が合流しています。小山の下に鳥取県警の白バイ訓練場があります。
(千代川・袋川合流点。袋川河口に架かる新浜坂橋の上から。)
(千代川河口付近)
(海上保安庁のボートが何やら調査をしているよう。)
海上保安庁ということは、ここはもう海なのであるか。河口付近の川と海の境界には何か基準となる区分があるのだろうか。
川についても右岸・左岸の別は上流から下流を眺めて右が右岸、左が左岸と呼ぶことになっているが、時々これを逆に考えてしまうことがある。
月は月の沈む時に弓と弦が上か下かで区分、弦が上になっているのを上弦の月、下になっているのを下弦の月という。月が出る時の形は逆になるので、東の空では上弦の月は弦が下に、下弦の月は弦が上になっているので、名前とは反対の形になる。
日常生活と関係のないこういう区分は時々思い違いしたりもするのであるが、海と川の区分、海と陸の区分、沼、湖、池の区分なども同様でありますな。
(千代川河口)
(河口の突堤の先から海を望む。)
川と反対の方向に目をやると・・海。海の向こうには砂丘が見えている。


因幡の海 とどろ寄す波 白波の
間なくしわれは 思ひつつぞ居り (偐家持)


テトラポットに波が砕けて白い飛沫を上げる。波は次々と寄せて来る。昨日よりも波は大きいような気もする。



白波の向こうには駟馳山も見えている。


砂丘も見えている。
昨日、海を眺めた場所はどの辺りかと眺めやるが、よくは分らない。昨日と反対の角度から砂丘と波を見ていることになりますな。
砂丘の向こうに見えている山の一番高いのが摩尼山であるのだろうか、右手の山は本陣山かなどと思いつつ、眺めを楽しんでいました。

朝日に海面が明るく輝き、眩しい。


こういう景色を眺めていると、大伴家持が「新たしき・・」の歌以外に、この地で歌を残さなかったのは、返す返すも残念なことであると言わざるを得ませんな。
来し方は 遠くぞなりぬ 因幡なる
海ゆ青波 砕けて散れる (偐家持)


海と波とを、飽かずもや、ひとしきり眺めてのち、駅前に引き返すことに。
(千代川河口付近)
袋川との合流点から、袋川沿いの道を走る。
(袋川。丸山付近)
(袋川沿いの桜並木の道)
正午前に駅前到着。ホテルに預けてあった荷物を受け取り、トレンクルを宅配便で送る。駅前で昼食を済ませ、特急「白兎」で帰阪の途につく。
(白兎海岸には立ち寄らなかったので駅南口前の像で代用です。)
(鳥取駅ホーム)
以上にて、鳥取銀輪散歩完結であります。懲りずお付き合い下さった皆さま、どうも有難うございました。再見。
<追記・注>
上掲の「千代川河川敷の道」の写真が横倒しになった歪んだ画像になってしまっていたので、2020年10月27日これらを復元修正しました。
●
過去記事の写真が歪んでいたりすること
2020.10.12.
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