第89回智麻呂絵画展
智麻呂絵画ファンの皆さま、長らくお待たせ致しましたが、本日第89回展を開催させて戴きます。皆さま多数のご来場お待ち申し上げます。
<参考>他の智麻呂絵画展は下記から。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
(谷中の菊)
これは東京ご在住のリチ女さんからの贈り物。
智麻呂氏としては二度目の小菊挑戦でありますが、何度も下書きを重ねてやっと完成したという、時間も労力も相当に費やした力作であります。花のひとつひとつの濃淡の微妙な違いを描き分けるという、丁寧且つ緻密に描かれた傑作であります。
<参考>昨年の「谷中の菊」( 第66回智麻呂絵画展
参照)
万葉に登場する「百代草」は諸説あって、ツユクサ、ヨモギ、リュウノゥギクなどとする説と共に、ノジギクという説も有力説としてある。
父母が 殿の
後方
の
百代草
百代いでませ わが
来
るまで
(
生玉部足国
巻20-4326)
(父母が住む建物の後ろに生えている百代草。その花のごとく
百歳までも長生きして下さい。わたしが帰って来るまでは。)
朝の散歩で拾い集めた落ち葉。この季節には必ず登場する智麻呂氏定番の絵のひとつでもあります。
(エリンギ)
エリンギも、「食材にするはしばしぞ待て」との智麻呂様のお達し。恒郎女様のお料理のお献立も、このお達しによって、内容を変更するか、調理開始の時期を遅らせるかしなければならないという次第(笑)。
えりんぎの はごたへもよし あきたけて
ほどほどさむき かぜのなほよし (偐家持)
(五智果)
これは、八尾市の老舗菓子舗、桃林堂の砂糖漬菓子、五智果です。偐山頭火氏の手土産であります。
口直しならぬ「筆直し」にせよとて、上の「谷中の菊」と格闘されていた智麻呂さんの許に、お持ちになったようだが、その効果があったのか、その後に小生がお訪ねした時には、見事菊はもう完成していたのでありますな。
それもその筈、「智」が5人助っ人に来て「六地蔵」ならぬ、「六智麻呂」になった訳ですから、はかどるのは当然でありますな。
然らば偐家持は、郎女様のために、桜林堂(?)に出向いて、「五恒果」を探して参りましょうか(笑)。
(夫婦茶碗)
これはご夫妻の金婚式を祝って、東大阪市(だったかな?)が贈ってくれたものらしい。
智麻呂の 涼しき藍に 寄り添ひて
くれなゐ匂ふ
恒郎女
(偐家持)
(カボチャ)
これは前回の絵画展に登場のカボチャが二つに切られた図です。
切った処も描いてみたい。
智麻呂氏の創作意欲が旺盛なことの表れであり、結構なことですが、恒郎女様にとっては、ラップしなければならないという訳で、手間が増えるだけのことでありまして・・(笑)。
<参考>切られる前のカボチャは 第88回智麻呂絵画展
参照
絵をはよし 恒にせかるる 智かぼちゃ
われても末に 食はむとぞ思ふ (崇徳園)
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
(崇徳院 小倉百人一首77)
(注)はよし=大阪人でない方のための注記です。はやくして、の意
はやくしろ→はやくおし→はやうおし→はようし→はよし

(キバナコスモス)
この花のことは10月20日の日記に記載して居りますので、それをご参照下さい。
<参考:「 銀輪花遍路(その11)・ザクロとサンシュユの実ほか
」
(ブルーサルビア)
この絵は智麻呂氏がデイサービスに行かれている時に、そこで描かれたもの。花はブルーサルビアだと思いますが違っていたら訂正します。
(柘榴)
これは、智麻呂氏のご友人にして智麻呂絵画のよき理解者でもある寺◎氏がお持ち下さった、同氏のお庭のザクロであります。
(おかげ芋)
これはわが地元の菓子舗、寿々屋さんの芋菓子で、秋限定の商品です。枚岡神社の秋祭りの時期になると販売されますな。鳴門金時、栗その他を材料に製造されています。勿論、材料などの詳しい内容は存じませぬが、なかなかに美味なのであります。
ということで、先般10月20日に智麻呂邸を訪問した際にヤカモチが手土産に持参したものであります。早速に絵になっていましたが、なかなかリアルに描けているので、寿々屋さんにプレゼントしたい位であります。
わがあるは 妹がおかげの おかげ芋
気取らず美味に ありてあるなれ (偐家持)
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