偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2020.08.14
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カテゴリ: 近隣散歩
先日、 2013年5月14日の記事を見返していたら、ミスタイプのあることに気づきました。
 長皇子について、「聖武天皇の子」とあったのです。勿論、これは誤りで、正しくは「天武天皇の子」です。何故、このようなミスタイプをしたのか今となっては分かりませんが、7年余も経って誤記
​に気づくとはお粗末なことです。
 通常、過去記事を読み返すことはないのですが、参考記事として引用する場合などで、偶々読み返すということも時にはある。
 今回は、甲子園高校野球交流試合の長崎・創成館高校と島根・平田高校のTV中継を観戦していて、平田と言えば、平田一式飾りの平田のことだろうと思い至り、7年前の宍道湖畔自転車道の銀輪散歩のことが懐かしく思い出され、それを確かめるべく過去記事を調べたのでした。
 宍道湖北岸の自転車道を松江から出雲まで走り切る予定のところ、思いのほか途中で時間をロスし、途中の雲州平田駅で切り上げ、同駅から出雲までは電車に乗ったので、平田という地名が記憶に残ったのだろう。
<参考>​ 松江銀輪散歩(7) ​ 2013.5.14.
 そんなこともあって、平田高校を応援していたのですが、負けてしまいました。​しかし、ブログ過去記事の誤記を気づかせてくれた平田高校には感謝であります(笑)。
 これまでに2751件の記事を書いているが、まだまだこのような誤記があるのかも知れない。ごく稀にではあるが、記事を読まれたお方から「誤記」をご指摘いただくこともあったように思う。こういうご指摘は本当に有難いことであります。
 さて、閑話休題。
 昨日(13日)は、MTBによる銀輪散歩で、八尾市の玉祖神社に久々に行ってまいりました。
 同神社近くに伴林光平の墓があるということを知ったからであります。
 「伴林」というと、当ブログの最近の記事をご覧のお方なら、あれっと思われるかも知れません。
 そうです。友人の偐山頭火氏から教えていただいた藤井寺市の伴林氏神社を訪ねたことを8月2日の記事にしています。その関係で「伴林光平」という人の名を知ることとなり、彼の墓が玉祖神社の近くにあるということを知ったのでした。
<参考>​ 伴林氏神社 ​ 2020.8.2.
    ​ 伴林光平 ​・Wikipedia

 伴林光平という人は、幕末期の国学者で、伴林氏神社のある地、河内国志紀郡林村(現、藤井寺市林)の出身で、伴林という姓は伴林氏神社に因むものらしい。まあ、それだけのことで、大伴氏や伴林氏神社と直接的な関係はないのではあります。
 彼の辞世の歌の歌碑が交野市の磐船神社にあるらしいから、次の近隣散歩は磐船神社であるか(笑)。
 ちょっと話を急ぎ過ぎました。
 昼食を喫茶「ペリカンの家」で済ませてから、午後1時半頃に出発。
 近鉄・瓢箪山駅前経由、ブロ友のひろみの郎女さんのご自宅への坂道の上り口を過ぎ、先ず立ち寄ったのは心合寺山古墳。
 心合寺山古墳に立ち寄るのは久しぶりである。

(心合寺山古墳)

(同上・但し、この写真は帰路に再度立ち寄った折に撮ったもの)
 この古墳については、過去記事で紹介しているので、今回は省略です。
<参考>​ 秋の気配 ​ 2009.8.22.
    ​ 銀輪散歩・往生院から玉祖神社へ ​ 2010.11.27.

 前後しますが、コース地図を示すと下掲の通りです。

(コース地図)
 銀輪走行コースですが、少し正確性を欠くかも知れません。
 往路は、上図に示すよりも一つ北側の道を上ったような気がしてきましたから(笑)。
 やがて急な坂道。途中からはギブアップ。押して上がるしかない。
 汗、汗、汗。猛暑の坂道。息喘がせながら上ります(笑)。
 古墳があったので、池の端で一休みです。
 水分補給。ついでに煙分も。暫し木陰で風に吹かれる。
 熱中症対策です。

(向山古墳)

(同上・説明碑)
 説明碑には「池畔に平安時代末期の窯跡があり、いまも窯の一部が遺っている。」とあるが、よくは分からなかった。

(同上)
 池の土手の小径を辿って、対岸の古墳の墳丘に行ってみようとしたが、柴や草が密に繁茂していて、進入を拒んでいる状況。墳丘を目前にして撤退であります。
 更に、更に上る。
 広い舗装道路
(八尾農免道) に出る。玉祖神社の前に続く道である。
 もうこの辺りまで来ると大阪平野は一望。
 玉祖神社に到着です。

(玉祖神社 クスノキの巨木は大阪府の天然記念物)
 玉祖神社も久しぶりである。6年ぶりだろうか。
​<参考>​ 高安古墳群めぐり(その3)・ 玉祖神社、長尾鶏、枯木アート ​ 2014.7.18.​
 能楽高安流発祥の地碑なるものがあったが、以前来た時にはこのようなものは無かった筈。

​(能楽高安流発祥の地の碑)​

(能楽高安流について・説明碑)
 駐車場にMTBを駐輪して、ひとまず拝殿へ。

(玉祖神社・拝殿)

(同上・本殿)

(同上・説明碑)
<参考>​ 玉祖神社(八尾市) ​・Wikipedia
    ​ 玉祖神社(防府市) ​・Wikipedia

 玉祖神社へは何度か来ているが、今回の目的である伴林光平墓のことは記憶にない。境内地にそのようなものがあったようには思わないが、念のためにと境内地を一回り。奥に水垢離場などあるも目的のものはやはりない。

(同上・水垢離場)
 玉祖神社の近くとあったから、やはり境内地ではないのだろう。
 MTBのところに戻ると、何羽かの鶏が闊歩している。
 伊藤若冲の絵のことなどを思い出す。

(同上・鶏)
 MTBを引き出し、神社前の農免道路に出ると道を挟んだ西側向かいにそれはありました。

(伴林光平の墓)
 道路面から一段低い場所に木立に隠れるようにして、それはあった。
 ひっそりと「目立たぬようにしています」といった風情。

(同上・説明碑)
 ミッション・コンプリート。帰途に。
 帰途は急坂を走り下る爽快な道である。
 心合寺山古墳まで走り下り、再びそこで休憩。
 水分補給・煙分補給しつつ、木陰で身体を冷やす。
 ここで、この夏初めてのツクツクボウシの鳴き声を聞く。
 来た道を逆に辿る。六万寺町に入った辺りから上り道に入り、旧春日神社本殿へと向かう。7月29日の銀輪散歩で立ち寄った際に覆屋を撮影したものの、その中に収められている本殿の写真を撮り忘れていたので、これを撮影しようとの再訪である。

(旧春日神社本殿・覆屋 2020年7月29日撮影)

(同上・説明碑 2020年7月29日撮影)
 本殿は覆屋の中。撮影が難しい。

(同上・本殿)
 離れると格子扉が邪魔し、格子の隙間からだと距離が近過ぎて本殿全体の姿が入らない。

(同上)
 施された彩色も剥落・退色し、損傷がかなり進んでいる。

(同上)
 ここの木陰で涼んでいると、近くの木からミンミンゼミの声。
 セミにも鳴き方の上手下手があるようで、このミンミンゼミは下手の部類に入る。ミ~ン・ミン・ミン・ミン・ミ~ンの何番目かのミンの音が殆ど聞こえない位に小さくなってしまうので、調子が狂う。
 オノマトペではクマゼミは「シャンシャンシャン」でミンミンゼミは「ミンミンミ~ン」であり、我々はそのように声を聞いてしまうが、実際にそのように鳴いている訳ではない。
 クマゼミとミンミンゼミとは同じ音(音質・音程)で鳴いていて、クマゼミのそれはリズムが速いのに対してミンミンゼミのそれは遅いだけなのだそうな。そんなことでクマゼミとミンミンゼミとは時間的・空間的な「住み分け」をしているらしい。
 以上、近隣散歩でありました。
<参考>近隣散歩の過去の記事は下記です。
    ​ 近隣散歩(その1) ​ 
    ​ 近隣散歩(その2) ​ 
  ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2020.08.14 10:52:46
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