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キンキンに冷えたビールが恋しくなる季節。でも、この夏はさらに上を行く冷え冷えビールが話題をさらっている。そもそも湿度が高く蒸し暑い日本では「キンキン」ニーズが潜在的に高い。あまり冷えていないビールを店で出されてムッとした経験は多くの人が持っているだろう。ビールを風呂上がりに飲むなら、やっぱり温度は歯にしみるほど冷え冷えにしたい。でも、ビールメーカー各社は必ずしも「キンキン」をおすすめしてはいない。 サッポロビールは自社サイト内で、「ビールの冷やし過ぎは、泡立ちや風味を損ねることがあります。ビール中の成分が固まり、濁りの原因になることも。冷凍庫で凍らせるのは厳禁」とアドバイス。日本で主流のピルスナービールの飲みごろの温度は4~8度(冷蔵庫で5~6時間)だそうだ。 キリンビール系のビールレストラン「キリンシティ」も「おいしいビールの温度って?」と題したコラムの中で、「冷しすぎたビールはまったくおいしくなくなります。なぜなら、3℃以下にまで冷すとビールは濁り始め、本来の味がわからなくなってしまい、ビールにとって大切な泡も綺麗に立ちません。また、一度凍ったビールは水っぽく嫌な苦味が強く感じられます」と、冷やしすぎを戒めている。キリンシティでは年間を通して5度で冷やしているという。 ジョッキやグラスの温度を気にして、冷蔵庫や冷凍庫で冷やす人もいる。特に夏場はいくらビール自体を適温に冷やしても、入れ物が室温のままだと、注いだ瞬間に温度が上がってしまうような気がして、器も冷やしたくなる。グラスの縁が唇に触れたときの冷たさが好きな人も多いだろう。 しかし、ジョッキやグラスを冷凍庫に入れてしまうと、ビールを注いだ瞬間、入れ物に触れたビール中の水分だけが凍ってしまい、ビールの味バランスが崩れかねない。何が何でも冷たさを優先したいのなら話は別だが、凍結した器が味を犠牲にすることは知っておきたい。 入れ物をフリーザーにいれてまずいのであれば、缶ごとフリーザーへと考える人もいるかも知れない。でも、ビール缶を冷凍庫に入れるのはおすすめできない。先に挙げたように、一部が凍結して味が落ちてしまう心配があるし、入れたのを忘れて放置しておくと、凍結して飲めなくなったり、膨らんだ缶が破損するおそれもある。 そもそもそこまで冷やす必要はない。ただ、飲もうと思って冷蔵庫を開けたら冷えていなかったとか、どうしてもキンキンが飲みたい人には、ごく短い時間だけ冷凍庫で冷やすという手があるが、あくまでも奥の手であって、入れっ放しは厳禁だ。氷水に浸けて冷やす場合は水に塩を加えよう。 「CANQURE(カンキューレ)」「く~るCOOL」といった名前の缶飲料冷却器も市販されている。ビール缶を載せて周りに砕いた氷を敷き詰め、ハンドルで缶を回すという仕組み。2、3分で急速に缶を冷やせる。1000円程度の手ごろな価格の品が主流なので、持っている人も結構いるだろう。 だが、冷やせるのは確かだが、ビール缶を激しく回転させるのは、味や泡立ちの面では問題が大きい。やはり、本来の味や香りを楽しみたいのであれば、ちゃんと飲みごろ時間を逆算して冷蔵室に収めておくのが賢い。風呂上がりの至福のためには、朝のうちに冷蔵庫内をチェックしておくのがよさそうだ。
しかし、そんな商品買ってまで ビール飲まないでしょう。結局は、冷蔵庫で冷やした缶ビールを 冷凍庫で冷やしたジョッキに注いで飲む。 まあ、これくらいのことですかね
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