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伊ABARTH、「日本にささぐ」一台ですネ。1.4Lのこのクルマが609.5万円します。記事はWeb CG青木禎之レポートからです。
フェラーリの名を持つアバルトが再び上陸。「Tributo al Giappone(日本へささぐ)」というサブネームが示すように、今度は日本のみ50台の限定である。 フェラーリにささげられたアバルト695は、ベースとなる1.4リッター直4ターボに手が入れられ、180ps/5500rpmの最高出力と、25.5kgm/3000rpmの最大トルクを絞り出す。1.4リッター自然吸気(NA)を積むノーマル「チンクエチェント」が100psと13.4kgmだから、8割増しのアウトプットということになる。 しかも、「フィアット500」の日本市場でのラインナップは、現在、1.2リッターとツインエアだから、スーパーチンクエチェントたるアバルト695の速さは、いやでも目につくはずだ。 ちなみに、カタログモデルの「フィアット500アバルト」改め「アバルト500」は、同じ1.4リッターターボから、最高出力135psと最大トルク21.0kgmを得ており、また、昨2011年のボローニャショーで発表された「アバルト595」は、260psと23.5kgmというスペック。きっちりヒエラルキーが考慮されている。 日本限定版のトリブートフェラーリの価格は、先の赤バージョン569万5000円からやや上昇して、609万5000円となった。パールホワイトの特別色と、ホイールがマグネシウムグレーに塗られたお値段が40万円ということになる。まあ、ここは695万円にならなかったことに感謝するべきだろう!? 車両本体価格の一部は、東日本大震災への復旧支援に充てられるという。 「アバルト500」をさらにチューンした限定モデル「アバルト695トリブートフェラーリ」。1695台の生産台数のうち、日本には150台が割り当てられたが、またたく間に完売。そこで日本だけの追加モデルとして、ビアンコフジことパールホワイトにペイントされた「アバルト695トリブートフェラーリ“トリブート アル ジャポーネ”」が50台提供されたが、これも予約受付は終了している。でも、大丈夫。間もなく、ビアンコフジに続くキョートベルデがリリースされるはずだから……というのは冗談だが、いまひとつ元気がないクルマ業界にあって、ごく限られた台数とはいえ、エンスージアスティックなブランドが人気を博しているのは、楽しいことだ。 フェラーリにささげられたアバルト695は、ベースとなる1.4リッター直4ターボに手が入れられ、180ps/5500rpmの最高出力と、25.5kgm/3000rpmの最大トルクを絞り出す。1.4リッター自然吸気(NA)を積むノーマル「チンクエチェント」が100psと13.4kgmだから、8割増しのアウトプットということになる。しかも、「フィアット500」の日本市場でのラインナップは、現在、1.2リッターとツインエアだから、スーパーチンクエチェントたるアバルト695の速さは、いやでも目につくはずだ。 ちなみに、カタログモデルの「フィアット500アバルト」改め「アバルト500」は、同じ1.4リッターターボから、最高出力135psと最大トルク21.0kgmを得ており、また、昨2011年のボローニャショーで発表された「アバルト595」は、260psと23.5kgmというスペック。きっちりヒエラルキーが考慮されている。 日本限定版のトリブートフェラーリの価格は、先の赤バージョン569万5000円からやや上昇して、609万5000円となった。パールホワイトの特別色と、ホイールがマグネシウムグレーに塗られたお値段が40万円ということになる。まあ、ここは695万円にならなかったことに感謝するべきだろう!? 車両本体価格の一部は、東日本大震災への復旧支援に充てられるという。 カーボン調になったBピラーにニンマリしながら695トリブートフェラーリ“トリブート アル ジャポーネ”のドアを開けると、ヘッドレスト一体型のバケットシートがカーボン製だ。ステッチに合わせた、赤く大きな「ABARTH」の刺しゅうがうれし恥ずかしい。標準シートより10kg軽いというそれに座ると、ゴツいサイドサポートがお尻をギュッと挟んでくれる。座面の横には「Sabelt」のタグ。目の前のインストゥルメントパネルにもカーボン調の加飾が施され、メーターナセル内の計器類はイエーガー製! クルマ好きのハートを踊らせる記号がめじろ押しだ。エンジンをかければ、4本出しの排気管から野太い音が吐き出され、運転者の心の暖気はすっかり済んだ感じだ。 いざ走り始めると……アレッ!? 意外と普通かな。NAの、特に小排気量エンジンのチューンドモデルは、できるだけ高回転を維持させながら走るのがツラくも楽しい作業なのだが、ターボモデルのヌオーバ695は、少々ズボラな運転でも十分走る。 ドライバーに「アバルト」を感じさせるのは、時に下から突き上げる、アシの硬さだ。 そこで、センターコンソールの「SPORT」ボタンを押してみると、ハーフスロットルでもトルクの付きが格段によくなるのがわかる。小さな白いクルマがグングン加速する。ハンドル奥のパドルを操作すれば、カタコン、カタコン、壮大な音を立てながらギアが瞬時に切り替えられ、21世紀の695がようやく「アバルト」を取り戻す。ターボモデル特有の、前方に吸い込まれるようなスムーズで急速な加速! 胸の奥で歓声をあげる。 それにしても、と思う。1.4リッターの大衆車を栄光のダブルネームとスポーティーな装備で飾って、2倍の価格を付け、それなりの説得力を持たせるイタリアンメーカーの企画力は大したものだ。拍手ぅ! ニッポンのトヨタだって、例えば「iQ」をレーシーに仕立てて、「トリビュート アストン・マーティン」といったモデル名を与えれば……ゲイドンのスポーツカーメーカーに怒られちゃいますね。
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