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6月4日、マン島TTコースにおいて、市販四輪車の最速ラップタイムを記録したスバル『WRX STI』。同車が、この記録をさらに更新したことが分かった。
6月4日のタイムアタックでは、マーク・ビギンズ選手が、マン島TTの一周およそ60kmの公道を17分49秒75で走り切り、前回記録を1分25秒も縮める新記録を打ち立てた。平均車速は、200km/hを超える204.34km/h。
6月6日、ビギンズ選手は、再びタイムアタックを敢行。今度は17分35秒でマン島TTコースを駆け抜け、自身が持つ記録をさらに約14秒短縮することに成功した。平均車速は、207.17km/hだった。
今回の挑戦に向けて、スバルの米国法人、スバルオブアメリカと英国プロドライブ社は、WRX STI をベースに、マン島TTコースのタイムアタック専用に仕立てた『WRX STIタイムアタック』を共同開発。スバルテクニカインターナショナル(STI)も、技術支援を行った。
WRX STIタイムアタックは、2.0リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを、最大出力600馬力までフルチューン。車両重量は1175kgに抑えられ、最高速は290km/hの性能を発揮する。
スバルは、「WRX STIの優れたAWDスポーツパフォーマンスが、あらためて実証された」とコメントしている。
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