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書名「大好きなもの」しか持たない 少ない暮らし 時間とお金に愛される ミニマリスト7人の毎日 [ 日本文芸社 ]目次はじめにminimalist questionnaireminimalist 01 MIHOものを手放したことで、「自分を慈しむ暮らし」を叶えることができたminimalist 02 megumi繊細な性質の自分をいたわる、「セルフオーダーメイド」の心地よい暮らしminimalist 03 あい持ち物もパートナーシップも、大切でないものに惑わされず、必要なものだけに目を向けるminimalist 04 odeko捨てない家族がいるなら、はんぶんミニマリストとして自分だけの聖域をつくるminimalist 05 ゆくゆったりとものを手放しつくりあげた、レトロ可愛いミニマルルームminimalist 06 小菅彩子ものを手放すうち、「足りないものは何もない」ことに気づいたminimalist 07 よしかわりな自分の「好き」を積み重ね、幸せになれるものだけを身の回りに置く感想2023年176冊目★★★もはや、ブロガーでもインスタグラマーでもなく、YouTuberが書籍化される時代になったのだなあ…と隔世の感。インスタすら見ていなかったのに、You Tubeなんてもっと見てないよ…。映像で情報得るの、効率悪すぎん?と思ってしまうのだけど、読まなくていい(むこうが勝手に再生してくれる)から、こっちのほうが効率的なのか??欲しい情報がどこに載っているか分からないから、私は動画は好きじゃないのだが。というわけで、ミニマリストYouTuber7人を集めた本。4人目の「Odeko」さんという方が、夫と二人暮らしだけども夫が「タメコミニスト」(ってすごい名称だな)で、自分のぶんだけを減らす「はんぶんミニマリスト」をしているというので、「ほお、うちと同じだな」と思ってクローゼットの写真見たら「左が私のクローゼット(ミニマリストの聖域)」と並んで映っている夫のクローゼットがめっちゃきれいやったんですが。ミニマリストって、家族おるとむずかしない?うちは、夫がタメコミニスト(マキシマリスト、ではない)。ほとんどモノを買わない代わりに、めったにモノを捨てない。レシート一枚も捨てない。Tシャツが色褪せていても捨てない。下着が破れていても捨てない(物理的に「着られなくなる」まで着る)。ふっつーに小学生の頃からの愛用品とかある。おまえ何歳やねん。夫の部屋(ひとり部屋)は、独身男性寮?っていう散らかり具合。夫の実家の部屋は、床からいくつも書類の「塚」(蟻塚をイメージしてほしい)が形成されていた。なので、夫の部屋はノータッチだけど、毎回「うへえ」ってなる。私は、今のところ夫の部屋以外について「主婦」(主たる婦人)としてコントロール権を有していて、キッチンや浴室、洗面所、トイレ、子どものもの、家族のもの…についてはミニマムを心がけているけれど、娘(小2)についてはそろそろアウト・オブ・コントロール。この支配からの卒業。子ども、物欲の塊。増えるモノども。最初はすぐにだめになったり要らなくなるものを際限なく欲しがることを「嫌だな」と思っていたけど、最近すこし考え方を変えた。子どもって、サイズが安定しない。服だって靴だって、すぐに小さくなる。子どもにとっては、ほかのモノも同じなのでは?そしてそれは、「買い物に失敗する権利」でもある。親としては、いろいろ口を出したくなる。もっと長く使えるものにしたら?とか、偽善的だけどエコなものにしたら?とか、思う。ところをグッと堪えられるように、小2の7月から「お小遣い制」にした。300円×年齢(7歳)=2,100円。この範囲で買うものについては、「無」であろうと。娘は「漫画の単行本買いたいから、月刊誌は我慢する」ということを学びつつある。娘が「これ、お小遣いで買わないと駄目?」というたびに、夫がすぐに「いいよ〜買ったるよ〜」というのをどうにかせなあかんねんけど。息子が来年小学校1年生。ランドセル置き場に教科書置き場、新しい家具を買おうかと検索して、思いとどまる。今あるもので行こう。数時間かけて片付けをし、遊ばなくなった玩具を仕舞って、様子を見る。現状に合わせてモノを減らして、新しいものを取り入れられるように。私に関して言えば、カバンが3つ(普段使いの革バッグ、旅行用大型トート、冠婚葬祭用ハンドバッグ)から、4つになりました!ほしいほしいと言い続けていた帆布のトートを購入。めちゃくちゃ要件絞って探して買ったけど、使っているとやっぱり「前のかばんが使いやすかったな…」となる。粗が目立って別れた元カレの良さを、今になって噛みしめるみたいな…。でも新しい彼も素敵なところがたくさんあって、欠点が気になるところもあるけれど、仲良くやっていけそうです。この本で印象的だったことば。ミニマルライフと推し活を両立させるために忘れてはならないのは、『心の中でオタクであればいい』というマインドなにかにハマるとついついグッズが気になっちゃう。それを持っていないとファンじゃないという感じがあるけど、そうじゃないよね。すっきりと片付いた家は「華やかな何か」ではなくて「地道な作業の繰り返し」でできている休日に、目についたすべてが「やらなければいけないこと」に見えてしんどい時がある。牛乳パック切り開いて…洗面所の鏡を磨いて…トイレの便座の固定ボルトを締めて…。はああああ、とため息がもれる。でもその地道な繰り返しが、「整った家」なんだよなあ。つらい…。この本に五徳まで吊るして収納している人がいて、「おおおう」ってなったよ。ミニマルに暮らすとは、必要以上に自分に厳しくしてしまう心も手放すことで、上記の「ミニマムな暮らし」「ていねいな暮らし」「大好きなものしか持たない暮らし」「少ない暮らし」等々にこだわり始めると、家中がきゅうきゅうするし、自分も家族もしんどい。ベースは少なく、でも余裕をたっぷりと、が理想ですね。難しいその塩梅。先日、2泊3日で名古屋へ旅行に行くのに、下着が足りなかった(2セットしか持っていないので、「今着ている」ものと「洗濯中」しかない)。少ないもので暮らすというのはそういうことなのだ。ホテルで毎日手洗いしようかとも考えたけれど、生乾きになりそうなのでやめた。(ホテルにはたいていコインランドリーがあるけれど、使用中のことが多い)バックパッカーの名残でロープとS字フックも持参したけれど使わず。結局2セット買い足した。冬のコートがくたびれているので、次はコートを買い替えたい。黒のユニクロのウルトラライトダウンかなあ。この本でも、羽織物としてもインナーコートとしても使えるし、コンパクトになるとオススメされていた。ミニマリストには愛用者が多い。増えて、減らして、あるいは減るから増やして。自分は何をしているんだろうなあ、と思うことがたまにある。最小限にすると、何かと不便。少なくて管理できる量、という自分の最適解を見つけるのが大事。にほんブログ村ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
2023.08.12
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書名より少ない家大全 あらゆることから自由になれる [ ジョシュア・ベッカー ]目次PART1 なぜものを減らすのか第1章 ミニマリズムでわが家を大改造する第2章 ものを減らして豊かになる「ベッカー・メソッド」PART2 部屋ごとにものを減らしていく方法第3章 家族ですごす時間を取り戻すーリビングルームのミニマル化第4章 心地よく休息して健康になるー寝室のミニマル第5章 自分らしいスタイルを見つけて維持するークローゼットのミニマル化第6章 機能を優先して家族の清潔さを保つーバスルームとランドリールームのミニマル化第7章 食事を楽しみ「おもてなしの心」を育むーキッチンとダイニングルームのミニマル化第8章 ストレスをなくし頭脳を解放するーホームオフィスのミニマル化第9章 過去に別れを告げるときー物置部屋とおもちゃ部屋のミニマル化第10章 わが家の見た目を変えて理想に近づけるーガレージと庭のミニマル化PART2の付録ーミニマリストのためのメンテナンスガイドPART3 ミニマリズムで広がる未来第11章 小さな提案ー小さな家に引っ越す第12章 ミニマリズムはすべてを変えるー人生の新しい可能性感想2023年161冊目★★★2016年発刊『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』のジョシュア・ベッカー氏の続刊。ミニマリスト全盛期(ブーム時)に出たときと比べると、一定落ち着いて、定着と忘却が進んでいる「ミニマリスト」。ミニマリスト(笑)みたいなニュアンスがある。かっこわらい。だから「ゆるミニマリスト」だとか「シンプリスト」だとか「〇〇系ミニマリスト」だとか、「私はがっちがちのミニマリスト原理主義者じゃありませんよ!」と名乗る人も多い。それで何が変わるんだっていう話でもあるのだが。曲解と派生と亜流。この本は、「物」より「家」にフォーカスした本。アメリカのだだっ広い一軒家が思考ベースなので、日本とはちょっと違うかなと思った。ただ、それこそアメリカ的な「家」観に疑問を呈している本。広くて、大きくて、ものがたくさんあって、それが「豊か」なことなんだろうか?そのスペースを埋め尽くすほどの物を買い続けるお金。それを管理し続ける時間。家というのはフローだ、というのは面白かった。作家のジョン・シェッドも言っているように、「港に停泊した船は安全だが、船は停泊するためにつくられたのではない」ということだ。つまり家とは、人生の潮が満ちたときに、そこから出航するための場所でもある。このようにより少ない家(ミニマリスト・ホーム)は、そこに「帰りたくなる場所」であると同時に、そこから「出かけたくなる場所」でもあるという2つの利点がある。よく、新生児が生まれたお母さんにかける言葉として、「掃除なんてしなくてもいいのよ、今は身体を休めることが一番、ホコリで人は死なないんだから」というセリフを聞く。私はこれ、駄目だった。部屋が散らかっていると精神が死んだ。人によっては、掃除や整頓、「片付いた状態」がそのまま人生のコントロール感に繋がる。思わず目を背けたくなる部屋、扉を開けたくない家で、健全に生きていけるだろうか?そして私にとっては、「減らす」ことでしか、「コントロール」にたどり着けない。娘(現在小2)が小学校に上がるとき、大量のおもちゃを処分した。売って、譲って、捨てて、そうして小学校用のスペースを確保。ランドセルと学用品以外は何も買わずに、もともとおもちゃを入れていたスチールラックを、ランドセル置きや教科書置きに転用(勉強はリビング)。来年は息子が小学校に上がるので、また遊んでいないおもちゃを徐々に片付けている。今回も特に何も買わずにいきそうだ。そのかわりと言ってはなんですが、それぞれ「自分の持ち物(秘密のもの)」を入れる小引き出しを1人1つ購入。しかしダイソーで300円の買ったらサイズ微妙だし開けにくいしで失敗でした。ちゃんとしたの買えばよかった…。私は手持ちの革バッグが傷んできて、内布が破け、金具にあたる革部分が千切れてきた。軽いカバンがほしいなあ…と、手持ちのバッグでしばらく代用。ランチトートのようなちっちゃいバッグでミニマリストごっこしています。通勤の時だと中に入れているのは、・ハードカバーの本・A5のウィークリーバーチカル手帳・ワイヤレスイヤホン・スマートフォン・4色ボールペン&シャーペン・エコバッグ・お弁当(おにぎり)・財布→2018.08.03「三つ折り極小財布」だけ。これをテトリスのように組み合わせ。日傘は手持ち。荷物が軽い。ちっちゃい。肘かけ持ちなのが玉に瑕。肩掛けか斜め掛けがいい…。キャッシュレス決済が進み(楽天ペイが普及してきたので移行)、財布に小銭を入れなくなりました。財布の中には、1万円札と千円札を1枚ずつ。それと、クレジットカードと電車のICカード。使わなくなった小銭入れ部分には、家の鍵と自転車の鍵、コンタクトの予備とヘアゴム。ポイントカードもスマートフォンに入れているので、カード入れ部分の余りには「折りたたんだコンビニ袋」と「絆創膏3枚」。つまり、ポーチを廃止して財布にすべて統合。目薬は入らなかったので、職場の引き出しに入れておき、家の化粧道具一式にも入れておく。外では目薬をささないので問題なし。ただ、A4資料やパンなどを買うと、エコバッグを出さないと入り切らない。さらに肘掛けだといつかカバンごと置き忘れそうで、怖い。というわけで、コットンのトートバッグ(斜めがけできる・A4入る・中に仕切り付き)を新たにZOZOTOWNでポチりました。メインバッグを挿げ替えよう。布バッグは雨の日が困るけど。まだ届いてないから、楽しみ。靴も3足しか持っていなかったんですが(ぺたんこパンプス、レインスリッポン、スニーカー)、レインスリッポンの底に穴が空き、スニーカーの横が破れて足が見えるようになったので新しい靴を買いました。スリッポンが便利すぎて、色違いで2足購入。レインスリッポンは同じものを買い替え。靴は4足になりましたよ!保育園や学童の送迎時に脱ぎ履きが本当に楽。スリッポンバンザイ。あと最近、ずーっと人数分揃っていなかったフォークとスプーンを買いました!笑柳宗理で揃えていて、息子が生まれて「大きくなって使うようになったら買おう」と思って5歳だよ。箸使ってるがな。要するに何が言いたいかというと、「その人その人の適正量がある」ので、コントロールできる範囲で愛用して使い倒して新しいものを買うと、「新しいものを買う」ことがレアイベントなのでめちゃくちゃ悩むし楽しいし嬉しいし大事にする、という話。私たちは、自分の痛みや悲しみ、満たされない気持ちを、何かを買うことで埋め合わせようとすることがあまりにもたくさんある。でもその過程で、内に秘めた情熱や能力にも蓋をしてしまうことになる。ミニマリズムを実現すると、一種の自信につながります。たとえば、他の人たちにどう思われようと気にしなくなる。周りの目を気にする段階を乗り越えて、もう元に戻る必要もなくなるような地点に到達すると、まったく新しい可能性に満ちた世界が目の前に広がるのです。私はまだ、埋め合わせをしようとしちゃうことがある。ストレスを、「違う(もっと素敵な、もっと〇〇な)自分」になれるような気がして、何かを買ってしまいそうになることが。この本では、子どもにもミニマリズムの有用性を説き、理解してもらうよう勧めている。でもこれ、難しいなと感じている。小2の娘、今月からお小遣いを開始した(ちなみに、前に読んだ本を参考に300円×年齢で2,100円。私が子供の頃からしたら破格の値段だ)。もうね、物欲の塊。ガチャガチャしまくり。笑指輪がすごい数あるので、「指な、10本しかないやろ?」と言ったら、一本の指に何個も重ね付けしてきた…。あんまり子どもにミニマリズムを押し付けると、反動でマキシマリストになるんじゃないかと心配なので、好きにさせようと思っている。ただ、「こんだけしか置くとこないよ?」という枠だけ示して、必要なら収納家具を揃えるも已む無し。彼女には失敗する権利がある。自分が自由に使えるお金を貰えるって、嬉しかったよなあと思い出す。なんでこんなものを、と後悔したことも含めて。働き始めたら、すべてのものが「これは私の時給○時間分…」に見えたっけ。お金は力だ。でも一方で、その先にあるものにたどり着きたいとも思うんだよ。それはいっぱいいっぱい失敗したからこそ、言えること。いまだに失敗するしなー!宅配生協で注文したやつ、大体届いたら「ちっちゃ!」てなるしな!にほんブログ村ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
2023.07.25
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題名本当に心地いい部屋 ものが少ないからくつろげる、満たされるから帰りたくなる [ 筆子 ]作者筆子(フデコ)1959年、愛知県生まれ。1996年の3月半ばよりカナダへ。半年で帰国するはずが、気に入って20年以上暮らし続ける。もともと、物に囲まれ、ストレスの多い毎日を送っていたが、あるとき、ためこんだ物にうんざりして、ミニマルライフを目指す。物を減らして、「自分の心地よさにしたがった暮らし方」を意識した結果、ストレスがなくなるばかりか、明るく、前向きに暮らせるようになった。2015年にブログ「筆子ジャーナル」を開始。日々の暮らしや、海外ミニマリストの考え方を紹介したところ、人気ブログとなる目次・あらすじPART1 おしゃれな部屋にするより、大事なことPART2 視覚的なノイズを減らして、心地よさを作るPART3 部屋を効果的に使って、快適にするPART4 自然を取り入れ、もっと穏やかな空間にPART5 ずっと心地いい部屋で暮らすために引用居心地のいい部屋を手に入れたいなら、プラスするのではなくマイナスする。なぜなら、無駄は無駄を再生産するから。感想2023年069冊目★★★なんかこう、うがーっ!となっているとき。自分自身の変化を、「変化したいのにできない」という状況に悶々とするとき。私は、ミニマリスト本を読む傾向にある。捨てや片付けは、目に見えて「変化」を感じられる。自分だけで始められるし、お金も(多くは)かからない。そして気持ちがすっきりする。今回はカナダ在住のブロガー・筆子さんの本。昔、ブログにハマっていた頃に読んでました。「日本ブログ村」のミニマリストランキングのブログ、ほとんど読んだんじゃないかな。今はぱったり読まなくなった。よほど暇だったんだろう、当時の私。この方の書きぶりは媚びないというか、淡々としている。ちょっとドミニク・ローホーさんを彷彿とさせる。そこに皮肉をちょっと効かせた感じ。「常により良いものを探していると消耗する」は、納得。ミニマリストブログを読んでいてだんだん違和感を覚えたのは、彼らが「アップデート」のために捨てる→買うを繰り返しているような気がしたから。誰かに見せるための「洗練されたミニマム」。でなくとも、ネットで買い物をしようとすると、その膨大な商品数のなかから「より良いもの」を探すことに疲れ果てる。値段とレビューで比較して、これが良いと思ったら品切れ。気づけば膨大な時間をかけて、結局買うことが出来ないこともある。何してたんだろうな、私。と、思う。そのぼーっとネットサーフィンする時間を楽しんでいるならいいんだけど、苦痛だ。それならもう、そこらへんにあるありふれた量販店で適当にぱっと買ったほうが早くないか?と最近年を取ってきたのか感じる。選ぶことがしんどい。こだわることがしんどい。無印良品が根強い人気を誇るの、分かる。選ぶ側は、統一されたコンセプトのもと、ある程度の値段で一定のクオリティのものを購入できる。なんにも考えんでええもんな…。ユニクロもしかり。「視覚的なノイズを減らす」「気になる音は極力取り去る」これは私、かなり気になるのでやっています。パッケージは剥がす。無地の容器に入れ替える。見えないように棚の中に隠す。文字があると毎回毎回読んでしまうのが苦痛。あ、でも冷蔵庫に学校と保育園のプリントは貼ってます。文字が小さくて、一目で頭に入ってこないと大丈夫。音は、洗濯機や炊飯器、電子レンジの音を消してます。いろんな音があると、急かされているみたいでドキドキしてしまうから。洗い上がりや炊きあがり、終了は表示が「0」になっていることや電源が切れていることで確認。ただ、テレビはなんとなく耳が寂しくて、時計代わりにつけっぱなしにしちゃうことが多い。「フードコンテナをプラスチックからガラスやホーローに変える」これ、やりたいなあと思っているけど出来てない。うちは真四角のプラスチック保存容器を、ワンサイズで複数所持。夫はお弁当箱もこれにしている(汁漏れしないしパッキンのゴムがないので洗うのが楽)。そのまま食卓に出すことがないからまあいいか、と思っているんだけど、やっぱりガラスの容器に憧れる。この間、NHKのテレビ「人と暮らしと、台所 〜冬から春 (8)服部雄一郎・服部麻子」を見ていて、キッチンにプラスチックのものをおかないようにしていると仰っていた。この方達は、サステナブルな暮らし、という観点からそうされているのだけど、ジャムの瓶や蜜蝋ラップを使っていて、それがすごく良いなあと思った。ジャムの瓶、萌えるよね。でもその使い道を思いつかなくて。そっか、おかずみたいなものをここに入れても良いのか!と目からウロコ。本の中で引用されていた、アメリカのコメディアン、スティーヴン・ライトの言葉、「僕は世界で一番たくさん貝殻を集めてるんだ。それを、世界中の海岸に置いている。たぶん、きみも見たことあると思うけど」これ良いなあ。好きだ。ムーミンで、スナフキンが「僕は見るだけにしているんだ」と言っていたのを思い出した。素敵なものを持って帰ったりしない。見て覚えているだけでいいんだ。そして筆者がおすすめする、グレッグ・マキューン『エッセンシャル思考』の「インターネットのなかった時代に書かれた本を読む」こと。私も、小説にスマホやネットが出てくるものがあんまり好きじゃない。それは源氏物語まで遡るということではなくて。必要不可欠だし、描写としては仕方がないのはわかっているんだけど、ざわざわする。本の中でまでスマホかよ、と思うというか…。筆者は、「これ以上グレードアップさせなくてもいい。私は充分持っている」と考えられるようになったとき、暮らしがシンプルになったのだという。私も、最近「欲しいもの」がない。いや、あるんだけど、それは「必要不可欠なもの」であることが多い。プラスαのもの、暮らしを豊かにするもの、日常を彩るもの、については、もう十二分に、充分過ぎるほどに持っている、と感じる。みんなその中で、あっぷあっぷしているんじゃないか。本当に心地いい部屋。自分が生きていく上で、必要なものが満たされている部屋。そこにすこし、自分が大切なものがあればいい。この本を読んで、ずーっと放置していたベビーベッドのマットレスを処分した。夫の実家から譲り受けた、昭和のバカでかいアイロン台も鉄くず回収に出したい…。これまでの関連レビュー・買わない暮らし。 [ 筆子 ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.04.03
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本のタイトル・作者捨てて気楽に暮らす! モノも人間関係も「がんばる」を捨てた30代ずぼら主婦の捨てたらラクになるヒント [ あぽん ]本の目次・あらすじchapter1 モノを減らして増えたモノchapter2 人付き合いも、片付けてスッキリ実録!実家の大掃除 あぽんのひとり言 実家の掃除で思うことオールシーズン20着でおしゃれを楽しむChapter3 悩みは余分に付きすぎたぜい肉Chapter4 ミニマルチャレンジおわりに感想2023年冊目★★★疲れている時に定期的に読みたくなる「ミニマリスト本」と「手帳本」。今回はミニマリスト本です。(ところで私、最近「シルバニアの家に、ちいさい人がいて、BLやってくれたらいいのにな」という妄想しています。『南くんの恋人』みたいな…。毎日目の前でBLが繰り広げられていたら超楽しいのにな、精神疲弊にはBL…。)写真多め、文字は大きくて少なくて、すぐ読める本。もともとはインスタ?の方みたいだ。あぽん(アポン)2014年5月WEARで初代WEARISTAに認定される。ミニマルな生活を知り、600着あった洋服を20着に減らす。2015年Instagram、2019年にはYouTubeを開始し、ミニマルファッションをはじめ、シンプルな暮らしや考え方を発信。SNS総フォロワーは36万人を超えるこの、「マキシマリスト→ミニマリスト」って、定石ですね。その差分が激しいほど、「すごいな」ってなるもんな。ミニマリストとしての暮らし以外に、ママ友のことなども。「私の好きな人 愚痴は言っても悪口は言わない人」は、そうだなと思った。ずーっと誰かの噂話と悪口言っている人、いる…。聞こえてくるだけでイヤーな気分になる。ポジティブな話をしてほしい。ネガティブなら自分のものに限ってほしい。でも自分も口軽くてすぐにペラペラ喋っちゃうので自戒。この本で一番参考にさせてもらいたかったのが、「オールシーズン20着」のワードローブ。しかもこれ、フォーマルシーンも含めての20着!トップス6着 ノースリーブ(白) ノースリーブ(ベージュ) テールロンT(白) 八分袖カットソー(白) バンドカラーシャツ 長袖カットソー(黒)パンツ5本 柄パンツ 黒タックパンツ 黒フレアパンツ ワンウォッシュデニム 薄色デニムカーディガン・ジャケット・コート8着 チェックジャケット 春夏用リネンジャケット 秋冬用ノーカラージャケット フリースカーディガン ライダースジャケット キルティングコート トレンチコート ノーカラーコートオールインワン1着参考になる。少ないワードローブだけど、コートなんてちゃんと3枚もあるしなあ。いっつもミニマリストの人のワードローブを見ては、「なるほどこういう揃え方をすればいいのか」と思う。男性のミニマリストはあんまり参考にならないんだけど。まあ、大体モノトーン(黒多め)に落ち着いちゃうよね。黒はフォーマルの定番だもんね…。カラフルにミニマリストしている人のワードローブも見たいなあ。私のワードローブというわけで、ミニマリスト本を読むと「我が家は…?」とチェックしたくなるので、現在の私のワードローブを数えてみた。トップス 6枚 半袖シャツ(白)…夏 半袖ブラウス(白)…夏 八分袖カットソー(白)…春秋 八分袖ブラウス(白)…春秋 ボウタイブラウス(白)…春秋冬 ボウタイブラウス(黒)…春秋冬セーター・ジャケット・コート 3着 Vネックセーター(ライトグレー)…春秋冬 ジャージージャケット(黒)…春秋冬 キルティングコート(茶)…冬ボトムス 3着 コットンガウチョパンツ(黒)…夏 ストレートパンツ(黒)…春秋冬 ワイドパンツ(黒)…春秋冬冠婚葬祭用ワンピース2枚 喪服 ドレスセット(黒×シルバー)…14着でした。冠婚葬祭用除いたら、普段着は12着。季節によって着ないものもあるので、ほぼ毎日日替わりで、2パターンを着回している感じ。私は自分のドレスコードを「年末の第九に飛び入り参加できるくらいのフォーマル具合」に設定しているので、トップス白+ボトムス黒を基本にしています。だから、モノトーン(黒多め)に特化していて地味。カーディガン・ジャケット・コートをもうちょっと増やしたほうがいいよね。ノーカラーの明るい色のジャケットがほしいな。今の黒のジャケットは、ジャージ素材で伸縮性があり着やすいのだけど、色褪せてきたのと光沢がないからフォーマル感が低め。裾もほつれて来たのを繕って着ているので、買い替え時かも。カラフルなカーディガンも、三原色で揃えて(赤黄青)日替わりで着たら気分変わっていいかもしれない。地味すぎるから色みが。コートも、2015年のものが、裾がボロボロになってきたのでそろそろ買い替えたい。部屋着は、元普段着を格下げしたものが不足しており、お風呂上がりに翌日の普段着を着ていることがある。災害に強い。笑フォーマルドレスは、結婚式も世代的に一段落したから着る機会がなくなった。若い子向けの可愛らしいデザインなので、そろそろ着るのがキツイ。これから先出席するなら、黒シャツ×黒ズボンにストールとアクセサリーくらいでも良い気がする。ちなみにほかは、防寒具 3つ ストール 2枚 手袋 1つストールは柄・色が派手なので、アクセントになる。これがなければ私の服装、華がない。靴 3足 黒のスニーカー 黒のレインスリッポン 黒の折り畳めるぺたんこパンプスレインスリッポンは、雨の日のQOLが爆上がりするのでおすすめのアイテム。靴底がかなりすり減ってきているので、次はショートブーツタイプにするか悩む。ぺたんこパンプスは冠婚葬祭用。折り畳めるスリッパタイプなので、底をきれいに拭いて授業参観のときにもスリッパ代わりに持参。バッグ 3つ 革の斜めがけ・肩掛け2WAYバッグ(茶) 旅行用レスポートサックの大型トートバッグ(黒) 冠婚葬祭用ハンドバッグ(黒)普段は茶色い革のバッグ。1つしかないので、これに飽きたらエコバッグを持ち歩いて気分転換。そしてやっぱりいつものバッグがいいなとなって戻ってくるループ。いっぱい荷物の入る斜めがけのバッグを「よいしょ」っと掛けるのが好きで、これ魔女の宅急便の影響だなと思った。アクセサリー 6つ ネックレス2本(ゴールド、シルバー) コットンパールのネックレス 結婚指輪 ブレスレットウォッチ(シルバー×ピンク) 象牙イヤリング華奢なネックレス2本は、夫からのプレゼント。イヤリングは譲り受けたもの。コットンパールとあわせて結婚式用に置いてあるけど、耳と頭が痛くなるし似合わない…。傘 1本 黒の折りたたみ傘かわいいものを1本買いたいのだけど、大きいサイズの可愛いのがない。傘も、大きい男性用サイズにすると濡れなくて快適!雨の日のQOL上がるのすごい大事だな、と最近思っている。この年にして。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.03.27
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本のタイトル・作者貯まらない生活はもうやめよう モノを手放すだけで増える「お金と幸せの法則」 [ ミニマリストTakeru ]本の目次・あらすじ第1章 失敗と挫折に学ぶ「お金に支配されない生活」第2章 ミニマリスト生活がお金の流れを変える第3章 ミニマリストになってわかった「お金の意味」第4章 お金に振り回されないマインドづくり第5章 未来のお金を増やす「〇〇投資」という考え方第6章 時間の使い方を変えればお金は増える第7章 人生を変えるミニマリスト思考法引用さて、この「8万6400円」という金額が「時間」に置き換わったら、あなたはどう感じるでしょうか。1時間は3600秒。1日は24時間ですので、「8万6400秒」ということになります。(略)あなたは今日の8万6400秒を、何に使いたいでしょうか。感想2022年299冊目★★こういう本はもう既知のことしかないから読むの止めようって思うのに読んじゃうんよな…(遠い目)。モノの整理の仕方だけではなく、時間やお金についても書いてあり、なんかこうミニマリスト的な精神論っぽいものを網羅的に読みたい人にはいいのかもしれない。うん。最近ミニマリストがFIRE(経済的自立と早期退職)の文脈で語られることで復活してきている感がある。そこにスピリチュアル要素をまぶしてみましたという雰囲気がどうにも苦手。何なんだろうなあ、私がこういう人たち(ミニマリストやFIREを自称し職業にする人たちだとか、お前ほんまは何がしたいねんというYouTuberとか、拾ってきた情報のつぎはぎでひたすら判で押したように同じサイトを作る広告ブロガー)と相容れないものを感じるのは何故なのか。こういう人たちを「ゆるせない」のは、何故なのか。自分だけ良ければいいのか?という思いが消えないからかな…。結局、動機が「金」じゃんか。そしてそれを美辞麗句を用いて巧妙に隠蔽しているように見えるから?何も作りだしていないと思うから?人間=生産性という思考に陥ってる?物語を書く人も、何かを研究している人も、私は尊敬する。じゃあ、彼らとの差は何なのか?権威付け?え、私そんなに肩書きに弱かった?(弱い)と、考えれば考えるほど分からなくなって来る。結局「普通の人たち」が成功して楽して金稼いでいることへのやっかみかもしれん…と思ったりもする。ちなみに私のブログは月の広告料200円とかだぞ!笑たぶん、私は「自分の持てる力を世の中に還元すべき」という労働概念があるんだと思う。だから、せっかくそれだけの力があるのに何もしないことを許せないんだと思う。あるいは「その力はそう使うべきじゃない」と思っているというか…。・隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 [ ルトガー・ブレグマン ] (「2019年4月に読んだ本」)を読んだときに、高所得な人達(ホワイトカラー)はブルシットジョブ(くそどうでもいい仕事)をして金を稼いでいるだけで、本当に有益で必要な仕事についている人間の給料は安い、というのを読んだ。コロナでより鮮明になった「エッセンシャルワーカー」。そこらへんとの差異を感じてしまう。自分が株をやっていて不労所得を得ながらも、それに罪悪感を覚えると言うか…。必要最低限自分に必要な金額だけ稼げればいい。何かあれば日本の社会保障は手厚い。好きなことをすればいい。いやいや、そうやねん。そうやねんけどな。それでええんか?!なんかもっと他にやることあるんとちゃうんか?!と、思ってしまう。うーん。資源もお金も大事に、暮らしは小さく。時間を大切に。それは当たり前のことなんだけど、なぜこういう本の文脈で語られると「ちょっと待て」と言いたくなるのか。自分の中の言語化出来ない部分について思いを馳せる。自分がゆるせないものが何なのか。最後のインタビューの、ミニマリスト社長の「作業工程を動画で残す」ことで社員教育の質を落とさない、ってすごい良いなと思った。質問もすべてデータ化して回答とデータベースにされてるんですって。私もこれ職場でやってるけど(データ化)過去の情報の蓄積ってそれだけで素晴らしい財産だと思った。作業工程も動画でアーカイブ化しておくのいいな。マニュアルは作るのに時間がかかるし、作り直すのも大変。動画ならやりながら取りなおせばいいしな。まあ、問題は「それを見てくれない」「『OK,Google』のノリで私を呼ぶ」ことなんですけどね。これまでの関連レビュー・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト整理術 [ Takeru ]・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト生活 [ Takeru ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.11.19
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本のタイトル・作者ミニマリストの愛用品 保存版 (TJMOOK)本の目次・あらすじミニマリストの先駆け 佐々木典士さん特別インタビューミニマリストのお宅拝見(香村香さん、クラシカメラさん、あやじまさん、ぽーさん、あぽんさん、しぶさん)人気ミニマリストが推す!私の愛用品ミニマリストの持ち物ミニマリストのクローゼット名もなき家事が減る!ミニマリストの8つの神家電ミニマリストの台所ミニマリストの住用品見栄や思い込みを手放し自由になる ミニマリストたちの物欲との戦い方ミニマリストの防災品ミニマリストの消耗品ミニマリストのビューティミニマリスト暮らしのメリットミニマリストのマネー学感想2022年257冊目★★★いろんなミニマリストの人の「その後」を追いかけた本みたいになっていて、興味深く読んだ。あの人は今、みたいな。ミニマリストあるあるで、1 マキシマリスト(めっちゃモノ持ってた)2 ミニマリスト(めっちゃもの減らした)3 自身の適量ミニマリスト(自分に必要なものがわかってもうちょい増えた)という過程をだいたい辿るんですよね。本になるのって2の時点から1を振り返って対比する内容が多い。でも、ほんとは3から1や2のことを語って欲しいんだよね。参考になるから。そしてその時に、後ろめたいような言い訳めいたことを言わず、かといって開き直るでもなく、ただそこに落ち着いた理由を話してほしい。「モノを極力持たない」「都市を自分の家にする」ミニマリストとは非常に相性の悪いステイホームがコロナで増えたこともあり、各人さまざま生活が様変わりしていて興味深く読んだ。2015年に『ぼくたちに、もうモノは必要ない』を出版して一大ミニマリストブームを引き起こした佐々木典士さん。フィリピンへ留学されたりして、今は東京から京都へお引越しされている。軽トラに軽自動車、バイクも乗るようになったそう。お家も、家具備え付けでがらーんという感じではなく、寒々しくない。このくらいのがいいよなあ。うん。香村香さんのお家は、食事はテーブルで立ったまま!(椅子がない)オブジェのかわりにコーナーラックに絵本が置いてあるの素敵だと思った。我が家、「物を飾る」という場所がない。そういう場所を作りたい。さらにガスコンロと換気扇もない(コンロのスペースは真っ平な作業スペース)。自動調理の電気鍋が2つあるから。うひょー!思い切ってる…!コロナでキャンピングカーを購入されたそうで、こういうの見ると「いいな」と思う。ひとりだと軽自動車で日本一周とかできるんかな…?あやじまさんは、ゴミ箱を持っていなくて、生ごみは冷凍。ゴミ箱の代わりはシンク下に置いた段ボール箱にビニール袋をかぶせたもの。我が家もゴミ箱がなく、今は冷蔵庫の横にマグネットフックで吊るした袋に捨てている。以前はビニール袋をそのまま引っ掛けていたのだけど、最近紙袋を吊り下げて、その中にビニール袋をセットするようにしてみた。段ボールもありだなあ。ゴミ箱が欲しいけど、とりあえずこのくらいの大きさのものをここに置きたい、という時に段ボールで試してみるのいいかも。そこから必要な機能をあぶり出して購入品をしぼる…。ぽーさんのお宅は、お風呂上がりのバスタオルを、towerの洗濯機横マグネット折りたたみ棚に載せている。この棚、ちょっとしたものを干す用だと思っていたので、上に載せるという発想に目から鱗。ちなみに我が家はお風呂の中までバスタオルを持ち込み、フックに引っ掛けて置く。中で拭いてから出る方式。あぽんさんは、生ごみ処理機が「買って良かったもの」だという。気になってるんですよね、生ごみ処理機。ゴミ箱買うなら正直こっち買いたいと思ってる。生ごみ、臭うし嵩張るし、なんとかならないかなあ。ごみだけどごみじゃないのにね。庭とか畑とかあるなら生ごみ処理しがいがあるんだが。そしてミラブルのシャワーヘッド。これがあれば湯シャンいけるのでは?と思っていたけど、いけるらしい。ほしい。ミニマリストしぶさんは、寝袋で寝ているのね。私もひとりならそうしたい…。自分のだけでもそうしようかな…。使ってらっしゃるスノーピークSSシングルは、畳むとクッション、広げれば掛け布団にもなる。色が黒というのがレア。だいたい寝袋、すごい色が多いから…。スタンディングディスクも憧れ。ただ私、体力がおそろしく乏しいので、ずっと立っていられない気がする。ミニマリストに愛用者の多い無印良品の調理小物。私もブラックシリコンの調理スプーン(大小)、スパチュラ、お玉、ピーラー等を愛用。へら代わりに使っているスパチュラ、いるかなあ…。使い続けていると「折れ」のところが裂けて、中の金属部分が露出してしまう。金属製のステンレスターナーもあるけど、フライパンに傷がつくし、そこまで出番が多くないのでなくてもいけるのでは?とちょっと思ってる。ホットケーキ、お好み焼きのときくらいかな…?ミニマリストの化粧品で紹介されていた、「ハトムギ化粧水をスプレーボトルに入れて使いやすくする」。ちょうど空いたボトルがあるからやってみよ。基礎化粧品をワセリンオンリーにしてみて、さらにワセリンすらつけないという試みをしてみていたのですが、おでこに吹き出物ができて治らなくなり…再度ハトムギ化粧水を購入。ぴたぴたお風呂上りに打ち込んでいたらすっかり治りました…。ミニマリストという言葉も、登場した時のインパクトは薄れ、今はミニマリスト(笑)みたいな感じがする。そこに侮蔑の冷笑を見る、というか。一過性のものだったのか、違ったのか。けれどスマートフォンが普及し、一台で多くのことをこなせるようになって、確実にそれぞれの人が所有する「モノ」って減ったと思うんだよね。CDやDVDは、サブスクリプションに。本や漫画も電子書籍に。洋服やバッグのサブスクも一般的になって来た。そういえば10年前は、こんなにもメルカリが発展するなんて思わなかった。日本人は潔癖で、中古に対しては抵抗感を持っていると思っていたから。北欧で若者にはセカンドハンドショップが主流であると聞いたとき、「日本では無理だろうな」と思ったのにな。物価が上がり、賃金は上がらず、若者の購買力が落ちているからというのもあるだろうけれど。さて、「ぼくたちに、もうモノは必要ない」のか。その代わりに得たものは、何だったのか。言葉の宿命として、「ミニマリスト」はもう古び、登場した頃の清新さを持ちあわせていない。ではその後には何をあらわせばよいのか。物質主義からの脱却。自身の適量の生活。足るを知る暮らし。身の丈にあった―――というのとは、ニュアンスが違う。そういえば、しぶさんも社名を「Minimalist」から「Minimal Arts」に変えられたそう。ここに登場する人たちはみんな、新しい概念を模索している途中だ。これまでの関連レビュー・ミニマリストな暮らしのつくり方・ミニマリストな暮らし方 ・「もたない暮らし」の始め方 [ riamo* ]・スマホひとつで暮らしたい [ 飯島彩香 ]・モノを減らすと幸せがやってきた [ エリサ ]・社会不適合僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。 [ 静慈彰 ]・ゆるミニマルのススメ。[ 阪口ゆうこ ]・必要十分生活 少ないモノで気分爽快に生きるコツ [ たっく ]・ミニマリストの持ちもの帖 家族5人これだけで暮らしています [ 尾崎友吏子 ]・デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する [ カル・ニューポート ]・持たない暮らしの愛用品 [マキ]・ミニマリスト スマホの中を片付ける [ 飯島彩香 ]・ミニマリストの愛用品 [TJMOOK]・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト整理術 [ Takeru ]・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト生活 [ Takeru ]・ミニマリストな暮らしのつくり方 [ 主婦の友社 ]・手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択 [ ミニマリストしぶ ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.10.06
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本のタイトル・作者シンプリスト生活 [ Tommy ]本の目次・あらすじはじめに 世界で一番快適な場所第1章 モノと生活をシンプルにつなぐ第2章 モノを手放す、片づけの実践第3章 家事をシンプルにする小さな習慣第4章 自由にシンプルに働く第5章 インテリアを小さく楽しむおわりに ワーク・ライフ・ハーモニーの途中で引用よくコダワリが強そうだと言われることがあるのですが、私の姿勢はむしろ逆で、コダワリを持たないようにしています。コダワリを持ってしまうと、変化の妨げになってしまうからです。物量もライフスタイルも「自分に合う、合わない」を試行錯誤し、実践の中から学び続ける姿勢こそ大切と言う話をしましたが、これは取りも直さず、自分自身も常に変化しているからです。(中略)だから、一度見つけたらそれでお終いというわけではありません。「今の自分には本当にこれが合っているのか」と振り返りながら、日々アップデートを重ねていきます。感想2022年232冊目★★著者は1982年生まれのデザイナー。ユーチューバー。「ミニマリストじゃなくて、シンプリスト」という本でした。うーん、私YouTube見ない(公式配信のヒプマイとかしか見ない)から、映像→書籍化の人の本と相性悪い気がする。35平方メートルのマンションに2人住まいで、インテリアもこだわっていらっしゃるようだから、映像で見たら素敵なんだろうな。と、思うけどYouTubeまで見に行かないんよな、私。「小さく暮らすために手放したモノのリスト」は、うちも当てはまるものが多かった。①長い傘 は、私は持ってない。(家族は持ってる)②敷物 は、ない。バスマットはある。③掃除機 は、ある。マキタのコードレス。子どもの食べこぼし吸うのに必須。④テレビ ある。子どもがテレビっ子なのでしょうがない。ネット動画配信系は延々見るので、テレビの録画の方が区切りと限度があっていいかもとも思う。⑤ソファ ない。⑥棚 ほぼない。子どものオモチャを収納しているスチールラックが2つ。⑦炊飯器 ある。おかずも作れるから好き。⑧トースター ない。(ちなみに本は②になってるよ。誤植。)⑨水切りバスケット ある。雑技団のごとく積み上げるので必須。⑩バスタオル ある。小さいのにしたら不便だった。脱衣所がなく、部屋で着替えるので巻くのに必要。⑪洗濯かご ある。ステンレスだと見た目きれいで気にならない。⑫柔軟剤 ない。うちのタオル、ばっりばりやで。⑬アイロン ない。⑭シーツ類の予備 ない。ちなみにリネン使ってみたけど、合成繊維入りのほうが乾きが早くて軽いので、今は綿100%のと、綿とナイロンの混合にしてる。⑮コート ある。トレンチコート処分して1着になった。著者はインナーダウン+フリース+ハードシェルジャケットで代用しているらしい。ハードシェルジャケットって何?って検索したら登山用品だった。見た目はウィンドブレーカーの延長みたいなんだけど、「最後の砦」といわれるようなやつらしい。そして高い。著者があとがきで書いていた「ワーク・ライフ・ハーモニー」というライフスタイル、いいですね。「ワーク・ライフ・バランス」って、二者択一でパイの奪い合いだからな。円グラフでどこかの比率が増えたらどこかを減らさないといけない。でもハーモニーなら、それはレイヤードな感じがする。一枚目のレイヤーの上に重ねていく。色が、絵が、変わる。それぞれに影響しあいながら、でも影響をさせないように変えていくことも出来る。FIREとか色々調べたり、そういう生き方について考えるんだけども、一方で自らに能力(社会に還元できる何かしらの力)があるのに、それを行使しないというのは傲慢であり怠慢なのではないか、とも思う。その道は、誰かが作った道なのだ。その上を歩くなら、私も私にできることをすべきなのではないか?FIREはどうしても「逃げ切る」というイメージなんだよな…。自分さえ良ければいいというか。ただ、労働を苦役としてやっていくのは嫌なんだよ。我儘なんだけども。そういう意味での「ハーモニー」って何なんだろう。思うのは、たぶん人はその人の得意なことをやったほうが幸せだし、世の中のためにもなるということ。なるべく自分の得意なことに、ワークを寄せていきたいなあ。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.09.10
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本のタイトル・作者一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法 [ あきや あさみ ]本の目次・あらすじはじめに 私は、一年3セットの服だけで生きるスタイリスト1 「似合う服」って何だろう?2 制服化は自分らしさを知る最高の方法3 まだ何者でもない自分だからどんな服でも着られる4 アイテムひとつひとつを選び抜く5 自分の「なりたい」「好き」「似合う」を知ろう6 お買い物の達人になろう!7 「制服化」が未来の自分の土台になる8 制服化イラスト集引用自分にぴったりの制服選び10か条①服を着ることで自分はどんな人になりたいかを言語化する②服選びで大事にしたい条件を書き出す③着ない服を決める④靴は“自己評価”だと思って選ぶ⑤バッグは“自己紹介”だと思って選ぶ⑥アクセサリーは自分のアイデンティティを表現する⑦必ずどこかに“エモーショナルアイテム”を入れる⑧外見だけでなく内面にもぴったり似合う服を選び抜く⑨季節の始まりは“断服式”⑩服は愛せる数だけ所有する感想2022年213冊目★★★ミニマリストあるある、「制服化」。私は自分のテーマを「一万人の第九を歌いに行けるモブ」にしていて、上半身をややドレッシーな白のブラウス、下半身を紺や黒のズボンに決めている。靴も黒。まあ面白みも何もあったもんじゃないのだけれど、楽だ。裸じゃなければいいじゃない…。喪女だもの。そんなオシャレ偏差値が低い私(言い回しがまず古い件について。)だけれど、まさかオシャレの権化みたいなスタイリストの人(漫画「海月姫」で言うところの蔵子)が1年3セットの服だけで生きているなんて!正気か!と思ったけど、選ぶ基準とか値段がちょっと私の衣服にかける意欲を大きく上回っていました。「好きな服を、ずっと着る」というコンセプト。著者は自分をミニマリストではなく、「気に入った服しか着ない究極のエゴイスト」だと言う。ものすごく気に入った服を3セットだけだから、夜洗濯して朝着てるの。すごすぎる。著者は1985年生まれ、日本女子大学家政学部被服学科卒業後、都内百貨店に入社。パーソナルスタイリスト、セレクトショップバイヤーを経てファッションスタイリストとして独立。本の中身は実践や例よりも理論と実体験紹介が多め。この本を読んでいると、「自分にもう少しお金をかけて、もうちょい良い服を買ってみようかな…」と思う。自分自身を、なりたい自分に作り上げていく服。本の中に、「ファッション欲求5段階説」があって、これは⑤の自己実現欲求。私は「身を守るため」の①生理的欲求段階だもんな。あとがきで、著者が述べている「今、制服化が流行る理由」が興味深かった。かつては「キャンキャン系」のように画一的な中から選んでいたスタイルが、最近は多様化しすぎた。路頭に迷った人たちは、自分たちのスタイルを落とし込んだ自分だけの制服を求めている。自由であることは、苦しいのだ。脳のリソースも奪われるしね。さて、私はどんなスタイルで行くべきか。カッコイイ大人の女で攻めていきたいところなんだけど、私の今のそれはちょっとカジュアル&エレガントに寄ってる。違うんだよ!もっとこう、想像上の出来る女はモードな感じなの!モノトーンはそのままに、差し色とか入れていったらいいのかな。パキッとした赤とか?脚が太いのがコンプレックスで、タイツやストッキングも嫌いで、ずっとワンピースを着てこなかったのだけど、最近ちょっと着てみたくなっている。でもなんかこう、個性的なところもあったらいいな。アーティスティックな。インドネシアのバティックをストールがわりに巻いている時、すごく「私らしいスタイルだ」と思うもの。自立していてクレバーで、自分だけの世界を持っていて、ウィットに富んでいて、いつも楽しそうな人。そんな人になりたいのだけど、そんな人ってどんな格好してるんだろう。とりあえず今の私の恰好では、ないなー。その理想の自分の「恰好」との間をどう埋めていくか、だなー。ミニマリストを脱してもいいから、トライ&エラーでもうちょい、視野を広く、自分に似合う・自分が好きな「おしゃれ」を試行錯誤してみてもいいのではないか?と、思う今日この頃。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.08.21
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本のタイトル・作者もう、服は買わない [ コートニー・カーヴァー ]"PROJECT333"by Courtney Carver本の目次・あらすじ01 始める前の準備02 さあ、始めましょう03 最初の3カ月が終わったら04 本当の自分を取り戻す引用そもそも「普通」(ノーマル)ってどういう意味だろう?そう考えた時、ハッと気づいたのです。私はこれまでずっと、普通の成功を苦労して追い求めてきたのだ、と。つまりその間、自分にとっての「成功」の意味を、他人に決めさせていたのです。そこで私は頭に浮かんだクレイジーなアイディアをいくつか実行に移すことにしました。感想2022年172冊目★★★タイトルから、「1年間服を買うのをやめてある服だけで過ごしてみた」という内容だと思っていたら、ちょっと違った。もっとこう、生き方全般についての内容だった。著者の「人の期待に応えるのは、私の仕事じゃない。自分の期待に応えればそれでいい」と言う言葉、胸に刺さる。いつも誰かを喜ばせようとしているような気がする。敵対したくない誰か。あるいは顔も名前もない、架空の「誰か」を。「手持ちの服から33のアイテムを選んで3か月過ごす」という「プロジェクト333」というチャレンジについての本。フィンランドの映画「365日のシンプルライフ」(倉庫に荷物をすべて預け、毎日1つだけ必要なものを取って来れるというルール)を思い出した。あるいは『フランス人は10着しか服を持たない』も、1シーズンを10着のアイテムで、という話だったな(これだと四季でおよそ40着になる)。著者がはじめて「プロジェクト333」に取り組んだときのアイテムは、・服 21着・小物 6個・アクセサリー 2個・靴 4足そして今の著者のスタイルは「モダン」「モノトーン」「マルチファンクショナル(着回しがきく)」の「トリプルM」を満たしているのだそうだ。清潔でモダン、どのシーンでも着用可能で、色はホワイトかグレーかブラック。この「プロジェクト333」は、季節や状況の変化に応じて、「その時々必要なアイテムを入れ替えていくも、上限は33」というものなので、手持ちの総数ではない。結婚指輪やスキンジュエリー、下着、ナイトウェア(パジャマ)、ルームウェア、トレーニングウェアはカウント外。私の今のシーズン(夏)の服を数えてみると、○トップス、アウター01 半袖Tシャツ(白)着やすくてお気に入り。02 半袖Tシャツ(白)生地が薄くて一枚では着られない。袖も短い。03 七分ブラウス(白)ひらひらしていて家事の時邪魔。前後リバーシブル。04 七分ブラウス(白)パールビーズのボタンがついてて一枚で華やかになる。○ボトムス05 スカンツ(黒)夏用に今年新調。06 スカンツ(紺)夏用に今年新調。○靴07 レインスリッポン(黒)買って良かったものベスト1。雨の日以外も履いてる。○アクセサリー08 腕時計(ブレスレットウォッチ)09 ネックレス(雫型)10 ネックレス(ハート型)○バッグ、小物11 サロン(トラジャのバティック)寒さ対策などに使用。12 斜め掛け・肩掛け2wayバッグ(茶)マザーハウス。通勤用。というわけで、日々12アイテムで生活していることが分かった。でも02の「一枚で着れないTシャツ」は、ほぼ着てない。生地が薄いから、タンクトップを買わないと着られないんよな。これは「さよなら」でもいいかも…。ほとんど着てないから譲るか。そして白じゃないトップスを買うか…。著者は言う。ものに期待するのはやめる。ものにあなたの人生を変える力はない。あなたをより良い人間にできるのは、あなただけ。そのとおり。より少ないものが、より豊かな生き方を与えてくれる(ように思う)のは、空白がたっぷりあるからだ。気を逸らしてくれるものがない。それだけの余白があると、自分に向き合わざるを得なくなる。諦めないといけない。この自分で生きていくしかない。どれだけものを買っても、身に着けても、この自分で生きていくしかない。それは諦めであるけれど、また解放でもある。もう、何者かにならなくてもいい。「これを手に入れれば」なんて思わなくていい。もっと良い自分。もっと素敵な自分。もっと賢い自分。―――そして繰り返し繰り返し、そうなれなかった自分。何者にもなれなかったあなたは、もうずっと「あなた」のままでいい。何者にもなれなかったというなら、あなたは「あなた」になればいい。ただ、そのままで、いればいい。それは張り詰めていた息を吐いて、清々しい空気を胸いっぱいに吸い込むような。見慣れていたはずの世界を、合わない眼鏡を外してはじめて見るような。泣きたくなるような、解放感だ。紹介されていたボー・ブロンソンの『このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか?』読んでみたいな。タイトルに惹かれる。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.07.10
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本のタイトル・作者36歳独身、派遣OL、女子力ゼロ お気楽ひとり暮らし。 [ yoriko ]本の目次・あらすじ<#ルーティン> 彼と別れた36歳、独身、派遣社員のOLがお気楽ひとり暮らしを手に入れるまで<#部屋> ミニマルに暮らす楽しみを見つける方法<#掃除> 掃除が好きじゃなくても、そこそこキレイを保つ方法<#おしゃれ> ミニマルな暮らしになって、シンプルなおしゃれになった<#自炊> 料理が苦手でもできるミニマルなひとりご飯とお弁当<#お金・働き方> ミニマルな暮らしで、派遣女子でもコツコツ貯める<#メンタル> モヤモヤの毎日を解消して自分を大切にする引用本当に大切なことは、誰かが決めた素敵な生活に向かって努力をすることではなく、小さなことにもワクワクできる「気持ちの透明度」を上げることでした。私は、自分がどんなことに楽しさを感じるのか、気持ちが濁り過ぎてわからなくなっていたのです。感想2022年171冊目★★★ミニマリスト本が読みたくなって手に取った本。「36歳独身、派遣OL、女子力ゼロ 」とある。でも私から見たら、すんごく女子力高いんだよな…。何なんだろうな、この差は…。世間一般のハードルが高すぎるのか…。すんごいドン引きされることを覚悟で言うんですが、私いま基礎化粧品を何も使ってません。化粧落としは前から使ってなかったんですが(家じゅうで使っている洗濯用と銘打った液体せっけんを希釈したもので顔も身体も洗ってます)、最近ハトムギ化粧水がなくなったのを機に「なくてもいけるんじゃね?」とやめてみました。お風呂上りはちょっと突っ張るけど、そのうち自然と自分の油脂でしっとりするから大丈夫。どうしても乾燥するようなら、子どもの保湿用ワセリンを塗ればいいか~と思ってます。夏になってきたからワセリンなしでもいけてます。あ、湯シャンは何度も挫折してからシャンプー使ってます!笑著者は、子供の頃からオールorナッシングの0か100か思考だったそう。田舎の進学校から短大へ進み、保育士になる。大阪に出て正社員で働くも、職場での人間関係がうまくいかず休職。その後、自分を変えたいとマキシマリストからミニマリストに。整理収納アドバイザー1級を取得し、彼と別れて築30年の19㎡で新生活を始める。写真にある、がらーんとした真っ白な部屋。ベッドはなくマットレス。家具は小さな引き出しと机と椅子のみ。テレビも掃除機も炊飯器もない。ハンガーラックの代わりに壁に服を掛けて。ハンドソープや食器用洗剤、キッチンペーパーを両面テープで貼り付けている人はじめて見た。たしかに省スペースだし水切れいいし、賢い。シャワーカーテンを使わないから、ランナーに手桶からワセリンなども吊るしている。すごい。面白い。玄関扉にはマグネットフックでいろんなものが収納されていて、まるでウーテンシロ(壁掛け収納の有名なやつ)みたい。ひとりって、身軽だなあ。さわやかな風が吹くようなその軽やかさが、私は羨ましい。西尾維新の小説で、「安定とは移動の困難さを意味する」と言っていた。ああ、今の私は、移動が困難だ。だからミニマリスト本を読むんだろうな。自由であることに焦がれて。どんどん高度が下がっていく気球から荷物を放り出したら、少しでも飛び続けられるんじゃないか。またいつか、遠くが見えるんじゃないか。そんな淡い期待を抱いて、地面のすれすれを行く。ミニマリストのワードローブを見るのが好き。著者のワードローブは、・トップス6(半袖3、長袖3)・ボトムス6(薄手2、冬用1、オールシーズン3)・アウター4(カーディガン2、パーカ2)・コート3(トレンチ、ウール、ダウン)・ワンピース3(春秋、夏、冬)・バッグ4(通勤用A4サイズ、リュック、小さなバッグ、黒の革バッグ)・靴5(ハイヒール、フラットシューズ3、スニーカー)・スーツ・礼服(ドレスはレンタルする)トップスが黒、白、グレーの3色だとバリエーションが出ていいですね。私は上半身が白、下半身が黒か紺なので、どうしても同じ印象になる。参考になります。トップス黒+ボトムス黒もいいものよね。1カ月の家計内訳も、固定費+変動費の最低コストを約12万円にしていらして、+貯金や予備費の積み立てに6万円くらい、合計18万円程度を生活コストで計画していて、うまく暮らしているなあと思う。派遣のお給料が18~20万円で、YouTubeなどの副業が月15万円(!)だというから、じゅうぶんやっていける。というか副業すごいな。著者の「承認欲求は承認してもらうことでしか埋められない」って分かる。私にとってそれは、愛されたい、という切実な願いのようなもの。愛されたい、というのは、自分は愛されてもいいという確信、愛されるに足る存在だという自信を得たいということだ。満たされなかったものを溢れるほど注いで、かたちづくる。少しずつ少しずつ、私はそれが出来るようになってきたと思う。すぐに木っ端みじんになってしまう確信、薄氷のようにかくも脆い自信だけど。何度ぺしゃんこになっても、からっぽのそこに、幾千幾万の言葉をはち切れんばかりに詰め込んで。モノを減らして、感覚を研ぎ澄ませて、心の声に正直になって。「気持ちの透明度をあげて」。そうしたら、いろんなものを、愛せるようになるんだろうか。嫌い抜いたその先にあるもの。たくさんの「ゆるせない」を、いつか、ゆるして。著者の「コーヒーのお供ベスト10」、1位がヴィ・ド・フランスの「十勝ミルクのシナモンロール」だったので、シナモンロール好きとしてはぜひ食べてみたい。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.07.09
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本のタイトル・作者買わない暮らし。 片づけ、節約、ムダづかい……シンプルに解決する方法 [ 筆子 ]本の目次・あらすじ第1章 あなたは、こんな買い方をしていませんか?1 節約できない原因は、その“買い方”にある2 なぜ、買いすぎてしまうんだろう?3 買うことの裏側には「心理的なニーズ」がある4 私も昔は買いすぎていたーー筆子の場合5 まとめ買いって、本当にお得!?6 お金が出ていくのは1回だけではない第2章 お金より大事なものを知る1 お金以外のリソースがある2 お金より大切なものは目に見えない3 一番大切なものは本当にお金?4 優先順位を決める5 お金のストレスを減らすには?6 マネーシェイムに気付こう7 足りないマインドVSたっぷりあるマインド第3章 買う物と買わない物を上手に見極める1 買い物習慣を見直そう2 買わない挑戦をしてみよう3 衝動買いを防ぐためにできること4 「安売り」「セール」に飛びついてしまう心理5 意識的に買うようにする6 ニーズとウォンツを把握する第4章 物を捨てて買わない暮らしへ1 「捨てる」には、こんなにメリットがある2 「捨てる」ことが節約になる3 こうして大きな余裕が生まれる4 それでも「捨てるのが苦手」なあなたへ5 6つの質問で、さらに捨てる物をあぶり出す引用捨てながら自分と向き合い、本当にやりたいことをする生活は、とても満足度の高いものです。物にコントロールされる生活ではなく、自分が主体的に物を使う生活になるから、自信も生まれ、外野の声にまどわされていらない物を買うこともなくなります。衝動的に物を買い、そのときだけお手軽にいい気分になる生活から、しっかり卒業できるのです。感想2022年145冊目★★★著者は、60代のカナダ在住ミニマリストブロガー。過去に著者のブログを読んでいたので、「そうそう、こういうこと書いてらしたな」と思いながら読んだ。読んでいる時は「よし!やめよう!」と思うのだけどね。結局また同じ生活のスパイラルに戻ってしまう。「購買力」、ものを買えるって、「力」なんですよね。私はアルバイトを始めて自分のお金が手に入るようになり、もう馬鹿みたいに次から次へと買いまくっていた。でも今思うと、「勿体ないことしてたなあ」と思う。欲しかったというより、「その新しく手に入れた力を試したかった」のだ。でもその経験がなかったら、今でも何となく買う日々のままだったかもしれない。散々買い散らかして、ようやく落ち着いた。今はむしろ考えすぎて買うことが出来ない。ミニマリストになると、「所有」するハードルが上がる。消耗品なら大丈夫なんだけど、耐久財は生き物を家に迎え入れるくらいの心構え。考えて考えて、結局考えることが面倒になって買わない、ということも増えた。なくても生きていけるしな…というのが最近のスタンス。結局、若い頃の「欲しい」って、「これくらい持っておかないといけないんじゃないか」も多かった気がする。どこかにある世の中のスタンダード。これを欲しがらないといけないんじゃないか。でも本当に自分がそれを欲しいのかと言うと、そうでもなかったりする。そして何より、「本物」を買うだけの力がまだなかった。高くても良いものを買う、選択肢の中で迷ったら一番良いものを買う。そうすると物欲はぴたりと収まる。使うたびにうっとりして満足感が得られる。私は、昔は買い物は著者のように「買う瞬間」がピークなのだと思っていた。でも、本当に必要なもの(欲しいもの)を買うと、それは「使っている間」中、ずっと続くのだ。それを知らなかった、あの頃の私。力を試して、その魔法はすぐに解けてしまうから、どんどん買わないと行けなくて。場所もなくて、部屋は散らかって、頭の中もこんがらがって。自信の無さを、欠落を、悲しみを、寂しさを、「モノ」で埋めようとして。でもそんなものでは埋まらないから、結局ずっと空っぽのまま。あの頃に比べれば、だいぶとお金の使い方は上手くなった。でも私は自分のために適切にお金を使うのが下手。自分にはふさわしくない、それだけの価値がない、という思いがあるのかもしれない。ここらへん、根深い問題。著者の提案する「買わない挑戦」。私もつい買いすぎてしまうもの、買って後悔してしまうものがある。たとえばお菓子とかお菓子とかお菓子とか!!!!ストレスが溜まるとお菓子を爆買いしてストックする癖がある。職場に持って行って色んな人に配り歩くので、カロリーは私ひとりにストックされないのだが。これも、「人によく思われたい」という気持ちが隠れてるんじゃない?と穿ったりする。私としては、南の島で流通している特別な貝殻のように(そこでは感謝の気持ちを貝殻で渡し、貝殻をたくさん持っている人が尊敬される。貝殻は葬儀の際に参列者に分配される)、お菓子を通貨がわりに使っているんだけど。百均もダメ。行くと絶対に「これ買おう」と思ったもの以外をかごに入れている。あちこちの棚を見て「へー!すごーい!こんなのあるんだー!」ってなっちゃう。必要なものを入れてパッと店を出ればいいのだ。たいてい、そういう時に思い付きで買ったものは、不具合があったり使わなかったりしてすぐゴミになる。安物買いの銭失いとはあたいのことよ…。しかし良いものを買えばいい、と言うけれど、一方で何もかもにそのコストを払っていたらリビングコストが高く付き過ぎる。要はバランスなのだ。私は「手に入る選択肢のなかで一番安いもの」という買い方もよくする。消耗品はこれでじゅうぶん、というラインをクリアしていたらそれでもいいと思う。それを決めるのは自分だ、ということ。広告やSNSではなく。もうじゅうぶん持ってるんだよな。この歳まで生きていると思う。もうじゅうぶん過ぎるほど持っている。そこから始めてみる。自分の中の空っぽは、モノでは埋められない。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.06.12
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本のタイトル・作者手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択 [ ミニマリストしぶ ]本の目次・あらすじ序章 ミニマリスト入門第1章 なぜミニマリスト需要が高まったのか第2章 余白がないとバカになる第3章 手放すコツは江戸時代から学べ第4章 モノを減らして得すること第5章 性格でわかる「モノの減らし方&増やし方」第6章 人生に余白を戻す「減らし方」第7章 ムダに持ちすぎないための「増やし方」終章 余白から見えてくる本当の自分と出会う引用「ミニマリストが言う“必要最小限のモノ”って具体的にどれだけの量なの?」と疑問に思う人もいるだろう。僕は「何をどれだけ持っているのか、自分の所有物すべてを把握していて、1つ1つ所有の理由を語れるだけの量」が指標と考える。感想2022年115冊目★★★『手ぶらで生きる』に続く「ミニマリストしぶ」さんの2作目。1作目と重なるところも多かったけど、ミニマリスト思考(マインド)のほうがメインだった。引用で権威付けしてるんかなあ…というところは読んでてちょっとしんどかった。あと任意同行された過去は「何したん…」となった。人生が積んでくると(詰んでくると)、モノを減らしたくなる。せめて視界に入る世界だけはすっきりとしていてほしい。こんがらがった世の中で、自分の家くらいはシンプルに。居場所と思考が、どこまでもクリアであるようにと。というわけでものすごくミニマリストの「がらーん!」部屋が見たい今日この頃。(病んでるなあ)冒頭のカラー写真に恍惚とする(ヤバイ奴)。床も壁も何もかも真っ白け。カーテンもない。タクシー1台で引っ越したというお部屋は、都心のワンルーム7.5畳。家賃は3万5,000円。お掃除ロボットにスタンディングデスク、ドラム式洗濯乾燥機。天井埋込みプロジェクター。家具の類は、主に折りたたんで体積の小さくなるモノたち。所持品は250個。がらーん!すとーん!ああ、いいなあ。うっとり…。モノを減らすと、モノにかけるコストが減る。置き場所としての家賃もそうだし、新しいものを買わなくなる。著者は「手取り6万円」で暮らしていけると言う。その内訳も載っていて、たしかに家賃と水道光熱費を抑えれば、ネット・ジム・サブスクで満ち足りた文化的生活が送れる。年収100万年以下だから住民税非課税。国民健康保険も安いし、国民年金も免除になる。・「山奥ニート」やってます。 [ 石井あらた ](2021年6月に読んだ本まとめ/これから読みたい本)・がんばらない勇気 [ ひろゆき ]でも、固定費を抑えて生きていっていくことにしていたなあ。そうすればそんなに働かずして好きなことをして生きていけるのだ。これは私の望む生き方でもある。ただ私は思うのだけど、みんながこういう暮らしに移行していくと、公共的な部分の負担、道路とかごみの回収とか公的扶助とか、税金で賄われている部分って税収入が乏しくなると成り立たなくなるんじゃないだろうか。スマートシティ・コンパクトシティ化で集中管理して、採算の合わない限界集落は放棄する?ベーシックインカムもそうだけど、「働かないこと」と「今の社会システムを維持すること」ってバランスが難しい。システムを変える方がよいのだろうが、現状それが誰かの労働の犠牲の上に成り立つのであれば、それは私の望む生き方ではない。デジタルデトックスは、出来てない。ついつい寂しくなるとネットしてしまう。今はTwitter。私は誰もフォローしていないのだけど、しぶさんも2年前にフォローを0にしたそうだ。わかる…!ネット上でまで人間関係めんどくさくしたくないよね…!流動性や、価値のあるうちに売却する、というのを仰っていて、「メルカリ読書法」は「買った瞬間売りに出し、売れるまでに読む」という強制的な読書期限を設けていてすごいなと思った。私も図書館の本だと読める、読了期限のある電子書籍だと読める。でも期限のない本って読めない。なるほどこれは有効であろう…が、メルカリへの出品が面倒な自分はむりだ…。私は誰かにあげたり、古書店へまとめて売ってしまう。最近は英語学習や1万円選書で本が増殖中…。デジタルにすればよいのだけど、紙だと譲渡や売買が出来るんだよね。ミニマリストのワードローブの構成を見るのが好き。著者の服は春夏秋冬オールシーズン10着。・Tシャツ3枚・タートルネック2枚・シャツジャケット1枚・ダウンベスト1枚・コート1枚・スキニーパンツ1枚・2WAYハーフパンツ1枚靴は3足。スニーカー(コンバースのオールスター)2足に、サンダル(KEEN)1足。すべて、オールブラック。まったくの黒。全身まっくろくろ。すげえ。潔い。今の私の服は何枚か数えてみた。・半袖2枚(白ブラウス2枚)・長袖4枚(黒ブラウス1枚、白ブラウス3枚)・ニット1枚(グレー)・ジャケット1枚(黒)・ズボン3本(黒2本、ベージュ1本)・コート1枚(茶色)冬の終わりに冬物を処分したので、現状オールシーズン12着。「1万人の第9に飛び入りで歌いに行けるモブ」をドレスコードにしてから服選びが楽。これに下着類と小物、部屋着、冠婚葬祭服が加わるので総数は20~30の間くらい?靴は2足で、レインスリッポン(黒)とバレエシューズ(黒)。これは冠婚葬祭も含む。鞄は3つ。マザーハウスのショルダー、レスポートサックのトート、冠婚葬祭用の黒バッグ。アクセサリーもこの春に処分して、ネックレス3本、イヤリング1組、ブレスレットウォッチ1本、結婚指輪1つの合計5つになった。人生がくさくさしてくると、とにかく目に見える形でスッキリしたくて、「捨」に走る。今年に入ってから色んなものを譲り、売り、捨てまくっていた。それでも全体量として減った感じがしないんだよなあ…その分買って増えてるんだろうな…。定期的にエクストリームなミニマリストの本を読むと、「っしゃあ!やってやるぜ!」と減らせるので(ゆるりまいさんの言うところの「捨てのK点超え」)、定期的に読む。カンフル剤みたいな役割。私ひとりだけなら、もうちゃぶ台と折りたたみマットレスに寝袋とかで暮らすんだけども。これまでの関連レビュー・ミニマリストな暮らしのつくり方・ミニマリストな暮らし方・社会不適合僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。 [ 静慈彰 ]・ゆるミニマルのススメ。[ 阪口ゆうこ ]・ミニマリストの持ちもの帖 家族5人これだけで暮らしています [ 尾崎友吏子 ]・デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する [ カル・ニューポート ]・ミニマリスト スマホの中を片付ける [ 飯島彩香 ]・ミニマリストの愛用品 [TJMOOK]・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト整理術 [ Takeru ]・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト生活 [ Takeru ]・ミニマリストな暮らしのつくり方 [ 主婦の友社 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.05.11
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本のタイトル・作者ミニマリストな暮らしのつくり方【電子書籍】本の目次・あらすじ(19人のブロガー、インスタグラマー)・尾崎友吏子さん・香村薫さん・SHEさん・H.Nさん・84KICHIさん・蜜柑さん・Fujinaoさん・sima,kanaさん・かおるさん・yukaさん・nicoさん・こはま ゆうさん・kurashi_cameraさん・harusan,4649さん・kinocoさん・k.m.k.btさん・sayaka.さん・ihioto.homeさん・YUIさん(COLUMN)・家計管理の考え方・トースター、炊飯器やめました・ストック品の持ち方・来客アイテムの持ち方・もの以外で変わったこと・これからの暮らし・防災対策・シンプルに暮らしたい人へのアドバイス感想2022年56冊目★★うーん…。私はインスタやらないので、人気インスタグラマーを知らない。ブログも読まなくなったので、ブロガーにも詳しくない。まず、画像、荒っ!ってなった。その人の紹介ページのトップに引き延ばす画像????こういうのって、取材にも行かないんですね。画像と文章を提供してもらって、原稿料を払って終わりなのか。せめてカメラを郵送で貸出するとか出来ないのか…。ようこんなん載せて本として売りに出すなあ。書籍人としての矜持はないのか。家庭もち、子供ありのミニマリストの暮らしが多かった。トップに紹介されていた尾崎友吏子さん。ブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」を一時期読んでいた。勝手に先達の師匠と呼んでいる。ファンとして、掲載されていて嬉しかった。しかし本全体的には私好みではなかった。何故だろう、と考えていたのだけど、たぶん「雪景色」みたいだからだと思う。私は寒いのが嫌いで、ニュースで雪の映像が流れただけで「ヒャッ!」となる。「やめて!見せないで!寒くなる!」って。この本を読んでいて、その肌感覚を思い出した。殺風景なものに、「寒々しい」っていうの、本当なんだ。きっと、雪景色の美しさもある。清々しい、清新の、深々とした。一幅の絵のような静謐。でも、これはそうではない、と思った。その人のテイスト、好み、味。その人が見ている風景がわかること。芯。信念。思考。それがないと、何だろう。ぬかるんだ道、止まった電車を映すニュース映像のようになる。「MRIで撮影してもきちんと整っている家」と仰っている方がいて、私もそれ心がけようと思った。これまでの関連レビュー・ミニマリストな暮らし方 ・ミニマリストの持ちもの帖 家族5人これだけで暮らしています [ 尾崎友吏子 ]・ミニマリストの愛用品 [TJMOOK]・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト整理術 [ Takeru ]・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト生活 [ Takeru ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.03.08
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本のタイトル・作者小さな暮らしは生きやすい [ おふみ ]本の目次・あらすじ1章 小さな暮らしで毎日が変わる小さな暮らし、いいことたくさん小さな暮らしと時間小さな暮らしとお金小さな暮らしとメンタル小さな暮らしと家事小さな暮らしと2章 減らして暮らしを小さくする1日1つから捨てる片付けを分解するものを4つに分類してみよう「引き出しひとつ」 から理想の部屋をイメージする「服を減らす」 に挑む思い出のものの処分法思い出ノートをつくってみる買い物の失敗を認める好きなものを残すには大物を手放すコツ3章 「好きなもの」も大事にしたいものを減らす目的は?「好きなもの」 も大事にしたい私の服の制服化私の定番アイテムコーデ単位で計画を「好み」 と 「似合う」 で万事解決ビューティケアの目標地方時代に見つけた買い物術「飾りもの」 で暮らしに彩りものがなくても季節を楽しむ25年持っている水晶の話心の潤いを持っておく花があると片づけられる4章 片づく 「仕組み」 も大事すっきりが続くルールづくりリバウンドしがちな人へ消耗品のストックは1つだけ片付けスイッチをONに片付けのきっかけをつくる押し入れをクローゼット化する大型収納家具を持たないやっぱり 「住所」 を決める誰でも戻しやすい住所に無理をしすぎない「数の上限」 を設定する「量の上限」 を設定するモチベーションを保つ方法感謝して手放す好きでもルールは設けるアウトドア用品の有用性5章 暮らしの 「先」 を見つめて未来につながる小さな暮らし悩みや不安を言葉にするコーピングリストのすすめSNSに振り回されない習慣づけには工夫が必要わたしの防災楽しみの時間をきちんと持つお金は浪費せず投資やりたいこと100のすすめおわりに感想2022年046冊目★★★ミニマリスト・ブロガーのおふみさんの新刊。…最近ブログ(ミニマリスト日和)を読んでいなかったんですが、3年前に会社員辞められてイラストレーターになられたんだ?!整理収納アドバイザー1級も取得されて。そして帯に「7.4万フォロワー」とあるように、インスタグラムがメインのSNSになったのかな?アップデートや近況を知りたくて読んだけど、これまでの著書の内容の振り返り・まとめという感じ。おふみさんの本を読んだことがない人、ほんわかしたイラスト入りでミニマリスト本を軽く読みたい人には良い内容。私はちょっと思ってた内容と違った。途中から「推しができておめでとうございます…で、誰を推してるんですか」が気になってしかたなかった。誰なんだろう…。イラストレーターになってどうか、とか、そこらへん知りたかったなあ。(絵が初めの頃からすごく上達されて、どう練習したか、というのも知りたい。 ただ、私は主人公(私)のイラストはちょっと苦手。小物やリアル風の人は素敵。)コロナでトイレットペーパーが品不足になった時、遠方の友人に送ってもらえると気付いた、っていうのは「それでいいのか…?」と思った。近所なら分かるんだけど、それ郵送しなあかんやん。災害の時には無理なのでは。ここの趣旨は「自分が全部ストックするんじゃなく、お互い助け合えばいいんだ」ってことなんで、それには賛成なんですが。「人によって管理できるキャパシティ=覚えていられる物量が違う」というの、本当にそう。私は昔、それなりにモノを持っていたけど、いつも自分の部屋で途方に暮れていた。もはや何をどうすればいいのか、分からなくて。少しずつ処分して、「まだ捨てられる(まだ私のキャパオーバー)」を恐る恐る繰り返して、何とか今自分の適正量にたどり着いている感がある。私が管理できるものって、本当に少なかったんだ…。これだけなんだ。私は買い物に行くのも苦痛で、たくさんの色や文字や形、素材…と情報量がキャパオーバーしてしまい、たくさんの選択肢を与えられたところでしんどくなるだけ。スーパーにほぼ行かず、買い物は宅配生協のオンラインカタログ。日用品は楽天。服はユニクロ。他のものは夫が買って来てくれる。買い物の楽しみ<苦痛ってのもあるんだなあ、とようやく自分がわかった。片づけられない(捨てられない)夫と暮らしているので、とにかく私は減らす担当。夫は個室があり、そこには手を出さないようにしているけど(そのレシート群、3年前のだよね…)家のほかのスペースはすべて私の思うようにしています。今年度中にベビーベッド(物置になっている)と、ベビーカー3台(壊れていて買い替えを重ねた)、ベビー布団を捨てることが目標。他にも、ごみをまとめる時には「一緒に何か捨てられるものはないか」を探しています。生活スタイルが変わってモノが増えて今のスペースから溢れたら、何か新しい収納や家具を増やすのではなく、今あるものを減らす。そうして総量が変わらないようにする。うちには家具らしい家具がなく(机と椅子しかない)、知人がうちに来ると「…自分の家になにがあんなに置いてあったのか思い出せない」と言われます。同じようにミニマリストの人のがらーんとした余白たっぷりの家を見るのが大好き。こういう本を定期的に読んで、だらけて飽和する暮らしに、時折片づけスイッチを入れたい。これまでの関連レビュー・バッグは、3つあればいい 迷いがなくなる「定数化」 [ おふみ ](8月に読んだ本①)・ミニマリストの部屋づくり [ おふみ ](2021年5月に読んだ本まとめ/これから読みたい本)↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.02.25
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本のタイトル・作者月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト生活 [ ミニマリストTakeru ]本の目次・あらすじプロローグ 人生どん底で見つけた光、それがミニマリズム第1章 汚部屋を片付けて、身軽な人生に第2章 モノを手放し自分らしく生きる第3章 ストレスを減らす暮らし方第4章 その人づき合いやめませんか?第5章 大切なお金の問題を考えようエピローグ 大好きなことに集中するために生きよう感想2022年028冊目★★ミニマリストYouTuberの著書。月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト整理術 [ Takeru ]を先に読んだけど、発刊はこちらのほうが先。どーしても思考的に相容れないというか、なーんかあわなかった。でも2冊目よりはこっちのほうがよかったです。結局こういう本を読むのって、私にとっては「よし、自分も片づけよう」と、日々なあなあになっている暮らしの目を瞑っている部分に目を向ける、というのが目的。今回も読んでいて「ああ、そうそう、アレを処分しよう…」と思い出した。私にとって今ネックとなっているのは、赤ちゃん用品。もう3人目どうする熱はすっかり冷めて、処分したいばかりなのだけど。ベビーカー(バギー)3台にベビーベッド、赤ちゃん布団…と、処分が億劫でなかなか重い腰を上げられない。ほぼ貰い物なので、「これも誰かに譲れば役に立つかも」と思うと捨てられず。かといって周囲に譲れる年齢の子もおらず。贈り物でいただいたブランドものの服は、職場で知り合った人が2歳の娘さんがいるという情報を入手して一切合切お譲りした。大変喜ばれたので、やっぱり「譲ってもらって嬉しいもの」でなくてはな…と「譲るにはどうかなこれもう粗大ごみ?」と赤ちゃん用品を見て思う。娘も小学校に入学するし、粗大ごみ申し込むか…。いくらかかるんだろ。保育園関係のモノ(指定リュックやバッグなど)は、誰かにお譲りできるかな。生活(ライフステージ)が変わると、モノも変わる。入学説明会と物品販売に行き、新たに入って来るモノの多さに恐れおののく。基本は学校に置いておくからいいとして…長期休みには持って帰って来る。ランドセルの置き場も作らなくては。おもちゃの棚(スチールラック)を整理して、ランドセル置き場を作ろう。今のスチールラックで間に合わなければ、その時はじめて収納用品を買おう。これからどんどん増えていく、子供個人のモノ。それはもう私が手出しできない範疇。捨てたくても我慢しないといけないな…すぐに捨てたくなっちゃうからな、私…。本の中に、捨てることは、夢を手放すことだとあった。かつて持っていた本などを大量に処分し、今また増えつつある私。この籠ひとつぶん、と決めているけど、すぐに溢れる。知識は自分のうちに貯めるもの。それを所有している必要はない。私は、基本的に本は1回しか読まない(読み返さない)。電子書籍のアカウントをあちこちに作りすぎて、もはやどこに何のDLした本があるのか分からない状態…。紙の書籍は読んだらすぐに譲ったり売ったりする。それでも手元にある本が増えてきた。特に最近は英語の教材が増加中。テキストはどうしても紙が勉強しやすい。さて、これも手に入れて満足するのではなく、自分のうちに入れなくては。一度手離して、また手に入れる。ってことは今、必要だってこと。私は今、英語が楽しいので、もう一度やれてうれしい。本の中に、「一年前の自分」と「今の自分」を比べてみよう、とあった。ああ、私は確かに進歩している。成長している。そのことが、誇らしい。悩み、苦しみながら、それを糧として。ミニマリスト。って、「必要最小限、何がどれだけあれば、自分は幸せか?」を突き詰めること。お金、モノ、人間関係、時間。それを見極めて、そのうえで「持つ」ものを決める。すべては有限。まず減らせ。話はそれからだ。私はいつも、「千と千尋の神隠し」で、千尋(千)がカオナシに沸き出す黄金を差し出されて首を振るシーンを思い出す。それは私が欲しいものではない。私が欲しいものは。すべてを手に入れるには、諦めなくてはいけない。手離さなくてはいけない。逆説的ではあるけれど、そうすればすべてを手に出来る。私が望んだもの。願ったこと。そのすべて。これまでの関連レビュー・月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト整理術 [ Takeru ]○ミニマリスト関連・ミニマリストな暮らしのつくり方・ミニマリストな暮らし方 ・社会不適合僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。 [ 静慈彰 ]・ゆるミニマルのススメ。[ 阪口ゆうこ ]・ミニマリストの持ちもの帖 家族5人これだけで暮らしています [ 尾崎友吏子 ]・ミニマリスト スマホの中を片付ける [ 飯島彩香 ]・ミニマリストの愛用品 [TJMOOK]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.02.07
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本のタイトル・作者月10万円で より豊かに暮らす ミニマリスト整理術 [ ミニマリストTakeru ]本の目次・あらすじ第1章 買って良かったものベスト10第2章 お部屋が喜ぶゴールデンルール第3章 モノが喜ぶゴールデンルール第4章 お金が喜ぶゴールデンルール第5章 ミニマリストたちが選んだベストアイテム45感想2022年018冊目★★なんというか…一周回って初期のミニマリストみたいなのに戻って来たな?という印象の本でした。ミニマリストという言葉が流行した当時からこういう書籍を読んでいる人には、目新しいことはない。最近ミニマリストって何?となった人には新しいのかな。著者はYouTuberらしい。Youtubeで年1000万円の収益をあげているそうな。「月10万円でより豊かに暮らす」の部分が本書では触れられていなかったんだけど、残りどうしてるんだろう…。貯蓄?運用?寄付?あんまり私とは合わない感じだったので、どうしても読み方が批判的になってしまった。持たない暮らしの実験をYoutubeでやっていたそうで、映画「365日のシンプルライフ」(ゼロからスタートし、1日に1つだけ必要なモノを取って来れる)をリアルにやってみていたそう。で、最低限必要な物は50~100個、100~200個でミニマリスト生活を楽しむことが出来るとのこと。ミニマリストの方の服の数を見るのが好き。著者は、1年に10着。夏…半ズボン1、半袖T2春・秋…長ズボン1、長袖T2、ジャケット1冬…ニット2、コート1すごい。なんかあったらどうするんだろう。新品の買い置きストックしているのかな。著者がインテリアとしてもおすすめする観葉植物。私は無理なんだ…。憧れるんだけど、緑のある生活。猫草に虫がわいてからトラウマ。流せるトイレブラシ、ミニマリストの人がよく使っている。私は相変わらずの固定ブラシ。力を入れてブラシでゴシゴシ擦りたい。卒業アルバムや過去の写真は捨てたいけど捨てられていないアイテム。かさばるから捨てたいんだけど。見返すこともないし、いい思い出もない。私も長傘を持たず、折りたたみ傘だけにしている。私のおススメは耐風のもの。折り畳み傘はどうしても風に弱く、安いものは裏返ってしまっていた。壊れたタイミングで風を受けてクルクル回転するものにした。移動や収納にも困らないし、めっちゃ快適。あと、私「この時間があれば」系嫌いなんですよ。この本だと「ポイントカードを作る時間があれば~」という論説で、他の本でもよく「特売のお店をはしごする時間があれば~」とか言われるアレ。「時給に換算すれば○○円ですよ、ちっともお得じゃないでしょ?!」というの、可笑しくない?だってそれなら、「睡眠時間8時間を6時間にすれば、2時間分の時給で換算すると○円!」ていうのが成り立つやん?でも実際、その時間は別にお金を生み出すわけじゃないんですよ。それは時間を生み出しているだけで。時間が誰しもに平等に与えられ、また有限であるからこそ貴重なわけで、それを言うなら分かるんだけど。(この本でも「時間に換算すると○時間、だから無駄」というのも言っているんだけど)そんなにモノいらんよな、という風潮になってきている昨今。しかしそのかわりに何をするのか?というところがまだ曖昧だなと思う。浮いたお金を寄付に回す、ということが出来たら素敵だなと思うんだけど、出来てない。これまでの関連レビュー・ミニマリストな暮らしのつくり方・ミニマリストな暮らし方 ・社会不適合僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。 [ 静慈彰 ]・ゆるミニマルのススメ。[ 阪口ゆうこ ]・ミニマリストの持ちもの帖 家族5人これだけで暮らしています [ 尾崎友吏子 ]・ミニマリスト スマホの中を片付ける [ 飯島彩香 ]・ミニマリストの愛用品 [TJMOOK]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.01.27
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