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"A World Without Love" by Peter & Gordon 1964 昨日、日記の最後に "I Go to Pieces" のことを、「どんな経緯でピーターとゴードンがこれをカバーすることになったかはわかりませんけど、・・・」と書いたんですが、寝る前に、はたと思いついて、RHINO(ライノ) のベスト盤 "the best of peter & gordon" のライナーノーツをもう一度読み返してみたんですよ。 そしたら、何と!・・・というか、やっぱり出てました。 買った直後には読んでいたはずなんですけど、すっかり忘れていました。何しろ20年近く前のことですから・・・。 このライナーは、最初のページで彼らのヒット曲と活動の概要が解説されていて、そのページの後半からは、ピーター・アッシャーにインタビューするという形式で、構成されています。 しかも、インタビューは延々7ぺ-ジに渡って繰り広げられ、大変興味深い内容の質問がいくつもあるではないですか。途中珍しい写真も何枚何枚もあるし、やはりこれは持っている価値があるなあと、つくづく思いましたよ。 さて、とりあえずその懸案事項、"I Go to Pieces" をカバーするようになったいきさつですが、これが実に興味深い。インタビューの中頃で語られています。 インタビュアー (Parke Puterbaugh氏) はこう切り出します。 「デル・シャノンの "I Go to Pieces(アイ・ゴー・トゥー・ピーセス)" をレコーディングしようというのは誰のアイディアだったんですか」 これに対するピーターの答えは次のようなものです。 「・・・僕らはデル・シャノンとサーチャーズと一緒に、オーストラリアツアーに出ていたんだ。ある時、楽屋で、デルがサーチャーズ相手に、彼ら向けの良い歌だと思うと言いながら、この歌を歌っていた。でも彼らは気に入らなかった。ちょうど『愛なき世界』の時と同じ状況だね。で、僕だったかゴードンだったか忘れたけど、どっちかが「その歌気に入った。続きを聴かせてよ」って言うと、彼は歌ってくれた。僕らは「いいね!とっても気に入った。僕らがやるよ」って言ったのさ」 サーチャーズも惜しいことをしたかなと思う反面、この歌はホントにピーターとゴードンにピッタリだった訳で、どんな偶然でこのようなことがあったにせよ、終わりよければすべてよしとしておこう。 で、上のピーターの話の中の「ちょうど『愛なき世界』の時と同じ状況だね」は、やっぱり気になりますか? レノン・マッカートニーに詳しい方や、察しの良い皆さんにはどういうことかお分かりと思いますが、ポールが作った "A World Without Love(愛なき世界)" も、確かに同じような経緯でピーターとゴードンが歌うことになったのです。そのことは、インタビューのかなりはじめの方で語られています。 最初は、ゴードンとの出会いや、初めて人前で演奏した時のことを聴いていますが、次に「やっぱり」という感じで、僕らが知りたいことを質問をしています。 「ビートルズによってレコーディングされなかった "A World Without Love(愛なき世界)" が、どのようにしてあなた方の手に落ちたのですか」 これに対しては、ピーターは随分詳しく説明していますが、概略はこんな感じです。 「・・・ある時、ポールが "A World Without Love(愛なき世界)" を演奏した。この時点ではまだサビが無くて、1番と2番だけだった。ポールが言うには、ビリー J クレーマーのために書いたんだけど、彼は気に入らなかった。ビートルズも自分達向きじゃないということで、やりたがらなかったということだった。で、僕らがこの歌のEMI向けデモを作ってから、ポールにサビを書いてくれるようせがんだって言うわけ。この成功を受けて、彼はほかにも何曲か僕らのために書いてくれたのさ」 ********************** レノン・マッカートニーが書いた曲で、自分たちが歌わずに他人に歌わせたものは、どのくらいあるでしょうか。数えたことがないのでわかりませんが、20曲ぐらいでしょうかねえ。 以前にも何度か書きましたけど、結構良い曲ありますよ。 特に、ビリー J クレーマー with the ダコタスの2曲、"Bad to Me" と "From a Window" は、いつ聴いてもいいですよね。 もちろん、『愛なき世界』も名曲と言えると思います。はい。 (文中訳:穴沢) 関連日記 2002年12月5日の日記
2010.01.14
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"I Go to Pieces" by Peter & Gordon 1964 タイトルの数字 (ゼロ並び) 見て、一体何?・・・って、思った? こちら↓ をご覧ください。 ね、お分かりでしょ。 はい、新車買いました! というような話でないことは、みなさんも薄々お気付きでしょう。 いくら12x5だって、無い袖まで振れるようなパワーは手に入りませんでしたよ。 実は、上でお見せした写真の前にこちら↓ を見てもらう必要があったかもしれません。 99999.9が先で、そのあと00000.0が登場したっていうことですね。 え?・・・どういうことかって? つまり、一回りしたっていうことですよ。 一昨年の誕生祝い?に手に入れた今の僕の愛車は、ちょっと昔の車なので、メーターが10万キロで一回りしてしまうわけです。もしかすると二回り以上してるんじゃないのか。と思っているあなた。・・・その可能性も無い訳ではありません。ただ、前の所有者の話からすると、どうやら一回り目のようです。 最近の車は、10万キロ越えてもそのままメーターが加算されて行くから、ゼロ並びを見るためには100万キロ乗らなければなりませんよね。 こういう遊びも旧車ならではということでしょうか。 9並びが近くなった頃から、何とかしてゼロ並びも続けて写真に収めようと、考えていましたが、ちょうど家族で出かけていたので、みんなの意見を聞きながら大型店の屋上駐車場に着いたのが、99999.8キロ。上手い具合に目論見どおり、撮影に成功しました。 まあ真相はそのようなことな訳ですよ。はい。 けど、ゼロからのスタートっていうことで、新年にふさわしい話題と言えば言えないこともないでしょ。 ********************** もう1つ、正月らしい話題といえば、楽天仲間の五寅さんから、お年玉が届きました。 昔テレビから録った秘蔵のビデオを、 DVD にして送ってくれたんですよね。その最後にジョニー・ティロットソンとデル・シャノンがデュオで、"I Go to Pieces" を歌っている貴重な映像が入っていました。 "I Go to Pieces" は、何と言ってもピーターとゴードンの素晴らしいハーモニーで耳になじんでいますが、オリジナルのデル・シャノンも一人二重唱で熱唱していますから、はじめからデュオで歌う前提で作った可能性もありますよね。 ちょっとテンポがゆっくりすぎる感じでしたが、これをジョニー・ティロットソンと二人で歌うデル・シャノンの在りし日の姿は、とてもその数年後に自ら死を選ぶことになるなどとは、想像もつかないような幸せそうなものでした。 それにしても、何度聴いても名曲です。どんな経緯でピーターとゴードンがこれをカバーすることになったかはわかりませんけど、選曲の見事さに脱帽です。 この曲をピーターとゴードンのように歌うのが、今年の目標です。 関連日記 (どちらも2002年に書いた日記でした) 2002年10月13日の日記 2002年11月2日の日記
2010.01.13
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