全24件 (24件中 1-24件目)
1
小説すばる 2013年10月号幸せ嫌い 第六回 平安寿子この二人を結婚させる・・・。かくして、「その気にさせる」「好きにさせる」プロジェクトが始動した!(小説すばるより転載)漆原克子が色々ご託を並べていますが、どう考えても「真婚」には会員がこの二人しかいないようですね(笑)しかしまあ、漆原克子はああ言えばこう、の典型的人間で、普通の人ならまず勝てないでしょうね~。麻美もしっかり丸め込まれているし・・・(笑)それにしても、全く相性の悪そうなこの二人を結びつけるなんてことが出来るのでしょうか?こりゃ見物ですね。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月30日
小説すばる 2013年10月号チープスリル 深町秋生民間軍事会社に所属する有道のもとに、珍しく楽な任務が舞い込んだ。アメリカ留学する女子大生に、戦闘指導をしろというのだか・・・。(小説すばるより転載)頭空っぽで読める、痛快アクション小説シリーズです。今回も何時にも増して軽快なテンポで話が進みます。疲れている時に読むと、元気が出てきます。話は、有道が楽だと思っていた仕事が、何だか怪しくなってきて、結局体を張って仕事をする羽目に。有道が孤軍奮闘した後、社長の野宮の企みが判明します。もうあきれるやら感心するやらで、笑いがこみ上げてきます。楽しいなあ (^◇^)社長の野宮は頭が猛烈に良いので、有道は完全に手玉に取られていますね!性格もつかまれているし、弱みも握られているし、野宮の凄みがどんどん分かってきていて怖いくらい。このシリーズ、回を経るごとに面白さも増している感じ。これ毎回載せてほしいです。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月28日
小説すばる 2013年10月号異人類たちの歌 伊与原新博物館に所属する研究者が、海外で行方不明になった。同僚の環は、謎の植物と奇妙な走り書きを手がかりに彼を探すが・・。(小説すばるより転載)国立自然史博物館の旧標本収蔵庫、通称「赤煉瓦」に住み着いている箕作類、通称ファントムが様々な謎を解く、知的博物学推理シリーズです。ものすごく楽しみにしていたシリーズですが、今回で終了のようです。今回は箕作が行方不明に。必死で探す中、箕作から電話が。しかし肝心なことが分からず、行方不明状態は変わらず。電話を受けた池之端環が必死で行方を追うが・・・。という話でした。今回は人類の話。例によって難しい話(ウンチク)が繰り広げられます。どこまでが本当の話なのか、全く見当がつかないのも今迄通り。箕作と池之端環の関係も(お約束のように)見所ですし、箕作の話も難しすぎて、全然分からないのですが、何だか面白い。やっぱり、このシリーズものすごく面白いです~。単行本になると、人気が出そうな気がするのですが・・・。とりあえす第一シリーズが終了ということで、時期を見て第二シリーズの開始を熱烈に望みます。伊与原さん!絶対書いてください。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月27日
小説すばる 2013年10月号御吉兆聞こえず 畠中恵「御吉兆」と鳴かない鶉(うずら)の佐久夜。何か凶事の知らせなのだろうか・・・。隠居大名・有月と、、泣き虫の名主・吉之助が活躍する、シリーズ最新作!(小説すばるより転載)百姓が襲われる事件は未解決のまま第一回が終了していました。その続きですね。またもや吉之助が襲われます。しかし、長ドスでやられたのは吉之助ではなくて・・・。ちょっと話の構成がうっとうしいですが、まあ読みやすいです。最初見えなかった話が終盤に判明していきます。有月の剣も冴え渡り、最後は無事解決。パチパチパチ。解決はしますが、まだまだ黒幕は判明せず、次回に話をつなぎます。登場人物がトボけていて、切羽詰まった状況でもユーモアが漂い、スルスル読めてしまいます。話はスッキリですが、江戸時代の部屋住みの哀愁が漂う話でした。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月26日
小説すばる 2013年10月号シュークリームが膨らまない 友井羊ほんの少し勇気を出して参加した、調理部のお菓子作り。レシピ通り進めたはずなのに、なぜか私のシュークリームだけ・・・。(小説すばるより転載)吃音をもつ私・沢村菓奈が謎解きをするシリーズ。イケメンでお菓子オタクの天野真雪とその叔母・悠紀子との交流が横軸。調理部のお菓子作りに参加した沢村菓奈だが、宇藤鞠子と小田原香澄と一緒にシュークリームを作る。天野真雪のレシピ通りに作ったのにうまく膨らまずに、保健室の眠り姫・篠田悠姫子に食べさせることが出来なかった・・・。例によってお菓子のウンチクが盛り込まれた話ですが、今回はちょっと冴えなかったですね。いじめにあう沢村菓奈ですが、仕返しの方法がいまいちでした。まあ、原因が原因だけに、それほど目くじらを立てることもないのですけど。あまりスッキリした解決方法ではなかったですね。「好き」っていう感情がどう出るかは、人によりますねえ。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月25日
小説すばる 2013年10月号陸王 第四話 池井戸潤四ヶ月前の怪我から、いまだ復帰の目処の立たない茂木。一方、ライバルの毛塚は注目のレースを控えていた。(小説すばるより転載)もうテレビドラマ「半沢直樹」が大注目のおかげで、原作者の池井戸さんも物凄い注目度ですね。この連載も猛烈に面白いです。ドラマ「半沢直樹」でも悪役が分かりやすく描いてありますが、この「陸王」でも悪役が超~分かりやすいです(笑)アトランティスの小野と茂木の監督・城戸。同じくらいの悪役だと思っていたら、小野の悪役度がパワーアップしていて、もう悪役の親玉って感じになってきました。こはぜ屋のほうでは、良いことも悪いことも起こります。中小企業は金もないですが、人材も限られていて、補充がきかない。こはぜ屋ピンチです。おまけにライバルも現れて、暗雲立ちこめます。茂木の動向といい、物凄く次回が気になりますね!池井戸さん、この辺はむちゃくちゃうまいです~。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月24日
小説すばる 2013年10月号妄想ファンタジスタ 草凪優会社では、マネキンのようにクールな乃々先輩。しかし、近所で出会った彼女は普段と全く違う雰囲気で・・・。(小説すばるより転載)今回の「愛と官能の小説特集」の中で最もエロエロ度の高い短編。これぞザ・官能小説、という感じでした。しかし、この男、妄想が激しすぎませんか?単なる勘違い男、という気もしますが・・・。この短編、エロエロ度は飛び切り高いですが、中身は薄かった・・・。官能小説っていうのは、こんな感じなのですかね?【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月23日
小説すばる 2013年10月号しょっぱいソーダ 遠野りりこ手の届かない場所できらきら輝いていた女の子が、ある日突然、彼女の友達としてオレの日常の登場人物になった。(小説すばるより転載)マンガ喫茶でバイトをする高校生・藤尾春人。彼女は早苗ちゃんという。早苗ちゃんの友達は高校でも美人で有名なアイドル的存在。マンガ喫茶には二つ上の先輩・原口美桜がいていろいろ教えてくれる。ある日、早苗とケンカになった藤尾春人だが・・・・。と言う話です。青春まっただ中です。私も冴えない、気の弱い高校生だったので、藤尾春人の気持ちや行動に非常に共感してしまいました。美人に声をかけるでもなく、遠くから眺めていた高校生活でした。まあ、私のことはどうでも良いのですが、この短編、その辺の青春部分は非常に良く出来ています。しかし、最後のほうの話はなんだかとってつけたようで、最後だけ見ると「男の願望」小説になってしまっています。いや、これは「愛と官能小説特集」なのだから、これで良いのですね!それにしても先輩・原口はとても十九歳とは思えん・・・。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月21日
小説すばる 2013年10月号真昼の心中<お江戸いろごと帖> 坂東眞砂子醜い夫を嫌い、手代と密通を続けるお熊。この世で結ばれないなら、あの世で結ばれるしかない・・・。(小説すばるより転載)江戸時代を舞台にしたエロエロ小説です。醜い夫を嫌ってなんとか離縁しようと思っているお熊。母親とつるんで色々企みます。そしてその結末は・・・・。悪いことをしたら罰せられるのですが、江戸時代のお裁きは厳しいものですねえ・・・。エロエロ話とか、お熊の企みとかが最後のお裁きのところで全て吹っ飛んでしまいましたよ。江戸時代は、心中して死ぬと葬儀、埋葬が出来なかったそうですし、片方が生き残ったら死罪、両者とも生き残ったら身分を落とされたそうですから心中もするものではないですよねえ・・・。お熊はあまり良い人間ではないですが、一途といえば一途。悪いことは悪いですが、何だか哀れですね。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月20日
小説すばる 2013年10月号ビザール 桜庭一樹25歳。学生気分のままではいられない年頃。カノは転職先では笑顔の仮面をかぶり、ツイッターの中でだけ素顔を見せる・・・。(小説すばるより転載)転職した会社で隣の課の係長かなんかの人・更田(さらだ)。痴漢にあっていた電車の中で助けてもらってから、朝15分だけ喫煙所で話す仲になった。そして半年たって、同じ部署に配属されてきた29歳のイケメンからデートに誘われた近田カノ。そこから話が急展開になって・・・。近田カノと更田が実は同じ郷里だったというところが、後々重要になってきます。と言うか、それが最大の問題になっていきます。押しに弱い人間、カノ。辛い過去を持つ、カノ。カノには思い描く未来があるのですが、現実は過去から逃げられなくて、思い悩みます。うーん、これは辛いですね・・・。過去を捨てたいけど出来ない。男との関係も捨てたいけど捨てられない。カノはどうしたらよいのか分からなくなっていて、確かにこの状況だと訳分からないわ・・・と思ってしまいます。読んだ後、悲しいような、淋しいような、哀れなような、なんとも言えない感情に支配されてしまいましたよ・・・・。【送料無料】小説すばる 2013年 10月号 [雑誌]
2013年09月19日
創元推理文庫 天藤真推理小説全集 9大誘拐/天藤真大誘拐 天藤真(1978年作品)私の「ミステリーの古典を読もう」目的シリーズです。「東西ミステリーベスト100」(文藝春秋社)で1985年度版で12位、2012年度版で7位と非常に評価の高い本です。かなり前に映画になっていて、これまた評判が良かったのです。私も映画を見たことがありますが、つまらなくて、退屈してしまいました。見終わっても何の印象もなく、内容も全く覚えていない始末。しかしさすがに小説の方は猛烈な面白さでした!スリ師・戸並健次は刑務所出所後に誘拐を計画した。刑務所で知り合った、秋葉正義、三宅平太と三人で、紀州随一の大富豪・齢82歳の柳川家当主のとし子刀自が狙いだ。計画通りとし子刀自を誘拐した戸波健次たちだが、身代金を五千万円と切り出したとたんに、とし子刀自が怒り出し、「やせても枯れても大柳川家の当主やで。見損のうてもろうたら困るがな。私はそないに安うはないは」と言い出して、身代金を百億円に設定。とし子刀自が計画をひねり出す。対するは県警本部の本部長・井狩大五郎。とし子刀自も認める、ものすごい切れ者だ。前代未聞の百億円の身代金の受け渡しは成功するのか?・・・・という話です。結果をほぼ知っていても、ベラボウに面白いです。とし子刀自のキャラクターが傑作な上に、小説全体をユーモアが漂い、百億円というスケールの大きさ、犯行の出来具合、楽しすぎです。営利誘拐を目論んだ三人は、なんのことはない、とし子刀自の手下に成り下がり、誘拐された本人が、身代金の受け渡しの計画を立てるという奇想天外な話です。一方で警察の行動や言動などはかなり真面目に書いてあり緊迫感が持続します。とにかく、とし子刀自と警察本部長・井狩の丁々発止のやりとりが抜群に魅力的です。身代金の受け渡しも見事ですし、その後日談があまりにも素晴らしい。最後のシメは感動して涙ぐんでしまいました。「東西ミステリーベスト100」に書いてある通り残虐なし、殺人なしで、誰にでも勧められる本ですね。ただ、さすがに昔の本(1978年)なので、色々内容が古いです。「ゼロックス」とか「アジト」とか「マーク2」とか今の若い人にはさっぱりな「昭和用語」が多いです(笑)それにしても楽しい本でした~。
2013年09月18日
【送料無料】The Day of the Jackal: 40th Anniversary Edition [ Frederick Forsyth ]価格:1,823円(税込、送料込)ジャッカルの日 フレデリック・フォーサイス私の「ミステリーの古典を読もう」という目的の本です。1971年のフレデリック・フォーサイスのデビュー作。実際に起きた、1962年のフランス・ドゴール大統領暗殺未遂事件後の話です。ドゴール大統領を暗殺しようと、OASというテロ組織が動きます。それまで何度も暗殺を試みましたが、OASの内部に政府のスパイが入り込んでいて暗殺計画が筒抜け。これでは成功しないというので、新たな指導者が外国の暗殺者を雇って、大統領を殺してしまおう、と計画します。選ばれたのはイギリス人の「ジャッカル」。ジャッカルは徹底的なリサーチを開始。そして用意周到に暗殺計画を練っていきます。パスポートを盗み、銃を用意し、場所も下見。一方フランス政府も暗殺計画を察知しますが、何せ分かっているのが「ジャッカル」というコードネームと「ブロンドで180cmくらいの白人」ということだけ。フランス国内にブロンドの白人の外国人が何人いるのか?雲を掴むような話です。そこでフランス警察の最優秀刑事クロード・ルベルがジャッカルの捜索に当たることに。警察の捜査の手を見事にすり抜けていくジャッカル、全く手がかりなしの状態から、ジャッカルを追い詰めていくルベル刑事。そしてついにドゴール暗殺の日が来た!という話です。前半は説明が多く、じっくり書いてあるせいもあり少々動きがのろい。しかし、ジャッカルが動き出す後半はハラハラドキドキの展開。ものすごい緊張感の連続。ページターナーです。完璧な計画を練っている上に、臨機応変に対応するジャッカルにも感心しますし、「無」の状態から、じわじわとジャッカルを探り当てていくルベル刑事が凄いです。ジャッカルの非情さにも寒気を覚えながら、あまりの見事な計画実行度に思わず応援してしまいました。警察と暗殺者を同時に応援しながら読んでいまうという妙な展開に。全くもって傑作サスペンスですが、さすがに今読むと古さを感じてしまいました。もちろん携帯電話が無いし、記録が全て紙なので、検索、抽出がすべて手作業。今のようにコンピューターで一発、と言うわけにはいかず、捜査員は徹夜徹夜の体力勝負です。タバコは全員吸っているし、証拠品も残しまくりで時代を感じました。あと、1960年頃のフランスの歴史に詳しくないと、前半がサッパリ分かりません。私は全く知らないので、非常に苦戦しました。アルジェリアの独立問題が根底にあり、フランスの政府機関が沢山出てくるし、登場人物も多くて混乱します。そのへんはかなり大変でした。でも本当にドキドキ感が連続して、超弩級に面白かったです。まるでドキュメンタリーを読んでいるかのような小説でした。<英語の話>単語は難しいです。英米の作家のデビュー作は単語が小難しい、という大原則がありますが、この本もご多分に漏れずに小難しかったです・・・。単語力がある人は大丈夫でしょうが、私のようにTOEIC600点クラスだとかなり厳しいです。読み飛ばしの技術が無いと読めないと思われます。ただでさえ単語が難しい上に、フランス語が随所に入ってきて不明単語がますます増えるという厳しい展開(笑)ネイティブ並の単語力が無いと、本当には楽しめないかもしれないですね。
2013年09月17日
小説すばる10月号が9月17日(火)に発売になりますが、かなり楽しみですね。桜庭一樹さんは興味津々ですし、友井羊さんの「お菓子」シリーズ、伊与原新さんのファントムシリースも物凄く楽しみです。深町秋生さんのは例の傭兵シリーズでしょうか?だとしたら、これも嬉しいですね。早く読みたいなあ・・・。
2013年09月14日
小説すばる 2013年9月号アポロンの嘲笑 第五回 中山七里邦彦の叔父・亮一の証言は、どこか不自然な印象だった。さらに聞き込みを続けるうちに、邦彦の意外な生い立ちが浮かび上がり・・・。(小説すばるより転載)仁科が大阪まで出張って邦彦の過去を調べます。近所のおばちゃんから重要な事実を聞き出す仁科。うーん、加瀬邦彦の少年時代は悲惨なものでしたねえ・・・こんな悲惨な少年時代を過ごした加瀬邦彦ですが、結局今まで報われたとは言えない人生を送っていて、さすがに同情してしまいましたよ。現在もよりいっそう悲惨な目に遭っていますしねえ。一方公安がうろうろしているので、接触する仁科。案外公安の人が親切なので意外な思いをしました。でもますます訳が分からなくなりましたが(笑)一方福島原発では予想外の出来事が・・・!というところで終わっているので、次回が猛烈に気になります。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月13日
小説すばる 2013年9月号彼が通る不思議なコースを私も 第三回 白石一文辻井常務から抜擢され、新型テレビの製作プロジェクトの一員となる霧子。やりがいを感じる一方で、林太郎とのすれ違いに悩む日々を送っていた。(小説すばるより転載)第一回が猛烈に面白くて、近年無いほど夢中になってしまいましたが、第二回になると急にテンションが下がったこの連載。・・・・ところが、ところが、この第三回、またもやテンション急上昇で第一回を上回るかのような出来。もう面白くて、本当にページをめくるのがもどかしいほどでした。第二回で不満だった点、疑問に思った点が第三回でほとんど解消。白石さん、前回文句を言ってスミマセンでした!!その上、衝撃の事実が判明して、頭を殴られたかのような感じです。え~!そうだったのか~!林太郎は頭が良いだけで無く、特殊能力があったのですね!その特殊能力にまつわる過去の話は、あまりにも恐ろしいものでした。そして現在。むーちゃんにも変化が起き、林太郎からまた思いもよらない話が聞けます。普通ならこんな話は全く信じませんが、林太郎の特殊能力の話の後だと、至極まともに思えてくるから不思議。うお~、めちゃくちゃに続きが気になります~!これは早く読みたいです!【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月12日
小説すばる 2013年9月号岳飛伝 第二十二回 北方健三こんなに長期連載をしていてもまだ超弩弓に面白いのは驚異的ですね。それぞれ力を蓄えていた、梁山泊、南宋、金。南宋と金は腹の探り合いをしていましたが、動いたのは南宋。予想通り南に進出してきました。しかし、南には岳飛が居たため、計画が頓挫。この辺は、胸がすくような展開でした。しかし、南宋の攻撃がこれで終わるわけも無く、いよいよ梁山泊とも闘いそうな雰囲気ですね。眠っていた秦容が目覚めるか?そして、最後に明らかになる岳飛の純粋さ。こりゃ、本当に魅力的な人物ですよねえ! 【2500円以上送料無料】岳飛伝 6/北方謙三【RCP】
2013年09月11日
小説すばる 2013年9月号かたづの! 第九回 中島京子久々に八戸に帰った直義様は蒼い顔をしていた。事情を聞かされた清心様は、怒りに顔を赤らめて立ち尽くし・・・。(小説すばるより転載)陰謀のデパート・南部利直がまたまた無理難題を吹きかけてきました。さしもの直義も、なすすべもなく八戸に帰還します。それを聞いた清心(祢々)も怒り心頭に。ブチ切れる清心。恐れののく直義・・・・。それにしても南部利直、次から次によく思いつくものですなあ。でも、よくよく内情を探っていくと、本当は困っているのかも、と思えてきますが、何せ陰謀のデパートだけに、素直にはとれませんねえ・・・。熟思につぐ熟思のすえに清心が出した答えは・・・!そして清心は何をするのでしょう?非常に気になる終わり方です。とても続きが気になります。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月10日
小説すばる 2013年9月号オメガ・スポーツ 最終回 真藤順丈北海道の少年刑務所から、クロウをリーダーとした受刑者八人が脱走した。問題児・アクネの暴走やクロウの殺人など、思わぬアクシデントに見舞われながらも、船を手に入れた少年たちは、本州を目指す。(小説すばるより転載)【クロウ】 黒澤毅一郎、十七歳。四件の殺人。【カズマくん】 菊池和馬。【アギ 】 蕪木雄一、十六歳、放火殺人、物語の視点。【ダイバ】 梯場晋治、十七歳、殺人、寡黙で無口。【将軍 】 柳田英吾、十八歳、元柔道国体選手、殺人。【アクネ】 阿久根靖史、十七歳、アベック殺し、女にもてる。【イオタ】 飯尾健太、十六歳、連続放火、でこぼこの坊主頭。【ダッシュ】 五味史祐、十六歳、見えない誰かと話している。母親殺し。 少年たちの刑務所脱走小説も最終回でした。いよいよ黒幕が判明して、最後の対決。しかしクロウと黒幕の考えは全く違うものでした。黒幕の考えは、狂気のものとは言え何となく理解できますが、クロウのほうは凄いものでしたね。そんな目的だったんだ・・・。と唖然としてしまいました。それにしても、そんな考えにたどり着いたクロウって・・・。クロウが本当に考えていたことは分かりませんが、色々思うところがあったのでしょうねえ。でもまだ17歳なんだよなあ・・・ノンストップ・少年犯罪小説は深い余韻を残して終わりました。少年たちの暴走度はすさまじいものでしたね。少年たちの疾走に着いていくのがやっとでした。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月09日
小説すばる 2013年9月号人間の終わり 第十八回 池永陽二十世紀最後の年、歳三はかつての戦友を訪ねようと決心する。あの忌まわしい戦争から数十年経ってもなお胸にのしかかる、「人を殺した」という罪に向かうためだった。彼は旅立つ直前に知り合った大学生の渉とともに、ヒッチハイクの旅に出る。(小説すばるより転載)歳三は青森までやってきました。菅原直道二等兵の家は矢立温泉から2キロほどの先を山側に少し入ったところ。と言われてもよく分かりませんが、とにかく山の中みたいです。そこで再開した菅原二等兵は、歳三と考えの違う人間だった・・・。という話でしたが、最後の方ですごい発言が飛び出しました。歳三の秘密とはコレだったのか・・・?。歳三の過去が徐々に明らかになりつつあるところで今回は終了。菅原二等兵は、あまり良い人間とは思えませんが、同じ立場だったら私もこうなってしまうかも。人間の弱いところを描き出すこの小説、そろそろ終わりに近いのでしょうね。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月07日
小説すばる 2013年9月号十七歳の一閃 第五回 木下半太お前は必ず復習に失敗する・・・。一二三にそう告げられた若葉は、殺人の技術を学び始める。(小説すばるより転載)漫画チックな復讐劇、十七歳の一閃も第五回目。前回は若葉が絶体絶命のピンチに何やら秘策が・・・?というところで終わっていましたが、今回はその秘策が明らかに!おおっ!若菜の反撃!と思ったら、相手方に反撃されて、また絶体絶命。と思ったら、若菜に味方が現れて、これは形勢逆転か?と思ったら、相手側にも強い奴が登場して、またまた形勢逆転。という非常に忙しい展開。漫画チックです・・・。目まぐるしく変わる状況に興奮するというより、あっけにとられて、という感じ・・・。でも面白いです。続きがものすごく気になります。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月06日
小説すばる 2013年8月号バラカ 第二十六回 桐野夏生サスペンス小説ですが、未来小説でもあるバラカ。冒頭に「大震災八年後」という記載が。赤ちゃんだったバラカが大きくなっているわけですね。はるばる島にやってきたバラカ一行。せっかく来たのですが、本来の目的は果たせず。ここで情報が得られていれば、相当判明したはずですが、なかなかうまくいきませんね。それでも間接的に少し事情が判明しましたね。そして「おじいちゃん」があることに気がつきました。「おじいちゃん」相当頭の回転が速いですねえ。一体誰が味方で、誰が敵か、よく分かりませんね・・・。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月05日
小説すばる 2013年9月号1974年のサマークリスマス 第二回 柳澤健「林美雄のパックインミュージック」が終了するということで、抗議をするために集まった若者たち。署名を完成させるために、林美雄の誕生日=サマークリスマスに集まった若者たちの前に、呼ばれていたゲストのユーミンと石川セリが登場する・・・。署名をTBSに提出する若者たちですが、パックインミュージックの終了は変更されない。昭和の若者たちが熱い行動をします。本当に熱いなあ・・・。まだ大学生のユーミンの初々しさが微笑ましいというより驚きです。この集まりの前に、ライブを行っていたユーミンですが、元々ソングライター志望で実演経験に乏しいユーミンが、あがってしまって、震えて声が上ずり、まともに歌えなかったそうです。うーん、今のユーミンからは想像もつきませんが、誰だって最初はうまくいかないものですよね。でもあのユーミンですらそうだったと聞くと、安心するというか、ほっとするというか、とにかく、誰にでも若い時はある、ということですよね。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月04日
小説すばる 2013年9月号緋の天空 第三回 葉室麟いよいよ首皇子が正式な皇位継承者となる。「太子になれば母親と自由に会える」。そう顔を輝かす皇子に光明子は・・・・。(小説すばるより転載)人物把握に四苦八苦です~(汗)。複雑に絡み合う人間関係ですが、権力争いも熾烈です。あの手この手で、妨害、嫌がらせをやってきます。その中突然浮上してきたのが氷高皇女(ひだかのひめみこ)。祖母が持統天皇、父親は草壁皇子、母親は阿閇皇女(あへのひめみこ)。35歳とはいえ絶世の美女、しかも聡明そうです。ドラマの主人公になりそうな人ですな。さて権力争いはこの先どうなるのでしょうねえ・・・。どちらも実力伯仲という感じですね。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月03日
小説すばる 2013年9月号九十九藤(つづらふじ) 第三回 西條奈加お兼の指南がはじまって、三日が過ぎていた。奉公志願する男たちは、朝から晩までひたすら怒鳴られ続け・・・・。(小説すばるより転載)商家に奉公人を送り込む作戦の準備段階です。それまで掃除も煮炊きもしたことがない男たちに教え込むのは大変。教わる方も大変。お兼の剣幕に最初に音をあげたのは手代頭の島五郎、というのが笑えるというか、カワイイというか・・・。島五郎、案外いいヤツなのかもしれませんね。それにしてもお兼さん、プロフェッショナルだなあ!あまりスキがないと思われた差配のお藤ですが、ちょっと計算外のことが起きて、手抜かりが発覚。これをどうやって治めるのかが見ものですね。相変わらず読みやすくて面白いです。次回が待ち遠しいです。【送料無料】小説すばる 2013年 09月号 [雑誌]
2013年09月02日
全24件 (24件中 1-24件目)
1