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2009年11月18日
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テーマ: †黒執事†(585)
カテゴリ: 「黒執事」小説
BLの苦手な方は読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 森をぬけると美しい湖が広がっていた。

 「綺麗ですね。」

 セバスチャンは何時間も馬車に揺られてうんざりしていた

 シエルに話しかけた。シエルが馬車の窓から外を眺めると

 湖は太陽の光が反射してキラキラと宝石のように輝いていた。

 そして、中世を想わせる小さな城が姿を現した。

 「あの古城です。ようやく着きましたね。」

 セバスチャンがにっこりと微笑んだ。スチュアート家の別荘

 は緑豊かな森に囲まれた湖の隣にひっそりと建っている古城

 だった。会社の合併話をもちかけられ、契約はぜひ接待も

 兼ねてスチュアート男爵自慢の別荘でとの誘いだった。



 おとぎ話に出てくるような美しい光景を見ていると7時間も

 馬車に揺られて来たことすら忘れてしまいそうだった。

 古城の外門をくぐると、丸く切りそろえられた低木が連なって

 城まで続いている。季節はずれのバラ園や青々とした芝生

 が広がる良く手入れの行き届いた庭だった。古城の前には



 「ようこそ。おいでくださいました。」

 馬車を降りるとすぐに執事が出迎えの挨拶をした。

 「長旅でお疲れになりましたでしょう。ファントムハイヴ伯爵

 様。主人が客間にてお待ち申し上げております。」

 黒髪に眼鏡をかけた気の弱そうな執事だった。

 城の中は意外と装飾品も少なくガランとしていた。床一面

 赤い絨毯で窓には深緑色のカーテンが全室つけられていた。

 天井は高くシャンデリアはゴシック調だった。アンティーク

 で統一された家具も趣味は悪くないのだが、部屋が広すぎて

 殺風景に感じられた。エントラスルーム、リビングルーム、

 長い廊下を通って、客間にたどり着いた。客間も赤い絨毯の

 殺風景な部屋だった。

 「ようこそ。ファントムハイヴ伯爵。遠路はるばる良く来て

 くださいました。」

 「お招きいただきありがとうございます。スチュアート男爵。」

 「お噂はかねがね聞いておりましたが、実に可愛らしい。」

 スチュアート男爵はニコニコと笑顔を浮かべており、悪気は

 ない様子だったが、シエルは舐めるような視線を感じて不快

 に思った。こいつも変態なのか?来るんじゃなかった。

 後悔が顔に表れたのか、セバスチャンが気遣うように

 「坊ちゃんは長旅で疲れております。夕食まで休ませて

 いただいてもよろしいですか?」

 と申し出た。スチュアート男爵は

 「これは申し訳ない。さぞかしお疲れでしょう。今、執事に

 部屋を案内させます。」

 と言った。

 「ノルマン。お客様を部屋に案内しなさい。」

 コホンと咳払いするようにして執事に言いつけると、彼はまた

 ニコニコと笑顔を作った。


                          (続く)


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最終更新日  2024年02月27日 22時23分25秒
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