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2012年01月04日
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 BLの苦手な方は読まないでください。

 苦情は受け付けません。

 何卒お許し下さいませ。m(_ _)m



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 ゴールデンウィークは加藤君と過ごした。僕は加藤君と二人で

 映画を観たり、カラオケに行ったり、ボーリングをしたりして

 楽しく過ごした。伊藤君も誘ったけど、金がないって断られた。

 加藤君はデート代は男が出すものだって言って、全部奢って

 くれた。僕だって男なのに、加藤君は何故か彼女だって

 僕の事を言う。僕は女の子じゃないのに、加藤君は僕が

 女の子に見えるらしい。加藤君はとても不思議な子だった。

 クラス中から恐れられているのに、僕には優しかった。

 僕は毎日、加藤君とキスをして、腕を組んで、手をつないで、

 穏やかで幸せな日々を過ごした。でも、僕は心のどこかで



 してくれる人なら誰でも良いんだ』って先生に言われた時に

 僕は心の中でそうじゃないって思ったのに、何だか加藤君と

 付き合っている僕は先生に言われた言葉通りで、僕は

 好きでもない加藤君と付き合うことに罪悪を感じていた。

 本当は伊藤君が好きなのに、加藤君と付き合っていて、



 膨らんで行き、やがて、僕は取り返しのつかない選択を

 してしまうことになるのだった。

 「ゴールデンウィークは楽しかったな。明日、おふくろが家に

 いないんだ。学校終わったら、家に来ないか?麻里緒。」

 教室の前の廊下で僕がボーっと窓の外を眺めている時、

 加藤君が言った。

 「いいよ。伊藤君も行くよね?」

 僕が隣にいた伊藤君に聞くと、

 「明日は用事があるんだ。」

 と伊藤君は無表情で言った。

 「何の用事?」

 と僕が聞くと、

 「別に。」

 と伊藤君は俯いて言った。すると、加藤君が

 「あいつ、気を利かせてるつもりなんだぜ。」

 と、照れたように言った。僕はなんとなく加藤君が考えている

 事が分かった。明日、するつもりなんだと思った。付き合い

 始めて2週間。そろそろかなって僕も思ってた。でも、加藤君

 とはしたくなかった。僕も用事があるって嘘をついて断りたく

 なったけど、最初に行くって返事しちゃったから、行くしかない

 のかなって思った。その時だった。

 「よぉ!太一!」

 後ろから声がして、振り向くと、背が高くて、カッコイイ2年生の

 先輩が立っていた。

 「常磐先輩だ。」

 伊藤君は小声で僕に言ったかと思うと、90度のお辞儀をした。

 僕も慌てて伊藤君の真似をして、お辞儀をした。しかし、

 加藤君はお辞儀もせずに

 「貴博君!」

 と笑顔で寄って行った。加藤君は学校で一番恐れられている

 常磐先輩のことを貴博君と呼んでいた。常磐先輩は

 関東青龍会常磐組の組長の息子だった。

 「明日、金曜日だろ?俺んちに泊まりに来いよ。」

 常磐先輩が加藤君に言った。

 「ごめん。明日はダチが遊びにくっから。」

 「へぇ。」

 常磐先輩は僕の顔を興味津々といった感じで見た後、

 小馬鹿にしたように笑った。

 「麻里緒ってこいつか?スゲェ美人だな。ま、頑張れよ。」

 常磐先輩は加藤君の肩をポンポンっと叩くと、にこやかに

 去って行った。

 「加藤ってスゲェな。常磐先輩にタメ口で話せるんだもんな。」

 伊藤君が感心したように言った。

 「貴博君は物心つく前からいつも一緒に遊んでたから、

 兄貴みたいなもんだよ。貴博君も俺のこと本当の弟

 みたいに思ってくれてるんだ。」


                             (続く)










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最終更新日  2012年01月18日 08時54分46秒
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