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2025年05月03日
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BLの苦手な方は読まないでください。

18禁です。

あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

何卒お許しくださいませ。



手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート





時計は朝の9時をまわっていた。夕食も朝食も食べ損なった日向はお腹が空いたなと思った。

土曜日だから部活を休めば、学校は休みだった。隣のベッドに目をやると、

若島津の姿はなく、若島津は学習机の椅子に座って、声を荒らげていた。

「父さん!俺はサッカーを続けたいんです!空手も勉強もちゃんとやるから

サッカーを続けさせてください!」

若島津は電話していたのだった。日向は若島津が両親に電話して、

転校したいと言ったのだと悟った。

「だから、日向さんも一緒だから。…俺は日向さんから絶対に離れないからな!

…そんなんじゃダメって、どういうことだよ!…できないってなんで決めつけるんだよ!

どうしてだよ!…あ、クソ!電話切られた。」

若島津は怒っているようだった。日向は自分のせいで若島津が親と喧嘩するのは



転校してもゴールキーパーの若島津がいれば、全国大会に出場できると思っていた。

でも、若島津は親の反対を押し切って、サッカーの道に進んだのだから、

学校辞めるならサッカーやめろと言われるくらいの覚悟は必要だった。

転校するなら、サッカー禁止、空手に専念しろと言われて当たり前だ。

俺はなんて考えが足りないんだと日向は思った。



「あ、日向さん起こしちゃいましたか?すみません。」

と若島津は目を擦りながら振り返って言った。

「若島津。転校したいって親に言ったのか?」

日向はストレートに聞いた。

「はい。でも、ダメだって言うんです。練習が厳しくて逃げ出すのか?とか色々言われて、

全寮制の部活は上下関係が厳しいから日向さんの性格じゃトラブルが起きても不思議じゃない

とか全然分かってなくて…学校辞めるなら、サッカーやめて空手に専念しろと言われました。」

「それで、口論になったのか?すまない。俺のせいだな。」

「そんな、謝らないで下さい。俺、日向さんがいない学校に残っても意味ないですから。

日向さんが公立に転校するなら、俺も転校するって決めたんで。たとえサッカーやめても

日向さんと同じ中学に通えるなら、それでもいいと思ってるんです。

俺はどこまでも日向さんについて行きますから。」

「馬鹿野郎!若島津のサッカーに対する気持ちはその程度だったのか!」

「そうですよ。俺にとって1番は日向さん。サッカーは2番目です。だから、

日向さんが辞めるんだったら、俺だけ残っても意味がないんです。

俺はずっと日向さんと一緒にいたいんです。」

若島津は真剣な眼差しで日向を抱きしめた。そして、日向の唇に唇を重ねようとした時、

「よせ。」

と日向に拒絶された。

「日向さん。俺のこと嫌いになったんですか?俺は日向さんが全てなのに…」

若島津は親の事もあってか泣いてしまった。

「若島津。泣くな。転校はやめる。月曜日からまた部活に行く。」

「でも、それじゃ、日向さんが虐められるんじゃないですか?」

「…心配するな。なんとかする。」

「なんとかするって言ってなんとかなるもんなんですか?日向さんのイジメは

そんな生易しいものじゃないでしょ。俺のために我慢するとか言わないで下さい。」

泣きながら若島津は言った。すると、日向は真剣な顔でこう言った。

「若島津。俺…大人しくする。大人しくすれば、酷い事はしないって言われたんだ。」

「本当に?」

「ああ。本当だ。だから、もう泣くな。」

「はい。」

若島津は涙を手で拭いながら微笑んだ。だが、日向は唯一の逃げ道を失ってしまった。

                   (続く)





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最終更新日  2025年05月05日 13時58分37秒
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