遊心六中記

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2017.04.02
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カテゴリ: 探訪 [再録]

                                                                                               [探訪時期:2015年4月]
この 園内マップ を利用しますと、前回は現在地から赤四角1(高石垣)、赤い矢印、青丸4(園林堂)、青丸6(傍花閣)を眺めました。

今回はその続きです。

満開を経て散り始めたさくらの花に誘われて、 傍花閣の北側を流れる小川沿い を少し眺めることに・・・。
園内の北西側にある 臨池邸の前の小池と南東方向にある印月池 (いんげつち) をつないで流れる小川 です。
               臨池邸は青丸の1、印月池は赤四角の14





この小川、正式には川に見立てて水を流す溝で、「 鑓水 (やりみず) 」と称するそうです。
距離は短いのですが、なかなか風情を感じさせ、気持ちが良い空間です。
小川の先の生垣の向こうに見えるのは、
 「 代笠席 (たいりつせき) 」(茶室:青丸の3)です。

この後、再び園林堂( おんりんどう 持仏堂)の正面に戻り、
園林堂の庭から 青丸5の方向に

露地に向かう飛び石の上を歩んで行きます。
 歩んできた飛石の庭をふりかえった景色
 園林堂の北側を見つつ、回りこみます。



園林堂の南隣りにあるのが、この 二階建ての茶室 蘆菴 (ろあん) 」です。
  1957(昭和32)年に再建されたものだとか。
ここは 煎茶席の茶室 だそうです。


 こちらが 前庭の露地

石灯籠の前方に、 苔蒸した蹲踞 (つくばい) 手水鉢が置かれています。

その 左側の露地奥に石灯籠があり、その左には井戸も見えます。

長い年月でたぶん石燈籠が傾いたのでしょう。これから始まる修復工事の一環で、ひょっとしたらこれも直立した形に戻されるかもしれません。

角柱の角を面取りした竿の部分には、 石仏 がレリーフされています。
これも少しめずらしい石灯籠のように思います。

少し立ち位置を変えてみると、蹲踞と井戸はこんな位置関係になります。


そして 前庭の「中門」 です。屋根の形が特徴的です。
その近くには、 蘆菴の春日燈籠 (かすがとうろう) が置かれています。(赤四角4)
江戸初期の製作と言われている石燈籠 です。興味深いのは、 六角形の笠の屋根や中台の部分に、降り積もった雪が造形されているのです。

参考に、対比として、2014年11月初旬に奈良の春日若宮神社を訪れた時に撮った春日燈籠の画像を右に並べてみます。 この露地に建てられた春日燈籠の特徴が際立つことでしょう。


春日燈籠の近くですが、露地にはおもしろい形の大きな石も配されています。


中門を通り抜けて、 外露地から見た蘆菴の全景

 外露地側から井戸と石灯籠を眺めると・・・。

異なる側面から石燈籠を見ると、また雰囲気が異なります。
こちらからは、石燈籠が斜めに傾いているようには見えません。

閬風亭 (ろうふうてい) の前を眺めて、印月池に向かうために少し離れます。閬風亭はマップの青丸10です。少し離れて振り返ると、廬庵の方向はこんな感じです。この位置からだとまず目に入るのが井戸です。

当日いただいた冊子に記載の参観順路では、この蘆菴の外側を通過する形で表示されています。

ちょっと天の邪鬼のようなご紹介順序になりました。廬庵の茶席に招かれる気持ちで眺めるとしますと、コマを逆回転させて眺める感じで改めてほぼ逆順でご覧ください。最後の画像からスタートです。

蘆菴に近づき、外露地に当たる飛び石の辺りを歩き、中門をくぐります。右手の春日燈籠の趣をゆっくり眺めて、飛び石伝いに左手にある蹲踞に進み、その辺りの風情を眺めて・・・・・という風に。
茶室に入るまでの静かなひととき・・・・、あなたのイメージを膨らませてみてください。

蘆菴の内部が拝見できないのが残念!
冊子には、茶室内部と窓越しの外の景色の写真が載っています。

つづく

参照資料
「名勝 渉成園-枳穀邸-」 当日いただいたA4サイズのパンフレット

【 付記 】 
「遊心六中記」と題しブログを開設していた「eo blog」が2017.3.31で終了しました。
ある日、ある場所を探訪したときの記録です。私の記憶の引き出しを維持したいという目的でこちらに適宜再録を続けています。
再録を兼ねた探訪記等のご紹介です。再読して適宜修正加筆、再編集も加えています。
少しはお役に立つかも・・・・・。他の記録もご一読いただけるとうれしいです。

補遺
春日型灯籠  :「いずみストーンワールド」
露地    :ウィキペディア
つくばい  :ウィキペディア
蹲踞(つくばい)  ”「京都」×わカル” :「京都観光Navi」

   ネットに情報を掲載された皆様に感謝!


その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


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Last updated  2017.04.04 18:16:41
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