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2025.01.06
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カテゴリ: I whisper
時は2024年の年も押し迫った12月23日(月曜日)、
夕方の仕入れ業者の来訪を前に
虫けらは徒歩で店に向かっていた。

前週の金曜日(20日)に入れた、
抗がん剤の最後の点滴が抜けたのが22日の午後。
土曜は家から出ず、
日曜もちょこっと買い物に外に出たのみ。

運動不足は筋力の低下のみならず、
腸の動きを悪くしたり、

できるだけ外に出たいのだが、
寒さが募る季節であることと、
抗がん剤のデュフューザーを脇に吊ったまま
出歩くのは、見栄えの問題や、
物理的に邪魔になることもあって、
大抵ちょこっと出るくらいになってしまう。

で、月曜日の仕入れは、従来なら自転車を使うのだが、
運動のために歩きを選んだ。

今回の抗がん剤投与で、
明らかに副作用が強烈に出ていることに気づく。

顔に寒風が当たると、毛細血管が縮むのか

しかも、そこが痺れる。

手袋をせずにジャケットに手を突っ込んでいたのだが、
手が冷えると、指が動きづらくなる。
(こむら返りを起こしたような感じ)

巷では、インフルエンザが流行っているので、

接触するのは仕入れ業者だけだから、
さほど気にかけていなかった。


店で用件を済まし、家に戻ると、

「ん? ちょっとだるい?」

こう感じるときは、大抵熱が出ているときだ。

早速測ってみる。

「38.3℃!?」


これは危ない。

抗がん剤を投与している患者にとって、
この体温は危険水域だ。

しかも、店に行く前から下痢が始まっていた。

通常なら、抗がん剤を抜いてから2日後に始まるのだが、
抜いた日の夜中に一度、
翌朝から、断続的に下痢を起こしていた。

そして、本格的水様便に変化したのが15時くらい。

自宅に戻った20時前には、
連続でトイレに駆け込む頻度になっていた。

熱を測ってすぐにビオフェルミンを服用する。

止瀉薬ではないので、下痢を止める力はないが、
20回を10回に減らすくらいのパワーはある。

かくして、水様便は夜中には頻度が下がり、
布団の中でゆっくりする時間が持てた。

いや、問題は、下痢ではないのだ。

もちろん、下痢は問題だ。
いつもと違うタイミングで起こっているので、
抗がん剤の副作用というより、
感染症が原因と考えることもできる。

しかし、それより問題なのは、
熱だ。

感染したとて、免疫力で抑え込むことができれば、
「熱」が発生することがない。

しかし、38℃以上の熱が出ているとなると、
「好中球減少症」の疑いがある。

極端に好中球(白血球)の数値が下がると、
免疫力が下がり、感染症への懸念が高まる。
折しも、インフルエンザが猛威を奮っている昨今、
ちょっとしたウイルスが侵入しても、
大事になることが考えられる。

とりあえず、我慢できるところまで我慢しようと考えた。

救急車で病院に行くことが最終手段。

朝まで我慢できなければ、
タクシーを呼んで、救急外来に行こうと考えていた。

脱水症状がひどい。

10回の水様便を数値に換算すると……
想像するのも嫌だが、1L以上の水分が体外に出ていることになる。

経口で摂取できた補水液はせいぜ500cc程度。
体内の水分を随分持ち出していることになる。

しかし、それ以上、食べたり飲んだりする力も
体力もなかった。
とりあえず、朝まで何とか生きていれば、
電話で主治医の指示を仰ぐことができると。


12時間以上の忍耐は相当なものだった。

初めて感じる強烈な副作用──「痺れ」。

全身にシックスパッドを装着しているのではないかと
感じるくらい、全身の筋肉が収縮している感じ。

力を入れると、こむら返りを起こすほど、
あちこちの筋肉が緊張している。

胸焼けがひい。
食道の痛みもひどい。
心臓が痛い。
背中が痛い。

熱があるのに手足の先が冷たい。

掛け布団を頭まですっぽり被って
膝を抱えてガタガタ震える。

もちろん、エアコンがついていて、
部屋はあったまっているのだが、
それとは全く関係なく、体がこわばっている。

夜中から朝にかけて、トイレに行ったのは3回。
3回に減ってくれてよかった。
寝室は2階、トイレは1階なので、
こわばった筋肉で行き来するのは大変だ。

体温は何度測っても、38℃から下がらない。

眠れない。

まんじりともせずに朝を迎える。

空が白けてくる。

「もう少し、もう少し我慢すれば、主治医が病院に来る。
 そうすれは、解決策を指示してくれる」

そう願って、時計の針を見つめる。



……to be continued





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Last updated  2025.01.06 21:24:10
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