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2025.12.06
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カテゴリ: I write
2泊3日の旅行に行った。

海の見えるホテルだったが、
ちょっと怖い表情の海だった。


ホテルの部屋からの眺望(友人より)


先週の予約だったので、最後の1室だったらしい。
部屋が端の端。
エレベーターまで80歩(一般の人なら100歩以上)ほどの
長い廊下を何度往復したか。

温泉施設は逆の端なので、
1回入泉するために200歩近く歩く。

よい運動になるのだが、
一緒に行った旧友は、最近大きくなってしまって、
歩くのがつらそうだった。

虫けらは、歩幅90cm、7km/hで歩くので、
温泉施設まで1分半もあれば十分なのだが、
旧友と歩くと倍くらいかかる。
それでも虫けらに追いつくのがやっとのようだった。

部屋も温泉施設も2階だが、
自動製氷機が1階にある。

風呂上がりに氷を調達しようという話になった。
温泉と部屋のちょうど中間点にエレベーターがあるのだが、


虫「何してるの?」

彼「氷、1階やろ?」

虫「…階段で行ってくるから、部屋に帰っといて」

虫けらが走って階段を降りて氷を調達した。

氷を持って部屋に戻ると、



今更、である。

虫「足、絶対ケガしたらあかんで。
  治るのにえらい時間がかかるよ」

と忠告するしかなかった。

体重がある人が足をケガすると、大変である。
虫けらの倍ほどの体重がある彼女の足へは、
倍ほどの加重となるわけで、
ケガへの負担も倍増するのだ。

という旧友だが、子どものころは普通体型だった。


ここで虫けらの持論を披露したいのだが、
以前にも書いたかもしれない。

歳をとって(女性の場合40代以降)、太る人と
太らない人の差はどこにあるのかというと……、
「骨盤」だと断定していいと思う。

「骨盤」が大きい人は確実に太る人種である。

対して、骨盤が小さい人は、太らないか痩せるかの
どちらかだと考えている。

科学的な根拠はないが、
長い人生を通しての知見である。

彼女は骨盤が広かった。

子どものころから女らしい体型だった。

ところが虫けらは、骨盤が狭くて男の子のような体型。

虫けらは彼女が羨ましかった。

ミニスカートを履いても、
Gパンを履いても、体に馴染んでいる。

虫けらがミニスカートを履くと、
男の子が女装しているようだし、
Gパンを履くと、尻周りがぶかぶかする。

まったくもって似合わなかった。


二人で温泉に浸かりながら、
ぼぉ〜っとしていたとき、ふと思い出した。

中学のときの男子同級生に
「かっこよかった」
と言われたことだ。



虫「◯◯くんに、『かっこよかった』って言われたけど、
  思い当たる節がないのよ」

彼女も彼のことを知っている。
同級生になったことはなかったようだが、
彼は有名人なので、大抵の女子は知っている。

彼「あんた、かっこよかったよ」

虫「えーっ、何が?」

虫けらには意外としか言いようのない彼女の言葉だった。

彼「制服の着こなし」

何を言っているのか、彼女は。
制服など皆同じである。
中学のときは、成長を見越して結構大きめにつくってある。
かっこいいとは程遠いシルエットなのだ。

虫「制服なんて、着こなしようがないやん」

彼「いやぁ、かっこよかったよ。
  廊下歩いてても、他の子とは違ってたもん」

虫「意味がわかりませんが」

彼「姿勢がいいし、所作が真似できんのよ」

虫「所作?」

彼「そう、何気ない動きというか、仕草というか」

虫「特別なこと、何もしてないし」

彼「ちゃうねん、普通のことしてても、かっこいいんよ」

理解できない。

バレエを習っているような女子は、
姿勢がよくて手足が長く、所作も美しい。

しかし、虫けらは下賎な貧乏人である。
両親も兄弟も、「所作」や「仕草」といった言葉が全く馴染まない
ろくなもんじゃない民たちである。


とはいえ、彼女の言う「かっこいい」は文字どおり
「格好」が「いい」ということのようだ。

それはそれでうれしい。

彼女は虫けらより背が高く、
女性らしい体型だし、
顔も美人系である(全て中学生時点)。

彼「あんたはかわいい系ではなかったやんか」

虫「……」

中学生のときに、既にかわいくないとは…とほほ。

彼女「顔な」

雰囲気がかわいくないだけではなく、
顔がかわいくないとは…もっととほほである。

虫「美人系でもない」

彼「かっこいい系やった」

どんな系統なのだ。
男子ならわかる。
女子の顔を表現するワードではないように思うが。

このあと、虫けらが後輩からのアプローチに苦難した話や、
女子校でのエピソードを暴露するに至るのだが、
彼女は全く知らなかった。

虫けらが話していないのは確かだが、
中学生のとき、日夜受けていた後輩女子たちからのアプローチに
大変難儀していた事実を彼女が知らないのは意外だった。

つきまとい、
プレゼント攻め、
おねだり……。

「おねだり」は、モノではなく、
「一緒に◯◯して」という類のもの。

一緒に写真を撮って、
一緒に歩いて、
一緒に寝て(合宿のとき。変な行為はない)、
手紙を読んで……

などといったもの。

虫けらは男好きなので、
女子からのこういう要求に応えるのは苦痛でしかないのだが、
女子に恨まれることほど怖いことはない。
気持ちを殺してでも、8割方の要求に応えざるを得なかった。


「かっこいい」

というワード一つで、大変たくさんの思い出が蘇った。

旧友の彼女から、
そんな言葉を聞くとは思わなかった。

人というのは不思議なものである。

10歳のときから友達である彼女にも
話していないことがたくさんあり、
虫けらが知らない彼女の過去も結構あった。


たった2泊3日だから、大してゆっくりできていないのだが、
観光もせず、ただ温泉に浸かってベッドでゴロゴロする時間は、
他愛ない思い出話を引っ張り出すのには、
ちょうどいい人生の幕間だったのかもしれない。

そして、
彼女は仕事に、
虫けらは病院に。

これから、互いに違った生活を営むことになるのだが、
残り少ない人生のひと時を
旧友と過ごせてよかったと思う。


もう旅行はできないだろう。

旅行どころか、すぐ病院に入らねばならぬような、
緊急事態が待ち構えているかもしれない。


今週初めに葬儀場を決め、基本的な料金を払い込んだ。

遺品処理の業者も決めてある。

来週は、公正証書をつくろうと思っている。

店の処理も早くしたい。



旅行で体重が増えた。

旅行中の食事はおいしかったし、
大阪市内に戻ってから彼女と行った
回転寿司も堪能できた。

まだ、カヘキシアには移行していないようだ。

きのうは、夕方
「ちょっと休もう」
と、2時間程度眠るつもりで布団に入ったら、
8時間も眠ってしまった。
少し起きていて再び眠り、合計11時間。
少々疲れていたのかもしれない。

これから少し運動したら、おいしいものを食べて、
あしたは買い物にでも行こう。

寒いので、風邪を引かぬよう注意して。


あと少し、かっこいい生き方、姿を忘れぬように。


背筋を伸ばして、かっこいい表情で。


                   不 能





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Last updated  2025.12.06 15:25:51
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