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2025.12.09
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カテゴリ: I feel
10歳のときからの旧友と旅行に行った。

前回(昨年夏)に旅行したときより、
少し大きくなっているようだったし、
彼女の口から出る言葉も少し違った。

今回、虫けらが新たに認識したことや、
心がけなければならないことを
したためておこうと思う。

それが、太った人全般に言えることかどうかはわからない。

しかし、彼女と共通する何かがあるように思う。


家族に太った人間もいない虫けらにとっては、
人を思いやる気持ちが欠けていたのではないかと、
再認識させられることが幾つかあった。

反省を込めつつ。



◎「しんどいんや!」

温泉施設での出来事。

先に温泉から出て身支度を済ませていた虫けらが、
化粧室からロッカー室を何気なく見たら、
旧友の後ろ姿が。

上半身にはバスタオルをかけていたが、
腰から下が丸出しになっている。
ふくよかな尻にまとわりついているショーツ

右半分が上がり切っていない。

走って行って上げてあげるほどのことはない。
皆、同じような格好でウロウロしているので、
気にする人もいなかろう。

と、放置していたのだが、


彼「わかってたよ」

虫「パンツが上がり切ってないことを?」

彼「うん。けど、しんどかったんや!」

虫「パンツを上げるのがしんどい?」

彼「そう! 汗かいて疲れてた」

温泉のみならず、ミストサウナにも入って、
大変な汗をかいたのは事実である。
しかも、虫けらは2回にしたが(汗をかくと疲れる。
体重が減って体力のない虫けらは自重した)、
彼女は3回も入った。
結果、疲れたと言う。

パンツを上げるのもしんどかったと。

彼「太ってたら、しんどいんや!」

汗をかいたら疲れる。
太っていたら、動くのに体力を使う。
しかし、ミストサウナには3回入る。

この矛盾に気づかないまま、彼女は「しんどい」を
主張するのだ。

しかし、これが太っている人の心理かもしれない。

その心理のまとめは最後に。



◎「嫌い」と「もったいない」

朝食バイキングのとき。

虫けらはいつもご飯食を選ぶ。
パンは食べない。
コーヒーも飲まない。

おかずを選ぶときは、ご飯に合うものにする。
卵焼きがあった。
四角い小さな「卵焼き」は、「だし巻き」とは違うことを
主張していた。

つまり、甘い可能性があるのだ。
関西人の卵焼きは砂糖を入れないのが主流だが、
甘い卵焼きが主流の地域も多い。

ゆえに、卵焼きは一つにし、
スクランブルエッグも所望する。

旧友のお盆上には、ご飯の入った茶碗と、
パンののった皿が並んでいる。
卵焼きとスクランブルエッグが並存しているのは
虫けらと同じ。
パンを食べるのなら、当然である。

先に卵焼きを虫けらが食べる。

虫「この卵焼き、甘いわ」

彼「え、甘い? 嫌やわ。卵焼きが甘いの、
  耐えられへん。食べて!」

と、箸でつまんで虫けらの皿にポイッとのせる。

バイキングなので、残すわけにはいかない。
虫けらも卵焼きは甘くない派なので、
ちょっと本意ではないものの、
小さな卵焼きだし、別に食べられないほど嫌い
というわけではないので、いただいた。

しばらくして、

彼「もう一杯食べようかな」

ご飯のことである。
ご飯がなくなったが、おかずがあるのか、と思ったが、
そうではなさそうである。

彼「漬物が食べたい」

虫「梅干があったなぁ」

虫けらは、朝食バイキングのときは、
「漬物」「梅干」「海苔」は絶対に取らない。
ご飯が足りなくなって、おかわりが必要になるからだ。

いつもは食べない朝食なのに、
ご飯2杯は多すぎる、という判断なのだ
(ホテルには「昼食」がついていない。
朝ごはんを食べておいて、昼抜きをするつもりではある)。

結果、彼女はご飯をおかわりし、漬物と、
ヨーグルトや果物(パイナップル)を取ってきた。

虫けらは、デザートは食べないし、
飲み物も水のみである。

部屋に戻った彼女は

彼「食べ過ぎた」

と、吐き出すように言ってベッドにゴロン。

虫「昼抜きでも大丈夫やな」

彼「昼も定食メニューあるで」

虫「とりあえず、温泉を楽しもう。ご飯はその後で」

ホテル内にはレストランがあり、
日帰り温泉を利用する客のためにランチメニューが
用意されている。

しかし、運動もせずにゴロゴロしている我々に、
「定食」など重すぎると思うのだが。


旅程が終わり、

電車で大阪市内に戻ってきて、
遅い昼食を食べようという話になった。
虫けらが何度か行った、ホテルに入っている回転すしに
行くことに決まる。

同系列の他の店には彼女もよく行くらしく、
ネタやメニューのことは知っているようだ。

彼「なんか、揚げ物食べたい」

虫「海老の天ぷら、フライ、イカの天ぷら、
  ゲソの唐揚げ……」

タッチパネルのメニューを見ながら虫けらが言う。

彼「ゲソの唐揚げ!」

即答だった。

虫「私はタコの唐揚げにする」

オーダーを済ませる。

同時にやってきた。

虫「タコの唐揚げ、おいしいねん、食べてみ」

彼「ほんま! おいしい!」

虫けらは、この店のタコの唐揚げは毎回オーダーする。
冷たい酒に寿司だと腹が冷えるので、
熱い食べ物が欲しくなるのだ。

しばらく食べ進めてから彼女が言う。

彼「このゲソ、味濃いわ。食べて」

つまり、自分の理想の味ではなかったので、
虫けらに食べてほしい、というわけだ。
以前、同系列の他店でオーダーしたことが
あるとばかり思っていたが…。

そこで虫けらが気づいて言う。

虫「普通、『これおいしい、食べて』やろ。
  『おいしくない、食べて』っておかしくない?」

彼「……そうやな。でも、もったいないやん」


ということなのだ。
朝食の2杯目のご飯とて、「もうおなかいっぱい、食べて」と
言いたかったに違いない。
しかし、さすがにそれは憚られたのだろう。

「食べたい」の後に「おいしくない」「嫌い」
「おなかいっぱい」と思っても、
残したり、捨てたりするのは『もったいない』
という気持ちがいつもある。
そこで、近くにいる他人に…ということなのだ。

しかし、「食べたい」のだ。

食べたい欲望の割に、わがままが過ぎる。

虫けらなら、多少味が濃くても薄くても、
想像した味付けでなくても、
最後まで食べ切る。

しかし、彼女は我慢するのが嫌なのだ。

我慢するくらいなら、おいしい他のメニューを食べたい、
ということだろう。

つまり、食べ物に対して貪欲だということ。

しかし、「もったいない」という気持ちも常にある。

彼女一人の食事なら、いやいやながらでも
食べ切るかもしれない。
が、処理係がそばにいるなら、そいつに任せよう
という算段だろう。

「食べたい」「いや」「もったいない」

の葛藤の中に常にいるのが、太った人なのだ。



◎「我慢できん!」

旧友は、無呼吸症候群も患っているらしく、
常にうとうとしている。

うとうとするのは、常に寝転んでいるからで、
座っているのはつらいので、寝転ぶ。
するとうとうとする、という寸法である。

「うとうと」と言っても、一般人のうとうとではなく、
イビキが伴う。
イビキを聞くと、よく眠っているような錯覚にとらわれるが、
寝言を言ったり、手を動かしたり、笑ったりする。
夢と現(うつつ)を行ったり来たりしているのだ。

突然目を開けて、

彼「知らんかった」

と、夢の続きを喋り始める。

虫「夢やろ。寝言言ってたよ」

彼「夢か…」

毎回、この会話である。

そして、

彼「暑い!」

と言っては布団を跳ね上げ、

彼「寒い!」

と言っては布団をかぶる。

虫けらはずっと布団をかぶっている。
室温は多分20℃前後なので、
暑いわけがないのだ。

が、暑い! と大きな声で叫ぶ。

暑いのだろう。

Tシャツにショーツ(俗にいうパンツ)のみで
布団をかけずに眠っては、寒い! と目を覚ます。

寒いのだろう。

どうしろというのだ。

虫「布団、着といたら?」

彼「暑いもん」

虫「すぐに寒くなるやんか」

彼「我慢できんのよ!」


彼女に「ちょうどいい」はないらしい。

こんな調子なら、ゆっくり眠れるはずがない。

一日中うとうとしている理由がわかろうというものだ。


突然、

彼「いま何時!?」

と聞かれるのにもまいった。

部屋には時計がない。
スマホで確認するしかないのだが、
YouTubeを観ていたりすると、
わざわざ画面を落とさなければならない。

なぜ時刻を気にするのかわからないが、
聞かれたら答えるしかない。

何度か繰り返したら、こちらも準備するわけで、
何時に温泉、何時に食事と決めておいて、
その時刻までの時間を把握するようにした。

彼「いま何時!?」

虫「温泉(に行く時刻)まで、まだ30分くらいあるよ」

という具合である。

彼女は自分が眠ってしまったことに、
申し訳なさを感じているのだろうが、
そのことで、多少予定がずれても大した問題ではない。
遅れたら遅れたで、リスケすればいいのだ。
それより、眠っていた人間が突如目覚めて、
大きな声で時刻を聞いてくることの方が迷惑である。

気ぃよく、観たいYouTubeを観ている、
あるいはゲームをしている
こちらの身にもなってもらいたいものだ。

つまり、自分の「欲望」を押し殺したり、
我慢するということができない、
あるいは、いつも「限界」状態で生きている
ということなのだろう。

それはそれで大変である。



◎「多分そうやろ」


チェックアウトしてホテルを出て、
駅まで歩いた。

彼「タクシー呼ぶ?」

虫「歩いたら遠いのかな?」

チェックインのときは、タクシーを使った。
が、あっという間に到着した。
距離が短いのは確かなのだが、
結構複雑な経路だった。

彼「すごく近いで、駅」

地図上で確かめたような言いぶりだったので、
キャリーバッグをゴロゴロする覚悟が
彼女にはあるのだろうと、虫けらは判断した。

虫「そう。じゃ、歩こか」

ホテルを出て歩き始める。

虫「こっち?」

彼「そうちゃう?」

経路を知らないようだ。
頭上に走る高速道路や鉄道の高架と
ホテルのことを調べるために見た地図とを重ねながら、
東西南北を判断して歩く。
虫けらの歩く速度が速すぎるのか、
彼女とは常に50mくらいの差ができる。

虫けらとしては、できるだけ早く駅への経路を把握したいので、
どこかに看板なり、指示表示がないかを探しつつ、
歩いている。
方向を間違えたとわかったら
すぐに彼女に知らせて、無駄に歩かなくていいようにと。

信号で彼女が追いついた。

彼「駅に着いたら、トイレ行く」

虫「駅、わかってるの?」

彼「ううん」

虫「荷物、私が持って行くから、とにかくあの施設の
  トイレに行っといで」

イオンモールが目の前にある。
駅ではないが、近くに駅があるのは確かなので、
彼女のキャリーバッグを預かった。

彼女は単身で歩いてトイレを探すが、
その速度で大丈夫か? というじれったさ。

キャリーバッグを二つ、ゴロゴロしながら
彼女が入ったであろうトイレを探す。

5分ちょっと待っただろうか。

彼女が出てきた。

彼「間に合ったー。よかった」

それより、このトイレの前で虫けらが待っていたことに
感動してほしかった。

大きなイオンモールの中で、
このトイレだと決め打ちして待つことは、
大変な判断が必要だったのだ。

この後、無事に駅を見つけて帰途に着くのだが、
よく考えたら、すべての判断は
虫けらがしていたように思う。

彼女は提案はするのだが、「どうする?」が必ずつく。

「どっちでもいいよ」と返そうものなら、
「私もどっちでもいい」と言う。

虫けらは、自分に予備知識や判断材料があることは、
即座に判断して彼女に「こうしよう」と提案する。

このことは滞りなく実行され、完結するが、
彼女からの提案に対してこちらに知識がなければ、
彼女の提案に同意し、判断を仰ぐことになる。

この場合、スムーズに実行、完結されることがない。

判断、予備知識、提案、すべて「アバウト」なのだ。

ま、旧友相手のお気楽な旅行なので、
そうなるのだと信じてはいるが……。


太った人が皆そうだとは思わないのだが、
彼女が言った

「しんどいんや!」

がすべてに通じているように思う。

考えるのも、判断するのも、行動するのも
「しんどい」のだ。

しんどいからアバウトになり、
わがままになり、
人に頼ることになる。


虫けらには「思いやり」が必要だと思った。


「しんどい」と言う人は、本当にしんどいのだと思う。


いつも、助けてやらねばならぬ。


あす、死んでもおかしくない虫けらだが、
旧友の「しんどい」は、本当に助けてやらねば。

しかし、元気なときに限る。

旧友を助けようとして、虫けらが死んでしまっては、
元も子もない。

次に会うとき……来るのだろうか。

いまの虫けらより、元気になることができるのだろうか。


思いやりより体力。


年は越せるのではないかと思う。

新しい主治医も、

主「次は、年明け5日ですね」

と、表情を変えずに言った。
多分、年明け5日の診察時には、
生きているだろうという判断か。


きょうは営業と、店の設備の修理。

あしたは仕事を休んで、やりたいことがある。
今週はもう一日、違う科への通院。


思いやりを取り戻すために、少しゆっくりしたい。


                 無 理





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Last updated  2025.12.09 14:54:40
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