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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.04.25
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 でも、読んでみると、ちょっとイメージ違ったかな。
 副題は『「仮面を脱げない」新しい「心の病」がある。』
 こちらの方が、本著の実像を、明快に示している。

 「ディスチミア症候群」。
 これが、本著が扱っているメイン・テーマ。
 「仮面」が脱げない、「自分がわからない」という病。
 「うつ」ではない、「うつもどき」。

この「仮面」をかぶり続けるという行為が、

「ありのままの自分」を抑圧し、挫折感に苛まれ続けた結果、
過食、肩こり、依存症、もえつき、心筋梗塞、自殺等へと辿り着いてしまう。

   ***

  データだけを信じることがなぜ危険なのかというと、それは統計のマジックによる。
  統計データには、厳密に抽出したサンプルを対象にしたはずなのに、
  あり得ないような数字が出て統計が成り立たなくなることがある。
  その場合、「棄却検定」といってその数字を廃棄する方法が用いられることがある。
  「棄却検定」にかけてお墨付きが出れば、データを除外することが可能なのだ。(中略)
  きれいに揃ったデータが提出された陰には、切り捨てられた少数派のデータが存在するものだ。
  こうした切り捨てられたデータの存在に気づきつつデータを活用できるのが、
  本当の勝ち組である。

  あくまで個々の患者に照らし合わせながら使うものなのだ。(中略)
  つまり、あり得ないと切り捨てられた一例が、重大な結果を招くことになる。(p.136)

私が、本著の中で、最も感銘を受けたのがこの部分。
自らデータを扱いなれていなければ、気づくことが出来ない、
或いは、知っていても、結構忘れがちになってしまうこと。


  それでは、欧米では「お客様は神様」にならないのだろうか。
  ニューヨークのプラザホテルでマネージャーをつとめた奥谷啓介氏は、
  著書『世界最高のホテル プラザでの10年間』のなかで、
  アメリカ人の場合、「文句と苦情」はそれを訴えた場合、
  客観的に裁判で勝てるかどうかをまず考え、
  相手に非があり勝てる可能性がある場合ははっきり苦情と文句を言い、
  そうでない場合(さきの天候のために飛行機が遅れたようなケース)は
  文句を言わないのだそうである。
  自分の感情のはけ口をホテルマンや乗務員に向けるようなことは軽蔑の対象となるし、
  相手もとり合わない。
  ニューヨークのホテルで仕事をしていて、
  もっとも不当な要求をしてくるのは日本人旅行客なのだそうである。
  お金を払う人がパワーをもち、相手を服従させるという思考回路が強いためだろう。(p.152)

この部分に、著者が見出しとして付けた
『日本人特有の「お客様は神様」という「病」』は、言い得て妙であり、
ここで述べられていることは、
現代日本に見られる様々な問題の「諸悪の根源」となっている感情とも言える。





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Last updated  2009.04.25 13:06:13
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