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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.18
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​ カンテラを手に、洞窟の奥へと進んで行くドンナ・アンナの後に続く。
 途中にあった横穴の入口からは、私が先に進んだ。
 それは、 富士の風穴で妹のコミが潜り込んでいったもの よりいくぶん大きかった。
 後ろから聞こえてくるドンナ・アンナの声に励まされ前に進む。

 心をしっかり繋ぎ止めないと、二重メタファーの餌食になると彼女は言う。
 それは自分の中にありながら、自分にとっての正しい思いをつかまえて、
 次々に貪り食ってしまうもので、自分の内側にある深い暗闇に住んでいると。


私が暗い混乱の中に陥ったとき、聞こえてきたのはコミの声。
記憶の中の何か具体的なもの、手で触れられるものを探して、
明かりを消して、風の音に耳を澄ませて、と呼びかけてくる。
そして、ドンナ・アンナが先に進むようにと励ましてくる。

  穴は更に狭くなり、身体がほとんど動かせないほどになってしまった。
  自分の身体よりも明らかに狭い空間に、私は身体を押し込もうとしている。
  でもそんなことができるわけはないのだ。
  考えるまでもなく、それは明らかに原理に反したことだ。
  物理的に起こりえないことだ。(p.381)

それでも私は強引に身体をそこにねじ込んでいく。
すると、出し抜けに私の肉体は何もない空間へと放り出された。

そこは、あの雑木林の中の祠の裏手にある穴の中だった。

金属製の梯子は見当たらない。
横穴の入口らしきものも、もう見当たらない。
が、あの古い鈴が地面の上にあった。
私は懐中電灯のスイッチを切って、これからどうすればいいかを考える。



辿り着く先があの穴の中だということは、
多くの人が予想したところではないかと思います。
しかし、ここから先は全く読めない……
どうやってここから出る?

まりえはないし、雨田政彦もないだろうから、
やっぱり免色?しかいないような……





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Last updated  2017.03.18 19:43:06
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