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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2024.10.13
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 著者は、社会学者で作曲家でもある早稲田大学准教授の森山至貴さん。

 レズビアン (Lesbian)、ゲイ (Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、
 トランスジェンダー (Transgender)の「LGBT」に「Q」が加わった「LGBTQ」。
 近年は、こちらの言葉を目にする機会の方が多くなったように感じますが、
 この言葉の「Q」は、クィア (Queer) を意味している場合と、
 クエスチョニング (Questioning) を意味している場合があるとのこと。

そして、クィアとは、ヘテロセクシュアル(heterosexual)でない人々

何だか、なかなかにややこしい……。
そこで、少しでも頭の中をスッキリさせようと、本著を手にしました。

  本書は、大きく準備編(第1章から4章)、基本編(第5章から第6章)、
  応用編(第7章)に分けられます。(中略)
  第1章では、クイア・スタディーズへの導入として、
  セクシュアルマイノリティについての多くの人の知識が
  いかに危ういものかをいくつか指摘していきました。(中略)
  第2章では、さまざまな性のあり方を2017年現在の最新の枠組みを用いて
  分類・整理しました。(中略)
  第3章と第4章では、第2章で指摘したような枠組みがどのような歴史的経緯によって
  成立してきたのかを確認しました。(中略)

  第7章では、クィア・スタディーズの道具立てを使って、
  日本においてセクシャルマイノリティをめぐる議論、
  具体的には「同性婚」と「性同一性障害」を分析しました。(p.184)

これは、『第8章「入門編」の先へ』の「本書を振り返る」から抜粋したものですが、
個人的には、『第2章「LGBT」とは何を、誰を指しているのか』から、

自分の頭の中にあったこれまでの知識を整理するのに、とても役立ちました。

また、「第7章 日本社会をクィアに読みとく」では、
現在、日本で大きな課題となっている「同性婚」と 「性同一性障害」 を取り上げています。
私は、先日 『トランスジェンダーになりたい少女たち』 を読み終えたばかりですが、
本書に記された「性別違和概念」に関する記述も、とても印象に残るものでした。





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Last updated  2024.10.13 10:07:26
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