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「日経」(1日付)は「野党は優先政策を厳選し、財源問題からも逃げずに国民に理解を求めるほかに道はない」と。「読売」(同)も「政権批判票を奪われたのは・・・前向きな改革案を示せなかったのが一因」といいます。
「産経」(同)も「『何でも反対』と揶揄(やゆ)された枝野幸男前代表の路線」などと誹謗(ひぼう)中傷を繰り返します。
異様なのは「毎日」。6日付コラム「風知草」は、「安保や天皇をめぐる共産党綱領の現実離れも、私から見れば度を超している・・・ 政権参加を狙うのなら現綱領の絶対視は改めるべき」と根拠のない断定で共産党を攻撃 しました。
一方で「朝日」は 「政権に誤りや疑惑があれば、厳しくただすのは野党の重要な役割である。行政監視が後退するようなことはあってはならない」(1日付社説)と反論 します。
地方・ブロック紙も-。「(立憲民主党代表は)『批判ばかり』と見られることを気にしているようだが、必要な批判はきちんと行ってほしい。政権監視は野党に課せられた重要な責務だ」(新潟日報9日付)「批判は・・・議論を深める上では、むしろ必須ではないだろうか」(「東京」1日付)と論じます。
注目なのは「毎日」電子版(2日付、一部地方版)の作家の中村文則氏のコラム。
「野党が反対するのは一部のおかしい法案のみ・・・いい対案も多く出しているが、マスコミはその事実を報じず『野党は批判ばかり』と言う」と書きます。その上で「共産党へのバッシングが何だか急にひどくなったが、昔の日本もヒトラーも、共産党を弾圧するところから全体主義を始めている。歴史は繰り返すのだろう」と。
メディアの野党攻撃は歴史を逆行させるもの。真実と民主主義に根差した報道を求めます。
(しらが・ゆりこ=弁護士)
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