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国家破綻状態のレバノン在住の友人までもがワクチンの3回目接種を受けた と聞くと、さすがに心細くなってくる。
ほぼ必ず来ると予測された第6波に向け「先手、先手で」と岸田首相。では最大の予防策である追加接種の遅延はなぜ? 説明されてもあまり腑(ふ)に落ちない。ワクチンが足りないとすれば、根拠も示さず「2回目から8ヵ月後」と決めて安心していたためではないのか(途上国へのワクチン援助が先決、という方針なら話は別だが)。前回のように すべてお膳立てした上で実施をスムーズにする日本的完璧主義は素晴らしいのだが、今回は時間との闘いだ。 各市民が2回目から6ヵ月後に接種証明持参で会場に出向き、誰が3回目を接種したかという情報が役所に送られて登録されればよいではないかと言う人は多い。とりあえず接種を始め、役所の激務は事前ではなく事後というのではダメなのだろうか。
規制復活で一般市民が経済的打撃を受けるのは見たくない。柔軟さも大事である。
(文筆家)
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