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2023年05月28日
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テーマ: ニュース(96576)
カテゴリ: ニュース
アメリカ軍が逃げ出したために、それまでは米軍のバックアップで持っていた政権が崩壊しタリバンの天下となったアフガニスタンでは、政府の指示に従わない国民に対し「体罰」が行なわれているとの国連報告に関連して、文筆家の師岡カリーマ氏は13日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 これに対する多くのムスリムの反論はこうだ。例えば婚外性交に対する体罰はイスラム以前から広く中東では投石刑などの形で行われていたが、イスラムでは刑の執行に必要な目撃証言者の人数や性別を定めるなど、ほぼ実現不可能な条件を課した。 処罰が常識だった時代に、いきなりそれを廃止しても広く支持を得られないから、執行を実質的に不可能にする条件を設けたのであり、「廃止」こそがイスラム法の精神なのだと。 私か知るムスリムは、リベラル派もいわゆる原理主義派もそう言ってタリバンヘの嫌悪感を露わにする。

 執行件数を見る限り、「実質不可能な」条件が満たされていないのは明らかだ。タリバンの宗教解釈はメディアが言うような「厳格」なものではなく、むしろ逆で、人々を恐れさせ、従属させる都合のいい道具としか見えないのである。彼らからアフガンの人々を救う義務は、イスラム諸国にあるはずだ。
(文筆家)


2023年5月13日 東京新聞朝刊 11版 25ページ 「本音のコラム-『厳格』の正反対」から引用

 タリバン政府は力で国民を服従させなければならないと考えて、「厳格なイスラム法」というイメージを利用して非人道的な「刑罰」を正当化しようとしている。しかし、「体罰」は宗教以前から中東地域にあった旧習であって、その旧習を止めさせようとしたのがイスラム教の指導者だったという説は説得力があると思います。「力で国民を服従させる」ことを企図している国は、アフガニスタン以外にはミャンマーも挙げられますが、力で国民を押さえ込む時代は過ぎ去ったことを、広く世界の人々に認識してほしいものです。





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最終更新日  2023年05月28日 01時00分07秒


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