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これに対する多くのムスリムの反論はこうだ。例えば婚外性交に対する体罰はイスラム以前から広く中東では投石刑などの形で行われていたが、イスラムでは刑の執行に必要な目撃証言者の人数や性別を定めるなど、ほぼ実現不可能な条件を課した。 処罰が常識だった時代に、いきなりそれを廃止しても広く支持を得られないから、執行を実質的に不可能にする条件を設けたのであり、「廃止」こそがイスラム法の精神なのだと。 私か知るムスリムは、リベラル派もいわゆる原理主義派もそう言ってタリバンヘの嫌悪感を露わにする。
執行件数を見る限り、「実質不可能な」条件が満たされていないのは明らかだ。タリバンの宗教解釈はメディアが言うような「厳格」なものではなく、むしろ逆で、人々を恐れさせ、従属させる都合のいい道具としか見えないのである。彼らからアフガンの人々を救う義務は、イスラム諸国にあるはずだ。
(文筆家)
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