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哀 歓 の 鍵 を あ け た 男
部屋に鍵をかけ外に出た
夜空に美しい月があった
部屋に鍵をかけ外に出た
新鮮な空気と太陽があった
季節の中で蝶は舞いながら
歓喜の歌をうたっていた
おおらかな大地の中には
生きている価値があった
地上は楽園だと思った
鍵をあけ部屋にはいった
私はその中で泣きぬれた
泣きぬれて最後は沈黙した
これが私の生きてきた証の
部屋なのかと心底驚いた
外に出て見たような歓喜は
なにひとつ部屋にはなかった
心の鍵をあけてみたが・・・
心の中は空洞であった
自分の生きる力のもとが
空洞だとは気づかなかった
私は心の鍵をしめた
今度あける時はいつ?
そんな疑問をもちながら
心の鍵をしめた
外では蝶の舞う数が増え
地上の暮らしを謳歌していた
生きる喜びに歓喜の歌が
舞うたびに大きくなっていた
それを見ながら心は暗くなり
私の心は深い谷底に落ちた
しかしいつかは蝶のように
舞いながら歓喜の歌をうたい
たいと奈落の底で思っている
つぎに心の鍵をあけるまで・・・
限りある時間への挑戦のなかで
その時がくるまで働いて働いて・・・
歓喜の心の鍵をあけるまで・・・
私は心の鍵を完全にしめた
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