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再発から1ヶ月あまり...そろそろ元の生活に戻らないとなあと思っていました。いつもこのタイミングに悩みます。ネフローゼの症状自体は、初期ならば、ステロイド増量後、1週間もすれば寛解します。あとは体の回復と感染症の予防のため、ステロイドがある程度減量されるまで自宅療養するわけですが、じゃあ、どれくらい減量されれば、体に負荷をかけていいのか、人混みに行っていいのか、いつもよくわかりません。はっきりした基準はないらしく、主治医に聞いても気をつけながらね、とか、あまりストレスかけないようにね、とかなんともあいまいな返事が返ってくるのが常です。結局のところ自分の心と体に相談しながら、自分で決めるしかありません。暖かかったので、チョコと長いお散歩に出かけました。途中、カフェでコーヒーをテイクアウト。仕事をしていた時は、再発もたび重なると休みにくく、寛解と同時に職場復帰したりもしていたのですが、これはほんと良くなかったようで、どんどん次の再発までの時間が短くなっていきました。今回は急いで社会復帰する必要もなかったので、心ゆくまでのんびり療養していたのですが..そうすると、今度は完全に外に出るタイミングを見失ってしまいました。ダンスの先生から「その後、体調はいかが?」と電話をいただいても、友人から「ようこちゃん、そろそろ外出解禁になった?」とお誘いをもらっても、つい「いえ、まだ自宅療養を...」ともごもご言ってしまう。長いお休みの後に学校に行けなくなる子供みたいです。そもそもが家で1人でいるのが大好きなのです。で、病気を理由に堂々と非社交性を発揮しているという...まだ、寒々とした景色ですが...でも、チョコと久しぶりに遠出をしてみると、季節はすっかり変わっていて、公園では若者が腕まくりでバレーボールをしていて、近所の川では雪解け水がごうごうと渦巻いていて。2週間もすればめくるめく北国の春のはじまりです。さすがにこんなに待ち焦がれた遅い春を、家でやり過ごすのはもったいない気がする...「普段の生活に戻る前に3回目ワクチン打っといてね」主治医にそう言われていたので、今日、意を決して、これも1日伸ばしにしていたワクチン予約の電話をかけました。そしたら、ちょうど明日、空きがあるとのこと。よし。明日、ワクチンを受けたら社会復帰しよう、そう決めました。ああ、でもやっぱり副反応こわい...どうかどうか、軽くすみますように。最後まで読んでいただきありがとうございます。↓応援クリック、励みになります。にほんブログ村↓よろしければ読者登録も!!
2022.04.13
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この1ヶ月、ずっとお家にこもっていた私。暇だと色々と考えるもので、そうだ今年はチョコと2人、桜色のセーターを着て、お花見をしよう、なんて思いついてしまいました。北海道の桜の満開予想は4月末。思いついた時点ではまだ2ヶ月あったので、たぶん私が編んでも間に合うだろうと早速、毛糸を取り寄せてみました。(ステロイドのおかげで行動が早いです)デンマークから1週間で届きました。モヘアとメリノウールの2種の毛糸が各4色ずつです。それぞれの色にはチェリーブロッサム、バレリーナ、ダスティーローズなど可愛い名前がついています。北欧らしいニュアンスカラーがとっても素敵。私のセーターは3本、チョコのセーターは2本の引き揃えの予定なので、まずは色を決めるため、色々な毛糸の組み合わせでスワッチ(見本)を編みます。人から見たらたいした差ではない...2種類x4色のうちから、2本ないし3本を選ぶので、組み合わせとしてはけっこうあって、結局10パターンくらい編みました。チョコの組み合わせはすぐに決まりました。バレリーナという色のモヘアとウールの2本どり。ソメイヨシノのような繊細なピンク色になります。問題は私です。アラフィフのピンクは下手すると大事故になるので、迷いに迷って淡墨桜のようなグレイッシュピンクになる3色の組み合わせを選びました。3本のうち、モヘアは1本だけ。チョコのより、ふわふわも控えめです。そして、満開予想まで3週間を切った今。私のセーターはあとはお袖と襟を残すのみ。たぶん来週には終わるはず。チョコのほうはといいますと....この色、やっぱりチョコに似合うこれが、まったくの手付かずです。インスタグラマーの夫には、チョコのを先にやってよ、とせっつかれます。そうだよね。インスタグラマー的には、桜色のセーターを着たチョコが桜の下に座っている写真が欲しいよね...でも、チョコのは小さいので、たぶん1週間もあれば編めるはずなのです。たぶんね。チョコがいい子にしててくれればね。チョコと私のサクラ・プロジェクト。さて無事に間に合うのでしょうか?どうか急にあたたかくなって、開花が早まったりしませんように。最後まで読んでいただきありがとうございます。↓応援クリック、励みになります。にほんブログ村↓よろしければ読者登録も!!
2022.04.08
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先日の投稿で、ステロイドの副作用がつらい、と切々と語りましたが、実はステロイドを飲んでいると良いこともあります。一つは、免疫抑制作用があるので、ネフローゼだけでなく、全身の炎症反応やアレルギー反応がピタリとおさまること。私の場合、花粉症や慢性的な肩こり・腰痛がすごく楽になります。お肌の調子もびっくりするほどよくなって、期間限定でお顔がツルスベになります。ずっと肌のキメが荒くて艶がないのは生まれつきと思っていたのですが、ステロイドを飲みはじめて、それが炎症反応(=慢性的肌荒れ)のせいだったのだとわかりました。でも、何よりすごいのは「元気な人」になること。私は普段、どちらかというと疲れやすくて、睡眠時間もたっぷり必要なタイプ。しかも自分に自信がなく、色々考えすぎては無駄に消耗します。それが、なぜかエネルギーに満ち溢れてくるのです。実際、副作用として「躁状態」とか「多幸感」があるとよく言われています。この感じ、うまく説明できないのですが、美術の教科書に、群衆の先頭で高々と旗を掲げるジャンヌダルク自由の女神の絵がありましたよね。by ドラクロワたとえていえば、このジャンヌダルク自由の女神になったかのような全能感や高揚感といいましょうか...(後日、この絵の女性はジャンヌダルクではなく、自由の女神だとご指摘がありました。きゃあ、お恥ずかしいでも、私の気分としてはやっぱりジャンヌダルクなんだなあ。)たとえば、新しいことにチャレンジしたり、何かを変えるのって元気も勇気も必要ですよね?ところがステロイドを大量に服用している時はそういうハードルをすっと乗り越えられます。40代にして、突然、社交ダンスなんてはじめたのは、まさにステロイドのこの作用が後押ししてくれたのだと思いますし、ステロイド服用中は断捨離がはかどるのも、「捨てる」ことに伴う変化が怖くなくなるからじゃないかなと思っています。対人関係でも、好きな人は好き、苦手な人は...、まあそんなこともあるわねと、あっさり割り切れます。人との関係で、必要以上に気をつかったり、クヨクヨしたりしないのは本当にラクで、これに関してはステロイドをやめてもずっとこうありたいと思います。素のままの自分で人と向き合えるせいか、病気をしてから不思議と友人に恵まれるようになりました。何も素のままの方がいいと言ってるんじゃないですよ。普段の私は、人に対してはじめから腰が引けててなかなか打ち解けられないってことです。まあでも、時々、言葉がストレートすぎて手痛い失敗をしてしまうこともありますが...===============================かつて、私の主治医は、私のこうした変化を、感情をコントロールする理性のフタが外れた状態と称しましたが、言い得て妙だなと思います。今のあなたが本来のあなたに近いのでしょう、とも。たぶん、年若い主治医は、私が入院当初「なぜこんなに腎臓機能が低下するまで何もしてくれなかった?」だの「透析するくらいなら死んだほうがまし」だのとくってかかったのを根に持っていたのでしょう(笑)。でも、もし主治医の言葉が本当だとしたら、長年の経験で培ってきた理性って(もはや思い込みって言ったほうがいいのかも)怖いなあと思います。私の本当の感情を私すら気づかないほどがんじがらめに縛りつけ、私を小さく縮こまらせていたわけですから。もし私がステロイドに感謝するところがあるとしたら、それは理性の檻に閉じ込められた私の感情を解放してくれたところなのです。でも、やはりこんな強い作用がある薬は飲まないに越したことはなく、次の診察での薬の減量が待ち遠しいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。↓応援クリック、励みになります。にほんブログ村↓よろしければ読者登録も!!
2022.04.04
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