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ようやく実家にたどり着きほっとしたのも束の間、翌日からチョコは大家族の洗礼を受けます。実家には両親のほか同じ敷地内に弟一家が暮らしていて、入れ替わり立ち替わりチョコの顔を見に来るのです。まずやって来たのは試験休み中だった中1の甥っ子。甥っ子はなぜかチョコの耳が気に入ったようす。ええ〜、誰?!声、低っ!!背、高っ!!2年前はまだまだ子供っぽかった甥っ子はすっかり思春期真っ只中の男子になっていました。ああ、あの頃はまだ頭をぐりぐり撫でたりできたけど、もうできないなあ。2年の歳月の重さに伯母はがっくりと肩を落としたのでした。それでも、しばらくするとこの春から入学した中学校のことなど話してくれるようになりましたが(ホッ)。続いてやって来たのがその弟と妹?のムギちゃん。小5の弟もだいぶ背は伸びていましたが、お兄さんほどは様変わりしていなくて、カメラを向けると愛嬌のある笑顔を見せてくれました。==============================さて、チョコが彼らに会うのはこれが2度目です。最初の出会いは私たちが北海道に引っ越す直前。一家で茨城まで会いに来てくれた時でした。そう。だからはじめましてではなく、お久しぶりなのですが...実は私、このムギちゃんとチョコの再会に大変緊張していました。ムギちんもおひさしぶり。というのも、2人のお兄ちゃんに揉まれて育ったムギちゃんはたいそう気が強く、かっとなると人を噛むこともあるという話。実際、家族のうち噛まれたことがないのは弟だけなのだそう。そんな勝気な女子に、散歩中、他の犬が来ると遠回りするようなチョコがかなうわけがありません。というわけで、何かあったらいつでもチョコを抱えて逃げ出せるよう用心深く2匹を引き合わせたところ...ぎゃん!!勝負あったーーー?!ムギちゃんはすぐにお腹をだす妹気質のかわい子ちゃんでもありました。 ん? お腹出してるのはムギちんのほう?なんと、チョコは、挨拶抜きでずんずん近づいてきた若い娘にくるりと向き直ってギャンと一喝。たった一声で勝負を決めたのです。へえ〜、チョコ、やる時はやるんだねえ…チョコを見る目がちょっと変わりました。甥っ子たちは「ムギ、叱られた〜!!」と大喜び。甥っ子たちの中で揉まれて育ったムギちゃんも一人っ子としてのんびり暮らしているチョコもちゃんと犬社会のルールを理解しているらしく、その後、2人は平和協定を結んだのでした。チョコ、それはムギちゃんのお兄ちゃんなのよ...チョコは実家にはあわせて10日ほど滞在しましたが、着いて数日後には、お客さんが来ると吠えて家族に危険を知らせにようになり、さらにもう少しすると、キッチンで食事の支度をしている母を見守るようになって、すこしずつ大家族に馴染んでいきました。弟はムギちゃんとチョコを見ているうちに多頭飼いに興味をもったらしく、もう一匹、今度は黒い豆柴を飼おうかなとつぶやいていました。私もこれまで知らなかったチョコの社会性動物としての一面を見ることができ、色々楽しかったです。チョコ、うちにもいつかチョコの妹をお迎えしようか?きっとチョコはいいお姉さんになるんじゃないかな。最後まで読んでいただきありがとうございます。↓応援クリック、励みになります。にほんブログ村↓よろしければ読者登録も!!
2022.07.29
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7月3日ー18日、関東へ帰省してきました。チョコにとっては2週間というこれまでにない長旅。移動距離も北海道から埼玉、静岡、茨城と最長でした。--------------------------旅程 --------------------------7/3-7/4 札幌から埼玉へ移動7/5-7/8 埼玉(実家)7/9-7/10 静岡(夫実家)7/11-7/15 埼玉(実家)7/16-7/18 茨城(友人宅)--------------------------犬との旅行は楽しい反面、心配もいっぱい。実際、はらはらした場面もありました。そんな旅の記録を書き残しておきます。犬との旅行を考えている方の参考になれば幸いです。===============================7/3-7/4 関東へ旅の行程で一番不安だったのが関東への移動です。2日に分けたものの、合わせて8時間の列車旅。しかも、夫は後から合流するので私1人でチョコを連れて行きます。チョコはこんなに長い時間我慢できるだろうか?万が一、途中で具合が悪くなったらどうしよう?重いキャリーケースを抱えての乗り継ぎは大丈夫?不安のタネは尽きません。少しでもフットワークを軽くするため、スーツケースは実家に送り、私はバックパック一つにスポサン履きです。バックパック一つで旅行していた若い頃を思い出しました。チョコもいつもの布製キャリーバッグではなく、中で動けるスペースのあるプラスチック製のキャリーケースにしました。うさちゃんも忘れずに....|いざ出発!札幌駅で函館行きの特急に乗ったら、いよいよ旅のはじまりです。私の心配をよそに、チョコは列車が動き始めるとすぐに横になって寝てしまいました。ちっ、すっかり旅慣れしちゃって....乗り物に乗ったら目的地までは寝るしかないってわかってるんだな。函館行きの特急は札幌から苫小牧まで南下した後はずっと海沿いを走ります。青い海を見ているうちに私の不安も消えていきます。かわってこみあげてくるのが解放感。もともと旅行が大好きで、ひとり旅も大好き。それなのに最近はすっかりひとり旅とはご無沙汰に。たまには、1人で旅するのもいいもんだなあ。息が楽にできるようになる...そんなことを考えながら、時々、キャリーケースのチョコをナデナデしたり、本を読んだりしていると、函館に到着。|函館の夜この日は函館に宿泊しました。お宿はHAKODATE男爵倶楽部HOTEL&RESORTS。函館でワンコと泊まれるホテルといえばここ。一度泊まってみたかったのです。HAKODATE 男爵倶楽部 HOTEL&RESORTS案内されたのはタイル張りの床がリゾート感を盛り上げる広々としたお部屋。さすがにそこまでは...だけど、リビングのほかにツインのベッドルームとキッチンまでついています。パパも連れてきてあげたかったねえ、チョコ。そうそう、そこはチョコのお部屋だよ。ここでもチョコは旅の上級者っぷりを見せ、用意されたケージを自分の部屋とこころえて、さっさと中でくつろいでいました。でも、夜寝る時になったら急にさみしくなって、私のベッドで一緒に寝たがったのは内緒です|いよいよ新幹線にさて、翌朝はゆっくり朝食を食べ、函館の港を少し散歩してから、新幹線の発着する新函館北斗駅に向かいます。チョコはもちろんはじめての新幹線です。これまでのところ、チョコも私も絶好調。新幹線のシートはゆったりしていて、足元にチョコのキャリーケースをおいてもまだ余裕があります。大宮駅まで4時間かかりますが、これならもう心配はないと、すっかり安心してうとうとしていたら...どすんという振動で目が覚めました。新青森駅から乗ってきた若者がチョコのキャリーケースの横に大きな荷物を勢いよく降し、隣の席についたところでした。ぎゃあ〜。そんな大きな音立てたらチョコの心臓が張り裂ける一瞬頭に血が昇りましたが、ここは心を落ち着け、「犬を連れています。ご迷惑をおかけします。」と、足元に怖がりの生き物がいることをさりげなく知らせてみました。この時、彼がマスクをしていないことに気づいてしまいました。ああ、もうツイてない...その後も若者はハラハラする私をよそに、ホコリを巻き上げながら、盛大に荷物の整理をし、やっと終わったと思ったら、やおら靴を脱ぎ、チョコのキャリーケースと自分の荷物の間に足を投げ出して貧乏ゆすりをはじめる始末。ああ、チョコが、チョコが…チョコのことが心配で気が気ではありません。空いている席があったら移動しようと見回すものの車内はほぼ満席。一刻も早く大宮駅に着くことを祈るしかありません。駅に着いて大急ぎでキャリーケースを開けると、チョコが元気に飛び出してきました。ああ、良かった...|到着!そんなこんなもありまして、家を出てから丸一日、ようやく実家にたどりつきました💦チョコは特に疲れた様子もなく、先に送ったいつものフードをぺろっと食べ、やはり送っておいたベッドでちゃっかりくつろいでいました。チョコの適応力おそるべしです。飼い主のほうはどっと疲れが出て翌日は動く気力もなかったそうな。最後まで読んでいただきありがとうございます。↓応援クリック、励みになります。にほんブログ村↓よろしければ読者登録も!!
2022.07.27
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