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昨年8月27日に続いて今年もタヒチスイカが収穫を迎えた。現在はスイカはカンピョウやカボチャなどに接ぎ木されて栽培されるのが一般的となっており、ここ10数年はスイカの自根苗が園芸店で売られているのを見た記憶がない。しかし、自根の方が美味しいと言われるため、私はあえて自根にこだわっている。 種子を蒔いた日にちは正確には記録していないが、5月の中旬だったと記憶している。スイカの蒔きどきとしてはかなり遅いのだが、気温が上がってからの方が発芽率が良く、その後の生育も良いため、私は毎年GWが終わってから蒔いている。そして、6月1日にまだほとんど双葉の状態で畑に定植。通常なら本葉が2、3枚出てから定植したいところだが、今年は6月の第2週に丸々一週間旅行に行く予定だったため、あえて早めに植えた。その後、気温の上昇とともに旺盛にツルを伸ばし、2株植えた苗にそれぞれ2個ずつ計4個結実させ、一昨日夜に初収穫を迎えた。 今回収穫したのは2個。昨年と同様、市販品と同じぐらいの大きさのものが採れた。スイカは収穫のタイミングが難しく、確実に収穫するには雌花の開花日を記録し、その品種に合った日数が経ってから収穫すると良いと言われている。が、現実には仕事が忙しく、毎朝畑に行く余裕がないため、開花日がいつなのか全くわからない。そこで、いつも「巻きひげ」の枯れ具合や、果実を叩いたときの感触を頼りに収穫している。で、今回は果実を叩いた感触がかなり良かった。いかにもみずみずしく中身が熟しているという確信があった。そして会社に持って行き、包丁を入れたところ、期待通りの熟れ具合であった。 オゥ、素晴らしい(^^)。スマホで撮ったので色が今一つだが(^^;)、隅々まで真っ赤に熟しているのがお分かりいただけると思う。接木で育てると皮が分厚くなると言われるが、自根で育てたタヒチスイカは皮の近くまで真っ赤に熟しており、可食部分が多い。そう、わざわざ接木苗を買わなくても自根苗でこんなに立派なスイカが採れるのだ。早速職場の同僚に振る舞ったが、とっても甘いと大好評をいただき、当の本人はちょっとドヤ顔状態(笑)。畑にはあと2個残っているが、こちらは知人へおすそ分けする予定である。来年は違う品種を栽培しようと思っている。
2013.08.21
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会社の夏休みの最終日の8月18日(日)、ホムタマことホームタマネギの種球を植えた。ホムタマの「売り」は、夏に種球を植えれば12~1月の寒い時期に新タマネギが採れることとなっているが、現実はなかなか難しいようだ。ホムタマと言えば、5年前の2008年夏にも植えたことがあり、ブログでも紹介したが、なんとか年内に収穫できたものはわずか4個、それも、かろうじて「タマネギ」と呼べるか呼べないかというほどの小さなものだった。おまけに、収穫しないでそのまま育てていたものは、玉が太らないままに翌年の春にすべて「とう」が立って食い物にならなくなってしまった。詳しくは2009年4月19日の日記を参照。 以前、某大手種苗会社のカタログに書かれていたのだが、ホームタマネギは植え付け時期の幅が非常に限られているらしい。確か12~1月採りを狙うなら8月の最後の1週間以内に植え付けなければならないと書かれていた記憶がある。そういうわけで前回は8月30日に植えたのだが、結果は惨敗だったので、今年は8月18日に植えることにした。 ちょうど今の時期、園芸店やホームセンター、そして通販でもホームタマネギの種球が売られるが、あたかも初心者でも冬にタマネギが簡単に収穫できるかのような宣伝文句にはかなり疑問を持っている。ネットで検索しても、苦戦しておられる方が多いようである。普通に種子を蒔いて苗を作って育てるか、あるいは秋に出回る苗を植えた方がはるかに確実だと思うのだが。しかし、中にはホムタマの栽培に成功した人のブログがあり、それを見ると、自称(笑)園芸研究家の私としては、大いにライバル心を掻き立てられてしまう(笑)。というわけで、前回よりは12日早めに植えてみたのだが、結果はいかに???
2013.08.19
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8月16日に続いて今年のカトレア・ドウィアナ開花報告第3弾。今回は、C. ドウィアナ・オーレア ’ヤングス・ヴァー’(C. dowiana aurea 'Young's Var.')をご紹介(Var.は、variety=バラエティ、変種、品種の略)。今年はドウィアナの’異色’な個体を2回紹介してきたわけだが、今回紹介する個体もまたドウィアナの中でもちょっと変わり種なのだ。通常のドウィアナはセパルとペタルが黄色で、ビロードのじゅうたんのような真っ赤なリップに黄色い脈が無数に入る。ところが、この'Young's Var.'は、そのリップの色が非常に独特なのだ。 なんと、ビロード状の真っ赤なリップに2つの黄色い目がくっきり入るのだ。もう見事としか言いようがない。この個体が開花して以来、毎日朝晩に何度も眺めては一人で悦に入っている(笑)。2年前に入手してから初の開花だが、1花茎に4輪も咲いてくれた。ただ、美人薄命とはよく言ったもので、この暑いさなかに開花したためもあってか、この日記を執筆中にすでに花が傷み始めているのがちと残念。ドウィアナはカトレア原種の中でも栽培が難しいと言われ、その上に花の寿命も短いため、それだけに無事に開花してくれた時の有り難さは格別だ。 この個体は、実は過去にも所有していたことがある。まずこの個体の存在を知ったのが平成元年(1989年)の某洋蘭雑誌にて。その後、平成8年(1996年)の秋に某業者で分け株が売られているのを見て迷わず購入。平成10年(1998年)と平成11年(1999年)の真夏に開花し、中でも平成11年に開花した時の状態が最高で、本当にあの素晴らしさは脳裏に焼き付いている。ところが、平成12年(2000年)に欲張って3~4株に株分けしてしまい、さらにその年の秋に転居の都合で手持ちのランを狭い貸温室に閉じ込める羽目になり、これが仇となって株分けしたものが全滅してしまった・・・(+_+)。しかも、この個体を買った業者はすでに廃業、ネットで検索してようやく見つけた業者では売り切れ。それでも粘り強く探していた結果、2年前に取扱業者を見つけ、再び入手することができた。 そんなわけで、執念で手に入れたこの個体、今度の今度のこそは下手に株分けせずに大事に育てたい。ドウィアナは栽培が難しいとは言われるが、成株なら基本的に普通のカトレアと同じように育てていれば枯れることはなさそうだ。しかし、細かく株分けしたり栽培条件が悪いと枯れることがあるらしい。ちなみにドウィアナとの交配種であるC. Hardyana semi albaも株分けして枯らしたことがある。なお、この'Young's Var.'は、その年によってリップの「目」の入り方が異なるようで、平成10年(1998年)に開花したときには株分け後の初開花だったせいか、目がぼんやりとしか入らず、今一つインパクトに欠ける色となった。今回も株分け後の初開花なのでどうなることかと思っていたが、ご覧の通りくっきりと目が入ってくれたのでニンマリしている(^^)。
2013.08.18
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7月15日に紹介したC. ドウィアナ・ロジータ 'フィッシャーズ'(C. dowiana rosita 'Fischer's') に続いて、今年のドウィアナ開花報告第2弾。今回紹介するのはC. ドウィアナ・オーレア・マルモラータ ’リオ・プレト’の自家交配実生株(C. dowiana aurea marmorata 'Rio Preto' x self)である。このブログに登場するのは2回目である。「え? 初めて見るけど?」とお思いの方もおられるかと思うが、実は昨年8月3日に紹介したC. ドウィアナ・オーレア(C. dowiana aurea)と同一個体なのだ。こちらがその当時の画像である。 まず、この実生苗は、C. dowiana aurea marmorata 'Rio Preto' x selfとして3、4年ほど前に購入したもの。その業者には親株の'Rio Preto'の写真があったが、黄色いペタルに赤い筋が網目状に入るという、文字通り異色な個体であった。変種名のmarmorataとは、ラテン語で「大理石模様の」という意味らしい。その個体の自家交配実生苗ということで、親に近い花が咲くものと期待して買ったのだが、初めて咲いた花はご覧のとおり普通のドウィアナ・オーレアとまったく変わらない花。もしかして私が買った苗はハズレだったのかと思い、当時は普通のドウィアナ・オーレアとして紹介した。しかし、株を作りこめば本来の色が出るのではないかと期待を込め、さらに1年間しっかり作りこんだ結果、花の色に変化が現れた。 おお!ペタルにしっかりと赤い筋が入っているではないか(^^)。親のリオ・プレトはもっとはっきりと筋が入っていたが、それでも今回開花した花は確かに普通のドウィアナ・オーレアとは違うということが分かる個体だ。花のサイズも、昨年より確実に大きくなっている。そして、芳香も素晴らしく、特に開花初日がもっとも強かった。ドウィアナは栽培が難しいと言われるが、今のところこの株は順調に年々大きくなっているので、もっと作りこめば親株のような色彩に近付けるのではないかと期待している。 ちなみに、近日中にドウィアナ開花報告第3弾を執筆予定である。こちらも「異色」な個体なので、お楽しみに(^^)。
2013.08.16
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