全8件 (8件中 1-8件目)
1

私は幼いころからありとあらゆるジャンルの植物に興味を持ち、実際に様々な植物を栽培し(&枯らし ^^;)、このブログでも様々な植物を紹介してきたが、果樹についてはほとんど紹介したことがなかった。が、実際には中学生以来、イチジク、カリン、モモ、ブルーベリー、キウイフルーツ、ストロベリーグァバ、カキ、ポポー、アボカドなどに挑戦してきた。ただ、転居が多かったために、残念ながらいずれも長続きしなかった。 で、2年前の千葉県成田在住時代、庭が広いということで、矮性のモモの「ボナンザ紫葉」を植えることにした。もともと、私が小学生だった頃、某種苗会社のカタログに「ボナンザピーチ」という矮性のモモの品種が載っており、当時から非常に興味を持っていた。いつか育ててみたいと思っていたところ、「ボナンザ紫葉」という品種があるのを知って早速購入し、庭に植えることにした。植え付け1年目に早速開花したものの、さすがに結実しなかったが、2年目に期待していたところ、例の転勤話があり、やむなく成田の庭から引っこ抜いて今の神奈川のアパートの庭に移植したのが今年の2月。その後、無事に根付いて開花、結実し、現在の姿はこんな感じだ。 ご覧の通り、木が矮性で葉が紫色になるという非常に観賞価値が高い品種だ。現在は、古い葉は緑色になっているが、春の若葉の頃は葉がすべて紫色に染まって非常に美しい。そして果実は、ウメを少し大きくしたぐらいのものが5個付いている。すでに果皮まで紫色に色付いているのだが、成熟期がいつなのか今一つよくわからない。タイミング良く収穫できればいいのだが。 さて、この品種、海外ではボンファイヤー(Bonfire)、クリムソン・ボンファイヤー(Crimson Bonfire)、ボンファイヤー・パティオ・ピーチ(Bonfire Patio Peach)等の名称で売られ、どれが正式名称なのかよくわからない。国内でも、「ボナンザ紫葉」や「ボンファイヤー」など、販売会社によって名称が異なる。同じ品種が複数の異なった名称で売られるのが園芸業界ではよくあることだが、混乱を避けるためにも統一してほしいものだ。
2013.07.28
コメント(0)

6月1日に、転居してから初めて借りた市民農園を紹介。あれから2か月近くになり、毎週末にせっせと草むしりと土壌改良を行い、とりあえずは着実に野菜作りは軌道に乗りつつある。 現在育てているのは、ラッカセイ、トウモロコシ、サツマイモ、スイカ、ショウガ、タイの「ナンキョウ」である。本当はもっといろいろと育てたいところだが、前回も書いた通り、ここの農園には水道がないため、手を洗うことができない。そういうわけで、濡れタオルを毎回持参して、作業後にそれで手を拭うことにしている。そして、その泥だらけになったタオルを、自宅で洗濯用洗剤を使って手でゴシゴシ洗うのが習慣となった。こうして今改めて考えてみると、今までに借りた農園がいかに恵まれた条件だったかが本当に良くわかる。とりあえず、雑草むしりや土壌改良も進んできたので、秋からは本領が発揮できそうだ。
2013.07.23
コメント(0)

今年もカトレア原種のC. ラビアタ・セルレア(C. labiata coerulea)が開花した。このブログでは昨年7月18日に続いて5回目の登場となる。今回は2花茎5輪咲きとなり、2006年に入手して以来毎年咲いているが、その中ではもっともきれいに咲いてくれた。それぞれの花茎に咲いた花を撮影したのがこちらの画像である。 ご覧の通り、色と言い形と言い、ラビアタ・セルレアとしては非常に良い個体だと思う・・・と言いたいところだが、毎度毎度言っている通り、この個体はラビアタとしては開花期が異様に早い。通常は9~10月に咲くはずなのだが、この個体に限っては7~8月に咲く。どちらかと言えば7月中~下旬に咲くことが多い。今回は正確には7月19日ごろには開花していたので、昨年とほぼ同じ日に開花したことになる。2009年にも7月18日に咲いている。そして、木の大きさも他のラビアタに比べて若干大きく、葉の幅も広い。 実は最近、これを販売していた業者にこの個体の由来について問い合わせてみたのだが、これはかつて山木として入荷したものだそうな。そして気になる開花期については、その業者で栽培してもやはり早いとのことで、この個体はC. warneriの可能性もあると見ているという回答が来た。というわけで、その業者でも開花期が早いという認識があるという点については安心した。しかし、ワーネリーとしては開花期が遅いので、どうも純粋なワーネリーでもなさそうな様子。 もう一つ気になるのが、他のラビアタ・セルレアにも開花期が早い個体が少なからず存在するということ。ネットで検索してみると、ワーネリーとほとんど同じ6月に開花した画像も見られる。現在流通しているラビアタ・セルレアの多くがセルフまたはシブリングと思われるが、本当に純粋にラビアタ同士が交配されているのかちょっと疑わしくなってくる。しかし、趣味家にとっては買った時に付いているラベルを信じるしかないのが現状である。何がどう交配されているのかは、これは科学が発達してDNA鑑定が容易に行われる時代が来るまで待たなければならないのかもしれない。 ところで、一度この個体で開花期を意図的にずらす実験をしてみたいと思っている。この個体は毎年ラビアタとしては早い年明け早々に新芽が動き出すのだが、一旦その芽がある程度大きくなった時点で取り去ってみようと思う。そうすれば、少し遅れて2回目に新芽が出るはずなので、それを育てれば本来の時期に咲いてくれるのではないかと思っているのだが、果たしてうまくいくのか!?
2013.07.21
コメント(2)

往年のカトレアの名花、Lc. アヌビス ’トゴシ’(Lc. Anubis 'Togoshi')が開花した。昨年12月16日に続いて2回目の登場。今回は1花茎に3輪咲いてくれた。 前回開花したのは真冬だったのだが、本来は夏咲きの品種とのこと。それだけに今回の夏の開花を心待ちにしており、期待通りに良い花が咲いてくれた(^^)。しかも3輪も咲いてくれたので結構ボリュームもある。前回は貸温室の中での開花だったが、今回は屋外の自然の温度下での開花だったためか、冬の花に比べてかなりゆったり咲いている。株もしっかり出来上がってきたので今後が楽しみだ。
2013.07.16
コメント(0)

カトレア原種のC. ドーウィアナ・ロジータ ’フィッシャーズ’(C. dowiana rosita 'Fischer's') が開花した。昨年入手したもので、ブログ初登場となる。ドーウィアナと言えば、昨年の8月3日にも登場しているが、基本種が黄弁赤リップなのに対し、このロジータは、赤地のペタルに実に細かい黄色い筋が入るという文字通り’異色’な個体だ。株分け直後のものを入手して今回が初開花だが、2花茎5輪咲きというにぎやかな光景となった。ドーウィアナ独特の香りも楽しめた。 実は以前、この’フィッシャーズ’のセルフ苗が出回り、その写真を見てぞっこんほれ込み、私は大枚はたいて4鉢も買ってしまったことがある。ところが、大変小さな苗だったために、1つも活着させることができずに枯らしてしまったのだ。あゝ、もったいないことをしたナァ・・・(+_+)。その後、いつかまた入手したいと思っていたところ、その親株の’フィッシャーズ’そのものを入手する機会があり、今度こそ枯らすまいと大事に育ててきた甲斐があって、ようやく開花したのが上の画像の花である。 ドーウィアナは性質が弱く栽培が難しいとよく言われるが、実は私は過去にも何度か痛い思いをしている・・・(+_+)。調子が良い時は良いのだが、下手に株分けしたり管理に手を抜いたりすると枯れてしまうことがある。そんなわけで、今度の今度こそは大事に育てたい。
2013.07.15
コメント(0)

先日、通販でノシバ(野芝)を買い、庭に張ってみた。成田時代にも、庭にノシバの種子を蒔いて育てていたのだが、ようやく芝生らしくなってきたころに例の転勤話。で、もちろん神奈川でも庭付き物件を借りたのだが、雨の日の泥はね防止のためにこちらでもノシバを張ることにした。当初は種子を蒔いてみたのだが、発芽率は良いものの、初期生育が遅いため、苗を購入することにした。 芝生といえば、当地ではコウライシバ(高麗芝)がよく出回っているが、私はあえてノシバを選んだ。その理由は、なんといっても日本原産であるために性質が非常に強く、葉の色がコウライシバより濃いからだ。ただ、葉の幅はコウライシバよりも広いため、粗い印象を受けるが、それでも性質の強さを優先してノシバを選んだ。 なお、かつて西洋芝を種子から育てたことがあるが、生育が非常に速くて頻繁に刈込をしないと美観を維持できないし、暑さに弱いために夏は水やりを十分にしないと弱ってしまう。日本の一般地以南で西洋芝を育てるのはなかなか手入れが大変である。結局、その時は除草剤をかけて一旦全滅させて(笑)、あとでコウライシバに張り替えてしまった。 そして、今回張ったノシバの様子。張ってからちょうど2週間が経ち、いい感じに芽吹いている。葉はコウライシバに比べて粗い印象を受けるが、葉の色が濃いところが好きだ。性質は非常に強いが、上を踏んで歩けるようになるまではもうシバらくかかりそうだ(←わかるかな? ^^;)。★芝生 野芝★(日本芝) 1平米 環境適応能力の高い芝生SS05P02dec12価格:682円(税込、送料別)
2013.07.13
コメント(0)

カトレアの一代交配種、C. ハーディアナ・セミアルバ(C. Hardyana semi alba)が開花した。2年前に実生苗として購入したもので、今回が初開花となる。親は原種のC. warscewiczii semi alba 'Frau Melanie Beyrodt'とC. dowianaである。原産地には両者の自然交配種が存在するらしいが、本品は近年セミアルバの個体を用いて再交配されたものである。以前、C. Enid coeruleaが咲いたときにも書いたことがあるが、未開花の実生苗を買うのは一種の賭けである。で、私が買ったハーディアナにはどんな花が咲くのかとちょっと気をもんでいたが、こんな花が咲いた。 オ~ゥ、ビュ~ティフル(*^^*)! なんという素晴らしさ! 真っ白なセパルとペタルに、隅々まで真っ赤なリップ。そしてくっきりとしたその黄色い「目」。原種のC. ドーウィアナをそのままセミアルバにしたような、色の対比が実に見事な個体だ。私が買った実生苗は、「当たり」だったようだ。実は、手持ちのカトレアが増えすぎて置き場所に余裕が無くなりつつあるので、もしもショボい花が咲いたら手放すつもりでいたが、もうこれは永久保存版である。 ところで、私は10何年か前にもハーディアナ・セミアルバを購入したことがある。それが上の画像で、撮影したのはちょうど10年前の夏だ。これはもともとはブラジルの趣味家が所有していたもので、当時、結構なお値段で購入した。自然交配なのか人工交配なのかは不明であるが、こちらはドーウィアナ由来の「香り」がある個体であった。ただ、その花が開花した後に2株に分けて、そのうちの1株を趣味家に譲ったのだが、手元に残った株の方があえなく枯死してしまったのが非常に悔やまれる・・・(+_+)。趣味家に渡った株は今でも元気だろうか?
2013.07.10
コメント(0)

私は、過去2回、このブログで斑入りパイナップルを紹介したことがある。2005年夏に入手したもので、ブログ初登場は2006年5月30日のこと。その後、2011年11月27日に5年半ぶりに登場。この当時、まだ一度も開花したことがなく、一度は開花させてみたいと書いたが、このたびようやく実現することになった。 株は購入時よりも小さくなり、冬の寒さでかなり傷んでいるが、ちゃんと花芽が上がっている。入手以来、およそ8年も開花しなかったものが、なぜ開花したのか? 答えは簡単。例の人工開花処理を行ったのだ。 2012年6月24日に、リンゴを使った開花処理方法を紹介。この処理を3月ごろにこの斑入りパイナップルにも行った。すると、8年間も一度も開花したことがなかったのに、こんなにも簡単に花芽が上がってきたのだ。株が小さいので花芽も小さいが、これからの開花が楽しみだ。この方法を使えば、市販のパイナップルの頭を挿し木して育てて、最短で結実させることができるかもしれない。ということで、今日、食用パイナップルを買ってきて早速挿し木した。これが来年春までにある程度の大きさになってくれれば、開花処理をしてみようと思う。
2013.07.07
コメント(0)
全8件 (8件中 1-8件目)
1


