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カトレアの往年の名花、C. グロリエット ’スーパーバ’ (C. Gloriette 'Superba' FCC/RHS)が開花した。今から85年も前の1928年に登録されたという、カトレア育種の初期のころの品種だ。私は10何年か前にこの個体を所有していたのだが、転居の都合で手放してしまったことがある。そして、3年前に再び入手し、何度か開花していたのだが、今一つ上手く咲いてくれなかったのでブログでは紹介しないでいた。で、このたび人様にお見せできるほどの花が咲いたので、ここに初披露することとなった。 見よ! この豪華さ。今までは1花茎に2輪しか咲かなかったのだが、今回は気合を入れて(?)世話をした甲斐があって、1花茎にぬゎんと5輪も花が咲いてくれた(^^)。今見ても素晴らしい花なので、作出された当時の愛蘭家たちがどれほど驚いたのか、想像もできない。多くのカトレアが、私が貸温室に株を預けている晩秋~春に開花するのに対し、この品種は夏に咲いてくれるため、自宅で花を観賞できるのがうれしい。画像ではお伝えできないが、1本の花茎に大輪の花が5輪も咲いているのは、本当に見ごたえがある。 ただ、残念ながら、3枚目の画像でわかるが、この株はトップバルブの根元が鉢からはみ出そうとしているため、間もなく植え替えまたは株分けの必要がある。そうすると、来年の花が期待できなくなる。現在の鉢のサイズは6号。もうこれ以上大きくするわけにはいかないので、そろそろ株分けせざるを得なくなりそうだ。せっかくこれまでで一番良く咲いてくれたのに、そういう時に限って株分けというのはちとつらい。毎年良い花を楽しむには、同じ個体を少なくとも2鉢持っていればいいのだが、とてもそんな場所の余裕はない。土地が広いアメリカにでも引っ越したくなる(笑)。
2013.06.30
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大輪系カトレア原種のC.ワーセウィッチー(Cattleya warscewiczii)が開花した。昨年7月1日に続いて当ブログでは5回目の登場。ワーセウィッチーとしては非常に良い個体なはずなのだが、なかなか本来の形に咲いてくれないのがちと残念。 今まででもっとも良く咲いてくれたのが、2007年6月16日にブログ初登場の時のもの。こんなペタルの幅の広いワーセウィッチーは見たことがないと思えるほど良く咲いてくれた。 次に上手く咲いてくれたのが、3回目に登場した2009年6月14日のもの。この時はかなりゆったりとした感じに咲いてくれた。 が、その後の植え替え、株分け、転勤などが重なって、なかなか上手く咲いてくれないのが悩み。来年こそは上手く咲かせたい・・・と毎年思っている(笑)。ある時期、バックアップ用として、開花株サイズのものをもう1株所有していたが、場所の関係で手放してしまった。 ちなみに、学名のワーセウィッチー(warscewiczii)とは、ドイツ人の人名のWarscewicz(ヴァルツェヴィッツ?)に、ラテン語の接尾辞の'ii'が付いたもの。が、日本人にとっては綴りが長くて書きにくいため、別名のカトレア・ギガス(Cattleya gigas)の名で呼ばれることも多い。で、私がずっと興味があったのは、英語ではwarscewicziiをどう発音するのかということ。実は先週、米国カリフォルニア州のとある洋ラン業者を訪問した時に聞いてみたのだが、あちらでは「ヴァーセヴィクシアイ」と発音するのだそうだ。「ヴァ」と「ヴィ」にアクセントが来るらしい。ただ、あちらでもやはり長くて言いにくいため、別名のgigasで呼ぶことが多いそうだが、その場合の発音は「ガイガス」だそうな。やはりアメリカ人も長い綴りは苦手らしい(笑)。 さて、この株は今年の冬に植え替えをしており、来年はしっかりと株が活着して本来の花を咲かせてくれるのではないかと思っているのだが、果たしてどうなることやら・・・。
2013.06.22
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5月26日の日記で報告した通り、千葉県成田市の貸農園の契約期間が終わり、神奈川県座間市の市民農園を借りることになった。が、実はここの農園を借りるに当たってネックになっていたことがあった。それは、水道がないこと。 前回の成田時代にはしっかり水道があったので、水やりや作業後の手洗いには困らなかった。その前の神奈川県秦野時代の農園は、水道があるだけではなく、集会も開けるほどの休憩施設があり、もちろんトイレ付きだった。しかも、無料の貸農機具、肥料の自販機、飲み物の自販機があり、さらに「堆肥」の無人販売もあるという、全国的にもこれほど恵まれた農園は珍しいと思えるほどの好条件。成田時代は、休憩施設はないものの、簡易トイレと自分の農機具が置ける簡易倉庫が付いていて、こちらも堆肥の無人販売があり、飲み物の自販機も近隣にあるという非常に恵まれた環境であった。ただし利用料は高かったのだが、それでも十分すぎるほど元は取れたと自分では思ってる。 ところが、座間市の市民農園には水道も倉庫も付いていないのだ。そこにあるのは畑のみ。いや、全国的にはそれが普通なのだろう。今までに借りていたところの方が条件が良すぎたのかもしれない。利用料はその分お安く、秦野、成田時代の何と3分の1という安さ。とはいっても、少なくとも水道がなければ水やりや作業後の手洗いが困る。かといって、毎度毎度自宅からポリタンクに水を入れて持って来るのも大きなストレスだ。ちなみに前々回に借りていた秦野の農園は市外の人も借りるのが可能なので、またそこを借りることも考えたが、座間から秦野まで毎週通うにはちと遠い。そんなこんなでいろいろ考えた結果、迷っていても仕方がないのでとりあえず座間の農園を借りることにした。その画像がこれ。 周囲には建物がなく、日当たりが抜群に良い場所だ。この点では秦野や成田の畑よりは条件がいい。ただ、この区画がずっと使われていなかったのか、はたまた前に借りていた人の手入れが悪かったのか、土が固くてあまり深く耕せない。おまけに、掘り返してみるとスギナの根茎が出るわ出るわ(笑)。私がこの区画の契約を済ませた時に、市の方が雑草を抜いてくれたらしいが、抜いたのはあくまでも表面だけだったらしい(笑)。地中にはまだまだスギナの根茎が大量に残っており、しばらくはスギナの発芽に悩まされそうだ(笑)。 まあともかく、日当たりが抜群にいいという点では恵まれているので、この畑でまた新たに再出発したい。水道がないのがネックだが、ほかの区画の方々はそれぞれに工夫して本格的に楽しんでおられるので、私も今の条件で本領が発揮できるよう頑張りたいものである。
2013.06.01
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