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毎年恒例になっているスイカ栽培、昨年と一昨年はサカタのタヒチスイカを栽培して成功をおさめたが、さて今年は何を作ろうかといろいろ検討した結果、(株)神田育種農場から発売されているその名も「黒太陽」に決定。黒皮の品種である。同じく神田からは、皮が黄色になる「太陽」という品種も発売されており、変わった物好きの私としては非常に興味がそそられる品種ではあったが、やはり真っ黒なスイカがデンと畑に鎮座している姿が好きなので(笑)、今年も黒皮にした。ただ、いつかは黄皮種にも挑戦したいと思っている。 ところで、この品種の育成者である神田育種農場、個人的には思い出のある業者だ。私は小学生の一時期、この業者のある奈良県橿原市に住んでいたことがあった。その前は和歌山県のとある山間部の小さな田舎町に住んでいた。和歌山にいた当時から園芸が好きだったのだが、私の園芸熱が爆発した(笑)のがまさにその奈良県橿原市に住んでいた時代なのだ。 当地は園芸業が盛んで、多くの園芸店があり(現在は減った?)、田舎から出てきた私にとっては何もかもが新鮮であった。当時、神田育種農場の本社のすぐ近くに神田種苗センターという直営店があり、子供のお小遣いでは大したものが買えないくせに(笑)、足しげく通っては店の隅々までを見て回ったものだった。まあ、今から考えると店員さんにとってはさぞかし迷惑なガキんちょだったのではなかろうか(汗)。しかし、そのおかげで私の園芸熱が開花したので、神田種苗センターには感謝している。なお、あれから3○年経った現在もなお、園芸店の隅々まで見て回る性格は変わらない(笑)。[スイカ]黒太陽(神田交配)/小袋価格:577円(税5%込、送料別)[スイカ]太陽(神田交配)/小袋価格:577円(税5%込、送料別)
2014.03.28
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カトレア交配種、Lc. Governor Gore 'Miya' AM/JOS(Lc.ガバナー・ゴア ’ミヤ’)が開花した。昨年(2013年)1月6日に続いて3回目の登場。これまで貧弱な花しかお見せ出来なかったのだが、今回は2花茎5輪咲きという豪華な咲き映えとなった。 1952年登録の古い品種ではあるが、こうして咲かせてみると今でも観賞に堪える品種だと思う。ただ、性質があまり強くないようで、流通から姿を消してしまったのもそこに原因がありそうだ。実際には昨年夏にも開花しており、その時はそれなりには咲いてくれたが、まだ本来の花には及ばなかったので、ブログでは紹介していない。そして、今回が入手以来4度目の開花で、なかなかなか上手く咲いてくれたとは思う。 ただ、やはりあの本に載っていたような本来の花にはまだ遠い。とは言っても、回を追うごとに花は良くなってきているので、今後も期待したい・・・と言いたいところだが、この株は現在6号鉢に植わっており、すでに鉢からバルブがはみ出そうになっているため、今年は株分けすることになりそうだ。株が大きくなってきてようやく良い花が咲くようになったかと思いきや、株分けせざるを得ない羽目に。世の中上手く行かないものだ・・・(+_+)。そのまま鉢増しすればさらに良い花が期待できそうだが、残念ながらそこまで場所の余裕がない。かつてこの個体を所有していた時に無理に小さく株分けして全滅させた苦い経験があるが(^^;)、今回はバルブ数が多いのである程度大きく株分けして来年の開花に期待したい。 それにしてもこの個体、今一つ開花時期がよくわからない。原種はもとより交配種も、毎年ある程度決まった時期に開花するものだが、この個体に限っては1回目が10月、2回目が1月、3回目が8月、そして今回の4回目が3月となっており、見事に開花期がバラバラである(笑)。次は何月に咲くのだろうか?
2014.03.24
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自宅庭の片隅でフクジュソウが開花した。フクジュソウは、お正月に出回る寄せ植え盆栽の素材としておなじみである。ただ、私は中学生以来何度か栽培に挑戦したことがあるのだが、栽培に成功したことがなかった。原因は、寄せ植え用のフクジュソウは、1芽単位で株を小さくカットされており、根も鉢に収まるようにバッサリ切られていることが多いからだと思われる。また、夏の暑さにも弱いということも一因と思われる。 しかし、なんとかこの可愛らしい花を自宅で育ててみたいと思い、すでに青葉が出ているポット入りの苗を購入したのが千葉県成田市在住時代の2年前の春。そして昨年1月に神奈川県への転勤に伴って庭に植えた植物を引っこ抜いて新居に移植。この年はフクジュソウは花芽を持っていなかったので開花してくれなかった。が、1年間庭の片隅でけなげに生育してくれたおかげで、ようやく花を見ることができた。 移植してから初めての開花のせいか、花が非常に小さいのだが、咲いただけでも良しとしよう。過去に入手したフクジュソウはみな1年も持たずに枯れてしまったのだが(^^;)、今回は小さいながらも開花までこぎつけたので、活着はしてくれたようだ。なお、成田から持ってきたこのフクジュソウは、実はもう枯れたのかと思ってあきらめていた。そして、今年の1月に「福寿海」というフクジュソウの代表品種を買って庭に植えていた。そちらもめでたく開花している。 正月の寄せ植え用の小さくカットされた苗だったため、やはり株に力がなかったのか花が小さいが、来年は大きな花が咲くことを期待している。しかし、実は植えた場所は夏に日当たりが良くなるので、それがちと気がかりではある。まあ、いちおうすぐそばにはアジサイが植わっていて、夏にはフクジュソウがアジサイの陰に入る計算にはなっているが・・・。
2014.03.23
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カトレアの往年の名花、Slc. Anzac 'Orchidhurst' FCC/RHS(Slc. アンザック ’オーキッドハースト’)が開花した。昨年の2月にオリジナル株として入手したもので、ブログでは初登場となる。今から93年前の1921年に登録され、その後も赤花系の交配親として使用されて多くの子孫を残したという名花中の名花で、ソフロレリオカトレア、いわゆる「ソフロ系」の元祖である。作出当時は、それまでにはなかった画期的な赤花ということで、大変騒がれたらしい。以前紹介したSlc. Dixie Jewels 'Suzuki' SM/JOGAはこのアンザックの「ひ孫」に当たり、アンザックの子孫の中では最高の個体である。あの真っ赤に染まったカトレアはアンザックなしには語れない。 この個体を知ったのは私が高校1年生の頃。高校の図書室に置いてあった「原色薔薇洋蘭図鑑」(保育社、昭和31年)に載っていた写真(2枚目の画像)を見て興味を持った。そして、高校2年の頃には早くもメリクロンと思われる株を入手した。が、比較的大きな株だったがために、欲張って小さく株分けしてしまい、あっけなく全滅させてしまった(^^;)。その後、2000年頃にオリジナル株と称するものを入手したのだが、貸温室に閉じ込めているうちに作落ちさせてしまい、こちらもあっけなく枯死してしまった・・・(+_+)。そして、3度目の正直で、老舗の洋蘭園から正真正銘のオリジナル株を株分けしてもらったのが昨年2月。今度こそ枯らすまいと大事に育ててきた結果、株分け後の初花という割には1花茎4輪咲きという、なかなか良い咲き映えとなった。 ところで、この個体には、「株が暴れる」という独特の性質がある(とされた)。とにかく、バルブや葉がクネクネとねじ曲がり、株の姿が非常にまとまりのない状態となる大きな欠点があった。その性質は子孫にもしっかり受け継がれ、先に挙げたSlc. Dixie Jewels 'Suzuki' SM/JOGAも、アンザックの「ひ孫」であるにもかかわらず、バルブや葉がくねる性質が強く遺伝している。もうこれはアンザックの子孫の宿命だからあきらめるしかないものだとばかり思っていた。 ところがである。アンザックの真正のオリジナル株を入手したときに、その老舗の洋蘭園の方から、それまでの情報が誤解だということを知らされた。本物のオリジナル株は、バルブや葉が素直に生育し、株が暴れないというのだ。そして、そのオリジナル株の実物を受け取った時、私は驚いた。それまで、私はアンザックを含むソフロ系の品種は、株がクネクネと暴れるものだとばかり思っていた。ところが、そのオリジナル株は、バルブが太くて直立し、葉も大きくて分厚く、別の品種?と疑ってしまうほどに実に素直な姿をしていたのだ。その洋蘭園の方によれば、アンザックの株が暴れるのは、初期のメリクロンの質が悪かったことに起因するとのこと。そして、現在オリジナル株として流通しているものの中には、初期のメリクロン株が誤って混入しているらしい。実は、2000年頃に私がオリジナルとして入手した株も、かなりバルブや葉が暴れていた。ということは、あれもメリクロン株だったようだ。業者さん曰く、「本物のアンザックを知らないで、”アンザックは株が暴れる”と言うのは、アンザックに失礼な話」とのこと。いやはや、全くその通りである。 というわけで、めでたく入手したこのオリジナル株。大事に大事に育てて、いつか展示会に出品して本物のアンザックの姿を披露したいと思っている。それにしても、もしももっと早くからこの素直に育つオリジナル株が交配親として使用されていれば、ソフロ系の改良の道ももっと違っていたのではなかろうか?
2014.03.16
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現在の住居に引っ越して早一年。日当たりの良い庭があることに気を良くして(笑)様々な植物を植えているが、何か新しいものに挑戦しようと思って昨年夏に植えておいたのが果樹のフェイジョア。私が小学校高学年の頃には園芸カタログで見て興味を持っていたのだが、育てたことはもとより果実が売られているのも一度も見たことがない。というわけで、自称(笑)園芸研究家の私としては何でも育ててみないと気が済まないので(笑)、昨年の夏に苗を購入。 フェイジョアは自家不親和性は強い品種が多く、1本では結実しにくいものが多い。また、品種によって果実の大きさや糖度が異なるため、あれこれ検討した結果、アポロとトライアンフに決定。1枚目の画像が3月9日現在の姿で、右がアポロで左がトライアンフである。植えたのが夏の終り頃だったため、あまり目立った成長はなかったが、冬になっても特に寒さによる傷みもなかった。 が、しかーし、2月に立て続けに降ったあの大雪で、常緑樹であるフェイジョアは、沢山の雪をかぶってしまった。2枚目の画像は2月8日のもの。これだけでも神奈川県としては珍しい大雪なのに、まだそれが完全に溶けていないうちに早くも1週間後には2回目の積雪。しかも2回ともよりによってモロに週末の積雪となった。雪国の方には怒られそうだが、神奈川県住民としては、もういい加減にしてくれ~#という気持ち。 3枚目の画像は2月15日のものだが、この時はほぼ完全に雪に埋もれてしまい、どうなることかと思った。実はフェイジョアの苗は結構値段が高いのだ(笑)。それでも、雪が溶けるにつれて倒れていた茎も起き上がり、意外にも葉っぱは無事だということが分かってホッとした。フェイジョアは案外雪には強いのかもしれない。というわけで、当地では十分冬の寒さに耐えることが分かったこのフェイジョア、将来の結実を楽しみにしている。
2014.03.10
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今日は、キャベツの富士早生を市民農園の畑に定植した。苗は、昨年11月27日の日記に登場した「8年目の種子」から育てたもの。当初の予定では、4ポットにそれぞれ数粒ずつ種子を蒔き、生育の良いものを1ポットに1本残し、4本植える予定でいた。しかし、昨年の秋に植えたタマネギが諸事情により大失敗してしまったので(笑)、そのスペースが大幅に余ることとなり、キャベツの苗をポットから1本ずつばらして計16本植えることにした。 さて、この時期にキャベツを定植するに当たって、注意しなければならないことがある。それはヒヨドリの来襲である。私はほぼ毎年キャベツを栽培しているが、この時期は必ずヒヨドリの被害に遭ってしまう。実は今回、富士早生以外にも、「札幌大球」と「札幌大球4号」の苗を自宅で育てていたのだが、そちらはヒヨドリに食われて見るも無残な姿になってしまった・・・(+_+)。 というわけで、今回の富士早生の定植の際にも、しっかりと防鳥網で覆うことにした。こうして画像を見るとちょっとオーバーな気もするが、すぐお隣の区画のブロッコリーもヒヨドリに食われてボロボロなので、これぐらいしないと鳥害を防げない。カラスなら、釣り糸を何本か張るだけで怖がって近付かないが、ヒヨドリは臆することなく侵入してくる。しかも、こんな小さな苗がヒヨドリの餌食になったらひとたまりもない。なお、失敗した札幌大球と札幌大球4号は、今日改めて蒔き直した。この品種としては今は蒔き時期ではないのだが、とりあえずは蒔いてみて様子を見たい。
2014.03.09
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