全4件 (4件中 1-4件目)
1

カトレア原種の有名個体、C. warscewiczii 'Frau Melanie Beyrodt' FCC/RHS(C.ワーセウィッチー ’フラウ・メラニー・ベイロット’)のオリジナル株が開花した。すでに洋蘭の黎明期であった20世紀初頭にはイギリスで選抜されていた個体で、交配親としても使用され、セミアルバの交配種の作出に貢献したという、カトレアの歴史の中でも重要な個体である。個体名が長いため、頭文字を取って'F.M.B.'と呼ばれることも多い。 私がずっとずっと欲しいと思って探していた個体で、2年ほど前にようやく入手し、このたび2花茎5輪咲きという豪華な咲き映えとなった。画像ではうまく伝わらないが、実物は混じり気のない真っ白なペタルとセパルに、真っ赤なリップが良く映えるという、まさにワーセウィッチーの中でも王道を行く個体である。 ただ、実を言うと、私は過去にこの'F.M.B.'と称する個体を2回購入したことがある。1回目が平成元年(1989年)秋のこと。私がまだ10代だった頃だ。某有名洋蘭業者にて、小さなメリクロン苗を購入したのが最初である。ところが、当時はまだカトレア栽培のコツを良くつかんでおらず、苗をなかなか大きく成長させることができなかった。そして、紆余曲折の末に平成10年(1998年)の夏にようやく開花にこぎつけた。が、しかし、その花を見て愕然とした。何と、ニセモノだったのだ。 この大きくて濃い真っ赤なリップ、どう見ても交配種である。本で見た花とは明らかに違う。9年間の苦労は何だったのだろう? 木の形は確かにワーセウィッチーの特徴が表れていたのだが。購入から年数が経っており、業者とのいざこざを起こしたくなかったので、結局はそのまま廃棄処分にしてしまった。 さて、その後、4年前の2010年の夏に、別の業者で'F.M.B.'のオリジナル株が売られていたのを発見。長年この個体を探していたので、迷わず購入した。木の形も、確かにワーセウィッチーの特徴が出ている。それだけに、この株には非常に期待をかけていたのだが、2年後の2012年の夏に咲いたのはこんな花だった。 はあ、なんじゃこりゃ? またしてもニセモノであった。購入後の初花であり、まだ本来の実力が出ていない花ではあるが、これは明らかにニセモノ。かと言って、前回メリクロンで買ったものと同一個体かどうかはこの画像では判断できない。ともかく、ガッカリさせられた。 そしてその直後、今度こそ本物のオリジナル株を扱っている業者を発見。しかも、ちゃんと開花したときの画像も見ることができた。もちろん、迷わずに購入し、こうして無事に開花してくれたので、感激もひとしおである。まさに執念が実るとはこのことだ。ちなみに、その業者さんからも、'F.M.B.'にはニセモノが流通しているらしいという話を聞き、この本物の分け株を購入した後に、おまけでもう一株の'F.M.B.'を無償で譲って頂いた。業者さんの話では、その株は別ルートで入手したものだとのことで、本物かどうかわからないとのこと。こちらは来年は開花するはずなので、どんな花が咲くか別の意味で非常に楽しみである。
2014.06.29
コメント(0)

タマネギのアトンを収穫。これはちょっと時期外れの昨年10月に種子を蒔いて育てたもの。本来は大玉になる品種だが、播種時期が遅かったために普通の大きさになった。 実は昨年9月に8品種ものタマネギの種子を畑に蒔いていたのだが、大雨で種子が流されて苗作りに失敗したため、急遽アトンの種子を購入して蒔くことになったのは昨年10月5日の日記で紹介した通り。とりあえず小さいながらも収穫できてほっとしている。今借りている畑は、大雨が降ると冠水してしまうのが難点だ。さて、今年のタマネギの苗作りはどうしようか?
2014.06.15
コメント(0)

昨年11月4日の日記で紹介したニンニクの、ホワイト六片、一片種、平戸にんにく、富士山にんにくの収穫を完了した。ホワイト六片、一片種、平戸にんにくは6月1日に収穫、富士山にんにくは同14日収穫した。 こちらがスーパーで買ってきた青森産ホワイト六片を植えて育てたもので、買った時よりも大きなものが収穫できた。私の経験上、スーパーで食用に売られているニンニクを植えても立派なものができる。 こちらが中国からやって来た一片種なのだが、4個植えたもののうち、1個だけは分球しているが、あとの3個は分球していない。しかも、買った時よりも小さくて形もいびつだ。気候や土質が合わなかったのだろうか? それにしても、中国の産地ではどのようにして繁殖させているのか? 私の想像だが、日本に輸出されるものは、おそらく収穫されたものの中から、大きさや形が揃っているものだけを選別しているのかもしれない。なお、近所のスーパーには今でも一片種が売られているので、また気が向いたら挑戦してみたい。 こちらが長崎県で栽培されている平戸にんにくで、ホワイト六片が寒地系品種なのに対し、平戸にんにくは暖地系である。果たして、神奈川県座間市の当地では、寒地系と暖地系のどちらが上手くできるか興味深かったが、両方とも満足のいく出来栄えだ。 こちらが横浜の中華街で買ってきた「富士山にんにく」と称するものを植えて育てたもの。もしやこれは新品種かと思いきや、普通のジャンボニンニクだったようだ。紛らわしい名前を付けるな(笑)! 大きさは、購入時とほぼ同じぐらいの大きなものが採れた。 というわけで、今シーズンのニンニク収穫収穫報告はおしまい。来シーズンは違う品種を植える予定である。
2014.06.14
コメント(2)

富士早生キャベツを収穫した。3月9日に定植していたもので、16株植えた中には活着しない株も何株かあったが、活着したものは市販品よりもはるかに大きくて立派なものが採れた。 ちなみに、これは前回も書いた通り、8年前に買った種子から育てたものである。まだ種子は冷蔵庫に保存してあるので、10年目まで挑戦してみたい。また、毎度毎度この時期になるとアオムシやアブラムシの被害が多く、農薬散布を余儀なくされるのだが、現在借りている畑は田んぼのそばにあり、カエルや野鳥が害虫を食べてくれたようで、無農薬の割には被害は少なかった。収穫したキャベツは職場でおすそ分けしたが、大好評であった。
2014.06.01
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1


