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ここ1,2ヵ月、このブログではかつてなかったほどにカトレアの開花報告が続いている。実際には、ブログで紹介したカトレア以外にも開花したものがさらにいくつかあるが、今一つ咲き映えがよろしくないものは紹介していない。が、確かに最近は大幅に開花率が上がってきている。現在の場所に転居してから約1年と1か月。庭付きで日当たりと風通しが良い物件にこだわって現在の住居に決めたが、それが功を奏したようだ。夏に日照に恵まれたおかげか、現在は貸温室の中で次々と花が上がっている。 で、今日紹介するものは、ソフロ系カトレアの名花、Slc. Dixie Jewels 'Suzuki' SM/JOGA(Slc.ディキシー・ジュエルズ 'スズキ')のオリジナル株である。昨年の5月3日に登場して以来、3回目となる。私のお気に入りの一つである。初回登場時は1花茎1輪咲き、2回目は1花茎3輪咲き、そして3回目となる今回は、2花茎9輪咲きという、大変豪華な咲き映えとなった。 おお、素晴らしい(^^)! このビロードのじゅうたんのように寸分の隙もないほど真っ赤に染まった花には本当にほれぼれする。一体どんなからくりでこんな個体が生まれたのか、本当に不思議だ。しかも、今回はリードが3本伸びて、あと残りの1本にもつぼみが3輪付いており、こちらも開花間近という状態。今咲いている花が運よく持ってくれたら、一気に3花茎12輪咲きの豪華な姿となるはずだ。 この株を入手してから約3年、まだ植え替えは一度も行っていないが、もともとバルブとバルブの間隔が狭いため、あと1年は植え替えしなくでも済みそうだ。来年はさらに大株に仕立てて豪華に咲かせられたらと思う。ここ10年以上、ランの愛好会には所属していないが、できればランの愛好会に復帰して、タイミングが合えば展示会に出そうかと考えたりもする。この個体の欠点と言えば、葉とバルブがやや細長くてクネクネと暴れることだ。そして、今回は不精してバルブと花茎を針金で誘引しなかったので、全体的にはちょっとだらしない姿になっている。しかし、ちゃんと誘引して格好良くまとめてあげれば、展示会に出せるほどに見栄えが良くなるはず。さあ、来年が楽しみだ。
2014.02.24
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今年に入ってから、このブログでは洋ランネタが続いているが、またまたランに関する話題を紹介。今日は、毎年恒例になっている世界らん展日本大賞を観に東京ドームへ行ってきた。過去にこのラン展に行ったのは、平成元年、平成3~13年、17年、19年~25年である。例年は初日に行くことが多いのだが、先週末は例のドカ雪が降ったために身動きが取れず、昨日は一日中所用があったため、今年は最終日に行くことになった。また、2週連続で雪が降った影響で、借りている駐車場の雪がさっぱり溶けず、2週間車が全く動かせなかった。それで、車を運転したい欲求が溜まっていたので、今回は初めて車で行くことにした。 ところが、東京ドームへ向かう途中、デジカメを忘れた(笑)ことに気付いた・・・(+_+)。すでに車は高速道路に入っており、もはや手遅れ。。。とりあえずスマホは持っているので、それで撮影したのが上の画像。トリミングしたり画像サイズを変えたりしたが、やっぱり画質がイマイチだなぁ・・・(笑)。 そして、いつものことなのだが、今回も展示品は一通り足早に見るだけで、その後は即売場へ直行。最終日だというのに、売り切れになっている業者はほとんどなく、豊富に品物が残っていた。顔なじみの業者に聞いたところ、やはり初日は雪の影響でガラガラだったそうだ。今日買ったものはカトレア原種の実生苗2鉢と、セッコク3鉢、ナゴラン2鉢である。 さて、私は今までに様々なランの実物を見て、また自分でも育て(&枯らし^^;)てきているので、この世にどんなランがあるのかがおおよそ分かっている。それだけに目が肥えてしまって、今ではよほどのものでない限り驚かない。私がラン展で展示品をあまり見ない理由の一つがここにある。ところが、今回は非常に面白いランにお目にかかることができた。それはブルーのコチョウランである。 おお、青い! バンダ・セルレアの色を極端に濃くしたような色だ。こんなにも濃い青い色のランは今までになく、ただならぬオーラが漂っていた。ああ、こんな時に限ってデジカメを忘れるとは・・・(+_+)。とりあえず、気を取り直してスマホで撮影しようとしたのだが、実物はガラスケースに入れられて厳重に保護され、周囲は多くの人でごった返し、使い慣れていないスマホのカメラで撮影するのが一苦労。ようやく何枚か撮影した画像の中で最も写りが良かったのが上の画像で、トリミングやサイズ変更はしたが、色彩補正は一切していない。 この青い胡蝶蘭は、なんと遺伝子組み換え技術を使って誕生したのだそうな。ああ、ランの育種もついに「神の領域」に来てしまったのかと思うと、少々複雑な気もする。洋ラン界の転換期の始まりというものを予感させられた。今後、他のランにもこの技術が取り入れられ、花粉を交配するという従来の育種方法では不可能だった品種が次々と誕生するのかもしれない。しかし、それはそれで夢がなくなるような気もするのは私だけか? 以前の日記に書いたことがあるが、私はブルーのカトレアの大輪整形花を作出することを夢見ている。そして、交配もすでに実行していて、現在その苗がフラスコの中で育っている。ただ、ブルーとは言っても、現在のカトレアでブルー花と言われているものは、正確には完全なブルーではなく、どちらかと言えば「青紫」に近く、ランの世界ではその色を「セルレア」と呼ぶ。それを強引に(?)ブルーと呼んでいるのが現状。いつかカトレアにも、遺伝子組み換えによる本当に真っ青な品種ができるのかもしれない。が、その前に、従来の育種方法によるブルー(セルレア)のカトレアの整形花が実現できればと夢見ている。まあ、夢だけで終わる可能性もあるのだが・・・(^_^;)。
2014.02.23
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今年の1月5日に、カトレア交配種の名花、Blc. ナイ・ソン・レン'No.1'(Blc. Nai Thong Leng 'No.1' FCC/JOS)を紹介した。前回は当ブログ登場7回目にして、それまでの中で最高の咲き映えとなったわけだが、当時開花していたバルブにさらにシース付きの新しいバルブが付いており、そこからもつぼみが上がって第2弾の花が咲いた。ということは、このブログに登場するのがこれでダントツで最多の8回目となる。 今回咲いたのは1輪。さすがに2輪咲かせる余力は残っていなかったようだ。しかし、そのたった1輪だけ咲いた花は、やはり前回に勝るとも劣らない素晴らしい咲き映え。本当にこの個体だけは何度花を見ても飽きないものだ。こういう個体を大株に仕立てて豪華に咲かせて展示会に出したいものだが、なかなかそうはいかない。 私が所有するものはオリジナル株なのだが、元々の株の性質なのかなかなか枝分かれしてくれない。入手したのは2005年頃だったと思うが、それ以来一度も枝分かれしていない。一度、株分けをしたことがあったのだが、バック側の株が活着せずに枯死してしまった・・・(+_+)。一方で、昨年(2013年)10月27日に紹介したスプラッシュが入るメリクロン変異体は、2011年2月に入手して以来盛んに枝分かれして、昨年はリードが一度に4本も出て超豪華に開花してくれた。オリジナルとメリクロンとでこんなにもはっきりと違いが出てくるのは興味深い。 ともかく、オリジナル株はなかなか枝分かれしてくれないが、花そのものは本来に近い出来栄えになってきているので、この調子を維持してゆきたいものだ。
2014.02.17
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カトレア原種の有名個体、C. trianaei 'The King'(C.トリアネー’ザ・キング’)が開花した。ブログに登場するのは2回目なのだが、前回登場したのはいつだったかなあぁ?などと思ってブログを調べたら、6年前の2008年1月19日だった。それ以来、1度もブログに登場していなかった。その理由だが、株の生育が悪かったというわけではなく、実はその逆で生育が良すぎてすぐに大きくなってしまうため、株分けを繰り返したことがまず一つ。もう一つは、私の手持ちのカトレアの中でも、重要度があまり高くない個体(失礼^_^;)だったため、自宅庭では棚の下の日当たりがあまり良くない場所に置くことが多く、そのためになかなか開花してくれなかった。実際には昨年開花した跡があるのだが、どんな風に咲いたのか記憶がない。歳のせいか(^^;)? まあ、その時画像を撮っていなかったということは、おろらく大した花ではなかったのだろう。 そして、今回開花したのがこの花。前回と同様、ようやく咲いてくれたのが1輪。しかも、今回は形が悪い(笑)。色はまあ本来のものに近い。株の性質そのものは強いので、これでもっと日当たりが良い場所に置けばいい花が咲いてくれるはずなのだが、いかんせん、場所に限りがあるためになかなかそうはいかない。しかも、現在5号鉢に植えているのだが、早くもバルブが鉢から飛び出しそうになっているので、春になったら株分けしてバッサリと小さくするか、そのまま鉢増ししてさらに良い花を狙うか、場所との相談になりそうだ。
2014.02.16
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このところ、貸温室の中ではカトレアの開花ラッシュが続いている。今回はカトレア交配種、Lc. コスモ・ホーレース(Lc. Cosmo-Horace)が開花した。2012年1月9日に続いてブログでは4回目の登場。前回紹介したときは、当時は5号鉢植えで鉢からはみ出しそうなぐらい育っていたので、その後、鉢増しする予定だと書いた。ところが、その年の夏にド派手に葉やけさせてしまって株が衰弱したので(+_+)、トップの活きの良い部分だけを小さく株分けして3号鉢に植え、それ以外は破棄してしまった。そして、今回は株分け後の初めての開花。 と言うわけで、今回開花したのは1輪のみ。しかし、その1輪が今までの中ではなかなか良く咲いてくれた。2008年1月26日のブログ初登場時に近い咲き映え。とは言っても、この個体はブログに初登場以来、未だに本領を発揮したことがない。今回の花型を見ると、ペタル、リップ共に非常に丸い。このサイズと形のままでもっと輪数が付くようにしっかり育てたい。
2014.02.09
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カトレア交配種のC. Princess coerulea(C.プリンセス・セルレア)が開花した。交配親は母親がC. lueddemanniana、父親がC. trianaei coeruleaという、原種同士の交配である。もちろんセルレア色を狙った交配で、果たして本当にセルレアが咲いてくれるのかと気を揉んでいたが、実に見事に期待通りの花が咲いてくれた。 まさにこの色はセルレアである。そして、両親の性質を良く受け継いでおり、どちらかというと父親のトリアネー寄りの、形の良い花を咲かせてくれた。今回は初花であるが、次回に大いに期待している。 で、この株はどこで入手したのかというと、昨年の6月に米国カリフォルニア州に一人旅に行った時に、現地のカトレア育種をしているラン園で見つけたものだ。事前にオーナーにアポを取り、約束の日時に訪問したら、私を大歓迎してくださった。その時にその実生苗を見つけたのだが、趣味家の方ならご存知の通り、ランはワシントン条約の関係で輸出入する際は手続きが必要となり、しかも許可が下りるまで日数がかかるため、すぐに日本に持ち帰ることができない。ところが偶然なことに、私が訪問してから約3週間後に日本の業者がランの買い付けに来ることになっていたため、それに便乗して私の株も持ち帰ってもらうことにした。この時買ったのは3鉢。 そして、株は予定通りに日本に到着し、私はその業者に受け取りに行ったのが昨年7月のこと。植物検疫の関係上、植込み材をすべて取り除かれた状態で輸入されたので、今シーズンの開花は無理かと思われたが、幸いなことに3鉢のうち2鉢が開花してくれた。もう1鉢の方もこれとそっくりな良い花が咲いている。来年はもう1鉢が咲くはずなのでこちらも大いに期待している。 さて、今回の交渉はすべて英語である。つくづく英語をやっていてよかったと思う。ペラペラというわけでもないが、英語圏に関しては1人で旅行しても困らないほどには話せると思っている。アメリカでの移動手段はレンタカーである。かつて(今も?)小心者だった私が、1人でアメリカで車を運転して自由に旅ができるなどとは思ってもみなかった。英語はまさに武器である。
2014.02.05
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カトレア交配種、Blc. Peggy O'Neill‘Royal Lady’ FCC/JOS(Blc. ペギー・オニール ’ロイヤル・レディ’)が開花した。入手時期を失念してしまったが、5,6年前ぐらいだったと記憶している。オリジナル株。 ご覧の通り、濃いピンクの大変豪華な花・・・と言いたいとこころだが(^^;)、分け株を入手してからの初花ということで、まだまだ本来の花とは程遠いのが残念。とりあえず色だけは楽しんでいただけるかと思う。どうもこの個体は性質にクセがあるようで、入手以来、なかなか上手く育ってくれず、やっと開花したかと思えばこんな花。上手く言えないのだが、この個体は性質があまり強くないようで、とにかく普通のカトレアとは「何か」が違っていて、栽培には少々手こずった。ここ2,3年でようやく調子が良くなってきたが、現在はバルブが鉢からはみ出そうとしているため、春には植え替えが必要。植え替えで弱らなければいいが・・・。
2014.02.04
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カトレア原種、C. percivaliana coerulea 'Ondina'(C. パーシバリアナ・セルレア ’オンディナ’)が開花した。2年前に購入したもので、おそらくメリクロン株。開花は今回が初めてである。 ご覧の通り、淡いセルレア色のペタルとセパルに、色の濃いリップという独特の色彩である。花型も良く、花径も原種としては大き目で、なかなか上手く咲いてくれたと思う。この個体の存在を知ったのは私が高校生の頃にまで遡るが、当時はまったく流通しておらず、幻の個体であった。2年前にようやくメリクロンと思われる株を入手し、こうして実物を目にしてニンマリしている(^^)。 なお、この個体のOndinaとは聖霊の名前?らしいのだが、スペルが違うものが流通しているようで、他にはOndine、Undineと表記されているのも見かける。これは、言語によってスペルが異なるそうで、Ondinaがイタリア語、Undineが英語・ドイツ語、Ondineがフランス語とのこと。
2014.02.03
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カトレアの三色花の名花、Lc. Prism Palette 'Mischief' AM/AOS(Lc.プリズム・パレット ’ミスチーフ’)が開花した。昨年の秋にオリジナル株として購入したもので、今回が初登場。 ご覧の通り、大変あでやかな花を咲かせる。かつて、80年代あたりはこのタイプの花が流行たが、カトレア原種ブーム真っ只中の現在では趣味家の間ではあまり人気がないようで、あまり流通もしない。が、私は今でも非常に好きな品種の一つである。 ところで、プリズム・パレットと言えば'Raimbow' AM/AOS(’レインボー’)という非常に有名な個体があり、私は2000年頃にオリジナル株を入手したのだが、その後、貸温室に閉じ込めているうちに作落ちして枯れてしまった(+_+)。あぁ、惜しいことしたナァ・・・。また、同時に'Easter Sunset'(’イースター・サンセット’)という個体のオリジナル株も購入しており、こちらもあわや枯死寸前というところまで弱ったのだが、ようやく調子を取り戻してきた2年ほど前、真夏にド派手に葉焼けさせてしまい、またもや衰弱させてしまった(+_+)。というわけで、購入以来14年も経つのに未だに開花していない。2年以内には開花させたいところだが。。。
2014.02.02
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私は幼少時よりありとあらゆる園芸のジャンルに興味を持ってきて、実際に様々な植物を育てて(&枯らして^^;)きた。このブログでは時期によって紹介する植物が野菜だったりカトレアだったりと偏ることがあるが、セントポーリアはこのブログでは初登場である。今までブログに書いたことはないのだが、過去にセントポーリアにかなり熱中していた時期が2回ある。興味を持ったのは小学4年生の頃。そして実際に育てた時期は1回目は中学~高校時代、2回目は20代の頃である。したがって、カトレアと並んでセントポーリアにも結構詳しいつもりだ。ただ、セントポーリアは手間暇をかければかけた分だけ立派に成長して開花してくれるのだが、その手間をかけるのが億劫になって栽培をやめてしまった。しかし、セントポーリアは今でも好きな花の一つである。 さて、昨年の夏に某園芸店にてセントポーリアの原種が何鉢か売られているのを発見。その原種は、ペンジュラ・キザレ(Saintpaulia pendula var. kizarae)といい、茎が匍匐状に伸びる種類で、セントポーリアの世界では「トレイル種」と呼ばれている。過去にも育てていたことがある。現在ではセントポーリアを買うことは全くなくなってしまったのだが、この時は思わず購入してしまった。その理由は、葉に斑が入っている個体を見つけたからだ。その画像がこちら。 3枚目の画像覧いただくと分かるが、はっきりと黄色い斑が入っている。セントポーリアは栽培中に突然変異で枝変りが起こることが時々あり、園芸品種にも枝変りから固定されたものが多い。そういうわけで、このペンジュラ・キザレも何らかの原因で斑が入ったようだ。現在はこの原種の斑入り個体はネット上では見当たらないので、うまく形質を固定できれば新品種の誕生となるかもしれない。春になったら斑が入っている枝を挿し芽してみたいと思う。
2014.02.01
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