滝野～ﾗﾙﾏﾅｲ（格分岐ｳﾛｳﾛ）～ﾓｲﾁｬﾝ林道

　いつもながら、バイウェイ（枝道、裏道）を好み、
西岡から滝野霊園へ、みなさんも御馴染みの軽快なワインディングロードを駆ける。
お墓参りの車が多くノンビリとは行かないけれど、下の幹線を走るよりはまし。
滝野公園付近から山へ入る前に、老舗「布施商店」で軽食と飲み物を仕入れる。
今回は、おにぎり無しで腹にいれるのは、
昭和の万能食（てまえみそ）と崇拝する「魚肉ソーセージ」３本であります。

　タイトでブラインド、特に日陰が多くて湿りがちなはずの入り口付近が、
すっかり乾燥しきっている様子。
程ほどに湿り気が無いと後塵もたちやすいので、樹木に対して気が引ける。
ここでは無いだろうけれど、行きかう四輪があればしばらくは砂塵に包まれ、
汗の流れるこの時期、砂化粧のノリは抜群。
オフロードには付き物とは言え、できることなら避けたい。

　急な登坂を越えしばらく行くと、平坦に開けた分岐点に出る。
一端右に進んで支笏湖線直結のゲートを見に行くと閉まっていた。
開いていることもあるこのゲートではあるけれど、
ゲート脇も余裕があってスルーもお馴染みの様子。
ちなみに、「内側から出ちゃいかん！」という表記は無い、、（笑）
分岐周辺の各道を含めゲートまで、この分岐周辺はフラットで走りやすく、
明るい林間をゲートまで少しの間を往復して軽快な走りが楽しい。

　分岐に戻り予定通りに左へ進む。
比較的に標高を維持したトラバース的な道がつづいた後、
ラルマナイ方向へ下る道（右）と、滝野方向へ入る道（左）の分岐では、
未踏の左をへ進むみ探索してみた。
２Ｋｍ程で左から小川が合流し、話に聞いたり映像を見たりしていた、
あの「川の道」となって吸い込まれそうになるが、
今回はあくまで偵察なので写真を撮って、戻る事にしました。
　と、ここで、うかつにもデジカメにカードが入っていない！、、、トホホである！
そしてまた、今日に限って予備のコンパクトカメラも忘れている、、、自爆
さらに笑えるのは、この時点で、携帯にカメラが付いていることを思い出さない。
ということで、まったく、オッサンしてますな～。

　戻って、ガレぎみでたっぷりと砂利の敷かれた道を、
コケ無い様にトコトコとラルマナイ方向へ下る。
沢沿いの道に出たところで右へしばし行けば林道は終わり駐車場に出るのだが、
このままでは物足りないので、左へ向け峠を上り、
「滝の沢保安林道」を含め分岐から約２Ｋｍを通過。

　４差路分岐をほぼ直進し下りとなる。
１Ｋｍ強ぐらいだったろうか？下りのワダチが待ち構え、
少し進んだとろで暗くお湿り状態。
しかも先が見えないので、重いジェベルでのヌタ場アドベンは避けるとしUターン。
深いワダチを蹴散らすべく悪条件で「短足つま先立ちアクセルターン」を放つが、
不覚にもしくじり、中途半端に谷足で踏ん張る、、、汗！
が、、数秒間太ももをﾌﾟﾙﾌﾟﾙと震わせ、あえなく立ちゴケ、、爆
ついに、お山に捕まりました。
思わぬ力仕事に汗だく、ﾖﾛﾖﾛと立ちゴケ連発。
エンストのオマケありで、「お山でプッスン」なり。
「いや～、まだまだ～！よくあること、よくあること！」
と一応、特有の見栄を張り、、、ブツブツと独り言を放つ。

乳酸大量発生警報と、未分解残留注意報の、発令あり。
向こう数日間、健康的にテキパキ動いて「見せる」為にも、
本日の探索はコレまでと決定、逃げるようにこの道を後にする。

　茂一案林道（モイチャン林道）入り口付近の橋で休憩しながら、この先の予定を立てる。
この林道約17Ｋｍを走り支笏湖線へ、ポロピナイ→湖畔を通過し、
白水林道あたりで恵庭湖方面へ戻る目論みをした。
（マルちゃんの魚肉ソーセージは、ﾌﾟﾙﾝﾌﾟﾙﾝして腰が無くナエぎみ、
でも、立て続けに３本イク、おいしかった。。。）

　走り出して、ばらくは沢の上を行く崖の道で、比較的視界が開ける。
比較的景観の乏しいこの道で、少しでもこのロケーションは嬉しい。
少しだけれど里よりも確実に低い気温と、今回初めて着用したメッシュジャケットとの相乗効果で、迎える風が実に気持ち良い。
やがて深い森の道は峠や沢沿いにうねり、夏の木漏れ日の中、
夏の山林特有の香りと、清涼感を堪能しつつ、心地よく進むのです。
そして、モーターサイクルによる移動ならではの「空気の変化」を、
ダイレクトに感じ、林道ツーリングの醍醐味を痛感するしだい。
やはり、このジェット型ヘルメットが好きだな。
新調したフルフェイスは、、今回もまた留守番。
まだイマイチ馴染んでません。

　峠付近から雲が流れ込み、後半は殆ど濃霧でスローダウン、消化的行程となる。
支笏湖線側出口は例によってゲートはがっちりとクローズしている。
こいうふうに、片側はオープンで反対側はクローズという林道に出くわす事は珍しくない。

支笏湖線を南下、ポロピナイで飲み物を仕入れ、
雲がかなり低くなった湖畔を通過しつつ、経験的にコレより南は雨になると予測。
目当ての山方向もすっかり隠れているので林道が濃霧に包まれていることは明らか。
山越えをあきらめて戻り、帰る事にした。

途中、ラルマナイ付近から北は、雲が切れ青空が出ていたので、
迷わず恵庭湖公園線を右折し、ラルマナイから滝野へ抜ける。
お蔭様で気持ちの仕上げは上々だが、市内へ入ると上がる気温が、
現実逃避的な陶酔状態に喝を入れ始めた、、、暑い。
お山さ、、戻りたい、、、汗。
本日のチョイとお出かけは、約180Ｋｍ お散歩にしては、
少し濃い、、、ですね。