森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.05.07
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森田理論学習で一番大事なことは、なんとしても森田理論を自分のものにしようというみなさんの熱意です。
森田理論も誕生から100年たち整理されてきました。誕生当時は試行錯誤を繰り返してもなかなか自分のものとして身につけることは困難でした。
いまは先輩に指導してもらいながら、順を追って学習すれば比較的短期間で身につけることができます。いったん物にすれば、それは一生の宝物となります。忘れることはありません。そして自分の人生を実り豊かな人生へと変貌させてくれます。

私はおおむね3年を一応の目安にしています。
これは入院しないで、日常生活をこなしながら理論学習だけで森田理論をものにするための期間です。
この期間は真剣に森田と向き合ってください。だいたい森田理論は人から教えてもらって身につけるようなものではありません。自分が努力してつかみ取るものです。努力しないでお客様のようなつもりで森田をやるとかえって観念的になり苦しみが増してきます。反対に3年間寝食を忘れるぐらいに取り組んでゆけば必ずものにできます。3年は長いと思われる方がいるかもしれませんが、あっという間に過ぎてしまいます。今後の人生を考えてみると、森田理論が今後の自分の人生を大きく左右してくるわけですから、ぜひ頑張っていただきたいと思います。もう一度言います。森田は長期間だらだらと学習するよりも、短期で集中して自分から積極的につかみとっていくものです。それが一番大切です。

1年目は森田理論の基礎的学習に当てます。特に神経症の成り立ち、神経質の性格特徴、感情の法則、欲望と不安、認識の誤りの単元は自分の体験と照らしあいながら何回も学習しましょう。ちなみに森田先生の人間観などはここでは学習しません。そしてノートにまとめてみるようにしましょう。そのノートを先輩に見てもらってコメントをしてもらいましょう。また生活の発見会の集談会のミニ体験発表、体験交流の場で発表して他の人の意見を聞いてみましょう。これで1年目の目的は達成できます。

2年目は森田理論学習の応用編の学習です。ここではまず森田理論学習の全体像について理解してください。これは今まであまり言われていませんでしたが、この理解はその後の森田理論学習を大きく左右します。この理解なくして、森田理論学習は言葉の遊びになってしまう可能性があります。
そのうえで各論の学習に移ってください。この応用編では森田理論の大事な考え方がたくさん出てきます。森田先生の考え方、人間観を森田理論全体像を頭に入れたうえで学習してゆくと、比較的簡単に理解してゆくことができます。


3年目は仕上げです。理論学習で学んだこと、気のついた事、教えてもらった事、あるいは森田理論をものにしている人の生活態度に学び自分の生活にとりいれて実践に移してゆく時期です。試行錯誤が続くと思います。ここを乗り越えれば雲が切れて大きく視界が広がってきます。もう少しの辛抱です。ここでも先輩会員と接触して協力を仰いでください。

そして森田理論を身に付けたあとは、これから来るであろう悩み多き後輩たちの相談相手となっていただけたらと思います。その活動がさらに自分の生き方を押し上げてくれるのです。





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Last updated  2013.05.07 07:24:50
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
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